JPH0248122Y2 - - Google Patents

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JPH0248122Y2
JPH0248122Y2 JP1988110513U JP11051388U JPH0248122Y2 JP H0248122 Y2 JPH0248122 Y2 JP H0248122Y2 JP 1988110513 U JP1988110513 U JP 1988110513U JP 11051388 U JP11051388 U JP 11051388U JP H0248122 Y2 JPH0248122 Y2 JP H0248122Y2
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JP
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side wall
casting
light alloy
protrusion
fillers
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JP1988110513U
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の埋金を鋳ぐるんでなる軽合
金製シリンダブロツクに関する。
〔従来技術〕
従来からエンジンの軽量化を図る為にアルミニ
ウム合金等の軽合金によつてシリンダブロツクを
鋳造し、又該シリンダブロツク自体の剛性を図る
為、鋳鉄製スリーブを鋳ぐるんでなるものは知ら
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
アルミニウム合金等を用いて第4図に示す水冷
エンジンブロツクaをダイカスト法にて鋳造する
場合、当該エンジンブロツクa自体の大型化や高
重量化を招かない為に埋金3,3間の距離をでき
るだけ近づけて埋金列方向の全長をできるだけ短
縮する必要がある。
従つて埋金C,C間に介在するシリンダ側壁d
は、薄肉に鋳造される為、どうしても湯廻りが悪
くなり、鋳造後、側壁d上面d′を機械加工(高精
度が要求される為)しても、加工表面に欠けや湯
境による摸様等が生じたり、又湯廻りが悪くなる
ことに起因して埋金cと側壁dとの境界部に鋳巣
が生じ不良品が多く発生する問題点があつた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、埋金3,3間の軽合金製側壁の端部に
埋金の端面により外側へ突出し、鋳造後切削除去
する厚肉でかつ幅広の突出部により、上記側壁へ
の湯流がよくなると同時に湯先の半凝固物(酸化
物等)は当該突出部に流入して側壁に残存しなく
なり、もつて鋳造欠陥のない高品質の埋金を有す
る軽合金製シリンダブロツクを提供しようとする
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為に、本考案は、ダイカス
ト法により型抜き可能に形成すると共に複数個の
埋金を鋳ぐるむ軽合金製シリンダブロツクにおい
て埋金間の軽合金製側壁の端部に埋金端面より外
側へ突出し、鋳造後切削除去する厚肉でかつ幅広
の突出部を備えてなるものである。
〔作用〕
上記のように構成された埋金を有する軽合金製
シリンダブロツクは、突出部成形用のキヤビテイ
を形成させておくことによつて突出部が軽合金製
側壁の端部に成形されるようにするのであるが、
厚肉でかつ幅広の突出部を設けるこにより、側壁
を特に厚肉とすることなしに従来通りの薄肉とし
たまま当該側壁の湯流れを良くすることができる
と共に湯先の半凝固物(酸化物等)は上記突出部
に流入する為側壁に残存しない。
鋳造後、型抜きし、上記突出部を切削除去する
のであるが、側壁の湯流れが良く、かつ側壁に半
凝固物が残存しないので、欠陥のない良好な仕上
面が得られる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1図〜第3図は水冷エンジンブロツクを示
す。
エンジンブロツク1は、シリンダヘツド取付枠
2と鋳鉄製の埋金3…(スリーブ)を鋳ぐるんだ
シリンダ4…とから構成され、上記シリンダヘツ
ド取付枠2の内壁2aとシリンダ4の外壁4aと
の間にシリンダ冷却用のウオータージヤケツト5
が形成されている。
上記エンジンブロツク1の図示しないシリンダ
ヘツドとの取付面X−Xは鋳造後、切削加工によ
り制度が高く欠陥のない加工面が要求されるもの
であるから、当該エンジンブロツク1がアルミニ
ウム合金等の軽合金によつて鋳造される際、上記
埋金3…に隣接する軽合金製のシリンダ側壁6の
端部、つまりシリンダヘツドとの取付面X−Xと
なる部分に、上記埋金3,3間の端面3aより外
方へ所望寸法だけ突出するよう突出部7を上記側
壁6から一体に成形するのであるが、該突出部7
は、シリンダ側壁6での湯の流れを良くするのに
充分であるよう肉厚tが厚く設けられるよう図示
しないキユビテイの一部に十分な深さを有して形
成される凹部によつて成形されると共に、該突出
部7の幅1は第3図に明示した如く左右の埋金
3,3の端面3a,3aを被つた状態で図におい
て上方へ膨出し、かつその左右の側面7a,7a
は、夫々の埋金3,3の内面3b,3bと同一平
面上にあるように形成され、鋳造後、中子を用い
なくとも図示の矢印A方向へエンジンブロツク1
を容易に取出しできるようにしてある。
上記突出部7は鋳造後、機械加工により切削除
去し、その切削面を埋金3…の端面3aと同一平
面となるよう仕上げられる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されている
ので、埋金3,3間の軽合金製側壁6の端部に連
設する厚肉でかつ幅広の突出部7により注湯時に
おける上記側壁6での湯廻りが良くなるだけでな
く、湯先の酸化物等の半凝固物は上記突出部7に
流入することによつて、鋳造後、突出部7を切削
除去することで側壁6の内部や端面に欠陥がな
く、かつ埋金3との密着性の良い強度的にも優れ
た品質良好な軽合金製シリンダブロツクが得ら
れ、又鋳造後は突出部7を切削除去するだけであ
り、かつ従来の金型に、突出部7成形用のキヤビ
テイを設けるだけであり、大巾な変更を必要とし
ないので低コストに鋳造できる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る埋金を有する軽合金製シ
リンダブロツクの実施例を示す水冷エンジンブロ
ツクの平面図、第2図は同エンジンブロツクの一
部の拡大平面図、第3図は第2図の−線矢視
縦断正面図、第4図は従来の水冷エンジンブロツ
クを示す平面図である。 3……埋金、3a……埋金の端面、6……軽合
金製側壁、7……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダイカスト法により型抜き可能に形成すると共
    に複数個の埋金3を鋳ぐるむ軽合金製シリンダブ
    ロツクにおいて、埋金3,3間の軽合金製側壁6
    の端部に埋金端面より外側へ突出し、鋳造後切削
    除去する厚肉でかつ幅広の突出部7を備えること
    を特徴とする埋金を有する軽合金製シリンダブロ
    ツク。
JP1988110513U 1988-08-22 1988-08-22 Expired JPH0248122Y2 (ja)

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JP1988110513U JPH0248122Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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JP1988110513U JPH0248122Y2 (ja) 1988-08-22 1988-08-22

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Publication Number Publication Date
JPH0232353U JPH0232353U (ja) 1990-02-28
JPH0248122Y2 true JPH0248122Y2 (ja) 1990-12-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5133849A (en) * 1974-07-18 1976-03-23 Siemens Ag Denryokuhenkankino seigyosochi
JPS62110859A (ja) * 1985-07-03 1987-05-21 Honda Motor Co Ltd 軽合金製サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5133849A (en) * 1974-07-18 1976-03-23 Siemens Ag Denryokuhenkankino seigyosochi
JPS62110859A (ja) * 1985-07-03 1987-05-21 Honda Motor Co Ltd 軽合金製サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法

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Publication number Publication date
JPH0232353U (ja) 1990-02-28

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