JP2653841B2 - 鋳物の製造方法 - Google Patents

鋳物の製造方法

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JP2653841B2 JP16525788A JP16525788A JP2653841B2 JP 2653841 B2 JP2653841 B2 JP 2653841B2 JP 16525788 A JP16525788 A JP 16525788A JP 16525788 A JP16525788 A JP 16525788A JP 2653841 B2 JP2653841 B2 JP 2653841B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリンダブロック等の鋳物の製造方法に関
するものである。
(従来の技術) 例えば、シリンダブロックのように複雑な中空部分を
有する鋳物を製造する場合、ボア中子、ウォータジャケ
ット中子、サイド中子およびヘッド中子等の複数中子を
組み合わせて主型内に設置してなる鋳型により鋳造され
るのが通例である。このような中子構成とする場合、中
子相互間あるいは中子と主型との連結部を、巾木と該巾
木を嵌合すべき凹部とからなる凹凸嵌合手段を介して結
合することが従来から多用されてきている(実開昭60−
56135号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如き中子相互間あるいは中子と主型との結合構
造を採用する場合、巾木と凹部との凹凸嵌合時における
両者の嵌合位置合せを容易ならしめために、両者間に若
干のクリアランスを介在させることが一般的に行なわれ
ているが、該クリアランスの存在により、鋳造時に巾木
まわりに鋳ばりが形成されることが多くなる。該鋳ばり
は、極めて薄い形状を有しているところから、その完全
除去が難しく、鋳物仕上げ時に中空部分内方に残置され
るおそれがあり、鋳造品不良の原因となることがあっ
た。かかる鋳ばりの完全除去を容易に行い得るようにす
ることが鋳物製造上の重要な課題となってきている。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、巾木ま
わりにに形成される鋳ばりを湯道部の破断時に一緒に除
去し得るようにし、以って鋳ばりの完全除去を容易に行
わんとすることを目的とするものである。
(課題を解決するための方法) 本発明では、上記課題を解決するための方法として、
鋳造時において中子の巾木まわりに鋳ばりを形成すると
ともに、該鋳ばりと湯道部とを連結する連結部を形成
し、鋳物から湯道部を破断するに際して前記鋳ばりおよ
び連結部を湯道部とともに除去するようにしている。
(作 用) 本発明方法では、上記した如く、巾木まわりに形成さ
れる鋳ばりと湯道部とを、鋳造部に同時形成される連結
部を介して連結したことにより、前記鋳ばりと鋳物との
結合関係よりも鋳ばりと連結部を介して湯道部との結合
関係の方が強固となるところから、湯道部破断時におい
て鋳ばりが連結部とともに破断除去されることとなるの
である。従って、鋳物からの鋳ばりの完全除去が極めて
容易に行なわれることとなるのである。
(実施例) 以下、添付の図面に示す実施例に基づいて本発明の鋳
物の製造方法を説明する。
本実施例においては、鋳物としてシリンダブロック1
を製造する場合について説明する。
シリンダブロック1を鋳造するための鋳型内には、シ
リンダブロック1のボア11,11・・およびチャンバー12
を形成するためのボア中子21と、前記ボア11,11・・の
周壁とウォータジャケット13,13を形成するためのウォ
ータジャケット中子22と、シリンダブロック1の上面を
形成するためのヘッド中子23と、シリンダブロック1の
フロント面およびリヤ面を形成するためのフロントおよ
びリヤのサイド中子24,24とを組付けたものがセットさ
れる(第1図、第2図および第4図参照)。
上記の如き中子組立品においては、例えば、前記ウォ
ータジャケット中子22とサイド中子24とは、第4図図示
の如く、ウォータジャケット中子22端部に突設された巾
木31をサイド中子24の内面に形成された凹部32に嵌合せ
しめることによる凹凸嵌合により結合せしめられてい
る。この時、巾木31と凹部32との間には、嵌合時におけ
る位置合せ等を容易ならしめるために通常若干のクリア
ランスSが形成されるが、本実施例の場合、該クリアラ
ンスSを通常より稍大き目にとる。しかも、サイド中子
24には、前記クリアランスSと湯道34とを連通する通路
33,33が形成されている。
上記の如き中子組立品をセットしてなる鋳型によりシ
リンダブロック1の鋳造を行うと、第1図ないし第3図
図示の如く、ウォータジャケット中子22の巾木31のまわ
りに、前記クリアランスSに侵入した溶湯が凝固してな
る円筒状の鋳ばり41が形成されるとともに、湯道部42と
前記鋳ばり41との間には、前記通路33,33に侵入した溶
湯が凝固してなる連結部43,43が一体に形成される。か
くして得られたシリンダブロック1においては、鋳ばり
41とシリンダブロック1との結合関係よりも、連結部4
3,43を介しての湯道部42と鋳ばり41との結合関係の方が
強固となっている。
上記の如くして鋳造されたシリンダブロック1は、第
1図図示の如く、ハンマー(図示省略)等による矢印M
方向からの打撃により湯道部42の破断除去が行なわれる
が、この時、該湯道部42と連結部43,43を介して強固に
連結された鋳ばり41も連結部43,43とともに破断除去さ
れることとなり、シリンダブロック1からの鋳ばり41の
除去がほぼ完全に行なわれるのである。
上記した如く、本発明方法によれば、湯道部42の破断
除去等に同時に鋳ばり41の除去も容易に行なわれること
となり、従来困難とされていた巾木まわりの鋳ばり41の
除去が極めて容易に行えるのである。
なお、本発明方法は、上記実施例のシリンダブロック
鋳造時に限らず、他の鋳造品にも適用可能なことは勿論
である。
(発明の効果) 叙上の如く、本発明方法によれば、鋳造時において中
子の巾木まわりに鋳ばりを形成するとともに、該鋳ばり
と湯道部とを連結する連結部を形成し、鋳物から湯道部
を破断するに際して前記鋳ばりおよび連結部を湯道部と
ともに除去するようにしたので、前記鋳ばりと鋳物との
結合関係よりも鋳ばりと連結部を介しての湯道部との結
合関係の方が強固となるところから、湯道部破断時にお
いて鋳ばりが連結部とともに破断除去されることとな
り、鋳物からの鋳ばりの完全除去を極めて容易に行なう
ことができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により製造される鋳物の具体例であ
るシリンダブロックの湯道部破断前の状態を示す斜視
図、第2図は第1図のII−II拡大断面図、第3図は第2
図のIII−III部分断面図、第4図は第1図図示のシリン
ダブロックを鋳造するための鋳型内にセットされるべき
中子組立品の要部断面図である。 1……鋳物(シリンダブロック) 22……ウォータジャケット中子 24……サイド中子 31……巾木 32……凹部 41……鋳ばり 42……湯道部 43……連結部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋳造時において中子の巾木まわりに鋳ばり
    を形成するとともに、該鋳ばりと湯道部とを連結する連
    結部を形成し、鋳物から湯道部を破断するに際して前記
    鋳ばりおよび連結部を湯道部とともに除去することを特
    徴とする鋳物の製造方法。
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CN106141095B (zh) * 2016-08-31 2018-08-21 广西玉柴机器股份有限公司 集成式复合气缸盖的铸造砂芯组
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