JPH0732089A - 鋳造用中子組付け構造 - Google Patents

鋳造用中子組付け構造

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JPH0732089A
JPH0732089A JP17792393A JP17792393A JPH0732089A JP H0732089 A JPH0732089 A JP H0732089A JP 17792393 A JP17792393 A JP 17792393A JP 17792393 A JP17792393 A JP 17792393A JP H0732089 A JPH0732089 A JP H0732089A
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JP
Japan
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core
cores
fixed
casting
center
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Application number
JP17792393A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Ito
英和 伊藤
Yoshinori Uejima
義徳 上島
Shuji Kubo
修二 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋳造時の溶湯の圧力による中子の相対移動を防
止する。 【構成】複数の中央中子と、複数の中央中子を取り囲ん
で保持する複数の固定中子と、中央中子を固定中子とと
もに収納する一対の外型とからなる鋳造用中子組付け構
造であって、固定中子(3,4,5,6) は外型の型締め方向を
除く少なくとも四方から中央中子(1,2) を保持し、隣接
する固定中子どうしは互いに係合する係合部(30,40,41,
50,51,60) の存在により機械的に結合されていることを
特徴とする。中央中子は固定中子で強固に保持されてい
るので、互いの相対移動が防止され鋳物の寸法精度が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車エンジンのシリ
ンダブロックなどの鋳造に用いられる中子の組付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンのシリンダブロックは、
複数のクランクケースやウォータジャケットなどの中空
部をもつため、その鋳造には複数の中子を必要とする。
従来のシリンダブロック用の中子の構成を図6〜図8に
示す。この中子は、クランクケース(以下、Cケースと
いう)の中空部を形成するため、4気筒の場合、4個の
Cケース中子100と、ウォータジャケット(以下、W
jという)の中空部を形成するためのWj中子101
と、スラブ中子102と、フロント中子103及びリヤ
中子104とから構成されている。最低これだけの中子
と一対の外型200,201があれば、シリンダブロッ
クの鋳造が可能となるので、コスト面及び作業性面の利
点から、一般にこの組合せで用いられている。
【0003】これらの中子を組付けるには、先ず4個の
Cケース中子100を整列させ枠状のWj中子101内
に位置させる。そしてWj中子101から突出するCケ
ース中子100の先端凸部105をスラブ中子102の
凹部106に係合させることでCケース中子100を保
持する。そして左右両側からフロント中子103及びリ
ヤ中子104でCケース中子100とスラブ中子102
を挟んで保持し、かつWj中子101から突出する突起
107をフロント中子103及びリヤ中子104に設け
られた凹部108、109と係合させることで、Wj中
子101を保持する。
【0004】このように組付けられた中子は、一対の外
型200,201で挟持され、形成されたキャビティ3
00内に溶湯が注入されることで鋳造が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、組付けられ
た中子を外型200,201に配置する作業を容易とす
るために、組付けられた中子と外型200,201の間
には僅かではあるが隙間が設けられているのが通常であ
る。ところがその隙間の存在のために、溶湯の圧力によ
り中子に隙間分の移動が生じ、当所の組付け状態が崩れ
る場合があった。
【0006】例えばフロント中子103とリヤ中子10
4がそれぞれ外側に開いた場合には、Cケース中子10
0はそれぞれの下端部の間隔が不定となり、鋳造される
シリンダブロックの肉厚にばらつきが発生し寸法精度が
低下するという不具合がある。さらに、Cケース中子1
00は軽量化のために下端面に開口する中空部110を
もつ。そのため移動によりCケース中子100間に隙間
が生じると、開口から溶湯が中空部110に浸入し湯も
ぐり不良が発生する場合がある。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、鋳造時の溶湯の圧力による中子の移動を防
止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の鋳造用中子組付け構造は、キャビティの中央部分に
配置される複数の中央中子と、複数の中央中子を取り囲
んで保持する複数の固定中子と、中央中子を固定中子と
ともに収納する一対の外型とからなる鋳造用中子組付け
構造であって、固定中子は外型の型締め方向を除く少な
くとも四方から中央中子を保持し、隣接する固定中子ど
うしは互いに係合する係合部の存在により機械的に結合
されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の中子組付け構造では、固定中子は外型
の型締め方向を除く少なくとも四方から中央中子を保持
し、隣接する固定中子どうしは互いに係合する係合部の
存在により機械的に結合されている。したがって固定中
子と外型との間に隙間が存在したとしても、溶湯の圧力
が作用した場合には固定中子どうしが係合した状態で移
動するだけであり、中央中子は固定中子に保持されてい
るので固定中子内での移動が規制され、中央中子どうし
の相対移動は確実に防止されている。
【0010】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。本実
施例は、自動車エンジンのシリンダブロックを鋳造する
ための鋳型に本発明を適用したものである。図1〜図4
に中子の構造を、図5にそれらの中子を外型に組み込ん
だ状態の断面図を示す。
【0011】中子は、Cケースの中空部を形成するため
の4個のCケース中子1と、Wjの中空部を形成するた
めのWj中子2と、スラブ中子3と、フロント中子4
と、リヤ中子5及び底芯中子6とから構成されている。
Cケース中子1は、一端に開口する中空部10をもつ略
有底筒状に形成され、底部に外方へ突出する凸部11を
もつ。このCケース中子1は4個並列に並べられて配置
される。
【0012】Wj中子2は枠状をなし、外周表面に複数
の凸部20をもつ。また一端面には枠状のWj中子2の
軸方向に突出する凸部21が形成されている。これらの
4個のCケース中子1と1個のWj中子2とで、本発明
にいう中央中子が構成されている。次に固定中子を構成
するスラブ中子3、フロント中子4、リヤ中子5及び底
芯中子6について説明する。スラブ中子3は略板状に形
成され、平行な一対の辺に厚さ方向内側に突出し後述の
係合凹部41,51と係合する係合凸部30が形成され
ている。また内側表面には、それぞれ凸部11及び凸部
21と係合する第1凹部31と第2凹部32が形成され
ている。
【0013】フロント中子4及びリヤ中子5は互いに板
状をなし、一端にそれぞれ後述のリング状凸部60と係
合する係合凸部40,50が突出している。また他端に
は、それぞれ外側表面に向かって開口する係合凹部4
1,51が形成され、内側表面の所定位置には凸部20
と係合する凹部42,52がそれぞれ形成されている。
底芯中子6も板状をなし、周縁部に内周側へ突出して1
周するリング状凸部60をもつ。また内周表面には、C
ケース中子1の中空部10の開口と係合する4個の凸部
61が形成されている。
【0014】上記のように構成された各中子は、先ずC
ケース中子1が4個並列に並べられ、凸部11をもつ一
端が枠状のWj中子2に挿通される。次にフロント中子
4とリヤ中子5で並べられた4個のCケース中子1を並
列方向から挟持し、それと直角方向からスラブ中子3及
び底芯中子6で挟持する。このときスラブ中子3の係合
凸部30は、フロント中子4の係合凹部41及びリヤ中
子5の係合凹部51とそれぞれ係合する。また第1凹部
31と第2凹部32には、それぞれCケース中子1の凸
部11とWj中子2の凸部21が係合する。
【0015】さらに、フロント中子4及びリヤ中子5の
係合凸部40,50がそれぞれ底芯中子6のリング状凸
部60の内周側に係合し、底芯中子6の4個の凸部61
が4個のCケース中子1の開口に嵌合している。すなわ
ち、フロント中子4及びリヤ中子5は、スラブ中子3及
び底芯中子6で挟持された状態となっている。またCケ
ース中子1は、スラブ中子3と底芯中子6で挟持される
とともに、インローによって係合しているため前後左右
上下方向の移動が規制されている。そしてWj中子2
は、凸部20が凹部42,52と係合し、かつ凸部21
が第2凹部32と係合することで、やはり前後左右上下
方向の移動が規制されている。
【0016】このように組付けられた各中子は、その状
態で一対の外型7,8内に配置され、外型7と外型8が
型締めされる。このとき図5に示すように、スラブ中子
3と底芯中子6は三方が外型7,8と当接して保持され
る。またWj中子2は、凸部20が外型8に設けられた
凹部80と係合して保持される。そして本実施例の中子
組付け構造では、外型7,8と中子との間には湯道90
と連通するキャビティ9が形成され、シリンダブロック
の鋳造に用いられる。
【0017】ここで固定中子であるスラブ中子3、フロ
ント中子4、リヤ中子5及び底芯中子6の外周表面と外
型7,8の内周表面との間に隙間が生じているものとす
る。そして溶湯がキャビティ9に注入されると、溶湯の
圧力によりCケース中子1は互いに外側へ開こうとす
る。ところがCケース1は凸部11と凸部61によって
両端が保持されているので、相対移動が規制されてい
る。
【0018】またフロント中子4とリヤ中子5には、溶
湯から外側へ押圧する力が作用するが、それぞれ係合凸
部30と係合凹部41,51の係合と、リング状凸部6
0と係合凸部40,50の係合により、スラブ中子2と
底芯中子6に内側から当接しているので、フロント中子
4とリヤ中子5が外側へ広がる移動が規制されている。
【0019】したがって本実施例の組付け構造によれ
ば、鋳造時に各中子の相対移動が規制されているため、
キャビティ9の寸法変化が防止され、寸法精度高い鋳造
が可能となる。またCケース中子1の中空部10は、底
芯中子6により覆われているため、湯もぐり不良の発生
も防止されている。
【0020】
【発明の効果】すなわち本発明の中子組付け構造によれ
ば、鋳造製品の寸法精度が向上する。また湯もぐりなど
の不具合も解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における中子の構成を示す説
明図である。
【図2】本発明の一実施例において中子を組付けた状態
を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例において中子を組付けた状態
を示す側面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】本発明の一実施例の中子組付け構造の断面図で
ある。
【図6】従来の中子の構成を示す説明図である。
【図7】従来の中子組付け構造において外型に中子を組
付けた状態で示す平面図である。
【図8】従来の中子組付け構造の断面図である。
【符号の説明】
1:Cケース中子(中央中子) 2:Wj中子(中央
中子) 3:スラブ中子(固定中子) 4:フロント中子
(固定中子) 5:リヤ中子(固定中子) 6:底芯中子(固定
中子) 7,8:外型 11,20,21,61:
凸部 30,40,50:係合凸部(係合部) 60:
リング状凸部(係合部) 41,51:係合凹部(係合部) 42,52,80:
凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビティの中央部分に配置される複数
    の中央中子と、複数の該中央中子を取り囲んで保持する
    複数の固定中子と、該中央中子を該固定中子とともに収
    納する一対の外型とからなる鋳造用中子組付け構造であ
    って、 該固定中子は該外型の型締め方向を除く少なくとも四方
    から該中央中子を保持し、隣接する該固定中子どうしは
    互いに係合する係合部の存在により機械的に結合されて
    いることを特徴とする鋳造用中子組付け構造。
JP17792393A 1993-07-19 1993-07-19 鋳造用中子組付け構造 Pending JPH0732089A (ja)

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JP17792393A JPH0732089A (ja) 1993-07-19 1993-07-19 鋳造用中子組付け構造

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JPH0732089A true JPH0732089A (ja) 1995-02-03

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JP (1) JPH0732089A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102179476A (zh) * 2011-03-30 2011-09-14 潍柴动力股份有限公司 一种下芯工艺及其使用的组芯胎具
CN103418751A (zh) * 2013-09-03 2013-12-04 宁夏共享集团有限责任公司 一种大型燃气轮机排气缸铸件砂芯尺寸的控制方法

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CN102179476A (zh) * 2011-03-30 2011-09-14 潍柴动力股份有限公司 一种下芯工艺及其使用的组芯胎具
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