JP3701483B2 - ランプケースへのレンズの固定構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズをランプケースに固定するランプケースへのレンズの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3(a)は、ランプケース1と、このランプケース1に固定されたレンズ2を示す。ランプケース1は、内部にランプ収納部3を有するランプケース本体4と、ランプケース本体4に設けられたレンズ固定用の固定ピン5とからなる。ランプケース本体4には、このランプケース本体4を成型する金型の抜き方向(矢印A方向)に対して傾斜した当接面6が形成されている。この当接面6には、ランプ収納部3の一側を開放する開口部7が形成されている。また、開口部7の縁部であって当接面6に、金型の抜き方向と同方向に向けて円柱状の固定ピン5が突設されている。
【0003】
一方、レンズ2は、平板状で、一側に板厚方向に沿って挿通孔8が形成されている。この挿通孔8内には、上記固定ピン5が挿通される。
【0004】
上記ランプケース1にレンズ2を固定するには、図3(a)に示すように、ランプケース本体4の当接面6側にレンズ2を載置し、レンズ2の挿通孔8内に固定ピン5を挿通させる。次に、図3(b)に示すように、レンズ2の挿通孔8から突出した固定ピン5の先端部を、溶着治具9で溶着し挿通孔8内からの固定ピン5の抜けを阻止する。これにより、レンズ2がランプケース1に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図3(b)に示すように、レンズ2の挿通孔8の内壁8aは、固定ピン5の外周に対して傾斜するため、内壁8aと固定ピン5の外周との間に隙間Sが生じる。このため、固定ピン5を溶着しても溶着性が悪く、レンズ2がランプケース1に対してがたつき、レンズ2をランプケース1に対して安定して固定することができない。
【0006】
これを改善するため、図4に示すように、固定ピン5の一方の外周を当接面6に対して垂直にし、挿通孔8の内壁8aと、固定ピン5の外周の一部5aが面接触して隙間Sが生じないようにすることが考えられるが、固定ピン5の他部5bも挿通孔8の内壁8aと面接触させようとすると、ランプケース本体4の抜け方向に対してアンダーカット部分Pが生じるため、固定ピン5の他部側はランプケース本体4の抜け方向と同じ方向に設定しなければならない。この結果、図4に示すように、挿通孔8の内壁8aと固定ピン5の他部5b側との間には隙間Sが生じてしまう。従って、レンズ2をランプケース本体4に安定して固定することができなかった。
【0007】
そこで、本発明は、レンズをランプケースに固定する際に、溶着性を向上して安定した固定が得られるランプケースへのレンズの固定構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、内部にランプ収納部を有したランプケース本体と、このランプケース本体の一面側に形成されて平板状のレンズが載置・当接される当接面と、この当接面から突設されて前記レンズの板厚方向に形成された挿通孔に挿通される円柱状の固定ピンとからなり、前記当接面と前記固定ピンの外周面で2つの金型の合わせ面が形成され、かつ2つの金型の抜き方向に対して前記当接面が傾斜して前記ランプケース本体が成形されて前記挿入孔に挿通した前記固定ピンを溶着することで前記ランプケースに平板状のレンズを固定するランプケースへのレンズの固定構造であって、2つの金型の抜き方向に沿う前記ランプケース本体の外周面と前記当接面とが連続する外周端から連続し、前記外周端において前記固定ピンの外周面の半周部分が前記ランプケース本体の外周面より外側に位置するように前記固定ピンを前記当接面に対して垂直方向に突設したことを特徴とする。
【0009】
この固定構造では、当接面に対して垂直方向に向けて固定ピンを突設したことで、挿通孔の内壁と固定ピンの外周面とが面接触するので、隙間が生じることがない。この結果、固定ピンを溶着すると溶着性が向上し、レンズをランプケース本体に対して安定して固定することができる。
【0010】
この場合、固定ピンの外周面の一部を前記当接面の外周端から連続するように形成したことで、ランプケース本体を成形する金型の抜き方向に対するアンダーカット部分がなくなる。この結果、固定ピンを略円柱状に形成することができて、この固定ピンを挿通孔に挿通させたとき、固定ピンの外周と挿通孔の内壁とが面接触する。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載のランプケースへのレンズの固定構造であって、前記固定ピンが前記当接面の外周端に設けられていることを特徴としている。
【0012】
この固定構造では、固定ピンが当接面の外周端に設けられ、当接面に対して垂直に向けて突設されているので、固定ピンを略円柱状に形成することができる。この結果、挿通孔の内壁と固定ピンの外周面とを面接触させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るランプケースへのレンズの固定構造の実施形態について説明する。図1(a)は、この固定構造によりランプケース11にレンズ12が固定された状態を示すと共に、ランプケース本体14を成形する金型21、22を示し、(b)は固定ピン15を挿通孔18内に挿通した状態を上方から見た平面図である。
【0014】
図1(a)、(b)に示すように、ランプケース11は、内部にランプ収納部13を有したランプケース本体14と、該ランプケース本体14を成形する金型の抜き方向(矢印A方向)に対して傾斜したランプケース本体14の一面側に設けられた当接面16と、この当接面16から突設された円柱状の固定ピン15とを備えている。
【0015】
そして、ランプケース11に、固定ピン15が挿通される挿通孔18が板厚方向に形成された平板状のレンズ12を挿通孔18に挿通した固定ピン15を溶着することでランプケース11にレンズ12が固定される。
【0016】
また、本実施形態では、固定ピン15がランプケース本体14の当接面16に対して垂直方向に突設すると共に、固定ピン15の外周面15aの一部を当接面16の外周端16aから連続するように形成されている。この結果、ランプケース本体14を成形する際にアンダーカットとなる部分が生じることがない。
【0017】
図2(a)、(b)は、ランプケース本体14を成形する金型21、22を示す。ランプケース本体14の外周部分(下部側)を形作る金型22と、内周部分(上部側)を形作る金型21との合わせ面(パーティングライン24)は固定ピン15の中心線上で型をすり合わせるようになっている。また、金型21と金型22との間にランプケース本体14及びこのランプケース本体14から突設された固定ピン15を形作るキャビティ23が設けられている。
【0018】
本実施形態によれば、当接面16に対して垂直方向に向けて固定ピン15を突設したことで、挿通孔18の内壁18aと固定ピン15の外周面とが面接触し、隙間が生じないので、固定ピン15を溶着した際にレンズ12がランプケース本体14に対してがたつくことがなく、安定して固定することができる。
【0019】
この場合、固定ピン15の外周面15aの一部を当接面16の外周端16aから連続するように形成したことで、ランプケース本体14の抜き方向に対するアンダーカット部分がなくなる。この結果、固定ピン15を略円柱状に形成することができる。
【0020】
なお、本実施形態では、固定ピン15の一部が、ランプケース本体14の外周壁の一部をかねているが、固定ピン15を当接面16の外周端16aから突出するようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、当接面に対して垂直方向に向けて固定ピンを突設したことで、挿通孔の内壁と固定ピンの外周面とが面接触しM隙間が生じることがない、この結果、固定ピンを溶着すると溶着性が向上し、レンズをランプケース本体に対して安定して固定することができる。
【0022】
この場合、固定ピンの外周面の一部を前記当接面の外周端から連続するように形成したことで、ランプケース本体の抜き方向に対するアンダーカット部分がなくなる。この結果、固定ピンを略円柱状に形成することができて、この固定ピンを挿通孔に挿通させたとき、固定ピンの外周と挿通孔の内壁とが面接触し、隙間がなくなるためレンズがランプケース本体に対してがたつくことがなく安定して固定することができる。
【0023】
請求項2の発明によれば、固定ピンが当接面の外周端に設けられ、当接面に対して垂直に向けて突設されているので、固定ピンを略円柱状に形成することができる。この結果、挿通孔の内壁と固定ピンの外周面とを面接触し、隙間がなくなるので、レンズをランプケース本体に対して安定して固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るランプケースへのレンズの固定構造によりランプケースにレンズが固定された状態を示し、(a)はランプケース本体を成形する金型と共に示す断面図、(b)は平面図である。
【図2】ランプケース本体を成形するための金型の構造を示し、(a)は図1(b)のIIa−IIa線に沿って切断した断面図、(b)は図1(b)のIIb−IIb線に沿って切断した断面図である。
【図3】従来の固定構造によりランプケース本体にレンズが取り付けられた状態を示し、(a)は固定ピンを溶着する前の状態を示す断面図、(b)は固定ピンを溶着した状態を示す断面図である。
【図4】従来の他の固定構造によりランプケース本体にレンズが取り付けられた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
11 ランプケース
12 レンズ
13 ランプ収納部
14 ランプケース本体
15 固定ピン
15a 外周面
16 当接面
21、22 金型

Claims (2)

  1. 内部にランプ収納部を有したランプケース本体と、このランプケース本体の一面側に形成されて平板状のレンズが載置・当接される当接面と、この当接面から突設されて前記レンズの板厚方向に形成された挿通孔に挿通される円柱状の固定ピンとからなり、前記当接面と前記固定ピンの外周面で2つの金型の合わせ面が形成され、かつ2つの金型の抜き方向に対して前記当接面が傾斜して前記ランプケース本体が成形されて前記挿入孔に挿通した前記固定ピンを溶着することで前記ランプケースに平板状のレンズを固定するランプケースへのレンズの固定構造であって、
    2つの金型の抜き方向に沿う前記ランプケース本体の外周面と前記当接面とが連続する外周端から連続し、前記外周端において前記固定ピンの外周面の半周部分が前記ランプケース本体の外周面より外側に位置するように前記固定ピンを前記当接面に対して垂直方向に突設したことを特徴とするランプケースへのレンズの固定構造。
  2. 請求項1記載のランプケースへのレンズの固定構造であって、前記固定ピンが前記当接面の外周端に設けられていることを特徴とするランプケースへのレンズの固定構造。
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