JPH0725284A - 車両用ランプ組立体の取付構造 - Google Patents

車両用ランプ組立体の取付構造

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JPH0725284A
JPH0725284A JP16988493A JP16988493A JPH0725284A JP H0725284 A JPH0725284 A JP H0725284A JP 16988493 A JP16988493 A JP 16988493A JP 16988493 A JP16988493 A JP 16988493A JP H0725284 A JPH0725284 A JP H0725284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp assembly
fender panel
protrusion
hole
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP16988493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Kawamata
佳治 川又
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH0725284A publication Critical patent/JPH0725284A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェンダパネルのフランジ端面における直線
部分が短くても位置決め用の一対の突起のピッチを広く
とることができ、そのピッチに誤差があっても正確な位
置決めを行うことができると共に、フェンダパネルとラ
ンプ組立体との形状合わせを容易に行うことができるよ
うにする。 【構成】 フェンダパネル2の端部2aに組付けられる
車両用ランプ組立体5に一対の突起16,17を設ける
一方、フェンダパネル2の端面2aに穴部19を形成す
ると共にフェンダパネル2の端面2aの内面側に切欠き
部20を形成し、ランプ組立体5の一方の突起16をフ
ェンダパネル2の穴部19に差し込んでその他方の突起
17の外周面の一部をフェンダパネル2の切欠き部21
に当接させることによりランプ組立体5を位置決めし、
この状態の下でランプ組立体5を車体(例えば、フロン
トパネル28)に取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四輪自動車のヘッドラ
ンプやサイドランプ等の如き車両用ランプ組立体を位置
決めした状態で車体に取付けるための取付構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ヘッドランプやサイドランプ等の
ような車両用ランプ組立体を車体に取付けるために、図
9に示すような取付構造を採用している。
【0003】すなわち、従来では、図9に示すように車
両用ランプ組立体30の背面の側部に上下一対の突起
(ボス)31,32を設けると共に、車体33の一部を
構成するフェンダパネル34のフランジ端面(前端面)
34aに前記突起31,32に対応する上下一対の穴部
35,36を設け、ランプ組立体30の突起31,32
をフェンダパネル34の穴部35,36にそれぞれ同時
に差し込むことによりフェンダパネル34に対するラン
プ組立体30の位置決めをし、このようにして位置決め
した状態の下でランプ組立体30を車体33にスクリュ
ー等にて固定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の取付構造では、フェンダパネル34のフラン
ジ端面34aに穴部35,36を開けるには広いフラン
ジ幅(厚さ)が必要であり、上下方向においてほぼ直線
状の部分でしかフランジ幅を広くすることができないの
が実状である。このため、直線部分が短い場合には、上
下一対の穴部35,36のピッチが狭くなってしまい、
ランプ組立体30の位置決めを正確に行うことができな
い場合がある。
【0005】また、各一対の突起31,32及び穴部3
5,36のピッチが狭いと、その外観上、フェンダパネ
ル34へのランプ組立体30の組付けに際してこれら相
互の形状合わせを行いにくいのが実状である。
【0006】さらに、各一対の突起31,32及び穴部
35,36のピッチ並びに直径に誤差を生じると、ラン
プ組立体30の取付作業に支障を来すこととなる。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、フェンダパネルのフラ
ンジ端面における直線部分が短くても位置決め用の一対
の突起のピッチを広くとることができてそのピッチに誤
差があっても正確な位置決めを行うことができると共
に、フェンダパネルとランプ組立体との形状合わせを容
易に行うことができるような構成の車両用ランプ組立体
の取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、フェンダパネルの端部に組付けられ
る車両用ランプ組立体に一対の突起を設ける一方、前記
フェンダパネルの端面に穴部を形成すると共に前記フェ
ンダパネルの端面の内面側に切欠き部を形成し、前記ラ
ンプ組立体の一方の突起を前記フェンダパネルの穴部に
差し込んでその他方の突起の外周面の一部を前記フェン
ダパネルの切欠き部に当接させることにより前記ランプ
組立体を位置決めし、この状態の下で前記ランプ組立体
を車体に取付けるようにしている。
【0009】
【作用】ランプ組立体の位置決めを、ランプ組立体の一
方の突起とフェンダパネルの穴部との嵌合、及び、ラン
プ組立体の他方の突起とフェンダパネルの切欠き部との
当接(係合)により行うようにしたので、フェンダパネ
ルの端面に短い直線部分しか存在しなくてもフェンダパ
ネルの穴部と切欠き部との間のピッチひいてはランプ組
立体の突起のピッチを広くとることが可能となる。ま
た、前記突起,穴部及び切欠き部の配設に誤差があって
もその誤差を吸収でき、何らの支障を来さずに済む。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1〜図8
を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明に係る車両用ランプ組立体
の取付構造を備えた四輪自動車1の前部を示すものであ
って、同図において、2はフェンダパネル、3はフロン
トフード、4はフロントバンパ、5はランプ組立体であ
る。
【0012】上述のランプ組立体5は、図2及び図5に
示すようにヘッドランプ組立体6とサイドターンランプ
組立体7とを左右に並べてこれらを複数のスタッドピン
P(図8参照)等にて一体に結合して成るものである。
また、サイドターンランプ組立体7は、図4に示すよう
に、背面壁8を有するケース本体9及びケース本体9の
前部に組み合わされるケースカバー10から成るランプ
ケース11と、このランプケース11内に配置される反
射板12と前記背面壁8に取付けられたソケット13
と、このソケット13に装着されるバルブ(ランプ)1
4とで構成されている。なお、図示を省略したが、ヘッ
ドランプ組立体6も既述のサイドターンランプ組立体7
と同様の構成となっている。
【0013】そして、前記サイドターンランプ組立体7
の背面壁8の背面8aであってその側端縁部には、図2
及び図4に示す如く上下一対の丸棒状の突起(ボス)1
6,17が一体に固着されている。
【0014】一方、フェンダパネル2の前端側のフラン
ジ端面2aには、その下部に設けられた幅広のフランジ
箇所18に1つの円形の穴部19が形成されており、前
記フランジ箇所18の上部にはその内側部分に切欠き部
20が形成されて幅狭のフランジ箇所21となされてい
る。なお、上述の穴部19の直径は下方の突起17の直
径よりも僅かに大きく成形されており、この突起17が
前記穴部19内に差し込まれ得るように構成されてい
る。
【0015】また、ランプ組立体5の上部には図5〜図
7に示すようにボルト挿通孔22,23をそれぞれ有す
る一対の取付片24,25が一体成形されており、ラン
プ組立体5の背面側には図5〜図8に示すようにねじ穴
26を有する円筒状の取付部27が複数箇所に一体成形
されている。
【0016】かくして、ランプ組立体5は次のようにし
て車体に取付けられる。まず、ランプ組立体5の背面8
aを図2に示すようにフェンダパネル2のフランジ端面
2aの側に向けて後方に移動させることにより、上下一
対の突起16,17のうちの下方側の突起17を図4に
示すように前記フランジ端面2aの穴部19内に差し込
み、この突起17と穴部19との案内作用にてランプ組
立体5をフェンダパネル2に対して突起17を中心に回
動可能な状態で仮組付けを行う。なお、この際、上方側
の突起16をフェンダパネル2の内側に配置する。
【0017】次いで、ランプ組立体5を前記突起17を
中心に回動させることにより、前記上方側の突起16を
フェンダパネル2の切欠き部20に向けて移動させ、そ
の突起16の外周面の一部を図3及び図4に示すように
前記切欠き部20に当接させた状態にする。これによ
り、ランプ組立体5は、突起17と穴部19との係合箇
所及び突起16と切欠き部20との当接箇所の2点で上
下方向及び左右方向の位置決めが同時になされ、フェン
ダパネル2に対して所定の配設位置に組付けられる。
【0018】このような組付状態の下では、ランプ組立
体5の取付片24,25のボルト挿通孔22,23が、
図6及び図7に示す如く、車体のフロントパネル28の
水平板部28aに形成されたボルト挿通孔29,30に
一致するように位置決めされると共に、ランプ組立体5
の取付部27のねじ穴26が図6〜図8に示す如くフロ
ントパネル28の垂直板部28bに形成されたボルト挿
通孔31にそれぞれ一致されることとなる。
【0019】しかる後、ランプ組立体5のボルト挿通孔
22,23及びフロントパネル28のボルト挿通孔2
9,30を利用してランプ組立体5の取付片24,25
をフロントパネル28の水平板部28aにボルト締めに
て固定すると共に、ランプ組立体5の取付部27のねじ
穴26及びフロントパネル28a,28bのボルト挿通
孔31を利用することによりランプ組立体5の取付部2
7を複数箇所においてフロントパネル28の垂直板部2
8bにボルト締めにて固定する。
【0020】このような取付構造によれば、ランプ組立
体5の取付作業に際し、ランプ組立体5の突起17とフ
ェンダパネル2のフランジ端面2aの穴部19との間の
係合作用、並びに、ランプ組立体5の突起16と前記フ
ランジ端面2aの切欠き部20との間の当接作用によ
り、フェンダパネル2及びフロントパネル28a,28
bに対するランプ組立体5の位置決め(位置規制)作業
を極めて容易にしかも正確に行うことができる。従っ
て、ボルト挿通孔やねじ穴の位置合わせを容易かつ正確
に行うことができ、ランプ組立体5の取付作業の簡素化
及び迅速化を図ることが可能となる。
【0021】また、本例の場合には、位置決め用の穴部
19はフェンダパネル2のフランジ端面2aに1つだけ
設けるようにすればよいため(従来では2つ必要)、こ
のフランジ端面2aにおける直線部分が短くても、穴部
19と切欠き部20との間の距離ひいてはランプ組立体
5の一対の突起16,17間のピッチを必要に応じて広
くとることが可能となる。このため、フェンダパネル2
とランプ組立体5との形状合わせが行い易くなるという
利点がある。
【0022】さらに、本例では、ランプ組立体5の下側
の突起17をフェンダパネル2の穴部19に差し込むよ
うにしているため、ランプ組立体5の上下方向における
バラツキを生じることがない。しかも、ランプ組立体5
の上側の突起16をフェンダパネル2の内面側の切欠き
部20に当接させるようにしているので、フェンダパネ
ル2よりランプ組立体5が外側にはみ出てしまうような
不具合を生じることがなく、従って外観を良好にするこ
とができる。
【0023】また、前記一対の突起16,17間のピッ
チに誤差があっても、突起16の合わせ部を切欠き部2
0としているのでその誤差を吸収でき、当該誤差がラン
プ組立体5とフェンダパネル2との配設誤差になるよう
なことを回避できる。
【0024】一方、フェンダパネル2は、通常、プレス
加工にて製作されるが、本例の場合には1つの穴部19
及び1つの切欠き部20をフランジ端面2aに形成する
だけでよいため、フェンダパネル2のプレス加工が容易
である。
【0025】以上、本発明の一実施例につき述べたが、
本発明はこの実施例に限定されるものではなく、本発明
の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能であ
る。例えば、突起16,17、穴部19及び切欠き部2
0等の形状は必要に応じて種々に変更可能である。ま
た、本発明は、四輪自動車1の前部に配設されるランプ
組立体5に限らず、四輪自動車1の後部等に配設される
ものに対しても適用可能であることは言う迄もない。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、ランプ組立体の
一方の突起をフェンダパネルの端面の穴部に差し込んで
その他方の突起の外周面の一部をフェンダパネルの端面
の切欠き部に当接させることにより、ランプ組立体を上
下方向及び左右方向に位置決めした状態で前記ランプ組
立体を車体に取付けるようにしたものであるから、フェ
ンダパネルの端面に短い直線部しかなくても上述の穴部
及び切欠き部の間の長さを十分に長く形成してランプ組
立体の一対の突起間のピッチを広くとることができ、こ
れにより、ランプ組立体の位置決めを容易にしかも正確
に行うことが可能となる。
【0027】また、本発明によれば、ランプ組立体の一
方の突起をフェンダパネルの穴部に差し込んでその他方
の突起をフェンダパネルの内面側の切欠き部に当接させ
るようにしているので、これらの両突起がフェンダパネ
ルの外部に出てしまうようなことがなく、ランプ組立体
とフェンダパネル等との間の位置合わせ(形状合わせ)
が確実になされることとなり、その外観を良好にするこ
とができる。
【0028】さらに、前記一対の突起間のピッチに誤差
があっても、1つの突起の合わせを前記切欠き部にて行
うようにしたので、その誤差を吸収でき、従って当該誤
差がランプ組立体とフェンダパネル等との組付誤差(形
状合わせの誤差)となることを回避できる。
【0029】また、本発明の場合、フェンダパネルには
その端面に1つの穴部と1つの切欠き部を形成すればよ
いため、フェンダパネルの製作に際してのプレス加工が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ランプ組立体の取付構造を
備えた四輪自動車の前部の斜視図である。
【図2】前記四輪自動車の車体前部の分解斜視図であ
る。
【図3】フェンダパネルの前端部を拡大して示す斜視図
である。
【図4】図2におけるR−R線断面図である。
【図5】ランプ組立体の正面図である。
【図6】図5におけるA−A線断面図である。
【図7】図5におけるB−B線断面図である。
【図8】図5におけるC−C線断面図である。
【図9】従来の車両用ランプ組立体の取付構造を示す車
体前部の斜視図である。
【符号の説明】
1 四輪自動車 2 フェンダパネル 2a フランジ端面 5 ランプ組立体 6 ヘッドランプ組立体 7 サイドターンランプ組立体 8 背面壁 8a 背面 16,17 突起(ボス) 19 穴部 20 切欠き部 28 フロントパネル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェンダパネルの端部に組付けられる車
    両用ランプ組立体に一対の突起を設ける一方、前記フェ
    ンダパネルの端面に穴部を形成すると共に前記フェンダ
    パネルの端面の内面側に切欠き部を形成し、前記ランプ
    組立体の一方の突起を前記フェンダパネルの穴部に差し
    込んでその他方の突起の外周面の一部を前記フェンダパ
    ネルの切欠き部に当接させることにより前記ランプ組立
    体を位置決めし、この状態の下で前記ランプ組立体を車
    体に取付けるようにしたことを特徴とする車両用ランプ
    組立体の取付構造。
JP16988493A 1993-07-09 1993-07-09 車両用ランプ組立体の取付構造 Pending JPH0725284A (ja)

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JP16988493A JPH0725284A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 車両用ランプ組立体の取付構造

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JP16988493A JPH0725284A (ja) 1993-07-09 1993-07-09 車両用ランプ組立体の取付構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010023687A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Mazda Motor Corp 自動車のヘッドランプ取付構造
FR2944490A1 (fr) * 2009-04-21 2010-10-22 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif de fixation d'un projecteur avant de vehicule automobile et vehicule dont les deux projecteurs sont fixes au moyen d'un tel dispositif

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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