JPH081179Y2 - リテーナ板の保持構造 - Google Patents

リテーナ板の保持構造

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JPH081179Y2
JPH081179Y2 JP1243590U JP1243590U JPH081179Y2 JP H081179 Y2 JPH081179 Y2 JP H081179Y2 JP 1243590 U JP1243590 U JP 1243590U JP 1243590 U JP1243590 U JP 1243590U JP H081179 Y2 JPH081179 Y2 JP H081179Y2
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昌之 三宅
照夫 森坂
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はリテーナ板の保持構造に関し、リテーナ板お
よびこれを保持するホルダ板の形状を簡単化できるとと
もに、ホルダ板のパネル取付けを簡易迅速になすことが
可能なリテーナ板の保持構造に関する。
[従来の技術] 車両ドア開口のピラーパネルにはドア側に設けるラッ
チと係合してドアをロックするストライカが設けられ
る。このストライカとラッチの相対位置は確実な作動を
得るために一定の精度で設定する必要があるが、ドア組
付け時の誤差等により住々にしてずれることが多い。
そこで、従来は例えば第3図および第4図に示す構造
が採用されている(第1従来例)。図において、ピラー
パネル5内にこれに沿つて設けたピラーリインホースメ
ント3には上下位置にネジ挿通穴32が設けてあり、その
裏面に上下方向へ延びる長板状のリテーナ板1が、上下
のネジ穴11を上記ネジ挿通穴32に臨ましめて設けてあ
り、このリテーナ板1は背後よりホルダ板2で保持され
ている。
すなわち、リテーナ板1は中央部の幅を小さくなし
(第4図)、この小幅の中央部の表面に沿いこれを横切
って鞍型のホルダ板2を設ける。ホルダ板2は両端部で
ピラーリインホースメント3に溶接固定され、上方へ屈
曲するその中央部はホルダ板中央部との間に一定間隙を
形成している。
このようにして保持されたホルダ板1は、第3図の上
下方向および左右方向へ一定範囲で移動可能であり、ス
トライカ61を立設したストライカ板6の取付け穴62に挿
入したネジを、ピラーパネル5の通孔(図略)とピラー
リインホースメント3のネジ挿通穴32に通して上記リテ
ーナ板1のネジ穴11に螺入する。この時、上記リテーナ
板1は上下左右に調整代を有するから、最終的にネジ固
定する位置はドア側のラッチとの相対位置を考慮して微
調整することができる。
同様の目的で他の構造も採用されており(第2従来
例)、これを第5図および第6図に示す。
図において、リテーナ板1は単純な長方形状をなし、
ホルダ板2はこのリテーナ板1の表面全体を一定間隙を
なして覆う箱形に成形されている。しかして、リテーナ
板1はホルダ板2内で上下左右に移動可能である。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記第1従来例では、リテーナ板1を中央
部がくびれた形状に成形する必要があって製作の手間が
かかり、また、第2従来例ではリテーナ板1の形状は簡
単であるものの、ホルダ板2を箱形状に成形するのに、
やはり手間を要する。また、上記いずれの従来例もホル
ダ板2をピラーリインホースメント3に溶接固定する際
の位置決めに、ホルダ板2の周縁を複数箇所で押える比
較的大形の治具が必要であるとともに、これによりスポ
ット溶接位置が制約されるという問題がある。
本考案はかかる課題を解決するもので、リテーナ板お
よびホルダ板をいずれも簡単な形状にできるとともに、
ホルダ溶接時の位置決めの簡易化と熔接自由度の拡大を
実現したリテーナ板の保持構造を提供することを目的と
する。
[課題を解決するための手段] 本考案の構成を説明すると、車両ドア開口のピラーパ
ネル3裏面に、ストライカ板固定用のネジ穴11を形成し
たリテーナ板1を配設するとともに、該リテーナ板1の
背後を間隙をなして横切って延び上記ピラーパネル3と
の間にリテーナ板1を保持するホルダ板2を設け、該ホ
ルダ板2の板面には位置決め穴21を設けて該位置決め穴
21の穴縁をピラーパネル3方向へ突出する突壁22となす
とともに、上記リテーナ板1には上記位置決め穴21より
も大径の保持穴12を設けて該保持穴12内に上記突壁22を
位置せしめるようになし、かつ上記ピラーパネル3には
上記位置決め穴21と同径の基準穴31を設けて、該基準穴
31より上記保持穴12を経て上記位置決め穴21に基準ピン
4を挿通した状態で上記ホルダ板2の必要箇所をピラー
パネル3に溶接固定したものである。
[作用] 上記構成において、ホルダ板2によりリテーナ板1を
背後より保持した状態で、ホルダ板2の位置決め穴21の
穴縁に形成した突壁22が、リテーナ板1の大径の保持穴
12内に位置する。しかして、リテーナ板1はその保持穴
12の内周が上記突壁22に当接するまで、ホルダ板2内で
移動可能であり、この移動可能距離が調整代となる。
かかる構造によれば、従来の如くリテーナ板1を中央
部がくびれた形状に成形したり、あるいはホルダ板2を
箱形に成形することなく、リテーナ板1を所定の調整代
を有して保持することができる。
また、ホルダ板2の溶接固定時には、基準ピン4を位
置決め穴21に挿通してホルダ板2の一点を位置決めする
から、ホルダ板2周縁の他の一点を治具で押えることに
よりホルダ板2全体の姿勢が定まる。しかして、ホルダ
板2の周縁の複数位置を押える必要がないから治具の小
形化が可能であるとともに、スポット溶接位置の選択の
自由度が向上する。
[実施例] 第1図において、ピラーリインホースメント3の裏面
にはこれに沿つて厚肉長方形のリテーナ板1が配設さ
れ、該リテーナ板1には両端部にネジ穴11が設けてあ
る。このネジ穴11は、上記リインホースメント3のネジ
挿通穴32(第3図)およびピラーパネル5に設けた通孔
(図略)に一致し、ストライカ板6をピラーパネル5面
に固定するネジが螺入せしめられる。このリテーナ板1
には中央部に保持穴12が形成されている(第2図)。
上記リテーナ板1の背面に沿いこれを横切って鞍形に
屈曲成形したホルダ板2が設けてあり、該ホルダ板2は
リテーナ板1外周との間に間隙を成し、その両端はピラ
ーリインホースメント3に溶接固定されている。ホルダ
板2にはリテーナ板1の保持穴12に対応する位置に該保
持穴12よりも小さい位置決め穴21が設けてあって、この
位置決め穴21の周縁はバーリング加工等により保持穴12
内へ突出する突壁22となっている。該突壁22の外周と保
持穴12内周との間には所定の間隙が形成されている。
上記構造において、リテーナ板1はピラーリインホー
スメント3面に沿つてホルダ板2内で移動でき、その移
動は保持穴12の内周が上記突壁22に当接する一定範囲で
可能である。しかして、この範囲でリテーナ板1が移動
できることにより、ストライカ板6の調整代が確保され
る。
ここで、上記ピラーリインホースメント3には、上記
位置決め穴21に対応せしめてこれと同径の基準穴31が設
けてあり(第2図)、ホルダ板2を溶接固定する際に
は、図の鎖線で示す如く、基準ピン4を保持穴12を経て
これら基準穴31と位置決め穴21に貫通せしめる。これに
より、ホルダ板2は中心が位置決めされるから、ホルダ
板2周縁の他の一点を治具で押えればその姿勢を確定す
ることができ、簡易かつ小形の治具で位置決めができる
から溶接点選択の自由度が増す。
なお、上記実施例においてピラーリインホースメント
3を使用せず、ホルダ板2を直接ピラーパネルに固定す
る構造とすることもできる。
[考案の効果] 以上の如く、本考案になるリテーナ板の保持構造によ
れば、リテーナ板とこれを保持するホルダ板を単純な形
状とでき、したがって製造組付けが簡易である。また、
ホルダ板の溶接固定時に使用する治具も小形簡易なもの
で良い上に、溶接点を選択する自由度も大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は保持構造の要部斜視図、第2図は第1図のII−II線断
面図、第3図および第4図は従来例を示し、第3図は保
持構造の全体分解斜視図、第4図はその要部斜視図、第
5図および第6図は他の従来例を示し、第5図は保持構
造の要部斜視図、第6図は第5図のVI−VI線断面図であ
る。1……リテーナ板 11……ネジ穴 12……保持穴 2……ホルダ板 21……位置決め穴 22……突壁 3……ピラーリインホースメント(ピラーパネル) 31……基準穴 4……基準ピン 5……ピラーパネル 6……ストライカ板 61……ストライカ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両ドア開口のピラーパネル裏面に、スト
    ライカ板固定用のネジ穴を形成したリテーナ板を配設す
    るとともに、該リテーナ板の背後を間隙をなして横切っ
    て延び上記ピラーパネルとの間にリテーナ板を保持する
    ホルダ板を設け、該ホルダ板の板面には位置決め穴を設
    けて該位置決め穴の穴縁をピラーパネル方向へ突出する
    突壁となすとともに、上記リテーナ板には上記位置決め
    穴よりも大径の保持穴を設けて該保持穴内に上記突壁を
    位置せしめるようになし、かつ上記ピラーパネルには上
    記位置決め穴と同径の基準穴を設けて、該基準穴より上
    記保持穴を経て上記位置決め穴に基準ピンを挿通した状
    態で上記ホルダ板の必要箇所をピラーパネルに溶接固定
    したことを特徴とするリテーナ板の保持構造。
JP1243590U 1990-02-09 1990-02-09 リテーナ板の保持構造 Expired - Lifetime JPH081179Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH03103878U JPH03103878U (ja) 1991-10-29
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JPH03103878U (ja) 1991-10-29

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