JPH0450100Y2 - - Google Patents

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JPH0450100Y2
JPH0450100Y2 JP12502187U JP12502187U JPH0450100Y2 JP H0450100 Y2 JPH0450100 Y2 JP H0450100Y2 JP 12502187 U JP12502187 U JP 12502187U JP 12502187 U JP12502187 U JP 12502187U JP H0450100 Y2 JPH0450100 Y2 JP H0450100Y2
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plate
pin
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ejector
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、射出成形等に用いられる樹脂成形用
金型の構造に係り、詳しくは、エジエクタ板への
ピン類の取付構造に関するものである。
[従来の技術] 第4図に示すように、可動側のエジエクタ板5
0にピンを取付する場合には、後面を広くした溝
52とこれにより径小とした貫通穴53とが連成
され、前板54に例えばリターンピン51を後方
から挿通して抜け止め状態とする。その後に、後
面から前板54に後板55を固定することによつ
てエジエクタ板を構成していた。この場合に前板
54は例えば15mmの場合には、後板55が約20mm
となるので、実際はW=35mm程度の厚さが形成さ
れるようになる。
[考案の解決しようとする問題点] 上記リターンピン51の取付構造によれば、2
枚の前後板54,55の分Wだけエジエクタ板5
0が厚くなつて移動量が少なくなるために、所期
の移動量を得るためには可動側の型板を厚くする
必要があつた。その結果、上記厚みの分に比例し
てピン51の長さと径を大きくしなければなら
ず、ピンの折損や位置ズレが起こり易く欠点を招
来するものであつた。
又、ピン51の長さによつて、可動型板等への
組込作業が面倒となるので、金型の組立作業にも
悪影響を与えるものであつた。
而して、本考案は上記実情に鑑みて開発された
ものであつて、エジエクタ板へピン類を容易に組
込め、金型の小型化に寄与するようにしたこと
を、その主な目的とするものである。
[考案の構成] 上記目的を達成するための本考案に係る樹脂成
形金型は、固定型板と可動型板とエジエクタ板と
このエジエクタ板からの可動金型側へ突出しされ
るピン類とを備えて成るものである。
斯る金型におけるピン取付構造の特徴は、エジ
エクタ板の側端には抜け止め片を有する受溝が切
欠されるとともにピンの後端には鍔部が張り出さ
れ、側方から受溝へ鍔部が係入される。斯る状態
でピン前半部は可動金型のピン孔に挿通される。
[考案の作用] エジエクタ板の受溝の側方からピン類の鍔部を
係入する。鍔部は受溝に係入されると同時に、抜
け止め片によつて前方への抜けが阻止されるの
で、これに可動型板を取付してピン前半部を可動
型板のピン孔へ挿入すれば径方向への移動が阻止
された状態で取付される。
[考案の実施例] 図面第1図乃至第4図は本考案に係る樹脂成形
用金型におけるピン取付構造の一実施例を示し、
金型としては成形空間のみを交換できる入子式金
型を用い、ピンとしてリターンピンを例示する。
而して、樹脂成形用金型、可動側取付板1で、
可動側取付板1には、スペーサブロツク3,3を
介して可動型板2が取付され、スペーサブロツク
3,3の間には、エジエクタ板4が進退可に設け
られている。エジエクタ板4には可動金型側へピ
ンとしてリターンピン6が突出されている。又、
固定側には固定型板5が設けられて成る。
而して、エジエクタ板4の側端には厚み方向中
間より前側に受溝40が切欠され、可動金型側に
位置して抜け止め片41が形成される。受溝40
はエジエクタ板4の角部に複数形成され、抜け止
め片41はリターンピン6の外径寸法に逃げ部4
2を有している。図中43はリターンピン6の鍔
部、44は可動型板2のピン孔である。
次に、可動型板2とエジエクタ板4との間には
同一方向外側から可動カセツト板10とエジエク
タカセツト板11とこれらの間のエジエクタピン
12…とを装置可能に略U字形に開口する装着穴
13〜15が設けられている。
詳述すると、可動型板2,2は左右に略L字形
に分割され、パーテイング面側で巾広い装着穴1
3とスペーサブロツク側で巾狭い装着穴14とが
併設されている。上記装着穴13の左右側壁1
6,16には押え部としての突条19,19が突
出され、後壁17が段状に形成されている。突条
19は装着穴13に交差してパーテイング面側か
ら穿けられた穴22に固定される押え座21から
延長され、好ましくは、後面がテーパ面20に形
成される。押え座21は上下方向の略中間に位置
し、ボルト23で螺合されている。図中24は図
示しないガイドピン用穴である。
又、前記エジエクタ板4の装着穴15は縦長で
前側に段部25,25を有する抜け止め構造を呈
している。エジエクタカセツト板11には後面に
首部26と頭部27とを有する係止部材28が上
下に夫々突設されている。スペーサブロツク3,
3は、上下方向に対向配置することによつて上方
を開口することができ、中間には挿通部29が凹
設されている。
前記可動カセツト板10は前面をコア面10a
とし、左右には押え部としての凹条30,30が
形成されている。凹条30は後面をテーパ面31
に形成できる。この可動カセツト板10にはエジ
エクタカセツト板11とこれから延長係入される
エジエクタピン12…とから一体組付されてセツ
ト化されている。
上記構成に基づくリターンピン6の取付は、エ
ジエクタ板4の受溝40にリターンピン6の鍔部
43を側方から係入すると、鍔部43が抜け止め
片41で抜け前後方向へ抜け止め状態となると同
時に、ピン後端部6aが逃げ部42から侵入して
セツト状態となる。次で、可動金型2を取付する
際に、リターンピン6の前半部6bを可動金型2
のピン孔44へ係入すれば完了する。
又、上記構成に基づくカセツト金型の交換に際
しては、挿通穴13〜15の各上部開口部に可動
カセツト板10とエジエクタピン12…とエジエ
クタカセツト板11とを夫々位置させれば、テー
パ状の案内部13a〜15aで案内される。可動
カセツト板10は凹条30,30が突条19,1
9に案内されると同時に、エジエクタカセツト板
11は係止部材28が装着穴15に案内されるこ
とによつて、自重によつて底壁18に当接するま
で係入される。可動カセツト板10は側壁16,
16と後壁17と底壁18との四面で規制された
状態で装着されている。又、エジエクタカセツト
板11の係止部材28は頭部27が装着穴15に
位置し、首部26が段部25に位置することによ
つて、抜け止めされる。
その際、エジエクタピン12…は、装着穴14
とスペーサブロツク3,3の開口部分とから当接
せず装着されるに至る。
上記可動側での交換と同様に固定側での交換を
行なえる。即ち、固定型板5に上方を開口する装
着穴32を設け、これに突条34を有する押え座
33をボルト35で螺合する構造とする。これに
対応して、固定カセツト板36を形成し、この側
面に凹条37,37を形成する構造とすれば、装
着穴32に固定カセツト板36を装着可能とな
る。その際、突条34のテーパ面34aと凹条3
7のテーパ面37aとが面接触して締付を行なえ
る。図中36aはキヤビテイ面側である。
上記一実施例に基づいてエジエクタ板4を実用
化すると、W=20mmの薄さに構成でき、その薄い
分だけ金型厚みを少なくできるので、リターンピ
ン6の径と長さも縮小できる。
又、可動型板2を左右分割したことによつて、
U字形底部分に生じる撓みを解消することがで
き、底部の厚みを大きくしない分だけ金型の投影
面積を少なくできる。加えて、左右方向からのガ
タ止め等の調整が行なえる。
この一実施例において押え座21,33を図示
したが、図示しないテーパねじで押える構造にも
設計変更可能である。又、カセツト式金型以外に
も適用を妨げないものである。さらに、リターン
ピン6を説明したが、他のエジエクタピンにも適
用を妨げないものである。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、エジエ
クタ板側端の受溝へピンの鍔部を係入すれば、逃
げ部から軸が前方へ突出して抜け止め片で前後方
向が係止されるので、可動型板取付に伴なうピン
孔への通常のピン挿通作業を行なうだけでワンタ
ツチ取付でき、従来に比べて作業時間を大幅に短
縮することができた。
又、可動型板側の金型厚みを減少でき、その分
だけ各ピン類の径と長さを減少できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る樹脂成形用金型におけるピ
ン取付構造の一実施例を示し、第1図は全体を示
す同分解斜視図、第2図は平面から見た同断面
図、第3図は同要部斜視図、第4図は従来の要部
断面図である。 1……可動側取付板、2……可動型板、3……
スペーサブロツク、4……エジエクタ板、5……
固定型板、6……リターンピン、6a……後端
部、6b……前半部、10……可動カセツト板、
11……エジエクタカセツト板、13〜15,3
2……装着穴、40……受溝、41……抜け止め
片,42……逃げ部、43……鍔部、44……ピ
ン孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定型板と可動型板とエジエクタ板とこのエジ
    エクタ板から可動金型側へ突出しされるピン類と
    を備えて成る樹脂成形用金型において、 エジエクタ板の側端には可動金型側に抜け止め
    片を有する受溝が切欠されるとともにピンの後端
    には鍔部が張り出され、側方から受溝へ鍔部が係
    入されてピン前半部が可動金型のピン孔に挿通さ
    れることを特徴とする樹脂成形用金型におけるピ
    ン取付構造。
JP12502187U 1987-08-17 1987-08-17 Expired JPH0450100Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12502187U JPH0450100Y2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12502187U JPH0450100Y2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6430215U JPS6430215U (ja) 1989-02-23
JPH0450100Y2 true JPH0450100Y2 (ja) 1992-11-26

Family

ID=31375256

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JP12502187U Expired JPH0450100Y2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17

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JPS6430215U (ja) 1989-02-23

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