JPH11113139A - 電気接続箱の取付構造 - Google Patents

電気接続箱の取付構造

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JPH11113139A
JPH11113139A JP9270983A JP27098397A JPH11113139A JP H11113139 A JPH11113139 A JP H11113139A JP 9270983 A JP9270983 A JP 9270983A JP 27098397 A JP27098397 A JP 27098397A JP H11113139 A JPH11113139 A JP H11113139A
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JP
Japan
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bracket
fixing portion
bolt
connection box
cassette
Prior art date
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Pending
Application number
JP9270983A
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English (en)
Inventor
Masami Sakamoto
正美 坂元
Hirobumi Sano
博文 佐野
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Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 障害物を外さずに電気接続箱を取り外し可能
とする。 【解決手段】 接続箱本体5にブラケット2を設け、ブ
ラケットを介して相手側取付部4に接続箱本体を固定す
る電気接続箱の取付構造で、ブラケット2と相手側取付
部4との間にカセットブラケット3を設け、カセットブ
ラケットが、ブラケット2に第一のボルト14で固定さ
れる第一固定部12と、第一固定部とは異なる方向を向
き、相手側取付部4に第二のボルト15で固定される第
二固定部13とを備える。第一固定部12はナット19
を有する。第一固定部12に位置決め突条22を設け、
ブラケット2に、位置決め突条に対する係合溝7を設け
た。ブラケット2に対向して接続箱本体5に位置決め突
起8を設け、第一固定部12に、位置決め突起に対する
係合凹部21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱の取付
方向とは異なる方向からも電気接続箱を取り外し可能と
した電気接続箱の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の電気接続箱の取付構造を
示すものである。この構造は、車両ボディ51側に電気
接続箱52をボルト53で固定し、電気接続箱52の正
面側に対向してインパネカバー54を覆設して成るもの
である。
【0003】車両ボディ51側には上下にブラケット5
5,56が設けられ、下側のブラケット56にはボルト
挿通孔57が形成され、上側のブラケット55にはレー
ル58が形成されている。電気接続箱52には、下側の
ブラケット56に対応してボルト挿通孔59が貫設さ
れ、上側のブラケット55に対応してスライド係合部6
0が設けられている。インパネカバー54には、電気接
続箱52のヒューズ装着部61に対応して開口62が形
成されている。
【0004】電気接続箱52は、スライド係合部60を
レール58に係合させると共に、電気接続箱52の裏面
側からボルト挿通孔59にボルト53を挿通し、電気接
続箱52の表面側からナット63で締め付けることで、
車両ボディ51に固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造にあっては、メンテナンス等で電気接続箱52
を車両ボディ51側から取り外す際に、一々インパネカ
バー54を外さなければ、ナット63を緩めるための工
具(ドライバやスパナ)の入るスペースが確保できず、
電気接続箱52の取り外しが大変面倒であるという問題
があった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、メンテナン
ス等でインパネカバー等の障害物がある場合でも、車両
ボディ側から簡単且つ確実に電気接続箱を取り外すこと
のできる電気接続箱の取付構造を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、接続箱本体にブラケットが設けられ、該
ブラケットを介して相手側取付部に該接続箱本体が固定
される電気接続箱の取付構造において、該ブラケットと
該相手側取付部との間にカセットブラケットが設けら
れ、該カセットブラケットが、該ブラケットに第一のボ
ルトで固定される第一固定部と、該第一固定部とは異な
る方向を向き、該相手側取付部に第二のボルトで固定さ
れる第二固定部とを備えることを特徴とする(請求項
1)。前記第一固定部が、前記第一のボルトに対するナ
ットを有する(請求項2)。また、前記第一固定部に位
置決め突条が設けられ、前記ブラケットに、該位置決め
突条に対する係合溝が設けられたことも有効である(請
求項3)。また、前記ブラケットに対向して前記接続箱
本体に位置決め突起が設けられ、前記第一固定部に、該
位置決め突起に対する係合凹部が設けられたことも有効
である(請求項4)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図2は、本発
明に係る電気接続箱の取付構造の第一実施例を示すもの
である。
【0009】この構造は、図1の如く電気接続箱(J/
B)1にブラケット2が設けられ、ブラケット2にカセ
ットブラケット3を固定可能とし、カセットブラケット
3を車両側取付部(相手側取付部)4に固定可能とした
ものである。
【0010】J/Bブラケット2は平板状に形成され、
合成樹脂製の接続箱本体5の下端に垂直に突設されてい
る。J/Bブラケット2には、中央寄りにボルト挿通孔
6が貫設されると共に、ボルト挿通孔6の側方に垂直方
向の縦長矩形状の係合溝7が形成されている。また、係
合溝7の上方において接続箱本体5に矩形状の位置決め
突起8が設けられている。
【0011】図2の如く位置決め突起8はJ/Bブラケ
ット2に対向し、J/Bブラケット2からやや(L寸法
分)離間して接続箱本体5の壁部9に設けられている。
壁部9は接続箱本体5の上カバー10の一部であり、J
/Bブラケット2は下カバー11の一部として形成され
ている。上カバー10と下カバー11とで接続箱本体5
が構成されている。
【0012】図1においてカセットブラケット3は合成
樹脂で形成され、J/Bブラケット2に対する平板状の
第一固定部12と、第一固定部12とは直交する方向、
すなわち第一のボルト14でJ/Bブラケット2を締め
付ける方向とは異なる方向を向き、車両側取付部4に第
二のボルト15で締付固定される平板状の第二固定部1
3とで構成されている。
【0013】第一固定部12の裏面側には、J/Bブラ
ケット2に対する収容凹部16が垂直方向に切欠形成さ
れ、収容凹部16の両側に停止用のリブ17が形成され
ている。第一固定部12の中央寄りに、J/Bブラケッ
ト2のボルト挿通孔6に対応する貫通孔18が形成さ
れ、貫通孔18の途中において第一固定部12の内部に
ナット19が固設されている。ナット19はインサート
成形や圧入によって固定される。圧入の場合は第一固定
部12の内部にナット挿着用の空間が設けられる。
【0014】また、図2にも示す如く、収容凹部16内
において第一固定部12の端面20から、J/Bブラケ
ット2の位置決め突起8に対する矩形状の係合凹部21
が切欠形成されると共に、係合凹部21のほぼ延長上な
いしはやや偏心した位置に、J/Bブラケット2の係合
溝7に対する縦長矩形状の位置決め突条(リブ)22が
設けられている。位置決め突条22は、J/Bブラケッ
ト2に対するカセットブラケット3の回り止めと位置決
めを行う。
【0015】J/Bブラケット2が板厚方向に第一固定
部12の収容凹部16内に接合する際に、ないしは第一
固定部12がJ/Bブラケット2に接合する際に、位置
決め突起8が係合凹部21内に進入しつつ、位置決め突
条22が係合溝7内に係合する。すなわち、先ず位置決
め突起8が係合凹部21に進入し、位置決め突起8がカ
セットブラケット3の案内役をして、位置決め突条22
が係合溝7にスムーズに且つ位置ずれなく確実に進入す
る。これは、位置決め突起8がJ/Bブラケット2より
もブラケット接合方向にL寸法だけ離間して配置されて
いるからに他ならない。
【0016】また、位置決め突条22が縦長であり、同
じく縦長の係合溝7に長い距離で接するから、J/Bブ
ラケット2に対するカセットブラケット3の回動方向の
ガタ付きが積極的に抑止される。それらにより、第一固
定部12のナット19のねじ孔19aとJ/Bブラケッ
ト2のボルト挿通孔6とが確実に位置合わせされる。J
/Bブラケット2の表面側が収容凹部16内に安定に収
容される。
【0017】位置決め突起8はカセットブラケット3の
左右方向のガタ付きを抑え、位置決め突条22はカセッ
トブラケット3の上下左右方向及び回動方向のガタ付き
を抑える。二つの位置決め部分8,22が相互にガタ付
きを抑えることで、カセットブラケット3のガタ付きが
一層確実に防止され、電気接続箱1が車両側取付部4に
ガタ付きなくしっかりと固定される。J/Bブラケット
2とカセットブラケット3の第一固定部12とは第一の
ボルト14で固定される。
【0018】図1においてカセットブラケット3の第二
固定部13にはボルト挿通孔23が設けられている。ボ
ルト挿通孔23は第一固定部12のナット19のねじ孔
19aと直交ないしは交差する方向に位置している。車
両側取付部4には例えば雌ねじ部24が形成されてお
り、ボルト挿通孔23に第二のボルト15を挿通して雌
ねじ部24に締め込むことで、カセットブラケット3が
車両側取付部4に固定される。
【0019】J/Bブラケット2にカセットブラケット
3を先に固定してから、カセットブラケット3を車両側
取付部4に固定するか、あるいはカセットブラケット3
を車両側取付部4に固定した後、カセットブラケット3
にJ/Bブラケット2を固定するかは、作業性を勘案し
て適宜選択することができる。
【0020】車両側に固定された電気接続箱1を取り外
す場合、カセットブラケット3の正面側には例えばイン
パネカバー(図示せず)が位置し、カセットブラケット
3の背面側には車両ボディ(図示せず)が位置して、第
一のボルト14の取り外しは困難である。そこで、側方
の図示しないスペースないしは開口から第二のボルト1
5を緩めることにより、電気接続箱1をカセットブラケ
ット3ごと車両側取付部4から簡単に取り外すことがで
きる。電気接続箱の取付は第一のボルト14で行うこと
が可能である。
【0021】逆に、第一のボルト14の前後にインパネ
カバーや車両ボディ等の障害物がなく、第二のボルト1
5の周りに車両ボディ等の障害物がある場合には、第一
のボルト14を緩めることで、電気接続箱1をカセット
ブラケット3から離脱させて車両ボディから取り外すこ
とができる。電気接続箱1の取付は第二のボルト15で
行うことが可能である。
【0022】なお、J/Bブラケット2ではなくカセッ
トブラケット3に位置決め突起8と係合溝7とを設け、
J/Bブラケット2に位置決め突条22と係合凹部21
とを設けることも可能である。
【0023】図3は、カセットブラケットの他の実施例
を示すものであり、車両側の取付位置に応じてカセット
ブラケット25の第二固定部27の向き(傾き)を変更
している。第二固定部27は第一固定部26に対して傾
斜気味に交差している。第二固定部27の向き(傾き)
の変更により、電気接続箱の取付方向を任意に変えるこ
とができる。また、車両側の取付位置に応じてカセット
ブラケット25のみを取り替えることにより、J/Bブ
ラケット2(図1)と車両側取付部4とを何ら変更する
ことなく、取付位置変更に容易に対応することができ
る。
【0024】図4〜図6は、カセットブラケットの形状
を変更した具体例を示すものである。図においては接続
箱本体30及びJ/Bブラケット31を実線で、カセッ
トブラケット32を鎖線で示している。
【0025】図4,図5の如く、ナット33を有する第
一固定部34の板厚方向両側に第二,第三の固定部3
5,36が突出形成されている。第三固定部36は第一
固定部34に対してひねり方向にやや傾斜し、第二固定
部35は第三固定部36の傾斜方向とは逆方向に傾斜し
ている。各固定部35,36はリブ37で補強されてい
る。第二固定部35には二つのボルト挿通孔43ないし
は位置決め孔が設けられ、第三固定部36には一つの長
孔状の大きめのボルト挿通孔44が設けられている。第
二,第三の定義はなく、第三固定部を第二固定部と呼ん
でもよい。
【0026】図6の如く第一固定部34においてナット
33の側方に位置決め突条38と係合凹部39とが設け
られ、それらにJ/Bブラケット31の係合溝40と接
続箱本体30の位置決め突起41とがそれぞれ係合して
いる。J/Bブラケット31は収容凹部42内に一部係
合している。
【0027】図4において係合溝40の裏側にはJ/B
ブラケット31の補強用の膨出部42が形成されてい
る。図4,図5で係合溝40には位置決め突条38が係
合し、位置決め突起41は係合凹部39の奥深く係合し
ている。J/Bブラケット31は第一のボルト46で第
一固定部34のナット33に締付固定される。第二,第
三の固定部35,36は図示しない第二,第三のボルト
で車両取付部に固定される。車両取付部の向きに応じて
第二又は第三の固定部35,36を選択的に使用するこ
とも可能である。
【0028】第一固定部34と第二,第三の固定部3
5,36とに対する各ボルトの挿入方向(離脱方向)が
異なることで、電気接続箱45の取り外しに際して何れ
かのボルトを選択的に緩めることができ、それにより電
気接続箱45の取外し作業性が向上する。
【0029】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1記載の発明によ
れば、第一固定部と第二固定部とに対する各ボルトの挿
入方向が異なるから、第一固定部の周囲に障害物があっ
て第一のボルトを外せない場合に、第二のボルトを外し
て電気接続箱を車両側から簡単に取り外すことができ
る。逆に、第二固定部の周囲に障害物があって第二のボ
ルトを外せない場合には、第一のボルトを外すことで電
気接続箱を取り外すことができる。これにより、例えば
インパネカバーを外すことなく、インパネ内の電気接続
箱を簡単に取り外すことができ、メンテナンス性が格段
に向上する。また、カセットブラケットを違う形状のも
のに取り替えることで、相手側取付部の位置変更、すな
わち車両の設変等に迅速に対応することができる。ま
た、請求項2記載の発明によれば、ボルトの締付及び緩
め時にナットを手で支持する必要がなく、ブラケットに
対するカセットブラケットの固定作業を容易に行うこと
ができる。また、請求項3記載の発明によれば、位置決
め突条が係合溝に係合することで、ブラケットと第一固
定部との位置合わせが正確に行われ、第一のボルトの螺
入作業が容易化すると共に、ブラケットに対するカセッ
トブラケットの上下左右及び回動方向のガタ付きが防止
される。また、請求項4記載の発明によれば、上記請求
項3の効果が助長されるのは勿論のこと、ブラケットか
ら離れた位置決め突起が先ず係合凹部に進入すること
で、係合溝への位置決め突条の係合がスムーズ且つ確実
に行われ、取付作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の取付構造の一実施例
を示す分解斜視図である。
【図2】同じく要部を示す分解斜視図である。
【図3】カセットブラケットの他の実施例を示す斜視図
である。
【図4】形状の異なるカセットブラケットを用いた実施
例を示す平面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】同じく正面図である。
【図7】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
2,31 J/Bブラケット 3,25,32 カセットブラケット 4 車両側取付部(相手側取付部) 5,30 接続箱本体 7,40 係合溝 8,41 位置決め突起 12,34 第一固定部 13,35 第二固定部 14,46 第一のボルト 15 第二のボルト 19,33 ナット 21,39 係合凹部 22,38 位置決め突条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続箱本体にブラケットが設けられ、該
    ブラケットを介して相手側取付部に該接続箱本体が固定
    される電気接続箱の取付構造において、該ブラケットと
    該相手側取付部との間にカセットブラケットが設けら
    れ、該カセットブラケットが、該ブラケットに第一のボ
    ルトで固定される第一固定部と、該第一固定部とは異な
    る方向を向き、該相手側取付部に第二のボルトで固定さ
    れる第二固定部とを備えることを特徴とする電気接続箱
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第一固定部が、前記第一のボルトに
    対するナットを有することを特徴とする請求項1記載の
    電気接続箱の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記第一固定部に位置決め突条が設けら
    れ、前記ブラケットに、該位置決め突条に対する係合溝
    が設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の電
    気接続箱の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ブラケットに対向して前記接続箱本
    体に位置決め突起が設けられ、前記第一固定部に、該位
    置決め突起に対する係合凹部が設けられたことを特徴と
    する請求項3記載の電気接続箱の取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007282398A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Yazaki Corp 電気接続箱
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