JPH08264102A - ヒューズボックス - Google Patents

ヒューズボックス

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JPH08264102A
JPH08264102A JP6611695A JP6611695A JPH08264102A JP H08264102 A JPH08264102 A JP H08264102A JP 6611695 A JP6611695 A JP 6611695A JP 6611695 A JP6611695 A JP 6611695A JP H08264102 A JPH08264102 A JP H08264102A
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electric wire
box
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Toshiyuki Sekimori
俊幸 関森
Yasuyoshi Fukao
泰祥 深尾
Hiroaki Arai
宏明 新井
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Yazaki Corp
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Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形コストがかからず、ヒューズ及び電線の
組み付けが簡単にできるヒューズボックスを提供する。 【構成】 ヒューズ10が収容されるボックス本体30
Aと、その内部に設けられヒューズ10の両端の板状の
端子12を載せる受台40と、ボックス本体30Aの側
壁31に形成されヒューズの端子12に接続する電線端
子16を挿入する横孔32とを有し、受台40上でヒュ
ーズの端子12と電線端子16とをボルト72で連結す
るヒューズボックスにおいて、前記受台40の上面42
にナット70を回り止め状態で収容する凹部43を形成
すると共に、横孔32から見て受台40の正面奥部にヒ
ューズの端子12を係止する規制壁46を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に車両用として用い
られる大電流ヒューズ用のヒューズボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒューズボックスとしては、例えば実開
平4−54417号公報、実開平4−23048号公報
等に記載のものが知られているが、大電流用のヒューズ
ボックスとしては、図9〜図11に示すものが知られて
いる。
【0003】図9〜図11において、1は上面が開口し
た長方形状のボックス本体を示す。このボックス本体1
の内部には、200A級の大電流用のヒューズ10が収
容される。大電流用のヒューズ10は、図1又は図5に
示すように、太めの棒状の本体11の両端に、板状の矩
形の端子(以下、ヒューズ端子という)12、12を有
したもので、各端子12にはボルト通し孔13があいて
いる。
【0004】ボックス本体1の内部には、ヒューズ10
を略水平な姿勢でボックス本体1内に収容した際に、両
端のヒューズ端子12、12を受ける受台2が一対設け
られている。受台2はボックス1の底面から立設され、
ヒューズ10をある高さに保持できるようになってい
る。また、受台2は、ボックス本体1の長手方向に所定
の間隔(ヒューズ10の本体11を収容できるスペー
ス)をおいて配置されている。ヒューズ10と略平行な
関係にあるボックス本体1の側壁1aには、受台2の上
面に対応させて2つの横孔7があいている。これら横孔
7は、受台2上に載せたヒューズ10の端子12に接続
する電線端子16を挿入するためのものである。また、
受台2には、上向きにネジ部を立設させた状態で、ボル
ト3がインサート成形されている。
【0005】このヒューズボックスにおいてヒューズ1
0と電線15を接続するには、図11に示すように、ヒ
ューズ10をボックス本体1内に収容し、ヒューズ端子
12のボルト通し孔13をボルト3に嵌めて、受台2上
にヒューズ端子12を載せる。次いで、図10に示すよ
うに、ボックス本体1の横孔7から、電線15の先端に
固着した丸形端子(以下、電線端子と言う)16をボッ
クス本体1内に挿入する。そして、電線端子16の孔を
ボルト3に嵌めて、電線端子16をヒューズ端子12と
重ね、その状態で、図11に示すように、座金5を介し
てナット4をボルト3に締め付ける。これにより、ボル
ト3によってヒューズ端子12と電線端子16が相互結
合され、且つこれらがボックス本体1に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のように受台2上にボルト3を立設した場合は、ヒュー
ズ端子12及び電線端子16の位置決め・仮保持が容易
であり、後はナット4を締結するだけで作業を完了する
ことができる。
【0007】しかし、電線端子16を横孔7から挿入し
てボルト3に嵌める際、図10に示すように、電線15
を曲げながら行う必要があるので、特に大電流用の太い
電線の場合、曲げるのが大変で、組み付けづらかった。
また、いったん曲げると、元に戻りづらいので、電線端
子16が浮き上がり気味になり、ナット4の締め付けが
やりづらかった。
【0008】また、従来では、ボルト3をボックス本体
1にインサート成形しているので、ボックス本体1自体
の成形コストが高くなるという問題もあった。
【0009】これに対し、ナットをボックス本体1に組
込むことも考えられるが、ヒューズ10を予め仮保持で
きないため、作業がやり難くなるおそれがあった。
【0010】本発明は、上記事情を考慮し、成形コスト
がかからず、しかもヒューズ及び電線の組み付けが簡単
にできるヒューズボックスを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上面
が開口し内部に棒形のヒューズが略水平な姿勢で収容さ
れるボックス本体と、該ボックス本体の内部に設けられ
前記ヒューズの両端の板状の端子を載せる受台と、前記
ヒューズと略平行な関係にある前記ボックス本体の側壁
に形成され、前記受台上に載せたヒューズの端子に接続
する電線端子を挿入する横孔とを有し、前記受台上で前
記ヒューズの端子と電線端子とをボルトで連結するヒュ
ーズボックスにおいて、前記受台の上面に前記ボルトに
螺合するナットを回り止め状態で収容する凹部を形成す
ると共に、前記横孔から見て前記受台の正面奥部に該受
台に載せたヒューズの端子を係止する規制壁を設けたこ
とを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載のヒュー
ズボックスであって、前記受台と横孔との間に前記電線
端子または電線を通すことで電線端子または電線を押さ
えるループ状の支持枠を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
ヒューズボックスであって、前記規制壁が、前記ヒュー
ズの端子の上方への動きを規制する押さえ部を有してい
ることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載のヒューズボックスであって、前記横孔から見
て前記受台の外側側部に前記受台に載せた端子の外端縁
の位置を規制する第2の規制壁を設けたことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】請求項1の発明では、受台上の凹部にナットを
収容した後、ヒューズ端子を受台の上面に載せる。そう
すると、規制壁でヒューズが係止されることにより、ヒ
ューズ端子が位置決めされた状態で仮保持される。この
状態で、横孔から電線端子を挿入すると、横孔から見て
正面奥部に規制壁があるので、電線端子がこの規制壁に
突き当たることで位置決めされ、電線端子がヒューズ端
子に重なる。ヒューズ端子と電線端子とが受台上に位置
決めされたら、上方からボルトを両方の端子の孔に挿入
し、凹部内に収容したナットに螺合させる。これによ
り、電線端子とヒューズ端子とを連結することができ
る。
【0016】請求項2の発明では、受台上の凹部にナッ
トを収容した後、ヒューズ端子を受台の上面に載せる。
そうすると、規制壁でヒューズが係止されることによ
り、ヒューズ端子が位置決めされた状態で仮保持され
る。この状態で、横孔から電線端子を挿入し、支持枠を
通して受台上に導入すると、横孔から見て正面奥部に規
制壁があるので、電線端子がこの規制壁に突き当たるこ
とで位置決めされ、電線端子がヒューズ端子に重なる。
ヒューズの端子と電線端子とが受台上に位置決めされた
ら、上方からボルトを両方の端子の孔に挿入し、凹部内
に収容したナットに螺合させる。これにより、電線端子
とヒューズ端子とを連結することができる。この際、電
線端子または電線がループ状の支持枠に予め通されてい
るので、作業中に電線の浮き上がりが防止される。ま
た、ボルト締めした後での電線の反発力も、支持枠によ
って押さえられる。
【0017】請求項3の発明では、ヒューズ端子を受台
上に載せると、規制壁の押さえ部により、ヒューズ端子
が上方へ抜けないように押さえられる。
【0018】請求項4の発明では、受台の側部に設けた
第2の規制壁により、ヒューズ端子の横ずれが防止され
る。また、同時に電線端子を挿入した際の横ずれも防止
される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】[第1実施例]図1は第1実施例のヒュー
ズボックスの分解斜視図、図2はその要部斜視図、図3
はヒューズボックス本体部の平面図及び側断面図であ
る。
【0021】このヒューズボックスは、上面が開口した
長方形状のボックス本体30Aと、該ボックス本体30
Aの上面開口を塞ぐ蓋30Bとからなる。ボックス本体
30Aと蓋30Bには、蓋30Bでボックス本体30A
の開口を塞いだとき、相互にロックする2種類のロック
部33、35及びロック部34、36が設けられてい
る。また、ボックス本体30Aの外部底面には、外方に
張り出した取付ブラケット37が設けられている。
【0022】ボックス本体30Aの内部には、ヒューズ
10を略水平な姿勢でボックス本体30A内に収容した
際に、両端のヒューズ端子12、12を受ける受台40
が一対に設けられている。受台40はボックス本体30
Aの底面から立設され、ヒューズ10をある高さに保持
できるようになっている。また、受台40は、ボックス
本体30Aの長手方向に所定の間隔(ヒューズ10の本
体11を収容できるスペース41)をおいて配置されて
いる。
【0023】ヒューズ10と略平行な関係にあるボック
ス本体30Aの側壁31には、受台40の上面42の高
さに対応させて、2つの筒部付きの横孔32があいてい
る。これら横孔32は、受台40上に載せたヒューズ1
0の端子12に接続する電線端子16を挿入するための
ものである。
【0024】また、受台40の上面42にはボルト72
に螺合する四角いナット70を、回り止め状態で収容す
る四角い凹部43が形成されている。この凹部43の下
方にはボルト72の先端を逃がす下孔44がある。
【0025】また、受台40の横孔32から見て正面奥
部には、図2に詳細を示すように、受台40上に載せた
ヒューズの端子12の側縁部12aの位置を規制する第
1の規制壁46が立設されている。この第1の規制壁4
6の上端には、ヒューズ端子12の側縁部12aの上面
に係止して同端子12の上方への動きを阻止する押さえ
部47が、受台40の中央側に向けて突設されている。
符号48、49は成形時の型抜き孔を示す。
【0026】また、横孔32から見て受台40の外側部
(右の受台では右側部、左の受台では左側部)には、受
台40に載せたヒューズ端子12の外端縁12bの位置
を規制する第2の規制壁45が立設されている。この第
2の規制壁45は、電線端子16の挿入方向と平行に形
成されている。なお、左右の受台40上の第1、第2の
規制壁46、47は、左右対象に形成されている。
【0027】このヒューズボックスにおいてヒューズ1
0と電線15を接続するには、まず受台40上の凹部4
3にナット70を収容した後、ヒューズ10をボックス
本体30A内に収容し、ヒューズ端子12を受台40の
上面42に載せる。そうすると、第1の規制壁46でヒ
ューズ端子12の側縁部12aが位置規制され、第2の
規制壁45でヒューズ端子12の外端縁12bが位置規
制され、押さえ部47でヒューズ端子12が上から押さ
えられ、それにより、ヒューズ端子12が上方へ抜けな
いように押さえられ、且つ横方向及び縦方向に確実に位
置決めされた状態で仮保持される。
【0028】この状態で、横孔32から電線端子16を
挿入し、電線端子16を受台40上に導入すると、横孔
32から見て正面奥部に第1の規制壁46があるので、
電線端子16がこの第1の規制壁46に突き当たること
で位置決めされ、電線端子16がヒューズ端子12に重
なる。
【0029】ヒューズ端子12と電線端子16とが受台
40上に位置決めされたら、上方からボルト72を座金
73を介して両方の端子12、16の孔に挿入し、凹部
43内に収容したナット70に螺合させる。これによ
り、電線端子16とヒューズ端子12とを連結すること
ができる。また、押さえ部47でヒューズ端子12がボ
ックス本体30Aに対して押さえ付けられているので、
ボックス本体30Aに対してヒューズ10及び電線端子
16が固定される。
【0030】図4(a)、(b)、(c)は組み付け状
態を示す。
【0031】ヒューズ10及び電線15の組み付けが終
了したら、最後に蓋30Bをボックス本体30Aに被せ
て、ヒューズボックスの組み付けを完了する。
【0032】このように、ナット70を凹部43に収容
し、受台40の上面42にヒューズ端子12を載せた
後、横孔32から電線端子16を受台40上に導入する
だけで、電線端子16とヒューズ端子12とを受台40
上で重ねることができるので、電線端子16が丸形端子
であっても、従来のように電線15を無理に曲げながら
ヒューズ端子12に重ねる必要がない。従って、大電流
用の太い電線の場合であっても、無理なく簡単に組み付
けることができる上、無理に電線を曲げた場合の反り返
りの心配もない。また、ヒューズ端子12を受台40上
に載せるだけで、ヒューズ端子12の位置決め及び仮係
止ができるので、組み付け作業が簡単にできる。
【0033】また、このヒューズボックスでは、ボック
ス本体30Aには、ナット70を収容する凹部43を形
成するだけでよいから、ボルトをインサート成形する必
要がなく、成形が簡単にできて、加工費が安価にすむ。
特に、受台40の他には規制壁45、46を設けるだけ
であるから、上下抜き金型で成形することができ、金型
制作費も安価にすむ。
【0034】[第2実施例]図5〜図8はこの発明の第
2実施例を示している。なお、この図5〜図8は第1実
施例の図1〜図4に対応し、基本的な構成は第1実施例
と同様であるため、同一符号を付して説明し、また、重
複した説明は省略する。
【0035】一方、この第2実施例では、受台40と横
孔32との間に、電線端子16または電線15を通すこ
とで、電線端子16または電線15を押さえるループ状
の支持枠60が設けられている。この支持枠60は貫通
した開口61を持つアーチ型のもので、ボックス本体3
0Aの底面から立設されている。なお、63で示すもの
は、支持枠60の成形時の型抜き孔である。
【0036】このヒューズボックスにおいてヒューズ1
0と電線15を接続するには、まず受台40上の凹部4
3にナット70を収容した後、ヒューズ10をボックス
本体30A内に収容し、ヒューズ端子12を受台40の
上面42に載せる。そうすると、第1の規制壁46でヒ
ューズ端子12の側縁部12aが位置規制され、第2の
規制壁45でヒューズ端子12の外端部12bが位置規
制され、押さえ部47でヒューズ端子12が上から押さ
えられ、それにより、ヒューズ端子12が上方へ抜けな
いように押さえられ、且つ横方向及び縦方向に確実に位
置決めされた状態で仮保持される。
【0037】この状態で、横孔32から電線端子16を
挿入し、ループ状の支持枠60の開口61を通して電線
端子16を受台40上に導入すると、横孔32から見て
正面奥部に第1の規制壁46があるので、電線端子16
がこの第1の規制壁46に突き当たることで位置決めさ
れ、電線端子16がヒューズ端子12に重なる。
【0038】ヒューズ端子12と電線端子16とが受台
40上に位置決めされたら、上方からボルト72を座金
73を介して両方の端子12、16の孔に挿入し、凹部
43内に収容したナット70に螺合させる。これによ
り、電線端子16とヒューズ端子12とを連結すること
ができる。また、押さえ部47でヒューズ端子12がボ
ックス本体30Aに対して押さえ付けられているので、
ボックス本体30Aに対してヒューズ10及び電線端子
16が固定される。
【0039】この際、電線端子16または電線15がル
ープ状の支持枠60に予め通されているので、作業中に
電線15の浮き上がりが確実に防止される。また、ボル
ト締めした後での電線15の反発力も、支持枠60によ
って押さえられる。
【0040】図8(a)、(b)、(c)は組み付け状
態を示す。
【0041】ヒューズ10及び電線15の組み付けが終
了したら、最後に蓋30Bをボックス本体30Aに被せ
て、ヒューズボックスの組み付けを完了する。
【0042】このように、ナット70を凹部43に収容
し、受台40の上面42にヒューズ端子12を載せた
後、横孔32から電線端子16を受台40上に導入する
だけで、電線端子16とヒューズ端子12とを受台40
上で重ねることができるので、電線端子16が丸形端子
であっても、電線15を無理に曲げながらヒューズ端子
12に重ねる必要がない。従って、大電流用の太い電線
の場合でも、無理なく簡単に組み付けることができる
上、無理に電線を曲げた場合の反り返りの心配もない。
また、ヒューズ端子12を受台40上に載せるだけで、
ヒューズ端子12の位置決め及び仮係止ができるので、
組み付け作業が簡単にできる。
【0043】さらに、電線端子16または電線15をル
ープ状の支持枠60に通すので、電線15の浮き上がり
を防止することができ、ボルト締め作業がやりやすくな
る。特に、太い電線15の場合は、片方の電線端子16
を締め付けているときに、他方の電線端子16が浮き上
がりやすくなるが、これを解消することができ、作業が
やりやすくなる。また、ボルト72を締め付けた後で
も、電線15の反り返り力や揺れ、上下振動等をこの支
持枠で押さえることができるので、押さえ部47への負
担を軽くすることができ、破損防止に役立つ。
【0044】また、このヒューズボックスでは、ボック
ス本体30Aには、ナット70を収容する凹部43を形
成するだけでよいから、ボルトをインサート成形する必
要がなく、成形が簡単にできて、加工費が安価にすむ。
特に、受台40の他には規制壁45、46を設けるだけ
であるから、上下抜き金型で成形することができ、金型
制作費も安価にすむ。
【0045】また、このヒューズボックスでは、第2の
規制壁46の上端に設けた押さえ部47でヒューズ端子
12の上方への抜けが防止されるが、電線端子16また
は電線15の浮き上がりや揺れ、振動等は、予めループ
状の支持枠60で押さえられるので、連結後に押さえ部
47にかかる力を軽減することができ、押さえ部47の
破損の心配が全くない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ボックス本体には、ナットを収容する凹部を形
成するだけであるから、ボルトをインサート成形する必
要がなく、成形が簡単にできて、加工費が安価にすむ。
特に、受台の他には規制壁を設けるだけであるから、上
下抜き金型で成形することができ、金型制作費も安価に
すむ。また、ナットを凹部に収容し、受台の上面にヒュ
ーズの端子を載せた後、横孔から電線端子を受台上に導
入するだけで、電線端子とヒューズの端子とを受台上で
重ねることができるので、電線端子として丸形端子を用
いた場合でも、電線を無理に曲げながらヒューズ端子に
重ねる必要がない。よって、大電流用の太い電線の先端
に設けた電線端子であっても、無理なく簡単に組み付け
ることができる上、無理に電線を曲げた場合の反り返り
の心配もない。また、ヒューズ端子を受台上に載せるだ
けで、ヒューズの端子の位置決め及び仮係止ができるの
で、組み付け作業が簡単にできる。
【0047】請求項2の発明によれば、電線端子または
電線をループ状の支持枠に通すので、電線の浮き上がり
を防止することができ、ボルト締め作業がやりやすくな
る。特に、太い電線の場合は、片方の電線端子を締め付
けているときに、他方の電線端子が浮き上がりやすくな
るが、これを解消することができ、作業がやりやすくな
る。また、ボルトを締め付けた後でも、電線の反り返り
力や揺れ、上下振動等をこの支持枠で押さえることがで
きるので、他の支持部への負担を軽くすることができ、
他の支持部の破損防止に役立つ。
【0048】請求項3の発明によれば、ヒューズ端子の
上方への抜けが防止されるので、電線端子と連結した後
でのがたつきが防止される。
【0049】請求項4の発明によれば、受台の側部に第
2の規制壁を設けたので、ヒューズ端子の横ずれを防止
することができ、同時に電線端子を挿入した際の横ずれ
も防止できる。従って、ヒューズ端子と電線端子の位置
決めがより確実に行われることになり、組み付け作業が
やりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のヒューズボックスのヒュ
ーズ組込み前の分解斜視図である。
【図2】図1のII部拡大図である。
【図3】本発明の第1実施例のヒューズボックスにおけ
るボックス本体の構成図で、(a)は平面図、(b)は
図(a)のIII b−III b矢視断面図である。
【図4】本発明の第1実施例のヒューズ組込み状態の構
成図で、(a)は平面図、(b)は図(a)のIVb−IV
b矢視断面図、(c)は図(a)のIVc−IVc矢視図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例のヒューズボックスのヒュ
ーズ組込み前の分解斜視図である。
【図6】図5のVI部拡大図である。
【図7】本発明の第2実施例のヒューズボックスのボッ
クス本体の構成図で、(a)は平面図、(b)は図
(a)のVII b−VII b矢視断面図である。
【図8】本発明の第2実施例のヒューズ組込み状態の構
成図で、(a)は平面図、(b)は図(a)のIIX b−
IIX b矢視断面図、(c)は図(a)のIIX c−IIX c
矢視図である。
【図9】従来のヒューズボックスのヒューズ組込み前の
斜視図である。
【図10】従来のヒューズボックスの端子嵌合時の問題
点を示す断面図である。
【図11】従来のヒューズボックスのヒューズ組込み状
態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ヒューズ 12 ヒューズ端子 12b ヒューズ端子の外端縁 15 電線 16 電線端子 30A ボックス本体 31 側壁 32 横孔 40 受台 42 受台の上面 43 凹部 45 第2の規制壁 46 第1の規制壁 47 押さえ部 60 支持枠 70 ナット 72 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 宏明 静岡県湖西市鷲津2464−48 矢崎部品株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口し内部に棒形のヒューズが略
    水平な姿勢で収容されるボックス本体と、該ボックス本
    体の内部に設けられ前記ヒューズの両端の板状の端子を
    載せる受台と、前記ヒューズと略平行な関係にある前記
    ボックス本体の側壁に形成され、前記受台上に載せたヒ
    ューズの端子に接続する電線端子を挿入する横孔とを有
    し、前記受台上で前記ヒューズの端子と電線端子とをボ
    ルトで連結するヒューズボックスにおいて、 前記受台の上面に前記ボルトに螺合するナットを回り止
    め状態で収容する凹部を形成すると共に、前記横孔から
    見て前記受台の正面奥部に該受台に載せたヒューズの端
    子を係止する規制壁を設けたことを特徴とするヒューズ
    ボックス。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のヒューズボックスであっ
    て、 前記受台と横孔との間に前記電線端子または電線を通す
    ことで電線端子または電線を押さえるループ状の支持枠
    を設けたことを特徴とするヒューズボックス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のヒューズボックス
    であって、前記規制壁が、前記ヒューズの端子の上方へ
    の動きを規制する押さえ部を有していることを特徴とす
    るヒューズボックス。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のヒュー
    ズボックスであって、前記横孔から見て前記受台の外側
    側部に前記受台に載せたヒューズの端子の外端縁の位置
    を規制する第2の規制壁を設けたことを特徴とするヒュ
    ーズボックス。
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