JP3329226B2 - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP3329226B2
JP3329226B2 JP09344597A JP9344597A JP3329226B2 JP 3329226 B2 JP3329226 B2 JP 3329226B2 JP 09344597 A JP09344597 A JP 09344597A JP 9344597 A JP9344597 A JP 9344597A JP 3329226 B2 JP3329226 B2 JP 3329226B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電装回路や電子部
品を収める電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用の種々の電装回路や電子
部品を収めるとともに、ワイヤハーネス等の配線類の接
続分岐点として、自動車内に設置される電気接続箱が用
いられている。
【0003】一般に、このような電気接続箱は、アッパ
ーケースとロアーケースとから構成され、各ケース内に
電装回路や電子部品等が収められている。以下、従来の
電気接続箱について、図3に従って説明する。
【0004】ロアーケース100は、合成樹脂から形成
され、各側面100a,100b,100c,100d
を備え、上部が開口した箱状をなしている。ロアーケー
ス100の開口端周縁には突条101が形成されてい
る。アッパーケース(図示略)をロアーケース100に
取り付ける際には、アッパーケースの下端面がこの突条
101の上面に当接する。
【0005】側面100aにおける側面100d側の端
部には、上方に向かって延びる略「L」字状の取付部1
02が形成されている。取付部102は、所定の肉厚C
1で形成されている。取付部102の先端部には、貫通
孔102aが設けられている。
【0006】また、側面100cにおける側面100b
と接する側の端部には、側面100cと直交する方向に
延びる取付部103が形成されている。取付部103
は、所定の肉厚C2で形成されている。取付部103の
先端部には、貫通孔103aが設けられている。
【0007】このように構成された従来のロアーケース
100は、各貫通孔102a,103aにボルト等の締
結部材を挿入した状態で自動車内に取り付けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電気接続箱では、ロアーケース100内に電装回路
や電子部品及びワイヤハーネス等が収められたとき、そ
れらの重量が、各貫通孔102a,103aを支点とし
て各取付部102,103で受承される。すると、各取
付部102,103に対してモーメントが作用し、ロア
ーケース100の重心と各貫通孔102a,103aと
が離れているため、振動等によって各取付部102,1
03が折れてしまうおそれがあった。
【0009】従来、この問題点を解決するためには、各
取付部102,103の各肉厚C1,C2を、当該ケー
ス100内に収められた電装回路や電子部品及びワイヤ
ハーネス等の重量に耐え得る厚さに形成する必要があっ
た。しかし、このようにすると、ロアーケース100の
材料コストが増大するという問題点があった。
【0010】また、各取付部102,103がロアーケ
ース100から突出しているため、搭載エリアとして各
取付部102,103の分だけ広く確保しなければなら
なかった。
【0011】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、簡単な構成で、確実に
取付けることが可能な電気接続箱を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、一面が開口した箱状をなすケースを備え、ケースの
一側壁には、その取付手段を構成する取付部において、
自動車の取付面に対して当該ケースが、同ケースの内側
から工具を用いて締結されるボルト等の締結部材を使用
して取付けら、前記取付部が設けられた側面は、上開
きとなるように鉛直方向に対して所定の上開き傾斜状に
形成され、前記取付部を有する側面と対向する側面の開
口端は、該取付部を有する側面の開口端よりも低く形成
されたことをその要旨とする。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記取付手段は、締結部材を
挿通可能な貫通孔を備えるとともに、前記一側壁よりも
肉厚に形成されていることをその要旨とする。
【0014】
【0015】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「ケース」はロアーケース10から構成され、
同じく「取付手段」は取付部14から構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を具体化した一実施形態
を図1及び図2に従って説明する。
【0017】ロアーケース10は、合成樹脂から形成さ
れ、各側面10a,10b,10c,10dを備え、上
部が開口した箱状をなしている。ここで、側面10aと
側面10b、側面10cと側面10dは、それぞれ対向
して形成されている。
【0018】ロアーケース10の開口端周縁には突条1
1が形成されている。アッパーケース(図示略)をロア
ーケース10に取り付ける際には、アッパーケースの下
端面がこの突条11の上面に当接する。
【0019】側面10cにおける側面10a側の端部
は、対向する側面10dから離間する方向へ突出した状
態、すなわち上開き傾斜状に形成されている。そして、
その突出した部分が突出部12をなしている。
【0020】突出部12の上端は、側面10cに対し
て、図1に示す寸法T分だけ突出している。突出部12
における外側面には斜面13が形成されている。そし
て、斜面13は、突出部12における外側面がロアーケ
ース10の上端から下方向に向かって高さH分だけ鉛直
下方向に延び、そこから側面10cの下端に向かって、
鉛直方向に対して角度θ2 の斜度をなした部分である。
斜面13の上縁には、中心に貫通孔15を備えた取付部
14が形成されている。図2に示すように、取付部14
の肉厚は、斜面13の肉厚よりも厚く形成されている。
【0021】各側面10a,10cにおける側面10d
側の上端面には、それぞれ斜部16が形成されている。
各斜部16は、各側面10a,10bの上端面における
中央付近から側面10dに向かって、水平方向に対して
角度θ1 の斜度をなしている。つまり、側面10dの上
端は、側面10c及び突出部12の上端よりも低く形成
されている。
【0022】このように構成されたロアーケース10に
おいては、図2に示すように、取付部14の貫通孔1
に、ボルト等の締結部材21が挿入される。そして、
ロアーケース10は、インパクトレンチ等の工具22に
よって締結部材21を締付けることにより、自動車内に
取付けられる。このとき、斜面13が自動車内の取付面
に接するように取付けられる。
【0023】その後、ロアーケース10内に電装回路や
電子部品及びワイヤハーネス等が収められ、アッパーケ
ースが取付けられる。次に、本実施形態の作用及び効果
について説明する。
【0024】・ 自動車内への取付部14は、ロアーケ
ース10の側面10cに設けられている。そのため、ロ
アーケース10の自動車内への取付構造は、上記した従
来の各取付部102,103のように、ロアーケース1
0から突出した状態にならない。したがって、ロアーケ
ース10の搭載場所はロアーケース10の広さで済み、
ロアーケース10自体もコンパクトにすることができ
る。
【0025】しかも、従来の各取付部102,103が
不要であるため、材料コストを低減することができる。 ・ ロアーケース10内に電装回路や電子部品及びワイ
ヤハーネス等が収められたとき、それらの重量は取付部
14に支持される。取付部14は、ロアーケース10の
側面に形成されているため、ロアーケース10の重心に
近い位置にある。また、斜面13が自動車内の取付面に
接するため、前記重量は取付面にも分散し、取付部14
への不可が軽減される。したがって、ロアーケース10
の振動等に対する強度が向上し、必要以上に取付部14
の肉厚を厚くしなくても、ロアーケース10を自動車内
に確実に取り付けることができる。
【0026】・ ロアーケース10を自動車内に取付け
る際に、締結部材21は、角度θ2の斜面13に沿って
取付けられる。そのため、作業者は、斜め上方から締結
部材21の締付け作業を行うことができる。したがっ
て、締結部材21の締結作業を、垂直面への締結作業に
比べて容易に行うことができる。
【0027】・ ロアーケース10の各側面10a,1
0cにおける側面10d側の端部の上端面には、それぞ
れ斜部16が形成されている。これにより、側面10d
は、他の側面10a,10b,10cよりも低く形成さ
れている。そのため、図2に示す工具22のように、ロ
アーケース10よりも大きな工具22を用いて締結部材
21の締付けを行う際に、側面10dが邪魔にならな
い。したがって、締結作業を容易に行うことができると
ともに、締結部材21の種類に応じて使用する工具22
の適用種類を拡大することができる。
【0028】尚、上記実施形態は以下のように変更して
もよく、その場合でも同様の作用および効果を得ること
ができる。 ・ 上記実施形態では、突出部12が側面10cにおけ
る側面10a側の端部に形成されているが、側面10c
全体を突出部12と同様に形成する。そして、側面取付
部14を側面10cの斜面に複数形成する。このように
すれば、ロアーケース10を自動車内に、より確実に取
付けることができる。
【0029】・ 上記実施形態では、各側面10a,1
0bに形成された各斜部16が、各側面10a,10b
の中央付近から側面10dに向かって形成されている。
これを、側面10c及び突出部12の上端から側面10
dの上端に向かって斜部16を形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、取付手段がケースの一
側面に設けられているため、ケースの構成を簡単にする
ことができ、しかも、ケースを確実に取付けることがで
きる。
【0031】また、斜状部の斜面に沿ってケースの取付
けを行うことができるため、ケースの取付けを簡単且つ
確実に行うことができる。しかも、取付手段が設けられ
た一側面と対向する側面の開口端が、取付手段が設けら
れた一側面の開口端よりも低く形成されている。そのた
め、ケースの取付けに工具を用いる際に、その工具がケ
ースよりも大きいときでも、取付手段が設けられた一側
面と対向する側面が邪魔にならない。したがって、取付
作業が容易になるとともに、工具の適用種類を拡大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の斜視図。
【図2】一実施形態の一部を断面で示す側面図。
【図3】従来の形態の斜視図。
【符号の説明】
10…ロアーケース、12…突出部、13…斜面、14
…取付部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が開口した箱状をなすケースを備
    え、ケースの一側壁には取付手段が設けられその取付
    手段を構成する取付部において、自動車の取付面に対し
    当該ケースが、同ケースの内側から工具を用いて締結
    されるボルト等の締結部材を使用して取付けら 前記取付部が設けられた側面は、上開きとなるように鉛
    直方向に対して所定の上開き傾斜状に形成され、 前記取付部を有する側面と対向する側面の開口端は、該
    取付部を有する側面の開口端よりも低く形成され た電気
    接続箱。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気接続箱において、 前記取付手段は、前記締結部材を挿通可能な貫通孔を備
    えるとともに、前記一側壁よりも肉厚に形成されている
    気接続箱。
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