JP3096505B2 - 金属キャップに設けられるプラスチックタブリングの成形装置 - Google Patents

金属キャップに設けられるプラスチックタブリングの成形装置

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JP3096505B2 JP03271217A JP27121791A JP3096505B2 JP 3096505 B2 JP3096505 B2 JP 3096505B2 JP 03271217 A JP03271217 A JP 03271217A JP 27121791 A JP27121791 A JP 27121791A JP 3096505 B2 JP3096505 B2 JP 3096505B2
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雅一 立田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属キャップに設けら
れたプラスチックタブリングの成形装置に関する。
【0002】
【従来技術】アルミ等の軟質金属から成る金属キャップ
として、例えば、キャップの天面からスカート状側壁に
かけてスコアが形成され、このスコアの延長線上にタブ
リングが設けられたタブリング付の金属キャップが知ら
れている。即ち、このタイプの金属キャップは、タブリ
ングを持っての引っ張りにより、該スコアに沿って破断
し、これによって開封されるものである。従って、この
種の金属キャップは、リシール不能であり、いたずら防
止性に優れており、各種飲料容器等のキャップとして広
く使用されている。また最近では、上記のタブリング付
金属キャップとして、手切れ防止のために、タブリング
をプラスチックで構成したものが提案されている。
【0003】このタブリングがプラスチック製の金属キ
ャップを製造するための装置として、例えば特開平2−
127016号公報には、水平面内を公転し得るように
設けた成形型を使用した圧縮成形装置が開示されてい
る。この成形装置は、成形型が上型と下型とから成って
おり、プレス成形等によって形成された金属キャップを
回転(公転)する下型に保持しておき、この状態で溶融
樹脂を下型に部分的に滴下し、上型を降下させた後に圧
縮ロッドにより溶融樹脂を圧縮展延することにより、プ
ラスチックタブリングの成形と該リングの金属キャップ
への固定とを同時に行うものである。この先行技術の装
置は、作業が一連の工程で連続的に行われ、しかもタブ
リングの成形が打抜きでなく圧縮により行われることか
ら樹脂の無駄使いがなく、工業的に極めて優れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の装置
では、成形されるタブリングの断面は円形であり、その
中央部分を境界線(パーティングライン)として、上半
分の形状が上型で、下半分の形状が下型で形成される。
これは、成形後における上型の引き抜き(上昇動)をス
ムーズに行うためである。例えば、上記境界線が、断面
円形の下方部分に偏っている場合には、上型の最下端部
よりも上の部分に該リングの最大径の部分が位置するの
で、上型の引き抜きが困難となる。一方、この装置で
は、成形型の旋回方向に沿って案内部材が設けられてお
り、タブリングの成形及び金属キャップへの固定作業が
終了すると、成形型と一体的に旋回している金属キャッ
プが上記案内部材に当接し、成形型から引き離されるこ
とになる。即ち、該金属キャップに固定されたタブリン
グは、下型の型面に沿って移動し、下型から離れる。従
って、上記の装置においては、タブリングが固定された
金属キャップを成形型から離すときに、該タブリングが
下型の型面に引っ掛かるというトラブルを発生し易く、
その分離作業に支障を来すという問題がある。
【0005】従って本発明の目的は、上記のように水平
面内を公転(旋回)する成形型を用いて、プラスチック
タブリングの成形と該リングの金属キャップへの固定と
を同時に且つ連続的に行う装置において、成形及び固定
作業終了後の金属キャップの離型を、型面への引っ掛か
りがなく、スムーズに行うことが可能な装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上型、
下型及び圧縮ロッドを備え、水平面内を公転し得るよう
に設けられた金属キャップに設けられるプラスチックタ
ブリングの成形装置において、前記下型は、プラスチッ
クタブリングの下面を形成する型面を備えた実質的に水
平な面と、金属キャップを保持するための鉛直面とを備
え、且つ、前記水平面と鉛直面との間には、金属キャッ
プのスカート部から一体に延びているタブリング支持片
を保持するための傾斜面が形成されており、上記水平面
に形成された型面は、実質的にフラットな面であり、前
記上型の下面には、プラスチックタブリングの上面を形
成するための型面を備えており、該型面は、プラスチッ
クタブリングの上面に対応した曲面となっており、前記
下型の傾斜面上には、樹脂供給部が形成されていると共
に、 前記圧縮ロッドは、前記下型の傾斜面上に、上下に
摺動自在に配置されており、該圧縮ロッドの降下によ
り、前記樹脂供給部に供給された溶融樹脂が展延され、
プラスチックタブリングの成形が行われることを特徴と
する成形装置が提供される。
【0007】
【実施例】本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基
づいて詳細に説明する。本発明の成形装置の全体の構成
を示す図1において、この装置は、下型1と上型2とか
ら成る成形型から実質的に構成され、この成形型は水平
面内を公転乃至旋回し得るに設けられている。成形型の
公転乃至旋回は、例えば該成形型をターンテーブル等に
設けることにより行うことができる。
【0008】本発明において、上記下型1は、実質的に
水平な面5、鉛直面6及び傾斜面7を備えている。水平
面5には型面10が形成され、鉛直面6には、金属キャ
ップ11が保持される。また金属キャップ11には、そ
のスカート部からタブリング支持片12が延びており、
鉛直面6に保持された金属キャップ11の支持片12
は、前記傾斜面7上に位置する。さらに、該支持片12
には、樹脂貫通用の孔12’が打ち抜かれているととも
に、前記傾斜面7上には、凹部7’が形成されている。
即ち、傾斜面7上に保持された支持片12の上から溶融
樹脂が滴下された場合、支持片12の周辺部及びこの孔
12’を通って、溶融樹脂が支持片12の下側に回り込
めるようになっている。
【0009】また上型2は、下型1上を摺動自在に設け
られているとともに、その下面には型面20が形成され
ている。さらに傾斜面7上には、タブリング形成用の空
間を残して圧縮ロッド21が、上下に摺動可能に設けら
れている。尚、上述した装置において、下型1の水平面
5に型面が形成されている領域は、全体として若干下側
に湾曲した状態となっており、これに対応して、上型2
の型面20が形成されている領域は、若干外側に突出し
て湾曲した状態となっている。
【0010】この本発明の成形装置においては、予め金
属キャップ11が図示するように下型1に保持された状
態で、上型2が降下し、これら型に形成された型面10
及び20によって、プラスチックタブリングに相当する
空間が形成される。この状態で、前記傾斜面7上に、そ
こに保持されている支持片12の上側から一定量の溶融
樹脂25が滴下され、圧縮ロッド21の降下により該溶
融樹脂25が圧縮され、該樹脂が支持片12の下側に回
り込むとともに、下型1と上型2との型面により形成さ
れている空間内に展延し、これら型等により冷却され
て、目的とするタブリングの成形と支持片12への固定
が同時に行われる。
【0011】また金属キャップの成形型からの排出領域
において、下型1に金属キャップ11が保持されている
状態を示す図2を参照して、下型1の下方には、該型と
金属キャップ11との間となる位置関係で案内片26が
固定されている。この案内片26は、成形型の旋回方向
(図中、矢線で示す)にむかって該型から離れるように
延びている案内面26aを有している。即ち、前述した
成形作業終了後、上型2及び圧縮ロッド21が上昇する
とともに、成形型の旋回に伴って、金属キャップ11は
上記案内面26aに当接し、成形型から分離されて回収
される。
【0012】本発明において、重要な特徴は、下型1の
下面10を拡大して示す図3から明らかな通り、この型
面10を実質上フラットな面とした点にある。例えば、
先に説明した従来の成形装置においては、図4に示す通
り、型面10は、深く凹んだ形状を有していたのである
が、この場合には、金属キャップ11を成形型から分離
する際、成形されたタブリング30が該型面に沿って動
くため、凹んだ型面に引っ掛かる等のトラブルを発生し
易かったのである。これに対して、本発明によれば、型
面10が実質的にフラットとなっているため、このよう
なトラブルが有効に解消されるのである。従って、本発
明の成形装置によって得られるタブリングでは、パーテ
ィングラインがリングの下端部もしくはその近傍に形成
される。この場合、該型面10を完全にフラットなもの
とすると、該タブリング30を手で持ったときに手切れ
を生じるおそれがあるので、例えば図5に示す通り、若
干のアールを形成させておくことが好適である。
【0013】また図3及び図5に示されたタブリング3
0の形状から明らかな通り、上型2の型抜きをスムーズ
に行うために、上型2の型面20においては、その下端
部で最大幅Lとなるようにすることが好ましい。即ち、
上型2の型面20の形状が、その下端部よりも上側に最
大幅Lとなるように形成されていると(例えば、半円形
以上の曲面形状)、成形終了後における上型2の型抜き
(上昇移動)が困難となってしまう。
【0014】また本発明の更に他の態様を示す図6にお
いて、下型1の水平面5の終端部に直立部40を形成
し、この直立部40の鉛直面にタブリング30の先端部
(外周部)に対応した曲面から成る型面41を形成する
ことができる。この態様によれば、成形終了後における
上型2の上昇移動に際して、成形されたタブリング30
は該型面41によって係止される。従って、上型2の型
面20の形状を、その下端部よりも上側最大幅Lとな
るような形状とすること、換言すれば、タブリング30
の形状をかなり丸みを帯びたものとすることができる。
即ち、上型2の型面20をこのような形状としても、上
型2の上昇に際して、タブリング30は前記型面41で
固定されているので、その位置ずれ等を生じることがな
い。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、水平面内を公転(旋
回)する成形型を用いて、プラスチックタブリングの成
形と該リングの金属キャップへの固定とを同時に且つ連
続的に行う装置において、成形及び固定作業終了後の金
属キャップの離型を、型面への引っ掛かりがなく、スム
ーズに行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の成形装置の全体の構造を示す側断面
図。
【図2】 図1の装置において、金属キャップが保持さ
れた状態の下型を示す斜視図。
【図3】 図1の装置において、下型の型面形状を説明
するための図。
【図4】 従来の装置における下型の型面形状を説明す
るための図。
【図5】 本発明において、下型の型面の好適な形状を
示す図。
【図6】 本発明の装置の他の態様を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/02 - 43/08 B29C 43/18 B29C 43/32 - 43/42 B29C 33/42,33/76

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型、下型及び圧縮ロッドを備え、水平
    面内を公転し得るように設けられた金属キャップに設け
    られるプラスチックタブリングの成形装置において、 前記下型は、プラスチックタブリングの下面を形成する
    型面を備えた実質的に水平な面と、金属キャップを保持
    するための鉛直面とを備え、且つ、前記水平面と鉛直面
    との間には、金属キャップのスカート部から一体に延び
    ているタブリング支持片を保持するための傾斜面が形成
    されており、上記水平面に形成された型面は、実質的に
    フラットな面であり、 前記上型の下面には、プラスチックタブリングの上面を
    形成するための型面を備えており、該型面は、プラスチ
    ックタブリングの上面に対応した曲面となっており、 前記下型の傾斜面上には、樹脂供給部が形成されている
    と共に、 前記圧縮ロッドは、前記下型の傾斜面上に、上下に摺動
    自在に配置されており、該圧縮ロッドの降下により、前
    記樹脂供給部に供給された溶融樹脂が展延され、プラス
    チックタブリングの成形が行われる ことを特徴とする成
    形装置。
  2. 【請求項2】 前記下型の水平面の終端部には、直立部
    が形成されており、該直立部の直立面には、プラスチッ
    クタブリングの先端部に対応した曲面から成る型面が形
    成されており、成形に際して、前記上型は該直立面に沿
    って降下する請求項1に記載の成形装置。
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