JPH069801Y2 - 金 型 - Google Patents

金 型

Info

Publication number
JPH069801Y2
JPH069801Y2 JP1988049550U JP4955088U JPH069801Y2 JP H069801 Y2 JPH069801 Y2 JP H069801Y2 JP 1988049550 U JP1988049550 U JP 1988049550U JP 4955088 U JP4955088 U JP 4955088U JP H069801 Y2 JPH069801 Y2 JP H069801Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
slide
slide core
pin
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988049550U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01153213U (ja
Inventor
忠正 木寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP1988049550U priority Critical patent/JPH069801Y2/ja
Publication of JPH01153213U publication Critical patent/JPH01153213U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH069801Y2 publication Critical patent/JPH069801Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はアンダカット部を有する樹脂成形品等を成形す
るための金型に関するものである。
[従来の技術] 従来、アンダカット部を有する樹脂成形品は第5図に示
すような金型によって成形されていた。
即ち、アンダカット部となる孔22を有する樹脂成形品
を成形するための金型は、可動型20と固定型21と、
傾斜したスライドコア23と、上記樹脂成形品の孔22
に嵌合された手抜きコア24と、上記スライドコア23
を押上げるための押上げピン26とからなり、それらに
よって所定の樹脂成形品形状のキャビティ25が形成さ
れるようになっている。
そして、樹脂成形品を成形後、まず可動型20を移動さ
せて型開きした後、押上げピン26を押上げることによ
って、スライドコア23を上記キャビティ25から離れ
るようにスライドさせ、最後に手抜きコア24を第5図
の上方へ移動させて孔22から抜くことによって成形が
行われる。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の金型においては、アンダカット部となる孔2
2を形成するために、手抜きコア24を必要とし、その
ため自動成形ができないという問題点があった。
本考案の目的は上記問題点を解消し、手抜きコアを使用
した手動成形を行うことなく、自動成形が可能な金型を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、一対の金型と、両
金型のうちのいずれか一方の金型に設けたスライドコア
とにより、前記一方の金型に対してアンダカット部とな
る突出部を有し、かつ、同突出部には前記スライドコア
の移動方向に対してアンダカット部となる孔を有する製
品を成形する金型において、前記スライドコアの製品の
押上げ方向に対する移動方向に傾斜角αを持たせ、同ス
ライドコアには前記孔を形成するためのスライドピンを
スライドコアの移動に伴い製品の押上げ方向に沿って移
動可能に設け、同スライドピンの前記孔形成部分を面取
り状に傾斜させるとともに、その傾斜角βを前記スライ
ドコアの移動方向の傾斜角αよりも大きくするという構
成を採用している。
[作用] 上記構成を採用したことにより、スライドピンの面取り
状に傾斜させたその傾斜角を、スライドコアの製品押上
げ方向に対する傾斜角よりも大きくしたので、スライド
コアの移動距離よりもスライドピンのスライドコアの移
動方向における移動距離の方が大きいため、スライドコ
アの移動に伴って、スライドピンが製品の孔からスムー
ズに抜き出される。
[実施例] 以下に本考案を具体化した一実施例を第1〜4図に基づ
いて説明する。
第1図に示すように、端面が製品としての樹脂成形品P
に対応する形状を有する金型としての固定型1の下方に
は、同じく金型としての可動型2が設けられている。こ
れら固定型1と可動型2との間には、樹脂成形品Pの押
上げ方向(第1図垂直方向の上方向)とほぼ直交する方
向(第1図水平方向の右方向)へ移動するスライドコア
3が設けられている。同スライドコア3の移動方向は樹
脂成形品Pの押上げ方向に対して傾斜し、その傾斜角は
αである。そして、これら固定型1、可動型2及びスラ
イドコア3によってキャビティ4が形成されている。
同キャビティ4の一部は上記スライドコア3内に突出
し、同突出部4aは上記可動型2に対してアンダカット
部となっている。同突出部4aには、樹脂成形品Pの押
上げ方向に移動可能な円柱状のスライドピン5が設けら
れ、同スライドピン5はその先端部である上記突出部4
a内において樹脂成形品Pの孔6を形成するようになっ
ている。同孔6は上記スライドコア3に対してアンダカ
ット部となっている。
第3図に示すように、上記スライドピン5は、孔6形成
部分即ち同孔6内に位置する先端部において、面取り状
に傾斜した面取り部5aを有している。同面取り部5a
の傾斜角βは、前記スライドコア3の傾斜角αよりも大
きく形成されている。同スライドピン5の中間部には、
拡径されたリング部5bが設けられている。同リング部
5bは前記スライドコア3内に設けられた空間部7内に
収容されている。そして、リング部5bの上面と空間部
7の上壁との間には、スプリング8が圧縮して挿入さ
れ、スライドピン5を下方へ付勢している。また、同ス
ライドピン5の下端は、前記可動型2に当接している。
同スライドピン5の右側には、第1図に示すように、前
記スライドコア3を押上げるための押上げピン9が傾斜
状に設けられ、同押上げピン9の上端部には同押上げピ
ン9をスライドコア3に固定するための補助ピン10が
同押上げピン9とほぼ直交する方向に設けられている。
そして、樹脂成形品Pを図示しない押上げピンで上方へ
押上げるとともに、上記スライドコア3を押上げるため
の押上げピン9を押上げることによって、スライドコア
3を右斜め上方へ移動させ、樹脂成形品Pをスライドコ
ア3及び可動型2から離型するようになっている。
上記のように構成された金型について、作用及び効果を
説明する。
第1図に示すように、固定型1、可動型2及びスライド
コア3の型締め状態において、キャビティ4内に樹脂が
注入され、所定の加熱条件で加熱することによって樹脂
成形品Pが成形される。
次に、可動型2を下降させると樹脂成形品Pは可動型2
及びスライドコア3側に密着したまま下方へ移動し、第
2図の状態に至る。続いて、樹脂成形品Pを図示しない
押上げピンで垂直上方へ押上げるとともに、スライドコ
ア3を押上げるための押上げピン9を斜め上方へ押上げ
る。このとき、同押上げピン9は、樹脂成形品Pの押上
げ方向に対して傾斜角αの角度をもって上昇する。する
と、第3図に示すように、スライドピン5はスプリング
8によって下方へ付勢されているので、スライドコア3
が斜め上方へ移動することによって、相対的に下方へ移
動する。従って、スライドコア3の面取り部5aは孔6
から下方へ抜ける。
その際、第4図に示すように、スライドコア3の上方へ
の移動距離、言い換えればスライドピン5の下方への移
動距離をLとすると、スライドコア3の右方向への移動
距離、言い換えれば孔6の左方向への相対的な移動距離
は、Ltanαである。一方、スライドピン5の同じく右
方向への移動距離は、Ltanαである。ところが、スラ
イドピン5の面取り部5aの傾斜角βは、スライドコア
3の傾斜角αよりも大きいので、Ltanβ>Ltanαの関
係となる。従って、第4図において、スライドピン5の
面取り部5aの右側端面は孔6にLtanβ−Ltanαの隙
間を生じ、同面取り部5aの左側端面は孔6との間に相
対的にLtanβ+Ltanαに相当する隙間が生ずる。よっ
て、スライドピン5の面取り部5aの右側端面は孔6に
接触することなく、しかも同孔6の形状を変形すること
なくスムーズに下方へ抜ける。
上記のように、本実施例の金型は、可動型2に対してア
ンダカット部となる突出部4a及びスライドコア3に対
してアンダカット部となる孔6の二重のアンダカット部
を有する樹脂成形品Pについて、従来のような手抜きコ
アを使用することなく、スライドコア3の傾斜角αより
も大きい面取り部5aの傾斜角βを有するスライドピン
5を用いることにより、手動操作によることなく、前記
樹脂成形品Pを自動的に成形することができる。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、次のよ
うに構成することもできる。
即ち、スライドピン5の形状は、上記実施例では円柱状
としたが、面取り部5aの傾斜角βがスライドコア3の
傾斜角αよりも大きいならば四角柱状等の角柱状であっ
てもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案によればスライドコアの移
動方向傾斜角αよりもスライドピンの面取り傾斜角βの
方が大きくされているので、一方の金型に対するアンダ
カット部及び両金型間のスライドコアに対するアンダカ
ット部を有する製品の成形に際しては、スライドコアの
移動に伴ってスライドピンをアンダカット部となる孔か
らスムーズに抜くことができ、手抜きコアを使用した手
動成形を行うことなく、手動成形が可能であるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本考案の実施例を示す図であって、第1図
は金型の型締め状態を示す断面図、第2図は金型の型開
き状態を示す断面図、第3図は型開き時におけるスライ
ドピン付近の状態を示す断面図、第4図はスライドピン
の面取り部付近を示す断面図、第5図は従来の金型を示
す断面図である。 1…金型としての固定型、2…金型としての可動型、3
…スライドコア、5…スライドピン、6…孔、α…スラ
イドコアの傾斜角、β…スライドピンの面取り部の傾斜
角、P…製品としての樹脂成形品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の金型(1,2)と、両金型(1,
    2)のうちのいずれか一方の金型(2)に設けたスライ
    ドコア(3)とにより、前記一方の金型(2)に対して
    アンダカット部となる突出部(4a)を有し、かつ、同
    突出部(4a)には前記スライドコア(3)の移動方向
    に対してアンダカット部となる孔(6)を有する製品
    (P)を成形する金型において、 前記スライドコア(3)の製品(P)の押上げ方向に対
    する移動方向に傾斜角(α)を持たせ、同スライドコア
    (3)には前記孔(6)を形成するためのスライドピン
    (5)をスライドコア(3)の移動に伴い製品(P)の
    押上げ方向に沿って移動可能に設け、同スライドピン
    (5)の前記孔(6)形成部分を面取り状に傾斜させる
    とともに、その傾斜角(β)を前記スライドコア(3)
    の移動方向の傾斜角(α)よりも大きくしたことを特徴
    とする金型。
JP1988049550U 1988-04-13 1988-04-13 金 型 Expired - Lifetime JPH069801Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988049550U JPH069801Y2 (ja) 1988-04-13 1988-04-13 金 型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988049550U JPH069801Y2 (ja) 1988-04-13 1988-04-13 金 型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01153213U JPH01153213U (ja) 1989-10-23
JPH069801Y2 true JPH069801Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=31275640

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988049550U Expired - Lifetime JPH069801Y2 (ja) 1988-04-13 1988-04-13 金 型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069801Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5224595U (ja) * 1975-08-09 1977-02-21
JPS61118711U (ja) * 1985-01-10 1986-07-26

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01153213U (ja) 1989-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2869854B2 (ja) 合成樹脂の成形方法とその装置
JPH069801Y2 (ja) 金 型
JPH09155930A (ja) 射出成形用金型
JPH0724845A (ja) スライド金型構造
JPH08323823A (ja) 射出成形方法およびそれに用いる金型
JP3039977B2 (ja) 成形用金型
JPH07266344A (ja) 成形用金型
JPH0224521Y2 (ja)
JPS60157822A (ja) 射出成形機
JPH065132Y2 (ja) 成形用金型
JPH0225614Y2 (ja)
JPH0721290Y2 (ja) 異形管成形用中子
JPS6347463Y2 (ja)
CN219486470U (zh) 一种双顶出机构
JPH0939039A (ja) プラスチック成形用金型
JPH0320330B2 (ja)
JP2011156750A (ja) 側溝付き部材の成形装置
JPH047890B2 (ja)
JP3254945B2 (ja) 金型装置
JPS646270Y2 (ja)
JPH04168019A (ja) 射出成形用金型
JP2536448Y2 (ja) モールド成形用金型
JP2000025061A (ja) 圧縮成形用金型
JPH07253Y2 (ja) 成形型のアンダーカット処理装置
JPS63170207U (ja)