JP3254945B2 - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JP3254945B2 JP33879394A JP33879394A JP3254945B2 JP 3254945 B2 JP3254945 B2 JP 3254945B2 JP 33879394 A JP33879394 A JP 33879394A JP 33879394 A JP33879394 A JP 33879394A JP 3254945 B2 JP3254945 B2 JP 3254945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型の開閉方向と直角
方向に移動する1対の摺動部材を配置した金型装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一例を図14乃至図17を示し説明す
る。クリップがキャップの側面より内側に入り込んだよ
うな成形品を成形する割型式金型装置である。金型の開
閉動作に連動して直角方向に移動する一対の摺動部材1
01,102の合わせ面には、前記成形品が成形される
キャビティー103,104と、成形品に空洞部を成形
するコアピン105が嵌挿するコア溝106,107が
形成されている。前記コアピン105の中間部には、ク
リップがキャップの側面より内側に入り込んだ成形品
(図15参照)となるよう、縮径部105aが形成され
ている。また、前記摺動部材101,102には成形機
(図示せず)に取り付けられた固定盤114に固定され
たアンギュラピン109,110が嵌挿している。この
アンギュラピン109,110により摺動部材101,
102の開閉が行われる。
【0003】前記摺動部材101,102の(図中)下
方には成形終了後、金型装置が拡開した際、コアピン1
05に固着している成形品をその成形品の端部を当接さ
せコアピン105より抜き出すストリッパープレート1
11が配置してある。112はコアピン105が摺動す
るブッシュであり、又、113はコアピン105を作動
させるエジェクタープレートであり、コアピン105を
作動させることにより成形品の端部をストリッパープレ
ート111に当接させ成形品をコアピン105より抜き
出す。
【0004】次に動作について説明する。図14、図1
5に示すように金型装置を閉じた状態でキャビティー1
03,104内に樹脂を流入させ成形を行う。成形終了
後、金型装置を拡開させる。この拡開動作によりアンギ
ュラピン109,110と連動している摺動部材10
1,102が金型装置の拡開方向と直角方向に拡開す
る。さらに、金型装置を拡開させるとエジェクタープレ
ート113によりコアピン105が後退し、成形品の端
部がストリッパープレート111に当接し、最終的にコ
アピン105より成形品が抜け出る(図16参照)。こ
れで1サイクルが完了する。そして、再び金型装置を閉
じて成形を行う(図14の状態に戻る。)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般的な金型装置に於
ては、ストリッパープレート111の移動速度や摺動部
材101,102の移動速度などはブッシュ112とコ
アピン105との摺動抵抗、アンギュラピン109,1
10と摺動部材101,102との摺動抵抗によって決
まる。そして、前記のような金型装置にあってはコアピ
ン105(エジェクタープレート113)が復帰した後
に摺動部材101,102が閉じるようになっている。
摺動部材101,102が先に閉じてしまうとコアピン
105の頂部105bが縮径されているコア溝107,
108に激突してしまったり、数トンからなる摺動部材
の閉じ力により挾まれてしまうからである(図17参
照)。このような状態になるとコアピン105はおろ
か、摺動部材101,102も破損させてしまい作り替
えなければならなかった。しかし、金型装置が比較的新
しい場合には、前述したような問題は起こらない(起こ
る可能性が低い)が、金型装置が古くなったり、また、
ブッシュ112とコアピン105との間に異物がなどが
入ったり、エジェクタープレート113とストリッパー
プレート111との間に異物などが入ったり、金型の温
調で各部材が伸縮してしまうなどすると、前記各摺動抵
抗の設定が崩れ問題が発生してしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、金型装置の拡開動作に連動して
この拡開方向と直角方向に拡開する摺動部材の合せ面に
成形品が成形されるキャビティーを形成し、このキャビ
ティー内にコアピンを出入するようにした金型装置に於
て、前記の摺動部材拡開時この摺動部材を一時的に係止
する手段と、金型閉鎖時コアピンの移動と連動し、移動
完了する時点で前記係止を解除する手段を備えたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】摺動部材の一時的な係止手段により、コアピン
が復帰した後に摺動部材が閉じる。
【0008】
【実施例)図1乃至図3は本発明の第1実
施例である。前記従来技術と同様に、クリップがキャッ
プの側面より内側に入り込んだような成形品を成形する
割型式の金型装置である。金型の開閉動作に連動して直
角方向に移動する一対の摺動部材1,2の合わせ面には
前記成形品が成形されるキャビティー3,4と、成形品
に空洞部を成形するコアピン5が嵌挿するコア溝6,7
が形成されている。前記コアピン5の中間部にはクリッ
プがキャップの側面より内側に入り込んだ成形品(図1
5参照)となるよう縮径部5aが形成されている。ま
た、前記摺動部材1,2には成形機(図示せず)に取り
付けられた固定盤8に固定されたアンギュラピン(図示
せず、図14参照)が嵌挿している。このアンギュラピ
ンにより摺動部材1,2の開閉が行われる。 【0009】前記摺動部材1には、その摺動部材1の移
動を一時的に係止する係止手段であるロックピン9が
(図中)上下動自在に取り付けられている。図示例に於
ては、このロックピン9をコイルスプリングなどの弾撥
部材10で下方に付勢したが、縦型式の成形機などに於
ては弾撥部材10を使用せずに自重により下方に付勢し
ても良い。11は前記弾撥部材10の一端部を支持する
螺子などのキャップ部材である。
【0010】前記摺動部材1,2の(図中)下方には成
形終了後、金型装置が拡開した際、コアピン5に固着し
ている成形品をその成形品の端部を当接させコアピン5
より抜き出すストリッパープレート12が配置してあ
る。13はコアピン5が摺動するブッシュであり、ま
た、14はコアピン5を作動させるエジェクタープレー
トであり、このエジェクタープレート14には前記ロッ
クピン9を押し上げ、摺動部材1,2の移動解除を行う
復帰ピン15も固定されている。その復帰ピン15はス
トリッパープレート12に形成されている係合孔12a
を介して前記ロックピン9を押し上げる。
【0011】次に動作について説明する。図1は成形終
了後で金型装置が一番拡開したところである。勿論、成
形品はコアピン5より抜け出ている。また、摺動部材1
に取り付けられているロックピン8は係合孔11aに嵌
合している。ここで、金型装置を閉じると摺動部材1が
ロックピン9によりロックされているため移動できず、
エジェクタープレート14並びにコアピン5と復帰ピン
15とが移動する(図2参照)。前記移動が完了すると
きに復帰ピン15がロックピン9を押し上げる。この動
作で摺動部材1,2の移動規制が解除され摺動部材1,
2も閉じられる(図3参照)。この状態でキャビテイー
3,4に樹脂を流し込み成形する。成形終了後、金型装
置を拡開すると図1に示すように、再び、ロックピン9
が係合孔12aに嵌合する。
【0012】図4は本発明の第2実施例で、前記ロック
ピン8の変形例を示すものであり、摺動部材1にロック
爪16を軸17を支点に回動自在に配置するとともに、
そのロック爪16が係合する係合溝12bをストリッパ
ープレート11に形成したものである。ロック爪15の
解除は前例と同様に復帰ピン15によって行うものであ
る。
【0013】図5乃至図7は本発明の第3実施例であ
る。前記第1実施例と相違する構成は復帰ピンの取付位
置にある。この第2実施例においては復帰ピン18をス
トリッパープレート12の係合長孔12cに嵌挿すると
ともに、復帰ピン18の下方18aが突出するよう配置
し、一方、復帰ピン18の頂部に鍔部18bを形成した
ものである。次に動作について説明すると、金型装置が
拡開しているときにはロックピン9が前記係合長孔12
cに係合している。金型装置が閉じると最初にエジェク
タープレート14とコアピン5とが移動し、このコアピ
ン5に移動が完了する時点でエジェクタープレート14
の上面が前記復帰ピン18を押し上げるとともに、ロッ
クピン9も押し上げる(図6参照)。このロックピン9
の押し上げ動作により摺動部材1,2の移動規制が解除
され摺動部材も閉じる(図7参照)。なお、鍔部18b
並びに係合長孔12cの形状は、図8、図9に示すよう
に長方形状であっても良いし、円形状であっても良くそ
の形状は適宜選択可能である。
【0014】図10乃至図13は本発明の第4実施例で
ある。図10に示すような成形品を成形するときの金型
装置である。成形品の中間部に孔などが形成されている
ものである。金型装置は図11に示すように、摺動部材
19(20)の一側面には成形品の中間部に孔を形成す
るための棒状部材21が固定されている。その棒状物2
1はストリッパープレート22に形成された孔22aを
摺動する。また、コアピン23には棒状物21が嵌合す
る嵌合孔23aが形成されている。
【0015】次に動作について説明すると、金型装置が
拡開しているときには摺動部材19,20も拡開してい
て、棒状物21もコアピ23より離れたところに位置し
ている。なお、ロックピン9は係合孔22bに係合して
いる(図11参照)。金型装置が閉じると最初にエジェ
クタープレート14とコアピン23並びに復帰ピン15
が移動し、このコアピン23の移動が完了する時点で復
帰ピン15が前記ロックピン9を弾撥部材10の弾性力
に抗して押し上げる(図12参照)。このロックピン9
の押し上げ動作により摺動部材19,20の移動規制が
解除され、摺動部材19,20も閉じ、また棒状物21
も嵌合孔23aに嵌合する(図13参照)。
【0016】
【発明の効果】本発明は、金型装置の拡開動作に連動し
てこの拡開方向と直角方向に拡開する摺動部材の合せ面
に成形品が成形されるキャビティーを形成し、このキャ
ビティー内にコアピンを出入するようにした金型装置に
於て、前記の摺動部材拡開時この摺動部材を一時的に係
止する手段と、金型閉鎖時コアピンの移動と連動し、移
動完了する時点で前記係止を解除する手段を備えたの
で、摺動部材の移動がコアピンの復帰よりも遅延し金型
装置を破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例開型時正断面図である。
【図2】図1の型締め直前の正断面図である。
【図3】図2の型締め完了時正断面図である。
【図4】本発明の第2実施例係止部正断面図である。
【図5】本発明の第3実施例開型時正断面図である。
【図6】図5の型締め直前の正断面図である。
【図7】図5の型締め完了時の正断面図である。
【図8】鍔部の平面図である。
【図9】鍔部の他の実施例平面図である。
【図10】本発明の第4実施例により成形する成形品の
外観斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例の開型時正断面図であ
る。
【図12】図11の型締め直前の正断面図である。
【図13】図12の型締め完了時の正断面図である。
【図14】従来の割型式金型装置の閉型時正断面図であ
る。
【図15】図14のA−A側断面図である。
【図16】図15の開型時正断面図である。
【図17】図16の割型が先に締まってコアピンが入ら
ない状態を示す正断面図である。
【符号の説明】
1,2 摺動部材 3,4 キャビティー 6,7 コア溝 8 固定盤 9 ロックピン 10 コイルスプリング 11 キャップ部材 11a,12a 係合孔 12,22 ストリッパープレート 14 エジェクタープレート 15 復帰ピン 19,20 摺動部材 23 コアピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/74 B29C 33/76

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型装置の拡開動作に連動してこの拡開
    方向と直角方向に拡開する摺動部材の合せ面に成形品が
    成形されるキャビティーを形成し、このキャビティー内
    にコアピンを出入するようにした金型装置に於て、前記
    の摺動部材拡開時この摺動部材を一時的に係止する手段
    と、金型閉鎖時コアピンの移動と連動し、移動完了する
    時点で前記係止を解除する手段を備えたことを特徴とす
    る金型装置。
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JP4702857B2 (ja) * 2008-01-23 2011-06-15 株式会社メデル アンギュラーピン駆動式スライド型のロック装置
JP6204711B2 (ja) * 2013-06-19 2017-09-27 タカハタプレシジョンジャパン株式会社 回転体支持構造及び製造方法

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