JPH0724281Y2 - 合成樹脂製リッドとヒンジとの連結構造 - Google Patents

合成樹脂製リッドとヒンジとの連結構造

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JPH0724281Y2
JPH0724281Y2 JP13121889U JP13121889U JPH0724281Y2 JP H0724281 Y2 JPH0724281 Y2 JP H0724281Y2 JP 13121889 U JP13121889 U JP 13121889U JP 13121889 U JP13121889 U JP 13121889U JP H0724281 Y2 JPH0724281 Y2 JP H0724281Y2
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JP
Japan
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hinge
lid
synthetic resin
thin
holder
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JP13121889U
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JPH0369530U (ja
Inventor
兆央 嶋田
真一 小林
Original Assignee
森六株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、合成樹脂製リッドと、そのリッドを本体に取
付けるためのヒンジとの連結構造に関する。
(2)従来の技術 従来、この種連結構造として、フューエルリッドに鉤形
保持部を設け、その保持部とフューエルリッドとの間に
ヒンジピンを挿入し、ヒンジピンから突出する保持部の
先端側を、その保持部に存するノッチ部分から超音波溶
接ホーンにより折曲げてフューエルリッドに接合したも
のが知られている(特開昭62−116314号公報参照)。
(3)考案が解決しようとする課題 しかしながら前記のように保持部を折曲げてから溶接す
るのでは、連結作業性が悪く、また保持部のノッチ部分
が脆弱になって連結構造の耐久性が損なわれる、といっ
た問題を生じる。
本考案は前記問題を解決し得る前記連結構造を提供する
ことを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 本考案は、合成樹脂製リッドと、そのリッドを本体に取
付けるためのヒンジとの連結構造において、相対向して
ヒンジピン用装入溝を画成する一対の薄肉突条を前記リ
ッドの内面に突設し、前記装入溝内に存するヒンジピン
の抜止めをなす合成樹脂製ホルダに、両薄肉突条先端の
相対向する両隅角部と超音波溶接される一対の傾斜面を
持つ位置決め突条を設けたことを特徴とする。
(2)作用 前記構成において、ホルダに存する位置決め突条の両傾
斜面を、リッドに存する両薄肉突条の各隅角部に当接す
ると、リッドに対するホルダの位置決めが容易に、且つ
確実に行われる。
そして、両隅角部を溶融部として超音波溶接を行うこと
により、小さい超音波エネルギの適用下にてリッドに対
してホルダを確実に、且つ強固に接合することができ
る。
さらに装入溝を画成する突条は薄肉であるから、リッド
成形時、その外面に引けを生じることがなく、リッドの
外観が良好である。
(3)実施例 第1,第2図において、合成樹脂製リッドとしてのフュー
エルリッド1は、金属製ヒンジ2を介して本体としての
車体3に取付けられる。
第3図に示すように、ヒンジ2は、ボルト挿通孔4に挿
通されたボルトB(第2図)により車体3に取付けられ
るヒンジ金具5と、そのヒンジ金具5の二股部6先端に
存する管状部分7に挿通されたL字形ヒンジピン8とよ
り構成される。
第4図に示すように、フューエルリッド1の内面には、
相対向してヒンジピン用装入溝9を画成する一対の薄肉
突条10,10が突設される。両薄肉突条10,10は、
ヒンジピン8の形状に対応してL字形に配設され、また
ヒンジ2の二股部6を受容するために二箇所で分断され
ている。このように突条10,10を薄肉に形成する
と、フューエルリッド1の成形時、その外面に引けを生
じることがなく、フューエルリッド1の外観が良好とな
る。装入溝9内に、薄肉で、且つ凹部を有する複数のピ
ン受11が設けられ、また各薄肉突条10,10外面に複
数の薄肉補強リブ12が連設される。
第5図に示すように、合成樹脂製ホルダ13はフューエル
リッド1に超音波溶接されて、装入溝9内に存するヒン
ジピン8の抜止めをなすもので、装入溝9との対向面14
側に、その溝9の形状に対応してL字形をなす装着溝15
を有し、またその装着溝15はヒンジ2の二股部6を受容
するために形成された2個のコ字形切欠き部16により分
断されている。装着溝15の底面15aに、その長さ方向に
延びる位置決め突条17が突設され、その位置決め突条17
は、両薄肉突条10,10先端の各隅角部aに当接する
一対の傾斜面bを備えている。第5図中、18は対応する
補強リブ12を嵌合するスリットである。
フューエルリッド1とヒンジ2との連結に当っては、第
6図に示すようにヒンジピン8を装入溝9に装入して各
ピン受11に支持させ、次いで、第7図(a)に示すよう
にホルダ13の装着溝15を両薄肉突条10,10の外側に
装着する。この状態において、両薄肉突条10,10
各隅角部aに位置決め突条17の各傾斜面bが当接し、こ
れによりフューエルリッド1に対するホルダ13の位置決
めが容易に、且つ確実に行われる。
その後、ホルダ13を加圧しつゝ、そのホルダ13およびフ
ューエルリッド1に超音波を付与して両隅角部aを溶融
する。これにより第7図(b)に示すように、両隅角部
aと両斜視図bとがそれぞれ超音波溶接され、また両隅
角部aの溶込み量は、両薄肉突条10,10の先端面が
装着溝15の底面15aに当接することによって規制され
て、ホルダ13がフューエルリッド1に確実に、且つ強固
に接合される。
この場合、両隅角部aを溶融部として超音波溶接を行う
ので、超音波エネルギは小さくてよい。また両隅角部a
の溶融により生じたバリは、装着溝15内に閉じ込められ
て外部に食出すことがなく、したがって外観が良い。さ
らにヒンジピン8はL字形に形成されているので、その
回止めがなされる。
なお、本考案はフューエルリッド1に限らず、その他の
リッドとヒンジとの連結にも適用される。
C.考案の効果 本考案によれば、リッドの外観を何等損うことなく、リ
ッドとヒンジとを確実に、且つ容易に、しかも強固に連
結して、良好な連結作業性と優れた耐久性を有する連結
構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は車両の要部斜
視図、第2図はフューエルリッドを開放した状態の斜視
図、第3図はヒンジの斜視図、第4図はフューエルリッ
ドの斜視図、第5図はホルダを裏側から見た斜視図、第
6図はフューエルリッドにヒンジを設置した状態の平面
図、第7図(a),(b)は超音波溶接法の説明図であ
り、第6図VII−VII線断面図に対応する。 1……フューエルリッド(リッド)、2……ヒンジ、3
……車体(本体)、8……ヒンジピン、9……装入溝、
10,10……薄肉突条、13……ホルダ、17……位置決
め突条、a……隅角部、b……傾斜面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製リッド(1)と、そのリッド
    (1)を本体(3)に取付けるためのヒンジ(2)との
    連結構造において、相対向してヒンジピン用装入溝
    (9)を画成する一対の薄肉突状(10,10)を前記
    リッド(1)の内面に突設し、前記装入溝(9)内に存
    するヒンジピン(8)の抜止めをなす合成樹脂製ホルダ
    (13)に、両薄肉突条(10,10)先端の相対向する
    両隅角部(a)と超音波溶接される一対の傾斜面(b)
    を持つ位置決め突条(17)を設けたことを特徴とする合
    成樹脂製リッドとヒンジとの連結構造。
JP13121889U 1989-11-10 1989-11-10 合成樹脂製リッドとヒンジとの連結構造 Expired - Lifetime JPH0724281Y2 (ja)

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JPH0369530U JPH0369530U (ja) 1991-07-10
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JP2007191207A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Nakamura Sangyo Kk 調理用容器
CN103081246B (zh) * 2010-09-29 2015-09-09 铃木株式会社 充电连接器

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