JPH0145090Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0145090Y2
JPH0145090Y2 JP1984077804U JP7780484U JPH0145090Y2 JP H0145090 Y2 JPH0145090 Y2 JP H0145090Y2 JP 1984077804 U JP1984077804 U JP 1984077804U JP 7780484 U JP7780484 U JP 7780484U JP H0145090 Y2 JPH0145090 Y2 JP H0145090Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage battery
separable
holding member
utility
model registration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1984077804U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60189953U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7780484U priority Critical patent/JPS60189953U/ja
Publication of JPS60189953U publication Critical patent/JPS60189953U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0145090Y2 publication Critical patent/JPH0145090Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • Y02E60/12

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、蓄電池の手提用部材に関するもの
で、特に、蓄電池の製造上で生じる障害を解決し
得る手提用部材の構造に関するものである。
従来の技術 蓄電池を持ち運び、あるいは所定の収納場所か
ら取出す際の便宜を図るために、手提用部材が取
付けられた蓄電池が既に提案されている。手提用
部材は、帯状の部材で構成されたり、あるいは、
ひもで構成されたりする。
このような手提用部材の蓄電池電槽への取付け
には種々の態様があるが、その一例として、手提
用部材が、蓄電池電槽の外面の相対向する2箇所
間に渡されて設けられるものがある。この場合、
蓄電池電槽が電槽本体と蓋とで構成されるなら
ば、手提用部材の両端部は電槽本体側に取付けら
れるのが必要な強度を得るために好ましい。
しかしながら、電槽本体に手提用部材を上述し
た態様で取付けた場合、蓄電池の製造工程を考慮
したとき、この手提用部材の存在がいくつかの障
害を招く。たとえば、電槽本体内に極板を挿入す
る工程や蓋を被せる工程で、手提用部材が邪魔に
なる。そのため、従来では、たとえば手提用部材
を取り外し可能にしておき、蓄電池が完成された
段階で取付けることが行なわれていた。なお、手
提用部材がひもで構成される場合、電槽本体の横
の方へ逃がせるので、上述の問題点は比較的簡単
に解決される。しかしながら、ひもの長さは、電
槽本体の形状によつては、手提用部材として必要
な長さ以上に必要となることがある。
このように、従来、何らかの方法を講じて手提
用部材の存在による蓄電池の製造上の障害を解決
していたものの、電槽本体を用意した後の組立工
程において手提用部材の存在が問題となりさえし
なければ、あくまでも、手提用部材が電槽本体に
予め取付けられている方が、生産能率の観点から
は好ましい。
考案が解決しようとする問題点 それゆえに、この考案においては、手提用部材
が電槽本体に予め取付けられていたとしても、そ
の後の組立て工程ではこの手提用部材の存在が問
題とならないようにしようとするものである。
問題点を解決するための手段 この考案の手提用部材は、電槽本体と蓋とから
なる蓄電池電槽の外面の相対向する2箇所間に渡
されて設けられ、かつ両端部が前記電槽本体の外
側面に固定されるものであつて、前記2箇所間の
少なくとも1箇所で分離可能とされ、かつ全体と
して可撓性が持たされていることを特徴としてい
る。
作 用 上述のような手段によつて、手提用部材の中間
部を分離させると、分離された手提用部材の各部
分は可撓性を利用して電槽の外側へ逃がすことが
できる。したがつて、たとえば電槽本体の上方か
ら電槽本体に向かつて行なわれる作業が、手提用
部材の存在によつて邪魔されることはない。
実施例 第1図は、この考案の一実施例が取付けられた
蓄電池の電槽1の外観を示す斜視図である。蓄電
池の電槽1は、たとえばポリプロピレンのような
樹脂から構成され、通常、電槽本体2と蓋3とが
別々に成形され、後で接合されて電槽1を構成す
る。電槽本体2は、4つの外側面を備え、これら
外側面のうち、横方向の寸法の短い方の外側面上
に、帯状の手提用部材4の各端部が固定される。
手提用部材4は、たとえば軟質のポリプロピレン
のような樹脂から構成され、全体として可撓性を
有する。
第2図は、手提用部材4の電槽本体2にする対
する取付部分を示すもので、第1図の線A−Aに
沿う断面を示している。手提用部材4の端部を電
槽本体2に固定するため、この例では、いわゆる
「ダブルインジエクシヨン」が用いられる。すな
わち、手提用部材4の端部には、容器状部分5が
形成されている。電槽本体2の成形と手提用部材
4の成形とは各々別に行なわれる。そして、手提
用部材4の容器状部分5を電槽本体2の外面の所
定の箇所に位置させ、その状態を維持しながら、
樹脂6が2次的に注入口7から射出される。樹脂
6として、電槽本体2および手提用部材4と同質
のたとえばポリプロピレンを用いると、樹脂6が
硬化した際、電槽本体3と手提用部材4とは強固
に固定される。
なお、手提用部材4を電槽本体2に固定する方
法としては、上述のような「ダブルインジエクシ
ヨン」に限らず、熱溶着、超音波溶着、あるいは
接着剤による接着も用いることができる。
第1図において、手提用部材4の上にチユーブ
8が被せられた状態が示されている。この部分
に、手提用部材4を分離できる構成が隠されてい
る。第3図は、第1図の線B−Bに沿う断面図で
ある。
手提用部材4が分離された場合の第1部分9と
第2部分10との各接続端部には、手提用部材4
の延びる方向に互いに嵌合し合うJ字状部分1
1,12が形成される。第3図では、2つのJ字
状部分11,12が互いに嵌合した状態で示され
ているが、このような嵌合作業あるいは逆の分離
作業を行なう場合には、第3図で想像線で示すよ
うにチユーブ8が第2部分10(あるいは第1部
分9)の中間部へとずらされる。チユーブ8は、
J字状部分11,12上に配置されたとき、この
接続部分における不所望な分離を防止する。
なお、分離可能な部分の構成は、第3図のよう
な構造に限らない。その他のいくつかの例につい
ては、第6図以降を参照して後で説明する。
第1図の手提用部材4において、その長さ方向
の中央部の断面形状を、第4図および第5図に示
すように変更してもよい。すなわち、第4図およ
び第5図は、それぞれ、第1図の線C−Cに沿う
断面を示している。これらの断面形状は、帯状の
手提用部材4を手で握るとき、手に与える感触を
より好ましいものとする。
第6図は、手提用部材4の分離可能な部分の第
2の例を示す断面図である。この例では、帯状の
手提用部材4の厚み方向に互いに嵌合し合う凹部
13と凸部14との組合わせが用いられる。たと
えば、凹部13は第2部分10に形成され、凸部
14は第1部分9に形成される。凹部13と凸部
14との嵌合状態を確実に保持するために、チユ
ーブ8aが用いられてもよい。
第7図および第8図は、手提用部材4の分離可
能な部分の第3の例を示している。この例では、
透孔15と、この透孔15に嵌合可能で透孔15
の幅より大きな幅の水平辺を有するT字状部分1
6との組合わせが用いられる。たとえば、透孔1
5は第2部分10に形成され、T字状部分16は
第1部分9に設けられる。
第7図のような分離された状態から、第8図の
ように連結された状態を得るために、たとえば第
1部分9をねじり、T字状部分16の水平辺を透
孔15内に挿入することが行なわれる。この挿入
の後で、第1部分9のねじりを戻せば、自動的
に、第8図のような連結状態が得られる。
なお、第7図および第8図に示した例において
も、前述したチユーブ8,8aのようなチユーブ
を用いてもよい。
第9図ないし第12図は、手提用部材4の分離
可能な部分の第4の例を示している。この例で
は、第1部分9の接続端部を受入れる係止体17
が第2部分10に形成される。係止体17は、第
2部分10の端部において、一方側に突出し第2
部分10との間に所定の間隙をを形成するように
コ字状に延びている。
第1部分9の接続端部には、肉薄部18が幅方
向に延びて形成される。この肉薄部18に沿う部
分は、後で行なう説明から明らかになるように、
折曲げ線19とされる。また、第1部分9の接続
端部には、突出段部20が形成される。また、こ
の接続端部の先端は面とりされ、やや先細状とさ
れる。
第1部分9を第2部分10と連結するに際し
て、まず、第9図に示すような真つ直ぐな状態
で、第1部分9は係止体17によつて形成された
間隙に上方から挿入される。このときの挿入操作
をより有利に案内するために、第11図において
点線でかつ第12図において断面でそれぞれ示さ
れているように、係止体17の内面には、上方へ
向かつて広がる勾配が付与されている。前述した
挿入は、折曲げ線19が係止体17を通過して、
さらに或る程度以上の長さだけ通過するまで行な
われる。次に、第11図に示すように、折曲げ線
19を介して接続端部が外方へ折曲げられた状態
とされる。この状態において、突出段部20は、
接続端部の外方に向く面に位置している。
上述の折曲げ状態を維持しながら、第1部分9
は第2部分10から離れる方向へ引かれる。これ
に応じて、第12図に示すように、第1部分9の
二重に重なり合つた部分は、係止体17によつて
形成された間隙内に入り込む。そして、突出段部
20は、係止体17の端縁に係合する状態とな
る。これによつて、第1部分9と第2部分10と
の連結作業が完了する。すなわち、第12図を参
照して説明すれば、この第12図の状態で第1部
分9を上方へ引き上げたとしても、突出段部が係
止体17に当接して、係止体17から第1部分9
が抜けることはなく、手提用部材4の確実な連結
状態が達成される。
なお、手提用部材4の第1部分9と第2部分1
0との分離が必要となれば、第12図の状態から
第11図の状態にしてから、第1部分9を真つ直
ぐな状態に戻し、そのまま第1部分9を引き上げ
ればよい。
なお、第11図に示されているように、第1部
分9の幅は、第2部分10の幅と合わせるため、
その接続部分以外の部分ではより幅が広くされて
いる。
以上述べたように、手提用部材4の第1部分9
と第2部分10との分離可能な連結構造は、種々
に変更されることができる。図示しないが、さら
に他の変形例も可能であろう。
なお、前述した各実施例では、手提用部材4が
帯状に形成されたものであつたが、これをひもで
構成してもよい。ひもの場合であつても、それが
中間部分で分離可能に構成されていれば、蓄電池
の製造工程において、このひもを電槽本体の横の
方へ逃がす必要がなくなるので、ひもの長さを短
くすることができるという利点がもたらされる。
さらに、図示した実施例では、分離可能な部分
が、手提用部材の1箇所であつたが、2箇所以上
に設けてもよい。
考案の効果 以上のように、この考案によれば、手提用部材
がその中間部分のいずれかにおいて分離可能とさ
れていてかつ手提用部材に可撓性が付与されてい
るので、分離させることにより、蓄電池電槽の上
方に大きく開かれた空間を形成することができ
る。したがつて、蓄電池の組立工程が、この手提
用部材によつて妨げられることはない。また、手
提用部材は、蓋ではなく電槽本体に固定されるの
で、蓋と電槽本体との接合強度に左右されず、蓄
電池の重量が大きくても、手提用部材による蓄電
池の持ち上げの信頼性を高めることができる。ま
た、手提用部材は、予め電槽本体の外側面に固定
された状態で用意されるので、後で手提用部材を
取付ける作業が省略され、蓄電池全体としての生
産能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例の手提用部材4
が取付けられた蓄電池電槽1の外観を示す斜視図
である。第2図は、第1図の線A−Aに沿う断面
図である。第3図は、第1図の線B−Bに沿う断
面図である。第4図および第5図は、それぞれ、
手提用部材4の長さ方向の中央部の好ましい断面
形状を示すもので、第1図の線C−Cに沿う断面
を示している。第6図は、手提用部材4の分離可
能な連結部分の第2の例を示す断面図である。第
7図のおよび第8図は、手提用部材4の分離可能
な連結部分の第3の例を示すもので、第7図は分
離状態を示し、第8図は連結状態を示す。第9図
ないし第12図は、手提用部材4の分離可能な連
結部分の第4の例を示すもので、第9図は第1部
分9と第2部分10とが分離された状態を示す斜
視図であり、第10図は第1部分9の側面図であ
り、第11図は連結の途中を示す斜視図であり、
第12図は連結後の状態を示す断面図である。 図において、1は電槽、2は電槽本体、4は手
提用部材、6は樹脂、8,8aはチユーブ、9は
第1部分、10は第2部分、11,12はJ字状
部分、13は凹部、14は凸部、15は透孔、1
6はT字状部分、17は係止体、19は折曲げ
線、20は突出段部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電槽本体と蓋とからなる蓄電池電槽の外面の
    相対向する2箇所間に渡されて設けられ、かつ
    両端部が前記電槽本体の外側面に固定された手
    提用部材において、 前記2箇所間の少なくとも1箇所で分離可能
    とされ、かつ全体として可撓性であることを特
    徴とする、蓄電池の手提用部材。 (2) 帯状である、実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の蓄電池の手提用部材。 (3) 分離可能な部分は、当該帯状の手提用部材の
    延びる方向に互いに嵌合し合うJ字状部分で構
    成される、実用新案登録請求の範囲第2項記載
    の蓄電池の手提用部材。 (4) 分離可能な部分は、当該帯状の手提用部材の
    厚み方向に互いに嵌合し合う凹部と凸部との組
    合わせを備える、実用新案登録請求の範囲第2
    項記載の蓄電池の手提用部材。 (5) 分離可能な部分を覆うように、チユーブが被
    せられる、実用新案登録請求の範囲第3項また
    は第4項記載の蓄電池の手提用部材。 (6) 分離可能な部分は、透孔とこの透孔に嵌合可
    能でこの透孔の幅より大きな幅の水平辺を有す
    るT字状部分との組合わせを備える、実用新案
    登録請求の範囲第2項記載の蓄電池の手提用部
    材。 (7) 分離可能な部分は、所定の間隙を形成するよ
    うにコ字状に延びる係止体とこの係止体内に挿
    入される接続端部との組合わせを備え、前記係
    止体によつて形成された間隙に前記接続端部が
    一方へ折曲げられた状態で挿入され、前記接続
    端部の折曲げ状態における外方に向く面には前
    記係止体の端縁に係合する突出端部が形成さ
    れ、前記係止体と前記突出端部との係合によ
    り、前記接続端部の前記係止体からの抜けが防
    止された状態で、分離可能な部分の接続が図ら
    れる、実用新案登録請求の範囲第2項記載の蓄
    電池の手提用部材。
JP7780484U 1984-05-25 1984-05-25 蓄電池の手提用部材 Granted JPS60189953U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7780484U JPS60189953U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 蓄電池の手提用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7780484U JPS60189953U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 蓄電池の手提用部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60189953U JPS60189953U (ja) 1985-12-16
JPH0145090Y2 true JPH0145090Y2 (ja) 1989-12-26

Family

ID=30621207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7780484U Granted JPS60189953U (ja) 1984-05-25 1984-05-25 蓄電池の手提用部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60189953U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60189953U (ja) 1985-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0329635Y2 (ja)
JPS645649Y2 (ja)
JPH0145090Y2 (ja)
JPS647571Y2 (ja)
JPH0535691Y2 (ja)
JP2574924Y2 (ja) アシストハンドル
JPH068925Y2 (ja) 屈曲モール
JPS6256467U (ja)
JPH042854Y2 (ja)
JPS635540Y2 (ja)
JPS606249Y2 (ja) 鞄用枠
JPS60138089U (ja) ホ−スバンド
JPH054994Y2 (ja)
JPS5824162Y2 (ja) 巻尺
JPS582862B2 (ja) 車両用連結幌
JPH0529615Y2 (ja)
KR200308183Y1 (ko) 캔 손잡이 덮개
JPH044143B2 (ja)
JPS5830307Y2 (ja) 磁気テ−プカ−トリツジにおけるテ−プクランプ構造
JP2521757Y2 (ja) 溶着リブ構造
JPH04119212U (ja) 屈曲形サンバイザー
JPH0381495U (ja)
JP3040194U (ja) ストラップ
JPH0142350Y2 (ja)
JPH0353761U (ja)