JPH04113122U - 物品の結合構造 - Google Patents

物品の結合構造

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JPH04113122U
JPH04113122U JP2324091U JP2324091U JPH04113122U JP H04113122 U JPH04113122 U JP H04113122U JP 2324091 U JP2324091 U JP 2324091U JP 2324091 U JP2324091 U JP 2324091U JP H04113122 U JPH04113122 U JP H04113122U
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JP
Japan
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article
coupling
caulking
coupling protrusion
plate
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Application number
JP2324091U
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English (en)
Inventor
干城 平井
Original Assignee
小島プレス工業株式会社
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 結合突起のかしめ量の過不足が原因となる物
品(板等)の結合不良を防止することができる物品の結
合構造を提供する。 【構成】 受け板10に突設された熱かしめ用の係合突
起22が内板22の結合孔26に貫挿されるとともに、
結合突起22の先端部が内板22の表面より一定長さだ
け突出され、その突出部分が熱かしめ治具Cによって熱
かしめされることで両板10,20が結合される物品の
結合構造であって、内板22の表面における結合孔26
の周囲には、熱かしめ治具Cによる結合突起26の突出
部分の押潰し量を制限する規制片30が突出されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は物品の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品の結合構造の1つとして次のようなものがある。 図14に示すように、第1板材60の上にゴム膜62を間に挟んで第2板材6 4が載置され、第1板材60に設けられた熱かしめ用の結合突起66(図中2点 鎖線で示す)が、ゴム膜62の挿通孔61及び第2板材64の各結合孔68に貫 挿されている。そして、その結合突起66のうちの第2板材64の表面(上面) から突出した部分が熱かしめ治具Cにより熱かしめされることで、第1板材60 と第2板材64とが結合されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の物品の結合構造では、特に手作業で結合作業を行う 場合、結合突起66に対する熱かしめ治具Cのかしめ動作を適切に行うことは困 難であり、かしめ動作にばらつきが生じ、そのために結合突起66のかしめ量に 過不足が生じる。結合突起66のかしめ量が過剰であると、図15に示すように 結合突起66の被かしめ部69が側方へ拡がり過ぎるとともに、図14に示すよ うに被かしめ部69の肉厚Tが薄くなり、両板材60,64の結合強度が弱くな る。また、かしめ量が不足の場合は被かしめ部69の側方への拡がりが小さくな り、これまた両板材60,64の結合強度が弱くなる。
【0004】 本考案の目的は、上記の点に鑑み、結合突起のかしめ量の過不足が原因となる 物品の結合不良を防止することができる物品の結合構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、第1の物品に突設された熱かしめ用の結 合突起が第2の物品の結合孔に貫挿されるとともに、前記結合突起の先端部が前 記第2の物品の表面より一定長さだけ突出され、その突出部分が熱かしめ治具に よって熱かしめされることで前記第1,第2の両物品が結合される物品の結合構 造であって、前記第2の物品の表面における前記結合孔の周囲と前記結合突起と のうち少なくとも一方には、前記熱かしめ治具による前記結合突起の突出部分の 押潰し量を制限する規制片が突出されている。
【0006】
【作用】
上記したように構成される本考案においては、第1の物品の結合突起が第2の 物品の結合孔に貫挿され、その結合突起のうちの第2の物品の表面から突出した 突出部分が熱かしめ治具によって熱かしめされる際、規制片に熱かしめ治具が当 接することにより、前記結合突起の突出部分の押潰し量が制限される。
【0007】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 まず、その結合構造が適用される部位の一例について説明する。 図7に示すように、車両のボデー本体2の後部のラゲージスペース4の開口部 5に対し、ラゲージドア6が開閉可能に設けられている。ラゲージドア6の後端 部中央の下面には、車両の前後方向に沿ったU字状のストライカ8が固定されて いる。ラゲージスペース4の開口部5の後端側には、第1の物品としての受け板 10がラゲージドア6の後部下面に対向して受け板10が装着されている。
【0008】 図7及び図8に示すように、受け板10には、ストライカ8に対応する位置に おいて切欠部12が形成されており、その切欠部12の下側には、ストライカ8 をロックするロック機構(図示省略)が設けられている。切欠部12には、外部 からそのロック機構が見えないように被う膜状のゴムカバー14が取り付けられ ている。なお、このゴムカバー14には、ラゲージドア6の開閉時にストライカ 8が通過する長孔16が形成されている。
【0009】 ゴムカバー14は、図8に示すように、受け板10と、第2の物品としての一 対の内板20とにより挟みつけられ、両板10,20が、受け板10の切欠部1 2の外周部分の4隅の部位A(図中は2つのみを示す)で結合されることにより 、取り付けられている。
【0010】 本実施例の結合構造は、この受け板10と内板20との各部位Aでの結合等に 適用されるのであり、図2〜図6では、その1つについて図示する。なお、その 結合工程において、本結合構造は図8等とは上下が反転するため、以下の図1〜 図6では、その結合工程の状態に即して示す。
【0011】 図1〜図3に示すように、受け板10の上に、ゴムカバー14を挟んで一対の 内板20が載置されている。
【0012】 受け板10は合成樹脂からなり、結合突起22が一体的に形成されている。内 板20には、その結合突起22に対応して円形の結合孔26が形成されており、 ゴムカバー14にも同様に円形の挿通孔15が形成されている。そして、結合突 起22がその挿通孔15及び結合孔26に貫挿され、内板20の上面(表面)よ り上側へ突出している。この結合突起22はほぼ円柱状をしており、その上部は 丸みを帯びてとがっている。また、その側面には、縦方向に4つの溝24が形成 されている。
【0013】 内板20も合成樹脂からなり、受け板10よりも溶融温度の高い材質のもので ある。例えば、ポリプロピレンの受け板10に対してアクリロニトリル−ブタジ エン−スチレンターポリマー(ABS樹脂)等である。 内板20の各結合孔26の周囲には、結合突起22のかしめ量を制限するため の複数個(図2においては4つ)の規制片30が、内板20と一体にそれぞれ突 出形成されている。各規制片30は結合孔26の周囲を囲む円弧状をしており各 規制片30の高さHは、結合突起22のかしめ量に適する高さに設定されている 。
【0014】 次に、この実施例の結合構造の作用を説明する。 図3及び図5に示すように、熱かしめ治具Cを下降させ、結合突起22を上方 から押し潰すようにしてかしめを行う。すると、熱かしめ治具Cの熱および押圧 力により、図4及び図5に示すように、結合突起22が溶融して側方へ流れる。 そして、それが冷却固化することにより形成された被かしめ部34が結合孔26 からの抜け止めをするとともに、その被かしめ部34の下面が内板20の上面の 結合孔26の周囲部分に固着することにより、受け板10と内板20とが結合さ れる。
【0015】 そのかしめの際、熱かしめ治具Cが所定の距離だけ下降すると図5に示すよう に、各規制片30に当接し、それ以上の下降が規制される。このため、被かしめ 部34の肉厚Tがその規制片30の高さHと同じとなり、それ以上薄くはならな い。このように、この実施例の結合構造では、結合突起22のかしめ量がばらつ くことなくかつ適切なかしめ量において一定となり、両板10,20の結合不良 が防止される。
【0016】 また、図4に示すように、結合突起22が溶融して側方へ流れる際、その溶融 状態の結合突起22が各規制片30の内壁面30aにまで到達し、さらに各規制 片30間の隙間に流れ込んで各規制片の側壁面30bとも接触する。そのため、 図6に示すように、その被かしめ部34は全ての規制片30と一体的な固着状態 となり、両板10,20の結合がより強固なものとなる。
【0017】 なお、規制片の形状及び配置は、上記実施例のものに限らず、種々のものがあ り得る。例えば、図9のように平板状の規制片40が結合孔26に対して放射状 に配置されたり、図10のように、円弧状の規制片42が結合孔26を2重に取 り囲んでいてもよい。また、図11のように円環状の規制片44でもよい。さら には、4角環状、6角環状のものでもよい。 また、受け板10と内板20とは同じ材質のものであってもよい。 さらに、上記の実施例では内板20の結合孔26の周囲に規制片30が設けら れていたが、規制片は受け板10の結合突起22に設けられていてもよい。例え ば、図12と図13に示すように、結合突起22の下部に複数の板状の規制片4 6を放射状に設けてもよい。ただし、この場合には、内板20の結合孔26の周 囲に、その規制片46が挿通される切欠部48が形成される。 また、本考案に係る結合構造は、図7及び図8に示したラゲージスペース4の 開口部5後端の受け板10と内板20との結合に限らない。例えば、車両内のコ ンソールのパーキングレバーが設けられる縦長の開口へ、縦長孔を有するゴムカ バーを取付ける際において、ともに縦長の開口を有するコンソール外板と内板と を、そのゴムカバーを挟むようにして結合する場合にも適用できる。 また、本考案はゴム膜等を挟んで2つの板を結合させる場合に限らず、第1, 第2の物品を直接結合させる場合にも適用できる。 また、結合される対象は、板状のものに限らず、種々の形状のものがあり得る 。 その他、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様で本考案を実施できる ことはもちろんである。
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、規制片に熱かしめ治具が当接することに より結合突起の押潰し量が制限されることで、結合突起を適切なかしめ量におい てかしめることができる。この結果、結合突起のかしめ量の過不足が原因となる 両物品の結合不良を積極的に防止でき、両物品の結合強度を常に強固なものとな し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である物品の結合構造の斜視
図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その縦断面図である。
【図4】図1の物品の結合構造の熱かしめ後のものの平
面図である。
【図5】その縦断面図である。
【図6】その要部の斜視図である。
【図7】本考案の一実施例が適用される部位を示す全体
斜視図である。
【図8】図7の要部の拡大断面図である。
【図9】規制片の他の実施例を示す斜視図である。
【図10】規制片の他の実施例を示す斜視図である。
【図11】規制片の他の実施例を示す斜視図である。
【図12】規制片が結合突起に設けられる実施例を示す
斜視図である。
【図13】その物品の結合構造を示す平断面図である。
【図14】従来の物品の結合構造を示す縦断面図であ
る。
【図15】その平面図である。
【符号の説明】
10 受け板(第1の物品) 20 内板(第2の物品) 22 結合突起 26 結合孔 30 規制片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の物品に突設された熱かしめ用の結
    合突起が第2の物品の結合孔に貫挿されるとともに、前
    記結合突起の先端部が前記第2の物品の表面より一定長
    さだけ突出され、その突出部分が熱かしめ治具によって
    熱かしめされることで前記第1,第2の両物品が結合さ
    れる物品の結合構造であって、前記第2の物品の表面に
    おける前記結合孔の周囲と前記結合突起とのうち少なく
    とも一方には、前記熱かしめ治具による前記結合突起の
    突出部分の押潰し量を制限する規制片が突出されている
    ことを特徴とする物品の結合構造。
JP2324091U 1991-03-15 1991-03-15 物品の結合構造 Pending JPH04113122U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014162217A (ja) * 2013-02-28 2014-09-08 Kasai Kogyo Co Ltd 合成樹脂部品の結合構造
JP2016043500A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 河西工業株式会社 合成樹脂部品の結合構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5645608B2 (ja) * 1977-09-08 1981-10-27
JPH0248327B2 (ja) * 1981-10-09 1990-10-24 Sumitomo Light Metal Ind

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