JP3454241B2 - 結合具 - Google Patents

結合具

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JP3454241B2
JP3454241B2 JP2000302388A JP2000302388A JP3454241B2 JP 3454241 B2 JP3454241 B2 JP 3454241B2 JP 2000302388 A JP2000302388 A JP 2000302388A JP 2000302388 A JP2000302388 A JP 2000302388A JP 3454241 B2 JP3454241 B2 JP 3454241B2
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龍男 関水
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カラーファスナー工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紐体などの端部を
結合する結合具にかかり、特に所定荷重が掛かった場合
にその結合が外れるように構成された結合具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】例えば、携帯品を首から下げて用いるよ
うにしたネックストラップなどでは、吊り下げ紐部分に
荷重がかかって引っ張られた際、首が締めつけられるこ
とを回避するために、所定荷重により結合が外れるよう
に構成された結合具が採用されている。
【0003】図4に示すように、この種の結合具50
は、雌結合部50Aと雄結合部50Bとからなり、それ
ぞれが分割された吊り下げ紐などの紐体51の各端部5
1A,51Bに取り付けられている。
【0004】雌結合部50Aは、硬質の合成樹脂材から
なり、貫通穴50Aaをなす如く略筒状に形成されてい
る。この貫通穴50Aaの開口する一側は、窄まる如く
形成され、紐体51の一端部51Aが通される。この一
端部51Aは、貫通穴50Aaの一側にて止め部材52
などによって抜止めされている。また、貫通穴50Aa
の他側には、その開口内縁部分に係合爪50Abが形成
されている。
【0005】雄結合部50Bは、硬質の合成樹脂材から
なり、貫通穴50Baをなす如く略筒状に形成されてい
る。この貫通穴50Baの開口する一側は、窄まる如く
形成され、紐体51の他端部51Bが通される。この他
端部51Bは、貫通穴50Baの一側にて止め部材52
などによって抜止めされている。また、貫通穴50Ba
の他側には、係合片50Bbが突出形成されている。こ
の係合片50Bbは、雌結合部50A側の係合爪50A
bに係合する。
【0006】結合具50をなす雌結合部50Aおよび雄
結合部50Bは、それぞれ紐体51の各端部51A,5
1Bを係脱可能に係合する。結合具50を係合した状態
では、係合爪50Abと係合片50Bbの間の係合は容
易には外れることがないが、互いに引き離される所定の
荷重がかかると、その係合状態が外れ得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の結合具では、それぞれ形状の異なる雌結合部5
0Aと雄結合部50Bとを有するので、それぞれ別に成
形型を必要としてコストが嵩むという問題がある。
【0008】また、それぞれ形状の異なる雌結合部50
Aと雄結合部50Bとを有するので、紐体51の取り付
け時にて、雌結合部50Aと雄結合部50Bを選別しし
て取り付け、且つ、紐体51の各端部51A,51Bに
止め部材52を取り付ける手作業が非常に面倒であると
いう問題がある。
【0009】また、上記止め部材52の取り付けが不十
分であると、紐体51が結合具50から容易に外れてし
まうという問題もある。
【0010】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、雌雄結合部を同じ形状にして成形型を共用すること
ができるとともに、紐体を容易に外れることなく取り付
けることができる結合具を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による請求項1に記載の結合具は、一対の板状片
(2A),(2B)を上下に千鳥状にして延出し、下側
に位置する一方の板状片(2A)にその延出方向に開口
する略コ字状の掴持係合部(2Aa)を有し、且つ、上
側に位置する他方の板状片(2B)に突出して前記掴持
係合部(2Aa)に係合すべき形状をなすピン状係合部
(2Ba)を有してなる結合部(1)を備え、該結合部
(1),(1)を対とし、それぞれに紐体(4)の端部
(4a)を取り付け、各結合部(1),(1)の板状片
の掴持係合部(2Aa)とピン状係合部(2Ba)を
対向して係合させることにより、前記紐体を結合させる
ことを特徴とする。
【0012】請求項2に記載の結合具は、請求項1に記
載の結合具において、前記結合部が、硬質の合成樹脂材
からなり、前記紐体の端部を一体にしてモールド成形し
て構成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1(a)は本発明の結
合具の一例を示す正面図、図1(b)は同左側面図、図
1(c)は同右側面図、図1(d)は同平面図、図1
(e)は同底面図、図2は結合具を結合するための状態
を示す斜視図、図3(a)は結合状態を示す正面図、図
3(b)は同側面図である。
【0014】本発明の結合具は、対をなす結合部1を備
えている。結合部1は、硬質の合成樹脂材のモールド成
形からなる。結合部1は、一対の板状片2A,2Bを有
している。この板状片2A,2Bは、それぞれ正面側に
延出され、その板厚分が重なることなく上下に互い違い
となるように千鳥状にして設けられている。
【0015】下側に位置する一方の板状片2Aには、そ
の延出方向に開口する略コ字状の掴持係合部2Aaが形
成されている。この掴持係合部2Aaには、その開口部
分を若干閉塞するようにして延在する係止爪2Abが形
成されている。
【0016】上側に位置する他方の板状片2Bには、そ
の下面にて突出して前記掴持係合部2Aaの開口内部に
て係合すべき形状をなすピン状係合部2Baが形成され
ている。このピン状係合部2Baは、本実施の形態で
は、可撓性を有するように二つに分割形成されている。
【0017】上記結合部1において、各板状片2A,2
Bの延出方向とは反対側(背面側)の部位には、紐体4
が取り付けられる基部3がある。本実施の形態では、基
部3に対し、紐体4の端部4aが一体にしてモールド成
形されている。このモールド成形に際し、不図示の成形
型には、紐体4の端部4aを挟持する挟持片があり、成
形時に紐体4の端部4aが適宜位置決めされるようにな
っている。結合部1の基部3にある各凹部3aは、この
挟持片によりなる部位である。
【0018】図2に示すように、上記結合部1は、対と
されて、各結合部1,1の板状片2A,2B側を対向し
て係合される。具体的には、対向する板状片2Aの掴持
係合部2Aaと、板状片2Bのピン状係合部2Baがそ
れぞれ係合する。これにより各結合部1,1に取り付け
られた紐体4が結合される。この際、対をなす一方の結
合部1の板状片2Aと他方の結合部1の板状片2B、お
よび一方の結合部1の板状片2Bと他方の結合部1の板
状片2Aとが組み合って、各結合部1,1が一塊の結合
部分を構成する。
【0019】結合された各結合部1,1は、掴持係合部
2Aaとピン状係合部2Baとの係合部位が2箇所あっ
て容易には外れることがない。しかしながら、各紐体4
に引張力が生じ、各結合部1,1間にて係合する板状片
2A,2B同士の対向方向と相反する方向に離間する強
い力(所定荷重)が付与されると、各結合部1,1の結
合が離れることとなる。
【0020】この作用は、例えば、携帯品を首から下げ
て用いるようにしたネックストラップなどにおいて、紐
体4に荷重がかかって引っ張られた際、首が締めつけら
れることを回避するためである。
【0021】また、図3に示すように、結合部1,1
は、互いに結合した状態にて、板状片2A,2Bの間に
殆ど隙間が生じることないように成形されている。これ
により、隣接する各板状片2A,2B間の面同士が接触
するため、各結合部1,1の間の板状片2A,2B同士
の対向方向に対する捩れ方向に力が付与されても各結合
部1,1が容易に外れることがない。
【0022】このように構成された結合具では、互いに
結合する結合部1,1が同一の形状によりなるため、成
形型が共用でき、コストを低減することが可能となる。
【0023】また、結合部1には、紐体4の端部4aが
一体にしてモールド成形されてなるため、結合部1に対
して紐体4を取り付ける作業が結合部1の成形時に共に
行えるとともに、紐体4を結合部1に外れることなく強
固に取り付けることが可能となる。
【0024】なお、上述した実施の形態では、紐体4の
端部4aが結合部1に一体にしてモールド成形された構
成としたが、結合部1の成型後の基部3に紐体4を取り
付けるようにしてもよい。この場合、基部3には、紐体
4の端部4aを取り付けるための環状とされた取付部
(不図示)を設けておくとよい。このように構成した場
合、紐体4の取り付け作業を要するが、結合部1,1が
同一形状であるため、従来あった雌結合部と雄結合部の
選別が必要ないので、取り付け作業が容易となる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明による結合具
は、千鳥状にして延出して下側に位置する一方の板状片
にその延出方向に開口する掴持係合部を有し、上側に位
置する他方の板状片の下面に突出して掴持係合部に係合
すべき形状をなすピン状係合部を有してなる結合部を備
え、この結合部を対とし、それぞれに紐体の端部を取り
付け、各結合部の板状片側を対向して係合させて紐体を
結合させる。これにより、互いに結合する結合部が同一
の形状によりなるため、成形型が共用できてコストを低
減することができる。
【0026】また、結合部が、硬質の合成樹脂材からな
り、紐体の端部を一体にしてモールド成形して構成され
ていることにより、結合部に対して紐体を取り付ける作
業が結合部の成形時に共に行えるとともに、紐体を結合
部に外れることなく強固に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の結合具の一例を示す正面図。 (b)同左側面図。 (c)同右側面図。 (d)同平面図。 (e)同底面図。
【図2】結合具を結合するための状態を示す斜視図。
【図3】(a)結合状態を示す平面図。 (b)同側面図。
【図4】従来の結合具を採用したネックストラップの構
成図
【符号の説明】
1…結合部、2A…板状片、2Aa…掴持係合部、2B
…板状片、2Ba…ピン状係合部、4…紐体、4a…端
部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の板状片(2A),(2B)を上下
    に千鳥状にして延出し、下側に位置する一方の板状片
    (2A)にその延出方向に開口する略コ字状の掴持係合
    部(2Aa)を有し、且つ、上側に位置する他方の板状
    片(2B)に突出して前記掴持係合部(2Aa)に係合
    すべき形状をなすピン状係合部(2Ba)を有してなる
    結合部(1)を備え、 該結合部(1),(1)を対とし、それぞれに紐体
    (4)の端部(4a)を取り付け、各結合部(1),
    (1)の板状片側の掴持係合部(2Aa)とピン状係合
    部(2Ba)を対向して係合させることにより、前記紐
    体を結合させることを特徴とする結合具。
  2. 【請求項2】 前記結合部が、硬質の合成樹脂材からな
    り、前記紐体の端部を一体にしてモールド成形して構成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の結合具。
  3. 【請求項3】 前記略コ字状の掴持係合部(2Aa)
    は、その開口部分を若干閉塞するようにして延在する係
    止爪(2Ab)が形成され、前記ピン状係合部(2B
    a)は、可撓性を有するように二つに分割形成されたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の結合具。
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