JPH088645Y2 - 合成樹脂製バックル - Google Patents

合成樹脂製バックル

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JPH088645Y2
JPH088645Y2 JP1989151230U JP15123089U JPH088645Y2 JP H088645 Y2 JPH088645 Y2 JP H088645Y2 JP 1989151230 U JP1989151230 U JP 1989151230U JP 15123089 U JP15123089 U JP 15123089U JP H088645 Y2 JPH088645 Y2 JP H088645Y2
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JP
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locking
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spring
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bottom plate
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JP1989151230U
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JPH0387411U (ja
Inventor
寿嗣 降矢
Original Assignee
フルヤ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は乳母車の安全シートベルト、衣服用吊バンド
等に使用する合成樹脂製バックルに関するものである。
(従来の技術) 一般に乳母車の安全シートベルトや衣服用吊バンドに
は、種々のバックルが使用されているが、本考案は、後
端部をベルト通し環とし先端部をプラグ挿入空間とした
断面凹形の基体に、先端部下面に受止爪縁を形成した係
止操作体を、バネによってその受止爪縁側がプラグ挿入
空間内へ押圧されるように軸を中心に揺動自在に結合し
たソケット体と、一端部をベルト環とするとともに他端
部にソケット本体の受止爪縁に係止させる係止爪を形成
した挿入部を有するプラグ体とからなら構成された合成
樹脂製バックルに関するものである。
(考案が解決しようとする課題) 従来公知の合成樹脂製バックルはソケット体とプラグ
体の連結は、プラグ体の挿入部をバネ付勢に抗してソケ
ット体のプラグ挿入空間へ挿入することにより、係止爪
を受止爪縁に係止させることにより行い、連結解除は、
係止操作体の後端部をバネに抗した押圧しながらプラグ
体を引き抜くことにより行われているが、特に連結操作
時におけるソケット本体のプラグ挿入空間口は、受止爪
縁がバネ付勢により押圧閉塞された狭い状態にあること
及びバネ付勢による抵抗が大きいために強い力で挿入す
る必要があることから、ソケット体のプラグ挿入口の形
状に段差があり、プラグ体を受け入れやすく、軽く押し
込める形状ではなかった。
また、従来公知の実開平61-113611の場合、操作体の
鉤状片は常に雌部本体の舌片を押圧しているため雌部本
体の裏面側から舌片が突出して、この突出部分がカバ
ン、衣服の取付部材の生地を損傷する欠点があった。
更にまた、雌部本体の裏面側がフラットでないため、カ
バン、衣服の硬い縫い代部分上では特に、操作体を押圧
する際に裏面に突出する突起が邪魔になる欠点を有して
いた。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記欠点に着眼して為されたものであっ
て、後端部をベルト通し環8aとし先端部をプラグ挿入空
間9とした断面凹形の基体3に、先端部下面に受止爪縁
14を形成した係止操作体4を、バネによってその受止爪
縁14側がプラグ挿入空間9内へ押圧されるように軸5を
中心に揺動自在に結合したソケット体1と、一端部をベ
ルト通し環8bとするとともに他端部にソケット体1の受
止爪縁14に係止させる係止爪17をラグ挿入空間9を形成
する側壁7a内面に、受止爪縁14と係止爪17の係合を阻害
しないように、係止操作体4の受止爪縁14の下降を阻止
する突起10が形成されているバックにおいて、ソケット
体1の基体3の底板6内面にバネ受溝12、12を形成し、
該バネ受溝12、12内に係止操作体4のバネ脚15、15が嵌
り込み、前記基体3の底板6裏面側をフラットに形成
し、係止操作体4の受止爪縁14の先端凹部14Aを曲面
に、基体3の底板6の突出先端面6Aを曲面にし、プラグ
体2の挿入部先端18Aを曲面に形成した合成した合成樹
脂製バックルを要旨とするものである。
(実施例) 次に本考案の合成樹脂製バックルの実施例を図面に基
づいて説明すると以下の通りである。
第1図は本考案に係る合成樹脂製バックルの分解斜視
図、第2図はソケット体とプラグ体とを結合した状態の
側面図、第3図は連結状態を示す断面図である。
本考案の合成樹脂製バックルは、図に示すように、ソ
ケット体1とプラグ体2とから構成されている。
まずソケット体1について説明すると、このソケット体
1は合成樹脂材を用いて成型した基体3と操作係止体4
とを軸5で揺動自在に結合したものである。
基体3は底板6の両側に側壁7aが起立した凹形をして
おり、後端部をベルト通し環8aとし先端部をプラグ挿入
空間9とし、該挿入空間9の両側の側壁7aの内面であっ
て後記する操作係止体4の受止爪縁下にプラグ体2の挿
入部挿入高さを確保する位置に突起10を突設するととも
に、側壁7aの中間部には軸孔11が開設され、プラグ体2
の側壁7bとの衝合面を下向段aが形成された構成とし、
ソケット体1の厚さを薄くするため、後端部の底面上に
は後記のバネ脚15、15が嵌るバネ受溝12、12を刻設す
る。
操作係止体4は、前記基体3の側枠8a間に入る巾であ
って、先端部下面に、両側に接当面13を形成した受止爪
縁14を突設するとともに、中間部左右には、前記基体3
の軸孔11に枢着される軸5が、また後端部下面両側に
は、前記バネ受溝12、12に嵌るバネ脚15、15がそれぞれ
一体形成されている。
この基体3と操作係止体4とは、バネ脚15、15をバネ
受溝12に一致させた状態で基体2上に操作係止体4を重
ね、操作係止体4の左右に突出した軸5を無理に軸孔11
に嵌合し、バネ脚15によるバネ力により、受止爪縁14を
プラグ挿入空間9へ押圧するように組立てる。
またプラグ体2は、両側に前記基体3の側壁7aと同間
隔の側壁7bを有し、ソケット体1との衝合面は上向段b
に形成され、一端部をベルト環8bとするとともに、他端
部にソケット体1の受止爪縁14に係止させるガイド斜面
16を有する係止爪17を突設した挿入部18が形成され、基
体3の裏面側はフラットに形成されている。
上記のように構成したソケット体1とプラグ体2は、
それぞれのベルト通し環8a、8bに接続すべベルト(図示
せず)を固定した状態で、プラグ体2の挿入部18をソケ
ット体1のプラグ挿入空間9へ挿入すると、係止爪17の
ガイド斜面16により、バネ脚15のバネ力に抗して受止爪
縁14を上昇させ、係止爪17が受止爪縁14を通過した時点
で両者が係止され抜けないようになる。
また、基体3の底板6に形成したバネ受溝12、12に係止
操作体5のバネ脚15、15が嵌ることにより、基体3の厚
さを薄く、基体の底板6裏面側にバネ脚が突出せず底板
6の裏面側はフラットに形成される。
係止操作体4の受止爪縁14の先端凹部14Aを曲面に、基
体3の底板6の突出先端面6Aを曲面にし、プラグ体2の
挿入部先端18Aを曲面に形成されているので、挿入部を
軽く押し込むだけで挿入結合が容易となる。
(考案の作用効果) 本考案の合成樹脂製バックルは、以上説明したよう
に、基体3の底板6内面にバネ受溝12、12を形成し、該
バネ受溝12、12内に係止操作体4のバネ脚15、15が嵌り
込み、前記基体3の底板6裏面側をフラットに形成した
ことにより、 1)基体3の底板6の裏面側に突起物がでていないの
で、カバン、衣服などのバックル取付部材の生地などを
損傷しない。
2)基体3の底板6の裏面側がフラットであるため、カ
バン、衣服のバックル取付部材の生地面上において、フ
ラットの底板がバックルの開閉時に押圧支持板の役目を
果たし、バックルの操作性が良好となる。特にカバンな
どの固い縫い代部分、逢着箇所などの凹凸面上において
操作性が良い。
3)基体3のバネ受溝12、12内に係止操作体5のバネ脚
15が嵌り込むことにより、バックルのソケット体1の厚
さを薄くすることができる。
更に係止操作体4の受止爪縁14の先端凹部14Aを曲面
に、基体3の底板6の突出先端面6Aを曲面にし、プラグ
体2の挿入部先端18Aを曲面に形成したことにより、プ
ラグ体2の挿入部18をプラグ挿入空間9に軽く押し込む
だけで容易にソケット体1とプラグ体2が挿入結合され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る合成樹脂製バックルの分解斜視
図、第2図はソケット体とプラグ体とを結合した状態の
側面図、第3図は連結状態を示す断面図である。 1……ソケット体、2……プラグ体 3……基体、4……係止操作 5……軸、6……底板 6A……突出先端面 7a、7b……側壁、8a、8b……ベルト通し環 9……プラグ挿入空間、10……突起 11……軸孔、12……バネ受溝 13……接当面、14……受止爪縁 14A……先端凹部 15……バネ脚、16……傾斜面 17……係止爪、18……挿入部 18A……先端部 a……下向段、b……上向段

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後端部をベルト通し環8aとし先端部をプラ
    グ挿入空間9とした断面凹形の基体3に、先端部下面に
    受止爪縁14を形成した係止操作体4を、バネによってそ
    の受止爪縁14側がプラグ挿入空間9内へ押圧されるよう
    に軸5を中心に揺動自在に結合したソケット体1と、一
    端部をベルト通し環8bとするとともに他端部にソケット
    体1の受止爪縁14に係止させる係止爪17を形成した挿入
    部18を有するプラグ体2とからなり、前記ソケット体1
    のプラグ挿入空間9を形成する側壁7a内面に、受止爪縁
    14と係止爪17の係合を阻害しないように、係止操作体4
    の受止爪縁14の下降を阻止する突起10が形成されている
    バックルにおいて、基体3の底板6内面にバネ受溝12、
    12を形成し、該バネ受溝12、12内に係止操作体4のバネ
    脚15、15が嵌り込み、前記基体3の底板6裏面側をフラ
    ットに形成したことを特徴とする合成樹脂製バックル。
  2. 【請求項2】係止操作体4の受止爪縁14の先端凹部14A
    を曲面に、基体3の底板6の突出先端面6Aを曲面にし、
    プラグ体2の挿入部先端18Aを曲面に形成した請求項1
    記載の合成樹脂製バックル。
JP1989151230U 1989-12-27 1989-12-27 合成樹脂製バックル Expired - Lifetime JPH088645Y2 (ja)

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JP1989151230U JPH088645Y2 (ja) 1989-12-27 1989-12-27 合成樹脂製バックル

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JPH0387411U JPH0387411U (ja) 1991-09-05
JPH088645Y2 true JPH088645Y2 (ja) 1996-03-13

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10361330B4 (de) * 2003-12-27 2008-01-03 Airbus Deutschland Gmbh Anordnung einer Sicherheits- und Informationseinrichtung an mindestens einem Passagiersitz in einer Passagierkabine eines Verkehrsflugzeuges
CN103355861A (zh) * 2012-03-31 2013-10-23 苏永发 具有吸磁面的简易加工皮带头
JP2013215525A (ja) * 2012-04-12 2013-10-24 Yung-Fa Su 磁吸着面を具えた簡易加工のベルト用バックル

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JPH0411531Y2 (ja) * 1986-08-12 1992-03-23
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