JPH0622617Y2 - 自動車のパーキングブレーキレバー用のカバー装置 - Google Patents

自動車のパーキングブレーキレバー用のカバー装置

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JPH0622617Y2
JPH0622617Y2 JP1988029179U JP2917988U JPH0622617Y2 JP H0622617 Y2 JPH0622617 Y2 JP H0622617Y2 JP 1988029179 U JP1988029179 U JP 1988029179U JP 2917988 U JP2917988 U JP 2917988U JP H0622617 Y2 JPH0622617 Y2 JP H0622617Y2
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JP
Japan
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cover body
retainer
elastic seal
mounting surface
brake lever
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JP1988029179U
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Inventor
賢次 長久保
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、自動車のパーキングブレーキレバー用のカバ
ー装置に関するものである。
従来技術 パーキングブレーキレバーが貫通し、該レバーが作動す
る方向に長く延びている開口を備えた合成樹脂製のカバ
ー本体と、該カバー本体の開口を塞ぐ位置に配置されて
いて、前記ブレーキレバーの作動時に該レバーが通過す
るスリットを有する弾性シールと、該シールをカバー本
体の内面側に保持するためのリテーナとを具備し、カバ
ー本体の内面に突設されたピンを弾性シールとリテーナ
に形成された取付孔に嵌合し、該ピンを熱かしめするこ
とによって弾性シールとリテーナをカバー本体に固定
し、その際弾性シールとリテーナが、カバー本体の曲率
の小なるほぼ平坦な第1の取付面とこの第1の取付面よ
りも曲率の大なる第2の取付面に沿って取付けられてい
る自動車のパーキングブレーキレバー用のカバー装置は
従来より周知である。このようなカバー装置を設けるこ
とによって、そのカバー本体の開口からごみ等の異物が
落下することを防止することができる。
従来のこの種のカバー装置においては、その弾性シール
を保持するリテーナが、弾性シールが取付く本体カバー
の面の形状に沿って成形された合成樹脂製の成形品によ
り構成されていた。ところがこのような樹脂成形品を用
いた場合、これを製作するために高価な成形型を必要と
するため、リテーナ自体のコストが上昇する欠点を免れ
なかった。
また合成樹脂成形品のリテーナは弾性シールを保持する
力が弱いため、カバー本体の内面に多数のピンを突設
し、これらを熱かしめすることによってカバー本体に対
するリテーナの固着力を強化し、弾性シールを確実に保
持する必要がある。ところが、ピンを熱かしめする作業
は容易でなく、煩雑な操作を必要とするため、ピンの数
が多ければ、それだけ作業全体が煩雑となり、作業時間
も長く必要とする。特にカバー本体の曲率の大なる第2
の取付面に突設したピンを熱かしめする作業は大変面倒
である。
目的 本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、リテーナ、
ひいては装置全体のコストを低減でき、しかもカバー本
体に突設するピンの数を減少でき、かつ弾性シールをカ
バー本体の内面に確実に密着させることのできるカバー
装置を提供することにある。
構成 本考案は上記目的を達成するため、パーキングブレーキ
レバーが貫通し、該レバーが作動する方向に長く延びて
いる開口を備えた合成樹脂製のカバー本体と、該カバー
本体の開口を塞ぐ位置に配置されていて、前記ブレーキ
レバーの作動時に該レバーが通過するスリットを有する
弾性シールと、該シールをカバー本体の内面側に保持す
るためのリテーナとを具備し、カバー本体の内面に突設
されたピンを弾性シールとリテーナに形成された取付孔
に嵌合し、該ピンを熱かしめすることによって弾性シー
ルとリテーナをカバー本体に固定し、その際弾性シール
とリテーナが、カバー本体の曲率の小なるほぼ平坦な第
1の取付面とこの第1の取付面よりも曲率の大なる第2
の取付面に沿って取付けられている自動車のパーキング
ブレーキレバー用のカバー装置において、前記リテーナ
がばね鋼より成る平板の板ばねにより構成され、前記ピ
ンがカバー本体の前記第1の取付面に突設され、当該ピ
ンによってカバー本体の第1の取付面に固定されたリテ
ーナが、その弾性によって弾性シールをカバー本体の第
1及び第2の取付面に密着させるように、カバー本体の
第1及び第2の取付面に沿って弾性変形し、かつ第2の
取付面に沿って位置するリテーナの端部に、前記弾性シ
ールが係合して、該シールがブレーキレバーの作動方向
に対して横方向にずれ動くことを阻止する一対の突起を
形成したことを特徴とするカバー装置を提供する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図は自動車のパーキングブレーキレバー用のカバー
装置の全体を示す斜視図であり、第2図はその正面図、
第3図は第2図のIII−III線断面図である 第1図乃至第3図において、カバー装置1は例えばポリ
プロピレン等の熱可塑性合成樹脂より成るカバー本体2
を有し、該本体2の上部には第1図に鎖線で示したパー
キングブレーキレバー3が貫通する開口4が形成されて
いる。ブレーキレバー3はドライバーによって一点鎖線
で示す位置と二点鎖線で示す位置との間を作動され、自
動車のパーキングブレーキが作動状態又はその解除状態
にされる。開口4はブレーキレバー3が作動する方向に
長く延びている。
開口4が開放したままであると、その内部が丸見えとな
るばかりか、開口4から異物が落下する恐れがあるた
め、カバー本体2の開口4を塞ぐ位置に薄板状の弾性シ
ール5が配置されている。このシール5は例えばクロロ
プレンゴム又はPVC等の弾性体より成り、その中央部
に長手方向に延びるスリット6が形成され、ブレーキレ
バー3がその作動時にスリット6を通過する。第4図か
ら判るように、スリット6の基端側はほぼハの字状に開
拡している。
弾性シール5はリテーナ7によってカバー本体2の内面
側に保持されている。その際、リテーナ7と弾性シール
5には、第4図に示すように適数の、図の例では4個ず
つの取付孔8,9が互いに整合できる位置に形成され、
これらの孔8,9に、カバー本体2の内面に一体に突設
されたピン10を嵌合し、しかる後ピン10を熱かしめ
することによって、弾性シール5とリテーナ7がカバー
本体2に固定される。熱かしめは例えば超音波溶着によ
り行われ、またピン10は例えば5mm程の直径に形成さ
れている。
第3図から明らかなように、弾性シール5とリテーナ7
は、カバー本体2の曲率の小なるほぼ平坦な第1の取付
面Yと、、この第1の取付面よりも曲率の大なる第2の
取付面Xに沿って取付けられている。
ここで、リテーナ7は、例えばSK5等のばね鋼より成
る平板の板ばねにより構成され、前述のピン10は、第
3図に示すようにカバー本体2の第1の取付面Yに突設
されていて、リテーナ7は、弾性シール5と共にかかる
ピン10によってカバー本体2の第1の取付面Yに固定
されている。このとき、リテーナ7はカバー本体2の第
1及び第2の取付面Y,Xに沿って弾性変形し、その変
形による弾性によって、弾性シール5に圧接しつつ、該
シール5をカバー本体5の第1及び第2の取付面Y,X
に密着させる。
先にも説明したように、従来のカバー装置においては、
そのリテーナがカバー本体の形状に沿って成形された合
成樹脂成形品により構成されていたが、かかるリテーナ
は単に弾性シールに密着してこれを押えるだけであるた
め、その保持力が弱い。このため、カバー本体の内面に
多数のピンを設け、リテーナとカバー本体の固着力を強
め、弾性シールの保持力を高めなければならなかった。
即ち、第3図に示したカバー本体の第1の取付面Yだけ
でなく、大きな曲率で湾曲した第2の取付面Xにもピン
を突設し、その熱かしめによってリテーナをカバー本体
に固定する必要があったのである。ところがこのように
多数のピンを設け、そのそれぞれを熱かしめすることは
大変煩雑な作業となり、特に大きな曲率で湾曲した第2
の取付面Xに突設したピンを熱かしめすることは、熱か
しめの力の方向がカバーの傾斜している方向のため、力
を十分に伝えることができず、著しく煩雑な作業となっ
ていた。
これに対し、本考案に係る構成ではリテーナ7がばね鋼
の板ばねによって構成され、その弾性で積極的に弾性シ
ール5を押え付けるので、その保持力が強まり、該シー
ル5を均一にカバー本体2の内側面に密着させることが
できる。このため、弾性シール5の保持力を低下させる
ことなく、ピン10の数を従来よりも大幅に少なくする
ことができ、カバー装置1の組付作業を簡素化できる。
またリテーナ7をばね鋼の板ばねにより形成したため、
その製作も簡単で、従来のように合成樹脂製のリテーナ
を用いた場合に必要とされる高価な成形型は不要であ
る。
また、リテーナ7はカバー本体2の第1の取付面Yにお
いてカバー本体2に固定されているが、第2の取付面X
に沿って位置するリテーナ部分はカバー本体2に固定さ
れていないので、その固定されていないリテーナ部分
は、その弾性だけで、弾性シール5をカバー本体2の第
2の取付面Xに密着させる。これにより、第2の取付面
Xに沿って位置するリテーナ部分は、弾性シール5を全
体的に均一な圧力でカバー本体2の内面に密着させ、リ
テーナ7のサイズが多少ばらついても、弾性シール5と
カバー本体2の内面との間に隙間ができる不具合を防止
できる。隙間を通してごみなどがカバー本体2の内部に
侵入する不具合を効果的に抑制することができるのであ
る。
上述のように、リテーナ7を第1の取付面Yにのみ固定
することによって、弾性シール5をカバー本体2の内面
に均一に密着させることができるが、この構成だけであ
ると、弾性シール5がブレーキレバー3(第1図)の作
動方向に対して横方向にずれ動くおそれがある。
そこで、本考案では、第3図及び第4図に例示したよう
に、第2の取付面Xに沿って位置するリテーナ7の端部
に、一対の折り返し突起11が形成され、これらの突起
11の外側面に弾性シール5のスリット基端側係合部1
2がそれぞれ係合している。これにより弾性シール5が
ブレーキレバー3の作動方向に対して横方向Wにずれ動
くことを阻止できる。しかも突起11はリテーナに形成
されているので、このリテーナ7の成形時に同時に突起
11を形成でき、低コストで突起11を構成することが
できる。
このように、本例のカバー装置においては、リテーナ7
をカバー本体2の第1の取付面Yに対してだけピン10
によって固定することにより、ピンの数を従来よりも減
少させ、これを熱かしめする作業を簡素化できると共
に、第2の取付面Xに沿って位置するリテーナ7の部分
の弾性によって弾性シール5をカバー本体2の内面に密
着させることができ、しかもリテーナ7に突設した突起
11に弾性シール5を係合させることによって、弾性シ
ールがずれ動くおそれを阻止しているのである。
効果 本考案によれば、ばね鋼の板ばねより成るリテーナを用
い、しかもかかるリテーナを、カバー本体の曲率の小な
るほぼ平坦な第1の取付面に突設されたピンによって固
定し、そのリテーナの弾性によって弾性シールをカバー
本体の内面に密着させるので、リテーナのサイズが多少
ばらついても弾性シールの密着効果が失われず、しかも
カバー本体に少数のピンを設けるだけで、弾性シールの
保持力を高めることができ、またリテーナの製造コスト
を低減することもできる。さらに、リテーナに形成した
一対の突起によって、弾性シールのずれ動きを阻止する
ことができ、その際、かかる突起をリテーナに形成した
ので、突起を形成するためのコストを低く抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はカバー装置の外観斜視図、第2図は第1図の矢
印II方向から見た正面図、第3図は第2図のIII−III線
断面図、第4図は弾性シールとリテーナを分離して示す
分解斜視図である。 1……カバー装置、2……カバー本体 3……パーキングブレーキレバー 4……開口、5……弾性シール 6……スリット、7……リテーナ 8,9……取付孔、10……ピン 11……突起 X……第2の取付面、Y……第1の取付面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パーキングブレーキレバーが貫通し、該レ
    バーが作動する方向に長く延びている開口を備えた合成
    樹脂製のカバー本体と、該カバー本体の開口を塞ぐ位置
    に配置されていて、前記ブレーキレバーの作動時に該レ
    バーが通過するスリットを有する弾性シールと、該シー
    ルをカバー本体の内面側に保持するためのリテーナとを
    具備し、カバー本体の内面に突設されたピンを弾性シー
    ルとリテーナに形成された取付孔に嵌合し、該ピンを熱
    かしめすることによって弾性シールとリテーナをカバー
    本体に固定し、その際弾性シールとリテーナが、カバー
    本体の曲率の小なるほぼ平坦な第1の取付面とこの第1
    の取付面よりも曲率の大なる第2の取付面に沿って取付
    けられている自動車のパーキングブレーキレバー用のカ
    バー装置において、 前記リテーナがばね鋼より成る平板の板ばねにより構成
    され、前記ピンがカバー本体の前記第1の取付面に突設
    され、当該ピンによってカバー本体の第1の取付面に固
    定されたリテーナが、その弾性によって弾性シールをカ
    バー本体の第1及び第2の取付面に密着させるように、
    カバー本体の第1及び第2の取付面に沿って弾性変形
    し、かつ第2の取付面に沿って位置するリテーナの端部
    に、前記弾性シールが係合して、該シールがブレーキレ
    バーの作動方向に対して横方向にずれ動くことを阻止す
    る一対の突起を形成したことを特徴とするカバー装置。
JP1988029179U 1988-03-07 1988-03-07 自動車のパーキングブレーキレバー用のカバー装置 Expired - Lifetime JPH0622617Y2 (ja)

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JPH01132463U JPH01132463U (ja) 1989-09-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5941870Y2 (ja) * 1979-06-23 1984-12-04 ダイハツ工業株式会社 自動車用レバ−のボツクス

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