JPH0328176Y2 - - Google Patents

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JPH0328176Y2
JPH0328176Y2 JP1988105519U JP10551988U JPH0328176Y2 JP H0328176 Y2 JPH0328176 Y2 JP H0328176Y2 JP 1988105519 U JP1988105519 U JP 1988105519U JP 10551988 U JP10551988 U JP 10551988U JP H0328176 Y2 JPH0328176 Y2 JP H0328176Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この考案は取付け部材を被取付け部材へ取り付
けるためのクリツプの改良に関し、例えば、ウエ
ザストリツプを車両のドアへ取り付ける場合、モ
ールをボデーへ取り付ける場合等に用いると好適
なクリツプである。
以下、この明細書では、取付け部材としてウエ
ザストリツプを、被取付け部材としてドアインナ
ーパネルを例に採り説明を進めていく。
<従来の技術> 従来、上記タイプのクリツプ1として、第5図
に示したものが知られている(例えば、実開昭63
−104709号公報参照)。このクリツプ1は第1取
付け部3、第2取付け部10及びキヤツプ25か
ら構成される。
第1取付け部3はアツパープレート5とロアプ
レート7とを支柱9で連結した構成である。
第2取付け部10は既述のロアープレート7の
下面から膨出された基体部11及び係合部18,
19から構成される。基体部11は首部13と胴
部15からなり、胴部15の両肩からV字を形成
するようにして一対の係合部18,19が膨出さ
れている。この係合部18,19は補強部材2
1,23によつてロアープレート7へ連結されて
いる。図中の符号17はつば部であり、ここへキ
ヤツプ25が仮止めされる。このキヤツプ25
は、軟質な高分子材料(EVA,PVC等)で形成
され、係合部18,19と係止孔37の周縁38
との間に介在されて、当該周縁38を保護してい
る。
次に、クリツプ1の取付け状態について説明す
る。
まず、第1取付け部3のアツパープレート5を
ウエザストリツプ39の基部39a内へ挿入す
る。これにより、アツパープレート5とロアープ
レート7とで基部39aの底壁を挟持することと
なる。そして、ドアインナーパネル31の所定の
部位に穿設されている係止孔37へ第2取付け部
10を挿入する。このとき、各係合部18,19
は係止孔37の周縁38へ干渉して、一旦その先
端を閉じる(圧縮状態)。その後、係合部18,
19の先端が係止孔の周縁を通過すると、係合部
18,19は元に戻る。この状態で第2取付け部
10がドアインナーパネル31へ取り付けられる
こととなる。
なお、第6図はウエザストリツプ39の取付け
例を示し(第7図における−線断面図)、図
の符号31はドアインナーパネル、符号33はド
アアウターパネル、符号35はボデイパネルであ
る。
<考案が解決しようとする課題> 上記構成のクリツプ1では、予め第1取付け部
3をウエザストリツプ39へ固定しておくので、
第2取付け部10をドアインナーパネル31へ取
り付けるときには当該ウエザストリツプ39が遮
蔽物となり、係止孔37に対する第2取付け部1
0の差し込み状態を確認することが困難となる。
特に、第2取付け部10を係止孔37へ差し込
むときに、各係合部18,19と係止孔37の周
縁38の間へ軟質なキヤツプ25が介在すると、
各係合部18,19の先端が係止孔37の周縁を
通過しても、何ら音が発生しないとともに、節度
感が得られない。これが、係止孔37に対する第
2取付け部10の差し込み状態の確認を更に困難
としている。
そこでこの考案は、係止孔に対する第2取付け
部の差し込み状態を容易に確認できるクリツプを
提供することを目的とする。
<課題を解決するための手段> この考案は上記目的を達成するためになされた
クリツプであり、取付け部材へ固定される第1取
付け部と、被取付け部材の係止孔の周縁へクリツ
プ止め的に係合する係合部を具備した第2取付け
部と、該第2取付け部と係止孔の周縁との間に介
在されるキヤツプとを備えてなるクリツプであつ
て、係合部が係止孔の周縁に沿つた形状の外形を
有し、係合部の内面には第1接触部材が形成さ
れ、係合部が係止孔の周縁に干渉して変形したと
きの第1接触部材の位置に対応する位置へ第2接
触部材が形成され、係合部を係止孔の周縁へ係合
させる際に、該係合部が無負荷状態から圧縮状態
へ移行するとき、第1接触部材が第2接触部材へ
干渉して、第1接触部材又は第2接触部材の少な
くとも一方がばね弾性的に変形しつつ、第1接触
部材が第2接触部材を乗り越える構成を特徴とす
る。
<実施例> 以下、この考案を実施例により更に詳細に説明
する。
第1図はこの考案のクリツプ40の正面を、第
2図は同じくクリツプ40の横断面を、第3図は
第1図における−矢視線断面をそれぞれ示し
ている。
このクリツプ40は、第1取付け部41、第2
取付け部50及びキヤツプ75から構成される。
第1取付け部41は、アツパープレート45、
ロアープレート47及び支柱49からなる。アツ
パープレート45及びロアープレート47とはそ
れぞれ円板状の部材であり、支柱49は円柱形で
ある。この第1取付け部41はウエザストリツプ
43へ取り付けられるものであり、その形状は、
ウエザストリツプに対応して適宜設計変更され
る。勿論、従来例の第1取付け部を適用すること
もできる。
第2取付け部50は基体部51と係合部53,
55から構成される。
基体部51は下へ向かうにつれて幅が狭くなる
扁平な部材であつて、ロアープレート47の下面
から膨出されている。この基体部51の下端両脇
から係合部53,55が膨出されている。更に基
体部51の延長軸線上にキヤツプ75の仮止め部
52が形成されている。
各係合部53,55は仮想楕円錐の一部を切り
欠いて形成され、その上縁外周形状は略係止孔3
7の周縁38にそつている。更に詳しく説明する
と、真円である係止孔の周縁38に対し、係合部
53,55の上縁が第3図のように配置されてい
る。即ち、基体部51を略直交する部位が楕円の
長軸となり、その部分は係止孔37の周縁38よ
り大径となつている。そしてその長軸部分に係合
突起54,56が形成されている。また、係合部
53,55の短軸部分には第1接触部材57,5
9が形成されている。第1接触部材57,59へ
凹部61,63が連続している。なお、第1接触
部材57,59、及び凹部61,63は残部から
スリツト65,67で区画されている。これは、
第1接触部材57,59を確実にばね弾性的に変
形させるためである。
そして、かかる係合部53,55は、係止孔3
7へ挿入されたとき第3図の二点鎖線のごとく変
形する。図のtはキヤツプ75の肉厚を示す。
一方、このように係合部53,55が変形した
ときの第1接触部材57,59に対応する位置へ
基体部51から第2接触部材71,73が膨出さ
れている。第2接触部材71,73において、無
負荷状態(第3図に実線で示す。)にある第1接
触部材57,59に対向する面はテーパ面とされ
ている。また、この第2接触部材71,73は、
凹部61,63より狭い幅である。第2接触部材
71,73をばね弾性的に変形させるためには、
基体部51と連結する部分へ縦方向のノツチを形
成することが好ましい。なお、この第2接触部材
はロアープレート47から膨出させることもでき
る。
これらは第1取付け部41と第2取付け部50
は、ばね弾性を有する高分子材料(PP,POM,
PA,ABS等)で形成されている。
キヤツプ75は下すぼまりの筒状本体部76と
フランジ部77から構成される。このキヤツプ7
5は軟質な高分子材料(EVA,PVC等)で形成
されている。
次に、実施例のクリツプ40の取付け態様及び
作用について説明をする。
まず、第1取付け部41のアツパープレート4
5をウエザストリツプ43の基部43aへ挿入す
る。これにより、アツパープレート45とロアー
プレート47とが基部43aの底壁を挟持し、第
1取付け部41はウエザストリツプ43へ固定さ
れることとなる。
次に、第2取付け部50をドアインナーパネル
31の係止孔37へ挿入する。このとき、各係合
部53,55は、係止孔37の周縁38へ干渉し
て、第3図の実線状態から二点鎖線の状態へ閉じ
るように変形する(圧縮状態)。そして、第1接
触部材57,59はばね弾性的に変形しつつ、第
2接触部材71,73を乗り越え、第2接触部材
71,73が凹部61,63へ収納される。この
とき、節度感が生じるとともに接触音を発生させ
る。換言すれば、この節度感及び接触音の発生に
より、係止孔37に対する第2取付け部50の挿
入が確認できる。
なお、実施例のクリツプ40では、係合部5
3,55の上縁外周が全体的に変形して、これと
係止孔37の周縁38との間でキヤツプ75を挟
持することとなる。これを、従来例のクリツプ1
と比較すると、キヤツプに対する挟持面積が大幅
に増加したことになる。従つて、クリツプ40−
ドアインナーパネル31間のシール性が向上する
こととなる。
<考案の作用効果> 以上説明したように、この考案のクリツプは取
付け部材へ固定される第1取付け部と、被取付け
部材の係止孔の周縁へクリツプ止め的に係合する
係合部を具備した第2取付け部と、該第2取付け
部と係止孔の周縁との間に介在されるキヤツプと
を備えてなるクリツプであつて、係合部が係止孔
の周縁に沿つた形状の外形を有し、係合部の内面
には第1接触部材が形成され、係合部が係止孔の
周縁に干渉して変形したときの第1接触部材の位
置に対応する位置へ第2接触部材が形成されてお
り、係合部を係止孔の周縁へ係合させる際に、該
係合部が無負荷状態から圧縮状態へ移行すると
き、第1接触部材が第2接触部材へ干渉して、第
1接触部材又は第2接触部材の少なくとも一方が
ばね弾性的に変形しつつ、第1接触部材が第2接
触部材を乗り越える。
そしてこのとき、節度感と接触音が発生する。
換言すると、当該節度感及び接触音が発生すれ
ば、第2取付け部は正確に係止孔へ挿入されたこ
とがわかり、当該節度感及び接触音の発生がなけ
れば、係止孔に対する第2取付け部の挿入状態が
不十分なことがわかる。
つまりこの考案のクリツプによれば、キヤツプ
が備えられていても、第2取付け部が係止孔へ正
確に挿入されたときに発生する節度感と接触音を
頼りにして、係止孔に対する第2取付け部の取付
け状態を容易に確認することができる。
更に、この考案のクリツプでは、係合部が係止
孔の周縁に沿つた形状の外形を有しているので、
第2取付け部を係止孔へ挿着したとき、キヤツプ
を挟持する部分(係合部−係止孔の周縁)の面積
が広くなる。従つて、クリツプと被取付け部材と
の間のシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例のクリツプ40の正面図、
第2図は同クリツプ40の横断面図、第3図は第
1図における−矢視線断面図、第4図はウエ
ザストリツプ43及びドアインナーパネル31に
対するクリツプ40の取付け態様を示す断面図、
第5図はウエザストリツプ39及びドアインナー
パネル31に対する従来例のクリツプ1の取付け
態様を示す断面図、第6図はクリツプ1が適用さ
れる部位のウエザストリツプ39の構成説明断面
図(第7図における−線断面図)、第7図は
第6図の切断位置を示す乗用車の斜視図。 1,40……クリツプ、3,41……第1取付
け部、10,50……第2取付け部、18,1
9,53,55……係合部、25,75……キヤ
ツプ、31……被取付け部材(ドアインナーパネ
ル)、37……係止孔、38……周縁、39,4
3,……取付け部材(ウエザストリツプ)、57,
59……第1接触部材、71,73……第2接触
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 取付け部材を被取付け部材へ取り付けるための
    クリツプであつて、 前記取付け部材へ固定される第1取付け部と、 前記被取付け部材の係止孔の周縁へクリツプ止
    め的に係合する係合部を具備した第2取付け部
    と、 該第2取付け部と前記係止孔の周縁との間に介
    在されるキヤツプと を備えてなるクリツプであつて、 前記係合部が前記係止孔の周縁に沿つた形状の
    外形を有し、 前記係合部の内面には第1接触部材が形成さ
    れ、 前記係合部が前記係止孔の周縁に干渉して変形
    したときの前記第1接触部材の位置に対応する位
    置へ第2接触部材が形成され、 前記係合部を前記係止孔の周縁へ係合させる際
    に、該係合部が無負荷状態から圧縮状態へ移行す
    るとき、前記第1接触部材が前記第2接触部材へ
    干渉して、前記第1接触部材又は前記第2接触部
    材の少なくとも一方がばね弾性的に変形しつつ、
    前記第1接触部材が前記第2接触部材を乗り越え
    る 構成を特徴とするクリツプ。
JP1988105519U 1988-08-10 1988-08-10 Expired JPH0328176Y2 (ja)

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