JPH08207573A - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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Publication number
JPH08207573A
JPH08207573A JP7013598A JP1359895A JPH08207573A JP H08207573 A JPH08207573 A JP H08207573A JP 7013598 A JP7013598 A JP 7013598A JP 1359895 A JP1359895 A JP 1359895A JP H08207573 A JPH08207573 A JP H08207573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
door trim
door
body panel
automobile
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7013598A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehito Goto
茂仁 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takanichi Co Ltd
Original Assignee
Takanichi Co Ltd
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Publication date
Application filed by Takanichi Co Ltd filed Critical Takanichi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドアの開閉時や走行中等におけるドアからの
異音の発生を確実に防止することができる自動車用ドア
トリムを提供すること。 【構成】 基材1の表面に表皮材2をその周縁が基材1
の裏面に巻き込み端部5として巻き込まれた状態で被装
してある自動車用ドアトリムにおいて、表皮材2を表皮
層4にパッド層3が積層された積層表皮材として前記巻
き込み端部5のうちボディパネルと接触する面を凹凸面
6としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアの開閉時や走行中
等におけるドアからの異音の発生を確実に防止すること
ができる自動車用ドアトリムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車用ドアトリムとして、図
6に示されるように、基材11の表面に表皮材12をそ
の周縁が基材11の裏面に巻き込み端部14として巻き
込まれた状態で被装したものが広く使用されているが、
裏面側に巻き込んだ表皮材12の表皮層13がボディパ
ネル20に直接接触するのでドアの開閉時や走行中等に
ドアから異音が発生するという現象があった。
【0003】そこで、例えば実開昭55−87811号
公報に示されるように、表皮材とボディパネルとの間に
発泡性樹脂等からなる緩衝材を介在させて異音発生の防
止を図ったものも提案されているが、緩衝材の装着に手
間がかかり組立作業が煩雑になるという問題点があると
ともに、別途緩衝材を準備する必要があることからコス
ト的にも高くなるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、ドアの開閉時や走行中等にお
けるドアからの異音の発生を確実に防止することができ
るとともに、特別な部材を用いることもなく組立作業が
容易で優れた生産性を発揮することができ、しかも、生
産コストも安くすることができる自動車用ドアトリムを
提供することを目的として完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の自動車用ドアトリムは、基材の表
面に表皮材をその周縁が基材の裏面に巻き込み端部とし
て巻き込まれた状態で被装してある自動車用ドアトリム
において、前記表皮材を表皮層にパッド層が積層された
積層表皮材として基材の裏面に巻き込まれた巻き込み端
部のうちボディパネルと接触する面を凹凸面としたこと
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】このように構成されたものにおいては、表皮材
の巻き込み片のボディパネルとの接触部を凹凸面として
あるので、従来のようにボディパネルが表皮材に直接面
状に当たることが回避され点接触あるいは線接触の状態
となり、全面的な面接触に起因した異音の発生が確実に
防止されることとなる。
【0007】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例について詳細に
説明する。図中1は自動車用ドアトリムの基材、2は基
材1の表面にその周縁が基材1の裏面に巻き込み端部5
として巻き込まれた状態で被装してある表皮材である。
この表皮材2は塩化ビニル樹脂シートなどの表皮層4の
裏面にポリプロピレン発泡層などの発泡性樹脂からなる
パッド層3を積層一体化した積層表皮材としてある。
【0008】そして、本発明においては前記表皮材2の
巻き込み端部5のうちボディパネル10と接触する面を
凹凸面6としてある点に構造的特徴を有する。即ち、前
記巻き込み端部4のボディパネル10との接触面側は波
板状に構成されて、従来のように両者が全面的に面状に
接触するのではなく線接触の状態で当接するよう構成さ
れており、この結果、ボディパネル10は線状に形成さ
れた表皮材表面と線接触の状態でのみ当たることとなっ
て、異音の発生現象が適確に防止されることとなる。な
お、図示しないが凹凸面6のうち凸面の表皮層4を剥離
してパッド層3を露呈させ、ボディパネル10との接触
面に表皮層4が介在されないようにしてボディパネル1
0と表皮層4との直接接触を避け異音の発生現象がより
少なくするとともに両者間のシール性も増すこともでき
る。
【0009】また、このような自動車用ドアトリムは図
2に示されるように、通常の真空成形型によって抜け勾
配等の問題もなく容易に生産することができるものであ
り、成形後に常法により巻き込み端部4を折り返して基
材1の周縁部の端末処理を施せばよい。また、実施例に
おいては前記の凹凸面6を波板状に構成したものとして
あるが、その他、図3に示されるように先端部が細線状
になった矩形の突出部をスリット状に構成したものや、
図4に示されるように同様の矩形の突出部を格子状に配
置したもの或いは図5に示されるように半球状の突出部
をドット状にランダムに配置したもの等任意のものを採
用することができる。
【0010】このように構成されたものは、表皮材2が
基材1の周縁部において折り返されて裏面側まで巻き込
まれた状態で添装されていることは従来のこの種自動車
用ドアトリムと同様であるが、表皮材2を表皮層4にパ
ッド層3が積層された積層表皮材として基材の裏面に巻
き込まれた巻き込み端部5のうちボディパネル10と接
触する面を凹凸面6としてあるので、従来のようにボデ
ィパネル10が表皮層に直接全面的に当たることが回避
され、表皮層4はボディパネル10に対して点接触或い
は線接触の状態で両者が接触することとなり、面接触に
起因する異音の発生を確実に防止することとなる。しか
も、表皮材2とボディパネル10との間に発泡性樹脂等
からなる緩衝材を別に介在させて異音発生の防止を図っ
たもののように緩衝材の準備や装着作業が不要となるの
でコストダウンもできる利点がある。
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明はドアの開閉時や走行中等におけるドアからの異音の
発生を確実に防止することができるとともに、特別な部
材を用いることもなく組立作業が容易で優れた生産性を
発揮することができ、また生産コストも安くすることが
できるものである。よって本発明は従来の問題点を一掃
した自動車用ドアトリムとして、産業の発展に寄与する
ところは極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る自動車用ドアトリムの成
形工程の説明図である。
【図3】その他の実施例における凹凸面を示す斜視図で
ある。
【図4】その他の実施例における凹凸面を示す斜視図で
ある。
【図5】その他の実施例における凹凸面を示す斜視図で
ある。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 表皮材 3 パッド層 4 表皮層 5 巻き込み片 6 凹凸面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材(1) の表面に表皮材(2)をその周縁
    が基材(1) の裏面に巻き込み端部(5) として巻き込まれ
    た状態で被装してある自動車用ドアトリムにおいて、前
    記表皮材(2)を表皮層(4) にパッド層(3) が積層された
    積層表皮材として基材(1) の裏面に巻き込まれた巻き込
    み端部(5) のうちボディパネルと接触する面を凹凸面
    (6) としたことを特徴とする自動車用ドアトリム。
JP7013598A 1995-01-31 1995-01-31 自動車用ドアトリム Withdrawn JPH08207573A (ja)

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JP7013598A JPH08207573A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 自動車用ドアトリム

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JP7013598A JPH08207573A (ja) 1995-01-31 1995-01-31 自動車用ドアトリム

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JPH08207573A true JPH08207573A (ja) 1996-08-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6979048B2 (en) * 2003-10-06 2005-12-27 Nishikawa Rubber Co., Ltd. Car door structure
JP2007160949A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Nippon Plast Co Ltd 樹脂製自動車内装部材

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4721890B2 (ja) * 2005-12-09 2011-07-13 日本プラスト株式会社 樹脂製自動車内装部材

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