JPH046351Y2 - - Google Patents

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JPH046351Y2
JPH046351Y2 JP1986008656U JP865686U JPH046351Y2 JP H046351 Y2 JPH046351 Y2 JP H046351Y2 JP 1986008656 U JP1986008656 U JP 1986008656U JP 865686 U JP865686 U JP 865686U JP H046351 Y2 JPH046351 Y2 JP H046351Y2
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JP
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ceiling
base material
ceiling base
molded
synthetic resin
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JP1986008656U
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JPS62121143U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両用成形天井の改良に関するもの
である。
従来の技術 車両用成形天井は、一般に車両の天井に合致す
る形状に成形された天井基材と、この表面を覆う
表皮材とから成つている。ところが、この天井を
そのままボデーパネルに取り付けると、環境温度
の変化により天井基材の裏面とボデーパネルの車
室側面との間の接触部で両者が相互にスリツプ
し、異音が発生する。
この異音は乗員に不快感をもたらすので、従来
から様々の防止策が講じられているが、実開昭60
−50053号公報に記載された車両用成形天井は異
音防止のために上記接触部に軟らかい凸状体を介
在させることとしている。すなわち、この成形天
井は、ルーフ当接部が車体外方に向けて凸状にか
つ他の部分に比べ軟らかく一体に形成されている
ことを特徴とするもので、これによりキシミ音の
発生を防止し、また音止部材を別途設けずとも良
いようにしている。
考案が解決しようとする問題点 しかし、上記従来の成形天井は柔らかい凸部を
形成するため、パツト材を貼りつけたり、レジン
フエルトのような資材を用いなければならない。
従つて天井基材をポリスチレン、ポリプロピレ
ン等の合成樹脂を用いて成形する場合には適用し
難い。そのため、合成樹脂を用いた成形を行なう
場合は従来と同様フエルト、テープ等を別途用意
しなければならない。
また、凸部を成形するための凹部をプレス型に
設けなければならずそのためプレス型が高価にな
るという欠点を有する。
問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、合成樹脂
製天井基材を有する車両用成形天井において、上
記合成樹脂製天井基材の裏面の少なくともボデー
パネルと当接する部分がしぼ面として形成された
構成を採用している。
作 用 成形天井が車両のボデーパネルに取り付けられ
ると、その合成樹脂製天井基材の裏面がボデーパ
ネルにおけるルーフサイドインナパネル、ルーフ
ヘツダ等に当接する。
しかして、環境温度が変化すると膨張率の相異
から、天井基材の裏面とボデーパネルとの間にス
リツプを生じるが、天井基材の裏面に形成されて
いるしぼ面がボデーパネルの面に接触しているの
で、摩擦抵抗が小さくなり、異音が発生しない。
実施例 第1図及び第2図は本考案に係る車両用成形天
井の一実施例を示している。車両用成形天井1
は、合成樹脂製天井基材2と、この表面を覆う表
皮材3とで構成されている。天井基材2はポリス
チレン、ポリプロピレン等の合成樹脂で作られて
おり、その裏面のボデーパネル4の側と対向する
面はしぼ面5として形成されている。しぼの形態
としては点状、線状、格子状等種々のものがある
が、この場合格子状のしぼが形成されている。成
形天井1は真空成形あるいは射出成形等によつて
成形されるが、しぼ面5は該成形に供される天井
基材2の原料シートに対して付形され、あるいは
該成形と同時に付形される。原料シートに対して
付形するときは、シートを押し出す時にローラに
よつてしぼ加工するのが一般的な方法である。成
形と同時に付形するときは、予めしぼに対応する
凹凸が形成された金型又は樹脂型が用いられ、真
空成形と同時に天井基材2の裏面にしぼが形成さ
れることになる。
上記天井基材2は上記成形時に表皮材3と一体
化され、成形天井1として完成される。
上記成形天井1はボデーパネル4のインナパネ
ル6、ルーフヘツダ(図示せず)等に宛てがわ
れ、ビス(図示せず)で所定箇所を固定され、ま
たルーフサイドインナガーニツシユ7等によつて
その端部が覆われている。これにより、天井基材
2の裏面は上記ビス等による固定部においてイン
ナパネル6、ルーフヘツダ等に常時接触してい
る。なお、しぼは天井基材2の裏面の全面に形成
しても良いし、上記インナパネル6等との接触部
にのみ形成するようにしても良いものである。
しかして、環境温度が変化する等して天井基材
2の裏面とボデーパネル4との間にスリツプを生
じても、両者間にはしぼ面5が介在し、これが摩
擦を低下させる作用をなすので、両者は円滑にス
リツプし、従つてピシピシという異音が発生しな
くなる。
本考案者等は、深さを50μmとした格子状のし
ぼを天井基材2の裏面に形成して次のような試験
を行なつたところ、異音を全く発しないことを確
認した。すなわち、しぼを付けた成形天井1をボ
デーパネル4に固定し、全体を100℃に3時間保
持した後室温に戻し、これを0.5時間保持すると
いう操作を1サイクルとして2サイクル繰り返し
た。その結果、異音は1サイクル目、2サイクル
目のいずれにおいても聞き取ることができなかつ
た。一方、従来品であるしぼ加工のない成形天井
についても同様な試験を行なつたが、この場合は
いずれのサイクルにおいても車室内においても明
瞭に聴き取ることができる異音が発生した。
考案の効果 本考案は以上のような構成及び作用からなるの
で、ポリスチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂
を用いた成形天井に対し異音発生防止手段を一体
的に設けることができるものである。従つて、合
成樹脂で成形させた天井であつても、別物のフエ
ルト、テープ等を用いることなく、簡易かつ迅速
にボデーパネルに装着することができるものであ
る。
さらに、異音発生防止手段として設けるものは
しぼ面であることから、簡易に加工でき、また材
料を増やす必要もなく、従つてコストアツプをも
たらすものでない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示し、第1図は第2図に
おける−線断面図、第2図は成形天井を車体
上部の輪郭と共に示す斜視図である。 1……成形天井、2……天井基材、4……ボデ
ーパネル、5……しぼ面、6……インナパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製天井基材を有する車両用成形天井に
    おいて、上記合成樹脂製天井基材の裏面の少なく
    ともボデーパネルと当接する部分がしぼ面として
    形成されていることを特徴とする車両用成形天
    井。
JP1986008656U 1986-01-24 1986-01-24 Expired JPH046351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986008656U JPH046351Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986008656U JPH046351Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62121143U JPS62121143U (ja) 1987-07-31
JPH046351Y2 true JPH046351Y2 (ja) 1992-02-21

Family

ID=30793236

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JP1986008656U Expired JPH046351Y2 (ja) 1986-01-24 1986-01-24

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JP (1) JPH046351Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426045A (en) * 1977-07-28 1979-02-27 Eiji Shiga Water draining structure for metal window

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426045A (en) * 1977-07-28 1979-02-27 Eiji Shiga Water draining structure for metal window

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62121143U (ja) 1987-07-31

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