JPH0436984Y2 - - Google Patents

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JPH0436984Y2
JPH0436984Y2 JP4656187U JP4656187U JPH0436984Y2 JP H0436984 Y2 JPH0436984 Y2 JP H0436984Y2 JP 4656187 U JP4656187 U JP 4656187U JP 4656187 U JP4656187 U JP 4656187U JP H0436984 Y2 JPH0436984 Y2 JP H0436984Y2
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JP
Japan
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floor
floor carpet
elastic core
edge
core material
Prior art date
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JP4656187U
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JPS63152732U (ja
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  • Passenger Equipment (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Carpets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、フロアカーペツトの端末処理を容
易に行いうるとともに、端末部の位置ずれを防止
することによい、車室内の美観を一定に維持しう
るように構成されたフロアカーペツトの端末処理
構造に関する。
【従来の技術およびその問題点】
自動車のフロアには、車室内の見栄えを高め、
また、遮音・遮熱等の目的をもつてフロアカーペ
ツトが敷設される。このフロアカーペツトは、一
般的に、フエルト等により形成された所定厚みを
もつ基材に表面材が積層されたものであり、フロ
アに全面接着やクリツプ手段などによつて固定さ
れている。また、たとえば、フロアカーペツトの
側縁部は、通常フロアの側縁部上を前後方向に走
るワイヤハーネスのための〓間を車室側壁との間
に残して、フロアパネルと車室側壁に取付けられ
るトリム部材等との間に差し込むことにより端末
処理されている。 ところが、上述のような従来のフロアカーペツ
トの端末処理方法においては、柔軟でしかも前後
方向に所定長さをもつたフロアカーペツトの側縁
部を、フロアパネルとトリム部材との間に差し込
む作業が非常に面倒であるため、その作業性が非
常に悪いという問題があつた。また、フロアカー
ペツトの接着力が低下して、乗降時の踏み込みな
どによつてフロアカーペツトがずれてしまうよう
な場合には、フロアパネルとトリム部材との間に
単に差し込まれるだけのフロアカーペツトの側縁
部が抜けてしまい、これにより、上記の〓間が露
呈して美観を損なわれるだけてなく、ワイヤハー
ネスが、剥き出しになつてこれが損傷させられる
おそれを生じる不都合があつた。 このため、本出願人は、先に、実願昭55−
67309号(実開昭56−168480号)において、車室
側壁に設けられるトリム部材の表皮材を、トリム
基材の下端からのその裏面に巻き込んで固定する
とともに、上記表皮材の余長端部をフロアカーペ
ツトとフエルトとの間に敷き込むようにしたフロ
アコーナ部処理構造を提案しており、これによつ
て、フロアカーペツトがずれた場合でも、上記の
〓間の露呈およびこれに起因したワイヤハーネス
の損傷を回避できるように構成している。しかし
ながら、上記の端末処理構造においても、フロア
カーペツトの端末処理を行う際の作業性が以前と
して改善されていない問題があつた。すなわち、
表皮材をトリム基材の裏面に固定する作業を要す
るため作業工数が増加させられるとともに、柔軟
な表皮材をフロアカーペツトとフエルトとの間に
敷き込む作業が非常に困難なのである。 本考案は、上記のような事情のもとで考え出さ
れたもので、フロアカーペツトの端末処理を非常
に容易に行いうるとともに、その端末部の位置ず
れを防止して車室内の美観を一定させるうるよう
に構成されたフロアカーペツトの端末処理構造を
提供することをその課題とする。
【問題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本考案では、次の技
術的手段を講じている。 すなわち、所定厚みの基材の上面に表面材を積
層してなるフロアカーペツトの端末部を、車室内
壁に取付けられる内装部材の下端部とフロアとの
間に設けたすきまに差し込んでなるフロアカーペ
ツトの端末処理構造であつて、 上記フロアカーペツトの端末部における上記基
材を所定幅退避させて露出させた上記表面材の縁
部の裏面に上下方向に弾性圧縮変形しうる弾性芯
材を表面材の縁部に沿うようにして添設する一
方、上記表面材の縁部およびこれに添設される上
記弾性芯材を、この弾性芯材が上下方向に弾性圧
縮変形した状態で上記すきまに差し込んいる。
【作用および効果】
本考案では、フロアカーペツトの端末処理は、
基材から露出させられた表面材の縁部とこれの裏
面に添設された弾性芯材を、この弾性芯材を弾性
圧縮変形させた状態で、車室内壁に取付けられる
内装部材の下端部とフロアとの間に設けたすきま
に差し込むことにより行われる。 この場合、柔軟な表面材なしいフロアカーペツ
トの縁部が、弾性芯材によつて剛性をもたされて
いるので、これらを上記すきまに差し込む作業を
非常に簡単に行いうる。また、フロアカーペツト
の端末部が位置ずれしうようとしても、弾性圧縮
状態で上記すきまに差し込まれた弾性芯材が、そ
の弾発力に起因した摩擦力をもつて、フロアおよ
び表面材を介して内装部材に突つ張るので、これ
により、フロアカーペツトの端末部の上記〓間か
らの抜けを防止することができる。 以上のように、本考案のフロアカーペツトの端
末処理構造においては、フロアカーペツトの端末
部の差し込み作業が容易化させられ、端末処理の
作業性を大きく向上させることができる。しか
も、端末処理されたフロアカーペツトの端末部の
上記すきまからの抜けを防止して、これを所定の
位置に保持できることから、車室内の美観を常に
一定させることができるとともに、フロアカーペ
ツトの端末部で隠すようにしてフロアの隅部と内
装部材との間に配設されられるワイヤハーネス等
の露呈を回避できる。
【実施例の説明】
以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図を
参照しながら具体的に説明する。 本例では、本考案のフロアカーペツトの端末処
理構造を、車室側部において適用した場合を示
す。第1図に示すように、フロアカーペツト1
は、フエルト等により形成された所定厚みをもつ
基材2と、この基材2の上面に積層された表面材
3とから成り、一般的なフロアカーペツトと同
様、接着等により固定した状態でフロア4に敷設
されている。なお、図において、符号9は、フロ
ア4の隅部において、前後方向に走るワイヤハー
ネスである。 本例では、第1図に示すように、フロアカーペ
ツト1の端末部において、上記基材2の端縁を所
定幅退避させることにより、上記表面材3の縁部
3aを基材2に対して露出させた状態にしてい
る。そして、上記の露出状の縁部3aの裏面に、
表面材3ないしフロアカーペツト1と同等の前後
方向長さをもつ弾性芯材5を、表面材3の縁部3
aに沿うようにして添設している。この弾性芯材
5は、断面略V字状の樹脂成形品であり、V字突
端部5aを車幅方向外方に向けて、基部5bが上
記縁部3aの裏面に逢着などして固定されてお
り、基部5bと係止部5cとを押圧して互いに近
接させることにより、弾性芯材5全体が上下方向
に弾性圧縮変形させられる。 一方、車室側壁を構成するサイドインナパネル
6には、内装部材としてガーニツシユ部材7がク
リツプ8により固定されて取付けられている。そ
して、このガーニツシユ部材7の下端部とフロア
4との間に、フロアカーペツト1の端末部を差し
込んでこれを端末処理するための〓間Sを、上記
弾性芯材5の状態における上下方向厚みより小さ
な間隔をもつて設けている。 さて、本例の端末処理構造において、フロアカ
ーペツト1の端末処理は、上記係止部5cをフロ
ア4に押し付けるようにしながら弾性芯材5を上
下方向に弾性圧縮変形させて、上記の〓間Sに、
上記表面材3の縁部3aおよび弾性芯材5を差し
込むことにより行われている。この際、柔軟な表
面材3ないしフロアカーペツト1の端末部が弾性
芯材5により剛性を持たされており、しかも、弾
性芯材5は表面材3にそのV字突端部5aを車幅
方向外方を向くように固定されているので、端末
部の上記〓間Sへの差し込み作業を非常に容易に
行うことができる。 また、弾性芯材5は、上記の〓間Sに弾性圧縮
状態で差し込まれている。したがつて、フロアカ
ーペツト1の端末部が位置ずれして上記の〓間S
から抜けようとしても、基部5bが、表面材3を
介してガーニツシユ部材7の下端部に、そして、
係止部5cが、フロア4にそれぞれ弾発力に起因
した摩擦力をもつて突つ張るので、フロアカーペ
ツト1の端末部の上記の〓間Sからの抜けを防止
できる。すなわち、端末処理されたフロアカーペ
ツト1の端末部を常に所定位置に保持できるの
で、従来例のようなフロアカーペツト1のずれに
よる車室内の美観の低下を防止できるとともに、
ワイヤハーネス9が露呈してこれが損傷させるら
れる不都合等も回避できる。 なお、本考案の範囲は、上述した実施例に限定
されるものではなく、たとえば、弾性芯材を、ゴ
ムや板バネで形成するようにしても良く、また、
車室内壁に設ける内装部材としてトリムを採用す
ることも可能である。また、本考案を、車室前縁
部や車室後縁部において適用することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の−線拡大断面図、第2図
は本考案の実施例が適用された自動車の車室内部
を後方から見た斜視図である。 1……フロアカーペツト、2……基材、3……
表面材、4……フロア、5……弾性芯材、6……
車室内壁(サイドインナパネル)、7……内装部
材(ガーニツシユ部材)、S……すきま(〓間)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定厚みの基材の上面に表面材を積層してなる
    フロアカーペツトの端末部を、車室内壁に取付け
    られる内装部材の下端部とフロアとの間に設けた
    すきまに差し込んでなるフロアカーペツトの端末
    処理構造であつて、 上記フロアカーペツトの端末部における上記基
    材を所定幅退避させて露出させた上記表面材の縁
    部の裏面に上下方向に弾性圧縮変形しうる弾性芯
    材を表面材の縁部に沿うようにして添設する一
    方、上記表面材の縁部およびこれに添設される上
    記弾性芯材を、この弾性芯材が上下方向に弾性圧
    縮変形した状態で上記すきまに差し込んだことを
    特徴とする、フロアカーペツトの端末処理構造。
JP4656187U 1987-03-27 1987-03-27 Expired JPH0436984Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4656187U JPH0436984Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4656187U JPH0436984Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63152732U JPS63152732U (ja) 1988-10-06
JPH0436984Y2 true JPH0436984Y2 (ja) 1992-09-01

Family

ID=30866336

Family Applications (1)

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JP4656187U Expired JPH0436984Y2 (ja) 1987-03-27 1987-03-27

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JP (1) JPH0436984Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014046114A1 (ja) * 2012-09-24 2014-03-27 いすゞ自動車株式会社 車両の後部荷室構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014046114A1 (ja) * 2012-09-24 2014-03-27 いすゞ自動車株式会社 車両の後部荷室構造
JP2014061859A (ja) * 2012-09-24 2014-04-10 Isuzu Motors Ltd 車両の後部荷室構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63152732U (ja) 1988-10-06

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