JPH032428Y2 - - Google Patents

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JPH032428Y2
JPH032428Y2 JP10976585U JP10976585U JPH032428Y2 JP H032428 Y2 JPH032428 Y2 JP H032428Y2 JP 10976585 U JP10976585 U JP 10976585U JP 10976585 U JP10976585 U JP 10976585U JP H032428 Y2 JPH032428 Y2 JP H032428Y2
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JP
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lining material
vehicle
ceiling
vehicle body
elastic plate
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JP10976585U
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、車両における吊り天井の取付装置に
関する。
従来技術 車両室内の美観を向上させ、断熱遮音性を高め
る等の目的で、車両のルーフパネル内側につり天
井を装着することは従来より周知である。このつ
り天井は塩化ビニールシートやフアブリツク等か
ら成る天井内張材と、この内張材に適当な間隔を
あけて形成された袋に挿通されたリステイングワ
イヤと、天井内張材に取付けられた適数のフツク
とを有しており、従来はリステイングワイヤの各
端部とフツクとをそれぞれ車体に係止することに
よりつり天井を車体に装着していた。
ところで、上述の如くして装着されたつり天井
にたるみがあつたり、しわができたりすると車室
内の美観が損われ好ましくない。このため天井内
張材の装着時に、内張材を引張りながらこれに取
付けられたフツクを車体に係合し、内張材のたる
みやしわの発生を防止している。ところが天井内
張材は温度や湿度等の影響でその伸び量が異なる
ため、夏期のような高温時には容易に天井内張材
も引張り、そのフツクを車体に係止できたとして
も、低温な冬期に同じ寸法の内張材を引張つても
その伸び量が少ないため、フツクを車体に係合す
ることが容易でなく、天井内張材の取付作業の作
業性が低下する恐れがあつた。また天井内張材の
裁断寸法、あるいは車体精度のばらつき等によつ
ても天井内張材の取付作業が困難となることもあ
る。
目 的 本考案の目的は、上記従来の欠点を除去し、温
度や湿度に影響されることなく、容易に天井内張
材をたるみやしわのない状態で車体に装着できる
吊り天井の取付装置を提供することである。
構 成 本考案は、一端側を車体に固定され、他端側が
少なくとも車室内側へ向くように弾性変形可能な
係止部材を有し、吊り天井の天井内張材に取付け
られたフツクを、車室内側に弾性変形させた前記
係止部材の他端側先端に係止して天井内張材を車
体に装着する、車両における吊り天井の取付装置
を提案する。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
第1図は車両の一例として乗用車を示す概略斜
視図、第2図はその−線断面図であり、車体
1の上部を構成するルーフパネル2の内側に、本
考案に係る吊り天井3が装着されている。
吊り天井3は、ルーフパネル2を覆う天井内張
材4を有し、この内張材4は従来と同じく塩化ビ
ニールシートあるいはフアブリツク等の可撓性材
料から構成されている。内張材4には車両の横方
向に延びる適数の袋5が内張材自体によつて形成
され、この袋5は車両の前後方向に適当な間隔を
あけて適数設けられ、これらの袋5の内部には金
属棒等から成りリステイングワイヤ7が挿通さ
れ、各ワイヤ7の端部が車体の側部に位置するル
ーフサイドレール8の係止孔9にそれぞれ係止さ
れている。また内張材4の縁部には適数のフツク
10がミシン縫いあるいは接着剤等により固定連
結され、これらのフツク10は本考案に係る取付
装置11を介して車体1に取付けられている。1
2は天井内張材4の端末部を覆い隠すガーニツシ
ユ、13はルーフサイドレール8の下部フランジ
に嵌着されたオープニングトリムをそれぞれ示し
ている。
取付装置11は第3図にも示すように係止部材
14を有し、図示した係止部材14は車両の前後
方向に適当な間隔をあけて配列される複数の弾性
板15と、これらをたとえばリベツトによつて一
体的に連結する連結プレート16から成る。弾性
板15は第4図に明示するように平坦な上部17
および下部18、並びにこれらの間に位置する湾
曲部19から一体に形成され、ばね鋼、合成樹脂
板等の弾性変形可能な材料から構成されている。
取付装置11のより具体的な構成とその作用
を、この装置11によつて吊り天井を車体に装着
する作業を説明することにより明らかにする。
先ず第3図に示した係止部材14の弾性板15
をルーフサイドレール8の車内側面に当て、その
上部17をねじ20によつてルーフサイドレール
8に固定する。弾性板15の湾曲部19がルーフ
サイドレール8に干渉しないよう、該レール8に
は予め逃げの孔21が穿設されている。このよう
にして係止部材14を車体1に固定した状態を第
5図に示す。
次いで従来と同じく、第2図に示したように吊
り天井3の袋5の挿通されたリステイングワイヤ
5の端部を、ルーフサイドレール8の係止孔9に
掛止する。しかる後天井内張材4を車両の横方向
(矢印B)に引きながらその端末に固定されたフ
ツク10を、係止部材14の連結プレート下端縁
に係止する。この係合作業時に、作業者は係止部
材14の弾性板15を車室内側、すなわち第5図
に矢印Aを付した方向に押圧し、これを第6図に
示すように弾性的に曲げ変形させる。このため、
連結プレート16はフツク10に近づき、よつて
作業者は従来のように大きな力で内張材4を矢印
B方向に引張らずとも、容易にフツク10を連結
プレート16の下端縁に係止させることができ
る。また本例のように弾性板15に湾曲部19を
設けておくと、これを容易に矢印A方向に弾性変
形させることができる。
全てのフツク10をプレート16に係止させた
後、係止部材14から手を離せば、弾性板15の
弾性復帰力によつて係止部材14は第7図のよう
に矢印Aと反対の方向に戻り変形する。このた
め、天井内張材4は弾性板15の弾性力によつて
車両の横方向に引張られ、たるみの発生が阻止さ
れる。
特に天井内張材のサイズがやや小さめのとき、
あるいは冬期等のように内張材の伸び率が低いよ
うなときは、弾性板15がその弾性によつて充分
に復帰しないこともあるが、この部分に第2図に
示したガーニツシユ12を取付けることにより、
これに対処することができる。すなわちガーニツ
シユ12はフツク10をプレート16に係止した
後、ルーフサイドレール8に押し付けられ、第3
図のようにガーニツシユ12に設けられたクリツ
プ22を、ルーフサイドレール8の留め孔23に
係入することにより装着されるが、ガーニツシユ
12をルーフサイドレール8に押し付けるとき、
弾性板15の下部18あるいはプレート16が第
2図のようにルーフサイドレール8に押し付けら
れ、このとき内張材4が引張られ、これにたるみ
ができることはない。
以上、車両の一方の側部(左側部)における吊
り天井の取付寸法と、これに用いられる取付装置
11の構成を示したが、吊り天井の右側、あるい
は前後部も全く同様にして車体1に取付けること
ができる。
第8図乃至第10図に示す実施例においては、
弾性板15に、その一部を切り起すことによつて
舌片24が形成され、これに対向した位置に切欠
25が形成されている。他の構成は先の実施例と
変りはない。この弾性板15により天井内張材4
を取付けるには、第9図に示す如く弾性板15を
弾性的に曲げ変形させて舌片24を切欠25に係
合させる。これにより弾性板15は、これを作業
者が手で常時押圧しなくとも、第9図のように弾
性変形した状態を保ち、よつて作業者に弾性板1
5を押圧し続けることなく、プレート16にフツ
ク10を楽な姿勢で係止させることができる(第
10図)。フツク10の係止後、舌片24を切欠
25から外せば、先の実施例と同じく弾性板15
が内張材4を引張りながらその自然状態の形態へ
と復元する。
第11図は弾性板15の他の例を示し、この弾
性板15には湾曲部19が2つ設けられ、第4図
に示した弾性板よりも弾性変形させやすく構成さ
れている。
上述した各実施例では複数の弾性板を、連結プ
レートに固着することにより係止部材を構成し、
弾性板の上部を車体に固着し、弾性板を車内側へ
弾性曲げ変形させると共に、プレートにフツクを
係止させるように構成したが、プレートと弾性板
を予め一体に成形してもよいし、連結プレートを
省略し、複数の弾性板をそれぞれ車体に固着し、
その下部に直接フツクを係止するように構成して
もよい。このように係止部材の形態は実施例に示
したものに限定されず、要するに一端側を車体に
固定させ、他端側が車室内側へ向くように弾性変
形可能で、他端側の先端にフツクを係止できる構
成であればよい。
効 果 本考案によれば、温湿度等に影響されずに、容
易に吊り天井の内張材を車体に装着することが可
能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は車両の外観を示す斜視図、第2図は第
1図の−線断面図、第3図は係止部材とガー
ニツシユを車体に取付ける前の斜視図、第4図は
弾性板の斜視図、第5図は係止部材をルーフサイ
ドレールに固定した状態を示す、第2図と同様な
断面図、第6図は弾性板を車内側に弾性変形させ
た状態を示す断面図、第7図は連結プレートにフ
ツクを係止し、弾性板を復元させたときの断面
図、第8図は他の実施例における弾性板の斜視
図、第9図は第8図に示した弾性板を車体に固定
し、これを弾性変形させた状態を示す断面図、第
10図はフツクを係止させたときの断面図、第1
1図はさらに他の実施例における弾性板の斜視図
である。 3……吊り天井、4……天井内張材、10……
フツク、11……取付装置、14……係止部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端側を車体に固定され、他端側が車室内側へ
    向くように弾性変形可能な係止部材を有し、吊り
    天井の天井内張材に取付けられたフツクを、車室
    内側に弾性変形させた前記係止部材の他端側先端
    に係止して天井内張材を車体に装着する、車両に
    おける吊り天井の取付装置。
JP10976585U 1985-07-19 1985-07-19 Expired JPH032428Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10976585U JPH032428Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10976585U JPH032428Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6218257U JPS6218257U (ja) 1987-02-03
JPH032428Y2 true JPH032428Y2 (ja) 1991-01-23

Family

ID=30988161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10976585U Expired JPH032428Y2 (ja) 1985-07-19 1985-07-19

Country Status (1)

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JP (1) JPH032428Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083945A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Suzuki Motor Corp サイドシルスカッフのオープニングトリム挟持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014083945A (ja) * 2012-10-23 2014-05-12 Suzuki Motor Corp サイドシルスカッフのオープニングトリム挟持構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6218257U (ja) 1987-02-03

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