JPH0671323U - 車両内装の合せ部における異音防止構造 - Google Patents

車両内装の合せ部における異音防止構造

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JPH0671323U
JPH0671323U JP1920893U JP1920893U JPH0671323U JP H0671323 U JPH0671323 U JP H0671323U JP 1920893 U JP1920893 U JP 1920893U JP 1920893 U JP1920893 U JP 1920893U JP H0671323 U JPH0671323 U JP H0671323U
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JP
Japan
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door trim
vehicle interior
door
vehicle
prevention structure
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Pending
Application number
JP1920893U
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English (en)
Inventor
隆久 鈴木
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡素な構成でコストの削減が可能な車両内装
の合せ部の異音防止構造を得る。 【構成】 非固着状態で接合する車両の内装におけるド
アトリム1とドアパネルとの合せ部の片方の面であるド
アトリムの巻込み部4に、その面を構成している表皮3
の表面に直接凹凸加工を施して突起5を成形し、点接触
構造となす。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、平滑面と平滑面とが非固着状態で接合する車両の内装における合 せ部の異音防止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
平滑面と平滑面とが非固着状態で接合する車両の内装においては、車両走行時 の揺れにより平滑面同士がすれ合うことにより生じる異音の発生を防止する工夫 がなされてきた。例えばドアトリムの背面側周縁部とドアパネルとの接触部分に ついては、図5及び図6に示すように、ドアトリム101の基材102に被着さ せた表皮103の基材周縁への巻込み部104に、非平滑面を形成するテープ1 05が貼着されている。テープ105は、不織布やウレタンなど平滑面を作らな い材料で形成されていて、ドアパネルに対してドアトリム101は、このテープ 105による非平滑面で接合するようになっている。
【0003】 上記構成の車両の内装においては、ドアトリム101とドアパネルとの接触部 分がテープ105により平滑面同士の接触関係ではなくなり、平滑面と粗面との 接触関係になるので、車両走行時の揺れによりドアトリム101とドアパネルと の接触部がすれ合っても、当該部での異音の発生は防止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような車両の内装における異音防止構造では、結構面倒なテープ貼りの 作業が必要で、テープ105も車種により変える場合には数種類用意しなくては ならず、ドアトリム101の製造における部品数及び工数がかさみ、コストが上 昇するといった問題を含んでいる。
【0005】 この考案は上記した従来の問題点を解決するためになされたもので、その課題 は簡素な構成でコストの削減が可能な車両内装の合せ部の異音防止構造を提供す ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る車両内装の合せ部の異音防止構造は、非固着状態で接合する車 両の内装における合せ部の片方の面に、その面を構成している構成部材の表面に 直接凹凸加工を施して点接触構造を形成したものである。
【0007】
【作用】
この考案においては、非固着状態で接合する車両の内装における合せ部の片面 が直接的な凹凸加工による点接触構造であり、別部品の介在なしに合せ部におけ る平滑面同士の面接触を回避し、点接触の関係におくことができるようになる。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図1〜図4に基づいて説明する。 図1は本実施例を示すドアトリムの斜視図であり、図2は図1におけるAーA 線での断面を含む拡大斜視図、図3は実施例のドアトリムの製造工程の一部を示 す説明図である。
【0009】 図1により示すドアトリム1は基材2の片面に表皮3が被着された構成で、ド アパネル(図示しない)の内側に装着され、車両のドアの内面を構成する。基材 2は、ドアの内面に相応する形状に形成された平板を主体とした構成である。表 皮3は、ビニルレザー等の樹脂フィルムで、基材2の車内側の面に真空成形工程 により被着される。この時、表皮3の端末外周は基材2の周縁から裏面へ巻き込 まれ、基材2に接合される。即ち、ドアトリム1の裏面周縁部には表皮3の巻き 込みによる巻込み部4が形成されている。
【0010】 ドアトリム1の裏面の巻込み部4には、その表面に全体に直接的な凹凸加工に より錐形の突起5が均一な分布密度で多数形成されている。突起5は、この実施 例では、図3に示すように、ドアトリム1の表皮真空成形時に同時成形される。 即ち、真空成形上型6の表皮3の巻き込み代に対応する部分に、突起成形のため の凸成形部7が構成され、真空成形下型8との型合せとともに、表皮3の巻き込 み代の表面に突起5が成形される。そして、突起5が成形された巻き込み代を基 材2の裏面に巻き込み装着することにより、突起5を持つ点接触構造の巻込み部 4が構成される。
【0011】 上記構成のドアトリム1は、ドアパネルに裏面側を向けて装着される。取り付 け状態ではドアパネルの内面の一部に、ドアトリム1の巻込み部4が接触してい る。この接触は、突起5が無ければ非固着の平滑面同士の接触であるが、突起5 が有るこの実施例のものでは非固着の点接触となっている。従って、車両走行時 の揺れによりドアトリム1とドアパネルとの接触部がすれ合っても、平滑面同士 の面接触でなく突起5による点接触であるので当該部での異音の発生は防止され る。製造面においては、テープ等の別部品が不要になり、面倒なテープ貼りの工 程も無くなるのでドアトリム1の製造コストは大幅に削減されることになる。
【0012】 なお、この考案は、ドアトリム1以外にも平滑面と平滑面とが非固着状態で接 合する車両の内装における合せ部9に対し広く適用することができる。図4はド アトリム1以外の適用例を示したもので、インストールメントパネル10とピラ ーガーニッシュ11との接触部12に対する適用例で、インストールメントパネ ル10側かピラーガーニッシュ11側の接触部12のいずれかの表皮3に対して 突起を一体成形すれば良い。
【0013】
【考案の効果】
以上実施例による説明からも明らかなように、この考案によれば非固着状態で 接合する車両の内装における合せ部の片面が直接的な凹凸加工による点接触構造 となり、別部品の介在なしに合せ部における平滑面同士の接触を回避し、点接触 の関係におくことができるので、すれ合いによる異音の発生をテープ等の別部品 を要することなく防止することができ、面倒なテープ貼りの工程も、テープも不 要になるのでコストも低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示すドアトリムの背面の斜
視図である。
【図2】図1のAーA線における断面を含む拡大断面図
である。
【図3】この考案の実施例のドアトリムの製造工程の一
部を示す説明図である。
【図4】この考案の他の適用例を示す斜視図である。
【図5】従来例を示すドアトリムの斜視図である。
【図6】図5におけるB矢印部の断面を含む拡大斜視図
である。
【符号の説明】
1 ドアトリム 2 基材 3 表皮 4 巻込み部 5 突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平滑面と平滑面とが非固着状態で接合す
    る車両の内装における合せ部に対し、その片方の平滑面
    に該平滑面を構成している構成部材の表面に直接凹凸加
    工を施して点接触構造を形成したことを特徴とする異音
    防止構造。
JP1920893U 1993-03-22 1993-03-22 車両内装の合せ部における異音防止構造 Pending JPH0671323U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098964A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Sekisui Plastics Co Ltd 車両用内装材
JP4721890B2 (ja) * 2005-12-09 2011-07-13 日本プラスト株式会社 樹脂製自動車内装部材
JP2014201117A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 カルソニックカンセイ株式会社 部品合わせ部構造

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