JP4721890B2 - 樹脂製自動車内装部材 - Google Patents

樹脂製自動車内装部材 Download PDF

Info

Publication number
JP4721890B2
JP4721890B2 JP2005355663A JP2005355663A JP4721890B2 JP 4721890 B2 JP4721890 B2 JP 4721890B2 JP 2005355663 A JP2005355663 A JP 2005355663A JP 2005355663 A JP2005355663 A JP 2005355663A JP 4721890 B2 JP4721890 B2 JP 4721890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
core material
resin
automobile interior
interior member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005355663A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007160949A (ja
Inventor
知洋 望月
秀典 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
Priority to JP2005355663A priority Critical patent/JP4721890B2/ja
Publication of JP2007160949A publication Critical patent/JP2007160949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4721890B2 publication Critical patent/JP4721890B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

本発明は、インストルメントパネルなど樹脂製自動車内装部材に関する。
インストルメントパネル等の樹脂製自動車部材を相手部材に取付けた構造においては、各部品の製作時の寸法公差を考慮して、両部材間に若干の隙間を設けている。そのために自動車走行時の振動等により部材が振動し、部材同士の摩擦音や部材の振動音が発生することがある。このため、部材の合わせ部位において不織布を貼着して、部材同士が直接接触しないようにすることにより異音の発生を防止していた。しかし、不織布を適用する作業は煩雑であり、コストの増加を招くことになる。こうした問題を解決する提案として特許文献1には、車両部品とその取付け部の接触部分に気泡を含むホットメルト接着剤よりなる発泡体を介在させるという提案がある。
特開平3−211038号公報
しかしながら、この方法においても接着剤を発泡させたり、また発泡させた接着剤を所定の部位に塗布する工程を必要とする。
本発明は、特に余分な工程を要することなく、前記の樹脂製自動車内装部品の振動に起因する異音の発生を防止する構造あるいは該構造を有する樹脂製自動車内装部品を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、鋭意検討した結果、樹脂製自動車内装部品の構造を工夫して、その表皮部に相手部材と接触する当てリブを一体的に成形することで解決できることを知見し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、
[1] 芯材とその上に一体に設けた当てリブを備えたポリウレタン樹脂からなる表皮を有する、樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材であって、前記芯材はその表皮端縁部対応部位の外側で、該部位から外側に延びかつ芯材の外縁から離間して設けたガス抜き用溝と、これに連通するように該部位に沿って設けた樹脂漏れ防止溝を有し、前記当てリブは前記自動車内装部材の相手部材への取付け対応部位に位置し、該当てリブを介して振動による異音の発生を防止するように相手部材に当接固定を可能とした樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材、
[2] 該当てリブを取付け部位に複数設けた[1]記載の樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材
[3] 樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材あるいは相手部材がインストルメントパネルである請求項1〜2のいずれか一つに記載の樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材、
] 芯材をコア型に固定し、表皮形成分の隙間を介してキャビ型を配置し、その隙間にポリウレタン樹脂材料を注入して表皮を一体に形成する樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材の製造方法であって、相手部材の組付け対応部となる表皮部位に当てリブを形成することを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一つに記載の樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材の製造方法、
に関する。
本発明によれば、樹脂製自動車内装部品の成形時に成形したポリウレタン樹脂からなる表皮に一体的に形成した当てリブにより、その弾性を利用して該内装部品を相手部材に対してがたつきなく、固定化することができるので、不織布、シール材の利用などによることなく、したがって特に余分な工程を必要とせず、低コストで異音の発生を防止することができる。
本発明は、樹脂製自動車内装部材であって、これを芯材上にポリウレタン樹脂からなる表皮を一体に成形し、かつその表皮の相手部材との取付け対応部位に当てリブを一体に形成することにより構成し、該当てリブを介して振動による異音の発生を防止するように相手部材に当接固定を可能としたことが重要である。
芯材としては、自動車用内装部材の成形に供されている各種の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂を使用することができる。また、その表面上に一体に形成される表皮の材質についても軟質材料であればよく、特に制限はないが、好ましくは軟質のポリウレタン樹脂である。常法によりポリウレタン樹脂を芯材をセットした金型内に反応射出成形により注入して容易に製造が可能である。そして、表皮に一体的に形成したリブの弾性を利用して、相手部材に対してがたつきなく確実に安定して固定することが可能となる。したがって、自動車の走行に伴う振動にも影響されずに、異音を発生することを防止できる。
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図7は、樹脂製自動車内装部材であるインストルメントパネルの説明図である。図1、3、5は、図7中に示した箇所の断面説明図であり、図1、3は本発明の実施例を示し、図5は従来例を示すものである。また、図2は図1のA−A線断面説明図であり、図4は図3のB―B線断面説明図であり、図6は図5のC−C線断面説明図である。
本発明の樹脂製自動車内装部材は、すでに述べているように、金型内にセットした芯材上にポリウレタン樹脂を反応射出成形により表皮として一体に形成して容易に製造することができる。
この成形方法を図面により説明すると、一般的には図9に示すように、芯材(C)をコア型(B)にセットし、キャビ型(A)との間にポリウレタン樹脂材料を注入し表皮(D)を一体に成形するとともに端末の製品面(押し切り面E)においてキャビ型(A)を当接させてポリウレタン樹脂材料の流動を止めて成形されている。
しかし、キャビティ内に注入されるポリウレタン樹脂材料は一般に低粘性の液体であり、実際の成形時においては、金型の分割面から、あるいは前記のE部からガス(空気)とともに漏れだし、製品にバリを形成する。このバリは通常外観を損なうので、これを除去し、仕上げる工程を要することとなる。このバリの発生を防止するために、図8に示すように、意図的に前記キャビ型当接面にガス抜き用に通路Fを設けてこの部分にガスを逃すことも知られているが、この部分の表皮は結局バリとなるから、やはり仕上げる工程が必要となる。
そこで、本発明の好ましい態様においては、ガス抜き用の溝とこれに連通する樹脂漏れ防止溝を製品の端部の非意匠部、すなわち相手部材との組付けた結果、乗員の視野に入らない部分に対応する芯材の部位に適宜数設けることにより、これらの溝にガスと樹脂材料を逃して、金型の分割面など成形品の製造後に仕上げ工程を必要とする箇所でのバリの発生を防止することができる。
以下に、こうした態様について図面に基づいて説明する。
図10に示すように、芯材(3)をコア型(2)にセットし、キャビ型は表皮(4)分の隙間を介して配置し、この隙間にポリウレタン樹脂材料を注入する。このとき製品の端部の表皮形成部の外側に対応する芯材の部位5に溝6を設けることにより、表皮形成部の縁部から漏れ出たポリウレタン樹脂材料をこの溝で止めることができる。また、図11に示すように、製品の表皮形成部の縁部に続き、非意匠部となる部分に対応する芯材の部位にガス抜き部7を設けることにより、ガスがキャビティ内に止まることによる表皮部のボイドの発生を防止することができる。図12に示すようにこれを前記溝6と連通させる。なお、前記図9、10、11は、図7のA−A線断面説明図(図1、3、5とは端部の構造が異なる)である。図12は、インストルメントパネルの斜視図であり、ガス抜き用溝などの形成部位は相手部材との組みつけにより乗員の視野には入らない部分である。図13は、芯材に設けたガス抜き用溝の斜視図である。
このような芯材に設けたガス抜き用溝などは、前記本発明の当てリブを設けた部材のみならず一般的に芯材とその上の表皮からなる樹脂製自動車内装部材にも適用することが可能である。そのため図9〜12には、前記の当てリブは特に図示していない。
こうした成形方法によれば、成形製品は成形後にバリ取りやその仕上げ工程が不要となり、コストの低減に寄与することができる。
図7の図示箇所の断面を示すもので、本発明の実施例の説明図。 図1A−A線断面説明図。 図7の図示箇所の断面を示すもので、本発明の別の実施例の説明図。 図3B−B線断面を示す説明図。 図7A−A線断面を示すもので、従来例の説明図。 図5C−C線説明図。 インストルメントパネルの説明図。 図7のA−A線断面説明図で、従来例の説明図。 図7のA−A線断面説明図で、別の従来例の説明図。 図7のA−A線断面説明図で、本発明の実施例の説明図。 図7のA−A線断面説明図で、本発明の別の実施例の説明図。 本発明の実施例の説明図で、インパネの斜視図。 本発明の芯材に設けたガス抜き用溝部の拡大説明図。

Claims (4)

  1. 芯材とその上に一体に設けた当てリブを備えたポリウレタン樹脂からなる表皮を有する、樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材であって、前記芯材はその表皮端縁部対応部位の外側で、該部位から外側に延びかつ芯材の外縁から離間して設けたガス抜き用溝と、これに連通するように該部位に沿って設けた樹脂漏れ防止溝を有し、前記当てリブは前記自動車内装部材の相手部材への取付け対応部位に位置し、該当てリブを介して振動による異音の発生を防止するように相手部材に当接固定を可能とした樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材。
  2. 該当てリブを取付け部位に複数設けた請求項1記載の樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材。
  3. 樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材あるいは相手部材がインストルメントパネルである請求項1〜2のいずれか一つに記載の樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材。
  4. 芯材をコア型に固定し、表皮形成分の隙間を介してキャビ型を配置し、その隙間にポリウレタン樹脂材料を注入して表皮を一体に形成する樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材の製造方法であって、相手部材の組付け対応部となる表皮部位に当てリブを形成することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の樹脂製芯材とその上の表皮からなる自動車内装部材の製造方法。
JP2005355663A 2005-12-09 2005-12-09 樹脂製自動車内装部材 Expired - Fee Related JP4721890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005355663A JP4721890B2 (ja) 2005-12-09 2005-12-09 樹脂製自動車内装部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005355663A JP4721890B2 (ja) 2005-12-09 2005-12-09 樹脂製自動車内装部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007160949A JP2007160949A (ja) 2007-06-28
JP4721890B2 true JP4721890B2 (ja) 2011-07-13

Family

ID=38244356

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005355663A Expired - Fee Related JP4721890B2 (ja) 2005-12-09 2005-12-09 樹脂製自動車内装部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4721890B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5640871B2 (ja) * 2010-04-27 2014-12-17 新神戸電機株式会社 樹脂成形品およびその製造法
JP2014091289A (ja) * 2012-11-06 2014-05-19 Calsonic Kansei Corp 発泡成形品およびその製造方法
JP6185858B2 (ja) * 2014-02-19 2017-08-23 河西工業株式会社 自動車用内装部品
JP6172528B2 (ja) * 2014-05-23 2017-08-02 トヨタ紡織株式会社 車両用内装材
CN111873919B (zh) * 2019-05-02 2024-07-02 理查德·弗里茨控股公司 用于机动车辆的装饰部件及其生产方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671323U (ja) * 1993-03-22 1994-10-07 アラコ株式会社 車両内装の合せ部における異音防止構造
JPH06344358A (ja) * 1993-06-04 1994-12-20 Inoac Corp 発泡成形品の基材および発泡成形品の製造方法
JPH08207573A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Takashimaya Nippatsu Kogyo Kk 自動車用ドアトリム
JPH10157489A (ja) * 1996-11-28 1998-06-16 Kansei Corp 車両用インストルメントパネル構造
JP2005231282A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Mitsuboshi Belting Ltd 芯材への表皮形成方法、及びその方法に適した成形装置。

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0671323U (ja) * 1993-03-22 1994-10-07 アラコ株式会社 車両内装の合せ部における異音防止構造
JPH06344358A (ja) * 1993-06-04 1994-12-20 Inoac Corp 発泡成形品の基材および発泡成形品の製造方法
JPH08207573A (ja) * 1995-01-31 1996-08-13 Takashimaya Nippatsu Kogyo Kk 自動車用ドアトリム
JPH10157489A (ja) * 1996-11-28 1998-06-16 Kansei Corp 車両用インストルメントパネル構造
JP2005231282A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Mitsuboshi Belting Ltd 芯材への表皮形成方法、及びその方法に適した成形装置。

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007160949A (ja) 2007-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4628125B2 (ja) 樹脂漏れ防止構造
JP4721890B2 (ja) 樹脂製自動車内装部材
JP5171032B2 (ja) インストルメントパネル
WO2006134710A1 (ja) 樹脂成形体及びその成形方法
US8337975B2 (en) Vehicle panel
US20080203754A1 (en) Automotive rim instrument panel skin with integrated windshield closeout
JP3303621B2 (ja) 内装材及びその製造方法
JP2005081574A (ja) 発泡成形型およびそれを用いた発泡成形体の製造方法
JP4482439B2 (ja) 樹脂成形品
JP2006175708A (ja) 樹脂成形品
US9815419B2 (en) Trim panel
JP2017077633A (ja) 発泡体成形構造およびそれを備えたインストルメントパネル
JP5691287B2 (ja) 発泡成形部材、その取付用クリップ、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造
JP2012200979A (ja) 発泡樹脂成形品の固定構造
JP5691288B2 (ja) 発泡成形部材、その取付用クリップ、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造
JP3294009B2 (ja) タイヤ車輪の形成方法
KR100869325B1 (ko) 자동차 내장재용 인서트몰딩 제조방법
KR20040104306A (ko) 일체형 가변 인서트 몰딩의 제조방법
KR100513595B1 (ko) 자동차용 외장 몰딩의 제조방법
JP4610724B2 (ja) インストルメントパネルと収納部品とのフラッシュサーフェス構造の製造方法
JP2006008084A (ja) 車両用内装部材
JP5096938B2 (ja) 発泡シール材付き樹脂製パネル
JP5881281B2 (ja) 発泡成形体の取付部材、発泡成形部材、発泡成形部材の製造方法並びに発泡成形部材の取付構造
US20240067068A1 (en) Vehicle interior panel and method of manufacture
JP5508882B2 (ja) 発泡性充填具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110124

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110325

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees