JPH0128352Y2 - - Google Patents

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JPH0128352Y2
JPH0128352Y2 JP16795284U JP16795284U JPH0128352Y2 JP H0128352 Y2 JPH0128352 Y2 JP H0128352Y2 JP 16795284 U JP16795284 U JP 16795284U JP 16795284 U JP16795284 U JP 16795284U JP H0128352 Y2 JPH0128352 Y2 JP H0128352Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、ばね板の横ずれ防止などに用いられ
る重ね板ばね用クリツプに関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
車両用重ね板ばねには、リバウンド時の親板の
保護とばね板相互の横ずれ防止のためにクリツプ
が設けられる。また、クリツプとばね板の間で発
生する音を防止するために、クリツプにゴムなど
の発音防止部材を取付けたものもある。
例えば第14図に示された従来例においては、
クリツプ1にゴム製の発音防止部材2を加硫接着
または接着剤を用いて固定したのち、ばね板3に
組付ける。しかしこの場合には、加硫あるいは接
着剤のいずれを用いるにしても作業能率が悪い。
一方、第15図A,Bに示された従来例におい
ては、ゴムまたは樹脂からなる発音防止部材2を
単体で成形後、クリツプ1をばね板3に取付ける
際に、発音防止部材2を挟み込んで組付けてい
た。この従来例の欠点は、ばね板への組付け時に
所定の位置に発音防止部材2を置き、脱落しない
ように静かにクリツプ1を締付けなければならな
いため、自動機械によつて組付け作業を行なうの
が難しいことである。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に基づきなされたものでその
目的とするところは、発音防止部材の脱落を簡単
に防止できるような重ね板ばね用クリツプを提供
することにある。
〔考案の概要〕
本考案の要旨とするところは、左右一対の腕部
およびこれら腕部を結ぶ水平方向の基部を備えた
クリツプ本体と、上記腕部に嵌合させて取付けら
れる発音防止部材とからなり、かつこの発音防止
部材には、上記腕部の壁面側に突出してこの腕部
に係止される脱落防止爪を設けたことにある。
上記構成のクリツプは、発音防止部材をクリツ
プ本体に嵌合させると脱落防止爪が腕部の壁面に
弾接するか、あるいは壁面に設けられた孔等に係
合し、発音防止部材の動き止めがなされる。この
ため、手数の掛る加硫接着や接着剤による固定を
行なわずとも、クリツプ組付けの際などにおいて
発音防止部材が脱落しにくくなる。
〔考案の実施例〕
以下に本考案の一実施例につき、第1図ないし
第5図を参照して説明する。発音防止部材10は
クリツプ本体11に一対取付けられる。このクリ
ツプ本体11は鋼などの金属板を折曲げたもの
で、左右一対の腕部12と、これら腕部12を結
ぶ水平方向の基部14を備え、周知のクリンチ型
をなしている。各腕部12は、上記基部14に連
なる垂直の部分12aと、先端側の折曲げ部12
bとからなる。
上記発音防止部材10は、例えばポリエチレン
その他の合成樹脂等、要するにばね板16が摺接
しても音の発生の少ない素材を用いて一体成形さ
れている。更に詳しく説明すると、発音防止部材
10は、上記腕部の垂直部分12aに嵌合させら
れる胴部18と、先端折曲げ部12bに嵌合させ
られる水平部19からなる。胴部18は、第3図
に示されるように水平方向の断面が略コ字状をな
している。一方、水平部19は、第2図に示され
るように互いに向き合う一対の係止部21を有
し、第4図中の矢印F方向から先端折曲げ部12
bに嵌め込まれる。
そして水平部19に、板ばね状の脱落防止爪2
3が一体に設けられている。この脱落防止爪23
は、先端折曲げ部12bの壁面12c側に突出す
るものであるが、発音防止部材10が先端折曲げ
部12bから抜け出しにくいように、係止部21
側に向けて斜めに突出させている。
発音防止部材10を腕部12に嵌合させたの
ち、第5図に2点鎖線で示されるように腕部12
がプレス具25によつて所定のクリンチ形状に曲
げられる。しかして発音防止部材10は、腕部1
2に嵌合させられた状態において脱落防止爪23
が腕部12に弾接するため、曲げ加工が行なわれ
ている間に不用意に脱落することがない。このた
め自動機械を用いて能率良く組付け作業を行なう
ことがきる。なお、クリツプ本体の基部14には
リベツト27を挿通させる孔28が形成されてお
り、このリベツト27によつてばね板16に固定
される。
第6図と第7図に本考案の別の実施例が示され
ている。この例においては、脱落防止爪23は、
水平部19の中間部分に形成されている。それ以
外の構成と作用効果は上記実施例と実質的に同じ
であるから説明は省略する。
また、第8図に示される別の実施例は、脱落防
止爪23を端面19aから突出させている。その
他の点は第3図のものと同様である。また第9図
に示される実施例のように、脱落防止爪23の先
端部に丸みをもたせてもよい。
以上の各実施例はいずれもクリンチ型のクリツ
プに適用しているが、本考案は第10図および第
11図に示されるようなボルト型のクリツプにも
適用できる。すなわち一対の腕部12をボルト3
0とナツト31を用いて互いに連結し、各腕部1
2にそれぞれ発音防止部材10を取付ける。この
場合の発音防止部材10は、ほぼストレート状を
なし、一端側に脱落防止爪23が形成される。こ
の実施例においては、クリツプ本体11がばね板
に組付けられてボルト30が差込まれるまでの
間、脱落防止爪23によつて腕部12からの脱落
が防止される。
第12図および第13図に示された実施例は、
ボルトを使用しないタイプである。この場合、ほ
ぼストレート状をなす発音防止部材10の長さ方
向中間部に脱落防止爪23が形成される。そして
腕部12に形成された孔33に脱落防止爪23が
入り込み、抜け止めとして機能する。
以上の各実施例において、発音防止部材10に
爪23が設けられていないと、クリツプ本体11
の板厚や板幅のばらつき、あるいは発音防止部材
10の寸法のばらつきを極力押えなければ嵌合不
能となるか、曲げ加工の際などに脱落したりする
が、本考案のように爪23を設けることによつて
嵌込み作業性が向上し、脱落しにくい発音防止部
材10となる。しかも接着の難しいポリエチレン
などでも脱落を防止できるため、発音防止部材1
0として使用できるようになる。
〔考案の効果〕
前述したように本考案によれば、加硫接着や接
着剤など手数の掛る手段を用いることなく発音防
止部材を簡単にクリツプ本体に止めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示
し、第1図は発音防止部材の正面図、第2図は側
面図、第3図は底面図、第4図は発音防止部材と
クリツプ本体の一部の正面図、第5図は曲げ加工
時の正面図である。第6図は本考案の他の実施例
を示す発音防止部材の底面図、第7図は第6図中
のa−a線に沿う断面図、第8図と第9図はそれ
ぞれ本考案の別の実施例を示す底面図、第10図
は本考案の更に別の実施例を示す断面図、第11
図は第10図中のb−b線に沿う断面図、第12
図は本考案の更に別の実施例を示す断面図、第1
3図は第12図中のc−c線に沿う断面図であ
る。第14図は従来例を示す断面図、第15図A
およびBは別の従来例を示す側面図および断面図
である。 10……発音防止部材、11……クリツプ本
体、12……腕部、14……基部、16……板ば
ね、23……脱落防止爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右一対の腕部およびこれら腕部を結ぶ水平方
    向の基部を備えたクリツプ本体と、上記腕部に嵌
    合させて取付けられる発音防止部材とからなり、
    かつこの発音防止部材には、上記腕部の壁面側に
    突出してこの腕部に係止される脱落防止爪を設け
    たことを特徴とする重ね板ばね用クリツプ。
JP16795284U 1984-11-07 1984-11-07 Expired JPH0128352Y2 (ja)

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JP16795284U JPH0128352Y2 (ja) 1984-11-07 1984-11-07

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JP16795284U JPH0128352Y2 (ja) 1984-11-07 1984-11-07

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Publication Number Publication Date
JPS6184243U JPS6184243U (ja) 1986-06-03
JPH0128352Y2 true JPH0128352Y2 (ja) 1989-08-29

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JP7101207B2 (ja) * 2020-04-09 2022-07-14 三菱製鋼株式会社 重ね板ばね用クリップ及び重ね板ばね

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JPS6184243U (ja) 1986-06-03

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