JPH11132328A - 車両用ホールカバー - Google Patents

車両用ホールカバー

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JPH11132328A
JPH11132328A JP35590597A JP35590597A JPH11132328A JP H11132328 A JPH11132328 A JP H11132328A JP 35590597 A JP35590597 A JP 35590597A JP 35590597 A JP35590597 A JP 35590597A JP H11132328 A JPH11132328 A JP H11132328A
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雄一 坂上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性体のカバーと嵌合部材で構成されたホ
ールカバーを、孔を設けてある車体のパネルを覆うよう
に該パネルに取り付けるに当たり、短時間で簡単に作業
できるようにすることを目的とする。 【構成】 開放口34を有する袋状の弾性体のカバー3
0と、内周に孔を設けてある嵌合部材40とが結合され
てホールカバー1を構成する。前記嵌合部材40は前記
カバー30より硬質の材料でできていて、一つの案内爪
42と複数の圧着爪43で構成される爪状部材41を有
し、前記カバー30との間に前記パネル10を挟み込ん
でシールしている。組み付け時は前記案内爪42を前記
パネルに滑り込ませ、その後前記圧着爪43を一度撓ま
せて前記パネルを挟むとばね作用で節度感を持って元の
形状に戻るので、前記ホールカバー1を前記パネル10
に簡単に短時間で組付けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は車両のパネルの孔
を覆う為のホールカバー、例えば車両のステアリングシ
ャフトの一部を覆いボデーパネルに取り付けるステアリ
ングコラムホールカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】 車両の車体にはボデーパネル等多くの
パネルが採用されているが、このパネルに孔が空けられ
ている場合にこの孔を覆うカバーを取り付けているもの
がある。代表的な例としてステアリングシャフトがボデ
ーパネルを貫通する場所に取り付けられているホールカ
バー(この場合はステアリングコラムホールカバーとも
呼ばれる。)がある。
【0003】ステアリング機構はステアリングホイール
の回転力をステアリングギヤに伝達し、更にこれをタイ
ロッドの左右方向運動に変換して車輪の制御を行う。こ
こで前記ステアリングホイールは車室内にあるが、ステ
アリングギヤ以降は車室内になく車両のボデーの外に位
置している。従って通常ステアリングコラム及びステア
リングシャフトは運転席の足元近くのボデーパネルに空
けられた孔を貫通している。すると走行中車両の外部か
ら泥や水等が車室内に入って来てしまう恐れがあるの
で、遮断する為に通常ゴム等の弾性体でできたカバーで
覆い外部から泥や水等が侵入しないように阻止してい
る。
【0004】このカバーを構成部品としパネルの孔を覆
う袋状のものをホールカバーと呼ぶが、このホールカバ
ーをステアリングに適用された場合にはステアリングコ
ラムホールカバーとも呼ばれる。従来構造のステアリン
グコラムホールカバーがステアリングとボデーパネルに
取り付けられたところの断面図を図21に示す。ここで
図21に示すホールカバー101の場合はゴムでできた
カバー130のみで構成されているので、前記ホールカ
バー101と前記カバー130とは実質同じものとな
る。
【0005】図示しないステアリングホイールに一方で
連結されたステアリングシャフト121は他方でギヤハ
ウジング120に結合されている。ゴムを材料として形
成されたカバー130は袋状をしていて両端に開放口1
34と第2開放口131を有している。該第2開放口1
31の近傍には第2嵌合部132が形成されていて、前
記ギヤハウジング120に結合されている。
【0006】前記第2開放口131の反対側に開放され
た開放口134の近傍には、嵌合部135が形成されて
いる。該嵌合部135には凹部となる嵌合部溝135A
が形成されている。パネル110には略円形あるいは略
多角形あるいは曲線と多角形とで形成された形の孔であ
るコラムホール112が形成されているので、その形状
を形成するパネル淵部111が凸部となって、嵌合部溝
135Aと嵌合している。
【0007】前記嵌合部135では前記嵌合部溝135
Aを形成する面の一つが長く延びていて嵌合部支持部1
36を形成している。また前記カバー130の端部には
嵌合部押え部135Cが形成されている。そして前記嵌
合部支持部136と前記嵌合部押え部135Cの間に前
記嵌合部溝135Aが形成されているわけである。この
嵌合部溝135Aの幅すなわち前記嵌合部押え部135
Cと前記嵌合部支持部136との間の間隙は前記パネル
淵部111の厚さより小さく設定されている。この為嵌
合部支持部136の面はパネル淵部111に密着させら
れており、前記カバー130及び前記パネル110とで
仕切る内外の空間を隔壁して遮断し、泥や水等の侵入を
防止するシールの役割りを果している。
【0008】またホールカバー101をパネル110に
組み込む際に、前記嵌合部押え部135Cを摘んで嵌合
部溝135Aを拡げることができ、パネル淵部111に
ホールカバー101を嵌め込み易くしている。
【0009】前記嵌合部135と前記第2嵌合部132
との間の部分においては、一つあるいは複数の山谷を有
する蛇腹部133が形成されていて、前記コラムホール
112を形成する前記パネル淵部111に前記ホールカ
バー101を組付ける時及び組付けた後の形状の自由度
を確保している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 このような従来の構
成になるホールカバー101においては、前記カバー1
30をパネル110に組付ける作業に比較的長い時間が
掛かると言う問題があった。
【0011】この組付け作業の手順を述べる。前記ステ
アリングシャフト121はギヤハウジング120と切り
離された状態で、前記ギヤハウジング120にカバー1
30が第2嵌合部132にて嵌合された状態のホールカ
バー101をパネル110に近づけて行き、コラムホー
ル112に開放口134が合うようにする。室内側即ち
図21にてパネル110の右上方から手を差し込み嵌合
部押え部135Cを摘んでまず最初に嵌合部溝135A
の一か所を拡げ、パネル淵部111に嵌め込んで行く。
次に隣接するところの嵌合部溝135Aを拡げて次々と
パネル淵部111に嵌め合わせて行き、全周に拡げて行
って嵌め合わせを完了する。この時前記カバー130は
ゴムでできており、剛性が低いことから、作業の途中で
嵌合部135の形が変形し易く、当初嵌め込んだところ
が外れてくることもある。また嵌合部溝135Aをパネ
ル淵部111に滑らせながら嵌め込んで行く必要がある
が、ゴムと金属板との摩擦係数が大であり滑りにくく作
業に手間取る。このようなことから組付け作業時間が長
くなると言う問題があった。
【0012】このような問題の対策の為にはカバー13
0の剛性を高くしてやれば良いわけであるが、前述の蛇
腹部133を設けて形状の自由度を増すようにしている
ことからも分かる通り、カバー130全体ではある程度
の低い剛性でないと形状の柔軟性がなく、コラムホール
112と嵌合部135とが少しでもずれていると組付け
づらくなってしまう。また嵌合部溝135Aの挟み幅は
パネル淵部111の板厚より小さくなっていて締め代を
持たせるような寸法になっていることから、剛性が高く
なると嵌め込みづらくなる。更に各種のギヤハウジング
や各種のパネル形状に対して同一のホールカバー101
を共通使用しようとする時、形状の柔軟性がなく対応し
にくくなる。すなわちホールカバー101はゴムで一体
的に形成されたカバー130のみで構成されているの
で、組付けに適するようにホールカバー101の剛性を
ある部分では大きく、ある部分では小さくと大きな差を
設けることはほぼ不可能と言える。
【0013】そこでこのような問題点に鑑み、カバーと
しては剛性を低く取り、一方パネルへ嵌合する開放口近
くの嵌合部では剛性を高く取ると共に、パネルとの間の
摩擦係数を小さくすることにより、ホールカバーのパネ
ルへの組付けを容易にし、短時間で簡単に作業ができる
ようにすることを本発明の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】 請求項1に記載の発明
は、開放口を有する袋状の弾性体のカバーと、内周に孔
を設けてある嵌合部材本体と弾性変形可能な爪状部材と
で構成されており前記カバーより硬質の材料でできてい
る嵌合部材とを前記カバーの前記開放口近傍で結合し、
前記嵌合部材と前記カバーの間にて車体のパネルを押し
付けることができると共に前記嵌合部材は前記嵌合部材
本体に複数の前記爪状部材を結合して構成されるか、あ
るいは複数の前記爪状部材の中の一部が前記嵌合部材本
体に一体で形成されており、残りの前記爪状部材は前記
嵌合部材本体に結合されて構成されていることを特徴と
する車両用ホールカバーである。
【0015】請求項2に記載の発明は、開放口を有する
袋状の弾性体のカバーと、該カバーの前記開放口近傍に
前記カバーより硬質の材料でできていて内周に孔を設け
てある嵌合部材とを結合し、該嵌合部材は前記カバーの
前記開放口との間で車体のパネルを挟み込むことがで
き、且つ前記嵌合部材の軸方向に沿って外径が変化しス
カート状を呈した嵌合部材スカート部に弾性変形が可能
となるように複数のスリットを設けてあることを特徴と
する車両用ホールカバーである。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の前記嵌合部材の前記爪状部材が、前記パネルを挟み込
む為の一つの案内爪と、前記パネルに押し付けて密着さ
せる為の一つあるいは複数の圧着爪からなることを特徴
とする車両用ホールカバーである。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の前記嵌合部材の前記爪状部材が、前記パネルに押し付
けて密着させる為の複数の圧着爪からなることを特徴と
する車両用ホールカバーである。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項3あるい
は4に記載の圧着爪の圧着爪壁部は、前記嵌合部材本体
の嵌合部材壁部あるいは位置決め部の内周にあって、前
記圧着爪壁部が前記圧着爪のばね作用によって前記カバ
ーの内周側に撓む時に、前記嵌合部材の嵌合部材水平部
の面の垂直方向にて圧着爪先端部が該嵌合部材水平部か
ら離れる方向に変位することを特徴とする車両用ホール
カバーである。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項3あるい
は4に記載の圧着爪が、圧着爪壁部あるいは該圧着爪壁
部と圧着爪根元部に圧着爪根元肉盗み部を備えているこ
とを特徴とする車両用ホールカバーである。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項3あるい
は4に記載の圧着爪が、圧着爪滑り部と圧着爪先端部に
圧着爪先端肉盗み部を備えており、前記圧着爪先端肉盗
み部の幅は、嵌合部材水平部にほぼ垂直に突き出た位置
決め部の幅より大であって、前記圧着爪が撓む時に前記
位置決め部に干渉しないことを特徴とする車両用ホール
カバー。とを特徴とする車両用ホールカバーである。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項3あるい
は4に記載の圧着爪が、前記嵌合部材本体に隙間を有し
てリベットで係合されており、前記嵌合部材本体に設け
られ前記圧着爪の回転を制限する回転止め部に規制され
て所定の範囲だけ回転可能であることを特徴とする車両
用ホールカバーである。
【0022】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の圧着爪を取り付けた嵌合部材本体には、前記回転止め
部と、嵌合部材水平部にほぼ垂直に突き出た位置決め部
とが、分離されているかあるいは別部材で形成されてい
ることを特徴とする車両用ホールカバーである。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の圧着爪を有する嵌合部材本体の嵌合部材壁部の一部
あるいは前記位置決め部と、前記回転止め部とが一体か
あるいは同一部材で位置決め兼回転止め部を形成してい
ることを特徴とする車両用ホールカバーである。
【0024】請求項11に記載の発明は、請求項3ある
いは4に記載の前記圧着爪の材料がばね鋼であることを
特徴とする車両用ホールカバーである。
【0025】請求項12に記載の発明は、請求項1ある
いは2に記載の前記カバーの前記開放口の近傍の面と前
記嵌合部材との間で、前記パネルを挟み込みシールする
為のシール機構を前記カバーに有することを特徴とする
車両用ホールカバーである。
【0026】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載のシール機構は前記カバーの前記開放口の近傍の面
にシールリップを全周に渡って設けていることを特徴と
する車両用ホールカバーである。
【0027】請求項14に記載の発明は、請求項3に記
載の前記爪状部材を構成する前記案内爪及び前記圧着爪
に対応する部分の前記カバーの前記開放口の近傍の面に
シール用としてシールリップが設けられており、前記案
内爪に対応する部分の前記シールリップの剛性は、前記
圧着爪に対応する部分の前記シールリップの剛性より大
であることを特徴とする車両用ホールカバーである。
【0028】請求項15に記載の発明は、請求項1ある
いは2に記載の前記嵌合部材の内周の孔の一部に案内部
材を有していることを特徴とする車両用ホールカバーで
ある。
【0029】請求項16に記載の発明は、請求項3に記
載の前記嵌合部材が嵌め込まれる前記パネルに空けられ
ているコラムホールに対して、前記パネルには前記パネ
ルと同じ面内にて凹部あるいは凸部が形成されていて、
前記凹部あるいは凸部の近傍に前記嵌合部材の前記案内
爪が位置されることを特徴とする車両用ホールカバーで
ある。
【0030】
【発明の作用と効果】 上記のように構成された請求項
1あるいは請求項2に記載の発明のホールカバーを車体
のパネルに組付けるに当たっては、嵌合部材のところで
前記パネルに嵌め合わせるので、少なくも金属の前記パ
ネルと、金属あるいは樹脂あるいは金属と樹脂のような
硬質な材料でできている前記嵌合部材とを滑らせるの
で、摩擦係数が小さくなり嵌め込み易くなる。
【0031】また前記ホールカバーは弾性体のカバーの
開放口近くで前記嵌合部材が結合しており、この前記嵌
合部材は硬質な材料でできていて剛性が高いので、組付
け途中で変形することがなく組付け易い。
【0032】また請求項2に記載の発明によれば、前記
嵌合部材は嵌合部材スカート部を有しており、弾性変形
が可能であるので、前記ホールカバーを軸方向に引っ張
り上げて、スリットを切ってあることから外径を縮めて
車体のパネルに嵌め込んだ後、外径を拡げるだけで嵌め
込むことができるので短時間で作業を完了できる。また
前記ホールカバーを前記パネルに嵌め込む作業が完了し
た時に、節度感の手応えがあるので、子細にチェックし
なくても完了したことを知ることができる。
【0033】また案内爪と圧着爪に機能を分けたタイプ
の嵌合部材を有するホールカバーである請求項3に記載
の発明においては、組付けに当たってまず前記案内爪を
前記パネルに嵌め込む。するとこの案内爪の部分はしっ
かり固定されるので、その後嵌合部材本体に結合されて
いる前記圧着爪を順にあるいは一気に嵌め込んで行けば
良いので簡単に前記パネルに組付けられ、短時間で作業
を完了できる。また圧着爪が前記パネルに嵌め込まれた
時は、節度感の手応えがあるので、子細にチェックしな
くても完了したことが分かる。
【0034】また案内爪を有さず複数の圧着爪を有する
タイプの嵌合部材を有するホールカバーである請求項4
に記載の発明においては、前記パネルの孔と前記嵌合部
材の孔とを合わせて前記嵌合部材の軸方向に引き上げて
嵌め込めば良く、この時も前記嵌合部材と前記パネルと
の摩擦係数が小さいことにより滑り易く、また前記嵌合
部材の剛性が高いので前記ホールカバーが組付け中に変
形することがなく、短時間で作業を完了できる。また前
記圧着爪が前記パネルに嵌め込まれた時は、節度感の手
応えがあるので、子細にチャックしなくても完了したこ
とが分かる。
【0035】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
あるいは4に記載の圧着爪の圧着爪壁部が、前記嵌合部
材本体の嵌合部材壁部あるいは位置決め部の内周にある
ので、前記圧着爪壁部が前記圧着爪のばね作用によって
前記カバーの内周側に撓む時に、前記嵌合部材壁部や位
置決め部が妨げることがないので、前記圧着爪の前記圧
着爪壁部の撓みに当たって支点と荷重の掛かる点との長
さが大きく取れる。従って前記圧着爪の弾性変形の為の
モーメントを大きくできるので軽い荷重で撓ませること
が可能となる。また前記圧着爪がばね作用によって前記
カバーの内周側に撓む時に圧着爪先端部が前記嵌合部材
の嵌合部材水平部の面から離れる方向に変位するので、
前記ホールカバーを前記パネルに組付ける際に、前記ホ
ールカバーにシールリップが設けられていても該シール
リップを変形させる量が少なくて済み、前記ホールカバ
ーを前記パネルに引き上げる荷重を低減できる。
【0036】請求項6に記載の発明によれば、前記圧着
爪が圧着爪壁部あるいは該圧着爪壁部と圧着爪根元部に
圧着爪根元肉盗み部を備えているので、前記圧着爪のば
ね作用時において前記ホールカバーの内周側に倒れ込む
時の剛性が低減される。従って前記ホールカバーを前記
パネルに組付ける際に前記圧着爪が軽く撓み、組付けし
易い効果がある。
【0037】請求項7に記載の発明によれば、前記圧着
爪が圧着爪滑り部と圧着爪先端部に圧着爪先端肉盗み部
を備えており、前記圧着爪先端肉盗み部の幅が、嵌合部
材水平部にほぼ垂直に突き出た位置決め部の幅より大で
あって、前記圧着爪が撓む時に前記位置決め部に干渉し
ないので、前記圧着爪の撓みが大きい時でも前記位置決
め部で撓みを規制されてしまうことがなく、スムーズな
組付けができる。
【0038】請求項8に記載の発明によれば、前記圧着
爪が前記嵌合部材本体に隙間を有してリベットで係合さ
れており、前記嵌合部材本体に設けられ前記圧着爪の回
転を制限する回転止め部に規制されて所定の範囲だけ回
転可能であるから、前記ホールカバーを前記パネルに組
付ける際に該パネルのコラムホールにぴったりと合って
いなくても、前記圧着爪が隙間分の揺動の自由度がある
のでずれを補正してスムーズに組付けすることができ
る。
【0039】請求項9に記載の発明によれば、前記圧着
爪を取り付けた嵌合部材本体に、前記回転止め部と、嵌
合部材水平部にほぼ垂直に突き出た位置決め部とが、分
離されているかあるいは別部材で形成されているので、
前記ホールカバーの前記パネルに対する位置の調整が独
立に設定可能である効果がある。
【0040】請求項10に記載の発明によれば、前記圧
着爪を有する嵌合部材本体の嵌合部材壁部の一部あるい
は前記位置決め部と、前記回転止め部とが一体かあるい
は同一部材として位置決め兼回転止め部を形成している
ので、前記位置決め兼回転止め部の剛性を高くできると
言う効果がある。
【0041】請求項11に記載の発明によれば、前記圧
着爪の材料がばね鋼でできているので、ホールカバーの
前記パネルへの嵌め込み時大きな弾性変形で適度な力で
撓むことが可能であり、また数多くの再使用をすること
も可能である。
【0042】請求項12に記載の発明によれば、前記カ
バーの開放口の近傍の面と前記嵌合部材との間で、前記
パネルを挟み込みシールする為のシール機構を前記カバ
ーに有しているので、水や泥等がホールカバーの内側の
空間へ侵入することを阻止できる。
【0043】また請求項13に記載の発明によれば、前
記シール機構に前記カバーの前記開放口の近傍にシール
リップを全周に渡って設けており、これを前記嵌合部材
で挟んで押付けているのでより確実なシールが可能とな
る。
【0044】請求項3に記載の発明の案内爪と圧着爪と
を有する嵌合部材とカバーで構成されるホールカバーに
ついて述べているが、請求項14に記載の発明によれ
ば、前記カバーの開放口の近傍に設けられた前記シール
リップにおいて、前記案内爪に対応する部分の前記シー
ルリップの剛性は、前記圧着爪に対応する部分の前記シ
ールリップの剛性より大であるので、前記パネルに前記
ホールカバーを嵌め込む最初において前記案内爪を素早
く強く押し込んで滑り込ませても、前記案内爪に対応す
る前記シールリップの先端が本来撓むべき方向と逆の方
向に変形したままになることがない。
【0045】請求項15に記載の発明によれば、ホール
カバーを前記パネルに組付ける時、前記ホールカバーに
おいて前記嵌合部材の内周の孔の一部に案内部材を有し
ているので、この案内部材を手に持って適当な位置に持
って来ることができるので作業がやり易く素早くでき
る。
【0046】請求項16に記載の発明によれば、ホール
カバーを前記パネルに組付ける時に、前記パネルに空け
られているコラムホールに対して、前記パネルには前記
パネルと同じ面内にて凹部あるいは凸部が形成されてい
るので、この凹部あるいは凸部を目印として前記嵌合部
材の前記案内爪を近づけて行くことができる。従って、
ギヤハウジングに取り付けられた前記ホールカバーが搭
載時に位置のばらつきがあったとしても前記パネルの前
記コラムホールに合わせられスムーズに作業ができる。
【0047】このようにホールカバーを車体のパネルに
組付ける作業が、従来に比べ格段に簡単となり、より短
い時間で完了することができるようになる効果があり、
本発明の目的を達成できる。
【0048】
【発明の実施の形態】 発明の実施の形態について説明
する為に本発明のホールカバーがステアリング機構に適
用された例で示す。ギヤハウジングに嵌合された本発明
の第1の実施の形態のホールカバーが車体のパネルに取
り付けられているところを示す断面図が図1である。図
1に示すホールカバー1は弾性体でできたカバー30と
嵌合部材40で構成されている。
【0049】図示しないステアリングホイールに一方で
連結されたステアリングシャフト21は他方でギヤハウ
ジング20に結合されている。弾性体のカバー30は袋
状をしていて両端に開放口34と第2開放口31を有し
ている。該第2開放口31には第2嵌合部32が形成さ
れていて、凹部を形成した第2嵌合部溝32Aと前記ギ
ヤハウジング20の上方に形成された凸部をなすつば状
をしたギヤハウジングつば部22とが嵌まり合うことに
より前記カバー30と前記ギヤハウジング20とが嵌合
させられている。また前記第2開放口31の端部の方は
ギヤハウジング20の外周の全周あるいはその一部を覆
う第2開放口延設部31Aが形成されている。
【0050】前記第2開放口31の反対側に開放された
開放口34の近傍には嵌合部35が形成されている。該
嵌合部35には凹部となる嵌合部溝35Aが形成されて
いる。該パネル10には略円形あるいは略多角形あるい
は曲線と多角形とで形成された形の孔であるコラムホー
ル12を形成している。
【0051】前記カバー30の開放口34側の端部は面
を形成していてシール機構36となっている。この図1
に示すシール機構はシールリップ36Aを有しており、
前記嵌合部材40を構成する嵌合部材本体45(図2に
示す)に結合された爪状部材41との間にパネル10を
挟んでいる。該爪状部材41によって前記シールリップ
36Aは弾性的に撓ませられて押付けられており、全周
に渡って締め付け力が働くからシール性が良い。この為
パネル10とで仕切る車室の内外の空間は隔壁され室内
への泥や水等の侵入が防止される。
【0052】また前記嵌合部35に近接して、前記カバ
ー30の内周側には開放口突出部34Aを形成している
ので、車室内のゴミ等の異物が下に落ちた時に、前記第
2嵌合部32の近くでカバー30と回転するステアリン
グシャフト21との間に落ちてしまって異物が噛み込む
ことのないように、空間的余裕のある前記嵌合部35の
近くにおいて車室内から落ちた異物を捕えて置くもので
ある。図1では前記開放口突出部34Aは平らな面のま
まであるが、前記ステアリングシャフト21や前記ギヤ
ハウジング20から突き出ているエクステンションシャ
フト22のまわりに薄い板の円筒状のガイドを設けるこ
とによって異物が下に落ちないようにしても良い。
【0053】前述の嵌合部材40の詳細を示す平面図が
図2である。嵌合部材40は金属あるいは樹脂あるいは
金属と樹脂と言うように、弾性体の前記カバー30より
硬質の材料でできていて剛性がより高くなっている。ま
た前記嵌合部材40は、図2の実施例においては円形の
リング状をしている。しかしこれは円形に限定されるも
のではなく、パネル10の孔のところで述べたように前
記パネル10の孔であるコラムホール12の形状が略円
形であったり略多角形であったり曲線と多角形とで形成
されるいろいろの形状であっても、それに合わせた孔を
有した形状とすれば良い。このように嵌合部材40はパ
ネル10の孔の形状に合わせた形状で内周部に孔44を
設けた嵌合部材本体45と爪状部材41とで構成されて
いる。嵌合部材本体45は内周に添ってほぼ均一の幅を
持ったリングに近い形状に形成する嵌合部材水平部45
Aを有し、内周側でこの嵌合部材水平部45Aにほぼ垂
直の円筒状に嵌合部材壁部45Bが一体的に形成されて
いる。この嵌合部材壁部45Bを設けることによって嵌
合部材40の剛性を高めている。前記嵌合部材壁部45
Bは前記嵌合部材本体45と別体で結合するものであっ
ても良い。また前記嵌合部材本体45は平板以外に棒状
のものであっても波状の板であっても良い。
【0054】嵌合部材本体45の内周に空けられた孔4
4の一部においては前記嵌合部材壁部45Bの上部先端
が折れ曲がって内周側に向かって棚状に延びた部分であ
る案内部材46が形成されている。これはカバー30と
嵌合部材40とが合体されてホールカバー1が構成され
パネル10に組付ける時に、手でこの案内部材46を持
てるようにして作業がし易くする為に設けたものであ
る。従ってこの案内部材46は必ずしも平板に限られる
ものではなく、曲面でもまた棒状のものでも良く、更に
複数箇所に設けても良い。前記案内部材46は組付け時
に手で持って作業がし易い為だけでなく、前記パネル1
0の前記コラムホール12との円周方向の位置を決める
時の印としても役立つものである。
【0055】図2の実施例の嵌合部材40では円周を3
等分して120度の角度で3つの爪状部材41が配置結
合されている。この爪状部材41の一つは案内爪42で
あり、残りの2つは圧着爪43となっている。別の実施
例として前記爪状部材41を全て圧着爪43とすること
も可能である。ここで前記案内爪と前記圧着爪の数の合
計あるいは前記圧着爪だけの場合の数の合計は、3つに
限定されるものではなく、また必ずしも円周上に均等の
角度に位置させる必要もない。前述の如く前記嵌合部材
40は円形でない場合もあるわけで、その形状に合わせ
て適宜その数と位置を決定してやれば良い。
【0056】またこの実施例では、前記爪状部材41の
一つである前記案内爪42は前記嵌合部材本体45と一
体で形成されているが、前記嵌合部材本体45にかしめ
やスポット溶接やリベットによって結合しても良い。
【0057】またこの実施例では圧着爪43は嵌合部材
本体45とは別体で構成しているが、嵌合部材本体45
とともに一体で形成することも可能であり、この場合は
爪状部材41を別体とした時に比べて製造コストを低く
できる。
【0058】図2に示す嵌合部材40の平面図において
A−A断面で切った断面図で前記案内爪42の詳細を示
すものが図3である。この実施例では案内爪42は嵌合
部材本体45と一体でできており、嵌合部材壁部45B
の上部はS字カーブを描いて案内爪先端部42Aが形成
されている。嵌合部材壁部45Bに直角に嵌合部材水平
部45Aが延びていてその先端は折り曲げられていて案
内爪根元部42Bを形成している。この案内爪根元部4
2Bは嵌合部材水平部45Aに対しほぼ直角に折れ曲が
っているので、図1に示す嵌合部穴34Bに入るように
なっている。
【0059】図2の嵌合部材40の平面図においてB−
B断面で切った断面図で前記圧着爪43の詳細を示すも
のが図4である。また前記圧着爪43の作用時の説明図
として示した詳細断面図が図5である。嵌合部材本体4
5の嵌合部材水平部45Aにリベット47で圧着爪43
が結合されている。この圧着爪43はばね鋼でできてお
り弾性変形し易いので組付け時無理な力を入れる必要が
なく、スムーズにホールカバー1をパネル10に組付け
られる。また数回の再使用にもへたることがない。前記
圧着爪43は上部が折り曲げられて断面の一部が3角形
の形をしたヘアピン形状をしていて、圧着爪壁部43C
に傾斜した傾斜面である圧着爪滑り部43Bを有し、更
に先端部は少し折り曲げられていて圧着爪先端部43A
を形成している。また前記圧着爪壁部43Cの下側はほ
ぼ直角に折れ曲がっていて嵌合部材水平部45Aに沿っ
た面である圧着爪根元部43Dを形成している。
【0060】前記ホールカバー1を前記パネル10に組
付ける時の前記圧着爪43の作用を述べる。図5の点線
で示すように前記パネル淵部11に前記圧着爪滑り部4
3Bの下方先端即ち前記圧着爪先端部43Aが接し始
め、その後図5の左方に押し込むことになる。ここで前
記圧着爪43は前記圧着爪壁部43Cの背面となる左方
には支えがないので、前記圧着爪壁部43Cの下方の前
記圧着爪根元部43Dにつながる湾曲部を支点として倒
れ込んで行く。同時に前記圧着爪滑り部43Bも前記圧
着爪壁部43Cに向かって前述のヘアピン形状の角度を
狭めるように屈曲する。前記圧着爪先端部43Aが前記
パネル端部11を乗り越えられる迄前記圧着爪43が倒
れ込めば図6に示すように前記圧着爪43が前記パネル
10にしっかりと嵌め込まれた状態となる。
【0061】ここで比較の為に図7に示すような圧着爪
243が嵌合部材245の外周に位置している例につい
て触れておく。前述の図5の例では前記圧着爪43は前
記嵌合部材45の内周側に位置したが、図7の例では逆
であり、圧着爪壁部243Cの倒れ込みの背面にあって
倒れ込みを支えるように位置している。即ち図5の例の
前記圧着爪43の倒れ込みの支点が前記圧着爪根元部4
3Dへ湾曲するところであって下方なのに対して図7の
場合は前記嵌合部材245の上方先端部のところとなる
ので、前記圧着爪壁部243Cを倒れ込ませようとする
モーメントが小さい為、図7に示すように前記圧着爪壁
部243Cは殆ど撓まず、前記圧着爪滑り部243Bが
撓む。
【0062】そこで図5の前記圧着爪先端部43Aの上
下方向の位置と図7の前記圧着爪先端部243Aの上下
方向の位置とを比較して見ると、前者は初期の位置より
上方にH移動しているのに対して、後者では下方にhだ
け移動している。これは後者の場合前記パネル淵部11
が前記カバー30の上面に設けられたシールリップ36
Aを組付け作業の途中で余分にhだけ下方に押し込まね
ばならないことを意味している。その為その分の反力が
必要となるのでより大きな力を要することになる。その
点で最初に図4、5、6で示した前記圧着爪43の前記
嵌合部材45への取付け構成の場合は、前記ホールカバ
ー1をより軽く組付けることが可能となり有利と言え
る。
【0063】前述のカバー30に嵌合部材40を結合さ
せるには、嵌合部材40の嵌合部材水平部45Aを前記
カバー30の嵌合部35に設けられた嵌合部溝35Aに
挿入してやれば良い。この方法以外に接着剤を用いて結
合したり、前記カバー30がゴムの場合にゴムの成形時
に加硫接着してしまう方法や、インジェクション成形や
インサート成形によって造る方法などがある。このよう
にしてカバー30と嵌合部材40とを結合したホールカ
バー1の斜視図を示したものが、図8である。
【0064】次に第1の実施の形態のホールカバーの嵌
合部材と圧着爪との別の実施例を示した断面図が図10
であり、図10に示す圧着爪543の平面図を図11
(A)に、断面図を図11(B)に、側面図を図11
(C)に示す。また斜視図として示したものが図12で
ある。前記圧着爪543の圧着爪滑り部543Bの中程
から圧着爪先端部543Aにかけては図12に示すよう
に切り落とすことによって、圧着爪先端肉盗み部580
が形成されている。即ち圧着爪先端部543Aは幅方向
で先端が分離した熊手のような形状となっている。また
圧着爪壁部543Cにおいても中程から圧着爪根元部5
43Dに掛けて図12に示すように圧着爪根元肉盗み部
570が形成されている。このような圧着爪根元肉盗み
部570が設けられていることによって、前記圧着爪5
43の前記圧着爪滑り部543Bにほぼ水平方向からの
荷重が掛けられると、前記圧着爪壁部543Cが下方の
湾曲部を支点として前記嵌合部材本体545の内周側に
倒れ込むが、この時の倒れ込みの剛性が低くなっている
ので、倒れ込み易い。また前記圧着爪先端肉盗み部58
0が設けられていて、幅が後述の位置決め部560の幅
より大きいので、前記位置決め部560に妨げられない
で、前記圧着爪543が撓んで変位することができる。
【0065】嵌合部材本体545は外周にほぼ水平な面
となる嵌合部材水平部545Aと、内周側にほぼ垂直な
薄い円筒上をなす嵌合部材壁部545Bを有している。
前記圧着爪543の取り付けられるところでは図12に
示すように一部が切り落とされていて、前記圧着爪54
3の前記圧着爪先端部543Aが倒れ込んだ時に、前記
嵌合部材壁部545Bに接触せずに内周側に入り込むこ
とができるようになっている。
【0066】前記位置決め部560は前記嵌合部材水平
部545Aにほぼ垂直に突き出た形状をしており、根元
のところで前記嵌合部材水平部545Aに一体的に連結
されている。前記圧着爪543は前記圧着爪根元部54
3Dにて、前記嵌合部材水平部545Aにリベット54
7で固定されている。但しこのリベット547の固定の
仕方は完全な固定ではなく前記圧着爪543が前記リベ
ット547を支点として回転可能な程度に隙間が設けら
れている。図12に示すように前記嵌合部材壁部545
Bの切り落としを形成する淵になるところは回転止め部
550となっている。前述のようにこの回転止め部55
0の上方は前記圧着爪先端部543Aが倒れ込み時通過
できるように段付きに切り込みが入っている。前記圧着
爪543が前記リベット547を支点として回転可能で
あっても、前記回転止め部550がある為に、その回転
による揺動は所定の範囲に制限される。
【0067】図10に示す前記位置決め部560と前記
回転止め部550とは、嵌合部材本体545において分
離されて形成されているが、別部材を溶接等で結合した
ものであっても良い。前記圧着爪543の若干の揺動を
可能とする為に図10の断面図に示すように前記回転止
め部550と前記圧着爪壁部543Cとの間には隙間C
が設けられている。このCの大きさを適宜設定すること
によって、前記圧着爪543が前記嵌合部材本体545
に対して動き得る量を調節することができる。
【0068】この隙間Cの機能について説明する。前記
圧着爪543を取付けた前記嵌合部材本体545が前記
パネル10の前記パネル淵部11に嵌め込まれる時の状
態を図13に上方から見た平面図で示す。前記嵌合部材
本体545が前記パネル10のコラムホール12に近づ
き、前記パネル淵部11に前記圧着爪543の前記圧着
爪滑り部543Bが接触するようになる。しかし前記パ
ネル淵部11と前記圧着爪543とは組付けの精度上、
図13の左右方向でぴったりと平行になるわけには行か
ないので、通常前記圧着爪滑り部543Bが前記パネル
淵部11に偏った当たり方をしながら図13の紙面に垂
直に上方に移動させられて行く。このような状態では前
記圧着爪543のばね作用が図13の左右方向で均一に
ならないので、こじたりして組付けづらくなる恐れがあ
る。これに対してこの前記圧着爪543は隙間dだけ右
回転及び左回転するガタを有しているので、所定の範囲
において前記圧着爪543は前記パネル淵部11に沿っ
て平行となり均一な滑らかな倒れ込みが可能となる。
【0069】図10から13迄に示した実施例の嵌合部
材540が車体のパネル10に嵌め込まれたところを示
す平面図が図14である。嵌合部材540はコラムホー
ル12に対応して、内周に孔544を有するがこれは図
2のような円形状ではなくコーナー部が円形状の四角形
となっている。この略四角形を構成する辺の3辺の中央
付近に圧着爪543が取り付けられていて、残りの一辺
の中央付近に案内爪542が位置している。この時前記
パネル10のパネル淵部11の一部にはこのパネル淵部
11と同じ面のまま凸部13が2つ形成されていて、前
記コラムホール12に対して突き出している。この2つ
の凸部13の間隔は案内爪542の幅より大であるか
ら、図14に示すようにちょうど案内爪542を挟む形
で取り付くこととなる。この凸部13が設けてあること
で、嵌合部材540をパネル10に組み込む時に目印と
することができ、作業性が向上する。目印となれば良い
ことから、この凸部は必ずしも凸ではなくて凹んでいる
凹部であっても良いし、複数でなく1つであっても良
い。
【0070】第1の実施の形態の更に別の実施例として
の嵌合部材と圧着爪とを図15に示す。これは前述の図
10、12で示した前記位置決め部560と前記回転止
め部550とを一つの部材で兼ねてしまうものである。
図15ではこれを位置決め兼回転止め部660として形
成したものである。この位置決め兼回転止め部660は
嵌合部材640とパネル10との位置関係を決める為の
ものであり、図10の例で示すように前記回転止め部5
50よりやや外周側に位置させる必要がある。しかし前
記位置決め兼回転止め部660は同時に圧着爪643の
リベット647を支点とする回転を規制する為のもので
もあるので、前記圧着爪643に近接している必要もあ
る。圧着爪先端部643Aを外周にてほぼ同じ程度の外
径に保つ必要があるから、圧着爪滑り部643Bと圧着
爪壁部643Cとのヘアピンの折れ曲がり角度は図15
の点線で示すように鋭い鋭角になってしまう。従って図
15の実線の如く圧着爪643Cを2段折れにして、折
れ曲がり角度を緩和してやる工夫が必要である。
【0071】このような位置決め部と回転止め部の兼用
によって前記位置決め兼回転止め部660の剛性を高く
取ることが可能となる。
【0072】図1及び図5に示した第1の実施の形態の
嵌合部材において、別の実施例の嵌合部材340を組み
込んで示したホールカバー330の斜視図が図17であ
る。この嵌合部材340においては、爪状部材341が
嵌合部材本体345と一体で形成されている。この爪状
部材341の詳細を示す断面図が図18であり、図17
のC−C’断面で切った面を示している。前記爪状部材
341は複数の圧着爪343で構成されているが、圧着
爪根元部343Dは嵌合部材水平部345Aの一部とな
っており、これにほぼ直角に圧着爪壁部343Cが延び
ている。この圧着爪壁部343Cの上方では折り曲がっ
ていて、圧着爪滑り部343Bが傾斜した面を形成して
いる。先端部では圧着爪先端343Aがあり、パネル淵
部11をカバー330の嵌合部押え部335Cの面とで
挟んでいる。ここでこの圧着爪343を有する嵌合部材
340は前記カバー330に加硫接着されている。
【0073】次に前記ギヤハウジング20に第2嵌合部
32にて組付けられたホールカバー1をパネル10に嵌
め込む作業について図9を主として用いて説明する。ス
テアリングシャフト21は未だギヤハウジング20に結
合されていないので、ホールカバー1を上部に取り付け
たギヤハウジング20を下から徐々に上げて行き所定の
位置で止める。コラムホール12の位置とカバー30の
開放口34とはほぼ合っているので、パネル10の上方
より手を入れて前記案内部材46を持ちホールカバー1
を持ち上げる。ここでまず前記案内爪42をパネル10
のパネル淵部11に嵌め込む。これは図3で示した案内
爪先端部42Aと図1の嵌合部押え部35Cとの間にパ
ネル淵部11を挟み込む。前述のように案内爪42は先
端に向かってS字状を形成している。従ってパネル10
のパネル淵部11にホールカバー1を嵌め込む時に案内
爪滑り部42Cで接触するが、その接触面積は小さいの
で挿入力が小さくて済む。
【0074】案内爪42をパネル淵部11に滑り込ませ
る時は、案内爪先端部42Aの近くの屈曲した場所であ
る案内爪滑り部42Cの面とパネル淵部11とは滑るこ
とになるが、この時は同時にシールリップ36Aでもパ
ネル淵部11と滑ることになる。しかし案内爪に対応す
る部分のシールリップの剛性は、圧着爪を含む他の場所
に位置するシールリップの剛性よりも大であるから、前
述の案内爪42を滑り込ませる時にシールリップ36A
が反転したりする不具合が起こらずスムーズに作業がで
きる。
【0075】次に案内部材46を上に引き上げて行く。
嵌合部材壁部45B及び圧着爪43の最上部はコラムホ
ール12を通り抜けられる寸法になっているが、前記圧
着爪43の圧着爪滑り部43Bは前記コラムホール12
を通り抜けられず、図5に示したように圧着爪滑り部4
3Bがパネル淵部11に接触するようになる。更に案内
部材46を上に上げようとすると、ばね鋼でできた圧着
爪43は圧着爪滑り部43Bが内周側に撓みつつ同時に
圧着爪壁部43Cも図5の下方の湾曲部を支点として前
述のヘヤピン形状の先端部が内周側に入り込むように撓
む。この際の圧着爪43が図10、12に示したような
若干の回転が可能なタイプであれば、前記パネル淵部1
1に平行に均一に当たって行くので、こじることがなく
スムーズに嵌め込まれて行く。図5において圧着爪43
は点線から実線のように変化して行く。このようにして
パネル淵部11の先端部との間で滑りながら上に上昇し
て行く。この時の滑りは金属と金属あるいは金属と樹脂
との摩擦であり、ゴムとの摩擦ではないので摩擦係数が
低くスムーズである。そしてさらに上に持ち上げられる
と案内爪先端部43Aがパネル淵部11を乗り越えて、
図6に示すようにばね力で元の形状に戻りしっかりと嵌
め込まれる。前述の如く前記圧着爪43はばね鋼である
から大きな撓みも可能であると共に、分解組付けを何度
か実施してもへたることがなく再利用が可能である。
【0076】ここでシールリップ36Aは圧着爪43に
よって撓まされ適度な緊迫力を持たされるので、確実な
シール機能を果たすことができる。このシール機構では
必ずしもシールリップを有さなくとも良い。別の実施例
を図16に示すが、この場合は嵌合部押え部35Cは平
らな面となっており、圧着爪43の圧着爪先端部43A
と圧着爪根元部43Dとの間で緊迫力を与えられ、パネ
ル淵部11に密着させられている。
【0077】このように案内爪42を嵌めることも簡単
にできるし、一度案内爪42がパネル10に付けられれ
ば後は案内部材46を引き上げるだけで簡単にスムーズ
にホールカバー1をパネル10に取り付けることが可能
となり、作業時間が大幅に短縮できると共に、圧着爪4
3を嵌め終わると節度感のある手応えがあるので、正し
く嵌め込まれているかチェックしなくても感知できる。
【0078】こうしてホールカバー1がパネル10に組
み込まれた後、ステアリングシャフト21を上方から降
ろして来て、前記エクステンションシャフト22に嵌合
させるとステアリング機構が車両に取り付け完了とな
る。
【0079】第2の実施形態のホールカバーについて示
した斜視図が図19であり、図19の中に示すD−D’
断面で切った詳細断面図を図20に示す。嵌合部材44
0は一体でできており、嵌合部材水平部445Aにほぼ
直角に嵌合部材壁部445Bが形成され、更にその上部
に行くと下に向かって反転していて軸方向に沿って外径
が変化している。この図12の例では外径が下方に向か
って大きくなって行き、裾が開いたスカート状の形状と
なっていて嵌合部材スカート部448を形成している。
カバー430の嵌合部435に設けられた嵌合部溝43
5Aに前記嵌合部材水平部445Aが嵌め込まれてい
る。前記嵌合部材スカート部448には全周にて幾つか
の複数のスリット449が設けられている。このスリッ
ト449は嵌合部材スカート部448の上方では閉じら
れているが先端部では開いている。
【0080】従って案内部材446を手に持ってカバー
430を前述のパネル10に空けられたコラムホール1
2に合わせてから引き上げると、嵌合部材スカート部4
48の先端はパネル淵部11に添って縮められ、パネル
淵部11を乗り越すと一気に開いて図20に示す元の形
状になる。嵌合部材スカート部448と嵌合部材水平部
445Aとでパネル淵部11と嵌合部押え部435Cと
を挟む。この挟む間隔は、前記パネル淵部11と嵌合部
押え部435Cの厚さの和より狭い寸法が取ってあるの
で、弾性体でできているカバー430の一部をなす嵌合
部押え部435Cは撓ませられ、上面でパネル淵部11
の下面に密着するので、シールが確実になされる。この
ように第2の実施の形態のホールカバー401において
も、前記案内部材446を引き上げることによって簡単
に組付けられるので、作業時間が大幅に短縮できると共
に、嵌め終わると節度感のある手応えがあるので、正し
く嵌め込まれているかチェックしなくても感知できる。
【0081】この第2の実施の形態においても前記カバ
ー430と前記嵌合部材440との嵌合は、第1の実施
の形態と同じく、嵌め込む方法や接着剤による結合の方
法や前記カバー430がゴムの場合に加硫接着による方
法やインジェクション成形やインサート成形等がある。
【0082】以上の説明においては、本発明の車両用ホ
ールカバーをステアリングの部品がボデーのパネルを貫
通するところにおいて適用した場合について述べたが、
これは当然この場合のみに限定されるものではなく、車
両の他のパネルにおいても広く適用され得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のホールカバー
が、ステアリング機構に適用されてギヤハウジングと車
体のパネルに取り付けられているところを示す断面図で
ある。
【図2】 図1に示す嵌合部材40の平面図である。
【図3】 図2においてA−A’断面で切った詳細断面
図を示す。
【図4】 図2においてB−B’断面で切った詳細断面
図を示す。
【図5】 図4の圧着爪43の作用を示す詳細断面図で
ある。
【図6】 図4の圧着爪43がパネル10に取付けられ
た状態を示す詳細断面図である。
【図7】 圧着爪が嵌合部材の外周側に固定されている
場合の例で、図4の圧着爪43との比較の為に示した断
面図である。
【図8】 図1のホールカバーのみを示す斜視図である
【図9】 本発明の第1の実施の形態のホールカバーを
パネル10に取り付ける作業の途中を示す断面図であ
る。
【図10】 本発明の第1の実施の形態において圧着爪
と嵌合部材との別の実施例を示す部分詳細断面図であ
る。
【図11】 図10の圧着爪543の平面図が図11
(A)、断面図が図11(B)、側面図が図11(C)
である。
【図12】 図10の圧着爪543が嵌合部材本体54
5に取り付けられているところを示す斜視図である。
【図13】 図10の圧着爪543が回転可能でパネル
10の沿ってスムーズに嵌め込まれることを示す説明図
である。
【図14】 図10の圧着爪543が嵌合部材本体54
5に取り付けられた嵌合部材540の平面図である。
【図15】 更に別の実施例として、本発明の第1の実
施の形態において位置決め部と回転止め部とを兼用した
場合の圧着爪と嵌合部材とを示す部分詳細断面図であ
る。
【図16】 本発明の第1の実施の形態においてカバー
の上面のシール機構の異なる別の実施例を示す部分詳細
断面図である。
【図17】 本発明の第1の実施の形態において別の実
施例の嵌合部材340を有するホールカバー330の斜
視図である。
【図18】 図17のC−C’断面で切った爪状部材3
41を示す詳細断面図である。
【図19】 本発明の第2の実施の形態のホールカバー
を示す斜視図である。
【図20】 図19のD−D’断面で切った詳細断面図
を示す。
【図21】 従来構造のホールカバーが、ステアリング
機構に適用されてギヤハウジングと車体のパネルに取り
付けられているところを示す断面図である。
【符号の説明】
1、101、301、401・・・ホールカバー 10、110・・・パネル 11、111・・・パネル淵部 12、112・・・コラムホール 13・・・凸部 20、120・・・ギヤハウジング 21、121・・・ステアリングシャフト 30、130、230、330、430、530、63
0・・・カバー 33、133・・・蛇腹部 34、134・・・開放口 35、135・・・嵌合部 36・・・シール機構 36A・・・シールリップ 40、140、340、440、540、640・・・
嵌合部材 41、341・・・爪状部材 42・・・案内爪 43、343、543、643・・・圧着爪 45、245、345、545、645・・・嵌合部材
本体 46、346、446・・・案内部材 47、547、647・・・リベット 550・・・回転止め部 560・・・位置決め部 570、670・・・圧着爪根元肉盗み部 580、680・・・圧着爪先端肉盗み部 660・・・位置決め兼回転止め部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放口を有する袋状の弾性体のカバー
    と、内周に孔を設けてある嵌合部材本体と弾性変形可能
    な爪状部材とで構成されており前記カバーより硬質の材
    料でできている嵌合部材とを前記カバーの前記開放口近
    傍で結合し、前記嵌合部材と前記カバーの間にて車体の
    パネルを押し付けることができると共に前記嵌合部材は
    前記嵌合部材本体に複数の前記爪状部材を結合して構成
    されるか、あるいは複数の前記爪状部材の中の一部が前
    記嵌合部材本体に一体で形成されており、残りの前記爪
    状部材は前記嵌合部材本体に結合されて構成されている
    ことを特徴とする車両用ホールカバー。
  2. 【請求項2】 開放口を有する袋状の弾性体のカバー
    と、該カバーの前記開放口近傍に前記カバーより硬質の
    材料でできていて内周に孔を設けてある嵌合部材とを結
    合し、該嵌合部材は前記カバーの前記開放口との間で車
    体のパネルを挟み込むことができ、且つ前記嵌合部材の
    軸方向に沿って外径が変化しスカート状を呈した嵌合部
    材スカート部に弾性変形が可能となるように複数のスリ
    ットを設けてあることを特徴とする車両用ホールカバ
    ー。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の前記嵌合部材の前記爪
    状部材は、前記パネルを挟み込む為の一つの案内爪と、
    前記パネルに押し付けて密着させる為の一つあるいは複
    数の圧着爪からなることを特徴とする車両用ホールカバ
    ー。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の前記嵌合部材の前記爪
    状部材は、前記パネルに押し付けて密着させる為の複数
    の圧着爪からなることを特徴とする車両用ホールカバ
    ー。
  5. 【請求項5】 請求項3あるいは4に記載の圧着爪の圧
    着爪壁部は、前記嵌合部材本体の嵌合部材壁部あるいは
    位置決め部の内周にあって、前記圧着爪壁部が前記圧着
    爪のばね作用によって前記カバーの内周側に撓む時に、
    前記嵌合部材の嵌合部材水平部の面の垂直方向にて圧着
    爪先端部が該嵌合部材水平部から離れる方向に変位する
    ことを特徴とする車両用ホールカバー。
  6. 【請求項6】 請求項3あるいは4に記載の圧着爪が、
    圧着爪壁部あるいは該圧着爪壁部と圧着爪根元部に圧着
    爪根元肉盗み部を備えていることを特徴とする車両用ホ
    ールカバー。
  7. 【請求項7】 請求項3あるいは4に記載の圧着爪が、
    圧着爪滑り部と圧着爪先端部に圧着爪先端肉盗み部を備
    えており、前記圧着爪先端肉盗み部の幅は、嵌合部材水
    平部にほぼ垂直に突き出た位置決め部の幅より大であっ
    て、前記圧着爪が撓む時に前記位置決め部に干渉しない
    ことを特徴とする車両用ホールカバー。
  8. 【請求項8】 請求項3あるいは4に記載の圧着爪が、
    前記嵌合部材本体に隙間を有してリベットで係合されて
    おり、前記嵌合部材本体に設けられ前記圧着爪の回転を
    制限する回転止め部に規制されて所定の範囲だけ回転可
    能であることを特徴とする車両用ホールカバー。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の圧着爪を取り付けた嵌
    合部材本体には、前記回転止め部と、嵌合部材水平部に
    ほぼ垂直に突き出た位置決め部とが、分離されているか
    あるいは別部材で形成されていることを特徴とする車両
    用ホールカバー。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の圧着爪を有する嵌合
    部材本体の嵌合部材壁部の一部あるいは前記位置決め部
    と、前記回転止め部とが一体かあるいは同一部材で位置
    決め兼回転止め部を形成していることを特徴とする車両
    用ホールカバー。
  11. 【請求項11】 請求項3あるいは4に記載の前記圧着
    爪の材料がばね鋼であることを特徴とする車両用ホール
    カバー。
  12. 【請求項12】 請求項1あるいは2に記載の前記カバ
    ーの前記開放口の近傍の面と前記嵌合部材との間で、前
    記パネルを挟み込みシールする為のシール機構を前記カ
    バーに有することを特徴とする車両用ホールカバー。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のシール機構は前記
    カバーの前記開放口の近傍の面にシールリップを全周に
    渡って設けていることを特徴とする車両用ホールカバ
    ー。
  14. 【請求項14】 請求項3に記載の前記爪状部材を構成
    する前記案内爪及び前記圧着爪に対応する部分の前記カ
    バーの前記開放口の近傍の面にシール用としてシールリ
    ップが設けられており、前記案内爪に対応する部分の前
    記シールリップの剛性は、前記圧着爪に対応する部分の
    前記シールリップの剛性より大であることを特徴とする
    車両用ホールカバー。
  15. 【請求項15】 請求項1あるいは2に記載の前記嵌合
    部材の内周の孔の一部に案内部材を有していることを特
    徴とする車両用ホールカバー。
  16. 【請求項16】 請求項3に記載の前記嵌合部材が嵌め
    込まれる前記パネルに空けられているコラムホールに対
    して、前記パネルには前記パネルと同じ面内にて凹部あ
    るいは凸部が形成されていて、前記凹部あるいは凸部の
    近傍に前記嵌合部材の前記案内爪が位置されることを特
    徴とする車両用ホールカバー。
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