JP2015150977A - ジョイントカバーの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダッシュパネル5のコラムホールの周縁部に当接されるジョイントカバー1の一端部に装着され、ダッシュパネル5に嵌合される複数の突起部21を有する円環状の第1の固定リングと、第1の固定リングとダッシュパネル5を挟んで対向するよう配置され、複数の突起部21と係止される複数の係止穴20を有する円環状の第2の固定リング10と、を備え、第1の固定リングと第2の固定リング10との間にジョイントカバー1の上端部とダッシュパネル5のコラムホールの縁部とを挟んだ状態で、複数の突起部21と複数の係止穴20とを係止させることで、ジョイントカバー1とダッシュパネル5とを固定する。
【選択図】図15
Description
例えば特許文献1では、ジョイントカバー(コラムホールカバー)の一端部近傍の内壁に設けられた周溝に、樹脂や金属で形成された略円環板形状の固定部材(ベースプレート)を挿入し、固定部材の爪部をコラムホールの周縁部に引っ掛けて、固定部材の爪部とジョイントカバーの一端部とでコラムホールの周縁部を挟み込むようにして、ジョイントカバーとダッシュパネルとが固定される。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ジョイントカバーのダッシュパネルへの固定を容易かつ迅速に可能なステアリングシャフトのジョイントカバー固定構造を提供することにある。
また、請求項4の発明は、請求項3において、前記スリット穴部の長手方向に沿った縁部には、前記周方向の一方側に向かって厚さが次第に増加するよう上面が傾斜された傾斜部が設けられることを特徴とする。
本発明の請求項3のジョイントカバーの固定構造によれば、第1の固定部材と第2の固定部材とを互いに近づく方向に移動して、突起部と第2の固定部材とを係止するので、第1の固定部材と第2の固定部材とに挟持されるジョイントカバーの端部とダッシュパネルとを押し付けながら固定することができる。これにより、ジョイントカバーとダッシュパネルとの固定時における密着性を向上させることができる。
図1は、本発明の一実施形態のジョイントカバー1の取付状態を示す全体図である。図2は、本実施形態のジョイントカバー1の取付状態を示す縦断面図である。図3は、第1の固定リング2(第1の固定部材)を取り付けたジョイントカバー1の形状を示す斜視図である。
図2に示すように、本実施形態では、ジョイントカバー1とダッシュパネル5とは、第1の固定リング2及び第2の固定リング10(第2の固定部材)を用いて固定されている。具体的には、ジョイントカバー1の上端部をダッシュパネル5のコラムホール6の周縁部8に当接させ、第1の固定リング2と第2の固定リング10とによってジョイントカバー1の上端部とダッシュパネル5とを挟み込むことで両者を固定している。
第1の固定リング2には、ジョイントカバー1をダッシュパネル5に固定する際に、ダッシュパネル5側に嵌合されるとともに第2の固定リング10と係止される突起部21が形成されている。本実施形態では、第1の固定リング2の周方向に略等間隔をおいて、3個の突起部21が形成されている。突起部21は、円柱状の軸部21aの先端に拡径した先端部21bを有して形成されている。
図8に示すように、ダッシュパネル5のコラムホール6の周縁部8には、第1の固定リング2の突起部21が挿入される溝25が、突起部21の間隔に合わせて3か所形成されている。溝25は、コラムホール6の内側の縁部から外方に放射状に延びるように形成され、ジョイントカバー1に装着された第1の固定リング2の突起部21に合わせた位置で、上部、右下部及び左下部の計3か所形成されている。この3つの溝25のうち、下側の2つの溝25は、斜め下方に延びるように形成されている。なお、ダッシュパネル5の溝25と第1の固定リング2の突起部21とは、3か所の溝25に3か所の突起部21を全て挿入した状態で、突起部21が溝25に引っかかることで嵌合されるよう設定されており、第1の固定リング2とともにジョイントカバー1がダッシュパネル5に仮保持できるようになっている。
図9は、ジョイントカバー1のダッシュパネル5への取り付け要領を示す斜視図である。なお、図9中におけるダッシュパネル5の手前側が車室内3側、ダッシュパネル5の奥側がエンジンルーム4側である。図10は、ジョイントカバー1のダッシュパネル5への取り付け要領を示す側面図である。図11は、ジョイントカバー1のダッシュパネル5への取り付け要領を示す正面図である。図12は、ジョイントカバー1のダッシュパネル5への係止要領を示す側面図である。図13は、ジョイントカバー1のダッシュパネル5への係止要領を示す正面図である。図14は、第2の固定リング10の取り付け要領を示す正面図である。図15は、ジョイントカバー1の固定完了状態を示す正面図である。図16は、第1の固定リング2の突起部21と第2の固定リング10の係止穴20との係止手順を示す拡大断面図である。なお、図16では、ダッシュパネル5及び第2の固定リング10(係止穴20)に対してジョイントカバー1及び第1の固定リング2(突起部21)が図中右方向に移動して固定するように記載されているが、実際には、ダッシュパネル5及びジョイントカバー1に対して、第2の固定リング10が図中左方向に移動して、ジョイントカバーが固定される。
次に、図9、10に示すように、第1の固定リング2を装着したジョイントカバー1をエンジンルーム4側から持ち上げて、ジョイントカバー1の上端部でエンジンルーム4側からコラムホール6を覆い、第1の固定リング2の3つの突起部21のうち最上部の突起部21を、コラムホール6の周縁部8の上側の溝25に上端部まで差し込む。そして、最上部の突起部21を支点にしてジョイントカバー1の上端部の下側を上方に移動して、図11、12に示すように、右下側及び左下側の突起部21をコラムホール6の周縁部8の下側の2つの溝25に差し込む。
以下に、第1の固定リング2に第2の固定リング10を係止する際の突起部21と係止穴20との作用を詳しく説明する。
図14、図16(A)に示すように第2の固定リング10の係止穴20の挿通穴部20aに第1の固定リング2の突起部21の先端部21bを通過させてから、第2の固定リング10を周方向左側に回転(図16ではジョイントカバー1を右側に移動)させると、突起部21が係止穴20のスリット穴部20bに沿ってスライドされ、図16(B)に示すように、突起部21の先端部21bが段差部23の傾斜部23aに乗る。更に、第2の固定リング10を周方向左側に回転すると、図16(C)に示すように、傾斜部23aによって、突起部21が上方に押し上げられ、第1の固定リング2と第2の固定リング10とが互いに近づく方向に移動する。
なお、突起部21の先端部21bが凹部23cに嵌合された状態では、突起部21が挿通穴部20a側に移動するのが阻止されるので、簡単に係止状態が外れることはない。
例えば、突起部21の個数は、複数であればよく、コラムホール6の大きさに応じて適宜設定すればよい。
また、第1の固定リング2をあらかじめ埋め込んで固定しておいたショイントカバーを用いてもよい。
2 第1の固定リング(第1の固定部材)
5 ダッシュパネル
6 コラムホール
10 第2の固定リング(第2の固定部材)
20 係止穴
20a 挿通穴部
20b スリット穴部
21 突起部
21a 軸部
21b 先端部
23 段差部
23a 傾斜部
Claims (5)
- 車両のダッシュパネルに設けられてステアリングシャフトが挿通されるコラムホールを覆う筒状のジョイントカバーの固定構造であって、
前記ダッシュパネルの前記コラムホールの周縁部に当接される前記ジョイントカバーの一端部に装着され、前記ダッシュパネルに嵌合される複数の突起部を有する円環状の第1の固定部材と、
前記第1の固定部材と前記ダッシュパネルを挟んで対向するよう配置され、前記複数の突起部と係止される複数の係止穴を有する円環状の第2の固定部材と、を備え、
前記第1の固定部材と前記第2の固定部材との間に前記ジョイントカバーの上端部と前記ダッシュパネルの前記コラムホールの縁部とを挟んだ状態で、前記複数の突起部と前記複数の係止穴とを係止させることで、前記ジョイントカバーと前記ダッシュパネルとを固定したことを特徴とするジョイントカバーの固定構造。 - 前記第1の固定部材の前記突起部は、軸部と当該軸部より拡径して形成された先端部を有し、
前記第2の固定部材の前記係止穴は、前記突起部の前記先端部が挿通可能な挿通穴部と、該挿通穴部から前記第2の固定部材の周方向の一方側に延びる長穴状に形成されて前記突起部の前記先端部が係止されるスリット穴部とを有し、
前記複数の突起部を前記複数の係止穴の前記挿通穴部に挿通させてから、前記第1の固定部材に対して前記第2の固定部材を前記コラムホールの縁部に沿って回転させることで、前記複数の突起部が前記複数の係止穴のスリット穴部に同時に係止される
ことを特徴とする請求項1に記載のジョイントカバーの固定構造。 - 前記第1の固定部材に対して前記第2の固定部材が前記コラムホールの縁部に沿って回転され、前記複数の突起部が前記複数の係止穴の前記スリット穴部内を前記周方向の一方側に移動することで、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とが互いに近づく方向に移動されることを特徴とする請求項2に記載のジョイントカバーの固定構造。
- 前記スリット穴部の長手方向に沿った縁部には、前記周方向の一方側に向かって厚さが次第に増加するよう上面が傾斜された傾斜部が設けられることを特徴とする請求項3に記載のジョイントカバーの固定構造。
- 前記スリット穴部の長手方向に沿った縁部の前記傾斜部より前記周方向の一方側には、前記突起部の先端部が嵌合される凹部が設けられることを特徴とする請求項4に記載のジョイントカバーの固定構造。
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