JP3131328B2 - シェル鋳型 - Google Patents

シェル鋳型

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JP3131328B2
JP3131328B2 JP05023786A JP2378693A JP3131328B2 JP 3131328 B2 JP3131328 B2 JP 3131328B2 JP 05023786 A JP05023786 A JP 05023786A JP 2378693 A JP2378693 A JP 2378693A JP 3131328 B2 JP3131328 B2 JP 3131328B2
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幸生 柏川
穹俊 矢野
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は2つの鋳型を接合してキ
ャビティを形成するシェル鋳型に関し、特にキャビティ
内のガス抜きの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの鋳型を接合してキャビティを形成
するシェル鋳型においては、各鋳型に夫々一対となる接
合用の凹部又は凸部を形成して、これらの凹部と凸部と
を接着剤を用いて接合するようにしている。そして、こ
のような凹部とか凸部とかは通常キャビティを取り囲む
ような状態で設けられることが多い。ところで、キャビ
ティに注湯して鋳物を鋳込む場合、キャビティで発生す
るガスやエアーを抜いてガス欠陥の防止を図る必要があ
るが、上記のようにキャビティの周囲に凹部とか凸部が
形成されている場合にはガス抜き用の小孔の位置を自由
に設定することが出来ず、例えば、キャビティと湯道を
取り囲むように略U字型に形成された前記凹凸部を回避
して、鋳型の上方へガス抜き用の小孔を形成するように
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように凹凸部を回避して鋳型の上方へ小孔を形成する
のでは、複数取り用の鋳型として複数のキャビティが上
段と下段に分れているものにあっては、下段側のキャビ
ティから上方に向けて小孔を穿設することが非常に困難
で、手間のかかる作業となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明は、鋳型の凸部の一部に切欠き部を形成して、
2個の鋳型を接合した際、凹部と切欠き部の間に空間が
形成されるようにした。そして、凹部を形成した鋳型に
は、この空間とキャビティとを連通する連通孔を形成し
た。
【0005】
【作用】注湯後にキャビティで発生するガスやエアーは
連通孔を通じて鋳型の切欠き部と凹部との間で形成され
る空間内に逃がされることになり、鋳型の凹部をそのま
ま利用してガス抜き室を形成できる。従って、ガス抜き
用の孔を短くできるとともに、鋳型形成作業が容易にな
る。
【0006】
【実施例】以下本発明のシェル鋳型の実施例を添付図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係るシェル鋳型の
構成図、図2は同シェル鋳型の上面図、図3は同シェル
鋳型の要部拡大図、図4は同シェル鋳型の要部拡大断面
図、図5は同シェル鋳型の接合状態での要部拡大断面図
である。
【0007】図1に示すように、2つの鋳型2、3から
なるシェル鋳型1は接合されて丸物部品のキャビティ4
を形成し、実施例では4個取り用として4箇所のキャビ
ティ4を形成するようにしている。
【0008】そして、これらのキャビティ4に注湯する
ための湯道5が形成され、この湯道5は上下段のキャビ
ティ4の下方からまわりこんで上方に延出した後左右に
分岐して夫々のキャビティ4の側部に連通している。
【0009】そして、各鋳型2、3の合せ面には互いに
嵌合可能な凸部6及び凹部7を形成し、この凸部6と凹
部7はキャビティ4及び湯道5の周囲を取り囲む状態で
設けている。
【0010】ところで、鋳型2には図3に示すように凸
部6の一部を切り欠いた(凸部6を形成しない)切欠き
部8を形成して、凸部6を凹部7と嵌合したときに空間
が形成されるようにしている。そして、凹部7を形成し
た鋳型3には、鋳型2と接合したときに切欠き部8と凹
部7とで形成される空間と最も近くのキャビティ4とを
連通する数本の連通孔(小孔)9を形成している。
【0011】また、鋳型3の凹部7の幅を凸部6の幅よ
り若干大きくして、嵌合時に図5に示すように一壁面側
に空隙10が形成されるようにしている。そして、この
空隙10はキャビティ4又は湯道5から遠い側とし、近
い側では凸部6と凹部7を密着的に嵌合させて鋳型2、
3をガタツキなく接合させるようにしている。
【0012】このため、前記凸部6の切欠き部8と凹部
7によって形成される空間は、上記空隙10と連通する
ことになる。
【0013】更に、鋳型3の凹部7の両壁面のうちキャ
ビティ4又は湯道5に近い側の空隙10が形成されない
側の壁面には凹部7の長手方向に沿って小溝11を形成
している。つまり、この小溝11は凸部6と凹部7の接
合する密着面の略中間部に形成されることになる。尚、
この小溝11は鋳型2の凸部6の壁面に形成するように
してもよい。
【0014】このシェル鋳型1の各鋳型2、3を接合す
る場合には、図4に示すように鋳型3の凹部7の底面に
接着剤12を塗布した後、図4に示すように鋳型2の凸
部6を鋳型3の凹部7に嵌合させて、接着剤10によっ
て両者を接合する。
【0015】このとき、図5に示すように鋳型2の凸部
6と鋳型3の凹部7との間には一壁面側に空隙10が形
成されるので、オーバーフローした接着剤12はこの空
隙10内に収納されるとともに、凹部7の空隙8と反対
側の壁面には小溝11が形成されているので、接着剤1
2がこの小溝11で阻止され、接着剤12が湯道5やキ
ャビティ4内に侵入することが防止される。
【0016】また、鋳型2の一部には凸部6が形成され
ていない切欠き部8があるので、鋳型3の凹部7には空
間が形成され、キャビティ4内に注湯したときに発生す
るガスやエアーが連通孔9を介してその空間内に抜け、
そのまま空隙10内に入り込むことが出来る。
【0017】つまり、ガス抜き効果が高まってガス欠陥
がなくなり、鋳造品質を高めることが出来る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鋳
型の凸部の一部に切欠き部を形成するとともに、凹部を
形成した鋳型には切欠き部と凹部との間で形成される空
間とキャビティとを連通するガス抜き用の連通孔を形成
したので、ガス抜き用孔の長さが短くなり、下段のキャ
ビティのガス抜き用孔の形成も簡単になって鋳型形成作
業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシェル鋳型の構成図
【図2】同シェル鋳型の上面図
【図3】同シェル鋳型の要部拡大図
【図4】同シェル鋳型の要部拡大断面図
【図5】同シェル鋳型の接合状態での要部拡大断面図
【符号の説明】
1 シェル鋳型 2、3 鋳型 4 キャビティ 5 湯道 6 凸部 7 凹部 8 切欠き部 9 連通孔 10 空隙 11 小溝 12 接着剤
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/02 103 B22C 9/00 B22C 13/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの鋳型を接合してキャビティを形成
    するとともに、前記各鋳型には接合用の凹凸部を形成し
    たシェル鋳型において、前記鋳型の凸部の一部に切欠き
    部を形成するとともに、前記凹部を形成した鋳型には前
    記切欠き部と凹部との間で形成される空間と前記キャビ
    ティとを連通する連通孔を形成したことを特徴とするシ
    ェル鋳型。
JP05023786A 1993-01-19 1993-01-19 シェル鋳型 Expired - Fee Related JP3131328B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101633701B1 (ko) * 2014-07-25 2016-06-27 박윤현 헤어 케어용 히팅캡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101633701B1 (ko) * 2014-07-25 2016-06-27 박윤현 헤어 케어용 히팅캡

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JPH06218486A (ja) 1994-08-09

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