JPH05270Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH05270Y2 JPH05270Y2 JP1987120636U JP12063687U JPH05270Y2 JP H05270 Y2 JPH05270 Y2 JP H05270Y2 JP 1987120636 U JP1987120636 U JP 1987120636U JP 12063687 U JP12063687 U JP 12063687U JP H05270 Y2 JPH05270 Y2 JP H05270Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- slit
- mold
- molten metal
- air circulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 16
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 claims description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000013022 venting Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は各種鋳造部品を製造する金型に関す
る。
る。
（従来の技術）
カムシヤフト等は一般に鋳造用金型のキヤビテ
イ内に溶湯を充填することで製造している。
イ内に溶湯を充填することで製造している。
ここで、鋳造の際にキヤビテイ内にガスが残留
しているとガスを巻き込み、鋳巣等の鋳造欠陥を
有する製品となるため、従来にあつてはキヤビテ
イ面に開口する排気孔を金型に形成したり、金型
の割面にガス抜き用のスリツトを形成している。
しているとガスを巻き込み、鋳巣等の鋳造欠陥を
有する製品となるため、従来にあつてはキヤビテ
イ面に開口する排気孔を金型に形成したり、金型
の割面にガス抜き用のスリツトを形成している。
（考案が解決しようとする問題点）
上述した従来の鋳造用金型によれば、当初から
キヤビテイ内に入つていたガスを抜くことはでき
るが、キヤビテイ内に溶湯が充填された後に溶湯
から発生したガスを抜きことができず、またガス
抜き孔やスリツトに溶湯が侵入して凝固し、数シ
ヨツトでガス抜き孔やスリツトが塞がつてしま
い、後で凝固した溶湯を除去する作業が面倒とな
る。
キヤビテイ内に入つていたガスを抜くことはでき
るが、キヤビテイ内に溶湯が充填された後に溶湯
から発生したガスを抜きことができず、またガス
抜き孔やスリツトに溶湯が侵入して凝固し、数シ
ヨツトでガス抜き孔やスリツトが塞がつてしま
い、後で凝固した溶湯を除去する作業が面倒とな
る。
（問題点を解決するための手段）
上記問題点を解決すべく本考案は、金型内にキ
ヤビテイに沿つて空気流通孔を形成し、この空気
流通孔とキヤビテイ面とを入れ子に凹凸部を設け
ることにより形成される狭いスリツトにて連通せ
しめた。
ヤビテイに沿つて空気流通孔を形成し、この空気
流通孔とキヤビテイ面とを入れ子に凹凸部を設け
ることにより形成される狭いスリツトにて連通せ
しめた。
（作用）
キヤビテイ面と金型内に形成した空気流通孔と
はガスのみをスムーズに通すスリツトにて連通し
ているため、このスリツトを介してキヤビテイ内
のガス及び溶湯から発生するガスは排出され、ま
たスリツトに多少溶湯が侵入して凝固しても、ス
リツトからキヤビテイ面に向つて逆にガスを噴出
することで簡単に除去される。
はガスのみをスムーズに通すスリツトにて連通し
ているため、このスリツトを介してキヤビテイ内
のガス及び溶湯から発生するガスは排出され、ま
たスリツトに多少溶湯が侵入して凝固しても、ス
リツトからキヤビテイ面に向つて逆にガスを噴出
することで簡単に除去される。
（実施例）
以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。
明する。
第１図は本考案に係る鋳造用金型の割面を示す
正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図であ
り、金型１には湯口２ａ、ランナー２ｂ及びラン
ナー２ｂとつながつているキヤビテイ３が形成さ
れ、本実施例にあつてはキヤビテイ３はカムシヤ
フトを成形する形状となつている。
正面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図であ
り、金型１には湯口２ａ、ランナー２ｂ及びラン
ナー２ｂとつながつているキヤビテイ３が形成さ
れ、本実施例にあつてはキヤビテイ３はカムシヤ
フトを成形する形状となつている。
キヤビテイ３の上端部からはガス抜き孔４が上
方に伸び、またキヤビテイ３に沿つて上下方向に
伸びる空気流通孔５が金型１内に穿設され、この
空気流通孔５に周縁部がかかるように板状をなす
入れ子６……をキヤビテイ内にセツトし、これら
入れ子６……によつてカムシヤフトの端面を成形
するようにしている。
方に伸び、またキヤビテイ３に沿つて上下方向に
伸びる空気流通孔５が金型１内に穿設され、この
空気流通孔５に周縁部がかかるように板状をなす
入れ子６……をキヤビテイ内にセツトし、これら
入れ子６……によつてカムシヤフトの端面を成形
するようにしている。
ここで入れ子６は第３図に示すようにカムシヤ
フトのネツク部を成形する半円形切欠部６ａを有
し、且つ部分的に凹部６ｂと凸部６ｃを設けてい
る。この凹部６ｂと凸部６ｃとの段差は0.1mm〜
0.2mmとし、凹部６ｂはキヤビテイ面及び空気流
通孔５の双方に開口している。
フトのネツク部を成形する半円形切欠部６ａを有
し、且つ部分的に凹部６ｂと凸部６ｃを設けてい
る。この凹部６ｂと凸部６ｃとの段差は0.1mm〜
0.2mmとし、凹部６ｂはキヤビテイ面及び空気流
通孔５の双方に開口している。
而して、入れ子６を金型にセツトした状態でキ
ヤビテイ３と空気流通孔５とは第１図のＢ−Ｂ線
拡大断面図である第４図、及び第２図の要部拡大
図である第５図に示すように、幅0.1mm〜0.2mmの
スリツト７にて連通することになる。ここでスリ
ツト７の幅を0.1mm〜0.2mmとしたのは0.1mm未満と
するとスリツトを介してガスの排出及び噴出が困
難となり、逆に0.2mmを超えるとスリツト７内に
溶湯が侵入しやすくなることによる。
ヤビテイ３と空気流通孔５とは第１図のＢ−Ｂ線
拡大断面図である第４図、及び第２図の要部拡大
図である第５図に示すように、幅0.1mm〜0.2mmの
スリツト７にて連通することになる。ここでスリ
ツト７の幅を0.1mm〜0.2mmとしたのは0.1mm未満と
するとスリツトを介してガスの排出及び噴出が困
難となり、逆に0.2mmを超えるとスリツト７内に
溶湯が侵入しやすくなることによる。
また、空気流通孔５はパイプ８及び切換えバル
ブ９を介して真空ポンプ１０及びコンプレツサ１
１につながつている。
ブ９を介して真空ポンプ１０及びコンプレツサ１
１につながつている。
以上においてカムシヤフト等の製品を鋳造する
には、金型１を一対用意し、これら金型を合せて
形成させるキヤビテイ３内に湯道を介して溶湯を
注入する。すると、溶湯は湯道を介してキヤビテ
イ３内に下方から充填され、これに伴いキヤビテ
イ３内のガスはガス抜き孔４及びスリツト７を介
して金型１外へ排出される。ここで溶湯から発生
するガスも有効にスリツト７を介して排出すべく
注湯時には真空ポンプ１０と空気流通孔５とをつ
なぎ、積極的に空気流通孔５内に減圧する。
には、金型１を一対用意し、これら金型を合せて
形成させるキヤビテイ３内に湯道を介して溶湯を
注入する。すると、溶湯は湯道を介してキヤビテ
イ３内に下方から充填され、これに伴いキヤビテ
イ３内のガスはガス抜き孔４及びスリツト７を介
して金型１外へ排出される。ここで溶湯から発生
するガスも有効にスリツト７を介して排出すべく
注湯時には真空ポンプ１０と空気流通孔５とをつ
なぎ、積極的に空気流通孔５内に減圧する。
次いでキヤビテイ３内に溶湯が充填され凝固し
たならば金型を開き、キヤビテイ３から製品とし
てのカムシヤフトを払い出す。
たならば金型を開き、キヤビテイ３から製品とし
てのカムシヤフトを払い出す。
この後、切換えバルブ９を操作してコンプレツ
サ１１からの圧縮空気を空気流通孔５を介してス
リツト７に送り込み、注湯の際にスリツト７内に
多少侵入して凝固したバリ等を吹き飛ばし、次の
鋳造に備える。
サ１１からの圧縮空気を空気流通孔５を介してス
リツト７に送り込み、注湯の際にスリツト７内に
多少侵入して凝固したバリ等を吹き飛ばし、次の
鋳造に備える。
（考案の効果）
以上に説明した如く本考案によれば、空気のみ
を選択的に流通せしめることができる程度のスリ
ツトを介して、キヤビテイ内及び溶湯から発生す
るガスを積極的に吸引して排出するようにしたの
で、溶湯の充填性が向上しピンホール、鋳巣等の
鋳造欠陥のない製品を得ることができる。
を選択的に流通せしめることができる程度のスリ
ツトを介して、キヤビテイ内及び溶湯から発生す
るガスを積極的に吸引して排出するようにしたの
で、溶湯の充填性が向上しピンホール、鋳巣等の
鋳造欠陥のない製品を得ることができる。
また、上記スリツトを利用して鋳造後にキヤビ
テイ面に向けて空気を噴出するようにすることが
できるので、スリツトに入り込んだバリ等を簡単
に除去することができるので生産性が向上する。
テイ面に向けて空気を噴出するようにすることが
できるので、スリツトに入り込んだバリ等を簡単
に除去することができるので生産性が向上する。
第１図は本考案に係る鋳造溶湯金型の正面図、
第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は入れ
子の斜視図、第４図は第１図のＢ−Ｂ線拡大断面
図、第５図は第２図の要部拡大図である。 尚、図面中１は金型、３はキヤビテイ、５は空
気流通孔、６は入れ子、６ｂは凹部、６ｃは凸
部、７はスリツトである。
第２図は第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は入れ
子の斜視図、第４図は第１図のＢ−Ｂ線拡大断面
図、第５図は第２図の要部拡大図である。 尚、図面中１は金型、３はキヤビテイ、５は空
気流通孔、６は入れ子、６ｂは凹部、６ｃは凸
部、７はスリツトである。
Claims (1)
- 板状入れ子を使用して異径棒状形状の鋳造部品
を製造する鋳造用金型において、金型内にキヤビ
テイに沿つて空気流通孔を形成する一方、前記板
状入れ子の厚み方向に凹凸部を設け、この板状入
れ子をキヤビテイの異径部にセツトして、該板状
入れ子の凹部と金型との間に空気の流通を許容し
且つ溶湯の侵入を防止するスリツトを形成すると
ともに、このスリツトによつてキヤビテイ面と空
気流通孔を連通せしめたことを特徴とする鋳造用
金型。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987120636U JPH05270Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | |
| CA000556226A CA1315955C (en) | 1987-01-12 | 1988-01-11 | Mold casting process and apparatus, and method for producing mechanical parts |
| DE88300217T DE3885309T2 (de) | 1987-01-12 | 1988-01-12 | Verfahren und Vorrichtung zum Giessen in einer Giessform und Verfahren zur Herstellung von Maschinenteilen. |
| EP88300217A EP0275177B1 (en) | 1987-01-12 | 1988-01-12 | Mold casting process and apparatus, and method for producing mechanical parts |
| US07/143,625 US4971134A (en) | 1987-01-12 | 1988-01-13 | Mold casting process and apparatus, and method for producing mechanical parts |
| US07/583,965 US5065810A (en) | 1987-01-12 | 1990-09-17 | Method of producing mechanical parts by mold casting |
| US07/769,323 US5263532A (en) | 1987-01-12 | 1991-09-30 | Mold casting process and apparatus and method for producing mechanical parts |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987120636U JPH05270Y2 (ja) | 1987-08-06 | 1987-08-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6427143U JPS6427143U (ja) | 1989-02-16 |
| JPH05270Y2 true JPH05270Y2 (ja) | 1993-01-06 |
Family
ID=31366920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987120636U Expired - Lifetime JPH05270Y2 (ja) | 1987-01-12 | 1987-08-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05270Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0614928Y2 (ja) * | 1989-03-27 | 1994-04-20 | 東芝機械株式会社 | 鋳造装置用金型 |
| JP5713709B2 (ja) * | 2011-01-31 | 2015-05-07 | クロダイト工業株式会社 | 鋳鉄鋳造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5610455U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-29 | ||
| JPS614846B2 (ja) * | 1981-05-21 | 1986-02-13 | Degussa |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS614846U (ja) * | 1984-06-09 | 1986-01-13 | 株式会社クボタ | 鋳造用金型のガス抜き構造 |
-
1987
- 1987-08-06 JP JP1987120636U patent/JPH05270Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5610455U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-29 | ||
| JPS614846B2 (ja) * | 1981-05-21 | 1986-02-13 | Degussa |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6427143U (ja) | 1989-02-16 |
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