JPH0233953Y2 - - Google Patents

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JPH0233953Y2
JPH0233953Y2 JP479686U JP479686U JPH0233953Y2 JP H0233953 Y2 JPH0233953 Y2 JP H0233953Y2 JP 479686 U JP479686 U JP 479686U JP 479686 U JP479686 U JP 479686U JP H0233953 Y2 JPH0233953 Y2 JP H0233953Y2
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JP479686U
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  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はピストン等の製品を同時に複数個鋳造
する複数個取り鋳造金型に関し、特に溶湯を注入
した際のモールドの熱膨張が原因で起るモールド
とベースとの相対移動を防ぐことができるように
したものである。
従来の技術 この種の鋳造金型は一般に第6〜9図に示した
ように、一対のモールド(割型)1,2のパーテ
イング面3の両側部の対向面にそれぞれ半筒状の
溝4,5を設け、これら半筒状の溝4,5の位置
を合わせることにより、筒状の製品成形部6,7
を形成してベース8上に設置すると共に、該ベー
ス8上の両側部に取付けた中子9,10と、モー
ルド1,2の両側部に取付けたトツプコア11,
12とでキヤビテイ13,14を形成し、これら
キヤビテイ13,14に連らなる湯道15および
湯口16から溶湯17をキヤビテイ13,14内
に注入してピストン等の製品18を鋳造するよう
になつている。なお図において19はコアリン
グ、20は中子ホルダ、そして21と22はモー
ルド1,2とベース8に設けられたキイとキイ溝
であり、これらキイ21とキイ溝22が互に嵌ま
り合つてモールド1,2をベース8上に位置決め
設置するようになつている。
考案が解決しようとする問題点 ところで上記従来の鋳造金型にあつては第6〜
7図に示したように、モールド1,2とベース8
の周縁部にキイ21とキイ溝22を設け、これら
キイ21とキイ溝22を互に嵌め合わせることに
より、モールド1,2とベース8の位置決めを行
うようになつていたために、溶湯17を注入した
場合に、熱影響の大きいモールド1,2の方がベ
ース8よりも熱膨張が大きく、その変形量は端部
ほど大きくなるので第8図に示したようにモール
ド1,2とベース8(キイ21とキイ溝22)の
間に隙間δが生じて、モールド1,2がベース8
に対して相対移動して、製品18の偏心や偏肉つ
まり薄肉部18aや厚肉部18bの発生の原因に
なるという問題点があつた。
本考案は上記従来の問題点を解決することを目
的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 位置決め用のキイとキイ溝を、モールドとベー
スの中央部に設けた。
作 用 位置決め用のキイとキイ溝を、モールドとベー
スの中央部に設けたのでモールド内のキヤビテイ
に注湯しても、これらモールドやベースの中央部
に設けたキイやキイ溝は、従来の周縁部に設けた
場合と異なり、殆んど熱膨張することなく、従つ
てキイとキイ溝との間の隙間が増大しないので、
隙間の増大が原因で起るモールドの相対移動はな
くなり、偏心や偏肉のない製品を得ることが可能
になる。
実施例 次に本考案の鋳造金型を第1〜5図を参照して
説明する。第1〜3図は本考案の第1実施例を示
す。1,2は前後一対のモールド、3はモールド
1,2のパーテイング面、4,5は前記モールド
1,2のパーテイング面3の左右両側部の対向位
置に形成された半円筒状の溝、6,7は前記溝
4,5の位置を合わせることにより形成された円
筒状の製品成形部、8は前記一対のモールド1,
2を型合わせした状態で結合載置しているベー
ス、9,10はベース8の左右両側部に取付けら
れた中子、11,12はモールド1,2の左右両
側部に取付けられたトツプコアであり、これら中
子9,10とトツプコア11,12によつて前記
製品成形部6,7内に製品(ピストン)18を成
形するためのキヤビテイ13,14が形成されて
いる。15はキヤビテイ13,14に連らなる湯
道、16は湯道15に連らなる湯口であり、該湯
口16から溶湯17を注入して複数(2個)の製
品18つまりピストンを同時に鋳造できるように
なつている。19はコアリング、20は中子ホル
ダ、そして21と22がモールド1,2とベース
8の中央部に設けられたキイとキイ溝である。前
記キイ溝22はモールド1,2の下面中央部(製
品成形部6,7の中間位置)に、パーテイング面
3を中心にして両方のモールド1,2に跨がつた
状態で形成されている。またキイ21はベース8
の上面の中央部(前記キイ溝22に対応する位
置)にボルト23によつて取付けられている。そ
してベース8上に型合わせしたモールド1,2を
載置するとキイ溝22にキイ21が密着嵌合し
て、モールド1,2とベース8の位置決め固定が
なされるようになつている。
第1実施例の鋳造金型は上記のような構造であ
つて、特にキイ21とキイ溝22を熱変形の小さ
いモールド1,2とベース8の中央部に設けたの
で、注湯によりキイ21とキイ溝22が形成され
たモールド1,2とが熱膨張しても、キイ21と
キイ溝22との間の隙間が増大することはない。
従つて注湯してもモールド1,2とベース8はキ
イ21とキイ溝22とによつて位置決めされた状
態に維持されることになり、従来の場合のような
注湯によるモールド1,2とベース8の相対移動
が原因で起る製品18の偏心や偏肉を確実に防止
し均一な肉厚の製品18を得ることができるので
ある。
第4〜5図は本考案の第2実施例を示す。この
実施例においては、モールド1,2とベース8の
中央部に、キイ21とキイ溝22を設けて、注湯
時におけるモールド1,2とベース8の相対移動
をなくすのみならず、製品成形部6,7の中心間
ピツチAを中子9,10の中心間ピツチBの内側
にオフセツトしておき、注湯によつてモールド
1,2が熱変形したときに製品成形部6,7の中
心間ピツチAと中子9,10の中心間ピツチBと
が一致するようにして、注湯の際におけるモール
ド1,2の熱変形が原因で起る製品18の偏心や
偏肉をも防止できるようになつている。
考案の効果 以上説明したように本考案は、モールド1,2
とベース8の中央部に、互に嵌まり合う位置決め
用のキイ21とキイ溝22を設けたので、これら
は熱膨張等による影響を殆んど受けず、モールド
1,2とベース8の相対移動を防いで、製品18
の偏心や偏肉を防止して、品質の向上乃至生産性
の向上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示し、一対のモ
ールドを結合してトツプコアを取外した状態の平
面図、第2図はトツプコアを取付けた状態の断面
図、第3図は製品の断面図、第4図は第2実施例
の平面図、第5図は断面図、第6図は従来例の平
面図、第7図は断面図、第8図は従来例の欠点を
示す平面図、第9図は従来例の金型で作られた製
品の欠点を示す断面図である。 1,2……モールド、3……パーテイング面、
4,5……溝、6,7……製品成形部、8……ベ
ース、9,10……中子、11,12……トツプ
コア、13,14……キヤビテイ、15……湯
道、16……湯口、17……溶湯、18……製
品、19……コアリング、20……中子ホルダ、
21……キイ、22……キイ溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のモールド1,2のパーテイング面3の両
    側部の対向面にそれぞれ複数の製品成形部6,7
    を形成してベース8上に設置すると共に、該ベー
    ス8の両側部に取り付けた中子9,10と、モー
    ルド1,2の両側部に取り付けたトツプコア1
    1,12とで、前記製品成形部6,7内にキヤビ
    テイ13,14を形成してなる複数個取り鋳造金
    型において、前記モールド1,2とベース8の中
    央部に、互いに嵌まり合う位置決め用のキイ21
    とキイ溝22を設けたことを特徴とする複数個取
    り鋳造金型。
JP479686U 1986-01-17 1986-01-17 Expired JPH0233953Y2 (ja)

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JP479686U JPH0233953Y2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17

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JP479686U JPH0233953Y2 (ja) 1986-01-17 1986-01-17

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JPS62118651U JPS62118651U (ja) 1987-07-28
JPH0233953Y2 true JPH0233953Y2 (ja) 1990-09-12

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