JPS62110859A - 軽合金製サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法 - Google Patents

軽合金製サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法

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JPS62110859A
JPS62110859A JP14624385A JP14624385A JPS62110859A JP S62110859 A JPS62110859 A JP S62110859A JP 14624385 A JP14624385 A JP 14624385A JP 14624385 A JP14624385 A JP 14624385A JP S62110859 A JPS62110859 A JP S62110859A
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siamese
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casting
molten metal
sleeve
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海老沢 賜寿雄
Akio Kawase
川瀬 昭雄
Ryoichi Kanzawa
神沢 良一
Kiyoshi Shibata
清 柴田
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    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/108Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/16Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
    • F02B75/18Multi-cylinder engines
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    • F02B2075/1816Number of cylinders four

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は軽合金製サイアミーズ型シリンダブロックの製
造方法に関する。
(2)従来の技術 従来、この種シリンダブロックを製造する場合はシリン
ダブロック素材を軽合金より2鋳造し、次いで前記素材
に所定の機械加工を施すものである。
前記鋳造工程においては、スリーブの上端部をサイアミ
ーグシリンダバレル成形用キャビティ天面に当接させて
サイアミーズシリンダバレルの上端部とスリーブの上端
部とを同一面上に位置させている。
(3)  発明が解決しようとする問題点しかしながら
前記手法によると、サイアミーズシリンダバレルの上端
部に溶湯に含まれた不純物、酸化物等の垢が溜まるので
鋳造欠陥を生じ易く、またサイアミーズシリンダバレル
に発生するスリーブ軸線方向への凝固収縮力により前記
上端部のスリーブへの密着性が悪くなるという問題があ
る。
本発明は前記問題点を解決し得る前記製造方法を提供す
ることを目的とする。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明は、軸線を上下方向に向けた鋳鉄製スリーブを鋳
ぐるんで、直列に並ぶ複数のシリンダバレルの相隣るも
の相互を結合したサイアミーズシリンダバレルと、前記
各スリーブの上端部を覆うように前記サイアミーズシリ
ンダバレルの上端部に突設された複数の環状体の相隣る
もの相互を結合したサイアミーズ環状体とを備えたシリ
ンダブロック素材を軽合金より鋳造する工程と;前記サ
イアミーズ環状体を前記サイアミーズシリンダバレルよ
り切除する工程と;を用いることを特徴とする。
(2)作 用 前記のようにシリンダブロック素材にサイアミーズ環状
体を備えると、鋳造時において溶湯に含まれた不純物、
酸化物等の垢がサイアミーズシリンダバレルよりも上位
に存するサイアミーズ環状体に溜り、これによりサイア
ミーズシリンダバレルにおける鋳造欠陥の発生を防止す
ることができる。
また各環状体により各スリーブの上端部を覆うようにな
っているので、サイアミーズシリンダバレルに発生する
スリーブ軸線方向への凝固収縮力が、各環状体が各スリ
ーブ上端部に係止することによって抑制され、同時に各
環状体にスリーブ半径方向内方への凝固収縮力が発生し
、これによりサイアミーズシリンダバレル上端部のスリ
ーブへの密着性を向上させることができる。
サイアミーズ環状体をサイアミーズシリンダバレルより
切除することによって鋳造欠陥部分が除去され、この切
除後においては、最早サイアミーズシリンダバレルにス
リーブ軸線方向への凝固収縮が発生することはないので
、サイアミーズシリンダバレル上端部とスリーブとの密
着性は良好に維持される。
(3)実施例 第1〜第3図は本発明により得られた軽合金としてのア
ルミニウム合金製サイアミーズ型シリンダブロックSを
示し、そのシリンダブロックSは、直列に並ぶ複数、図
示例は4個のシリンダバレル1、〜14の相隣るもの相
互を結合してなるサイアミーズシリンダバレル1と、そ
のサイアミーズシリンダバレル1を囲繞する外壁部2と
、外壁部2の下縁に連設されたクランクケース3とを備
え、各シリンダバレル11〜1.に軸線を上下方向に向
けた鋳鉄製スリーブ4が鋳ぐるまれでおり、各スリーブ
4によりシリンダボア5が形成される。
サイアミーズシリンダバレル1と外壁部2間に、サイア
ミーズシリンダバレル1の全周が臨む水ジャケット6が
形成される。その水ジャケット6におけるシリンダヘッ
ド側の開口部において、サイアミーズシリンダバレル1
と外壁部2間は複数の補強デツキ部8により連結され、
相隣る補強デツキ部8間はシリンダヘッド側への連通ロ
アとして機能する。これによりシリンダブロックSはク
ローズドデツキ型に構成される。
第4.第4A図は前記シリンダブロックSを得るための
シリンダブロック素材Smを示し、その素材Smは前記
シリンダブロックSの構成要素に加えてサイアミーズシ
リンダバレル1の上端部に突設されたサイアミーズ環状
体Rを備えている。
そのサイアミーズ環状体Rは各スリーブ4における上端
部4aの外周部および外壁部2における上面の一部を覆
う複数、図示例は4個の環状体r。
〜r4の相隣るもの相互を結合したものである。
このサイアミーズ環状体Rは鋳造後サイアミーズシリン
ダバレル1より切除される。また各スリーブ4の下端面
4bも相対向する一対の弧状体Aおよびクランクジャー
ナルの相隣る軸受ホルダ21により覆われている。
第5〜第9図は前記シリンダブロック素材Smを鋳造す
る鋳造装置を示し、その装置は金型Mを備え、その金型
Mは昇降自在な上型9と、その上型9の下方に配設され
、第5.第6図において左右二つ割の第1および第2側
型10..10□と、両側型101.10□を摺動自在
に載置する下型11とより構成される。
上型9の下面に、両側型101.10□と協働してサイ
アミーズシリンダバレル1および外壁部2を成形するた
めの第1キヤビテイCIを画成する型締め用凹部12が
形成され、その凹部12と嵌合する型締め用凸部13が
両側型101,102の上面に突設される。
第7.第8図に示すように、下型11に溶解炉(図示せ
ず)よりアルミニウム合金よりなる溶湯を受ける湯溜部
14と、その湯溜部14に連通する給湯シリンダ15と
、その給湯シリンダ15に摺合されるプランジャ16と
、湯溜部14より2本に分岐して第1キヤビテイCIの
長手方向に、且つそれと略同−長さに亘って延びる一対
の湯道17とが設けられる。また下型11は両湯道17
間において上方へ突出する成形ブロック18を有し、そ
の成形ブロック18は両側型10..102と協働して
クランクケース3を成形するための第2キヤビテイC2
を画成する。そのキャビティC2の上端は前記第1キヤ
ビテイCIに連通し、また両側の下端は両湯道17に複
数の堰19を介して連通ずる。
成形ブロック18は、所定の間隔で形成された背の高い
4個のかまぼこ形第1成形部18.と、相隣る第1成形
部181問および最外側の画策1成形部18.の外側に
位置する凸字形第2成形部182とよりなり、各第1成
形部18.はクランクピンおよびクランクアーム用回転
空間20(第2、第3図)を成形するために用いられ、
第2成形部18□はクランクジャーナルの軸受ホルダ2
1 (第2.第3図)を成形するために用いられる。
各層19は各第2成形部18□に対応して設けられてお
り、第2キヤビテイC2の容量の大きな部分に溶湯を早
期に注入するようになっている。
両湯道17は、湯溜部14側より湯道光17aに向けて
断面積が段階的に減少するように、湯道17底面が湯溜
部14側より数段の上り階段状に形成されている。各段
部17bに連なる各立上がり部17cは溶湯を各層19
にスムーズに導くことができるように斜めに形成される
このように湯道17の断面積を段階的に減少させると、
断面積の大きな部分では大量の溶湯を遅い速度で堰19
を通じて第2キヤビテイC2に注入し、また断面積の小
さな部分では少量の溶湯を速い速度で堰19を通じて第
2キヤビテイC2に注入することができるので、そのキ
ャビティC2内では両側下端よりその全長に亘って略均
等に湯面が上昇し、したがって溶湯がキャビティC2内
で乱流を起こすことがなく、空気等のガスが溶湯に巻き
込まれることを防止して巣の発生を回避することができ
る。また溶湯の注入作業が効率良く行ねれるので、鋳造
能率を向上させることができる。
第5.第6図に示すように各第1成形部18゜の頂面に
、鋳鉄製スリーブ3の内周面と嵌合する位置決め突起2
2が突設され、その位置決め突起22の中心に凹部23
が形成される。また両側に位置する2つの第1成形部1
8□に、位置決め突起22の両側において第1成形部1
8.を貫通する貫通孔24が形成され、それら貫通孔2
4に一対の仮設置ピン25がそれぞれ摺合され、それら
仮設置ピン25は、後述する水ジヤケツト用砂中子の仮
設置のために用いられる。両板設置ピン25の下端は、
成形ブロック18の下方に配設された取付板26に固定
される。その取付板26に2本の支持ロッド27が挿通
され、各支持ロッド27の下部と取付板26の下面との
間にコイルばね28が縮設される。型開き時には、取付
板26は各コイルばね28の弾発力を受けて各支持ロッ
ド27先端のストッパ27aに当接するまで上昇し、こ
れにより各仮設置ピン25の先端は第1成形部18、頂
面より突出している。各仮設置ピン25の先端面に砂中
子の下縁と係合する凹部25aが形成される。
また両側に位置する2つの第1成形部18.に、両頁通
孔24間の三等分位置において第1成形部18、を貫通
する貫通孔29が形成され、その貫通孔29に下端を取
付板26に固定された作動ピン30が摺合される。型開
き時には、作動ピン30の先端は凹部23内に突出し、
また型閉め時には後述する拡径機構により押し下げられ
、これにより両板設置ピン25を第1成形部181頂面
より引き込ませるようになっている。
第1および第2側型10..10gにおける第1キャビ
ティC,を画成する壁部の中央部分に砂中子を本設置す
るための中子受31が2個所宛設けられている。各中子
受31は砂中子の位置決めを行う保合孔31aと、その
開口部外周に形成されて砂中子を挟持する挟持面31b
とよりなる。
上型9の型締め用凹部12に、前記サイアミーズ環状体
Rを成形すべく、第1キヤビテイC1に連通ずる第3キ
ヤビテイC3が形成され、また上型9に第3キヤビテイ
C3に連通ずる複数のガス抜き孔32が形成される。
それらガス抜き孔32に閉鎖ピン34が遊挿され、それ
ら閉鎖ピン34の上端部は上型9の上方に配設される取
付板36に固定される。
各ガス抜き孔32の、第3キヤビテイC3に対する連道
端から上方へ所定の長さに亘って延びる小径部32aは
各閉鎖ピン34の下端部と嵌合して第3キヤビテイC3
を閉鎖し得るようになっている。
上型9の上面と取付板36間に、油圧シリンダ39が介
装され、その油圧シリンダ39の作動により取付板36
を昇降して各閉鎖ピン34により各小径部32aを開閉
するようになっている。40は取付板36の案内ロッド
である。
上型9に、各シリンダバレル11〜14に鋳ぐるまれる
スリーブ4に拡径力を与えた状態そのスリーブ4を保持
するための拡径機構41が設けられ、その機構41は下
記のように構成される。
上型9に、作動ピン30の延長軸線に中心線を合致させ
た貫通孔42が形成され、その貫通孔42に支持ロッド
43が遊挿される。その支持ロッド43の上端部は上型
9の上面に立設されたブラケット44に固定され、また
その下端部に溶湯浸入防止板45が固着される。溶湯浸
入防止板45の下面に、下型11における第1成形部1
8.頂面の凹部23に嵌合し得る凸部45aが形成され
る。
スリーブ4に拡径力を与える中空の保持筒46は円形の
外周面と、上部から下部に向けて下り勾配のテーパ孔4
7を有し、上型9から下方へ突出する支持ロッド43の
下部は保持筒46のテーパ孔47に遊挿される。その保
持筒46の上端部は上型9における第3キヤビテイC8
の環状部を画成する段付凸部48の下端面に当接し、ま
た保持筒46の下端面は溶湯浸入防止板45に当接する
第9図に示すように保持筒46の周壁部にその内周面お
よび外周面より半径方向に延びる複数のすり割溝49が
交互に且つ円周上等間隔に形成される。
支持ロッド43に、保持筒46を拡径するための中空状
作動ロッド50が支持ロッド43の略全長に亘って摺合
され、その作動ロッド50は保持筒46のテーパ孔47
に嵌合するテーパ部50aと、そのテーパ部50aに連
設されて上型9の貫通孔42に摺合されると共に上型9
より突出する真内部50bとよりなる。テーパ部50a
に複数のピン57が突設され、それらピン57は保持筒
46の上下方向に長いピン孔58に挿入され、これによ
りテーパ部50aの上下動を許容しつつ保持筒46の回
止めがなされる。
上型9の上面に、油圧シリンダ51が固定され、その中
空ピストン52の上端部および下端面に突設された中空
ピストンロッド53..53□がシリンダ本体54の上
端壁および下端壁をそれぞれ貫通している。中空ピスト
ン52および中空ピストンロッド53を貫通する貫通孔
55に作動ロッド50の真内部50bが挿入され、その
真内部50bの環状溝に嵌めた抜止めストッパ56..
56□を中空ピストンロッド53..53□の上、下端
面にそれぞれ当接させて中空ピストン52により作動ロ
ッド50を昇降するようになっている。
前記拡径機構41はシリンダブロックSの各シリンダバ
レル1.〜14に対応して4Ja設けられる。
第10.第11図は水ジヤケツト用砂中子59を示し、
その砂中子59は、シリンダブロックSの4本のシリン
ダバレルII〜1.に対応して4本の円筒部60.〜6
04を備えると共にそれらの相隣るもの相互の重合する
周壁を欠如させた中子本体61と、水ジャケットをシリ
ンダヘッドの水ジャケットに連通する連通ロアおよび補
強デツキ部8を形成すべく、中子本体61の上端部に突
設された複数の突起62と、中子本体61のシリンダバ
レル配列方向側外側面、図示例は中間に位置する2本の
円筒部60g、60aの両外側面にそれぞれ突設された
幅木63とより構成される。
各幅木63は中子本体61と一体の大径部63aと、そ
の端面に突設される小径部63bとより形成される。
次に前記鋳造装置によるシリンダブロック素材Smの鋳
造作業について説明する。
先ず第5図に示すように上型9を上昇させ、また両側型
10+、10□を互いに離間するように移動させて型開
きを行う。拡径機構41においては、各油圧シリンダ5
1を作動させて中空ピストン52により作動ロッド50
を下降させ、テーパ部50aの下方移動により保持筒4
6を縮径させる。また上型9上面の油圧シリンダ39を
作動させて取付板36を介し各閉鎖ピン34を上昇させ
、各ガス抜き孔32を開放する。さらに給湯シリンダニ
5内のプランジャ16を下降させる。
略真円の鋳鉄製スリーブ4を各保持筒46に遊嵌し、ス
リーブ4の上端開口を上型9の凸部4日の小径部48a
に嵌合して閉鎖し、またスリーブ4の下端面を溶湯浸入
防止板45に嵌合して溶湯浸入防止板45によりスリー
ブ4の下端開口を閉鎖する。そして拡径機構41の油圧
シリンダ51を作動させ、その中空ピストン52により
作動ロンド50を上昇させる。これによりテーバ部50
aが上方へ移動するので保持筒46が拡径し、スリーブ
4は拡径力を受けて保持筒46に確実に保持される。
第5.第11図に示すように砂中子59における両側の
円筒部601,604下縁を、下型11における両側の
第1成形部181の頂面に突出する各仮設置ピン25の
凹部25aに係合させて砂中子59の仮設置を行う。
両側型10..10□をそれらが互いに接近する方向に
所定距離移動させ、各中子受31と各幅木63とを係合
して砂中子59の本設置を行う。
即ち、各中子受31の係合孔31aに砂中子59におけ
る各幅木63の小径部63bを嵌合して砂中子59を位
置決めし、また各大径部63aのシリンダバレル配列方
向と平行な端面を各中子受31の挟持面31bに衝合し
て砂中子59をそれら挟持面31bにより挟持するもの
である。
第6図に示すように、上型9を下降させて各スリーブ4
を砂中子59の各円筒部60.〜604内に挿入し、溶
湯浸入防止板45の凸部45aを第1成形部181頂面
の凹部23に嵌合する。溶湯浸入防止板45の凸部45
aにより作動ピン30が押し下げられるので各仮設置ピ
ン24が下降して第1成形部18.頂面より引込む。ま
た砂中子59の各突起62は第3キヤビテイC3に遊挿
される。さらに上型9の型締め用凹部12が両側型10
1,102の型締め用凸部13に嵌合して型締めが行わ
れる。この場合スリーブ4の下端面と第1成形部18+
の頂面間に前記弧状体Aを成形する空間Sが形成される
下型11の湯溜部14に溶解炉よりアルミニラム合金よ
りなる溶湯を供給し、プランジャ16を上昇させて溶湯
を両湯道17より堰19を通じて第2キヤビテイC2の
雨下縁よりそのキャビティC2、第1キヤビテイCIお
よび第3キヤビテイC2に順次注入する。各キャビティ
01〜C3内の空気等のガスは、溶湯により押し上げら
れてガス抜き孔32を通じ上型9の上方へ抜ける。
この場合側湯道17は前述のように湯道光17aに向け
て断面積が段階的に減少するように、湯道底面が湯溜部
14側より数段の上り階段状に形成されているので、プ
ランジャ16の上昇により溶湯は両湯道17より各層1
9を通じて第2キヤビテイC2の両側下端よりその全長
に亘って略均等にそのキャビティC2内をスムーズに押
し上げられる。したがって溶湯が両キャビティC,,C
2内で乱流を起こすことがなり、溶湯中への空気等のガ
スの巻込みを防止して巣の発生を回避することができる
。また溶湯に含まれた不純物、酸化物等の垢は第1.第
2キャビティC,、C,内を上昇して第3キャビティC
,lに溜まる。
第3キヤビテイC8が溶湯で満たされた後、上型9上の
油圧シリンダ39を作動させて取付板36を下降させ、
閉鎖ピン34.35によって第3キヤビテイC3に連通
ずる小径部32aを閉鎖して溶湯を加圧下で凝固する。
前記注湯作業におけるプランジャ16の変位および溶湯
の圧力は第12図に示すように制御される。
即ち、プランジャ16はその移動速度を第1〜第3速v
1〜V3の3段階に制御される。本実施例では第1速V
1は0.08〜0.3 m/sec 、第2速■2は0
.14〜0.18 m/sec 、第3速v3は大幅な
減速状態となるように0.04〜0.08m/secに
それぞれ設定され、この3段階の速度制御によって溶湯
の波立を防止して空気等のガスを巻き込むことのない静
かな溶湯流を形成し、その溶湯を前記両キャビティC2
+CIに効率良く注入し、加圧することができる。
またプランジャ16の第1速■、では、溶湯は両湯道1
7等に充満するだけであるから溶湯の圧力P1は略一定
に保持され、プランジャ16の第2、第3速Vz 、V
3では溶湯は両キャビティC0,C2に充填されるので
溶湯の圧力P2は上昇する。プランジャ16を第3速v
3で所定時間移動させた後は、溶湯の圧力P3を約1.
5秒間、150〜400kg/caに保持し、これによ
り砂中子59を溶湯により完全に包んでその表面に溶湯
凝固膜を形成する。
前記時間経過後においては、プランジャ16を再び速度
■4で減速移動させるので溶湯の圧力P4はさらに上昇
し、その圧力P、が200〜600 kg / csA
となったときプランジャ16の移動を止めてこの状態で
溶湯を凝固させる。
この場合スリーブ4に拡径力を与えておくので溶湯の圧
力によるスリーブ4の変形が防止される。
また前記のように溶湯の圧力を所定時間路一定に保つこ
とにより砂中子59の表面に溶湯凝固膜を形成すると、
次の溶湯加圧時に砂中子59が前記膜により保護されて
破損することがない。
さらに砂中子59は、それの各幅木63を介して両側型
101.10□により正確な位置に挟持されているので
、第1キヤビテイCI内への溶湯の充填時およびそのキ
ャビティC8内の溶湯の加圧時において砂中子59が浮
き上がったりすることがない。また各幅木63の大径部
63aの端面が両側型101.10□における中子受3
1の挟持面31bに衝合しているので、砂中子59が脹
らみ傾向になると、その変形力は各挟持面31bにより
支承され、これにより砂中子59の変形が防止されて各
スリーブ4回りの肉厚が均一なサイアミーズシリンダバ
レル1が得られる。
前記のようにプランジャ16の移動速度および溶湯の圧
力を制御することによってダイカスト鋳造と略同じ生産
効率を以てクローズドデツキ型のシリンダブロック素材
を鋳造することができる。
溶湯が凝固を完了した後、拡径機構41の油圧シリンダ
51を作動させ、作動ロンド50を下降させてスリーブ
4に対する保持筒46の拡径力を除去する。
シリンダブロック素材Smにおいては、各スリ−ブ4の
上端部4aが各環状体r、〜r4により、また各スリー
ブ4の下端面4bが一対の弧状体Aおよび軸受ホルダ2
1によりそれぞれ覆われているので、サイアミーズシリ
ンダバレル1に発生するスリーブ軸線方向への凝固収縮
力が、各環状体r1〜r4が各スリーブ上端部4aに、
また各弧状体Aおよび軸受ホルダ21が各スリーブ4の
下端面4bにそれぞれ係止することによって抑制される
。同時に各環状体r1〜r4、各弧状体Aおよび各軸受
ホルダ21にスリーブ半径方向内方への凝固収縮力が発
生する。
これによりサイアミーズシリンダバレル1における上端
部および下端部のスリーブ4への密着性を向上させるこ
とができる。
離型後サイアミーズシリンダバレル1および外壁部2か
らサイアミーズ環状体Rを切除することにより鋳造欠陥
部が除去されると共に中子59の各突起62によって各
連通ロアおよび補強デツキ部8が形成され、また砂抜き
を行うことにより水ジャケット6が得られ、さらに各ス
リーブ4の内周面に真円加工を施す等所定の加工を施す
ことにより第1〜第3図に示すシリンダブロックSが得
られる。
なお、軽合金としてはマグネシウム合金等を用いること
が可能である。
C1発明の効果 本発明によれば、シリンダブロック素材鋳造時において
、そのサイアミーズ環状体に溶湯に含まれる不純物、酸
化物等の垢を溜めてサイアミーズシリンダバレルにおけ
る鋳造欠陥の発生を防止することができる。
またサイアミーズ環状体を構成する各環状体によりサイ
アミーズシリンダバレルに発生ずるスリーブ軸線方向へ
の凝固収縮力を抑制し、同時に各環状体に発生するスリ
ーブ半径方向内方への凝固収縮力を利用し、これにより
ザイアミーズシリンダバレル上端部のスリーブへの密着
性を向上させることができる。
そして鋳造後サイアミーズ環状体をサイアミーズシリン
ダバレルより切除するので、鋳造欠陥部が除去され、ま
たサイアミーズシリンダバレル上端部のスリーブへの密
着性が維持されるので、高品質な略合金製サイアミーズ
型シリンダブロックを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第3図は本発明により得られたサイアミーズ型
シリンダブロックを示し、第1図は上方からみた斜視図
、第2図は第1図n−n線断面図、第2A図は第2図I
Ia−Ila線断面図、第3図は下方から見た斜視図、
第4図はザイアミーズ型シリンダブロック素材を上方か
ら見た斜視図、第4A図は第4図IVa −IVa線断
面図、第5図は鋳造装置の型開き時の縦断正面図、第6
図は鋳造装置の型閉め時の縦断正面図、第7図は第1図
n−n線断面図、第8図は第1図n−n線断面図、第9
図は第1図n−n線断面図、第10図は砂中子を上方か
ら見た斜視図、第11図は第10図XI−XI線断面図
、第12図は時間に対する溶湯の圧力の関係を示すグラ
フである。 R・・・サイアミーズ環状体、r、〜r4・・・環状体
、Sm・・・サイアミーズ型シリンダブロック素材、1
・・・サイアミーズシリンダバレル、11〜14・・・
シリンダバレル、4・・・スリーブ、4a・・・上端部
持 許 出 願 人  本田技研工業株式会社第4図 第3図 第1図 第2図 第12図 手続補正書輸発) 昭和 61年 9月30日 昭和60年特許 願第146243号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 名 称 (532)本田技研工業株式会社4、代   
理   人  〒105 住 所  東京都港区新橋四丁目4番5号 第1ニジム
ラビル5 補正の対象 補正の内容 19明細書第5頁第13行〜第17行を下記の通り訂正
する。 記 「サイアミーズシリンダバレル1の外周が臨む水ジャケ
ット6が形成される。その水ジャケット6のシリンダヘ
ッド側端部において、サイアミーズシリンダバレル1と
外壁部2間は複数の補強デツキ部8により部分的に連結
され、相隣る補強デッ」2、明細書第6頁第19.第2
0行を下記の通り訂正する。 記 「右二つ割の第1および第2側型101.10□ならび
に第7図において左右二つ割の第3および第4側型10
3,10.と、各側型1.01〜104を摺動自在に載
置する下型」 3、明細書第7頁第2行、 「両側型101.1’0□」とあるを、「各側型101
〜104の上半部」と訂正する。 4、明細書第7頁第6.第7行、 「両側型101.10□」とあるを、 「各側型10.〜104」と訂正する。 5、明細書第7頁第17.第18行、 [両側型101.10!Jとあるを、 「各側型101〜10.の下半部」と訂正する。 6、明細書第15頁第13行を下記の通り訂正する。 記 「た相対向する両側型101,10□ ;10a+10
、を互いに離間するように」 7、明細書第17頁第6行、 「ものである。」とある次に、下記を加入する。 記 「また、他の両側型10ff、10.も同様に移動させ
る。」 8、明細書第7頁第25.第16行、 「両側型10..10□」とあるを、 「各側型10.〜10.」と訂正する。 9、明細書第19頁第11行、 r O,3Jとあるを、 ro、12Jと訂正する。 10、別紙図面に未配するように、図面第7図の符号r
lO+Jをrlo!Jと訂正し、また符号rlo4Jを
加入する。 以上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 軸線を上下方向に向けた鋳鉄製スリーブを鋳ぐるんで、
    直列に並ぶ複数のシリンダバレルの相隣るもの相互を結
    合したサイアミーズシリンダバレルと、前記各スリーブ
    の上端部を覆うように前記サイアミーズシリンダバレル
    の上端部に突設された複数の環状体の相隣るもの相互を
    結合したサイアミーズ環状体とを備えたシリンダブロッ
    ク素材を軽合金より鋳造する工程と;前記サイアミーズ
    環状体を前記サイアミーズシリンダバレルより切除する
    工程と;よりなる軽合金製サイアミーズ型シリンダブロ
    ックの製造方法。
JP14624385A 1985-07-03 1985-07-03 軽合金製サイアミ−ズ型シリンダブロツクの製造方法 Granted JPS62110859A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01157755A (ja) * 1987-12-15 1989-06-21 Mazda Motor Corp 異種材の鋳ぐるみ鋳造方法
JPH0232353U (ja) * 1988-08-22 1990-02-28

Cited By (3)

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JPH0232353U (ja) * 1988-08-22 1990-02-28
JPH0248122Y2 (ja) * 1988-08-22 1990-12-18

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