JP2002353343A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002353343A JP2001160634A JP2001160634A JP2002353343A JP 2002353343 A JP2002353343 A JP 2002353343A JP 2001160634 A JP2001160634 A JP 2001160634A JP 2001160634 A JP2001160634 A JP 2001160634A JP 2002353343 A JP2002353343 A JP 2002353343A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】書き込み・消去に対する耐性の高いトンネル絶
縁膜を有する浮遊ゲート型トランジスタを容易に作製可
能にする。 【解決手段】シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介して
設けられた浮遊ゲートと、浮遊ゲート上にゲート間絶縁
膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲート型
トランジスタにおいて、シリコン基板1とトンネル酸化
膜3との間あるいは浮遊ゲート電極5とトンネル酸化膜
3との間に制御して第1酸窒化膜4あるいは第2酸窒化
膜8が形成される。そして、トンネル絶縁膜はシリコン
酸化膜/第1酸窒化膜あるいは第2酸窒化膜/シリコン
酸化膜/第1酸窒化膜の構造に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置とその
製造方法に係り、特に不揮発性半導体装置のトンネル絶
縁膜の構造とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリやEPROM等の不揮
発性半導体装置においては、情報の書き込み・消去の
際、基板と浮遊ゲート間でトンネル絶縁膜を介して電子
の注入・放出が行われる。このときトンネル絶縁膜には
高電界によるストレスがかかるため、情報の書き込み・
消去を繰り返すことにより、トンネル絶縁膜の劣化が進
行し、情報の保持特性が低下するという問題がある。
【0003】近年、素子の信頼性向上や長寿命化ととも
に素子動作の高速化がますます求められている。しか
し、高速で書き込み・消去を行うことはトンネル絶縁膜
の劣化を加速することになる。また、高速化のためには
トンネル絶縁膜は薄いほうが好ましいが、薄くすると信
頼性の低下をまねく。このように、高速化と信頼性との
間にはトレードオフの関係があるため、トンネル絶縁膜
の劣化の問題は、素子の信頼性や寿命だけでなく動作特
性の向上の点でも大きな問題となっている。
【0004】上記フラッシュメモリやEPROMに用い
る従来の浮遊ゲート型(MIS)トランジスタの基本構
造を図9に基づいて説明する。以下、このような技術を
第1の従来技術と記す。図9に示すように、シリコン基
板101表面の素子分離絶縁膜102により画定された
素子活性領域にトンネル絶縁膜103が形成されてい
る。ここで、トンネル絶縁膜は膜厚10nm程度のシリ
コン酸化膜である。そして、上記トンネル絶縁膜103
および素子分離絶縁膜102の一部を被覆するように浮
遊ゲート電極104が形成されている。ここで、浮遊ゲ
ート電極104はN型不純物を含有する多結晶シリコン
膜で構成される。
【0005】そして、この浮遊ゲート電極104上にシ
リコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜(ON
O)構造の電極間絶縁膜105が形成される。ここで、
このONO構造の電極間絶縁膜105の膜厚は、シリコ
ン酸化膜の換算膜厚にして10〜30nmの範囲に設定
される。そして、上記電極間絶縁膜105上に制御ゲー
ト電極106が設けられている。
【0006】上述した従来の技術では、トンネル絶縁膜
103としてシリコン酸化膜を用いているが、更に、上
記の浮遊ゲート型トランジスタのトンネル絶縁膜として
酸窒化膜(SiOxNy膜)を使用する構造のものが特
開平6−125089号公報に提案されている。以下、
この技術に関するものを第2の従来技術と記す。この場
合の酸窒化膜の形成では、亜酸化窒素(N2 O)ガスを
雰囲気ガスとしてSi−Ge膜表面を拡散炉で酸窒化し
ている。
【0007】更には、上記のトンネル絶縁膜を酸窒化膜
で形成する方法として種々の技術が提案されている。例
えば、特開平7−193059号公報には、シリコン基
板上に酸素ガスを用いてパイロジェニック酸化してシリ
コン酸化膜を形成した後、密閉型の抵抗加熱炉内でN2
とN2 Oを大気圧で流して1000℃で加熱して、厚さ
7.5nm程度のトンネル絶縁膜を形成することが開示
されている。窒化性ガスとしては、N2 O以外にNO、
NO2 が記載され、窒化性ガスの圧力は大気圧以下に減
圧してもよいことが記載されている。また、熱処理温度
については950℃〜1050℃で行うことが記載され
ている。
【0008】また、特開平9−139437号公報に
は、トンネル酸化膜を次のようにして形成することが開
示されている。まず、シリコン基板上に第1二酸化シリ
コン層(厚さ3.5nm)を形成した後にアルゴン雰囲
気中でアニールする。次いで、この第1二酸化シリコン
層の下に第2二酸化シリコン層(厚さ3nm)を形成
し、続いてアルゴン雰囲気中でアニールする。その後、
2 O雰囲気で、800〜1200℃で窒化を行う。例
えば、約950℃で28分間に亘り窒化する。その結
果、厚さ9.5nmの窒化酸化物誘電体層(トンネル絶
縁膜)を得ている。ここで、N2 Oに代えてNOを用い
てもよいことも記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリやE
PROM等の不揮発性半導体装置の高性能化が強く要求
されてきている。特に、上述した情報の書き込み・消去
の回数を106 以上にすることが必要になってきてい
る。本発明者は、上述した浮遊ゲート型トランジスタの
書き込み・消去とその後の浮遊ゲート型トランジスタの
特性劣化について詳細に調べた。
【0010】その結果、浮遊ゲート型トランジスタへの
書き込み・消去により、トンネル絶縁膜103内に電子
サイト(後述する)が生成すること、および、シリコン
基板表面のバンド構造での禁制帯領域と浮遊ゲート電極
表面の禁制帯領域に界面準位の生成することが判明し
た。これについて図10に基づいて詳細に説明する。図
10(a)は、情報の消去の場合に対応するバンドダイ
ヤグラムである。図に示すように、浮遊ゲート電極10
4a側に負電圧を印加しトンネル絶縁膜103aに10
MV/cm程度の電界を形成すると、電子eはトンネル
絶縁膜103aを通りシリコン基板101a側に流入す
る。これが、FN(Fowler Nordheim)
電流となる。
【0011】この電子eはシリコン基板101aではホ
ットエレクトロンとなり、正孔hをシリコン基板101
aに生成する。この正孔hは、上記電界によりトンネル
絶縁膜103aの界面近傍に捕獲される。そして、図1
0(a)に示すように、この正孔は電子サイト107お
よび界面準位108を形成する。ここで、電子サイトと
は、電子がトンネル絶縁膜中で存在できる準位のことで
ある。この電子サイト107は、シリコン基板101界
面からの距離が3nm内のトンネル絶縁膜103に生成
する。
【0012】図10(b)は、情報の書き込みの場合に
対応するバンドダイヤグラムである。図に示すように、
シリコン基板101a側に負電圧を印加しトンネル絶縁
膜103aに10MV/cm程度の電界を形成すると、
電子eはトンネル絶縁膜103aを通り浮遊ゲート電極
104a側にFN電流として流入する。
【0013】この場合では、電子eは浮遊ゲート電極1
04aでホットエレクトロンとなり、正孔hを浮遊ゲー
ト電極104aに生成する。そして、この正孔hは、上
記電界によりトンネル絶縁膜103aの界面近傍に捕獲
され、図10(b)に示すように、電子サイト109お
よび界面準位110を形成する。ここで、この電子サイ
ト109は、浮遊ゲート電極103からの距離が3nm
内のトンネル絶縁膜103に生成する。
【0014】このようにして、第1の従来技術では、上
述した書き込み・消去の回数が増加するに伴い、上記の
電子サイトおよび界面準位が多量に生成される。
【0015】このために、浮遊ゲート型トランジスタの
浮遊ゲート電極104に情報保持する場合に、その保持
特性が非常に悪くなる。この機構について図11で説明
する。図11は、情報保持の場合に対応するバンドダイ
ヤグラムである。図11に示すように、浮遊ゲート電極
104aに蓄積した電子eは、トンネル絶縁膜103a
に生成した上記電子サイト109へとトンネル機構で移
動し、更にこの電子サイト109から電子サイト107
へとトンネル移動する。そして、最終的にシリコン基板
101aへと流出する。そして、電子サイトを介した電
子の(直接)トンネルは直接トンネル電流となり、電子
の保持特性を劣化させることになる。また、この上記電
子のトンネルは上述した界面準位108あるいは110
を介しても生じるものである。
【0016】第2の従来技術では、トンネル絶縁膜は酸
窒化膜で構成される。この場合には、上述した電子サイ
トの発生あるいは界面準位の増加は少ない。しかし、こ
の場合には、トンネル絶縁膜の品質が低下し絶縁性が悪
くなる。これは、トンネル絶縁膜を構成するシリコン酸
化膜が全領域に亘り無制御に窒素原子を含むからであ
る。この窒素原子は、シリコン酸化膜中で正の固定電荷
となり、また、電子トラップとなりシリコン酸化膜の絶
縁性を低下させる。
【0017】そこで本発明の目的は、上記の問題を解決
し、書き込み・消去に対する耐性が高く、高品質のトン
ネル絶縁膜を有する不揮発性半導体装置を容易に作製可
能にすることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体装置では、シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介して
設けられた浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間絶
縁膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲート
型トランジスタにおいて、前記シリコン基板とトンネル
絶縁膜との間あるいは前記浮遊ゲートとトンネル絶縁膜
との間に酸窒化膜が形成されている。
【0019】あるいは、本発明の半導体装置では、シリ
コン基板上にトンネル絶縁膜を介して設けられた浮遊ゲ
ートと、該浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介して設け
られた制御ゲートを有する浮遊ゲート型トランジスタに
おいて、前記シリコン基板上に第1の酸窒化膜が形成さ
れ前記第1の酸窒化膜上にシリコン酸化膜が形成され、
前記トンネル絶縁膜は前記第1の酸窒化膜と前記シリコ
ン酸化膜とを含んでいる。
【0020】あるいは、本発明の半導体装置では、シリ
コン基板上にトンネル絶縁膜を介して設けられた浮遊ゲ
ートと、該浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介して設け
られた制御ゲートを有する浮遊ゲート型トランジスタに
おいて、前記シリコン基板上に第1の酸窒化膜が形成さ
れ前記第1の酸窒化膜上にシリコン酸化膜が形成され前
記シリコン酸化膜上に第2の酸窒化膜が形成され、前記
トンネル絶縁膜は前記第1の酸窒化膜、前記シリコン酸
化膜、第2の酸窒化膜を含んでいる。
【0021】ここで、前記第1あるいは第2の酸窒化膜
中の窒素濃度は、5at.%〜20at.%の範囲に設
定されている。また、前記第1あるいは第2の酸窒化膜
の膜厚は、最大窒素原子濃度の半値幅で計測して、0.
5nm〜3nmの範囲に設定されている。
【0022】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介して設けられ
た浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介
して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲート型トラン
ジスタの製造方法であって、シリコン基板表面にシリコ
ン酸化膜を形成し、続いて、酸化窒素を含む窒化性ガス
雰囲気下で熱処理を行い前記シリコン基板とシリコン酸
化膜の間に酸窒化膜を形成することによって前記トンネ
ル絶縁膜を形成する。ここで、前記酸化窒素を含む窒化
性ガスは、NOガス、NO+N2 ガス、N2 Oガスある
いはN2 O+N 2 ガスである。
【0023】あるいは、本発明の半導体装置の製造方法
は、シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介して設けられ
た浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介
して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲート型トラン
ジスタの製造方法であって、シリコン基板表面にシリコ
ン酸化膜を形成し、続いて、酸化窒素を含む窒化性ガス
雰囲気下で熱処理を行い前記シリコン基板とシリコン酸
化膜の間に酸窒化膜を形成し、更に、窒素ラジカル雰囲
気下で熱処理を行い前記シリコン酸化膜表面に酸窒化膜
を形成することによって前記トンネル絶縁膜を形成す
る。
【0024】ここで、前記酸化窒素を含む窒化性ガス雰
囲気下での熱処理はランプ加熱で行うとよい。
【0025】本発明により、不揮発性半導体装置を構成
する浮遊ゲート型トランジスタの書き込み・消去に対す
る耐性が大幅に向上する。そして、高品質で所望の素子
特性を発揮させ得るトンネル絶縁膜を有する不揮発性半
導体装置を歩留まり良く容易に作製することができるよ
うになる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について図1乃至図5で説明する。ここで、図1および
図2は本発明の上記浮遊ゲート型トランジスタの基本構
造の断面図である。そして、図3乃至図5は本発明の効
果を説明するためのバンドダイヤグラムおよび電気特性
のグラフである。本発明の特徴は、トンネル絶縁膜を積
層する酸窒化膜(SiOxNy)とトンネル酸化膜(S
iO2 )とで構成するところにある。
【0027】図1に示すように、例えば導電型がP型の
シリコン基板1表面に素子分離絶縁膜2が形成され、素
子分離絶縁膜2で画定された素子活性領域にトンネル酸
化膜3が形成されている。ここで、トンネル酸化膜3は
膜厚7nm〜10nm程度のシリコン酸化膜(SiO
2 )である。
【0028】そして、上記トンネル酸化膜3とシリコン
基板1との間に第1酸窒化膜4が形成されている。ここ
で、第1酸窒化膜4の膜厚は0.5nm〜3nmの範囲
にする。また、この第1酸窒化膜4中の窒素濃度は5a
t.%〜20at.%になるようにするとよい。これら
の理由については後述する。
【0029】このトンネル酸化膜3と素子分離絶縁膜2
の一部とを被覆するように浮遊ゲート電極5が形成され
ている。ここで、浮遊ゲート電極5はN型不純物を含有
する膜厚150nm程度の多結晶シリコン膜で構成され
る。そして、この浮遊ゲート電極5上にシリコン酸化膜
/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜(ONO)構造の電
極間絶縁膜6が形成される。ここで、このONO構造の
電極間絶縁膜6の膜厚は、シリコン酸化膜の換算膜厚に
して10〜20nmの範囲に設定される。そして、上記
電極間絶縁膜6上に制御ゲート電極7が設けられてい
る。
【0030】次に、本発明の別の浮遊ゲート型トランジ
スタの基本構造について図2に基づいて説明する。この
場合には、図1で説明した構造において、トンネル酸化
膜3上にも酸窒化膜が形成される。ここで、図1と同じ
ものは同一符号で示している。
【0031】図2に示すように、シリコン基板1表面に
素子分離絶縁膜2が形成され、素子活性領域にトンネル
酸化膜3が形成されている。ここで、トンネル酸化膜3
は膜厚7nm〜10nm程度のシリコン酸化膜(SiO
2 )である。そして、上記トンネル酸化膜3とシリコン
基板1との間には第1酸窒化膜4が形成されている。更
に、上記トンネル酸化膜3上に第2酸窒化膜8が形成さ
れる。以下、図1で説明したのと同様に第2酸窒化膜8
上に浮遊ゲート電極5が形成されている。
【0032】ここで、第1酸窒化膜4および第2酸窒化
膜8の膜厚は0.5nm〜3nmの範囲にするとよい。
また、この第1酸窒化膜4および第2酸窒化膜8中の窒
素濃度は5at.%〜20at.%になるようにすると
よい。
【0033】次に、本発明の上記構造で生じる効果につ
いて説明する。図3(a)は、図2に対応した浮遊ゲー
ト型トランジスタの情報消去の場合に対応するバンドダ
イヤグラムである。図10(a)で説明したのと同様
に、トンネル酸化膜3aに10MV/cm程度の電界を
形成すると、電子eは第2酸窒化膜8a、トンネル酸化
膜3aおよび第1酸窒化膜4aを通りシリコン基板1a
側に流入する。これがFN電流となる。この電子eはシ
リコン基板1aではホットエレクトロンとなり正孔hを
シリコン基板1aに生成する。しかし、本発明では、正
孔hは、第1酸窒化膜に電子サイトを形成することはほ
とんど無い。また、従来技術に比べてこの正孔によるシ
リコン基板1aの界面準位生成は非常に少ない。
【0034】図3(b)は、情報の書き込みの場合に対
応するバンドダイヤグラムである。図に示すように、シ
リコン基板1a側に負電圧を印加しトンネル酸化膜3a
に10MV/cm程度の電界を形成すると、電子eは第
1酸窒化膜、トンネル酸化膜3aおよび第2酸窒化膜8
aを通り浮遊ゲート電極5a側にFN電流として流入す
る。この場合も、電子eは浮遊ゲート電極5aでホット
エレクトロンとなり、正孔hを浮遊ゲート電極5aに生
成する。しかし、本発明では、この正孔hが第2酸窒化
膜8aに電子サイトを形成することはほとんど無い。ま
た、従来技術に比べてこの正孔による浮遊ゲート電極5
a界面での界面準位の生成は非常に少ない。
【0035】本発明の上述した第1あるいは第2酸窒化
膜は、上記生成した正孔をほとんどトラップしない。ま
た、酸窒化膜にはSi−N結合が存在する。このSi−
N結合はSi−O結合に比べてその結合強度が大きい。
このために、上述した電子サイトの生成は第1あるいは
第2酸窒化膜中で大幅に低減することになる。これに対
して、第1の従来技術のようなシリコン酸化膜で構成さ
れたトンネル絶縁膜は正孔をトラップし易くまたSi−
O結合が切断され易い。そして、このトラップされた正
孔が電子サイトを形成することになる。
【0036】このように、酸窒化膜中のSi−N結合
は、Si−O結合に比べてその結合強度が大きい上に、
その結合の長さが、Si−Si結合の長さに近くなる。
このために、シリコン基板との界面において構造的な応
力が低減する。そして、上記正孔により、Si−N結合
が切断する確率は大幅に低減し、上述した界面準位の生
成量が低減する。
【0037】ここで、上述したように、正孔hによる電
子サイトは、シリコン基板あるいは浮遊ゲート電極との
界面からの距離が3nm内のトンネル絶縁膜に生成す
る。このために、この領域に酸窒化膜を形成すると本発
明の効果が生じる。なお、図1に対応する浮遊ゲート型
トランジスタ構造の場合にも、上記理由から同様の効果
が生じるものである。
【0038】次に、図4と図5に基づいて本発明の具体
的な効果を説明する。図4では、MOSトランジスタ構
造のゲート電極に106 回の書き込み・消去に相当する
ストレス電流を流した後に、シリコン基板とMOSトラ
ンジスタのゲート電極間のリーク電流を測定した。ここ
で、MOSトランジスタのゲート絶縁膜としては、第1
の従来技術ではシリコン酸化膜をとり、第2の従来技術
では酸窒化膜(SiOxNy膜)をとっている。そし
て、本発明では、シリコン酸化膜(SiO2 )/酸窒化
膜(SiOxNy(1))あるいは酸窒化膜(SiOx
Ny(2))/シリコン酸化膜(SiO2 )/酸窒化膜
(SiOxNy(1))を用いている。
【0039】図4の横軸に上記ゲート絶縁膜の膜厚をと
り、横軸に上記リーク電流を対数表示で示した。ここ
で、ゲート絶縁膜にかかる電界は5MV/cmと一定に
なるようにして計測している。
【0040】図4に示されるように、本発明では、第1
の従来技術の場合よりも、上記リーク電流は低減する。
図1で示した構造に対応する、ゲート絶縁膜がSiO2
/SiOxNy(1)構造では、リーク電流値は第1の
従来技術の1/3程度に低減し、第2の従来技術の2/
3程度に低減するようになる。そして、図2で示した構
造に対応する、ゲート絶縁膜がSiOxNy(2)/S
iO2 /SiOxNy(1)構造では、リーク電流値は
従来技術の1/5以下に低減する。上記本発明の効果
は、上記SiOxNy中の窒素原子の濃度が5at.%
以上で顕著に現れる。
【0041】図5は、MOSトランジスタ構造のゲート
電極に106 回の書き込み・消去に相当するストレス電
流を流した後に、チャージポンピング法で、ゲート絶縁
膜の界面準位の増加量を評価したものである。ここで、
MOSトランジスタのゲート絶縁膜としては、第1の従
来技術ではシリコン酸化膜をとり、本発明では、上述し
たSiO2 /SiOxNy(1)あるいはSiOxNy
(2)/SiO2 /SiOxNy(1)を用いた。
【0042】この場合も、図5の横軸に上記ゲート絶縁
膜の膜厚をとり、縦軸には界面準位の増加量を対数表示
で示している。図5に示されるように、本発明では、第
1の従来技術の場合よりも、界面準位の増加量は少な
い。これは、SiO2 /SiOxNy(1)構造および
SiOxNy(2)/SiO2 /SiOxNy(1)構
造によらない。この界面準位の増加量は、第1の従来技
術の場合の1/10程度である。すなわち、1012/e
V・cm-2が1011/eV・cm-2になる。このように
界面準位の発生量が低減すると、浮遊ゲート型トランジ
スタのしきい値の低下は抑制され不揮発性半導体装置の
動作特性が安定する。
【0043】このように、本発明では、従来技術の場合
よりも、浮遊ゲート型トランジスタの書き込み・消去の
対する耐性が向上することが判る。また、第2の従来技
術に比べた場合には高品質のトンネル絶縁膜となる。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態として上
述した浮遊ゲート型トランジスタのトンネル絶縁膜の製
造方法について説明する。図6は、製造工程順の略断面
図である。
【0045】図6(a)に示すように、シリコン基板1
表面の所定の領域に素子分離絶縁膜2を形成する。ここ
で、素子分離絶縁膜2はシリコン酸化膜で構成される。
次に、素子分離絶縁膜2で囲われた素子活性領域のシリ
コン基板1表面を露出させる。そして、公知の熱酸化で
膜厚が8nm程度のトンネル酸化膜3を形成する。
【0046】次に、上記トンネル酸化膜3を有するシリ
コン基板1にランプ加熱による酸窒化処理を施す。この
ランプ加熱は、トンネル酸化膜の窒化領域形成の制御性
に優れ、また、昇温と降温が非常に短時間にできるた
め、不純物プロファイルの熱拡散変化を抑えることがで
きる。ランプ加熱によれば、30秒から5分間程度で十
分な酸窒化を行うことが可能である。
【0047】ここで、酸窒化処理での雰囲気ガスは、N
O、NO+N2 、N2 O、N2 O+N2 を用いるとよ
い。また、これらの窒化性ガス雰囲気での酸窒化の温度
は、熱処理装置の種類や、系内の圧力、酸化窒素分圧、
形成しようとするトンネル酸化膜の厚さに応じて適宜設
定されるが、所望の時間内で十分な窒化が行われるため
には、850℃以上とすることが好ましく、900℃以
上がより好ましく、950℃以上がさらに好ましい。ま
た、熱処理温度の上限としては、装置の耐熱限界や不純
物プロファイルの熱拡散変化抑制の点から1200℃以
下が好ましく、1150℃以下がより好ましく、110
0℃以下がさらに好ましい。図6(b)では、1050
℃で行っている。また、この場合には、NOガスを用い
そのガス圧力を約2×104 Paとしている。
【0048】この酸窒化処理で、トンネル酸化膜3下の
シリコン基板1表面を酸窒化しこの領域に第1酸窒化膜
4を形成する。ここで、第1酸窒化膜4の膜厚は2nm
程度である。
【0049】次に、図6(b)に示す状態のトンネル酸
化膜3表面を窒素ラジカル雰囲気に曝す。ここで、シリ
コン基板1の温度(処理温度)は200℃〜700℃に
なるように設定する。この窒素ラジカルにより、トンネ
ル酸化膜3表面が改質され第2酸窒化膜8が形成され
る。ここで、上記処理時間は、数秒〜300秒である。
例えば、図6(c)に示すように、処理温度が400℃
であると180秒の処理時間で2nm弱の膜厚の第2酸
窒化膜8が形成できる。
【0050】次に、図7と図8に基づいて、上記第1酸
窒化膜4および第2酸窒化膜8の制御について説明す
る。図7は、図6(b)工程後の、図8は、図6(c)
工程後のそれぞれのトンネル絶縁膜のSIMS(二次イ
オン質量分析法)の結果を示している。
【0051】図7に示すように、SiOxNy(1)層
はSiO2 膜とSi基板の界面に形成されている。そし
て、SiOxNy(1)層の最大窒素(N)原子濃度
は、12at.%であり、その半値幅は1.42nmに
制御されていることが判る。また、SIMS測定によ
り、シリコン基板とシリコン酸化膜界面付近を中心に窒
化反応が進行し窒化の程度が分布していることがわかっ
た。なお、本発明の酸窒化処理では、トンネル酸化膜3
内に窒素(N)はほとんど含まれない(at.%未
満)。
【0052】図8に示すように、図7で説明したSiO
2 /SiOxNy(1)/Si基板構造のSiO2 表面
にSiOxNy(2)が形成される。そして、SiOx
Ny(2)層の最大窒素(N)原子濃度は、8at.%
であり、その半値幅は1.20nmに制御される。この
SIMS測定により、シリコン酸化膜表面で窒化反応が
起こりN原子はSiO2 の一部表面にのみ分布すること
がわかった。そして、トンネル酸化膜3内に窒素(N)
はほとんど含まれない(at.%未満)ようになる。
【0053】このように、本発明のトンネル絶縁膜の製
造方法では、第1酸窒化膜3および第2酸窒化膜8の膜
厚制御が非常に容易になる。更に、酸窒化膜中の窒素濃
度の制御も容易になる。このようにして高精度に形成す
る酸窒化膜を含む絶縁膜を浮遊ゲート型トランジスタの
トンネル絶縁膜として用いることで、フラッシュメモリ
あるいはEEPROM等の不揮発性半導体装置の書き込
み.消去に対する耐性を大幅に向上させることが容易に
なる。ここで、上記酸窒化膜中の窒素濃度が20at.
%を越えてくると、窒素(N)はシリコン酸化膜中にも
広がり、第2の従来技術のようにトンネル絶縁膜の品質
低下をもたらすようになる。そこで、本発明では、酸窒
化膜中の窒素濃度が20at.%以下になるようにす
る。
【0054】上記の実施の形態では、トンネル絶縁膜と
してシリコン酸化膜を主体に示している。本発明はこれ
に限定されるものでない。シリコン酸化膜の代わりに高
誘電率絶縁膜となるシリケートガラスを用いてもよい。
このシリケートガラスとしては、タンタル、チタン、ジ
ルコニウム、ハフニウム等の金属をat.%オーダーで
含有するシリコン酸化膜がある。また、微量(at.%
未満)の窒素原子を含むシリコン酸化膜をトンネル絶縁
膜の主体として用いてもよいことに言及しておく。
【0055】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、実施の形態が
適宜変更され得る。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、シ
リコン基板上にトンネル絶縁膜を介して設けられた浮遊
ゲートと、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介して設け
られた制御ゲートを有する浮遊ゲート型トランジスタに
おいて、シリコン基板とトンネル絶縁膜との間あるいは
浮遊ゲートとトンネル絶縁膜との間に高精度に制御した
酸窒化膜が形成される。ここで、トンネル絶縁膜はシリ
コン酸化膜を主体に構成される。そして、上記酸窒化膜
中の窒素濃度は、5at.%〜20at.%の範囲に設
定される。また、酸窒化膜の膜厚は、最大窒素原子濃度
の半値幅で計測して、0.5nm〜3nmの範囲に設定
される。
【0057】このようにして、不揮発性半導体装置を構
成する浮遊ゲート型トランジスタの書き込み・消去に対
する耐性が大幅に向上する。そして、高品質で所望の素
子特性を発揮させ得るトンネル絶縁膜を有する不揮発性
半導体装置を歩留まり良く容易に作製することができる
ようになる。また、半導体装置の超高集積化および高密
度化が大幅に促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための浮
遊ゲート型トランジスタの断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明するための別
の浮遊ゲート型トランジスタの断面図である。
【図3】本発明の効果を説明するための書き込み.消去
時のトンネル絶縁膜領域のバンドダイヤグラムである。
【図4】本発明の効果を説明するための書き込み.消去
後のトンネル絶縁膜の絶縁性を示すグラフである。
【図5】本発明の効果を説明するための書き込み.消去
後の界面準位密度の増加を示すグラフである。
【図6】本発明の第2の実施の形態を説明するための浮
遊ゲート型トランジスタの製造工程順の略断面図であ
る。
【図7】上記第2の実施の形態の効果を説明するための
SIMS分析の結果を示す図である。
【図8】上記第2の実施の形態の効果を説明するための
SIMS分析の結果を示す図である。
【図9】従来の技術を説明するための浮遊ゲート型トラ
ンジスタの断面図である。
【図10】従来の技術を説明するための書き込み.消去
時のトンネル絶縁膜領域のバンドダイヤグラムである。
【図11】従来の技術を説明するための情報保持時のト
ンネル絶縁膜領域のバンドダイヤグラムである。
【符号の説明】
1,1a,101,101a シリコン基板 2,102 素子分離絶縁膜 3,3a トンネル酸化膜 4,4a 第1酸窒化膜 5,104,104a 浮遊ゲート電極 6,105 電極間絶縁膜 7,106 制御ゲート電極 8,8a 第2酸窒化膜 103,103a トンネル絶縁膜 107,109 電子サイト 108,110 界面準位

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介し
    て設けられた浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間
    絶縁膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲー
    ト型トランジスタにおいて、前記シリコン基板とトンネ
    ル絶縁膜との間あるいは前記浮遊ゲートとトンネル絶縁
    膜との間に酸窒化膜が形成されていることを特徴とする
    半導体装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介し
    て設けられた浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間
    絶縁膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲー
    ト型トランジスタにおいて、前記シリコン基板上に第1
    の酸窒化膜が形成され前記第1の酸窒化膜上にシリコン
    酸化膜が形成され、前記トンネル絶縁膜は前記第1の酸
    窒化膜と前記シリコン酸化膜とを含んでいることを特徴
    とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介し
    て設けられた浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間
    絶縁膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲー
    ト型トランジスタにおいて、前記シリコン基板上に第1
    の酸窒化膜が形成され前記第1の酸窒化膜上にシリコン
    酸化膜が形成され前記シリコン酸化膜上に第2の酸窒化
    膜が形成され、前記トンネル絶縁膜は前記第1の酸窒化
    膜、前記シリコン酸化膜、第2の酸窒化膜を含んでいる
    ことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1あるいは第2の酸窒化膜中の窒
    素濃度は、5at.%〜20at.%の範囲に設定され
    ていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の
    半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記第1あるいは第2の酸窒化膜の膜厚
    は、最大窒素原子濃度の半値幅で計測して、0.5nm
    〜3nmの範囲に設定されていることを特徴とする請求
    項2、請求項3または請求項4記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介し
    て設けられた浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間
    絶縁膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲー
    ト型トランジスタの製造方法であって、シリコン基板表
    面にシリコン酸化膜を形成し、続いて、酸化窒素を含む
    窒化性ガス雰囲気下で熱処理を行い前記シリコン基板と
    シリコン酸化膜の間に酸窒化膜を形成することによって
    前記トンネル絶縁膜を形成することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 酸化窒素を含む窒化性ガスは、NOガ
    ス、NO+N2 ガス、N2 OガスあるいはN2 O+N2
    ガスであることを特徴とする請求項6記載の半導体装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 シリコン基板上にトンネル絶縁膜を介し
    て設けられた浮遊ゲートと、該浮遊ゲート上にゲート間
    絶縁膜を介して設けられた制御ゲートを有する浮遊ゲー
    ト型トランジスタの製造方法であって、シリコン基板表
    面にシリコン酸化膜を形成し、続いて、酸化窒素を含む
    窒化性ガス雰囲気下で熱処理を行い前記シリコン基板と
    シリコン酸化膜の間に酸窒化膜を形成し、更に、窒素ラ
    ジカル雰囲気下で熱処理を行い前記シリコン酸化膜表面
    に酸窒化膜を形成することによって前記トンネル絶縁膜
    を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記酸化窒素を含む窒化性ガス雰囲気下
    での熱処理はランプ加熱であることを特徴とする請求項
    6、請求項7または請求項8記載の半導体装置の製造方
    法。
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