JP2002353334A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2002353334A
JP2002353334A JP2001154837A JP2001154837A JP2002353334A JP 2002353334 A JP2002353334 A JP 2002353334A JP 2001154837 A JP2001154837 A JP 2001154837A JP 2001154837 A JP2001154837 A JP 2001154837A JP 2002353334 A JP2002353334 A JP 2002353334A
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forming
wiring
film
bit line
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拓 梅林
Kojiro Nagaoka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DRAMのメモリセルの縮小化に合わせて記
憶ノードコンタクトを耐圧限界付近で開口するとともに
記憶ノードコンタクトの抵抗上昇の抑制を図り、0.1
μm世代DRAMへの対応を図る。 【解決手段】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
体基板11上に設けた半導体装置であって、メモリ素子
とロジック素子との各トランジスタを覆う第2の絶縁膜
25に、溝配線構造のビット線34とローカル配線35
とが同一の配線形成層で形成され、ビット線34が形成
される配線溝26の側壁に第1の窒化シリコン膜からな
る第1のサイドウォール30が形成され、これに接続し
てビット線34上に第2の窒化シリコン膜からなる第1
のキャップ絶縁膜36が形成され、ビット線34、34
間に第1のサイドウォール30でビット線34と絶縁さ
れた記憶ノードコンタクト39が形成されたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、詳しくはDRAM(Dynamic Rand
om Access Memory)とロジック素子とを混載した半導体
装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】年々加速される微細化競争によって、特
に大容量のDRAMと高速ロジック素子とを1チップに
搭載する複合デバイスの開発が行われている。その構成
の一例としては、DRAMのメモリセルゲートを基板上
に積み上げ、メモリセルトランジスタの拡散層の取り出
しには、いわゆるセルフアラインコンタクトを用い、一
方、ロジック素子はセルフアラインコンタクトを用いず
に形成するという構成のものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いわゆ
る積み上げ型のDRAMのビット線やローカル配線を備
えた半導体装置では、DRAMの記憶ノードコンタクト
もDRAMのセルサイズの制約により余裕の無い開口を
形成することが必須となっている。そのため、拡散層コ
ンタクトと同様に耐圧限界での開口が必要となるので、
その狭いコンタクト径で抵抗を効率的に抑制する技術が
必須となっている。
【0004】このように、現在の0.18μm世代で
は、何とか許容できている技術であっても、今後の0.
1μm世代以降では、何らかの対策が必要となり、チッ
プの性能トレンドを維持するためには、積み上げ型のD
RAM構造の抜本的な改良が必要となると予想される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置およびその製造方法で
ある。
【0006】本発明の第1の半導体装置は、メモリ素子
とロジック素子とを同一半導体基板上に形成した半導体
装置において、前記メモリ素子のトランジスタと前記ロ
ジック素子のトランジスタとを覆う絶縁膜に形成した溝
配線構造を有するビット線と、前記ビット線と同一の配
線形成層で形成されるもので前記絶縁膜に形成した溝配
線構造を有するローカル配線とを備えたものである。
【0007】また、前記ビット線が形成される配線溝の
側壁に形成された第1の窒化シリコン膜からなる第1の
サイドウォールと、前記第1のサイドウォールに接続し
て前記ビット線上を覆う第2の窒化シリコン膜で形成さ
れる第1のキャップ絶縁膜と、前記ローカル配線が形成
される配線溝の側壁に形成されたもので前記第1の窒化
シリコン膜と同一層で形成される第2のサイドウォール
と、前記第2のサイドウォールに接続して前記ローカル
配線上を覆うもので前記第2の窒化シリコン膜と同一層
で形成される第2のキャップ絶縁膜とを備えたものであ
る。前記ビット線間に形成されるもので前記第1のサイ
ドウォールで前記ビット線と絶縁された記憶ノードコン
タクトを備えたものである。
【0008】上記第1の半導体装置では、ビット線、ロ
ーカル配線ともに窒化シリコン膜で被覆された状態とな
っていることから、ビット線間にいわゆるセルフアライ
ン技術によって形成される記憶ノードコンタクトは、第
1の窒化シリコン膜からなる第1のサイドウォールおよ
び第2の窒化シリコン膜からなる第1のキャップ絶縁膜
とによりビット線と絶縁された構成をとることが可能に
なる。
【0009】また、ビット線間には第1のサイドウォー
ルで絶縁された記憶ノードコンタクトが形成されている
ことから、記憶ノードコンタクトにおける第1のサイド
ウォール側の開口サイズは第1のサイドウォールの間隔
で決定される。このように、DRAMの拡散層取り出し
と同様に形成が困難な記憶ノードコンタクトの開口は、
ビット線の側壁上部を第1のサイドウォールおよび第1
のキャップ絶縁膜からなる窒化シリコン膜で覆うことに
より、記憶ノードコンタクトを開口するエッチングの際
には、窒化シリコン膜がエッチングマスクとして機能す
るので、いわゆるセルフアラインでの開口が可能にな
る。
【0010】またこの記憶ノードコンタクトは耐圧確保
のため、小さいコンタクト径に形成される必要がある
が、低抵抗の金属材料を埋め込んで形成することが可能
であるため、DRAMの高速動作には十分な寄生抵抗抑
制効果が得られる。
【0011】さらに、メモリ素子のトランジスタとロジ
ック素子のトランジスタとを覆う絶縁膜に、溝配線構造
を有するビット線と、このビット線と同一の配線形成層
で形成される溝配線構造を有するローカル配線とを備え
ていることから、一つのマスクでビット線とローカル配
線とを形成することが可能な構造となっている。したが
って、工程数を削減できる構造が提供される。
【0012】本発明における第1の半導体装置の製造方
法は、メモリ素子とロジック素子とを同一半導体基板上
に形成する半導体装置の製造方法において、前記半導体
基板に前記メモリ素子のトランジスタと前記ロジック素
子のトランジスタとが形成され、前記メモリ素子のトラ
ンジスタと前記ロジック素子のトランジスタの少なくと
も一部とを覆う第1の絶縁膜が形成され、前記第1の絶
縁膜に前記各トランジスタの少なくとも一部の拡散層お
よびワード線に通じる取り出し電極が形成された状態
で、前記第1の絶縁膜上にエッチングストップ層を介し
て第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に
ビット線およびローカル配線を形成するための配線溝と
前記配線溝の底部に少なくとも前記取り出し電極の一部
に通じる接続孔とを形成する工程と、前記配線溝側壁お
よび前記接続孔側壁に窒化シリコン膜からなるサイドウ
ォールを形成する工程と、前記接続孔および前記配線溝
の下層に導電材料を埋め込み、ビット線と当該ビット線
に接続するビットコンタクトとローカル配線と当該ロー
カル配線に接続するローカル配線コンタクトとを形成す
る工程とを備えている。
【0013】また、前記ビット線および前記ローカル配
線を形成した後、前記配線溝上部を窒化シリコン膜で埋
め込む工程と、前記ビット線間の前記第2の絶縁膜に前
記サイドウォールを介して記憶ノードコンタクトを形成
する接続孔を形成する工程と、前記接続孔に導電材料を
埋め込んで記憶ノードコンタクトを形成する工程とを備
えている。
【0014】上記第1の半導体装置の製造方法では、ビ
ット線が形成される配線溝側壁および接続孔側壁に窒化
シリコン膜からなるサイドウォールを形成した後、接続
孔および配線溝の下層に導電材料を埋め込み、ビット線
とこのビット線に接続するビットコンタクトとを形成し
た後、配線溝上部を窒化シリコン膜で埋め込むことか
ら、ビット線は窒化シリコン膜で被覆された状態にな
る。すなわち、DRAMの拡散層取り出しと同様に形成
が困難な記憶ノードコンタクトの開口はビット線の側壁
上部を窒化シリコン膜で覆うことにより、記憶ノードコ
ンタクトを開口するエッチングの際には、窒化シリコン
膜がエッチングマスクとして機能するので、いわゆるセ
ルフアラインでの記憶ノードコンタクトの開口が可能に
なる。
【0015】また、この記憶ノードコンタクトは耐圧確
保のため、小さいコンタクト径に形成する必要がある
が、ビット線間の第2の絶縁膜に第1のサイドウォール
を介して記憶ノードコンタクトを形成する接続孔を形成
し、この接続孔に低抵抗の金属材料を埋め込んで記憶ノ
ードコンタクトを形成することが可能であるため、DR
AMの高速動作には十分な寄生抵抗抑制効果が得られる
ようになる。
【0016】さらに、上記第1の絶縁膜上に形成した第
2の絶縁膜にビット線およびローカル配線を形成するた
めの配線溝とこの配線溝の底部に少なくともプラグの一
部に通じる接続孔とを形成することから、一つのマスク
で各配線溝と各接続孔とが形成される。
【0017】本発明の第2の半導体装置は、メモリ素子
とロジック素子とを同一半導体基板上に形成した半導体
装置において、前記メモリ素子のトランジスタと前記ロ
ジック素子のトランジスタとを覆う絶縁膜上に形成した
ビット線と、前記ビット線と同一の配線形成層で形成さ
れるもので前記絶縁膜上に形成したローカル配線とを備
えたものである。
【0018】また、前記ビット線と前記ローカル配線と
を被覆する窒化シリコン膜を備えたものである。前記ビ
ット線間に形成されるもので前記ビット線側壁に形成さ
れた前記窒化シリコン膜の少なくとも一部に接する記憶
ノードコンタクトを備えたものである。
【0019】上記第2の半導体装置では、ビット線、ロ
ーカル配線ともに窒化シリコン膜で被覆されていること
から、ビット線間にいわゆるセルフアライン技術によっ
て形成される記憶ノードコンタクトは、窒化シリコン膜
によりビット線と絶縁された構成をとることが可能にな
る。
【0020】また、ビット線間には窒化シリコン膜の少
なくとも一部に接するように記憶ノードコンタクトが形
成されていることから、記憶ノードコンタクトの開口サ
イズはビット線側壁に形成された窒化シリコン膜の間隔
で決定される。このように、DRAMの拡散層取り出し
と同様に形成が困難な記憶ノードコンタクトの開口は、
ビット線の側壁上部を窒化シリコン膜で覆うことによ
り、記憶ノードコンタクトを開口するエッチングの際に
は、窒化シリコン膜がエッチングマスクとして機能する
ので、いわゆるセルフアラインでの開口が可能になる。
またこの記憶ノードコンタクトは耐圧確保のため、小さ
いコンタクト径に形成される必要があるが、低抵抗の金
属材料を埋め込んで形成されることにより、DRAMの
高速動作には十分な寄生抵抗抑制効果が得られる。
【0021】さらに、メモリ素子のトランジスタとロジ
ック素子のトランジスタとを覆う絶縁膜に、溝配線構造
を有するビット線と、このビット線と同一の配線形成層
で形成される溝配線構造を有するローカル配線とを備え
ていることから、一つのマスクでビット線とローカル配
線とを形成することが可能な構造となっている。したが
って、工程数を削減できる構造が提供される。
【0022】本発明における第2の半導体装置の製造方
法は、メモリ素子とロジック素子とを同一半導体基板上
に形成する半導体装置の製造方法において、前記半導体
基板に前記メモリ素子のトランジスタと前記ロジック素
子のトランジスタとが形成され、前記メモリ素子のトラ
ンジスタと前記ロジック素子のトランジスタの少なくと
も一部とを覆う第1の絶縁膜が形成され、前記第1の絶
縁膜に前記各トランジスタの少なくとも一部の拡散層お
よびワード線に通じる取り出し電極が形成された状態
で、前記第1の絶縁膜上にエッチングストップ層を介し
て第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に
ビットコンタクトとローカル配線コンタクトとが形成さ
れる接続孔を形成する工程と、前記第2の絶縁膜上にビ
ット線とローカル配線とを同一の配線形成層で形成する
とともに前記接続孔を通じて前記ビット線に接続するビ
ットコンタクトと前記ローカル配線に接続するローカル
配線コンタクトとを形成する工程とを備えている。
【0023】また、前記第2の絶縁膜上に前記ビット線
と前記ローカル配線とを覆う窒化シリコン膜を形成する
工程と、前記第2の絶縁膜上に前記窒化シリコン膜を介
して前記ビット線と前記ローカル配線とを覆う第3の絶
縁膜を形成する工程と、前記ビット線間の前記第3の絶
縁膜より前記取り出し電極のうちの記憶ノードとなる取
り出し電極に達するもので、前記ビット線の側壁に形成
された前記窒化シリコン膜を介して接続孔を形成する工
程と、前記接続孔に導電材料を埋め込んで記憶ノードコ
ンタクトを形成する工程とを備えている。
【0024】上記第2の半導体装置の製造方法では、第
2の絶縁膜上にビット線とローカル配線とを形成した
後、ビット線とローカル配線とを覆う窒化シリコン膜を
形成し、さらに第3の絶縁膜を形成した後、ビット線間
の第3の絶縁膜より取り出し電極のうちの記憶ノードと
なる取り出し電極に達するもので、ビット線の側壁に形
成された窒化シリコン膜を介して接続孔を形成すること
から、この接続孔を形成する際のエッチングでは窒化シ
リコン膜がエッチングマスクとして機能する。このた
め、DRAMの拡散層取り出しと同様に形成が困難であ
った記憶ノードコンタクトの接続孔は、窒化シリコン膜
をエッチングマスクに利用したいわゆるセルフアライン
での形成が可能になる。このように形成することによ
り、記憶ノードコンタクトを形成する接続孔は、ビット
線側壁の窒化シリコン膜で耐圧が確保されるとともに小
さいコンタクト径に形成することが可能になる。
【0025】そして、上記接続孔に導電材料を埋め込ん
で記憶ノードコンタクトを形成することから、低抵抗の
金属材料で埋め込むことにより、DRAMの高速動作に
は十分な寄生抵抗抑制効果が得られるようになる。
【0026】さらに、第2の絶縁膜上にビット線とロー
カル配線とを同一の配線形成層で形成することから、一
つのマスクでビット線とローカル配線とが形成される。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1の半導体装置に係る
一実施の形態を、図1の概略構成断面図によって説明す
る。
【0028】図1に示すように、半導体基板11には、
メモリ素子領域(以下DRAMとして説明し、図面では
DRAM領域と記す)、および標準電圧ロジック領域、
高電圧ロジック領域等のロジック領域を分離する素子分
離領域12が形成されている。以下の説明において、ロ
ジック領域とは標準電圧ロジック領域および高電圧ロジ
ック領域をいう。この素子分離領域12は、例えばST
I(Shallow Trench Isolation )技術によって、例え
ば0.1μm〜0.2μm程度の深さに形成されてい
る。
【0029】上記半導体基板11の上層には、DRAM
のメモリセルトランジスタのソース・ドレインとなる拡
散層13が形成されている。この拡散層13は、一例と
して、不純物にリンを用い、ドーズ量を1×1013/c
2 〜5×1013/cm2 、加速電圧を10keV〜4
0keVに設定したイオン注入により形成される。この
ように、上記拡散層13の底部はでき得る限り薄い濃度
に設定され、半導体基板11との電界を緩和させること
が望ましい。もともと半導体基板11側は、この拡散層
13の接合部では低濃度に設定されているため、拡散層
13とともに、低電界強度の接合が形成される。
【0030】上記半導体基板11上のDRAM領域に
は、バッファ層72が例えば酸化シリコン膜で20nm
〜30nmの厚さに形成されている。このバッファ層7
2を貫通して半導体基板11および上記素子分離領域1
2には、溝14が例えば50nm〜100nm程度の深
さに形成されている。なお、半導体基板11に形成され
た溝14の深さと素子分離領域12に形成された溝14
の深さに多少の差を生じていても差し支えはない。した
がって、ゲート電極が形成される溝14周囲の上記半導
体基板11表面側には上記拡散層13が形成されてい
る。
【0031】上記溝14内にはゲート絶縁膜15を介し
てワード線(ゲート電極も含む)16が形成されてい
る。上記ゲート絶縁膜15は、最先端のロジックのトラ
ンジスタよりもやや厚めの膜厚を有し、またゲート長も
やや長く形成されるため、この世代であっても、熱酸化
による酸化シリコン膜の適用が可能である。したがっ
て、DRAM領域の上記ゲート絶縁膜15は、例えば
1.5nm〜5nm程度の厚さの酸化シリコン膜で形成
されている。
【0032】上記ワード線16は、下層がポリシリコン
層で形成され、上層がシリサイド(例えばサリサイド)
層18で形成されている。また、上記ワード線16のポ
リシリコン層上の溝14側壁には、サイドウォール絶縁
膜17が例えば窒化シリコン膜で形成されている。ま
た、上記ワード線16は、少なくとも後に説明する取り
出し電極21との耐圧が確保される距離として、その表
面が溝14の上部の半導体基板11表面より少なくとも
30nm以上50nm以下、好ましくは40nm以上5
0nm以下、下がった状態に形成されている。この実施
の形態では、例えば50nm程度下がった状態に形成さ
れている。
【0033】さらに、上記シリサイド層18は、例えば
コバルトシリサイド(CoSi2 )、チタンシリサイド
(TiSi2 )ニッケルシリサイド(NiSi2 )等を
用いられている。上記サイドウォール17はシリサイド
層18と拡散層13との間の耐圧を確保する機能を有す
る。なお、半導体基板11に形成された溝14の深さと
素子分離領域12に形成された溝14の深さに多少の差
を生じていても差し支えはない。
【0034】さらに、上記溝14の底部における半導体
基板11にはチャネル拡散層(図示せず)が形成されて
いる。上記チャネル拡散層は、高濃度(例えば1.0×
10 18/cm3 〜1.0×1019/cm3 )にしなけれ
ばならないが、半導体基板11を掘り下げた溝14底部
の半導体基板11部分に形成されているものであり、溝
14の側壁や上部はほとんど基板濃度としてよく、その
領域は極めて低濃度(例えば1.0×1016/cm3
1.0×1018/cm3 )となっている。また、図示は
しないが、ロジック素子領域の半導体基板11にはウエ
ルが形成されている。
【0035】一方、上記半導体基板11の標準電圧ロジ
ック領域上には、側壁にサイドウォール54を有するも
のでダミーゲートの一部を置き換えて形成されたゲート
電極51がゲート絶縁膜15を介して形成されている。
したがって、このゲート電極51の側壁にはゲート絶縁
膜15を介して上記サイドウォール54が形成されてい
る。上記サイドウォール54下部における半導体基板1
1には低濃度拡散層52、52が形成され、この低濃度
拡散層52、52を介したゲート電極51の両側の半導
体基板11には拡散層55、55が形成されている。こ
の拡散層55の上層にはシリサイド層57が形成されて
いる。このシリサイド層57としては、例えばコバルト
シリサイド(CoSi2 )、チタンシリサイド(TiS
2 )ニッケルシリサイド(NiSi2 )等を用いるこ
とができる。
【0036】また、上記半導体基板11の高電圧ロジッ
ク領域上には、側壁にサイドウォール64を有するもの
でダミーゲートの一部を置き換えて形成されたゲート電
極61がゲート絶縁膜15を介して形成されている。し
たがって、このゲート電極61の側壁にはゲート絶縁膜
15を介して上記サイドウォール64が形成されてい
る。上記サイドウォール64下部における半導体基板1
1には低濃度拡散層62、62が形成され、この低濃度
拡散層62、62を介したゲート電極61の両側の半導
体基板11には拡散層65、65が形成されている。こ
の拡散層65の上層にはシリサイド層67が形成されて
いる。このシリサイド層67としては、例えばコバルト
シリサイド(CoSi2 )、チタンシリサイド(TiS
2 )ニッケルシリサイド(NiSi2 )等を用いるこ
とができる。
【0037】また、ロジック領域の素子分離領域12上
には、上記ゲート電極51と同様な構造のゲート電極
(ゲート配線)51が形成されている。
【0038】上記半導体基板11上の全面には、第1の
絶縁膜(絶縁膜)19が形成されている。この第1の絶
縁膜19は、表面が平坦化されていて、上記ロジック領
域のゲート電極51、61の各表面が同一平面上にあ
る。
【0039】上記第1の絶縁膜19上にはDRAM領域
の拡散層13に達する接続孔20が形成されている。こ
の接続孔20は、拡散層13の表面全面で取り出し電極
をコンタクトさせることが可能なように、接続孔20の
開口径をでき得る限り大きく形成することが望ましい。
それによってコンタクト抵抗の低減が図られる。
【0040】また、図面では、多少アライメントずれを
起こした状態をわざと記載したが、接続孔開口時に過剰
なオーバエッチングを施さなければ、接続孔20内に形
成されるワード線取り出し電極の物理的な距離を確保す
ることが可能となる。なお、上部からみた投影デザイン
では、この接続孔20が完全にワード線(ゲート電極)
16にオーバラップする形となっている。上記接続孔2
0内には、例えばリンドープトポリシリコンで形成され
る取り出し電極21が形成されている。
【0041】上記第1の絶縁膜19上には、取り出し電
極21、各ロジック領域のゲート電極51、61等を覆
うエッチングストップ層22が形成されている。上記エ
ッチングストップ層22および第1の絶縁膜19には、
ワード線16の一部およびロジック領域の各シリサイド
層57、57、67、67に接続する取り出し電極2
4、59、59、69、69が、例えば密着層に窒化チ
タン膜を用いた、いわゆるタングステンプラグ構造で形
成されている。
【0042】上記エッチングストップ層22上には上記
取り出し電極24、59、69を覆う第2の絶縁膜25
が、例えば酸化シリコン膜を300nm〜500nmの
厚さに堆積して形成されている。上記第2の絶縁膜25
には、配線溝26、27が形成され、一部の配線溝26
の底部には取り出し電極21に達する接続孔28が形成
され、配線溝27の底部には取り出し電極59に達する
接続孔29が形成されている。
【0043】上記配線溝26、27の各側壁には窒化シ
リコンからなる第1のサイドウォール30、第2のサイ
ドウォール31が形成されている。また上記接続孔2
8、29の各側壁にも窒化シリコンからなるサイドウォ
ール32、33が形成されている。上記第1、第2のサ
イドウォール30、31、およびサイドウォール32、
33は同一層の第1の窒化シリコン膜から形成されてい
る。上記配線溝26および接続孔28の内部には、例え
ば窒化チタン膜からなる密着層89を介してタングステ
ンからなるビット線34およびビットコンタクト34c
が形成されている。上記配線溝27および接続孔29の
内部には、例えば窒化チタン膜からなる密着層89を介
して上記ビット線34と同一配線形成層のタングステン
からなるローカル配線35およびローカル配線コンタク
ト35cが形成されている。
【0044】上記配線溝26の下部に形成された上記ビ
ット線34上には、上記配線溝26内の上部を埋め込む
窒化シリコンからなる第1のキャップ絶縁膜36が形成
され、上記配線溝27の下部に形成された上記ローカル
配線35上には、上記配線溝27内の上部を埋め込む窒
化シリコンからなる第2のキャップ絶縁膜37が形成さ
れている。上記第1、第2のキャップ絶縁膜36、37
は同一層の第2の窒化シリコン膜で形成されている。
【0045】上記第2の絶縁膜25には、ビット線34
間に第1のサイドウォール30を介して取り出し電極2
1、21に達する接続孔38が形成されていて、この接
続孔38内には記憶ノードコンタクト39が形成されて
いる。この記憶ノードコンタクト39は、例えばタング
ステン、チタン、窒化チタン、タンタル、窒化タンタ
ル、酸化ルテニウム等で形成されている。
【0046】さらに、上記第2の絶縁膜25上には、上
記ビット線34、ローカル配線37、記憶ノードコンタ
クト39等を覆う第3の絶縁膜40が形成されている。
次いで、第3の絶縁膜40にキャパシタが形成される凹
部41を、その底部に上記記憶ノードコンタクト39上
面が露出するように形成する。
【0047】上記エッチングストップ層22上には第3
の絶縁膜40が形成されている。この第3の絶縁膜40
には、キャパシタが形成される凹部41が、その底部に
上記記憶ノードコンタクト39上面が露出するように形
成されている。その凹部41内には、熱処理が不要なM
IM(Metal/insulator/Metal)構造のキャパシタ42
が形成されている。MIM構造のキャパシタ42は0.
1μm以降のDRAMでは必須になると予想され、現在
では、一例として、電極にルテニウム(Ru)、酸化ル
テニウム(RuO)系材料が用いられ、誘電体膜にはB
ST(BaTiO3 とSrTiO3 との混晶)系の膜が
採用される。
【0048】上記第3の絶縁膜40上には、上記MIM
構造のキャパシタ42を覆う第4の絶縁膜43が形成さ
れている。上記第4の絶縁膜43表面は平坦化されてい
る。上記第4の絶縁膜43ないし第2の絶縁膜25に
は、キャパシタ取り出し電極、ワード線取り出し電極、
ローカル配線取り出し電極、ロジック領域のゲート取り
出し電極、ロジック領域の拡散層取り出し電極等を形成
するための接続孔131、132、133、134〜1
36、137等が形成されている。
【0049】上記接続孔131、132、133、13
4〜136、137等には、キャパシタ取り出し電極1
41、ワード線取り出し電極142、ローカル配線取り
出し電極143、ロジック領域の拡散層取り出し電極1
44、145、146、ロジック領域のゲート取り出し
電極147等が形成されている。さらに、第4の絶縁膜
43上には第5の絶縁膜44が形成されている。
【0050】この第5の絶縁膜44には、各電極141
〜147等に達する各配線溝151〜156が形成され
ていて、配線溝151〜156には配線161〜166
が形成されている。この配線161〜166には例えば
銅配線が用いられている。図示はしないが、さらに必要
に応じて上層配線を形成する。
【0051】なお、上記電極141〜147および上記
配線161〜166には、電極、配線、絶縁膜の材質に
よって、通常知られている密着層、バリア層が形成され
る。例えば、上記銅配線161〜166の周囲には銅の
拡散を防止するバリア層として例えば窒化タンタル膜が
形成され、その密着層として例えばタンタル膜が形成さ
れている。
【0052】上記第1の半導体装置では、メモリ素子の
トランジスタとロジック素子のトランジスタとを覆う第
2の絶縁膜25に、溝配線構造を有するビット線34
と、このビット線34と同一の配線形成層で形成される
溝配線構造を有するローカル配線35とを備えているこ
とから、一つのマスクでビット線34とローカル配線3
5とを形成することが可能な構造となっている。したが
って、工程数を削減できる構造が提供される。
【0053】またビット線34、ローカル配線35とも
に窒化シリコン膜で被覆された状態となっていることか
ら、ビット線34、34間にいわゆるセルフアライン技
術によって形成される記憶ノードコンタクト39は、第
1の窒化シリコン膜からなる第1のサイドウォール3
0、30および第2の窒化シリコン膜からなる第1のキ
ャップ絶縁膜36とによりビット線34と絶縁された構
成をとることが可能になる。
【0054】さらにビット線34、34間には第1のサ
イドウォール30の少なくとも一部に接するように記憶
ノードコンタクト39が形成されていることから、記憶
ノードコンタクト39の開口サイズは第1のサイドウォ
ール30、30の間隔で決定される。このように、DR
AMの拡散層取り出しと同様に形成が困難な記憶ノード
コンタクト39の開口は、ビット線34の側壁上部を第
1のサイドウォール30および第1のキャップ絶縁膜3
6からなる窒化シリコン膜で覆うことにより、記憶ノー
ドコンタクト39を開口するエッチングの際には、窒化
シリコン膜がエッチングマスクとして機能するので、い
わゆるセルフアラインでの開口が可能になる。
【0055】またこの記憶ノードコンタクト39は、耐
圧確保のため、小さいコンタクト径に形成される必要が
あるが、低抵抗の金属材料を埋め込んで形成することが
可能であるため、DRAMの高速動作には十分な寄生抵
抗抑制効果が得られる。
【0056】さらに、上記半導体装置1では、ワード線
16上層にシリサイド層18が形成されていることか
ら、ワード線16の抵抗が低減され、遅延の問題が回避
される。また、ロジック素子の拡散層55、65上にシ
リサイド層57、67が形成されていることから、この
拡散層55、65へのコンタクト抵抗が低減される。
【0057】また、半導体基板11表面側に拡散層13
が形成され、その半導体基板11に形成された溝14に
ゲート絶縁膜15を介してワード線16が埋め込まれて
いることから、チャネルはワード線(ゲート電極)16
が形成されている溝14底部側の半導体基板11を廻り
込むように形成される。そのため、実効的なチャネル長
が十分に確保されるため、バックバイアスを印加して短
チャネル効果が厳しいDRAMのセルトランジスタ特性
を安定化させることもできる。
【0058】また、ゲート絶縁膜15を介して半導体基
板11に形成された溝14内に埋め込まれたワード線1
6上に、サイドウォール17、第1の絶縁膜19を介し
てこのワード線16にオーバラップする状態で、半導体
基板11表面に形成した拡散層13に接続される取り出
し電極21が形成されていることから、ワード線16上
の絶縁膜を20nm〜30nm以上の十分な膜厚を確保
することが可能になる。それによって、拡散層13に接
続される取り出し電極21との耐圧が確保される。その
ため、メモリ素子の拡散層13上の全面がコンタクトに
使用されるので、実効面積を有効に使用できる。よっ
て、セルデザインで実現可能な最低の抵抗値が実現され
るので、コンタクト抵抗の低減が図れる。
【0059】また、メモリ素子領域の拡散層13は、そ
の深さ方向に不純物濃度が薄くなっていることから、メ
モリ素子領域の拡散層13下部の半導体基板11濃度を
セルトランジスタに要求されるほどに濃くしなくともよ
いので、接合の電界が緩和され、メモリ素子のセル縮小
化にともない厳しくなるデータ保持特性の性能が維持さ
れる。
【0060】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係
る実施の形態の一例を、図2〜図26の概略構成断面図
によって説明する。図2〜図26では、前記図1によっ
て説明したのと同様なる構成部品には同一符号を付与す
る。
【0061】図2の(1)に示すように、例えばSTI
(Shallow Trench Isolation )技術によって、半導体
基板11に、メモリ素子領域(以下DRAMとして説明
し、図面ではDRAM領域と記す)、標準電圧ロジック
領域、高電圧ロジック領域等を分離する素子分離領域1
2を形成する。
【0062】さらに半導体基板11上にレジスト膜10
1を形成した後、リソグラフィー技術に用いてDRAM
領域となる部分のレジスト膜101を除去し、ロジック
領域上にレジスト膜101を残す。図面では酸化シリコ
ンからなるバッファ層71を形成した半導体基板11を
示しているが、場合によっては、上記バッファ層71は
必要としない。また上記素子分離領域12は0.1μm
〜0,2μm程度の深さに形成される。
【0063】その後、上記レジスト膜101をマスクに
してDRAM領域の半導体基板11にソース・ドレイン
を形成するためのイオン注入を行い、拡散層13を形成
する。このイオン注入条件としては、一例として、イオ
ン注入する不純物にリンを用い、ドーズ量を1×1013
/cm2 〜5×1013/cm2 、加速電圧を10keV
〜40keVに設定する。その後、上記レジスト膜10
1を除去する。このイオン注入では、後のDRAM領域
のゲート形成に係る熱処理による拡散を考慮して、やや
浅めにイオン注入を行うが、DRAMのゲートが基板埋
め込み型であるため、DRAM領域のチャネルは埋め込
みゲートを形成する溝の底部に形成されるので、何ら問
題はない。また、後の熱処理によって活性化されるた
め、特にこの段階で熱処理を行う必要もない。
【0064】次いで、図3の(2)に示すように、半導
体基板11上にバッファ層72を例えば酸化シリコン膜
で、20nm〜30nmの厚さに形成する。続いて、レ
ジスト膜102を形成した後、リソグラフィー技術に用
いて、DRAM領域上に上記レジスト膜102を残し、
標準電圧ロジック領域および高電圧ロジック領域となる
部分のレジスト膜102を除去する。
【0065】その後、このレジスト膜102をエッチン
グマスクに用いて、上記バッファ層72をエッチング加
工する。すなわち、DRAM領域上にバッファ層72を
残し、標準電圧ロジック領域および高電圧ロジック領域
上のバッファ層72をエッチング除去する。このエッチ
ング加工は、酸化シリコン膜をエッチングする周知のド
ライエッチングもしくはウエットエッチングのいずれか
の方法で行うことが可能である。その後、上記レジスト
膜102を除去する。
【0066】上記プロセスにおいて、DRAM領域上に
残したバッファ層72は、後にDRAM領域のワード線
上にサリサイドを形成する際に、DRAM領域の拡散層
をこのサリサイド形成から保護する機能を有する。
【0067】さらに、図4の(3)に示すように、半導
体基板11上にレジスト膜93を形成した後、リソグラ
フィー技術によりDRAM領域のワード線(ゲート電
極)となる領域上のレジスト膜103に開口部104を
形成する。
【0068】次いで、図5の(4)に示すように、上記
レジスト膜103をエッチングマスクに用いて、バッフ
ァ層72、素子分離領域12および半導体基板11をエ
ッチング(例えば連続的にエッチング)して素子分離領
域12(フィールド)および半導体基板11に、DRA
M領域のワード線(ゲート電極も含む)が形成される溝1
4を形成する。この溝14の深さは、例えば50nm〜
100nm程度であり、半導体基板11に形成された溝
14の深さと素子分離領域12に形成された溝14の深
さとが多少の差を生じてもよい。
【0069】また、上記溝14はDRAM領域のみに形
成されることから、溝底部のエッジ部分は、セルトラン
ジスタの電界集中を避けるために、いわゆるラウンド形
状に形成することが望ましい。なお、DRAM領域に形
成されているバッファ層72は素子分離領域12をエッ
チングする際に同時にエッチングされる。その後、上記
レジスト膜103を通常の除去技術によって除去する。
【0070】なお、この世代で想定している電圧として
は、標準ロジック領域は0.5V〜1.2V、高電圧ロ
ジック領域は1.5V〜2.5V、DRAMセルのワー
ド線昇圧は1.5V〜2.5Vである。
【0071】次いで、図示はしないが、DRAM領域お
よびロジック領域のウエル・チャネルドーズを例えばレ
ジストマスクを用いてイオン注入法によって行い、半導
体基板11にチャネル拡散層、ウエル領域等を形成す
る。
【0072】DRAM領域のワードトランジスタの上記
チャネル拡散層として、高濃度(例えば1.0×1018
/cm3 〜1.0×1019/cm3 )にしなければなら
ない領域は、半導体基板11を掘り下げた溝14底部の
半導体基板部分であり、溝14の側壁や上部における半
導体基板11には基板濃度としてのイオン注入をほとん
ど行う必要はない。したがって、後述する拡散層13
(図7参照)下部の半導体基板部分は、極めて低濃度
(例えば1.0×1017/cm3 〜1.0×1018/c
3 )での形成が可能になる。
【0073】その後、図6の(5)に示すように、上記
溝14の内面および半導体基板11、素子分離領域12
上にDRAM領域、標準電圧ロジック素子領域(センス
アンプやその他の周辺回路)、高電圧ロジック領域(例
えばワード線昇圧部等)等のゲート絶縁膜15を形成す
る。この世代では、ゲート絶縁膜を膜厚に応じて作り分
けるのが一般的ではあり、レジストプロセスを用いて作
り分けを行う。ゲート絶縁膜には酸化シリコンもしくは
耐熱性が必要な場合には窒化シリコンを用いる。ただ
し、低コストの汎用DRAMの場合には作り分けは必ず
しも必要な措置ではない。
【0074】さらに、図7の(6)に示すように、溝1
4を埋め込むように、半導体基板11、素子分離領域1
2上に上記ゲート絶縁膜15を介してダミーゲート形成
層73を形成する。このダミーゲート形成層73は、例
えばノンドープトポリシリコンからなるポリシリコン層
74を形成した後、nチャネルトランジスタの形成領域
上を開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、続いて
そのレジスト膜をマスクに用いてポリシリコン層74に
n型不純物として例えばリンをイオン注入する。その
後、上記レジスト膜を除去する。
【0075】次いで上記ポリシリコン層74上にダミー
層75を積層して、ダミーゲート形成層73を形成す
る。このダミー層75は、例えば、窒化タングステン膜
とタングステン膜とを積層して形成する。なお、上記ゲ
ート絶縁膜15と上記ダミーゲート形成層73は、ロジ
ック領域のダミーゲートとしても使用する。したがっ
て、上記ポリシリコン層74の膜厚は70nm〜200
nm、好ましくは100nm程度とする。また、上記ダ
ミー層75は、後のロジック素子領域のポリシリコン層
74を露出させるために行うウエットエッチングのため
に選択される膜種であり、抵抗自体は関係がない。絶縁
膜の酸化シリコン膜とポリシリコン層74とに高選択比
でウエットエッチングできるものなら何でもよい。次い
で、上記ダミーゲート層73上にバッファ層76を例え
ば酸化シリコン膜で形成する。
【0076】ここまでのプロセスで、最初にイオン注入
によって形成したDRAM領域における拡散層13中の
リンが熱拡散し、拡散層13の底部は、濃度が薄くな
り、半導体基板11との電界を緩和させることが可能と
なる。もともと、半導体基板11側は、この拡散層13
の接合部では低濃度に設定されているため、拡散層13
とともに、低電界強度の接合が形成される。この接合が
DRAMデータ保持特性の傾向を維持する。
【0077】次に、上記バッファ層76上の全面にレジ
スト膜を形成した後、リソグラフィー技術によって、そ
のレジスト膜を加工してロジック素子領域のゲート電極
を形成するためのレジストパターン105を形成する。
【0078】次いで、図8の(7)に示すように、上記
レジストパターン105をマスクに用いて、上記バッフ
ァ層76、ダミーゲート層73をエッチング加工して、
各ロジック素子領域にダミーゲート77を形成する。上
記バッファ層76は、後のサリサイド形成時に金属系電
極上のタングステンにサリサイドが形成されるのを防ぐ
ために堆積しているが、汚染や加工上の問題がない場合
には、特には不要である。また、周辺部のゲート電極に
サリサイド構造を採用する場合には不要である。
【0079】また、DRAM領域の溝14内には、上記
リンドープトポリシリコンからなるポリシリコン層74
を残すようにして、ワード線(一部がゲート電極とな
る)16を形成する。その際、DRAM領域のワード線
16形成のためのエッチバックは半導体基板11よりも
例えば50nm程度低くなるように行い、後に形成され
る拡散層の取り出し電極との耐圧距離を確保する。この
エッチングでは、DRAM領域にはリンドープトポリシ
リコンからなるポリシリコン層74しか残らない。その
後、上記レジストパターン105を除去する。
【0080】上記説明したように、半導体基板11にゲ
ート絶縁膜15を介してワード線(ゲート電極)16が
埋め込まれ、拡散層13が半導体基板11表面側に形成
されていることから、チャネルはワード線(ゲート電
極)16が形成されている溝14底部側の半導体基板1
1を廻り込むように形成される。そのため、実効的なチ
ャネル長を確保することもでき、バックバイアスを印加
して短チャネル効果が厳しいDRAMセルのトランジス
タ特性を安定化させることもできる。
【0081】次いで、図9の(8)に示すように、標準
電圧ロジック領域のnチャネルトランジスタの形成領域
上を開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、続いて
そのレジスト膜およびダミーゲート77をマスクに用い
て半導体基板11にイオン注入を行い、nチャネルトラ
ンジスタの低濃度拡散層52、52を形成する。その
後、上記レジスト膜を除去する。同様にして、標準電圧
ロジック領域のpチャネルトランジスタの形成領域上を
開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、続いてその
レジスト膜およびダミーゲート(図示せず)をマスクに
用いて半導体基板11にイオン注入を行い、pチャネル
トランジスタの低濃度拡散層(図示せず)を形成する。
その後、上記レジスト膜を除去する。
【0082】さらに、同様にして、高電圧ロジック領域
のnチャネルトランジスタの形成領域上を開口したレジ
スト膜(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜お
よびダミーゲート77をマスクに用いて半導体基板11
にイオン注入を行い、nチャネルトランジスタの低濃度
拡散層62、62を形成する。その後、上記レジスト膜
を除去する。同様にして、高電圧ロジック領域のpチャ
ネルトランジスタの形成領域上を開口したレジスト膜
(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜およびゲ
ート電極(図示せず)をマスクに用いて半導体基板11
にイオン注入を行い、pチャネルトランジスタの低濃度
拡散層(図示せず)を形成する。その後、上記レジスト
膜を除去する。
【0083】次いで、DRAM領域のゲートを保護する
保護膜78を例えば薄い窒化シリコン膜(例えば厚さが
10nm〜50nm)で形成する。この保護膜78は、
後にDRAM領域のワード線16上の側壁にサイドウォ
ール状に形成され、サリサイド形成時に、ワード線16
側壁の耐圧確保に寄与する。
【0084】次いで、サイドウォール形成膜79を全面
に形成する。このサイドウォール形成膜79は、窒化シ
リコンよりも低応力でウエット処理による剥離性のよい
酸化シリコンで形成することが好ましい。または、酸化
シリコン膜と窒化シリコン膜の積層膜もしくは酸化窒化
シリコン膜で形成することも可能である。上記保護膜7
8は、後にDRAM内で周辺回路用トランジスタのサイ
ドウォール形成膜79を除去する際のエッチングストッ
パとなるとともに、後にDRAM領域のワード線16上
の側壁にサイドウォール状に形成され、サリサイド形成
時に、溝14側壁の耐圧確保に寄与する。
【0085】その後、図10の(9)に示すように、全
面にレジスト膜106を形成し、例えばリソグラフィー
技術によってロジック領域のレジスト膜106を除去
し、DRAM領域のレジスト膜106は残して、DRA
M領域を保護しておく。その状態で、上記サイドウォー
ル形成膜79をエッチバックする。
【0086】その結果、標準電圧ロジック領域のダミー
ゲート77の側壁にサイドウォール形成膜79でサイド
ウォール54が形成され、高電圧ロジック領域のダミー
ゲート77の側壁にサイドウォール形成膜77でサイド
ウォール64が形成される。その後、上記レジスト膜1
06を除去する。
【0087】次いで、図11の(10)に示すように、
標準電圧ロジック領域のnチャネルトランジスタの形成
領域上を開口したレジスト膜(図示せず)を形成し、続
いてそのレジスト膜およびダミーゲート77、サイドウ
ォール54をマスクに用いて半導体基板11にイオン注
入を行い、ダミーゲート77側に低濃度拡散層52を残
すようにnチャネルトランジスタの拡散層55、55を
形成する。その後、上記レジスト膜を除去する。
【0088】同様にして、標準電圧ロジック領域のpチ
ャネルトランジスタの形成領域上を開口したレジスト膜
(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜およびダ
ミーゲート(図示せず)、サイドウォール(図示せず)
をマスクに用いて半導体基板11にイオン注入を行い、
ダミーゲート側に低濃度拡散層(図示せず)を残すよう
にpチャネルトランジスタの拡散層(図示せず)を形成
する。その後、上記レジスト膜を除去する。
【0089】さらに、同様にして、高電圧ロジック領域
のnチャネルトランジスタの形成領域上を開口したレジ
スト膜(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜お
よびダミーゲート77をマスクに用いて半導体基板11
にイオン注入を行い、ダミーゲート77側に低濃度拡散
層62を残すようにしてnチャネルトランジスタの拡散
層65、65を形成する。その後、上記レジスト膜を除
去する。
【0090】同様にして、高電圧ロジック領域のpチャ
ネルトランジスタの形成領域上を開口したレジスト膜
(図示せず)を形成し、続いてそのレジスト膜およびダ
ミーゲート(図示せず)をマスクに用いて半導体基板1
1にイオン注入を行い、ダミーゲート側(図示せず)に
低濃度拡散層(図示せず)を残すようにしてpチャネル
トランジスタの拡散層(図示せず)を形成する。その
後、上記レジスト膜を除去する。
【0091】次いで、全面にレジスト膜107を形成し
た後、リソグラフィー技術によって、DRAM領域のレ
ジスト膜107を除去し、上記レジスト膜107でロジ
ック領域を覆うようにパターニングを行う。次いで、上
記レジスト膜107をマスクに用いて例えばウエット処
理によって、DRAM領域の酸化シリコンからなるサイ
ドウォール形成膜79のエッチバックを行う。このエッ
チングでは、先に形成されているDRAMのワード線1
6直上に形成されている窒化シリコンからなる保護膜7
8がエッチングストッパとなる。
【0092】また、上記レジスト膜107をそのまま利
用して、DRAM領域の保護膜78を例えば反応性イオ
ンエッチング(RIE)によりエッチングしてDRAM
領域のワード線16を露出させる。この結果。ワード線
線16上の溝14の側壁に保護膜78からなるサイドウ
ォール17が形成される。このサイドウォール17は側
壁保護の機能を有する。なお、上記反応性イオンエッチ
ングでは、DRAM領域の拡散層13が露出しないよう
にすること、すなわち、拡散層13上にバッファ層72
を残すようにすることが重要である。その後、上記レジ
スト膜107を除去する。
【0093】さらに、図12の(11)に示すように、
通常のシリサイド化技術を用いて、上記ロジック領域の
各拡散層55、65上、DRAM領域のワード線16上
に、シリサイド層57、67、18を選択的に形成す
る。このとき、ダミーゲート77の頂上部には、酸化シ
リコン膜からなるバッファ層76が形成されているの
で、シリサイド層は形成されない。このようにして、低
抵抗を実現する必要が有るロジック領域の各拡散層5
5、65上、DRAM領域のワード線16上に選択的に
シリサイド層57、67、18が形成される。このシリ
サイド層としては、例えばコバルトシリサイド(CoS
2 )、チタンシリサイド(TiSi2 )ニッケルシリ
サイド(NiSi2 )等を用いることができる。
【0094】その後、全面にキャップ絶縁膜80を例え
ば窒化シリコン膜で形成する。このキャップ絶縁膜80
はサリサイド形成部の接合リークを抑制するのに効果的
であるが、不要であれば形成する必要はない。なお、先
に記述したように、周辺回路部のトランジスタのゲート
電極上にもシリサイド層を形成してサリサイド構造とし
て、ゲート電極の低抵抗化を図っても差し支えはない。
【0095】次いで、図13の(12)に示すように、
全面に第1の絶縁膜(絶縁膜)19を形成した後、化学
的機械研磨(以下CMPという、CMPはChemical Mec
hanical Polishing )によって、第1絶縁膜19表面を
平坦化する。上記第1の絶縁膜19表面を平坦化する方
法は、平坦化を実現することができる方法であればCM
Pに限定されることはなく、例えばエッチバック法等を
用いることも可能である。その後、上記第1の絶縁膜1
9上にレジスト膜108を形成した後、リソグラフィー
技術によって、上記レジスト膜108にDRAM領域の
拡散層取り出しコンタクト用の接続孔パターン109を
形成する。
【0096】次いで、図14の(13)に示すように、
上記レジスト膜108〔図13の(12)参照〕をエッ
チングマスクに用いて、第1の絶縁膜19を貫通してD
RAM領域の拡散層13に達する接続孔20を形成す
る。このとき、DRAM領域のワード線(ゲート電極)
16はコンタクトを取るべき拡散層13よりも半導体基
板11表面下に配置されているので、セルフアラインコ
ンタクト等の特別な技術を用いる必要はない。またDR
AMの拡散層13全面が取り出し電極とコンタクトでき
るように、接続孔20の開口径をでき得る限り大きく形
成することが望ましい。それによってコンタクト抵抗の
低減が図られる。
【0097】また、図面では、多少アライメントずれを
起こした状態をわざと記載したが、接続孔開口時に過剰
なオーバエッチングを施さなければ、後の工程で接続孔
20内に形成されるワード線取り出し電極の物理的な距
離を確保することが可能となる。なお、上部からみた投
影デザインでは、この接続孔20が完全にワード線(ゲ
ート電極)16にオーバラップする形となっている。そ
の後、上記レジスト膜108を除去する。
【0098】次いで、上記接続孔20内を埋め込むよう
に、第1の絶縁膜19上に、取り出し電極形成膜81を
形成する。この取り出し電極形成膜81は、例えばリン
ドープトポリシリコンで形成される。この拡散層取り出
しのための取り出し電極形成膜81は、従来通り、DR
AM領域に接合リークの低減を考慮してリンドープトポ
リシリコンが選択されることが望ましい。なお、この段
階では活性化のための熱処理は不要である。
【0099】その後、図15の(14)に示すように、
例えばCMPによって、第1の絶縁膜19上の余剰な取
り出し電極形成膜81(リンドープトポリシリコン)を
除去して、拡散層13に接続する取り出し電極形成膜8
1からなる取り出し電極21を上記接続孔20内に形成
するとともに、第1の絶縁膜19を研磨してその表面を
平坦化する。その際、各ロジック領域のダミーゲート7
7のダミー層75上部を露出させる。
【0100】次いで、ロジック領域におけるダミーゲー
ト77のダミー層75を選択的に除去する。その結果、
図16の(15)に示すように、上記各ダミー層75の
除去部分、すなわちダミーゲート77のポリシリコン層
74上に溝83が形成される。このエッチングは、例え
ば、硫酸過水もしくはフッ硝酸によるウエットエッチン
グにより行うことが好ましい。
【0101】次いで、ロジック素子領域のpチャネルト
ランジスタの形成領域上を開口したレジスト膜(図示せ
ず)を形成し、続いてそのレジスト膜をマスクに用いて
pチャネルゲート電極を構成するポリシリコン層74に
p型不純物として例えばホウ素をイオン注入する。その
後、上記レジスト膜を除去する。
【0102】上記イオン注入後、熱処理を行う。この熱
処理によって、DRAM領域のポリシリコンからなる取
り出し電極21と、ロジック素子領域のゲート電極の不
純物がドーピングされたポリシリコン層74の活性化を
行う。この熱処理では、900℃、10秒程度のRTA
(Rapid Thermal Annealing )で十分ではあるが、通常
の炉を用いた熱アニールを行っても差し支えは無い。な
お、これ以降の工程では、高温の熱工程は行われないの
で、ロジック素子領域のゲート電極からホウ素が拡散す
る、いわゆる「突き抜け」は最小限に抑えられる。
【0103】そして、図17の(16)に示すように、
上記溝83内部を埋め込むように金属系ゲート電極形成
膜84を形成する。上記金属系ゲート電極形成膜84は
タングステン膜84W/窒化チタン膜84Tの積層膜で
形成することが一般的である。または、タングステン/
窒化タングステン、銅/窒化チタン、ルテニウム等の電
極を形成することも可能である。
【0104】再びCMPによって、第1の絶縁膜19上
の余剰な金属系ゲート電極形成膜84を除去する。
【0105】その結果、図18の(17)に示すよう
に、金属系ゲート電極形成膜84とポリシリコン膜74
とからなるゲート電極51、61が形成されるととも
に、第1の絶縁膜19表面が平坦化される。その際、D
RAM領域の拡散層を取り出すための取り出し電極21
の上部も研磨されるが、何ら問題はない。
【0106】次いで、第1の絶縁膜19上にDRAM領
域の取り出し電極21上およびロジック素子領域のゲー
ト電極51、61上を覆うエッチングストップ層22を
例えば窒化シリコン膜を50nm〜150nmの厚さに
堆積して形成する。
【0107】次いで、図19の(18)に示すように、
上記エッチングストップ層22上にレジスト膜(図示せ
ず)を形成した後、リソグラフィー技術によって、上記
レジスト膜にDRAM領域のワード線取り出しコンタク
ト用およびロジック領域の拡散層取り出し電極用の接続
孔パターン(図示せず)を形成する。続いて、上記レジ
スト膜をエッチングマスクに用いて、上記エッチングス
トップ層22、上記第1の絶縁膜19およびキャップ絶
縁膜80を貫通してDRAM領域のワード線16上のシ
リサイド層18、ロジック領域のトランジスタの拡散層
55,65上に形成されているシリサイド層57、67
に達する接続孔23、58、68を形成する。その後、
上記レジスト膜を除去する。
【0108】次に、通常のタングステンプラグの形成技
術により上記接続孔23、58、68に内面に窒化チタ
ン膜からなる密着層85を形成した後、接続孔23、5
8、68内を埋め込むようにタングステン膜86を形成
する。その後CMPにより上記エッチングストップ層2
2上の上記タングステン膜86および密着層85の余剰
な部分を除去し、上記接続孔23、58、68の内部に
取り出し電極24、59、69を形成する。
【0109】その後、上記取り出し電極24、59、6
9を覆うように上記エッチングストップ層22上の全面
に第2の絶縁膜25を例えば酸化シリコン膜を300n
m〜500nmの厚さに堆積して形成する。次に、上記
第2の絶縁膜25上にレジスト膜109を形成した後、
リソグラフィー技術によって、上記レジスト膜109に
プラグ取り出しコンタクト用の接続孔パターン110を
形成する。そして、上記レジスト膜109をマスクに用
いてエッチングを行い、上記第2の絶縁膜25にダミー
接続孔87を形成する。その後、上記レジスト膜109
を除去する。
【0110】次いで、図20の(19)に示すように、
上記第2の絶縁膜25上にレジスト膜111を形成した
後、リソグラフィー技術によって、上記レジスト膜11
1にビット線およびローカル配線を形成する配線溝用の
溝パターン112を形成する。そして、上記レジスト膜
111をマスクに用いて第2の絶縁膜25のエッチング
を行う。
【0111】その結果、図21の(20)に示すよう
に、上記第2の絶縁膜25に配線溝26、27を形成す
る。その際、先に設けておいたダミー接続孔87〔図1
9の(20)参照〕の部分は、配線溝26、27を形成
するとともに掘り下げられて、取り出し電極21に達す
るビットコンタクト用の接続孔28と取り出し電極24
に達するローカル配線コンタクト用の接続孔29が形成
される。
【0112】その後、上記接続孔28、29および配線
溝26、27の内壁および第2の絶縁膜25の表面に、
例えば低温で成膜することができるカバリッジが良好な
第1の窒化シリコン膜88を形成する。この第1の窒化
シリコン膜88は、例えばALD(Atomic Layer Depos
ition )法により、例えば30nm〜50nmの厚さに
形成する。このときの成膜条件の一例としては、原料ガ
スにモノシラン(SiH4 )とアンモニア(NH3 )と
を用い、それぞれの流量をともに1d/m2 (標準状態
の流量)に設定し、成膜温度を400℃〜500℃に設
定する。上記窒化シリコン膜88を成膜することによっ
て、ビット線の側壁で記憶ノードコンタクトとの耐圧が
確保される。
【0113】次いで、図22の(21)に示すように、
上記第1の窒化シリコン膜88を全面エッチバックし
て、上記配線溝26、27の各側壁に第1、第2のサイ
ドウォール30、31を形成するとともに、上記接続孔
28、29の各側壁にサイドウォール32、33を形成
する。上記エッチングの際には、接続孔28、29の底
部に形成されているエッチバックストップ層22も除去
される。
【0114】次いで、上記配線溝26、27、接続孔2
8、29の内面および第2の絶縁膜25上に密着層89
として窒化チタン膜を例えば30nm〜50nmの厚さ
に形成する。次いで上記配線溝26、27および接続孔
28、29を埋め込むように上記密着層89上に配線形
成層90を例えばタングステン膜を堆積して形成する。
【0115】次いで、第2の絶縁膜23上の余剰な上記
配線形成層90および密着層89をエッチバックにより
除去し、図23の(22)に示すように、上記接続孔2
8、29を埋め込むともに上記配線溝26、27の底部
に配線形成層90を残して、ビット線34およびローカ
ル配線35を形成する。さらに、化学的気相成長(以下
CVDという、CVDは Chemical Vapor Deposition
の略)法によって、配線溝26、27の上部を埋め込む
ように第2の絶縁膜25上に第2の窒化シリコン膜91
を堆積する。この第2の窒化シリコン膜91は、例え
ば、カバリッジ性がよく低温成膜が可能なALD窒化シ
リコン膜を例えば50nm〜100nm程度の厚さに成
膜した後、プラズマCVD法によってプラズマ窒化シリ
コン膜を成膜して形成する。ここでは、第2の窒化シリ
コン膜91を2層に形成したが、1層の窒化シリコン膜
で形成することも可能である。
【0116】その後、例えばCMPにより第2の絶縁膜
25上の余剰な上記第2の窒化シリコン膜91を除去
し、図24の(23)に示すように、第2の絶縁膜25
表面を平坦化する。このようにして、ビット線34上に
上記第2の窒化シリコン膜91からなる第1のキャップ
絶縁膜36を形成するとともに、ローカル配線35上に
上記第2の窒化シリコン膜91からなる第2のキャップ
絶縁膜37を形成する。
【0117】次に、上記第2の絶縁膜23上にレジスト
膜113を形成した後、リソグラフィー技術により記憶
ノードコンタクトを開口するための開口パターン114
を形成する。この開口パターン114は、実際の記憶ノ
ードコンタクトが形成される接続孔の口径よりも大きく
形成することができる。
【0118】次いで、図25の(24)に示すように、
上記レジスト膜113〔図24の(23)参照〕をマス
クに用いて、上記第2の絶縁膜25とエッチングストッ
プ層22とをエッチングして記憶ノードコンタクトを取
り出す取り出し電極21、21に達する接続孔38、3
8を形成する。このエッチングでは、上記レジスト膜1
13の他に窒化シリコン膜からなる第1のキャップ絶縁
膜36および窒化シリコン膜からなる第1のサイドウォ
ール30がエッチングマスクとなっている。なお、上記
第1のサイドウォール30によって、ビット線34と記
憶ノードコンタクトとの耐圧が確保される。その後上記
レジスト膜113〔図24の(23)参照〕を除去す
る。
【0119】次に、図26の(25)に示すように、上
記接続孔38内に記憶ノードコンタクト39を形成す
る。この記憶ノードコンタクト39は、例えば上記接続
孔38を埋め込むように上記第2の絶縁膜25上にタン
グステン、チタン、窒化チタン、タンタル、窒化タンタ
ル、酸化ルテニウム等を堆積し材料層を形成した後、第
2の絶縁膜25上の余剰な上記材料層を除去して、接続
孔38内に残した上記材料層で形成される。
【0120】次に、キャップ絶縁膜36、37、記憶ノ
ードコンタクト39等を覆う第3の絶縁膜40を形成す
る。次いで、第3の絶縁膜40にキャパシタが形成され
る凹部41を、その底部に上記記憶ノードコンタクト3
9上面が露出するように形成する。
【0121】その後、凹部41内に、熱処理が不要なM
IM(Metal/insulator/Metal)構造のキャパシタ42
を形成する。MIM構造のキャパシタ42は0.1μm
以降のDRAMでは必須になると予想され、現在では、
一例として、電極にルテニウム(Ru)、酸化ルテニウ
ム(RuO)系材料が用いられ、誘電体膜にはBST
(BaTiO3 とSrTiO3 との混晶)系の膜が採用
される。
【0122】次いで、上記第3の絶縁膜40上に、上記
MIM構造のキャパシタ42を覆う第4の絶縁膜43を
形成する。その後、CMPによって上記第4の絶縁膜4
3表面を平坦化する。次いで、第4の絶縁膜43ないし
第2の絶縁膜25に、キャパシタ取り出し電極、ワード
線取り出し電極、ローカル配線取り出し電極、ロジック
領域のゲート取り出し電極、ロジック領域の拡散層取り
出し電極等を形成するための接続孔131、132、1
33、134〜136、137等を形成する。
【0123】さらに、接続孔131、132、133、
134〜136、137等に、キャパシタ取り出し電極
141、ワード線取り出し電極142、ローカル配線取
り出し電極143、ロジック領域の拡散層取り出し電極
144、145、146、ロジック領域のゲート取り出
し電極147等を形成する。さらに、第4の絶縁膜43
上に第5の絶縁膜44を形成する。
【0124】次いで、この第5の絶縁膜44に各電極1
41〜147等に達する各配線溝151〜156を形成
し、配線溝45に配線161〜166を形成する。この
配線161〜166は例えば銅配線からなる。図示はし
ないが、さらに必要に応じて上層配線を形成する。な
お、上記電極141〜147および上記配線161〜1
66には、電極、配線、絶縁膜の材質によって、通常知
られている密着層、バリア層が形成される。
【0125】上記第1の半導体装置の製造方法では、上
記第1の絶縁膜19上に形成した第2の絶縁膜25にビ
ット線34およびローカル配線35を形成するための配
線溝26、27とこの配線溝26、27の底部に少なく
とも一部の取り出し電極21に通じる接続孔28、29
とを形成することから、一つのマスクで各配線溝26、
27と各接続孔28、29とが形成される。
【0126】次いで、配線溝26、27側壁および接続
孔28、29側壁に第1の窒化シリコン膜88からなる
第1、第2のサイドウォール30、31およびサイドウ
ォール32、33を形成した後、接続孔28、29およ
び配線溝26、27の下層に導電材料を埋め込み、ビッ
ト線34とこのビット線34に接続するビットコンタク
トとローカル配線35とこのローカル配線35に接続す
るローカル配線コンタクトとを形成した後、配線溝2
6、27上部を第2の窒化シリコン膜91で埋め込むこ
とから、ビット線34は第2の窒化シリコン膜91で被
覆された状態になる。すなわち、DRAMの拡散層取り
出しと同様に形成が困難な記憶ノードコンタクト39の
開口はビット線34の側壁上部を窒化シリコン膜で覆う
ことにより、記憶ノードコンタクト39の接続孔38を
開口するエッチングの際には、窒化シリコン膜からなる
第1のサイドウォール30および第1のキャップ絶縁膜
36がエッチングマスクとして機能するので、いわゆる
セルフアラインでの記憶ノードコンタクトの接続孔38
の開口が可能になる。
【0127】そして、この記憶ノードコンタクト39は
耐圧確保のため、小さいコンタクト径に形成する必要が
あるが、ビット線34、34間の第2の絶縁膜25に第
1のサイドウォール30、30を介して記憶ノードコン
タクト39を形成する接続孔38を形成し、この接続孔
38に低抵抗の金属材料を埋め込んで記憶ノードコンタ
クト39を形成することが可能であるため、DRAMの
高速動作には十分な寄生抵抗抑制効果が得られるように
なる。
【0128】さらに、上記半導体装置の製造方法では、
ワード線16上層にシリサイド層18を形成することか
ら、ワード線16の抵抗が低減され、遅延の問題が回避
される。また、ロジック素子の拡散層55、65上にシ
リサイド層57、67を形成することからこの拡散層5
5、65へのコンタクト抵抗が低減される。
【0129】また、DRAM領域の拡散層13を半導体
基板11表面側に形成し、この半導体基板11にゲート
絶縁膜15を介してワード線16を埋め込むように形成
することから、チャネルはワード線(ゲート電極)16
が形成されている溝14底部側の半導体基板11を廻り
込むように形成される。そのため、実効的なチャネル長
が十分に確保されるため、バックバイアスを印加して、
短チャネル効果が厳しいメモリ素子(例えばDRAM)
のトランジスタ特性が安定化される。
【0130】また、上記半導体装置1の製造方法では、
ゲート絶縁膜15を介して半導体基板11に形成された
溝14内に埋め込まれたワード線16上に、サイドウォ
ール17、第1の絶縁膜19等を介してこのワード線1
6にオーバラップする状態で、半導体基板11表面に形
成した拡散層13に接続される取り出し電極21を形成
することから、ワード線16上の第1の絶縁膜19は2
0nm〜30nm以上の十分な膜厚が確保される。その
ため、拡散層13に接続される取り出し電極21との耐
圧が確保される。また、DRAM領域の拡散層13上の
全面をコンタクトに使用できるようになるので、実効面
積を有効に使用できる。よって、セルデザインで実現可
能な最低の抵抗値を実現することができ、コンタクト抵
抗の低減が図れる。
【0131】また、DRAM領域の拡散層13を、その
深さ方向に不純物濃度が薄くなるように形成することか
ら、DRAM領域の拡散層13下部の半導体基板11濃
度をセルトランジスタに要求されるほどに濃くしなくと
もよいので、接合の電界が緩和され、DRAMのセル縮
小化にともない厳しくなるデータ保持特性の性能が維持
される。
【0132】また、ロジック素子領域に形成するダミー
ゲート77にポリシリコン層74とダミー層75との積
層構造を用いることによって、DRAM領域の拡散層1
3の取り出し電極21を形成した後にダミー層75を除
去し、ダミーゲート77のポリシリコン層74に不純物
をドーピングすることが可能になる。その後、熱処理を
行い、金属系ゲート電極形成膜84を形成することか
ら、熱処理によるpチャネルゲート電極におけるホウ素
の突き抜けの問題が最小限に抑えられる。
【0133】上記DRAM領域に用いた技術は、汎用D
RAMのメモリチップの製造にも適用することが可能で
ある。
【0134】次に、本発明の第2の半導体装置に係る一
実施の形態を、図27の概略構成断面図によって説明す
る。
【0135】図27に示すように、本実施の形態の構成
は、前記図1によって説明した半導体装置において、エ
ッチングストップ層22より半導体基板11側の構成と
同様である。したがって、エッチングストップ層22よ
り半導体基板11側の構成は、図1およびその関連説明
を参照していただきたい。以下、ここではエッチングス
トップ層22より上部の構成を説明する。
【0136】上記エッチングストップ層22上には、取
り出し電極24、59、69を覆うように第2の絶縁膜
221が例えば厚さが50nm〜150nmの酸化シリ
コン膜で形成されている。
【0137】上記第2の絶縁膜221には、ビットコン
タクトホール222およびローカル配線コンタクトホー
ル223が形成されている。上記第2の絶縁膜221上
には、ビットコンタクトホール222を通じて取り出し
電極21に接続されるビット線224と、ローカル配線
コンタクトホール223を通じて取り出し電極59に接
続されるローカル配線225とが、例えばタングステン
膜242で形成されている。これらのビット線224、
ローカル配線225には、例えば下層にチタン膜と窒化
チタン膜を積層してなる密着層241が形成されてい
る。さらにタングステン膜242上には窒化シリコン膜
からなるキャップ絶縁膜243が形成されている。
【0138】上記第2の絶縁膜221上には、ビット線
224とローカル配線225とを覆う第1の窒化シリコ
ン膜226が例えばALD窒化シリコン膜で、例えば3
0nm〜50nmの厚さに形成されている。さらに上記
第1の窒化シリコン膜226上には第3の絶縁膜227
が例えば酸化シリコン膜で形成されている。この第3の
絶縁膜227表面は平坦化されている。
【0139】上記第3の絶縁膜227には、上記ビット
線224間にエッチングストッパ層226のサイドウォ
ールを介して接続孔228が形成され、その接続孔22
8の内部には取り出し電極21に接続する記憶ノードコ
ンタクト229が、例えばタングステン、チタン、窒化
チタン、タンタル、窒化タンタル、酸化ルテニウム等で
形成されている。
【0140】上記第3の絶縁膜227上には、上記記憶
ノードコンタクト229等を覆う第4の絶縁膜231が
形成されている。この第4の絶縁膜231にはキャパシ
タが形成される凹部232が、その底部に上記記憶ノー
ドコンタクト229上面が露出するように形成されてい
る。上記凹部232内には、熱処理が不要なMIM(Me
tal/insulator/Metal)構造のキャパシタ233が形成
されている。MIM構造のキャパシタ233は0.1μ
m以降のDRAMでは必須になると予想され、現在で
は、一例として、電極にルテニウム(Ru)、酸化ルテ
ニウム(RuO)系材料が用いられ、誘電体膜にはBS
T(BaTiO3 とSrTiO3 との混晶)系の膜が採
用される。
【0141】上記第4の絶縁膜231上には、上記MI
M構造のキャパシタ233を覆う第5の絶縁膜234が
表面を平坦化した状態で形成されている。上記第5の絶
縁膜234ないし第2の絶縁膜221には、キャパシタ
取り出し電極、ワード線取り出し電極、ローカル配線取
り出し電極、ロジック領域のゲート取り出し電極、ロジ
ック領域の拡散層取り出し電極等を形成するための接続
孔251、252、253、254、255、256、
257等が形成されている。
【0142】上記接続孔251、252、253、25
4〜256、257等には、キャパシタ取り出し電極2
61、ワード線取り出し電極262、ローカル配線取り
出し電極263、ロジック領域の拡散層取り出し電極2
64、265、266、ロジック領域のゲート取り出し
電極267等が形成されている。さらに、第5の絶縁膜
234上には第6の絶縁膜235が形成されている。次
いで、この第6の絶縁膜235には、各電極261〜2
67等に達する各配線溝271〜276が形成され、配
線溝271〜276には配線281〜286が形成され
ている。この配線281〜286は例えば銅配線からな
る。図示はしないが、さらに必要に応じて上層配線を形
成する。なお、上記電極261〜267および上記配線
281〜286には、電極、配線、絶縁膜の材質によっ
て、通常知られている密着層、バリア層が形成される。
【0143】上記第2の半導体装置においても、前記説
明した第1の半導体装置と同様な作用、効果が得られ
る。
【0144】次に、本発明の第2の半導体装置の製造方
法に係る一実施の形態を、図28〜図32によって説明
する。前記図2の(1)から前記図1の(17)までは
前記説明したのと同様のプロセスを行う。
【0145】その後、図28の(1)に示すように、エ
ッチングストップ層22上にレジスト膜(図示せず)を
形成した後、リソグラフィー技術によって、上記レジス
ト膜にDRAM領域のワード線取り出しコンタクト用お
よびロジック領域の拡散層取り出し電極用の接続孔パタ
ーン(図示せず)を形成する。続いて、上記レジスト膜
をエッチングマスクに用いて、上記エッチングストップ
層22、上記第1の絶縁膜19およびキャップ絶縁膜8
0を貫通してDRAM領域のワード線16上のシリサイ
ド層18、ロジック領域のトランジスタのシリサイド層
57、67に達する接続孔23、58、68を形成す
る。
【0146】その後、上記レジスト膜を除去する。次
に、通常のタングステンプラグの形成技術により上記接
続孔23、58、68に内面に窒化チタン膜からなる密
着層85を形成した後、接続孔23、58、68内を埋
め込むようにタングステン膜86を形成する。その後C
MPにより上記エッチングストップ層22上の上記タン
グステン膜86および密着層85の余剰な部分を除去
し、上記接続孔23、58、68の内部に取り出し電極
24、59、69を形成する。
【0147】次いで、上記取り出し電極24、59、6
9を覆うように上記エッチングストップ層22上の全面
に第2の絶縁膜221を例えば酸化シリコン膜を50n
m〜150nmの厚さに堆積して形成する。
【0148】その後、第2の絶縁膜221上にレジスト
膜(図示せず)を形成した後、リソグラフィー技術によ
り上記レジスト膜にビットコンタクトを形成する位置に
開口部(図示せず)を形成する。そのレジスト膜をマス
クに用いたエッチングにより、図29の(2)に示すよ
うに、上記第2の絶縁膜221にビットコンタクトホー
ル222およびローカル配線コンタクトホール223を
形成する。
【0149】次いで、ビット線224およびローカル配
線225を形成するための配線金属層を形成する。この
配線金属層は、まず上記ビットコンタクトホール222
およびローカル配線コンタクトホール223の内面およ
び第2の絶縁膜221上に、例えばチタン膜と窒化チタ
ン膜を積層してなる密着層241を形成する。さらにビ
ットコンタクトホール222およびローカル配線コンタ
クトホール223を埋め込むようにして、上記密着層2
41上に金属配線の主材料となるタングステン膜242
を成膜する。さらにタングステン膜242上に第2の窒
化シリコン膜243を形成する。
【0150】その後、通常のリソグラフィー技術とエッ
チング技術とによって上記第2の窒化シリコン膜24
3、タングステン膜242、密着層241をパターニン
グしてビットコンタクトホール222を通じてビットコ
ンタクトの取り出し電極21に接続されるビット線22
4とローカル配線コンタクトホール223を通じて取り
出し電極59に接続されるローカル配線225とが形成
される。したがって、ビット線224上には第2の窒化
シリコン膜243からなる第1のキャップ絶縁膜244
が形成され、ローカル配線225上には第2の窒化シリ
コン膜243からなる第2のキャップ絶縁膜245が形
成される。
【0151】その後、上記第2の絶縁膜221上に、ビ
ット線224、ローカル配線225等を覆う第1の窒化
シリコン膜226をALD窒化シリコン膜で、例えば3
0nm〜50nmの厚さに形成する。
【0152】次に、図30の(3)に示すように、上記
第1の窒化シリコン膜226上に第3の絶縁膜227を
形成する。そして、第3の絶縁膜227表面を例えばC
MPを用いて平坦化する。次に、上記第3の絶縁膜22
7上にレジスト膜291を形成した後、リソグラフィー
技術により記憶ノードコンタクトを開口するための開口
パターン292を形成する。この開口パターン292
は、実際の記憶ノードコンタクトが形成される接続孔の
口径よりも大きく形成することができる。
【0153】次いで、図31の(4)に示すように、上
記レジスト膜291〔図30の(3)参照〕をエッチン
グマスクに用いて、上記第3の絶縁膜227からエッチ
ングストップ層22までをエッチングして記憶ノードコ
ンタクトの取り出し電極21、21に達する記憶ノード
コンタクトを形成する接続孔228を形成する。このエ
ッチングでは、上記レジスト膜291の他に窒化シリコ
ン膜からなる第1のキャップ絶縁膜244および第1の
窒化シリコン膜226がエッチングマスクとなってい
る。なお、上記第1の窒化シリコン膜226は、その一
部がエッチングされるが、ビット線と記憶ノードコンタ
クトとの耐圧が確保される膜厚のサイドウォールとして
ビット線の側壁に残る。その後上記レジスト膜291
〔図29の(23)参照〕を除去する。
【0154】次に、図32の(5)に示すように、上記
接続孔228内に取り出し電極21に接続する記憶ノー
ドコンタクト229を形成する。この記憶ノードコンタ
クト229は、例えば上記接続孔228を埋め込むよう
に上記第2の絶縁膜221上にタングステン、チタン、
窒化チタン、タンタル、窒化タンタル、酸化ルテニウム
等を堆積して材料層を形成した後、第2の絶縁膜221
上の余剰な上記材料層を例えばCMPによって除去する
ことによって、接続孔228内に残した上記材料層で形
成される。
【0155】次に、第3の絶縁膜231上に上記記憶ノ
ードコンタクト229等を覆う第4の絶縁膜232を形
成する。次いで、第4の絶縁膜232にキャパシタが形
成される凹部233を、その底部に上記記憶ノードコン
タクト229上面が露出するように形成する。
【0156】その後、凹部233内に、熱処理が不要な
MIM(Metal/insulator/Metal)構造のキャパシタ2
34を形成する。MIM構造のキャパシタ234は0.
1μm以降のDRAMでは必須になると予想され、現在
では、一例として、電極にルテニウム(Ru)、酸化ル
テニウム(RuO)系材料が用いられ、誘電体膜にはB
ST(BaTiO3 とSrTiO3 との混晶)系の膜が
採用される。
【0157】次いで、上記第4の絶縁膜232上に、上
記MIM構造のキャパシタ234を覆う第5の絶縁膜2
35を形成する。その後、CMPによって上記第5の絶
縁膜235表面を平坦化する。次いで、第5の絶縁膜2
35ないし第2の絶縁膜221に、キャパシタ取り出し
電極、ワード線取り出し電極、ローカル配線取り出し電
極、ロジック領域の拡散層取り出し電極、ロジック領域
のゲート取り出し電極等を形成するための接続孔25
1、252、253、254〜256、257等を形成
する。
【0158】さらに、接続孔251、252、253、
254〜256、257等に、キャパシタ取り出し電極
261、ワード線取り出し電極262、ローカル配線取
り出し電極263、ロジック領域の拡散層取り出し電極
264〜266、ロジック領域のゲート取り出し電極2
67を形成する。さらに、第5の絶縁膜234上に第6
の絶縁膜235を形成する。次いで、この第6の絶縁膜
235に各電極261〜267等に達する各配線溝27
1〜276を形成し、配線溝271〜276に配線28
1〜286を形成する。この配線281〜286は例え
ば銅配線からなる。図示はしないが、さらに必要に応じ
て上層配線を形成する。なお、上記電極261〜267
および上記配線281〜286には、電極、配線、絶縁
膜の材質によって、通常知られている密着層、バリア層
が形成される。
【0159】上記第2の半導体装置の製造方法において
も、前記説明した第1の半導体装置の製造方法と同様な
作用、効果が得られる。
【0160】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の半導体装
置によれば、メモリ素子の記憶ノードコンタクトは、ビ
ット線の側壁および上部が窒化シリコン膜で覆われてい
るので、いわゆる自己整合的に開口されたものを用いる
ことが可能になり、メモリセルの縮小化に合わせて記憶
ノードコンタクトを耐圧限界付近で開口するとともに記
憶ノードコンタクトの抵抗上昇の抑制を図ることが可能
になる。そのため、本発明の構造は、0.1μm世代メ
モリセル素子へ適用を図ることができる。また、記憶ノ
ードコンタクトに金属材料を埋め込むことで、メモリ素
子の高速動作において寄生抵抗を十分に抑制することが
できる。また、メモリ素子のトランジスタとロジック素
子のトランジスタとを覆う第2の絶縁膜に、溝配線構造
のビット線とローカル配線とが同一の配線形成層で形成
されているので、一つのマスクでビット線とローカル配
線とを形成することが可能な構造となっている。したが
って、工程数を削減できる構造が提供される。
【0161】本発明の半導体装置の製造方法によれば、
ビット線の側壁および上部を窒化シリコン膜で覆う状態
に形成してから、その窒化シリコン膜をマスクに用いて
いわゆる自己整合的にメモリ素子の記憶ノードコンタク
トが形成される接続孔を開口するので、メモリセルの縮
小化に合わせて記憶ノードコンタクトが形成される接続
孔を耐圧限界付近で開口することができる。また、ビッ
ト線との耐圧は窒化シリコン膜で形成される第1のサイ
ドウォールで確保することができる。また記憶ノードコ
ンタクトを金属材料で形成することにより抵抗上昇の抑
制を図ることが可能になり、メモリ素子の高速動作にお
いて寄生抵抗を十分に抑制することができる。そのた
め、0.1μm世代以降のメモリセル素子構造に対応で
きる記憶ノードコンタクトを備えたメモリ素子を製造す
ることができる。また、メモリ素子のトランジスタとロ
ジック素子のトランジスタとを覆うように形成した第2
の絶縁膜に、溝配線構造のビット線とローカル配線とを
同一の配線形成層で形成するので、一つのマスクでビッ
ト線とローカル配線とを同時に形成することが可能とな
る。したがって、工程数が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の半導体装置に係る実施の形態の
一例を示す概略構成断面図である。
【図2】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(1)である。
【図3】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(2)である。
【図4】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(3)である。
【図5】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(4)である。
【図6】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(5)である。
【図7】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(6)である。
【図8】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(7)である。
【図9】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る実
施の形態の一例を示す概略構成断面図(8)である。
【図10】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(9)である。
【図11】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(10)であ
る。
【図12】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(11)であ
る。
【図13】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(12)であ
る。
【図14】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(13)であ
る。
【図15】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(14)であ
る。
【図16】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(15)であ
る。
【図17】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(16)であ
る。
【図18】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(17)であ
る。
【図19】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(18)であ
る。
【図20】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(19)であ
る。
【図21】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(20)であ
る。
【図22】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(21)であ
る。
【図23】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(22)であ
る。
【図24】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(23)であ
る。
【図25】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(24)であ
る。
【図26】本発明の第1の半導体装置の製造方法に係る
実施の形態の一例を示す概略構成断面図(25)であ
る。
【図27】本発明の第2の半導体装置に係る実施の形態
の一例を示す概略構成断面図である。
【図28】本発明の第2の半導体装置の製造方法に係る
別の実施の形態の一例を示す概略構成断面図(1)であ
る。
【図29】本発明の第2の半導体装置の製造方法に係る
別の実施の形態の一例を示す概略構成断面図(2)であ
る。
【図30】本発明の第2の半導体装置の製造方法に係る
別の実施の形態の一例を示す概略構成断面図(3)であ
る。
【図31】本発明の第2の半導体装置の製造方法に係る
別の実施の形態の一例を示す概略構成断面図(4)であ
る。
【図32】本発明の第2の半導体装置の製造方法に係る
別の実施の形態の一例を示す概略構成断面図(5)であ
る。
【符号の説明】
11…半導体基板、25…第2の絶縁膜、30…第1の
サイドウォール、34…ビット線、35…ローカル配
線、39…記憶ノードコンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F048 AB01 AC01 BA01 BB06 BB09 BB19 BC06 BC07 BG01 BG13 DA25 5F083 AD24 AD48 EP02 EP18 EP23 EP55 EP79 ER09 ER19 ER30 GA02 GA06 GA09 HA02 JA14 JA35 JA37 JA38 JA39 JA40 JA43 KA01 LA12 LA16 MA06 MA16 MA17 NA01 PR12 PR36 PR39 PR40 ZA12 ZA14

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
    体基板上に形成した半導体装置において、 前記メモリ素子のトランジスタと前記ロジック素子のト
    ランジスタとを覆う絶縁膜に形成した溝配線構造を有す
    るビット線と、 前記ビット線と同一の配線形成層で形成されるもので前
    記絶縁膜に形成した溝配線構造を有するローカル配線と
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ビット線が形成される配線溝の側壁
    に形成された第1の窒化シリコン膜からなる第1のサイ
    ドウォールと、 前記第1のサイドウォールに接続して前記ビット線上を
    覆う第2の窒化シリコン膜で形成される第1のキャップ
    絶縁膜と、 前記ローカル配線が形成される配線溝の側壁に形成され
    たもので前記第1の窒化シリコン膜と同一層で形成され
    る第2のサイドウォールと、 前記第2のサイドウォールに接続して前記ローカル配線
    上を覆うもので前記第2の窒化シリコン膜と同一層で形
    成される第2のキャップ絶縁膜とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記ビット線間に形成されるもので前記
    第1のサイドウォールで前記ビット線と絶縁された記憶
    ノードコンタクトを備えたことを特徴とする請求項2記
    載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
    体基板上に形成する半導体装置の製造方法において、 前記半導体基板に前記メモリ素子のトランジスタと前記
    ロジック素子のトランジスタとが形成され、前記メモリ
    素子のトランジスタと前記ロジック素子のトランジスタ
    の少なくとも一部とを覆う第1の絶縁膜が形成され、前
    記第1の絶縁膜に前記各トランジスタの少なくとも一部
    の拡散層およびワード線に通じる取り出し電極が形成さ
    れた状態で、前記第1の絶縁膜上にエッチングストップ
    層を介して第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜にビット線およびローカル配線を形成
    するための配線溝と前記配線溝の底部に少なくとも前記
    取り出し電極の一部に通じる接続孔とを形成する工程
    と、 前記配線溝側壁および前記接続孔側壁に窒化シリコン膜
    からなるサイドウォールを形成する工程と、 前記接続孔および前記配線溝の下層に導電材料を埋め込
    み、ビット線と当該ビット線に接続するビットコンタク
    トとローカル配線と当該ローカル配線に接続するローカ
    ル配線コンタクトとを形成する工程とを備えたことを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記ビット線および前記ローカル配線を
    形成した後、前記配線溝上部を窒化シリコン膜で埋め込
    む工程と、 前記ビット線間の前記第2の絶縁膜に前記サイドウォー
    ルを介して記憶ノードコンタクトを形成する接続孔を形
    成する工程と、 前記接続孔に導電材料を埋め込んで記憶ノードコンタク
    トを形成する工程とを備えたことを特徴とする請求項4
    記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
    体基板上に形成した半導体装置において、 前記メモリ素子のトランジスタと前記ロジック素子のト
    ランジスタとを覆う絶縁膜上に形成したビット線と、 前記ビット線と同一の配線形成層で形成されるもので前
    記絶縁膜上に形成したローカル配線とを備えたことを特
    徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 前記ビット線と前記ローカル配線とを被
    覆する窒化シリコン膜を備えたことを特徴とする請求項
    6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 前記ビット線間に形成されるもので前記
    ビット線側壁に形成された前記窒化シリコン膜で前記ビ
    ット線と絶縁された記憶ノードコンタクトを備えたこと
    を特徴とする請求項7記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 メモリ素子とロジック素子とを同一半導
    体基板上に形成する半導体装置の製造方法において、 前記半導体基板に前記メモリ素子のトランジスタと前記
    ロジック素子のトランジスタとが形成され、前記メモリ
    素子のトランジスタと前記ロジック素子のトランジスタ
    の少なくとも一部とを覆う第1の絶縁膜が形成され、前
    記第1の絶縁膜に前記各トランジスタの少なくとも一部
    の拡散層およびワード線に通じる取り出し電極が形成さ
    れた状態で、前記第1の絶縁膜上にエッチングストップ
    層を介して第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜にビットコンタクトとローカル配線コ
    ンタクトとが形成される接続孔を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜上にビット線とローカル配線とを同一
    の配線形成層で形成するとともに前記接続孔を通じて前
    記ビット線に接続するビットコンタクトと前記ローカル
    配線に接続するローカル配線コンタクトとを形成する工
    程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記第2の絶縁膜上に前記ビット線と
    前記ローカル配線とを覆う窒化シリコン膜を形成する工
    程と、 前記第2の絶縁膜上に前記窒化シリコン膜を介して前記
    ビット線と前記ローカル配線とを覆う第3の絶縁膜を形
    成する工程と、 前記ビット線間の前記第3の絶縁膜より前記取り出し電
    極のうちの記憶ノードとなる取り出し電極に達するもの
    で、前記ビット線の側壁に形成された前記窒化シリコン
    膜を介して接続孔を形成する工程と、 前記接続孔に導電材料を埋め込んで記憶ノードコンタク
    トを形成する工程とを備えたことを特徴とする請求項9
    記載の半導体装置の製造方法。
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