JP2002349072A - 柱建て込み用治具およびこれを用いた柱建て込み方法 - Google Patents

柱建て込み用治具およびこれを用いた柱建て込み方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業スペースの利用効率を低下させず、建方
作業の安全性の向上、工期の短縮化が図れるとともに、
簡単に微妙な調整が可能となる柱建て込み用治具及びこ
れを用いた柱建て方を提供する。 【解決手段】 下部鋼管柱7の上端に上部鋼管柱8の下
部穴の側面と隙間を介して嵌合する鋼管12を設け、さ
らに上部鋼管柱8の内側の側面最下端付近には、上部鋼
管柱8を傾けて鉛直度を調整するときの支点を設けてお
き、下部鋼管柱7の鋼管12に上部鋼管柱8の下部穴を
はめ込み、この状態で、下部鋼管柱7の各側面に取り付
けた柱建て込み用治具1のハンドル6を回し、調節用ボ
ルト4の先端面を上部鋼管柱8の各側面に押し付けたり
退けたりすることにより、上部鋼管柱8の傾き調整を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の柱の上に新
設の柱を建ち上げる際、柱の鉛直度を調整するために使
用する柱建て込み用治具、およびこれを用いた柱建て込
み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、既設の柱の上に新設の柱を継ぎ足
して建ち上げる場合、例えば図8および図9に示すよう
に、先ず、既設の柱51の側面上部と新設の柱52の側
面下部に、エレクションピース(長手方向に沿って複数
個のボルト穴が形成された長方形の板)53を溶接して
おく。新設の柱のエレクションピース53は二枚のスプ
ライスプレート(上下のエレクションピースを連結する
板)54で挟んでこれらを上端一本のボルト55で仮付
けしてあり、この新設の柱をクレーンでつり込み、既設
の柱の上に乗せる。このとき、二枚のスプライスプレー
ト54で既設の柱のエレクションピース53を挟み、各
穴にボルト55を通してナットで締め付けることにより
仮止めする。
【0003】そして、新設の柱の上部から図示しないワ
イヤーを四方向に張り、その張力をターンバックルやチ
ェーンブロック等で調整しながら新設の柱の相対的な傾
きを修正して鉛直となるようにする。ここで、上下のエ
レクションピースの少なくとも一方のボルト穴、または
スプライスプレートのボルト穴はボルト径より比較的大
きく形成されているため、ボルト仮締め後も新設の柱の
位置および姿勢を調整することができる。
【0004】以上のように新設の柱を鉛直に調整した状
態でボルトを本締めし、既設の柱と新設の柱との間を溶
接する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来方法
では、ワイヤーを張って新設の柱の傾きを調整するた
め、微妙な調整が困難であり、調整に時間がかかる。ま
た、ワイヤーを張っている区間の下部の作業空間が制限
されてしまうため作業スペースの利用効率が低下する。
さらには、柱頂上からワイヤーを張るため、高所作業に
よる危険性が伴うという問題があった。
【0006】そのため、ワイヤーを用いない方法とし
て、図9に示すように、ボルト仮締め後の上下のエレク
ションピース53間にくさび56を入れ、ハンマー57
で打ち込むことで、新設の柱の鉛直度を調整する方法が
提案されている。
【0007】しかし、くさびをハンマーで打ち込んで調
整するため、打ち込む加減が難しく、くさびの打ち込み
すぎの場合、くさびを戻す作業が発生して調整に手間取
り、作業効率が良くないという問題がある。
【0008】また、エレクションピースを用いた従来方
法では、既設の柱の上に新設の柱を建て上げた際に両方
の柱のエレクションピースが直線上に並ぶように、柱の
所定位置にエレクションピースをあらかじめ精度良く溶
接しておく必要があるので、施工準備に時間を要する問
題もある。
【0009】本発明は、このような従来技術の問題に鑑
み、既設の柱の上に新設の柱を継ぎ足して建ち上げる
際、ワイヤーを使用しないことにより、作業スペースの
利用効率を低下させず、建方作業の安全性の向上が図れ
るとともに、簡単に微妙な調整が可能となる、柱建て込
み用治具を提供することを目的とする。
【0010】また本発明の更なる目的は、エレクション
ピースを使用しないことで、作業の高効率化と工期の短
縮を可能とする、柱建て込み用治具およびこれを用いた
柱建て込み方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、既設の鋼管柱とこの上に新設の鋼管柱とに
渡って配置されるL字型鋼板の一端に、既設の鋼管柱の
側面上部にボルト固定される取付け鋼板を固定し、前記
L字型鋼板のもう一端に、前記取付け鋼板と直交する方
向に延びる長ナットを固定し、該長ナットに調整用ボル
トをねじ入れ、該調整用ボルトにハンドルを取り付けて
構成された柱建て込み用治具を提案する。
【0012】この柱建て込み用治具では、既設の鋼管柱
の上端に新設の鋼管柱の下部穴の側面と隙間を介して嵌
合する突出部が設けられ、新設の鋼管柱の内側の側面最
下端付近に、新設の鋼管柱を傾けて鉛直度を調整すると
きの支点が設けられていることが必要となる。
【0013】また本発明は、上記のような柱建て込み用
治具を用いた柱建て込み方法であって、既設の鋼管柱の
上部の突出部に新設の鋼管柱の下部開口をはめ込む段階
と、既設の鋼管柱の各側面に、長ナットを上にした状態
で柱建て込み用治具の取付け鋼板を固定する段階と、新
設の鋼管柱の各側面に対応する各調整用ボルトのハンド
ルを適宜、時計回り又は反時計回りに回して、各調整用
ボルトの先端面を新設の鋼管柱の各側面に押し付けたり
退けたりすることで、新設の鋼管柱の傾き調整を行う段
階と、新設の鋼管柱が鉛直となったら、既設の鋼管柱と
新設の鋼管柱の継ぎ目を溶接する段階と、既設の鋼管柱
の各側面に取り付けた柱建て込み用治具を外して撤去す
る段階とを有する柱建て込み方法を提案する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態による、柱建て
込み用治具を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面
図である。図2は図1の柱建て込み用治具を柱に取付け
た状態を示す正面図、図3は図2中のZ−Z線に沿った
断面図である。
【0016】図1に示す形態の柱建て込み用治具1は、
L字型鋼板2の一端部に長ナット3を固定し、その長ナ
ット3に調整用ボルト4をねじ入れ、L字型鋼板2のも
う一端部にはこの治具を柱に取り付けるための取付け鋼
板5を溶接した構造からなる。そして、取付け鋼板5の
最大面積面に対してほぼ垂直に交差する方向に調整用ボ
ルト4が移動する構成である。そのため、取付け鋼板5
とL字型鋼板2は最大面積面どうしが直交するようにT
字形に溶接され、長ナット3及び調整用ボルト4の長手
方向はL字型鋼板2の最大面積面に沿って配置されてい
る。
【0017】調整用ボルト4にはねじ回しを容易にする
ためにハンドル6が取り付けられている。
【0018】取付け鋼板5は図2に示すように下部鋼管
柱7の側面上部に、柱建て込み用治具1の調整用ボルト
4の先端面が上部鋼管柱8の側面に相対するように、取
付け可能である。また、取付け鋼板5は固定ボルト9の
ねじ締めにより下部鋼管柱7の側面に押し付けられて固
定される。固定ボルト9は下部鋼管柱7の側面に溶接さ
れた支持板10にねじ入れて支持され、かつ柱の長さ方
向に複数個配置されている。さらに、図3に示すよう
に、柱に向かってL字型鋼板2の両側に固定ボルト9が
支持板10により配置され且つ支持されている。
【0019】なお、L字型鋼板2に対する取付け鋼板5
の形状や、固定ボルト9の配置及び個数、支持板10の
形状は、柱建て込み用治具を柱の側面に着脱自在に取り
付けられる構造であれば、図1〜図3に記載の状態に限
定されるものではない。
【0020】上述した柱建て込み用治具では、図2に示
したように、調整用ボルト4を上にした状態で取付け鋼
板5を下部鋼管柱7の側面上部に固定ボルト9によって
固定した後、調整用ボルト4のハンドル6を回すことに
より、調整用ボルト4の先端面を上部鋼管柱8に向けて
前進させ、調整用ボルト4の先端面で上部鋼管柱8の側
面を押すことが可能である。
【0021】そのため、横断面四角形の角形鋼管柱であ
る下部鋼管柱7及び上部鋼管柱8を建ち上げる際、下部
鋼管柱7の4つの側面全てに柱建て込み用治具を取り付
け、柱を介して対向する調整用ボルト4の先端面で上部
鋼管柱8を挟み込むことで、建て上げた下部鋼管柱7と
上部鋼管柱8とを仮接合することができる。なお、下部
鋼管柱7の各側面に取り付けた柱建て込み用治具が柱を
挟んで正面に相対する位置となっている。
【0022】また、調整用ボルト4の操作時に上部鋼管
柱8が水平方向に倒れることを防止するため、下部鋼管
柱7及び上部鋼管柱8の構造が図4の様に構成される。
図4(a)は上部鋼管柱8の縦断面図、同図(b)は下
部鋼管柱7の縦断面図である。
【0023】図4(b)に示すように、下部鋼管柱7の
内部に、中央に水抜き穴の開いた支え板11を柱の長さ
方向と直交するように固定し、下部鋼管柱7の内側にこ
れより一回り小さい鋼管12を入れて、支え板11上に
置き、下部鋼管柱7と鋼管12の間の隙間にモルタル1
3を詰めて固めることにより、下部鋼管柱7の上部に鋼
管12が突出した状態で固定されている。
【0024】鋼管12の四角形の外側形状は上部鋼管柱
8の四角形の内側形状に相似し、かつ鋼管12と上部鋼
管柱8の間に嵌合隙間が設けられており、鋼管12に上
部鋼管柱8を嵌め込むことで、下部鋼管柱7の上に上部
鋼管柱8を建て込む構成である。
【0025】さらに、図4(a)に示すように、上部鋼
管柱8の内側の各側面最下部付近に、鋼管12にはめ込
んだ上部鋼管柱8を傾けて鉛直度を調整するために鋼管
12の側面に接する傾き調整用支点14が設けられてい
る。
【0026】本実施形態では鋼管12を用いているが、
上部鋼管柱8の水平方向への倒れや上部鋼管柱8の抜け
を防止でき、かつ傾き調整用支点14が接する部位を有
する構造であれば、本発明は鋼管12を用いることに限
られない。
【0027】次に、上記構成の柱建て込み用治具を用い
た柱建て込み方法を説明する。図5は本発明の一実施形
態による柱建て込み方法の操作手順を説明するための図
である。この図に示すように、まず、既設の下部鋼管柱
7の上方に新設の上部鋼管柱8を保持し(図5
(a))、上部鋼管柱8の下部開口を下部鋼管柱7の鋼
管12にはめ込む(図5(b))。
【0028】そして、下部鋼管柱7の側面に設けられた
支持板10の固定ボルト9によって、長ナット3を上に
した状態で柱建て込み用治具1を下部鋼管柱7の4つの
各側面上部に固定する(図5(c))。
【0029】さらに、上部鋼管柱8の4側面の各々に対
応する調整用ボルト4のハンドル6を回すことで、各調
整用ボルト4の先端面を前進させ、上部鋼管柱8の各側
面に接触させる。そして、上部鋼管柱8の鉛直度を確認
しながら、各調整用ボルト4のハンドル6を適宜、時計
回り又は反時計回りに回して、各調整用ボルト4の先端
面を上部鋼管柱8の各側面に押し付けたり退けたりする
ことで、上部鋼管柱8の傾き調整を行う(図5
(d))。
【0030】上部鋼管柱8が鉛直となったら、下部鋼管
柱7と上部鋼管柱8の継ぎ目17を完全に溶接する(図
5(e))。
【0031】最後に、下部鋼管柱1の各側面に取り付け
た柱建て込み用治具1を、下部鋼管柱1の各側面の支持
板10の固定ボルト9を外して撤去する(図5
(f))。
【0032】上述のような柱建て込み方法を適用できる
建築工法の例の一つにジャッキアップ工法がある。そこ
で、上記の柱建て込み方法を周知のジャッキアップ工法
に適用する場合について説明する。なお、ジャッキアッ
プ工法とは、n階からなる多層階建築物の施工におい
て、第n階を最初に構築し、これをジャッキアップし、
その下に第n−1階を構築することを順次繰り返すこと
により建築物を完成させる方法である。
【0033】図6は本発明の一実施形態による柱建て込
み方法を適用するジャッキアップ工法の途中工程を示す
図であり、図7は図6の(b)〜(c)の工程の間で柱
を新しく建て込む様子を示した一部拡大図である。
【0034】まず、図6(a)に示すように、建築物の
基礎柱18を構築し、次いで基礎柱18の上に、建築物
の最上階部分19並びにその下の階の柱20及び梁21
を構築する。この際、柱20と基礎柱18を仮接合して
おく。
【0035】続いて、最上階部分19の下に複数のジャ
ッキ22を配置する。このとき、各ジャッキ22が建築
物の重量を均等に受けることができるように配置する。
【0036】その後、図6(b)に示すように、各ジャ
ッキ22を同期をとりながら同量ずつ伸ばし、最上階部
分19を押し揚げる。
【0037】各ジャッキ22を伸ばしきったら、図7に
示すように、最上階(n階)部分19の下の階(n−1
階)の柱20の下に、さらに下階(n−2階)の柱23
を配し、基礎柱18に柱23をはめ込む。なお、各柱は
横断面四角形の角形鋼管柱であり、図4に示したとお
り、各柱の上端には、柱の上に建て込む新設の柱の倒れ
及び抜けを防止する手段として、新設柱の下部穴の内側
面と隙間を介して嵌合する突出部(嵌合部)が設けられ
ている。
【0038】その後、図5に基づいて既に説明した柱建
て込み方法のとおり、基礎柱18の各側面に固定した柱
建て込み用治具1によって柱23を鉛直となるよう調整
し、保持する。
【0039】柱23の傾き調整が終了したら、ゆっくり
とジャッキ22を縮めていき、柱20の下部を柱23の
上部にはめ込み、柱20と柱23の継ぎ目を溶接する。
【0040】続いて、図6(c)に示すように、下階
(n−2階)の梁24を接続し、その上の階(n−1
階)の構築を完成させる。同様の手順で、順次n−2
階、n−3階を構築していき、最後に1階部分の柱を基
礎柱と接続した後、ジャッキ22を撤去し、1階を構築
して建築物を完成させる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既設の鋼管柱の上端に新設の鋼管柱の下部穴の側面と隙
間を介して嵌合する突出部を設け、さらに新設の鋼管柱
の内側の側面最下端付近には、新設の鋼管柱を傾けて鉛
直度を調整するときの支点を設けておき、既設の鋼管柱
の上部の突出部に新設の鋼管柱の下部穴をはめ込み、こ
の状態で、既設の鋼管柱の各側面に取り付けた柱建て込
み用治具の調節用ボルトの先端面を新設の鋼管柱の各側
面に押し付けたり退けたりすることにより、新設の鋼管
柱の傾き調整を行うことができる。また、既設の鋼管柱
と新設の鋼管柱との仮接合も可能である。
【0042】このような本発明の柱建て込み方法は、新
設の鋼管柱の傾き調整のためにワイヤーを使用しないの
で、作業スペースの利用効率を低下させず、建方作業の
安全性の向上が図れるとともに、ハンドル付きの調整用
ボルトで簡単に微妙な調整が可能となる。さらに、取付
け精度の必要なエレクションピースを使用しないため、
作業の高効率化と工期の短縮を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による、柱建て込み用治具
を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】図1の柱建て込み用治具を柱に取付けた状態を
示す正面図である。
【図3】図2中のZ−Z線に沿った断面図である。
【図4】(a)は上部鋼管柱の縦断面図、(b)は下部
鋼管柱の縦断面図である。
【図5】本発明の一実施形態による柱建て込み方法の操
作手順を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態による柱建て込み方法を適
用するジャッキアップ工法の途中工程を示す図である。
【図7】図6の(b)〜(c)の工程の間で柱を新しく
建て込む様子を示した一部拡大図である。
【図8】柱建て込み用治具及び建ち上げ方法の従来例を
説明するための図である。
【図9】柱建て込み用治具及び建ち上げ方法の従来例を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 柱建て込み用治具 2 L字型鋼板 3 長ナット 4 調整用ボルト 5 取付け鋼板 6 ハンドル 7 下部鋼管柱 8 上部鋼管柱 9 固定ボルト 10 支持板 11 支え板 12 鋼管 13 モルタル 14 傾き調整用支点 17 継ぎ目 18 基礎柱 19 最上階部分 20、23 柱 21、24 梁 22 ジャッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 洋 東京都新宿区市谷田町2−35 大日本土木 株式会社内 Fターム(参考) 2E174 AA01 BA03 DA12 DA38 DA58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の鋼管柱とこの上に新設の鋼管柱と
    に渡って配置されるL字型鋼板の一端に、既設の鋼管柱
    の側面上部にボルト固定される取付け鋼板を固定し、前
    記L字型鋼板のもう一端に、前記取付け鋼板と直交する
    方向に延びる長ナットを固定し、該長ナットに調整用ボ
    ルトをねじ入れ、該調整用ボルトにハンドルを取り付け
    て構成された柱建て込み用治具。
  2. 【請求項2】 既設の鋼管柱の上端には新設の鋼管柱の
    下部穴の側面と隙間を介して嵌合する突出部が設けら
    れ、新設の鋼管柱の内側の側面最下端付近に、新設の鋼
    管柱を傾けて鉛直度を調整するときの支点が設けられて
    いる、請求項1に記載の柱建て込み用治具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の柱建て込み用治具を用
    いた柱建て込み方法であって、 既設の鋼管柱の上部の突出部に新設の鋼管柱の下部開口
    をはめ込む段階と、 既設の鋼管柱の各側面に、長ナットを上にした状態で柱
    建て込み用治具の取付け鋼板を固定する段階と、 新設の鋼管柱の各側面に対応する各調整用ボルトのハン
    ドルを適宜、時計回り又は反時計回りに回して、各調整
    用ボルトの先端面を新設の鋼管柱の各側面に押し付けた
    り退けたりすることで、新設の鋼管柱の傾き調整を行う
    段階と、 新設の鋼管柱が鉛直となったら、既設の鋼管柱と新設の
    鋼管柱の継ぎ目を溶接する段階と、 既設の鋼管柱の各側面に取り付けた柱建て込み用治具を
    外して撤去する段階とを有する柱建て込み方法。
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