JP7323433B2 - 柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置 - Google Patents

柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置 Download PDF

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本発明は、不等沈下に伴って下降した柱脚を上昇させて当該柱脚の高さの調整を行うことができる柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置に関する。
従来、建設後の建物荷重等により不等沈下が生じた場合に、基礎部の上に設置された柱脚をジャッキ装置によって上昇させる建物嵩上げ技術がある。例えば特許文献1には、基礎部の上に柱脚が設置された建物において、ジャッキ装置で当該柱脚を上昇させた後、基礎部と柱脚との間に支持部材を配置する建物嵩上げ方法が開示されている。ここでは、ジャッキ装置の揚重力を柱脚に伝達する揚重用梁部材を貫通させるための梁貫通部が柱脚に予め形成される。この梁貫通部に揚重用梁部材を貫通させた状態で、揚重用梁部材にジャッキ装置の揚重力を作用させることで当該揚重用梁部材を介して柱脚が上昇される。
特開2014-040749号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ジャッキ装置および当該ジャッキ装置を作動させる駆動源であるポンプユニットを要する。そのため、ジャッキ装置およびポンプユニットの専門業者による作業が必要になるので、コストおよび手間がかかると共に嵩上げを所望の時に行うことが困難である。
そこで、本発明は、コストおよび手間をかけずに所望の時に柱脚の上昇作業を行い易くなる柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置を提供することを目的とする。
本発明の柱脚高さ調整方法は、基礎部および前記基礎部上に設けられた既設介在部にアンカーボルトに沿って移動可能に接続されると共に、前記既設介在部上に配置された柱脚を上昇させる柱脚高さ調整方法であって、前記柱脚の下端に接続された台座の複数のねじ穴であって平面視で前記既設介在部の外側に配置された複数のねじ穴にそれぞれねじ部材を噛合させる噛合工程と、各前記ねじ部材をその軸回りに回転させることで前記各ねじ部材を前記ねじ穴に対して移動させてその下端を前記基礎部に当接させた後、前記下端が前記基礎部に当接した状態で前記各ねじ部材をその軸回りにさらに回転させることで前記台座および前記柱脚を前記既設介在部に対して上方に移動させる上昇工程と、上昇された前記台座と前記既設介在部との間に新規介在部を設ける新設工程と、を備えるものである。
本発明の柱脚高さ調整装置は、基礎部および前記基礎部上に設けられた既設介在部にアンカーボルトに沿って移動可能に接続されると共に、前記既設介在部上に配置される柱脚と、前記柱脚の下端に設けられ、平面視で前記既設介在部の外側に配置された複数のねじ穴を有する台座と、各前記ねじ穴に噛合され、軸回りに回転可能な複数のねじ部材と、を備え、前記ねじ部材は、当該ねじ部材の下端が前記基礎部に当接した状態で前記軸回りに回転されることで前記台座および前記柱脚を前記既設介在部に対して上昇させるように構成されているものである。
本発明に従えば、各ねじ部材をその軸回りに回転させるだけで柱脚(台座)を既設介在部に対して上方に移動させることができる。これにより、ジャッキ装置およびポンプユニットが要らず、ジャッキ装置およびポンプユニットの専門業者に依頼せずとも柱脚の上昇作業を容易に行うことができる。したがって、コストをかけずに所望の時に柱脚の上昇作業を行い易くなる。
本発明によれば、コストおよび手間をかけずに所望の時に柱脚の上昇作業を行い易くなる柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る柱脚高さ調整装置の構成を一部分解して示す斜視図である。 柱脚高さ調整方法における噛合工程を説明するための図である。 柱脚高さ調整方法において下降中の円筒ウォームを示す図である。 柱脚高さ調整方法において円筒ウォームの下端が基礎部の金属部に当接した状態を示す図である。 柱脚高さ調整方法における上昇工程および新設工程の一部を説明するための図である。 柱脚高さ調整方法における別の新設工程を説明するための図である。 柱脚高さ調整方法におけるさらに別の新設工程を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態に係る柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する柱脚高さ調整方法および柱脚高さ調整装置は、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除および変更が可能である。
図1に示すように、本実施形態に係る柱脚高さ調整装置100は、コンクリートで形成された基礎部1に複数のアンカーボルト3に沿って接続される柱脚5と、当該柱脚5の下端に設けられ且つ平面視で後述の既設介在部20の外側に配置された複数のねじ穴8を有する台座6と、各ねじ穴8に噛合(螺合)されて軸回りに回転可能な複数の円筒ウォーム9と、表面が露出した状態で基礎部1に埋め込まれた板状の複数の金属部2とを備える。この金属部2の天面と基礎部1の天面とは略面一となっている。柱脚5は、基礎部1上に配置された既設介在部20(図2)の上に設けられている。既設介在部20は例えばグラウトを打設することにより形成される。なお、図1では既設介在部20の図示を省略している。
上記の複数のアンカーボルト3の下部分は基礎部1に埋設され、当該アンカーボルト3の上部分は既設介在部20を介して台座6の孔部に挿通されている。この状態で、アンカーボルト3の上部に固定ナット4が螺合されることにより柱脚5が既設介在部20を介して基礎部1に固定される。これにより柱脚5が基礎部1上に立設される。なお、固定ナット4を取り外しておいたり、又は台座6の上方に離して螺合させておけば、柱脚5は既設介在部20に対して上昇し得る状態となる。また、アンカーボルト3の長さ(アンカーボルト3のねじ部分の長さ)については、当該長さが短いと柱脚5の上昇距離をある程度長く確保することが困難となり、逆に上記長さが長いとその重量が大きくなるため、これらの点を踏まえた上で適切な長さに設定することが望ましい。
台座6は、例えば板状に形成されて平面視で+字状に形成されている。台座6は、例えば矩形状の台座本体部6aと当該台座本体部6aの両側方に設けられた一対の台座側部6bとを有する。一方の台座側部6bは柱脚5の延在方向に直交する方向の一方側に配置され、他方の台座側部6bは柱脚5の延在方向に直交する方向の他方側に配置されている。柱脚5は、公知の構成を採用することができ、ウェブ5aと当該ウェブ5aの両側に設けられた一対のフランジ5bとを有する。柱脚5は例えば溶接により台座本体部6a上に固定される。また、柱脚5の各フランジ5bを補強するための一対の補強リブ7が各フランジ5bに対応してそれぞれ設けられている。一対の補強リブ7は、略三角形状に形成されて各フランジ5bと各台座側部6bとにそれぞれ溶接される。上述のアンカーボルト3は、例えば、台座本体部6aにおけるウェブ5aを挟んだ両側(2つの台座側部6bを繋ぐ方向と直交する方向における両側)の部分においてそれぞれ2本ずつ挿通される。
一方の台座側部6bおよび他方の台座側部6bには、それぞれねじ穴8が設けられている。上述の各金属部2は各ねじ穴8に対応して設けられると共に、当該ねじ穴8の下方にそれぞれ位置付けられている。また、上述したように円筒ウォーム9が各ねじ穴8に噛合されている。各円筒ウォーム9の上端には、作業者により操作されるハンドルHの孔部h1に係合する被係合軸10がそれぞれ設けられている。また、円筒ウォーム9の下端は、初期時(柱脚5の上昇前の段階)に金属部2に対して上方に離間した状態で配置されている。このような構成において、作業者によって、被係合軸10に係合した状態のハンドルHが円筒ウォーム9の軸回りに回転されることにより、当該円筒ウォーム9が下方に推進してその下端が金属部2に当接した後、円筒ウォーム9の更なる回転により台座6を既設介在部20に対して上昇させることができる。これにより、柱脚5を基礎部1に対して上昇させることができる。以下、柱脚5を既設介在部20に対して上昇させるための各工程について、図面を参照しながら説明する。
最初に、図2に示すように、不等沈下に起因して高さ調整が必要な柱脚5の台座6の各ねじ穴8に対して、ハンドルHにより円筒ウォーム9をそれぞれ噛合させる(噛合工程)。
次に、図3に示すように、円筒ウォーム9の下端面が金属部2に当接するまでハンドルHにより当該円筒ウォーム9を回転させて下方に推進させる。その後、図4に示すように円筒ウォーム9の下端面が金属部2に当接した状態となる。
このように円筒ウォーム9の下端面を金属部2に当接させた状態で、引き続き同様に、図5に示すようにハンドルHによりさらに円筒ウォーム9を回転させることで、当該円筒ウォーム9の更なる回転運動が台座6の上昇運動に変換されることによって、台座6を所定高さまで上昇させることができる(上昇工程)。したがって、柱脚5を所定高さまで上昇させることが可能となる。なお、図5および後述の図6に示す通り、固定ナット4については、柱脚5を上昇させる前に予め上昇配置させておいてもよいし、或いは、柱脚高さ調整方法を開始する最初の段階で取り外しておき、後述の図7の工程が終了した後に螺合し直してもよい。
上述のように台座6を上昇させると、既設介在部20と台座6との間に隙間ができる。この隙間に新規介在部25を設ける(新設工程)。詳細には、図5に示すように上記隙間に新規介在部25の具体例である1又は複数(図5では3枚)の金属プレート21を差し込む。そして、図6に示すように、ハンドルHによりさらに円筒ウォーム9を回転させることで台座6を所定高さまでさらに上昇させた後、差し込み済みの金属プレート21の最上面と台座6との隙間にさらに別の1又は複数(図6では2枚)の金属プレート21を差し込む。
その後、図7に示すように、既設介在部20と台座6との間であって金属プレート21の少なくとも一部の周囲に新規介在部25の具体例であるグラウト22を打設する。グラウト22は、当該グラウト22の側面が既設介在部20の側面と略面一となるように打設することが望ましい。以上の工程により、柱脚高さ調整の作業が終了する。
以上のように、本実施形態の柱脚高さ調整装置100を用いた柱脚高さ調整方法によれば、各円筒ウォーム9をその軸回りに回転させるだけで、柱脚5(台座6)を既設介在部20に対して上方に移動させることができる(柱脚5の嵩上げ)。これにより、ジャッキ装置およびポンプユニットが要らず、ジャッキ装置およびポンプユニットの専門業者に依頼せずとも柱脚5の上昇作業を容易に行うことができる。したがって、コストおよび手間をかけずに所望の時に柱脚5の上昇作業を行い易くなる。
このような本実施形態の柱脚高さ調整装置100を用いた柱脚高さ調整方法は、不等沈下により傾きつつある鉄骨構造物を初期の水平な状態に容易に戻す作業に有用である。
また、本実施形態の上昇工程においては、各円筒ウォーム9の下端を基礎部1に設けられた金属部2に当接させるようにした。これにより、金属部2の水平を確保し易くなり、柱脚5を上昇させ易くなる。また、各円筒ウォーム9を金属部2に当接させることによって、押圧による損傷が基礎部1に生じ難くなる。
また、本実施形態の新設工程においては、新規介在部25として、既設介在部20と台座6との間に金属プレート21を介挿した後、既設介在部20と台座6との間であって金属プレート21の一部の周囲にグラウト22を打設するようにした。このように既設介在部20と台座6との間に金属プレート21を介挿することで、当該既設介在部20に対する台座6の安定性が確保される。これにより、グラウト22を打設し易くなる。
さらに、本実施形態では、複数のねじ穴8を柱脚5の延在方向に直交する方向の一方側および他方側にそれぞれ設けるようにした。このように複数のねじ穴8が柱脚5から離間して配置されることによって、各円筒ウォーム9を回転させる作業を行い易くなる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。例えば以下の通りである。
上記実施形態では、ねじ部材の一例として円筒ウォーム9を採用したが、これに限定されるものではなく、ねじ穴8に噛合した状態で軸回りに回転することで当該ねじ穴8に対して推進可能なものであればよく、単に螺子であってもよい。
また、上記実施形態では、基礎部1に金属部2を具備することとしたが、金属部2は必須な構成要素ではない。しかし、円筒ウォーム9を回転させる作業を円滑に行うには金属部2を設けることが望ましい。
また、上記実施形態では、新規介在部25として、金属プレート21およびグラウト22を採用したが、これに限定されるものではなく、他の新規介在部25を設けてもよい。
さらに、上記実施形態では、既設介在部20と台座6との間であって金属プレート21の一部の周囲にグラウト22を打設することとしたが、これに限らず、台座6の台座側部6bの下方を除いて、金属プレート21の全周囲にグラウト22を打設してもよい。
(リクレーム)
本発明の柱脚高さ調整方法は、基礎部および前記基礎部上に設けられた既設介在部にアンカーボルトに沿って移動可能に接続されると共に、前記既設介在部上に配置された柱脚を上昇させる柱脚高さ調整方法であって、前記柱脚の下端に接続された台座の複数のねじ穴であって平面視で前記既設介在部の外側に配置された複数のねじ穴にそれぞれねじ部材を噛合させる噛合工程と、各前記ねじ部材をその軸回りに回転させることで前記各ねじ部材を前記ねじ穴に対して移動させてその下端を前記基礎部に当接させた後、前記下端が前記基礎部に当接した状態で前記各ねじ部材をその軸回りにさらに回転させることで前記台座および前記柱脚を前記既設介在部に対して上方に移動させる上昇工程と、上昇された前記台座と前記既設介在部との間に新規介在部を設ける新設工程と、を備えるものである。
本発明に従えば、各ねじ部材をその軸回りに回転させるだけで柱脚(台座)を既設介在部に対して上方に移動させることができる。これにより、ジャッキ装置およびポンプユニットが要らず、ジャッキ装置およびポンプユニットの専門業者に依頼せずとも柱脚の上昇作業を容易に行うことができる。したがって、コストおよび手間をかけずに所望の時に柱脚の上昇作業を行い易くなる。
上記発明において、前記基礎部には表面が露出する状態で当該基礎部に設けられた金属部が含まれ、前記上昇工程においては、前記各ねじ部材の下端を前記金属部に当接させてもよい。
上記構成に従えば、金属部の水平が確保し易くなり、柱脚を上昇させ易くなる。また、各ねじ部材を金属部に当接させることにより、押圧による損傷が基礎部に生じ難くなる。
上記発明において、前記新設工程においては、前記新規介在部として、前記既設介在部と前記台座との間に金属プレートを介挿すると共に前記既設介在部と前記台座との間であって前記金属プレートの周囲にグラウトを打設してもよい。
上記構成に従えば、既設介在部と台座との間に金属プレートを介挿することで当該既設介在部に対する台座の安定性を確保し易くなる。これによりグラウトを打設し易くなる。
本発明の柱脚高さ調整装置は、基礎部および前記基礎部上に設けられた既設介在部にアンカーボルトに沿って移動可能に接続されると共に、前記既設介在部上に配置される柱脚と、前記柱脚の下端に設けられ、平面視で前記既設介在部の外側に配置された複数のねじ穴を有する台座と、各前記ねじ穴に噛合され、軸回りに回転可能な複数のねじ部材と、を備え、前記ねじ部材は、当該ねじ部材の下端が前記基礎部に当接した状態で前記軸回りに回転されることで前記台座および前記柱脚を前記既設介在部に対して上昇させるように構成されているものである。
本発明に従えば、各ねじ部材をその軸回りに回転させるだけで柱脚(台座)を既設介在部に対して上方に移動させることができる。これにより、ジャッキ装置およびポンプユニットが要らず、ジャッキ装置およびポンプユニットの専門業者に依頼せずとも柱脚の上昇作業を容易に行うことができる。したがって、コストおよび手間をかけずに所望の時に柱脚の上昇作業を行い易くなる。
上記発明において、前記基礎部には表面が露出する状態で当該基礎部に設けられた金属部が含まれ、前記ねじ部材は、当該ねじ部材の下端が前記金属部に当接した状態で前記軸回りに回転されてもよい。
上記構成に従えば、金属部の水平が確保し易くなり、柱脚を上昇させ易くなる。また、各ねじ部材を金属部に当接させることにより、押圧による損傷が基礎部に生じ難くなる。
上記発明において、前記複数のねじ穴は前記柱脚の延在方向に直交する方向の一方側および他方側にそれぞれ設けられていてもよい。
上記構成に従えば、複数のねじ穴が柱脚から離間して配置されることによって、ねじ部材を回転させる作業を行い易くなる。
上記発明において、前記ねじ部材の一端には、作業者により操作されるハンドルの孔部に係合可能な被係合軸が設けられていてもよい。
上記構成に従えば、作業者がハンドルを用いてねじ部材を回転させる作業を容易に行うことができる。
上記発明において、柱脚高さ調整装置は、前記ねじ部材により上昇された前記台座と前記既設介在部との間に新規介在部をさらに備えてもよい。
上記構成に従えば、既設介在部と台座との間を新規介在部で埋めることができ、また当該新規介在部により台座および柱脚を安定して配置することができる。
上記発明において、前記新規介在部は、前記既設介在部と前記台座との間に介挿される金属プレートと、前記既設介在部と前記台座との間であって前記金属プレートの少なくとも一部の周囲に設けられるグラウトとを含んでもよい。
上記構成に従えば、既設介在部と台座との間に金属プレートを介挿することで当該既設介在部に対する台座の安定性を確保し易くなる。これによりグラウトを打設し易くなる。
1 基礎部
2 金属部
3 アンカーボルト
5 柱脚
5a ウェブ
5b フランジ
6 台座
8 ねじ穴
9 円筒ウォーム(ねじ部材)
10 被係合軸
20 既設介在部
21 金属プレート
22 グラウト
25 新規介在部
100 柱脚高さ調整装置
H ハンドル
h1 孔部

Claims (6)

  1. 基礎部および前記基礎部上に設けられた既設介在部にアンカーボルトに沿って移動可能に接続されると共に、前記既設介在部上に配置された柱脚を上昇させる柱脚高さ調整方法であって、
    前記柱脚の下端に接続された台座の複数のねじ穴であって平面視で前記既設介在部の外側に配置された複数のねじ穴にそれぞれねじ部材を噛合させる噛合工程と、
    各前記ねじ部材をその軸回りに回転させることで前記各ねじ部材を前記ねじ穴に対して移動させてその下端を前記基礎部に当接させた後、前記下端が前記基礎部に当接した状態で前記各ねじ部材をその軸回りにさらに回転させることで前記台座および前記柱脚を前記既設介在部に対して上方に移動させる上昇工程と、
    上昇された前記台座と前記既設介在部との間に新規介在部を設ける新設工程と、を備え
    前記新設工程においては、前記新規介在部として、前記既設介在部と前記台座との間に金属プレートを介挿すると共に前記既設介在部と前記台座との間であって前記金属プレートの少なくとも一部の周囲にグラウトを打設する、柱脚高さ調整方法。
  2. 前記基礎部には表面が露出する状態で当該基礎部に設けられた金属部が含まれ、
    前記上昇工程においては、前記各ねじ部材の下端を前記金属部に当接させる、請求項1に記載の柱脚高さ調整方法。
  3. 基礎部および前記基礎部上に設けられた既設介在部にアンカーボルトに沿って移動可能に接続されると共に、前記既設介在部上に配置される柱脚と、
    前記柱脚の下端に設けられ、平面視で前記既設介在部の外側に配置された複数のねじ穴を有する台座と、
    各前記ねじ穴に噛合され、軸回りに回転可能な複数のねじ部材と、を備え、
    前記ねじ部材は、当該ねじ部材の下端が前記基礎部に当接した状態で前記軸回りに回転されることで前記台座および前記柱脚を前記既設介在部に対して上昇させるように構成され
    前記ねじ部材により上昇された前記台座と前記既設介在部との間に新規介在部をさらに備え、
    前記新規介在部は、前記既設介在部と前記台座との間に介挿される金属プレートと、前記既設介在部と前記台座との間であって前記金属プレートの少なくとも一部の周囲に設けられるグラウトとを含む、柱脚高さ調整装置。
  4. 前記基礎部には表面が露出する状態で当該基礎部に設けられた金属部が含まれ、
    前記ねじ部材は、当該ねじ部材の下端が前記金属部に当接した状態で前記軸回りに回転される、請求項に記載の柱脚高さ調整装置。
  5. 前記複数のねじ穴は前記柱脚の延在方向に直交する方向の一方側および他方側にそれぞれ設けられている、請求項又はに記載の柱脚高さ調整装置。
  6. 前記ねじ部材の一端には、作業者により操作されるハンドルの孔部に係合可能な被係合軸が設けられている、請求項乃至の何れか1項に記載の柱脚高さ調整装置。

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