JPH09189132A - 鉄骨柱の柱脚部固定工法 - Google Patents
鉄骨柱の柱脚部固定工法Info
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- JPH09189132A JPH09189132A JP1821996A JP1821996A JPH09189132A JP H09189132 A JPH09189132 A JP H09189132A JP 1821996 A JP1821996 A JP 1821996A JP 1821996 A JP1821996 A JP 1821996A JP H09189132 A JPH09189132 A JP H09189132A
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Abstract
き、しかも、建て入れ調整を完了した状態で固定するこ
とができる鉄骨柱の柱脚部固定工法を提供する。 【解決手段】 基礎コンクリート1に先行建方柱3を立
設して固定する。先行建方柱3の上端接合部には、エレ
クションピース4が溶接等により一体的に付設されてい
る。先行建方柱3の上端接合部には、第1節目の鉄骨柱
5を建て込む。鉄骨柱5の下端接合部にもエレクション
ピース6を付設し、接続板7を介して先行建方柱3のエ
レクションピース4に接続すると共に、両エレクション
ピース4及び6の間に、歪直し用ジャッキ8を取り付け
る。接続板7は緩く取り付けておく。この状態で、上記
歪直し用ジャッキ8を作動させて、鉄骨柱5を鉛直に姿
勢制御する。鉄骨柱5の姿勢制御が完了したら、接続板
7をエレクションピース4、6に強固に取り付けて、鉄
骨柱5を先行建方柱3に固定してから、歪直し用ジャッ
キ8を取り外し撤去する。
Description
定工法、特にS(鉄骨)造、SRC(鉄骨鉄筋コンクリ
ート)造の鉄骨建方工事において、鉄骨柱の柱脚部を基
礎コンクリート上に固定する工法に関する。
ト上に固定する工法としては、基礎コンクリートに植設
したアンカーボルトを鉄骨柱のベースプレートに挿入し
た状態で該鉄骨柱を建て込み、梁建方を行ってから歪み
直し作業を行い、その後、上記アンカーボルトを締め付
け固定すると共に本締めを行い、最後に、根巻きコンク
リートを打設していた。
来の工法は、鉄骨柱の建て入れ精度が悪いために梁建方
が困難であるだけでなく、歪み直し用のワーヤーを必要
とする等の問題点があった。
なされたもので、その目的とするところは、鉄骨柱の建
て入れを高精度に行うことができ、しかも、建て入れ調
整を完了した状態で固定することができる鉄骨柱の柱脚
部固定工法を提供することにある。
固定工法は、基礎コンクリート上に先行建方柱を立設固
定して、該先行建方柱に鉄骨柱を建て込み、両柱の間に
歪直し用ジャッキを取り付けて、該鉄骨柱を鉛直に姿勢
制御した状態で、上記鉄骨柱を先行建方柱に接続固定す
ることを特徴とする。上記両柱の接続部にエレクション
ピースを取り付けて、該エレクションピースを接続板を
介して接続固定する。また、基礎コンクリート上に鉄骨
柱を建て込んで、該基礎コンクリートに植設したアンカ
ーボルトを上記鉄骨柱のベースプレートに挿設すると共
に該ベースプレートに調整ボルトを取り付け、上記基礎
コンクリートと鉄骨柱の間に歪直し用ジャッキを取り付
けて、該鉄骨柱を鉛直に姿勢制御した状態で、上記アン
カーボルトに螺合した締付ナット及び上記調整ボルトに
より上記鉄骨柱を固定することを特徴とする。さらに、
基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込んで、該基礎コン
クリートに植設したアンカーボルトを上記鉄骨柱のベー
スプレートに挿設すると共に該ベースプレートに調整ボ
ルトを取り付けて、該調整ボルトにより鉄骨柱を鉛直に
姿勢制御した状態で、上記アンカーボルトに螺合した締
付ナット及び上記調整ボルトにより上記鉄骨柱を固定す
ることを特徴とする。さらに又、基礎コンクリート上に
鉄骨柱を建て込んで、該基礎コンクリートに植設したア
ンカーボルトを上記鉄骨柱に付設した固定プレートに取
り付け、上記基礎コンクリートと鉄骨柱の間に歪直し用
ジャッキを取り付けて、該鉄骨柱を鉛直に姿勢制御した
状態で、上記アンカーボルトに螺合した締付ナットによ
り上記固定プレートを締め付けて鉄骨柱を固定すること
を特徴とする。また、基礎コンクリート上に鉄骨柱を建
て込んで、該基礎コンクリートに植設したアンカーボル
トを上記鉄骨柱に設けた固定プレートに挿設して、上記
アンカーボルトに螺合した締付ナットにより鉄骨柱を姿
勢制御すると共に、鉄骨柱を固定することを特徴とす
る。さらに、基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱のベースプレートに挿設し、上記基礎コンクリ
ートと鉄骨柱の間に歪直し用ジャッキを取り付けて、該
鉄骨柱を鉛直に姿勢制御した状態で、上記アンカーボル
トに螺合した締付ナット及び上記ベースプレートと基礎
コンクリートとの間に介挿させたクサビにより上記鉄骨
柱を固定することを特徴とする。さらに又、基礎コンク
リート上に鉄骨柱を建て込んで、該基礎コンクリートに
植設したアンカーボルトを上記鉄骨柱のベースプレート
に挿設すると共に、上記アンカーボルトに螺合した締付
ナット及び上記ベースプレートと基礎コンクリートとの
間に介挿させたクサビにより上記鉄骨柱を姿勢制御する
と共に鉄骨柱を固定することを特徴とする。
図面を参照しながら説明する。図1において、1は基礎
コンクリートであって、アンカーボルト2により先行建
方柱3を立設して固定する。該先行建方柱3は、通常約
1mの高さを有する。該先行建方柱3の上端接合部に
は、エレクションピース4が溶接等により一体的に付設
されている。該エレクションピース4は、上記先行建方
柱3の周囲の四方向に少なくとも1個ずつ取り付けてお
くのが好ましい。
節目の鉄骨柱5を建て込む。該鉄骨柱5の下端接合部に
もエレクションピース6を付設し、接続板7を介して上
記先行建方柱3のエレクションピース4に接続すると共
に、両エレクションピース4及び6の間に、歪直し用ジ
ャッキ8を取り付ける。なお、この状態では、上記接続
板7は緩く取り付けておく。
動させて、鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御する。鉄骨柱5の
姿勢制御の方法は、従来の下げ振りや水準器による方法
の他に、例えば、本発明者等が開発したレーザー鉛直器
とターゲットによる方法(特願平6−281561)な
ど、いずれの姿勢制御手段を採用してもよい。
記接続板7をエレクションピース4、6に強固に取り付
けて、鉄骨柱5を先行建方柱3に固定してから、上記歪
直し用ジャッキ8を取り外し撤去する。なお、両柱3及
び5を接続固定する手段としては、上記エレクションピ
ース4、6及び接続板7に限定するものではなく、例え
ば、両柱3及び6を直接あるいは適宜接続板を介して溶
接する等、従来公知のいずれの固定手段でもよい。
ンクリート1に植設したアンカーボルト2を鉄骨柱5の
ベースプレート5aに挿入すると共に、該ベースプレー
ト5aに溶接等により付設したナット9aに調整ボルト
9を螺合しておく。また、上記基礎コンクリート1と上
記鉄骨柱5との間に、歪直し用ジャッキ8を取り付け
る。この場合、上記アンカーボルト2に螺合させた締付
ナット2aおよび上記調整ボルト9は緩めておく。
せて鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御する。鉄骨柱5の姿勢制
御が完了したら、上記締付ナット2aを締め付けてベー
スプレート5aに圧接せしめると共に、上記調整ボルト
9を下げる方向に調整してその先端部を基礎コンクリー
ト1に当接せしめて、上記ベースプレート5aを基礎コ
ンクリート1に固定する。ベースプレート5aと上記基
礎コンクリート1との間には、ベースモルタル10を充
填する。
ンクリート1に植設したアンカーボルト2を鉄骨柱5の
ベースプレート5aに挿入すると共に、該ベースプレー
ト5aに溶接等により付設したナット9aに調整ボルト
9を螺合しておく。この場合、上記アンカーボルト2に
螺合させた締付ナット2aおよび上記調整ボルト9は緩
めておく。
ルト9により鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御すると共に、上
記ベースプレート5aを基礎コンクリート1に固定す
る。ベースプレート5aと上記基礎コンクリート1との
間には、ベースモルタル10を充填する。
ンクリート1に植設したアンカーボルト2を鉄骨柱5の
ベースプレート5aに挿入すると共に、該鉄骨柱5に付
設した固定プレート5bに取り付ける。上記基礎コンク
リート1と上記鉄骨柱5との間には歪直し用ジャッキ8
を取り付ける。この場合、上記アンカーボルト2に螺合
させた上下の締付ナット2b、2cは緩めておく。
鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御する。鉄骨柱5の姿勢制御が
完了したら、上記締付ナット2b、2cを締め付けて固
定プレート5bをアンカーボルト2に固定する。ベース
プレート5aと上記基礎コンクリート1との間には、ベ
ースモルタル10を充填する。
ンクリート1に植設したアンカーボルト2を鉄骨柱5の
ベースプレート5aに挿入すると共に、該鉄骨柱5に付
設した固定プレート5bに取り付ける。この場合、上記
アンカーボルト2に螺合させた上下の締付ナット2b、
2cは緩めておく。
り、鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御すると共に、固定プレー
ト5bをアンカーボルト2に固定する。ベースプレート
5aと上記基礎コンクリート1との間には、ベースモル
タル10を充填する。
ンクリート1に植設されたアンカーボルト2を鉄骨柱5
のベースプレート5aに挿入させると共に、該ベースプ
レート5aと上記基礎コンクリート1との間にクサビ1
1を挿設せしめておく。また、上記基礎コンクリート1
と上記鉄骨柱5との間に、歪直し用ジャッキ8を取り付
ける。この場合、上記アンカーボルト2に螺合させた締
付ナット2aは緩めておく。
せて鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御する。鉄骨柱5の姿勢制
御が完了したら、上記クサビ11と上記締付ナット2a
によりベースプレート5aを基礎コンクリート1に固定
する。
ンクリート1に植設されたアンカーボルト2を鉄骨柱5
のベースプレート5aに挿入させると共に、該ベースプ
レート5aと上記基礎コンクリート1との間にクサビ1
1を挿設せしめておく。この場合、上記アンカーボルト
2に螺合させた締付ナット2aは緩めておく。
11により、鉄骨柱5を鉛直に姿勢制御すると共に、ベ
ースプレート5aを基礎コンクリート1に固定する。
了し、歪直し工事が不要となり、その結果、ワイヤー類
の資材削減・工期の短縮が可能となる。 2)鉄骨柱の建て入れ精度が良く、梁の取付が容易とな
る。
Claims (8)
- 【請求項1】基礎コンクリート上に先行建方柱を立設固
定して、該先行建方柱に鉄骨柱を建て込み、両柱の間に
歪直し用ジャッキを取り付けて、該鉄骨柱を鉛直に姿勢
制御した状態で、上記鉄骨柱を先行建方柱に接続固定す
ることを特徴とする鉄骨柱の柱脚部固定工法。 - 【請求項2】上記両柱の接続部にエレクションピースを
取り付けて、該エレクションピースを接続板を介して接
続固定することを特徴とする請求項1に記載の鉄骨柱の
柱脚部固定工法。 - 【請求項3】基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱のベースプレートに挿設すると共に該ベースプ
レートに調整ボルトを取り付け、上記基礎コンクリート
と鉄骨柱の間に歪直し用ジャッキを取り付けて、該鉄骨
柱を鉛直に姿勢制御した状態で、上記アンカーボルトに
螺合した締付ナット及び上記調整ボルトにより上記鉄骨
柱を固定することを特徴とする鉄骨柱の柱脚部固定工
法。 - 【請求項4】基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱のベースプレートに挿設すると共に該ベースプ
レートに調整ボルトを取り付けて、該調整ボルトにより
鉄骨柱を鉛直に姿勢制御した状態で、上記アンカーボル
トに螺合した締付ナット及び上記調整ボルトにより上記
鉄骨柱を固定することを特徴とする鉄骨柱の柱脚部固定
工法。 - 【請求項5】基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱に付設した固定プレートに取り付け、上記基礎
コンクリートと鉄骨柱の間に歪直し用ジャッキを取り付
けて、該鉄骨柱を鉛直に姿勢制御した状態で、上記アン
カーボルトに螺合した締付ナットにより上記固定プレー
トを締め付けて鉄骨柱を固定することを特徴とする鉄骨
柱の柱脚部固定工法。 - 【請求項6】基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱に設けた固定プレートに挿設して、上記アンカ
ーボルトに螺合した締付ナットにより鉄骨柱を姿勢制御
すると共に、鉄骨柱を固定することを特徴とする鉄骨柱
の柱脚部固定工法。 - 【請求項7】基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱のベースプレートに挿設し、上記基礎コンクリ
ートと鉄骨柱の間に歪直し用ジャッキを取り付けて、該
鉄骨柱を鉛直に姿勢制御した状態で、上記アンカーボル
トに螺合した締付ナット及び上記ベースプレートと基礎
コンクリートとの間に介挿させたクサビにより上記鉄骨
柱を固定することを特徴とする鉄骨柱の柱脚部固定工
法。 - 【請求項8】基礎コンクリート上に鉄骨柱を建て込ん
で、該基礎コンクリートに植設したアンカーボルトを上
記鉄骨柱のベースプレートに挿設すると共に、上記アン
カーボルトに螺合した締付ナット及び上記ベースプレー
トと基礎コンクリートとの間に介挿させたクサビにより
上記鉄骨柱を姿勢制御すると共に鉄骨柱を固定すること
を特徴とする鉄骨柱の柱脚部固定工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1821996A JPH09189132A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 鉄骨柱の柱脚部固定工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1821996A JPH09189132A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 鉄骨柱の柱脚部固定工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09189132A true JPH09189132A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11965541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1821996A Pending JPH09189132A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 鉄骨柱の柱脚部固定工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09189132A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073568A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Kumagai Gumi Co Ltd | 鉄骨柱の建入れ直し方法および装置 |
CN103306533A (zh) * | 2013-04-01 | 2013-09-18 | 广东金辉华集团有限公司 | 钢柱带基座结构体系及其一次性安装固定方法 |
CN104060845A (zh) * | 2014-06-30 | 2014-09-24 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 一种钢柱临时固定结构及其施工方法 |
CN105178427A (zh) * | 2015-08-12 | 2015-12-23 | 危瑞菊 | 房屋的一体成型建造方法 |
CN103821378B (zh) * | 2014-03-10 | 2017-01-25 | 湖南金海钢结构股份有限公司 | 大型钢圆管柱双向中心线控制方法 |
KR102197107B1 (ko) * | 2020-04-06 | 2020-12-30 | 조정래 | 임플란트식 파일압입구가 이식된 슬래브단위체 및 이를 이용한 철근콘크리트기둥 시공방법 |
KR102197106B1 (ko) * | 2020-04-06 | 2020-12-30 | 조정래 | 임플란트식 파일압입구가 이식된 슬래브단위체 및 이를 이용한 철골기둥 시공방법 |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP1821996A patent/JPH09189132A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000073568A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Kumagai Gumi Co Ltd | 鉄骨柱の建入れ直し方法および装置 |
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