JPH10325193A - 外壁パネルの土台および外壁土台部構造 - Google Patents
外壁パネルの土台および外壁土台部構造Info
- Publication number
- JPH10325193A JPH10325193A JP13626097A JP13626097A JPH10325193A JP H10325193 A JPH10325193 A JP H10325193A JP 13626097 A JP13626097 A JP 13626097A JP 13626097 A JP13626097 A JP 13626097A JP H10325193 A JPH10325193 A JP H10325193A
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- Japan
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- external wall
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Foundations (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 布基礎や外壁パネルの許容誤差の累積等によ
って、土台に設置する外壁パネルに生じるレベル誤差や
傾きを簡単に調整・補正できるようにする。 【解決手段】 鋼製の土台本体７の上フランジ７ａにね
じ孔９を設け、このねじ孔９に螺合して上端が外壁パネ
ル５の載置面となる中空軸状のレベル調整ボルト８を設
ける。外壁パネル５の結合用のボルト６は、レベル調整
ボルト８の内部に挿通させる。レベル調整ボルト８は、
その下端に軸部よりも大径の工具係合用の頭部８ａを有
するものとする。土台本体７は、その下フランジ７ｂを
アンカーボルト１０で布基礎１上に固定し、上フランジ
７ａの中央には柱の下端を結合する。レベル調整ボルト
８が螺合するねじ孔９は、上フランジ７ａの柱の載置箇
所の両側に形成し、柱の両側に配置される一対の外壁パ
ネル５の下端を両側のレベル調整ボルト８上に設置す
る。
って、土台に設置する外壁パネルに生じるレベル誤差や
傾きを簡単に調整・補正できるようにする。 【解決手段】 鋼製の土台本体７の上フランジ７ａにね
じ孔９を設け、このねじ孔９に螺合して上端が外壁パネ
ル５の載置面となる中空軸状のレベル調整ボルト８を設
ける。外壁パネル５の結合用のボルト６は、レベル調整
ボルト８の内部に挿通させる。レベル調整ボルト８は、
その下端に軸部よりも大径の工具係合用の頭部８ａを有
するものとする。土台本体７は、その下フランジ７ｂを
アンカーボルト１０で布基礎１上に固定し、上フランジ
７ａの中央には柱の下端を結合する。レベル調整ボルト
８が螺合するねじ孔９は、上フランジ７ａの柱の載置箇
所の両側に形成し、柱の両側に配置される一対の外壁パ
ネル５の下端を両側のレベル調整ボルト８上に設置す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄骨系工業化住
宅等の建物における外壁パネルの土台および外壁土台部
構造に関する。
宅等の建物における外壁パネルの土台および外壁土台部
構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】鉄骨系のパネル併用軸組工法住宅におけ
る土台として、図５および図６に示すように、溝形の土
台ピース３０の複数個を布基礎３１上に長手方向に離し
て配置し、布基礎３１に埋設されたアンカーボルト３２
に螺合させたナット３３で締付け固定するものがある。
土台ピース３０の上フランジ３０ａの中央には柱の下端
をボルト締めする柱用ボルト挿通孔３４が形成され、ま
た上フランジ３０ａの柱載置箇所の両側には外壁パネル
結合用のボルト挿通孔３５が形成されている。柱の両側
に配置される一対の外壁パネル３６のパネルフレーム３
７の下端は、ボルト挿通孔３５に挿通したボルト３８に
より土台ピース３０の上フランジ３０ａに締付け固定さ
れる。
る土台として、図５および図６に示すように、溝形の土
台ピース３０の複数個を布基礎３１上に長手方向に離し
て配置し、布基礎３１に埋設されたアンカーボルト３２
に螺合させたナット３３で締付け固定するものがある。
土台ピース３０の上フランジ３０ａの中央には柱の下端
をボルト締めする柱用ボルト挿通孔３４が形成され、ま
た上フランジ３０ａの柱載置箇所の両側には外壁パネル
結合用のボルト挿通孔３５が形成されている。柱の両側
に配置される一対の外壁パネル３６のパネルフレーム３
７の下端は、ボルト挿通孔３５に挿通したボルト３８に
より土台ピース３０の上フランジ３０ａに締付け固定さ
れる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、布基礎３１や
外壁パネル３６には、許容誤差があり、これら布基礎３
１や外壁パネル３６の誤差の累積により、２階外壁パネ
ルの上端では誤差が大きくなり勝ちである。そのため、
２階外壁パネルの上端と屋根部構成部材等の周辺部材と
の納まりが悪くなり、また外壁パネル間の目地幅の精度
も確保が難しいという問題点がある。
外壁パネル３６には、許容誤差があり、これら布基礎３
１や外壁パネル３６の誤差の累積により、２階外壁パネ
ルの上端では誤差が大きくなり勝ちである。そのため、
２階外壁パネルの上端と屋根部構成部材等の周辺部材と
の納まりが悪くなり、また外壁パネル間の目地幅の精度
も確保が難しいという問題点がある。
【０００４】この発明は、このような課題を解消するも
のであり、布基礎の寸法誤差等によって生じる外壁パネ
ルのレベル誤差や傾きを簡単に調整・補正できて、建方
精度の向上が図れる外壁パネルの土台および外壁土台部
構造を提供することを目的とする。
のであり、布基礎の寸法誤差等によって生じる外壁パネ
ルのレベル誤差や傾きを簡単に調整・補正できて、建方
精度の向上が図れる外壁パネルの土台および外壁土台部
構造を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の外壁パネルの
土台は、鋼製の土台本体の上フランジにねじ孔を設け、
このねじ孔に螺合して上端が外壁パネルの載置面となる
中空軸状のレベル調整ボルトを設けたものである。この
レベル調整ボルトの内部に、前記外壁パネルの結合用の
ボルトを挿通する。この構成によると、土台を載せる布
基礎の天端レベルや外壁パネルに寸法誤差があって、外
壁パネルにレベル誤差や傾きが生じた場合でも、土台本
体の上フランジのねじ孔に螺合させたレベル調整ボルト
を回してレベル調整が行え、布基礎や外壁パネルの誤差
を吸収できる。例えば、外壁パネルの誤差が許容誤差の
限界程度まで大きくなっていても、土台のレベル調整で
外壁パネルの誤差を吸収し、外壁パネルの上部や、その
上階の外壁パネルの建方精度を向上させることができ
る。また、外壁パネルの傾きも調整できる。
土台は、鋼製の土台本体の上フランジにねじ孔を設け、
このねじ孔に螺合して上端が外壁パネルの載置面となる
中空軸状のレベル調整ボルトを設けたものである。この
レベル調整ボルトの内部に、前記外壁パネルの結合用の
ボルトを挿通する。この構成によると、土台を載せる布
基礎の天端レベルや外壁パネルに寸法誤差があって、外
壁パネルにレベル誤差や傾きが生じた場合でも、土台本
体の上フランジのねじ孔に螺合させたレベル調整ボルト
を回してレベル調整が行え、布基礎や外壁パネルの誤差
を吸収できる。例えば、外壁パネルの誤差が許容誤差の
限界程度まで大きくなっていても、土台のレベル調整で
外壁パネルの誤差を吸収し、外壁パネルの上部や、その
上階の外壁パネルの建方精度を向上させることができ
る。また、外壁パネルの傾きも調整できる。
【０００６】上記構成において、前記レベル調整ボルト
を、下端に軸部よりも大径の工具係合用の頭部を有する
ものとしても良い。この構成の場合、レベル調整ボルト
下端の頭部に工具を係合させて回すことにより、レベル
調整ボルトの高さ調整を容易に行うことができる。ま
た、前記土台本体は、その下フランジが布基礎にアンカ
ーボルトで固定され、上フランジの中央に柱の下端を結
合するものであって、柱の載置箇所の両側に前記レベル
調整ボルトが螺合されたねじ孔を有し、前記柱の両側に
配置される一対の外壁パネルの下端を両側の前記レベル
調整ボルト上に設置するものとしても良い。この構成の
場合、柱の両側に位置するレベル調整ボルトを各々調整
することにより、柱の両側の外壁パネルを個別にレベル
調整，傾き調整することができる。
を、下端に軸部よりも大径の工具係合用の頭部を有する
ものとしても良い。この構成の場合、レベル調整ボルト
下端の頭部に工具を係合させて回すことにより、レベル
調整ボルトの高さ調整を容易に行うことができる。ま
た、前記土台本体は、その下フランジが布基礎にアンカ
ーボルトで固定され、上フランジの中央に柱の下端を結
合するものであって、柱の載置箇所の両側に前記レベル
調整ボルトが螺合されたねじ孔を有し、前記柱の両側に
配置される一対の外壁パネルの下端を両側の前記レベル
調整ボルト上に設置するものとしても良い。この構成の
場合、柱の両側に位置するレベル調整ボルトを各々調整
することにより、柱の両側の外壁パネルを個別にレベル
調整，傾き調整することができる。
【０００７】この発明の外壁土台部構造は、上記構成の
土台における土台本体をアンカーボルトで布基礎上に設
置し、この土台本体の上フランジの中央に柱の下端をボ
ルト結合し、前記柱の両側に配置された一対の外側パネ
ルの下端を、土台本体のねじ孔に各々螺合された一対の
レベル調整ボルトの上端に載置し、これら外壁パネルの
パネルフレームを、前記レベル調整ボルトに挿通された
ボルトで前記土台本体に結合したものである。この構成
によると、前記のようにして、布基礎や外壁パネルの許
容誤差に対して、外壁パネルのレベル調整および傾き補
正が簡単に行える。
土台における土台本体をアンカーボルトで布基礎上に設
置し、この土台本体の上フランジの中央に柱の下端をボ
ルト結合し、前記柱の両側に配置された一対の外側パネ
ルの下端を、土台本体のねじ孔に各々螺合された一対の
レベル調整ボルトの上端に載置し、これら外壁パネルの
パネルフレームを、前記レベル調整ボルトに挿通された
ボルトで前記土台本体に結合したものである。この構成
によると、前記のようにして、布基礎や外壁パネルの許
容誤差に対して、外壁パネルのレベル調整および傾き補
正が簡単に行える。
【０００８】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図１ない
し図４と共に説明する。図４に示すように、この外壁土
台部構造は、布基礎１上に短尺物（いわゆる「ピース
物」）の土台２の複数個を互いに長手方向に離して設置
し、その土台２上の中央に柱３の下端をボルト４で結合
し、柱３の両側に配置された一対の外壁パネル５，５を
土台２に載せてボルト６で結合したものである。
し図４と共に説明する。図４に示すように、この外壁土
台部構造は、布基礎１上に短尺物（いわゆる「ピース
物」）の土台２の複数個を互いに長手方向に離して設置
し、その土台２上の中央に柱３の下端をボルト４で結合
し、柱３の両側に配置された一対の外壁パネル５，５を
土台２に載せてボルト６で結合したものである。
【０００９】図１に示すように、土台２は、溝形の鋼製
土台本体７と、この土台本体７の上フランジ７ａに設け
たレベル調整ボルト８とからなる。図３に示すように、
土台本体７は、重量鉄骨の溝形鋼を所定寸法に寸断した
切片に、両端の端板２０ａと中間複数箇所の補強板２０
ｂとを溶接したものである。上フランジ７ａの中央には
柱３の下端を結合するボルト４のボルト挿通孔（図示せ
ず）が形成され、上フランジ７ａの柱設置箇所の両側に
レベル調整ボルト８が螺合するねじ孔９（図１）が形成
されている。また、土台本体７の下フランジ７ｂには、
布基礎１に埋設されたアンカーボルト１０を挿通させる
ボルト挿通孔（図示せず）が形成されている。このボル
ト挿通孔に挿通したアンカーボルト１０にテーパワッシ
ャ等のワッシャ１１を介してナット１２を締め付けるこ
とにより、土台本体７の下フランジ７ｂが布基礎１上に
締付け固定される。
土台本体７と、この土台本体７の上フランジ７ａに設け
たレベル調整ボルト８とからなる。図３に示すように、
土台本体７は、重量鉄骨の溝形鋼を所定寸法に寸断した
切片に、両端の端板２０ａと中間複数箇所の補強板２０
ｂとを溶接したものである。上フランジ７ａの中央には
柱３の下端を結合するボルト４のボルト挿通孔（図示せ
ず）が形成され、上フランジ７ａの柱設置箇所の両側に
レベル調整ボルト８が螺合するねじ孔９（図１）が形成
されている。また、土台本体７の下フランジ７ｂには、
布基礎１に埋設されたアンカーボルト１０を挿通させる
ボルト挿通孔（図示せず）が形成されている。このボル
ト挿通孔に挿通したアンカーボルト１０にテーパワッシ
ャ等のワッシャ１１を介してナット１２を締め付けるこ
とにより、土台本体７の下フランジ７ｂが布基礎１上に
締付け固定される。
【００１０】図２に示すように、レベル調整ボルト８
は、上端が外壁パネル５の載置面となる中空軸状のもの
であり、その内部に外壁パネル結合用のボルト６を挿通
させるようにしてある。また、レベル調整ボルト８の下
端には、軸部よりも大径の工具係合用の頭部８ａが形成
されている。外壁パネル５は、パネルフレーム１３が、
対応するレベル調整ボルト８の上端に載置され、パネル
フレーム１３の下端に溶接等で固定されて下方に突出す
るボルト６をレベル調整ボルト８に挿通させる。このボ
ルト６にナット１４を螺合させることにより、レベル調
整ボルト８を介して土台本体７の上フランジ７ａ上に外
壁パネル５が締付け固定される。
は、上端が外壁パネル５の載置面となる中空軸状のもの
であり、その内部に外壁パネル結合用のボルト６を挿通
させるようにしてある。また、レベル調整ボルト８の下
端には、軸部よりも大径の工具係合用の頭部８ａが形成
されている。外壁パネル５は、パネルフレーム１３が、
対応するレベル調整ボルト８の上端に載置され、パネル
フレーム１３の下端に溶接等で固定されて下方に突出す
るボルト６をレベル調整ボルト８に挿通させる。このボ
ルト６にナット１４を螺合させることにより、レベル調
整ボルト８を介して土台本体７の上フランジ７ａ上に外
壁パネル５が締付け固定される。
【００１１】上記構成の外壁土台部構造によると、次の
ように誤差吸収や調整操作が行える。レベル調整ボルト
８は、これを回すことにより上下し、外壁パネル５はこ
のレベル調整ボルト８に載せられている。したがって、
布基礎１上に設置されて隣合う土台２，２間に跨がって
設置された外壁パネル５が、布基礎１の天端面の許容誤
差や外壁パネル５の許容寸法誤差，角度誤差等により図
４に鎖線で示すように傾斜する場合、各レベル調整ボル
ト８を回して左右の高さ調整を行うことにより、実線で
示すように外壁パネル５の傾きを調整することができ
る。すなわち、図４の例では、左側のレベル調整ボルト
８を上方に、右側のレベル調整ボルト８を下方に高さ調
整することにより、傾きを補正することができる。この
とき、レベル調整ボルト８の高さ調整は、ボルト下端の
頭部にレンチ等の工具を係合させて回すことにより行え
るので、その高さ調整を簡単に行うことができる。布基
礎１や外壁パネル５の寸法誤差等により外壁パネル５の
レベルに誤差が生じた場合にも、同様の調整作業により
容易にレベル調整を行うことができる。これにより、鉄
骨系パネル併用軸組工法住宅等の建物の建方精度を向上
させることができる。レベル調整あるいは傾き調整の
後、外壁パネル５と土台２との間の隙間には、適宜のラ
イナ（図示せず）を差し込んでも良く、またこの隙間に
モルタル等を充填しても良い。これにより、外壁パネル
５の荷重がレベル調整ボルト８とねじ孔９との螺合部分
のみに作用することを回避し、土台２の上面の全体で外
壁パネル５の荷重を負担することができる。
ように誤差吸収や調整操作が行える。レベル調整ボルト
８は、これを回すことにより上下し、外壁パネル５はこ
のレベル調整ボルト８に載せられている。したがって、
布基礎１上に設置されて隣合う土台２，２間に跨がって
設置された外壁パネル５が、布基礎１の天端面の許容誤
差や外壁パネル５の許容寸法誤差，角度誤差等により図
４に鎖線で示すように傾斜する場合、各レベル調整ボル
ト８を回して左右の高さ調整を行うことにより、実線で
示すように外壁パネル５の傾きを調整することができ
る。すなわち、図４の例では、左側のレベル調整ボルト
８を上方に、右側のレベル調整ボルト８を下方に高さ調
整することにより、傾きを補正することができる。この
とき、レベル調整ボルト８の高さ調整は、ボルト下端の
頭部にレンチ等の工具を係合させて回すことにより行え
るので、その高さ調整を簡単に行うことができる。布基
礎１や外壁パネル５の寸法誤差等により外壁パネル５の
レベルに誤差が生じた場合にも、同様の調整作業により
容易にレベル調整を行うことができる。これにより、鉄
骨系パネル併用軸組工法住宅等の建物の建方精度を向上
させることができる。レベル調整あるいは傾き調整の
後、外壁パネル５と土台２との間の隙間には、適宜のラ
イナ（図示せず）を差し込んでも良く、またこの隙間に
モルタル等を充填しても良い。これにより、外壁パネル
５の荷重がレベル調整ボルト８とねじ孔９との螺合部分
のみに作用することを回避し、土台２の上面の全体で外
壁パネル５の荷重を負担することができる。
【００１２】
【発明の効果】この発明の外壁パネルの土台は、鋼製の
土台本体の上フランジにねじ孔を設け、このねじ孔に螺
合して上端が外壁パネルの載置面となる中空軸状のレベ
ル調整ボルトを設け、このレベル調整ボルトは、前記外
壁パネルの結合用のボルトを内部に挿通させるものとし
たため、布基礎や外壁パネルに許容誤差があって、外壁
パネルにレベル誤差や傾きが生じた場合でも、これら布
基礎や外壁パネルの誤差を吸収し、建方精度を向上させ
ることができる。特に、２階部や３階部、屋根等の建方
精度の向上が期待できる。しかも、外壁パネルの傾き調
整も簡単に行うことができる。上記外壁パネルの土台に
おいて、レベル調整ボルトを、その下端に軸部よりも大
径の工具係合用の頭部を有するものとした場合は、その
頭部に工具を係合させて回すことにより、レベル調整ボ
ルトの高さ調整を簡単に行うことができる。また、上記
外壁パネルの土台において、土台本体につき、下フラン
ジが布基礎にアンカーボルトで固定され、上フランジの
中央に柱の下端を結合するものであって、柱の載置箇所
の両側に前記レベル調整ボルトが螺合されたねじ孔を有
し、前記柱の両側に配置される一対の外壁パネルの下端
を両側の前記レベル調整ボルト上に設置するものとした
場合は、布基礎上の土台に、柱およびその両側の一対の
外壁パネルを容易に結合でき、外壁パネルのレベル調整
および傾き調整を容易に行うことができる。この発明の
外壁土台部構造は、布基礎上に、上記構成の土台におけ
る土台本体をアンカーボルトで設置し、この土台本体の
上フランジの中央に柱の下端をボルト結合し、前記柱の
両側に配置された一対の外側パネルの下端を、土台本体
のねじ孔に各々螺合された一対のレベル調整ボルトの上
端に載置し、これら外壁パネルのパネルフレームを、前
記レベル調整ボルトに挿通されたボルトで前記土台本体
に結合したため、布基礎や外壁パネルの誤差を吸収でき
て、建方精度の向上が図れ、また外壁パネルのレベル調
整および傾き調整も簡単にできる。
土台本体の上フランジにねじ孔を設け、このねじ孔に螺
合して上端が外壁パネルの載置面となる中空軸状のレベ
ル調整ボルトを設け、このレベル調整ボルトは、前記外
壁パネルの結合用のボルトを内部に挿通させるものとし
たため、布基礎や外壁パネルに許容誤差があって、外壁
パネルにレベル誤差や傾きが生じた場合でも、これら布
基礎や外壁パネルの誤差を吸収し、建方精度を向上させ
ることができる。特に、２階部や３階部、屋根等の建方
精度の向上が期待できる。しかも、外壁パネルの傾き調
整も簡単に行うことができる。上記外壁パネルの土台に
おいて、レベル調整ボルトを、その下端に軸部よりも大
径の工具係合用の頭部を有するものとした場合は、その
頭部に工具を係合させて回すことにより、レベル調整ボ
ルトの高さ調整を簡単に行うことができる。また、上記
外壁パネルの土台において、土台本体につき、下フラン
ジが布基礎にアンカーボルトで固定され、上フランジの
中央に柱の下端を結合するものであって、柱の載置箇所
の両側に前記レベル調整ボルトが螺合されたねじ孔を有
し、前記柱の両側に配置される一対の外壁パネルの下端
を両側の前記レベル調整ボルト上に設置するものとした
場合は、布基礎上の土台に、柱およびその両側の一対の
外壁パネルを容易に結合でき、外壁パネルのレベル調整
および傾き調整を容易に行うことができる。この発明の
外壁土台部構造は、布基礎上に、上記構成の土台におけ
る土台本体をアンカーボルトで設置し、この土台本体の
上フランジの中央に柱の下端をボルト結合し、前記柱の
両側に配置された一対の外側パネルの下端を、土台本体
のねじ孔に各々螺合された一対のレベル調整ボルトの上
端に載置し、これら外壁パネルのパネルフレームを、前
記レベル調整ボルトに挿通されたボルトで前記土台本体
に結合したため、布基礎や外壁パネルの誤差を吸収でき
て、建方精度の向上が図れ、また外壁パネルのレベル調
整および傾き調整も簡単にできる。
【図１】この発明の一実施形態に係る外壁土台部構造の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図２】同構造に使用する土台の構成部材であるレベル
調整ボルトの斜視図である。
調整ボルトの斜視図である。
【図３】（Ａ）は同構造の外壁パネル取付け前の状態を
示す斜視図、（Ｂ）は同構造の外壁パネル取付け後の状
態を示す斜視図である。
示す斜視図、（Ｂ）は同構造の外壁パネル取付け後の状
態を示す斜視図である。
【図４】同構造における外壁パネルのレベル調整処理の
説明図である。
説明図である。
【図５】従来例に使用される土台ピースの斜視図であ
る。
る。
【図６】従来例の縦断面図である。
１…布基礎 ２…土台 ３…柱 ４…ボルト（柱結合用） ５…外壁パネル ６…ボルト（外壁パネル結合用） ７…土台本体 ８…レベル調整ボルト ８ａ…頭部 ９…ねじ孔 １０…アンカーボルト １３…パネルフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｅ０４Ｂ 2/56 ６１１ Ｅ０４Ｂ 2/56 ６１１Ｂ ６４２ ６４２Ｂ ６５１ ６５１Ｌ Ｅ０２Ｄ 27/00 Ｅ０２Ｄ 27/00 Ｅ Ｅ０４Ｂ 1/38 Ｅ０４Ｇ 21/18 Ｃ Ｅ０４Ｇ 21/18 Ｅ０４Ｂ 1/60 ５１１Ａ
Claims (4)
- 【請求項１】 鋼製の土台本体の上フランジにねじ孔を
設け、このねじ孔に螺合して上端が外壁パネルの載置面
となる中空軸状のレベル調整ボルトを設け、このレベル
調整ボルトは、前記外壁パネルの結合用のボルトを内部
に挿通させるものとした外壁パネルの土台。 - 【請求項２】 前記レベル調整ボルトは、下端に軸部よ
りも大径の工具係合用の頭部を有するものである請求項
１記載の外壁パネルの土台。 - 【請求項３】 前記土台本体は、下フランジが布基礎に
アンカーボルトで固定され、上フランジの中央に柱の下
端を結合するものであって、柱の載置箇所の両側に前記
レベル調整ボルトが螺合されたねじ孔を有し、前記柱の
両側に配置される一対の外壁パネルの下端を両側の前記
レベル調整ボルト上に設置するものである請求項１また
は請求項２記載の外壁パネルの土台。 - 【請求項４】 布基礎上に、請求項３記載の土台におけ
る土台本体をアンカーボルトで設置し、この土台本体の
上フランジの中央に柱の下端をボルト結合し、前記柱の
両側に配置された一対の外側パネルの下端を、土台本体
のねじ孔に各々螺合された一対のレベル調整ボルトの上
端に載置し、これら外壁パネルのパネルフレームを、前
記レベル調整ボルトに挿通されたボルトで前記土台本体
に結合した外壁土台部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13626097A JPH10325193A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 外壁パネルの土台および外壁土台部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13626097A JPH10325193A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 外壁パネルの土台および外壁土台部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10325193A true JPH10325193A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15171034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13626097A Pending JPH10325193A (ja) | 1997-05-27 | 1997-05-27 | 外壁パネルの土台および外壁土台部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10325193A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006307524A (ja) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Asahi Kasei Homes Kk | 耐力パネルの取付方法 |
| JP2010001689A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Okabe Co Ltd | 柱脚接合具及び柱脚接合構造 |
| JP2012507650A (ja) * | 2008-10-31 | 2012-03-29 | シンプソン ストロング タイ カンパニー インコーポレーテッド | 建築フレームのシャーラグ |
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1997
- 1997-05-27 JP JP13626097A patent/JPH10325193A/ja active Pending
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