JPS60188553A

JPS60188553A - 建築架構

Info

Publication number: JPS60188553A
Application number: JP4314784A
Authority: JP
Inventors: 弘佐久間; 伸一桐山
Original assignee: Asahi Chemical Industry Co Ltd; Asahi Kasei Kogyo KK
Current assignee: Asahi Kasei Corp; Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date: 1984-03-07
Filing date: 1984-03-07
Publication date: 1985-09-26
Anticipated expiration: 2009-08-03
Also published as: JPH0657971B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は引張ボルト形式によって接合したラーメンを
なす鉄骨軸組の柱脚を露出形式によって固定しである建
築架構に関するものである。

発明が解決しようとする問題点従来一般に実施されている建築の鉄骨軸組の柱、梁接合
のうち、引張ボルト形式による接合方法は高力ボルトに
よる摩擦接合に比べると柱からのブラケットや接合部分
の添板やボルト頭などの突出物がないので輸送効率や納
まりが良いこと、また溶接接合に比べると、現場での施
工管理が容易であること等、有利な点が多い反面、柱材
表面または柱よシ突出させた接合ブラケット端部に、梁
材端部をつき合わせてボルト接合するため、施工誤差を
吸収する遊びがなく、高い施工精度が要求されるという
問題点があった。しかも鉄骨柱脚はそのペースプレート
を建方に先立ってアンカーボルトによって固定しておく
が、ペースプレートのアンカーボルト挿通孔とアンカー
ボルトとのクリアランスが一般に小さくしであるため、
建方の途中において位置、寸法誤差を矯正することは困
難である。また、単にペースプレートのアンカーボルト
挿通孔を大きくして前記クリアランスを大きくしただけ
では鉄骨柱の建方は容易となるが、水平力を受けた場合
、横方向のスリップを生じて、柱脚の完全な固定ができ
なくなる。

しかしてこの発明は主として２階、３階程度の住宅事務
所等の建築に適した鉄骨軸組架構を検討してみると前記
したような従来の架構では施工の迅速性、加工、組立精
度の要求から経済的にも好ましくなく、さらに架構耐力
の向上も期待しえない。

発明の目的この発明は、前記従来の問題点を解消するために提案さ
れたもので、鉄骨の建方に際し、製品誤差や施工誤差の
吸収が容易で鉄骨の建方作業がきわめて簡単にでき、か
つ施工完了後は、柱・梁接合部の剛性および柱脚部の剛
性が著しく高められ、完全なラーメン構造をなす建築架
構を提供することを目的とする。

発明の構成この発明の要旨とする構成は、鉄骨柱の側面に鉄骨梁の
端部を突合せ、その柱と梁とをボルトによる引張ボルト
接合してラーメンをなす鉄骨軸組を構成し、その鉄骨軸
組の柱脚はこの部分にペースプレートを溶接し、このペ
ースプレートに各部の施工誤差を吸収できる程度のクリ
アランスを有するアンカーボルト挿通孔を形成し、この
アンカーボルト挿通孔に基礎に埋設されたアンカーボル
トを挿通し、このアンカーボルトの貫通部分に座金を取
付けるとともに固定ナツトを螺着し、かつ前記アンカー
ボルトとペースプレートおよび座金のアンカーボルト挿
通孔との間隔部にグラウト材を充填することによって基
礎と一体化することによシ前記目的を達成するものであ
る。

実施例以下、この発明を図示する一実施例によって説明すると
、図面中、符号１は鉄骨柱、符号２は鉄骨梁、符号３は
基礎である。　□ 鉄骨柱ｌは、角形鋼管よシ形成され、この鉄骨柱１の梁
接合部には鋳物若しくは角形鋼管の短柱からなる接合金
物４が溶接され、この接合金物４０四側面には複数個の
ねじ孔５，５が形成されている。

鉄骨梁２は、Ｈ形鋼よシ形成され、この鉄骨梁２の端部
には接合プレート６．６が溶接され、この接合プレート
６．６には複数個のボルト挿通孔７．７が形成されてい
る。

また、鉄骨梁２の端部は、接合金物４の側面部に突合さ
れ、かつ接合プレート６．６のボルト挿通孔７，７よシ
接合金物４のねじ孔５，５に複数本の高力ボルト８，８
を螺着することによって接合金物４の側面部に高力ボル
トによる引張ボルト接合され、その結果、鉄骨柱１，１
と鉄骨梁２はラーメン構造の鉄骨軸組をなしている。

また、鉄骨柱１の柱脚には所定大のペースプレート９が
溶接され、とのペースプレート９のコーナ部にはアンカ
ーボルト挿通孔１０，１０が形成されている。

アンカーボルト挿通孔１０はこれに挿通される後述する
アンカーボルト１１との間に所定の好′ましくけ±５〜
１５）１程のクリアランスを有する様にアンカーボルト
１１の径よシ大きく形成され、鉄骨軸組の建方に際し、
鉄骨軸組を適宜水平移動することによシ各部の寸法誤差
の吸収が可能とされている。

基礎３は、鉄筋コンクリートより形成され、この基礎３
には複数本のアンカーボルト１１が埋設され、このアン
カーボルト１１の上端部は基礎上面よシ所定長突出して
いる。

そして、この基礎３の上に鉄骨軸組の鉄骨柱２が建付け
られ、ペースプレート９のアンカーボルト挿通孔１０に
アンカーボルト１１が挿通され、このアンカーボルト１
１０貫通部分に座金１２が取付けられ、続いて固定ナツ
ト１３が螺着されている。

座金１２の下面部にはこの座金１２のアンカーボルト挿
通孔１０の径よシー回り大きい四部１４がアンカーボル
ト挿通孔１０に重ねて形成されている。また、座金１２
の上面部にはグラウト材注入口１５が形成され、グラウ
ト材注入口１５は凹部１４に通じている。

そして、このグラウト材注入口１５より座金１２の凹部
１４内、ペースプレート９のアンカーボルト挿通孔１０
とアンカーポル）１１との間隔部およびベースプレート
９の下側部にモルタル等のグラウト材１６が充填され、
その結果、鉄骨柱２の柱脚は基礎３と一体化されている
。

なお、柱脚の固定に際し、鉄骨軸組の組立中は固定ナツ
ト１３を緩めに螺着して、柱脚部を仮止め状態にしてお
き、鉄骨軸組の各部接合が完了したら柱脚の位置決めを
し、続いて、グラウト材注入口１５よシ座金１２の凹部
１４内、ベースプレート９のアンカーボルト挿通孔１０
とアンカーボルト１１との間隔部、およびベースプレー
ト９の下側にグラウト材■６を充填する。グラウト材硬
化後、固定ナラ）１３を本締めする。　４゜発明の効果この発明は、以上の構成からなるので、以下の効果カニ
期待できる。

■　鉄骨軸組の柱と梁は高力ボルト等による引張ボルト
接合されているので、鉄骨軸組の組立てが容易にでき、
また、柱脚のベースプレートのアンカーボルト挿通孔が
大きめに形成され、充分なりリアランスが確保されてい
るので、柱脚部における製品誤差や施工誤差の吸収が容
易に可能となり、鉄骨の建方がきわめて簡単である。

■　また、柱と梁は、高力ボルト等によって引張ボルト
接合され、かつ柱脚は基礎上に露出形式によって固定さ
れグラウト材によって一体化されているので、軸組全体
の剛性が著しく高められ、その結果１階の層間変位およ
び柱頭モーメントを最少におさえることができ、かつ鉄
骨軸組全体の応力を最少にとどめることができ、延いて
は部材断面サイズの減少による鋼材の節約化が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、鉄骨軸組の側面図、第２図は、鉄骨柱、梁接
合部の拡大側面図、第３図外よび第４図社柱脚部の断面
図、第５図は、グラウト材の注入方法を示す柱脚部の断
面図である。１・・鉄骨柱、２・・鉄骨梁、３・・基礎、４・・接合
金物、５・・ねじ孔、６・・接合プレート、７・・ボルト挿通孔、８・・高力
ボルト、９・・ベースプレート、１０・・アンカーボル
ト挿通孔、１１−・アンカーボルト、１２・・座金、１３・・固定
ナツト、１４・・凹部、１５・・グラウト劇注入口、１６・・グラウト材。第　２１４亀　３１ａ第　４　図

Claims

【特許請求の範囲】鉄骨柱の側面に鉄骨梁の端部を引張ボルト接合して、ラ
ーメンをなす鉄骨軸組を構成し、かつ当該鉄骨軸組の柱
脚にペースプレートを設け、このペースプレートに大きめの
アンカーボルト挿通孔を設け、このアンカーボルト挿通
孔に基礎に、埋設されたアンカーボルトを挿通し、この
アンカーボルトの貫通部分に座金を取付けるとともに固
定ナツトを螺着し、かつ前記アンカーボルトとペースプ
レートおよび座金のアンカーボルト挿通孔との間隔部に
グラウト材を充填してなることを特徴とする建築架構。