JP2583489Y2 - アンカーフレーム - Google Patents
アンカーフレームInfo
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- JP2583489Y2 JP2583489Y2 JP1993037129U JP3712993U JP2583489Y2 JP 2583489 Y2 JP2583489 Y2 JP 2583489Y2 JP 1993037129 U JP1993037129 U JP 1993037129U JP 3712993 U JP3712993 U JP 3712993U JP 2583489 Y2 JP2583489 Y2 JP 2583489Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、立体駐車設備のような
建築物における上部構造体としての柱を基礎部に連結す
るアンカーフレームに関する。
建築物における上部構造体としての柱を基礎部に連結す
るアンカーフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物においては、複数の鉄筋が組み合
わされた基礎構造体にコンクリートを打設することによ
って基礎部が形成され、アンカーフレームは上記基礎部
に上部構造体としての柱を連結するものである。例え
ば、立体駐車設備では、基礎部としての地中梁にアンカ
ーフレームが固定され、該アンカーフレームにアンカー
ボルトを介して駐車塔等を支える柱を連結している。
わされた基礎構造体にコンクリートを打設することによ
って基礎部が形成され、アンカーフレームは上記基礎部
に上部構造体としての柱を連結するものである。例え
ば、立体駐車設備では、基礎部としての地中梁にアンカ
ーフレームが固定され、該アンカーフレームにアンカー
ボルトを介して駐車塔等を支える柱を連結している。
【0003】図9および図10に示すように、アンカー
フレーム101は、ベース部材103と、該ベース部材
103上の平面視正方形の四隅に配置され上下方向に延
びる4本の支柱105とを備え、該支柱105の上部に
4本のアンカーボルト107,107が保持されてい
る。該アンカーボルト107の先端部はコンクリート打
設後に形成された地中梁109の上面よりも上方へ突出
し、該アンカーボルト107の先端部に柱111の下端
に設けられたベース部材113が締結されるようになっ
ている。
フレーム101は、ベース部材103と、該ベース部材
103上の平面視正方形の四隅に配置され上下方向に延
びる4本の支柱105とを備え、該支柱105の上部に
4本のアンカーボルト107,107が保持されてい
る。該アンカーボルト107の先端部はコンクリート打
設後に形成された地中梁109の上面よりも上方へ突出
し、該アンカーボルト107の先端部に柱111の下端
に設けられたベース部材113が締結されるようになっ
ている。
【0004】立体駐車設備の基礎工事の際、アンカーフ
レーム101はあらかじめ基礎構造体115の設置面1
17上に設置され、この後多数の鉄筋119,119,
…を組み合わせて基礎構造体115を構築する。アンカ
ーフレーム101は基礎構造体115の水平方向に延び
る多数の鉄筋119の間に立設されているため、鉄筋1
19は4本の支柱105を避けるように配置されてい
る。なお、121は、工事中にアンカーボルト107を
所定の位置に保持する位置決め部材である。
レーム101はあらかじめ基礎構造体115の設置面1
17上に設置され、この後多数の鉄筋119,119,
…を組み合わせて基礎構造体115を構築する。アンカ
ーフレーム101は基礎構造体115の水平方向に延び
る多数の鉄筋119の間に立設されているため、鉄筋1
19は4本の支柱105を避けるように配置されてい
る。なお、121は、工事中にアンカーボルト107を
所定の位置に保持する位置決め部材である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記アンカーフレーム
101において、基礎構造体115の設置面117から
地中梁109の上面までの高さ(アンカーフレーム10
1の埋設深さ)が変更されるとアンカーボルト107が
地中梁109の上面から突出する長さが変化するため、
柱111の取り付けに支障をきたす。一方、このアンカ
ーフレーム101の埋設深さは駐車設備毎に異なると共
に地中障害物等によって変更されることがあるため、駐
車設備毎にアンカーフレーム101を製作しなければな
らないと共に、アンカーフレーム101の埋設深さが変
更された場合にはアンカーフレーム101を作り直さな
ければならないという問題があった。
101において、基礎構造体115の設置面117から
地中梁109の上面までの高さ(アンカーフレーム10
1の埋設深さ)が変更されるとアンカーボルト107が
地中梁109の上面から突出する長さが変化するため、
柱111の取り付けに支障をきたす。一方、このアンカ
ーフレーム101の埋設深さは駐車設備毎に異なると共
に地中障害物等によって変更されることがあるため、駐
車設備毎にアンカーフレーム101を製作しなければな
らないと共に、アンカーフレーム101の埋設深さが変
更された場合にはアンカーフレーム101を作り直さな
ければならないという問題があった。
【0006】本考案は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、アンカーフレームを高さ調節ができるように
することを目的としている。
であって、アンカーフレームを高さ調節ができるように
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ベース部材に立設される支柱を高さ可変
にするとともにアンカーボルトを安定支持しようとする
ものである。
め、本考案は、ベース部材に立設される支柱を高さ可変
にするとともにアンカーボルトを安定支持しようとする
ものである。
【0008】具体的に、請求項1に係る考案が講じた解
決手段は、ベース部材と、該ベース部材に立設された高
さ可変の支柱と、該支柱の上部に取り付けられた保持部
材本体と該保持部材本体に高さ可変に取り付けられたア
ンカーボルト取付部とからなり、アンカーボルトユニッ
トを保持する保持部材とを備え、上記アンカーボルトユ
ニットは、複数本のアンカーボルトと、該各アンカーボ
ルトの上端に連結され各アンカーボルトを所定間隔をあ
けて位置決め保持する上側位置決め板と、該上側位置決
め板の下方で上記各アンカーボルトに上下動自在に挿通
され各アンカーボルトを所定間隔をあけて位置決め保持
する下側位置決め板と、上記各アンカーボルトの下端に
連結され各アンカーボルトを上記支柱又は保持部材本体
に固定する固定用板部材とで構成され、上記下側位置決
め板は、上記アンカーボルト取付部に高さ可変に固定さ
れるようになっている構成とする。
決手段は、ベース部材と、該ベース部材に立設された高
さ可変の支柱と、該支柱の上部に取り付けられた保持部
材本体と該保持部材本体に高さ可変に取り付けられたア
ンカーボルト取付部とからなり、アンカーボルトユニッ
トを保持する保持部材とを備え、上記アンカーボルトユ
ニットは、複数本のアンカーボルトと、該各アンカーボ
ルトの上端に連結され各アンカーボルトを所定間隔をあ
けて位置決め保持する上側位置決め板と、該上側位置決
め板の下方で上記各アンカーボルトに上下動自在に挿通
され各アンカーボルトを所定間隔をあけて位置決め保持
する下側位置決め板と、上記各アンカーボルトの下端に
連結され各アンカーボルトを上記支柱又は保持部材本体
に固定する固定用板部材とで構成され、上記下側位置決
め板は、上記アンカーボルト取付部に高さ可変に固定さ
れるようになっている構成とする。
【0009】また、請求項2に係る考案が講じた解決手
段は、請求項1記載のアンカーフレームにおいて、上記
支柱を上下に互いに接合されることにより一体に組み立
てられる複数の組立部材から構成する。
段は、請求項1記載のアンカーフレームにおいて、上記
支柱を上下に互いに接合されることにより一体に組み立
てられる複数の組立部材から構成する。
【0010】一方、請求項3に係る考案が講じた解決手
段は、請求項1記載のアンカーフレームにおいて、上記
支柱を、上記ベース部材に固定された下部支柱と、該下
部支柱に対する上下方向の相対位置が変化するように設
けられた上部支柱とから構成する。
段は、請求項1記載のアンカーフレームにおいて、上記
支柱を、上記ベース部材に固定された下部支柱と、該下
部支柱に対する上下方向の相対位置が変化するように設
けられた上部支柱とから構成する。
【0011】また、請求項4に係る考案が講じた解決手
段は、請求項1,2または3記載のアンカーフレームに
おいて、上記支柱を上記ベース部材のほぼ中央に立設さ
れた単柱から構成する。
段は、請求項1,2または3記載のアンカーフレームに
おいて、上記支柱を上記ベース部材のほぼ中央に立設さ
れた単柱から構成する。
【0012】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る考案では、
支柱は高さ可変であるので、アンカーフレームの埋設深
さの大小に応じてアンカーボルトの高さが調節され、ア
ンカーボルトの基礎部から突出する長さが常に一定にな
る。さらに、アンカーボルト取付部を保持部材本体に対
して上下動させることで下側位置決め板の高さの微調節
が可能になり、アンカーボルトが適正な位置で安定して
位置決め保持される。また、その後に該下側位置決め板
を除くアンカーボルトユニットを上下動させることでア
ンカーボルトの高さの微調節が可能になり、現場でのア
ンカーボルトの高さ調節作業が容易に行われる。
支柱は高さ可変であるので、アンカーフレームの埋設深
さの大小に応じてアンカーボルトの高さが調節され、ア
ンカーボルトの基礎部から突出する長さが常に一定にな
る。さらに、アンカーボルト取付部を保持部材本体に対
して上下動させることで下側位置決め板の高さの微調節
が可能になり、アンカーボルトが適正な位置で安定して
位置決め保持される。また、その後に該下側位置決め板
を除くアンカーボルトユニットを上下動させることでア
ンカーボルトの高さの微調節が可能になり、現場でのア
ンカーボルトの高さ調節作業が容易に行われる。
【0013】また、請求項2に係る考案では、支柱は上
下に互いに接合されることにより一体に組み立てられる
複数の組立部材からなり、組立部材の個数を変えること
によって支柱の長さが調節され、アンカーボルトの高さ
が調節される。
下に互いに接合されることにより一体に組み立てられる
複数の組立部材からなり、組立部材の個数を変えること
によって支柱の長さが調節され、アンカーボルトの高さ
が調節される。
【0014】一方、請求項3に係る考案では、支柱は、
ベース部材に固定された下部支柱と、該下部支柱に対す
る上下方向の相対位置が変化するように設けられた上部
支柱とからなり、上部支柱の高さを変化させることによ
って支柱の長さが調節され、アンカーボルトの高さが調
節される。
ベース部材に固定された下部支柱と、該下部支柱に対す
る上下方向の相対位置が変化するように設けられた上部
支柱とからなり、上部支柱の高さを変化させることによ
って支柱の長さが調節され、アンカーボルトの高さが調
節される。
【0015】また、請求項4に係る考案では、支柱が基
礎構造体の水平方向へ延びる鉄筋を配設する際の障害と
なる場合においても、支柱は単柱からなるので、従来に
おける4本の支柱からなるアンカーフレームよりも障害
の程度が軽減され、鉄筋を配設しやすい。
礎構造体の水平方向へ延びる鉄筋を配設する際の障害と
なる場合においても、支柱は単柱からなるので、従来に
おける4本の支柱からなるアンカーフレームよりも障害
の程度が軽減され、鉄筋を配設しやすい。
【0016】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
【0017】図1は本考案の第1実施例に係るアンカー
フレームが適用された立体駐車設備の基礎部を示す。ア
ンカーフレーム1は、建築物において、基礎構造体3に
コンクリートを打設することによって形成される基礎部
に上部構造体を固定するものである。本実施例では、基
礎部としての地中梁5に駐車塔を支える上部構造体とし
ての柱7を連結する場合について説明する。
フレームが適用された立体駐車設備の基礎部を示す。ア
ンカーフレーム1は、建築物において、基礎構造体3に
コンクリートを打設することによって形成される基礎部
に上部構造体を固定するものである。本実施例では、基
礎部としての地中梁5に駐車塔を支える上部構造体とし
ての柱7を連結する場合について説明する。
【0018】基礎構造体3は、水平方向に延びる鉄筋
9,9,…および上下方向へ延びる図示しない鉄筋から
組み立てられた箱状に形成され、略水平な設置面上に水
平方向に延びるように設けられている。地中梁5は、基
礎構造体3よりも上方までコンクリートが打設されるこ
とにより形成され、地中梁5の上面5aが基礎構造体3
よりも上方に形成されている。
9,9,…および上下方向へ延びる図示しない鉄筋から
組み立てられた箱状に形成され、略水平な設置面上に水
平方向に延びるように設けられている。地中梁5は、基
礎構造体3よりも上方までコンクリートが打設されるこ
とにより形成され、地中梁5の上面5aが基礎構造体3
よりも上方に形成されている。
【0019】アンカーフレーム1は、基礎構造体3の設
置面11上に固定されるベース部材13と、ベース部材
13に立設された高さ可変の支柱15と、該支柱15の
上部に取り付けられアンカーボルトユニットBUを保持
する保持部材17とを備えている。支柱15はベース部
材13のほぼ中央に立設された単柱からなる。
置面11上に固定されるベース部材13と、ベース部材
13に立設された高さ可変の支柱15と、該支柱15の
上部に取り付けられアンカーボルトユニットBUを保持
する保持部材17とを備えている。支柱15はベース部
材13のほぼ中央に立設された単柱からなる。
【0020】ベース部材13は基礎構造体3の設置面1
1に図示しないホールインアンカーで固定され、ベース
部材13の上面の中央部には支柱15と連結される連結
部21がリブ19で補強されて設けられている。
1に図示しないホールインアンカーで固定され、ベース
部材13の上面の中央部には支柱15と連結される連結
部21がリブ19で補強されて設けられている。
【0021】アンカーボルトユニットBUは、4本のア
ンカーボルト23,23と、各アンカーボルト23上端
の上側ねじ部23aに螺着連結され各アンカーボルト2
3を所定間隔をあけて位置決め保持する上側位置決め板
25Aと、該上側位置決め板25Aの下方で各アンカー
ボルト23に挿通連結され該各アンカーボルト23に対
して上下動自在でかつ各アンカーボルト23を所定間隔
をあけて位置決め保持する下側位置決め板25Bと、各
アンカーボルト23下端の下側ねじ部23bに螺着連結
され各アンカーボルト23を上記支柱15又は保持部材
本体31に高さ可変に固定する固定用板部材27とから
なり、これらの部材23,25A,25B,27はあら
かじめ工場で一体に組み付けられている。
ンカーボルト23,23と、各アンカーボルト23上端
の上側ねじ部23aに螺着連結され各アンカーボルト2
3を所定間隔をあけて位置決め保持する上側位置決め板
25Aと、該上側位置決め板25Aの下方で各アンカー
ボルト23に挿通連結され該各アンカーボルト23に対
して上下動自在でかつ各アンカーボルト23を所定間隔
をあけて位置決め保持する下側位置決め板25Bと、各
アンカーボルト23下端の下側ねじ部23bに螺着連結
され各アンカーボルト23を上記支柱15又は保持部材
本体31に高さ可変に固定する固定用板部材27とから
なり、これらの部材23,25A,25B,27はあら
かじめ工場で一体に組み付けられている。
【0022】4本のアンカーボルト23は、上下方向へ
延びるように設けられ、コンクリート打設後に形成され
る地中梁5よりも上方へ突出する上側ねじ部23aに柱
7のベース部材29が締結されるようになされている。
延びるように設けられ、コンクリート打設後に形成され
る地中梁5よりも上方へ突出する上側ねじ部23aに柱
7のベース部材29が締結されるようになされている。
【0023】保持部材17は、アンカーボルト23を、
該アンカーボルト23の保持部材17に対する上下方向
の相対位置が変化するように保持するように構成されて
いる。具体的には、保持部材17は、保持部材本体31
と、アンカーボルト23が下側位置決め板25Bを介し
て取り付けられる筒状のアンカーボルト取付部33とを
有し、アンカーボルト取付部33が保持部材本体31に
螺合されて取り付けられることによって上下方向へ高さ
可変に移動可能とされている。
該アンカーボルト23の保持部材17に対する上下方向
の相対位置が変化するように保持するように構成されて
いる。具体的には、保持部材17は、保持部材本体31
と、アンカーボルト23が下側位置決め板25Bを介し
て取り付けられる筒状のアンカーボルト取付部33とを
有し、アンカーボルト取付部33が保持部材本体31に
螺合されて取り付けられることによって上下方向へ高さ
可変に移動可能とされている。
【0024】さらに、各アンカーボルト23は、上記立
体駐車設備の基礎工事の現場においてアンカーボルト取
付部33の高さ調節がされた後に、下側位置決め板25
Bがアンカーボルト取付部33に溶接により固定される
と共に固定用板部材27が保持部材17の保持部材本体
31または支柱15に溶接により固定されることによっ
て、保持部材17に固定されるようになされている。
体駐車設備の基礎工事の現場においてアンカーボルト取
付部33の高さ調節がされた後に、下側位置決め板25
Bがアンカーボルト取付部33に溶接により固定される
と共に固定用板部材27が保持部材17の保持部材本体
31または支柱15に溶接により固定されることによっ
て、保持部材17に固定されるようになされている。
【0025】支柱15は、高さ可変にされており、本実
施例においては、上下に互いに接合されることにより一
体に組み立てられる複数の組立部材35,35から構成
されている。具体的には、該組立部材35は、その下端
部におねじ部37が上端部にめねじ部39がそれぞれ設
けられており(図2参照)、おねじ部37が連結部21
に螺合する一方、めねじ部39が保持部材本体31に螺
合すると共に、上下に隣接する組立部材35の一方のお
ねじ部37と他方のめねじ部39とが相互に締結するよ
うになされている(図2参照)。ここで、図1は支柱が
2個の組立部材35からなる場合のアンカーフレーム1
を示す。図3(a)は支柱15が設けられていない状態
のアンカーフレーム1を示し、図3(b)は支柱15が
3個の組立部材35からなる場合のアンカーフレーム1
を示す。
施例においては、上下に互いに接合されることにより一
体に組み立てられる複数の組立部材35,35から構成
されている。具体的には、該組立部材35は、その下端
部におねじ部37が上端部にめねじ部39がそれぞれ設
けられており(図2参照)、おねじ部37が連結部21
に螺合する一方、めねじ部39が保持部材本体31に螺
合すると共に、上下に隣接する組立部材35の一方のお
ねじ部37と他方のめねじ部39とが相互に締結するよ
うになされている(図2参照)。ここで、図1は支柱が
2個の組立部材35からなる場合のアンカーフレーム1
を示す。図3(a)は支柱15が設けられていない状態
のアンカーフレーム1を示し、図3(b)は支柱15が
3個の組立部材35からなる場合のアンカーフレーム1
を示す。
【0026】次に、上記アンカーフレーム1の据え付け
作業の一例を説明する。基礎構造体3の設置面11上に
アンカーフレーム1のベース部材13を設置すると共
に、設置面11からコンクリート打設後に形成される地
中梁5の上面までの高さ(アンカーフレーム1の埋設深
さ)に基づいて、所定個数の組立部材35をベース部材
13に順に連結する。所定個数の組立部材35からなる
支柱15の上端に保持部材17を連結する。この後、水
平方向の鉄筋9および上下方向の鉄筋を組み合わせる配
筋作業を行い、これにより、設置面11上に基礎構造体
3を構築する。この際、水平方向の鉄筋9を組立部材3
5を避けるように湾曲させて配設する。また、アンカー
フレーム1の埋設深さに変更があったときには組立部材
35の個数を増減して支柱15の高さを調節する。
作業の一例を説明する。基礎構造体3の設置面11上に
アンカーフレーム1のベース部材13を設置すると共
に、設置面11からコンクリート打設後に形成される地
中梁5の上面までの高さ(アンカーフレーム1の埋設深
さ)に基づいて、所定個数の組立部材35をベース部材
13に順に連結する。所定個数の組立部材35からなる
支柱15の上端に保持部材17を連結する。この後、水
平方向の鉄筋9および上下方向の鉄筋を組み合わせる配
筋作業を行い、これにより、設置面11上に基礎構造体
3を構築する。この際、水平方向の鉄筋9を組立部材3
5を避けるように湾曲させて配設する。また、アンカー
フレーム1の埋設深さに変更があったときには組立部材
35の個数を増減して支柱15の高さを調節する。
【0027】次に、アンカーボルトユニットBUを保持
部材17に固定する。この場合、まずアンカーボルトユ
ニットBUの下側位置決め板25Bを保持部材17のア
ンカーボルト取付部33の上端部に固定するが、下側位
置決め板25Bを基礎構造体3の鉄筋9に結束できるよ
うにするため、アンカーボルト取付部33の高さを微調
節する。この後、下側位置決め板25Bを、溶接によっ
て保持部材17に固定すると共に鉄筋9に結束する。さ
らに、アンカーボルトユニットBUをアンカーボルト2
3の上側ねじ部23aが地中梁5の上面よりも上方へ突
出する高さに保持し、固定用板部材27をその高さに位
置する保持部材17または組立部材35に溶接によって
固定して、アンカーフレーム1の据え付け作業は完了す
る。この後、コンクリートを打設して地中梁5を形成す
る。
部材17に固定する。この場合、まずアンカーボルトユ
ニットBUの下側位置決め板25Bを保持部材17のア
ンカーボルト取付部33の上端部に固定するが、下側位
置決め板25Bを基礎構造体3の鉄筋9に結束できるよ
うにするため、アンカーボルト取付部33の高さを微調
節する。この後、下側位置決め板25Bを、溶接によっ
て保持部材17に固定すると共に鉄筋9に結束する。さ
らに、アンカーボルトユニットBUをアンカーボルト2
3の上側ねじ部23aが地中梁5の上面よりも上方へ突
出する高さに保持し、固定用板部材27をその高さに位
置する保持部材17または組立部材35に溶接によって
固定して、アンカーフレーム1の据え付け作業は完了す
る。この後、コンクリートを打設して地中梁5を形成す
る。
【0028】本実施例によれば、支柱15が高さ可変で
あることによって、アンカーボルト23のベース部材1
3からの高さを調節することができ、コンクリートの上
面から突出する長さを常に一定にすることができる。し
たがって、種々の立体駐車設備におけるアンカーボルト
23の埋設深さに対応できると共に、埋設深さを変更す
る必要が生じた場合にもアンカーフレーム1を作り直す
ことなく埋設深さの変更に迅速に対応することができ、
アンカーフレーム1の量産が可能になると共に作り直し
の無駄を解消することができる。また、アンカーフレー
ム1はベース部材13と支柱15と保持部材17とから
構成されているので、運搬が容易であると共にクレーン
を使用することなくアンカーフレーム1を据え付けるこ
とができる。
あることによって、アンカーボルト23のベース部材1
3からの高さを調節することができ、コンクリートの上
面から突出する長さを常に一定にすることができる。し
たがって、種々の立体駐車設備におけるアンカーボルト
23の埋設深さに対応できると共に、埋設深さを変更す
る必要が生じた場合にもアンカーフレーム1を作り直す
ことなく埋設深さの変更に迅速に対応することができ、
アンカーフレーム1の量産が可能になると共に作り直し
の無駄を解消することができる。また、アンカーフレー
ム1はベース部材13と支柱15と保持部材17とから
構成されているので、運搬が容易であると共にクレーン
を使用することなくアンカーフレーム1を据え付けるこ
とができる。
【0029】また、支柱15は単柱であるので、支柱1
5が鉄筋9の障害となる程度が従来よりも軽減され、鉄
筋9をアンカーボルト23を避けて配設しやすくなり、
鉄筋9を組み合わせる配筋作業を容易にすることができ
る。
5が鉄筋9の障害となる程度が従来よりも軽減され、鉄
筋9をアンカーボルト23を避けて配設しやすくなり、
鉄筋9を組み合わせる配筋作業を容易にすることができ
る。
【0030】さらに、アンカーボルトユニットBUを支
柱15または保持部材本体31に対して上下動させて位
置決め固定することで、アンカーボルト23の高さの微
調節が可能になり、現場でのアンカーボルト23の高さ
調節作業を容易にすることができる。また、アンカーボ
ルト取付部33が保持部材本体31に対して上下動可能
になされているので、保持部材17を支柱15を介して
ベース部材13に取り付けた後に、下側位置決め板25
Bの高さの微調節が可能になり、アンカーボルト23を
適正な位置で安定して位置決め保持することができる。
柱15または保持部材本体31に対して上下動させて位
置決め固定することで、アンカーボルト23の高さの微
調節が可能になり、現場でのアンカーボルト23の高さ
調節作業を容易にすることができる。また、アンカーボ
ルト取付部33が保持部材本体31に対して上下動可能
になされているので、保持部材17を支柱15を介して
ベース部材13に取り付けた後に、下側位置決め板25
Bの高さの微調節が可能になり、アンカーボルト23を
適正な位置で安定して位置決め保持することができる。
【0031】次に、図4は第1実施例の変形例を示す。
図4は、支柱15が1個の組立部材35からなる場合を
示している。本変形例は、組立部材35としてL型鋼が
用いられ、該組立部材35の上下端部に長孔41,41
が設けられている。一方、ベース部材13の連結部21
がL型鋼により形成されていると共に保持部材17の下
端部にL型鋼からなる連結部43が設けられている。両
連結部21,43にそれぞれ長孔41,41が設けてお
り、組立部材35の長孔41と対応する両連結部21,
43の長孔41とに挿通された図示しないボルトで締結
されることによって、組立部材35とベース部材13の
連結部21、組立部材35と保持部材17の連結部43
が連結される。
図4は、支柱15が1個の組立部材35からなる場合を
示している。本変形例は、組立部材35としてL型鋼が
用いられ、該組立部材35の上下端部に長孔41,41
が設けられている。一方、ベース部材13の連結部21
がL型鋼により形成されていると共に保持部材17の下
端部にL型鋼からなる連結部43が設けられている。両
連結部21,43にそれぞれ長孔41,41が設けてお
り、組立部材35の長孔41と対応する両連結部21,
43の長孔41とに挿通された図示しないボルトで締結
されることによって、組立部材35とベース部材13の
連結部21、組立部材35と保持部材17の連結部43
が連結される。
【0032】本変形例によれば、L型鋼に長孔41を設
けるだけの簡単な構造で、第1実施例と同様にアンカー
フレーム1の高さ調節が可能になる。
けるだけの簡単な構造で、第1実施例と同様にアンカー
フレーム1の高さ調節が可能になる。
【0033】次に、図5は本考案の第2実施例を示す。
本実施例に係る支柱15は、ベース部材13に固定され
た下部支柱45と、該下部支柱45に対する上下方向の
相対位置が変化するように設けられた上部支柱47とか
ら構成されている。具体的に、下部支柱45はベース部
材13に固定され、上部支柱47には上下方向へ向かっ
て複数の貫通孔49が設けられており、複数の貫通孔4
9のいずれかと下部支柱45の挿通孔51とに挿通され
たボルト55で締結されることによって、上部支柱47
は下部支柱45に対して上下方向の位置が変化する。ま
た、複数の貫通孔49のいずれかと保持部材17の挿通
孔53とに挿通されたボルト55で締結されることによ
って、保持部材17の高さ調節をすることもできる。本
実施例によれば、上部支柱47が下部支柱45に対して
上下方向の相対位置が変化するように設けられているの
で、アンカーフレーム1の埋設深さの大小に応じてアン
カーボルト23のベース部材13からの高さを調節する
ことができ、第1実施例と同様に、アンカーフレーム1
の量産が可能になると共に作り直しの無駄を解消するこ
とができる次に、図6は本考案の第3実施例を示す。本
実施例に係るアンカーフレーム1は、第2実施例におけ
る下部支柱45の外面におねじ部57が設けられている
一方、上部支柱47の内面にめねじ部61が設けられて
いる。上部支柱47は下部支柱45に対して、下部支柱
45のおねじ部57と上部支柱47のめねじ部61とが
螺合することによって、上下移動可能とされている。ま
た、上部支柱47は、図示しない回り止め用のボルトが
締結される締結孔63を有する。
本実施例に係る支柱15は、ベース部材13に固定され
た下部支柱45と、該下部支柱45に対する上下方向の
相対位置が変化するように設けられた上部支柱47とか
ら構成されている。具体的に、下部支柱45はベース部
材13に固定され、上部支柱47には上下方向へ向かっ
て複数の貫通孔49が設けられており、複数の貫通孔4
9のいずれかと下部支柱45の挿通孔51とに挿通され
たボルト55で締結されることによって、上部支柱47
は下部支柱45に対して上下方向の位置が変化する。ま
た、複数の貫通孔49のいずれかと保持部材17の挿通
孔53とに挿通されたボルト55で締結されることによ
って、保持部材17の高さ調節をすることもできる。本
実施例によれば、上部支柱47が下部支柱45に対して
上下方向の相対位置が変化するように設けられているの
で、アンカーフレーム1の埋設深さの大小に応じてアン
カーボルト23のベース部材13からの高さを調節する
ことができ、第1実施例と同様に、アンカーフレーム1
の量産が可能になると共に作り直しの無駄を解消するこ
とができる次に、図6は本考案の第3実施例を示す。本
実施例に係るアンカーフレーム1は、第2実施例におけ
る下部支柱45の外面におねじ部57が設けられている
一方、上部支柱47の内面にめねじ部61が設けられて
いる。上部支柱47は下部支柱45に対して、下部支柱
45のおねじ部57と上部支柱47のめねじ部61とが
螺合することによって、上下移動可能とされている。ま
た、上部支柱47は、図示しない回り止め用のボルトが
締結される締結孔63を有する。
【0034】また、上部支柱47の外面には固定用板部
材27が螺合するおねじ部65が設けられており、該お
ねじ部65によって、上部支柱47はアンカーボルト2
3を、該アンカーボルト23の上部支柱47に対する上
下方向の相対位置が変化するように保持している。
材27が螺合するおねじ部65が設けられており、該お
ねじ部65によって、上部支柱47はアンカーボルト2
3を、該アンカーボルト23の上部支柱47に対する上
下方向の相対位置が変化するように保持している。
【0035】本実施例によれば、下部支柱45のおねじ
部57と上部支柱47のめねじ部61とによって上部支
柱47の連続した高さ調節ができると共に、上部支柱4
7のおねじ部65によってアンカーボルト23の連続し
た高さ調節ができるので、きめ細かな高さ調節を行うこ
とができる。
部57と上部支柱47のめねじ部61とによって上部支
柱47の連続した高さ調節ができると共に、上部支柱4
7のおねじ部65によってアンカーボルト23の連続し
た高さ調節ができるので、きめ細かな高さ調節を行うこ
とができる。
【0036】次に、図7および図8は本考案の第4実施
例を示す。本実施例に係るアンカーフレーム1は、複数
の支柱15,15を備え、各支柱15は図9に示す従来
の支柱105よりも大きな間隔で配置されている。
例を示す。本実施例に係るアンカーフレーム1は、複数
の支柱15,15を備え、各支柱15は図9に示す従来
の支柱105よりも大きな間隔で配置されている。
【0037】各支柱15は下部支柱45,45と上部支
柱47,47とからなり、下部支柱45と上部支柱47
とには上下方向へ向かって複数の長孔67,67,…が
設けられている。各支柱15は、下部支柱45の複数の
長孔67と上部支柱47の複数の長孔67との締結位置
を変えることによって、高さ可変とされている。
柱47,47とからなり、下部支柱45と上部支柱47
とには上下方向へ向かって複数の長孔67,67,…が
設けられている。各支柱15は、下部支柱45の複数の
長孔67と上部支柱47の複数の長孔67との締結位置
を変えることによって、高さ可変とされている。
【0038】保持部材17は複数の支柱15に対応する
複数のフレーム部材69,69を有し、該フレーム部材
69にも上下方向へ向かって複数の長孔71,71が設
けられている。図示しないが、複数の長孔71と上部支
柱47の複数の長孔67との締結位置を変えることによ
って、保持部材17は高さ調節ができるようにされてい
る。また、複数の長孔71を利用して上下2個のボルト
受け部材55が締結され、長孔71の締結位置を変える
ことによってアンカーボルト23の保持部材17に対す
る上下方向の相対位置が変化するようにされている。
複数のフレーム部材69,69を有し、該フレーム部材
69にも上下方向へ向かって複数の長孔71,71が設
けられている。図示しないが、複数の長孔71と上部支
柱47の複数の長孔67との締結位置を変えることによ
って、保持部材17は高さ調節ができるようにされてい
る。また、複数の長孔71を利用して上下2個のボルト
受け部材55が締結され、長孔71の締結位置を変える
ことによってアンカーボルト23の保持部材17に対す
る上下方向の相対位置が変化するようにされている。
【0039】本実施例によれば、複数の支柱15が図1
0に示す従来よりも大きな間隔で配置されているので、
延出部材45が基礎構造体3の鉄筋9の障害となる程度
を従来よりも軽減することができる。また、下部支柱4
5と上部支柱47とによって支柱15が高さ可変となる
ことによってアンカーボルト23のベース部材13から
の高さを調節することができると共に、保持部材17に
よってアンカーボルト23の高さ調節を行うことができ
る。
0に示す従来よりも大きな間隔で配置されているので、
延出部材45が基礎構造体3の鉄筋9の障害となる程度
を従来よりも軽減することができる。また、下部支柱4
5と上部支柱47とによって支柱15が高さ可変となる
ことによってアンカーボルト23のベース部材13から
の高さを調節することができると共に、保持部材17に
よってアンカーボルト23の高さ調節を行うことができ
る。
【0040】次に、第4実施例の変形例を示す。本変形
例は、図示しないが、図9の従来のアンカーフレーム1
01の支柱105を上下に分割し、上側を保持部材17
とし下側を支柱15としたような構造である。支柱15
を下部支柱45と上部支柱47とから構成し、上部支柱
47に設けた長孔によって支柱の高さを高さ可変とす
る。
例は、図示しないが、図9の従来のアンカーフレーム1
01の支柱105を上下に分割し、上側を保持部材17
とし下側を支柱15としたような構造である。支柱15
を下部支柱45と上部支柱47とから構成し、上部支柱
47に設けた長孔によって支柱の高さを高さ可変とす
る。
【0041】本変形例によっても、第4実施例と同様
に、高さ可変の支柱によってアンカーボルト23の高さ
調節を行うことができる。
に、高さ可変の支柱によってアンカーボルト23の高さ
調節を行うことができる。
【0042】
【考案の効果】以上のように、請求項1に係る考案によ
れば、支柱は高さ可変であるので、アンカーボルトの高
さ調節ができ、種々のアンカーフレームの埋設深さに対
応できると共に埋設深さを変更する必要が生じた場合に
も作り直すことなく埋設深さの変更に迅速に対応するこ
とができ、アンカーフレームの量産が可能になると共に
作り直しの無駄を解消することができる。また、アンカ
ーフレームはそれぞれ別体のベース部材と支持部材と支
柱とから構成されているので、アンカーフレームの運搬
および据付作業を容易にすることができる。さらに、ア
ンカーボルト取付部を保持部材本体に対して上下動させ
て下側位置決め板の高さを微調節できるので、アンカー
ボルトを適正な位置で安定して位置決め保持することが
できる。また、支柱の高さを調節した後であっても、ア
ンカーボルトユニットを上下動させることでアンカーボ
ルトの高さを微調節できるので、現場でのアンカーボル
トの高さ調節作業を容易に行うことができる。
れば、支柱は高さ可変であるので、アンカーボルトの高
さ調節ができ、種々のアンカーフレームの埋設深さに対
応できると共に埋設深さを変更する必要が生じた場合に
も作り直すことなく埋設深さの変更に迅速に対応するこ
とができ、アンカーフレームの量産が可能になると共に
作り直しの無駄を解消することができる。また、アンカ
ーフレームはそれぞれ別体のベース部材と支持部材と支
柱とから構成されているので、アンカーフレームの運搬
および据付作業を容易にすることができる。さらに、ア
ンカーボルト取付部を保持部材本体に対して上下動させ
て下側位置決め板の高さを微調節できるので、アンカー
ボルトを適正な位置で安定して位置決め保持することが
できる。また、支柱の高さを調節した後であっても、ア
ンカーボルトユニットを上下動させることでアンカーボ
ルトの高さを微調節できるので、現場でのアンカーボル
トの高さ調節作業を容易に行うことができる。
【0043】また、請求項2に係る考案によれば、支柱
は上下に互いに接合されることにより一体に組み立てら
れる複数の組立部材からなり、組立部材の個数を変える
ことによってアンカーフレームの埋設深さの大小に応じ
てアンカーボルトのベース部材からの高さを調節するこ
とができ、請求項1に係る考案と同様に、アンカーフレ
ームの量産および作り直しの無駄解消が可能になると共
に、アンカーフレームの運搬および据付作業を容易にす
ることができる。
は上下に互いに接合されることにより一体に組み立てら
れる複数の組立部材からなり、組立部材の個数を変える
ことによってアンカーフレームの埋設深さの大小に応じ
てアンカーボルトのベース部材からの高さを調節するこ
とができ、請求項1に係る考案と同様に、アンカーフレ
ームの量産および作り直しの無駄解消が可能になると共
に、アンカーフレームの運搬および据付作業を容易にす
ることができる。
【0044】一方、請求項3に係る考案によれば、支柱
は、ベース部材に固定された下部支柱と、該下部支柱に
対する上下方向の相対位置が変化するように設けられた
上部支柱とからなり、上部支柱の高さを変化させること
によって請求項1に係る考案と同様に、アンカーフレー
ムの量産および作り直しの無駄解消が可能になると共
に、アンカーフレームの運搬および据付作業を容易にす
ることができる。
は、ベース部材に固定された下部支柱と、該下部支柱に
対する上下方向の相対位置が変化するように設けられた
上部支柱とからなり、上部支柱の高さを変化させること
によって請求項1に係る考案と同様に、アンカーフレー
ムの量産および作り直しの無駄解消が可能になると共
に、アンカーフレームの運搬および据付作業を容易にす
ることができる。
【0045】また、請求項4に係る考案によれば、支柱
は単柱からなるので、支柱が基礎構造体の鉄筋の障害と
なる程度が従来よりも軽減され、鉄筋をアンカーボルト
を避けて配設しやすくなり、鉄筋を組み合わせる配筋作
業が容易になる。
は単柱からなるので、支柱が基礎構造体の鉄筋の障害と
なる程度が従来よりも軽減され、鉄筋をアンカーボルト
を避けて配設しやすくなり、鉄筋を組み合わせる配筋作
業が容易になる。
【図1】本考案の第1実施例に係るアンカーフレームで
あって、据え付け状態を示す断面図である。
あって、据え付け状態を示す断面図である。
【図2】上記アンカーフレームであって、組立部材の連
結状態を示す拡大断面図である。
結状態を示す拡大断面図である。
【図3】上記アンカーフレームの正面図であって、
(a)は支柱が設けられていない場合、(b)は3個の
組立部材からなる支柱が設けられている場合である。
(a)は支柱が設けられていない場合、(b)は3個の
組立部材からなる支柱が設けられている場合である。
【図4】第1実施例の変形例に係るアンカーフレームで
あって、支柱の連結状態を示す分解図である。
あって、支柱の連結状態を示す分解図である。
【図5】本考案の第2実施例に係るアンカーフレームで
あって、支柱の連結状態を示す拡大断面図である。
あって、支柱の連結状態を示す拡大断面図である。
【図6】本考案の第3実施例に係るアンカーフレームで
あって、支柱の連結状態を示す拡大断面図である。
あって、支柱の連結状態を示す拡大断面図である。
【図7】本考案の第4実施例に係るアンカーフレームの
正面図である。
正面図である。
【図8】上記アンカーフレームであって、支柱の連結状
態を示す拡大図である。
態を示す拡大図である。
【図9】従来のアンカーフレームであって、据え付け状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図10】従来のアンカーフレームの平面図である。
13 ベース部材 15 支柱 17 保持部材 23 アンカーボルト25A 上側位置決め板 25B 下側位置決め板 27 固定用板部材 31 保持部材本体 33 アンカーボルト取付部 35 組立部材 45 下部支柱 47 上部支柱UB アンカーボルトユニット
Claims (4)
- 【請求項1】 ベース部材と、 該ベース部材に立設された高さ可変の支柱と、 該支柱の上部に取り付けられた保持部材本体と該保持部
材本体に高さ可変に取り付けられたアンカーボルト取付
部とからなり、アンカーボルトユニットを保持する保持
部材とを備え、 上記アンカーボルトユニットは、複数本のアンカーボル
トと、該各アンカーボルトの上端に連結され各アンカー
ボルトを所定間隔をあけて位置決め保持する上側位置決
め板と、該上側位置決め板の下方で上記各アンカーボル
トに上下動自在に挿通され各アンカーボルトを所定間隔
をあけて位置決め保持する下側位置決め板と、上記各ア
ンカーボルトの下端に連結され各アンカーボルトを上記
支柱又は保持部材本体に高さ可変に固定する固定用板部
材とで構成され、 上記下側位置決め板は、上記アンカーボルト取付部に固
定されるようになっ ていることを特徴とするアンカーフ
レーム。 - 【請求項2】 上記支柱は、上下に互いに接合されるこ
とにより一体に組み立てられる複数の組立部材からなる
ことを特徴とする請求項1記載のアンカーフレーム。 - 【請求項3】 上記支柱は、上記ベース部材に固定され
た下部支柱と、該下部支柱に対する上下方向の相対位置
が変化するように設けられた上部支柱とからなることを
特徴とする請求項1記載のアンカーフレーム。 - 【請求項4】 上記支柱は上記ベース部材のほぼ中央に
立設された単柱からなることを特徴とする請求項1,2
または3記載のアンカーフレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037129U JP2583489Y2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | アンカーフレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993037129U JP2583489Y2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | アンカーフレーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH078438U JPH078438U (ja) | 1995-02-07 |
JP2583489Y2 true JP2583489Y2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12489007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993037129U Expired - Fee Related JP2583489Y2 (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | アンカーフレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583489Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102051945B1 (ko) * | 2019-06-14 | 2019-12-04 | 주식회사 동운 | 지형지물 변화에 따른 수치정보를 확인하는 수치지도 제작 시스템 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07116714B2 (ja) * | 1993-01-18 | 1995-12-13 | 株式会社トーアツ | アンカーボルト固定装置 |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP1993037129U patent/JP2583489Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH078438U (ja) | 1995-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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