JP2977139B2 - 構築物設置用の立上り部構築工法と立上り部材 - Google Patents
構築物設置用の立上り部構築工法と立上り部材Info
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- JP2977139B2 JP2977139B2 JP3159251A JP15925191A JP2977139B2 JP 2977139 B2 JP2977139 B2 JP 2977139B2 JP 3159251 A JP3159251 A JP 3159251A JP 15925191 A JP15925191 A JP 15925191A JP 2977139 B2 JP2977139 B2 JP 2977139B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁・アルミサッシュ
等の構築物設置用の立上り部材の構築と、バルコニーを
構築をする工法と、その工法に使用する立上り部材に関
する。
等の構築物設置用の立上り部材の構築と、バルコニーを
構築をする工法と、その工法に使用する立上り部材に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、バルコニーの施工手段として、特
開昭６４−３６８６５号公報に記載されている手段があ
る。前記公報に記載されている手段は、パイプサポート
を用いて型枠パネルを支持し、この型枠パネル上にコン
クリートを打設してバルコニーを形成するものである。
開昭６４−３６８６５号公報に記載されている手段があ
る。前記公報に記載されている手段は、パイプサポート
を用いて型枠パネルを支持し、この型枠パネル上にコン
クリートを打設してバルコニーを形成するものである。
【０００３】そして、バルコニーの内側に、外壁やアル
ミサッシュ等の構築物設置用の立上り部を構築するに
は、立上り部用の型枠を設置してコンクリートを打設す
る。
ミサッシュ等の構築物設置用の立上り部を構築するに
は、立上り部用の型枠を設置してコンクリートを打設す
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記バルコニー等の施
工は、大部分の作業を建築現場で実施するものであるの
で、建築現場での作業が多種類となり、能率的でなく、
工期も長くなり施工コストも上昇した。
工は、大部分の作業を建築現場で実施するものであるの
で、建築現場での作業が多種類となり、能率的でなく、
工期も長くなり施工コストも上昇した。
【０００５】本発明は、前記事項に鑑みなされたもので
あり、外壁やアルミサッシュ等の構築物設置用の立上り
部材の構築、及びバルコニーの構築を能率よく短期間で
施工し、施工コストも安くなるようにすることを技術的
課題とする。
あり、外壁やアルミサッシュ等の構築物設置用の立上り
部材の構築、及びバルコニーの構築を能率よく短期間で
施工し、施工コストも安くなるようにすることを技術的
課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本件第１の発明は、室側
基礎床版１の外側に、梁型枠８で囲まれた梁筋５を設
け、この梁筋５の外側の外側に、プレキャストコンクリ
ートで形成したバルコニー用基礎床版１３を配置し、前
記室側基礎床版１とバルコニー用基礎床版１３間の上方
に、複数本の受棒２２を架設し、この受棒２２の上に、
外壁・アルミサッシュ等の構築物設置用に、プレキャス
トコンクリートで形成した立上り部材２７を配置し、こ
の立上り部材２７に連結用配筋３１の基部を固定し、連
結用配筋３１の先端部を、前記梁用型枠８内に配置し
て、この連結用配筋３１を前記受棒２２に固定し、前記
梁用型枠８内と、室側基礎床版１・バルコニー用基礎床
版１３、及び受棒２２の上側に、コンクリート３２を打
設する構築物設置用の立上り部構築工法とした。
基礎床版１の外側に、梁型枠８で囲まれた梁筋５を設
け、この梁筋５の外側の外側に、プレキャストコンクリ
ートで形成したバルコニー用基礎床版１３を配置し、前
記室側基礎床版１とバルコニー用基礎床版１３間の上方
に、複数本の受棒２２を架設し、この受棒２２の上に、
外壁・アルミサッシュ等の構築物設置用に、プレキャス
トコンクリートで形成した立上り部材２７を配置し、こ
の立上り部材２７に連結用配筋３１の基部を固定し、連
結用配筋３１の先端部を、前記梁用型枠８内に配置し
て、この連結用配筋３１を前記受棒２２に固定し、前記
梁用型枠８内と、室側基礎床版１・バルコニー用基礎床
版１３、及び受棒２２の上側に、コンクリート３２を打
設する構築物設置用の立上り部構築工法とした。
【０００７】第２の発明は、プレキャストコンクリート
で形成した棒状体２８を設け、この棒状体２８の上面に
埋込みアンカ設置用の縦孔２９を複数箇所に設け、この
棒状体２８には、連結用配筋３１の基部を埋設し、この
連結用配筋３１の先端部を、棒状体２８の下面より延出
して設けて構築物設置用の立上り部材とした。
で形成した棒状体２８を設け、この棒状体２８の上面に
埋込みアンカ設置用の縦孔２９を複数箇所に設け、この
棒状体２８には、連結用配筋３１の基部を埋設し、この
連結用配筋３１の先端部を、棒状体２８の下面より延出
して設けて構築物設置用の立上り部材とした。
【０００８】
【作用】本発明は、バルコニー用基礎床版１３と、立上
り部材２７を、プレキャストコンクリートで形成してい
るので、バルコニーのコンクリート３２の打設や、立上
り部材２７の形成に型枠を必要とせず、使用する現場打
ちのコンクリートも少量ですみ、建築現場の作業が少な
くなった。
り部材２７を、プレキャストコンクリートで形成してい
るので、バルコニーのコンクリート３２の打設や、立上
り部材２７の形成に型枠を必要とせず、使用する現場打
ちのコンクリートも少量ですみ、建築現場の作業が少な
くなった。
【０００９】
【実施例】図１ないし図４は、本発明の一実施例の説明
用の図である。この実施例の構築物設置用の立上り部構
築工法は、プレキャストコンクリート版として形成した
室側基礎床版１の外側に、梁用型枠８で囲まれた鋼製の
多数本の梁筋５と、その梁筋５を囲むスターラップ６を
設けている。
用の図である。この実施例の構築物設置用の立上り部構
築工法は、プレキャストコンクリート版として形成した
室側基礎床版１の外側に、梁用型枠８で囲まれた鋼製の
多数本の梁筋５と、その梁筋５を囲むスターラップ６を
設けている。
【００１０】そして、前記梁筋５の外側に、プレキャス
トコンクリートで形成したバルコニー用基礎床版１３を
配置している。そして、前記バルコニー用基礎床版１３
は、外側下面を伸縮できる支持体１４で支持し、基部側
を前記梁用型枠８上に載置すると共に、前記基部側をチ
ェーン１５下方に引張って固定して配置している。そし
て、前記チェーン１５の下端は、下の階の床等に固定し
ている。
トコンクリートで形成したバルコニー用基礎床版１３を
配置している。そして、前記バルコニー用基礎床版１３
は、外側下面を伸縮できる支持体１４で支持し、基部側
を前記梁用型枠８上に載置すると共に、前記基部側をチ
ェーン１５下方に引張って固定して配置している。そし
て、前記チェーン１５の下端は、下の階の床等に固定し
ている。
【００１１】次に、図２に示すように、前記室側基礎床
版１の外側寄りの位置に、合成樹脂製の角形支台２１を
載せ、前記バルコニー用基礎床版１３の内側寄りの位置
に、モルタル製の角形ブロック２０を載せ、その上に複
数本の鋼製の受棒２２を並列して架設する。
版１の外側寄りの位置に、合成樹脂製の角形支台２１を
載せ、前記バルコニー用基礎床版１３の内側寄りの位置
に、モルタル製の角形ブロック２０を載せ、その上に複
数本の鋼製の受棒２２を並列して架設する。
【００１２】次に、前記受棒２２の上に、外壁・アルミ
サッシュ等の構築物設置用のプレキャストコンクリート
で形成した立上り部材２７を、前記バルコニー用基礎床
版１３の内縁に沿うようにして配置する。
サッシュ等の構築物設置用のプレキャストコンクリート
で形成した立上り部材２７を、前記バルコニー用基礎床
版１３の内縁に沿うようにして配置する。
【００１３】そして、前記立上り部材２７は、プレキャ
ストコンクリートで形成した４角形の棒状体２８に形成
してあり、この棒状体２８の外側面は、下方が外方に突
出する傾斜面に形成してある。また、前記棒状体２８の
内部には、長手方向に上下２本の鋼製の配筋３０が埋設
してあり、さらに、この棒状体２８には、上面に開口す
る埋込みアンカー設置用の縦孔２９が複数箇所に設けて
ある。
ストコンクリートで形成した４角形の棒状体２８に形成
してあり、この棒状体２８の外側面は、下方が外方に突
出する傾斜面に形成してある。また、前記棒状体２８の
内部には、長手方向に上下２本の鋼製の配筋３０が埋設
してあり、さらに、この棒状体２８には、上面に開口す
る埋込みアンカー設置用の縦孔２９が複数箇所に設けて
ある。
【００１４】そして、この棒状体２８には、複数本の鋼
製の連結用配筋３１の基部を埋設し、この連結用配筋３
１は、前記配筋３０に溶着して接続すると共に、先端部
を棒状体２８の下面より下方に延出して設けてある。
製の連結用配筋３１の基部を埋設し、この連結用配筋３
１は、前記配筋３０に溶着して接続すると共に、先端部
を棒状体２８の下面より下方に延出して設けてある。
【００１５】前記の如くして、受棒２２の上に配置した
立上り部材２７は、連結用配筋３１の先端部を、前記梁
用型枠８内に配置して、この連結用配筋３１を前記受棒
２２に溶着して固定する。
立上り部材２７は、連結用配筋３１の先端部を、前記梁
用型枠８内に配置して、この連結用配筋３１を前記受棒
２２に溶着して固定する。
【００１６】次に、前記梁用型枠８内と、室側基礎床版
１・バルコニー用基礎床版１３、及び受棒２２の上側
に、コンクリート３２を打設して、梁７・室側からバル
コニーに続く床、及び外壁・アルミサッシュ等の構築物
設置用の立上り部材２７を構築する工法である。
１・バルコニー用基礎床版１３、及び受棒２２の上側
に、コンクリート３２を打設して、梁７・室側からバル
コニーに続く床、及び外壁・アルミサッシュ等の構築物
設置用の立上り部材２７を構築する工法である。
【００１７】そして、前記立上り部材２７には、図４に
示すように、例えば外壁３７を固定する。前記外壁３７
の上下部には、アングル４１を配置し、このアングル４
１を、ボルト４３で外壁３７に取付けたイナヅマプレー
ト４２で押さえて固定する。
示すように、例えば外壁３７を固定する。前記外壁３７
の上下部には、アングル４１を配置し、このアングル４
１を、ボルト４３で外壁３７に取付けたイナヅマプレー
ト４２で押さえて固定する。
【００１８】そして、前記外壁３７の下部のアングル４
１に、取付用プレート４０を介して取付けたナット３９
に、アンカー３８の基部をねじ込んで取付け、このアン
カー３８を、前記立上り部材２７の縦孔２９に埋設し
て、外壁３７を立上り部材２７の上に立設する。
１に、取付用プレート４０を介して取付けたナット３９
に、アンカー３８の基部をねじ込んで取付け、このアン
カー３８を、前記立上り部材２７の縦孔２９に埋設し
て、外壁３７を立上り部材２７の上に立設する。
【００１９】さらに、外壁３７の上部のアングル４１に
は、オールアンカー４４をナット３９で取付け、このオ
ールアンカ４４は、上部のコンクリート中に埋設して固
定する。
は、オールアンカー４４をナット３９で取付け、このオ
ールアンカ４４は、上部のコンクリート中に埋設して固
定する。
【００２０】そして、外壁３７の上下部は、コーキング
４６で密閉する。
４６で密閉する。
【００２１】
【発明の効果】本発明は、バルコニー用基礎床版１３
と、立上り部材２７を、プレキャストコンクリートで形
成しているので、バルコニーのコンクリート３２の打設
や、立上り部材２７の形成に、型枠等を必要とせず使用
する現場打ちのコンクリートも少量ですみ、建築現場の
作業が少なくなり、短期間で施行できるようになった。
と、立上り部材２７を、プレキャストコンクリートで形
成しているので、バルコニーのコンクリート３２の打設
や、立上り部材２７の形成に、型枠等を必要とせず使用
する現場打ちのコンクリートも少量ですみ、建築現場の
作業が少なくなり、短期間で施行できるようになった。
【００２２】そして、工場生産できる部分を増加させ、
施工コストを安くできるものである。また、立上り部材
２７は、連結用配筋３１を設けているので、受棒２２や
梁７に強固に固定でき、かつ、建築現場での施工がきわ
めて容易であり、コストを安くできるものである。
施工コストを安くできるものである。また、立上り部材
２７は、連結用配筋３１を設けているので、受棒２２や
梁７に強固に固定でき、かつ、建築現場での施工がきわ
めて容易であり、コストを安くできるものである。
【図１】本発明の概略を示す図
【図２】本発明の構築過程の説明用の図
【図３】本発明の施工完了状態を示す図
【図４】本発明の立上り部に外壁を取付けた状態を示す
図
図
１ 室側基礎床版 ５ 梁筋 ７ 梁 ８ 梁用型枠 １３ バルコニー用基礎床版 ２２ 受棒 ２７ 立上り部材 ２８ 棒状体 ２９ 縦孔 ３１ 連結用配筋 ３２ コンクリート
Claims (2)
- 【請求項１】 室側基礎床版１の外側に、梁型枠８で囲
まれた梁筋５を設け、この梁筋５の外側の外側に、プレ
キャストコンクリートで形成したバルコニー用基礎床版
１３を配置し、前記室側基礎床版１とバルコニー用基礎
床版１３間の上方に、複数本の受棒２２を架設し、この
受棒２２の上に、外壁・アルミサッシュ等の構築物設置
用の、プレキャストコンクリートで形成した立上り部材
２７を配置し、この立上り部材２７に連結用配筋３１の
基部を固定し、連結用配筋３１の先端部を、前記梁用型
枠８内に配置して、この連結用配筋３１を前記受棒２２
に固定し、前記梁用型枠８内と、室側基礎床版１・バル
コニー用基礎床版１３、及び受棒２２の上側に、コンク
リート３２を打設する構築物設置用の立上り部構築工
法。 - 【請求項２】 プレキャストコンクリートで形成した棒
状体２８を設け、この棒状体２８の上面に埋込みアンカ
設置用の縦孔２９を複数箇所に設け、この棒状体２８に
は、連結用配筋３１の基部を埋設し、この連結用配筋３
１の先端部を、棒状体２８の下面より延出して設けた構
築物設置用の立上り部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3159251A JP2977139B2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 構築物設置用の立上り部構築工法と立上り部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3159251A JP2977139B2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 構築物設置用の立上り部構築工法と立上り部材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0510028A JPH0510028A (ja) | 1993-01-19 |
| JP2977139B2 true JP2977139B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=15689667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3159251A Expired - Fee Related JP2977139B2 (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 構築物設置用の立上り部構築工法と立上り部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2977139B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107035143A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-08-11 | 山西建筑工程有限公司 | 保温模板一体化板在飘窗板处安装模板支架及其加固方法 |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP3159251A patent/JP2977139B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0510028A (ja) | 1993-01-19 |
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