JP2000027478A - 立体駐車場の落下防止壁構築法および落下防止壁 - Google Patents

立体駐車場の落下防止壁構築法および落下防止壁

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JP2000027478A
JP2000027478A JP10192514A JP19251498A JP2000027478A JP 2000027478 A JP2000027478 A JP 2000027478A JP 10192514 A JP10192514 A JP 10192514A JP 19251498 A JP19251498 A JP 19251498A JP 2000027478 A JP2000027478 A JP 2000027478A
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panel
girder
prevention wall
concrete
fall prevention
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JP10192514A
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English (en)
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Satoshi Arakami
神 聰 荒
Yutaka Ushimaru
丸 裕 牛
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Nippon Kokan Koji KK
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 落下防止壁を構築する型枠の設置も、コンク
リート打ちも不要な立体駐車場の落下防止壁構築法およ
び落下防止壁を提供する。 【解決手段】 大梁がプレキャストコンクリートパネル
の下部で外側から覆われるようにしてプレキャストコン
クリートパネルを大梁に固定して立設し落下防止壁とす
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体駐車場の落下防
止壁構築法および落下防止壁に関する。
【0002】
【従来の技術】立体駐車場においては、自動車が誤操作
により転落するのを防止するため、図3に示すように、
床20の端に落下防止壁21を立設してある。また、こ
の落下防止壁21から下方にタレ壁22を延設して大梁
23と一体化させてある。このような落下防止壁21
は、型枠を組みコンクリート打ちして形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような従来の落下防止壁の構築では次のような欠点があ
る。 落下防止壁21の構築にあたって、型枠を設置するた
めの足場を建物の外に組まなければならず、作業工数が
多くなる。 床20の落下防止壁21の境界にコンクリート打ち継
ぎ目24が残り、その後処理が必要になる。 タレ壁22の構築に多量のコンクリートを要し、コス
トアップの要因となる。 タレ壁22の荷重が大梁23にかかり、大梁23を大
型化する必要がある。
【0004】このような課題を解決するものとして、本
出願人は、特開平8−105238号の立体駐車場の落
下防止壁構築法を提案した。これは図2に示すように大
梁11がプレキャストコンクリートパネル13の下部で
外側から覆われるようにしてプレキャストコンクリート
パネル13を大梁11に立設し、該プレキャストコンク
リートパネル13を型枠としてコンクリートを打設して
落下防止壁19を構築するものである。
【0005】この構築法によれば、足場の設置が不要と
なるとともに、建物の外からコンクリート打ちした継ぎ
目も見えなくなり好ましいものである。ところが、この
従来の立体駐車場の落下防止壁構築法も、コンクリート
打ちして落下防止壁19を構築するので、プレキャスト
コンクリートパネル13の他に、内側にそのための型枠
を設置しなければならず、手数および工数がかかると共
に、コンクリート打ちする手間もかかるという課題があ
る。本発明は、このような点に鑑み落下防止壁を構築す
る型枠の設置も、コンクリート打ちも不要な立体駐車場
の落下防止壁構築法および落下防止壁を提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1にかかる立体駐車場の落下防止壁
構築法は、大梁がプレキャストコンクリートパネルの下
部で外側から覆われるようにしてプレキャストコンクリ
ートパネルを大梁に固定して立設し落下防止壁とするこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明の請求項2に係る立体駐車場
の落下防止壁構築法は、大梁がプレキャストコンクリー
トパネルの下部で外側から覆われるようにしてプレキャ
ストコンクリートパネルを大梁に固定して立設し、この
プレキャストコンクリートパネル中に配筋された鉄筋
を、コンクリート打ちされて床を形成する位置まで延出
して配筋した後、コンクリート打ちして床を形成し落下
防止壁を構築することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明の請求項3に係る立体駐車
場の落下防止壁は、大梁がプレキャストコンクリートパ
ネルの下部で外側から覆われるようにしてプレキャスト
コンクリートパネルを大梁に固定して立設し、このプレ
キャストコンクリートパネル中に配筋された鉄筋が延出
してコンクリート打ちされた床内に埋設されていること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。まず、図1に示すように、大梁1に
固設した上下一対のブラケット2,2に、プレキャスト
コンクリートパネル(以下、PCパネルという)3を固
定手段4を用いて垂直に固定する。
【0010】固定手段4としては、従来公知の手段を採
用し得る。例えば、ボルトとナットによる螺子結合を挙
げることができる。この時、ブラケット2,2には、上
下方向への長孔を穿設し、PCパネル3の取付位置が調
整できるようにすると望ましい。また、ブラケット2,
2へのボルトとナットの取付方向も、図1に示すように
PCパネル3に直交する方向だけでなく、PCパネル3
にもブラケット(図示せず)を固着することによって、
平行方向に螺合するようにしてもよい。
【0011】前記PCパネル3を落下防止壁とするもの
であるが、PCパネル3は構造物の外壁ともなるので、
その取付けは大梁1がかくれるように、すなわち、大梁
1がPCパネル3の下部で外側から覆われ、かつ上端は
構築しようとする落下防止壁の高さとして取付ける。
【0012】次いで、床7を構成するコンクリートを打
設すべき個所に鉄筋5を配置する。その際、PCパネル
3内に配筋された一部の鉄筋6を外部に延出し、その延
出部6aを、配置した鉄筋5と連結しておく。この鉄筋
6の延出部6aは、必ずしも鉄筋5と連結する必要はな
く、床7を構成するコンクリートが打設される個所に延
出し、コンクリートが打設された時、その中に埋設され
るだけでもよいが、鉄筋5と連結すると強度が向上する
のでより好ましい。
【0013】前記配筋作業が終了したら、コンクリート
を打設して床7を構築する。なお、図中8は、その際コ
ンクリートを受けるテッキプレートである。そして、床
7を構成するコンクリートが固化したら完成する。
【0014】しかして、PCパネル3を落下防止壁とす
るため、大梁1にPCパネル3を固定手段により取付け
固定するだけで落下防止壁を構築することができる。従
って、落下防止壁を構築するコンクリート打ちが必要な
いので、足場を組む必要もなく、型枠の組み付けも必要
なく、落下防止壁の構築が容易であり作業性が著しく向
上すると共に経済的にも有利となる。また、PCパネル
3を落下防止壁とするので、その後の化粧をすることも
なく立体駐車場を美しくレイアウトできる。さらに、P
Cパネル3(落下防止壁)内に配筋された一部の鉄筋6
は、外部に延出して床7を構成するコンクリート中に埋
設されているので、PCパネル3は、強固に取付けられ
て所定の強度を保持することになる。
【0015】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明によ
れば次のような効果を奏する。 (1)PCパネルを落下防止壁とするため、大梁にPC
パネルを固定手段により取付け固定するだけで落下防止
壁を構築でき、落下防止壁の構築が容易であり作業性が
著しく向上すると共に足場、型枠の組み付けも必要な
く、工数も少なく、コンクリートも必要ないので経済的
にも有利となる。 (2)PCパネルを落下防止壁とするため大梁の側面部
分のコンクリート(図3の符号22の部分)がなくなる
ので、全体の重量が軽くなり、大梁を小形化することが
できる。 (3)PCパネル(落下防止壁)内に配筋された一部の
鉄筋は、外部に延出して床を構成するコンクリート中に
埋設されているので、取付けられたPCパネル(落下防
止壁)は、強固となり所定の強度を維持する。 (4)PCパネルを落下防止壁とするので、コンクリー
ト打ちの継ぎ目が生ずることもなく、その後の化粧をす
ることもなく立体駐車場を美しくレイアウトすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】従来例を示す断面図である。
【図3】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 大梁 2 ブラケット 3 PCパネル(落下防止壁) 4 固定手段 5 鉄筋 6 鉄筋 7 床

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大梁がプレキャストコンクリートパネル
    の下部で外側から覆われるようにしてプレキャストコン
    クリートパネルを大梁に固定して立設し落下防止壁とす
    ることを特徴とする立体駐車場の落下防止壁構築法。
  2. 【請求項2】 大梁がプレキャストコンクリートパネル
    の下部で外側から覆われるようにしてプレキャストコン
    クリートパネルを大梁に固定して立設し、このプレキャ
    ストコンクリートパネル中に配筋された鉄筋を、コンク
    リート打ちされて床を形成する位置まで延出して配筋し
    た後、コンクリート打ちして床を形成し落下防止壁を構
    築することを特徴とする立体駐車場の落下防止壁構築
    法。
  3. 【請求項3】 大梁がプレキャストコンクリートパネル
    の下部で外側から覆われるようにしてプレキャストコン
    クリートパネルを大梁に固定して立設し、このプレキャ
    ストコンクリートパネル中に配筋された鉄筋が延出して
    コンクリート打ちされた床内に埋設されていることを特
    徴とする立体駐車場の落下防止壁。
JP10192514A 1998-07-08 1998-07-08 立体駐車場の落下防止壁構築法および落下防止壁 Pending JP2000027478A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015200087A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 株式会社竹中工務店 落下防止壁
JP2021533295A (ja) * 2018-08-07 2021-12-02 ジョン、クレメント、プレストンJohn Clement Preston 多層階構造物及びファサードを構築するファサードパネルシステム並びに方法
CN114319140A (zh) * 2022-02-23 2022-04-12 江西省交通工程集团有限公司 用于在盖梁上进行支座垫石施工的安全防护作业方法

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2021533295A (ja) * 2018-08-07 2021-12-02 ジョン、クレメント、プレストンJohn Clement Preston 多層階構造物及びファサードを構築するファサードパネルシステム並びに方法
JP7397062B2 (ja) 2018-08-07 2023-12-12 ジョン、クレメント、プレストン 多層階構造物及びファサードを構築するファサードパネルシステム並びに方法
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