JPH078438U - アンカーフレーム - Google Patents

アンカーフレーム

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JPH078438U
JPH078438U JP3712993U JP3712993U JPH078438U JP H078438 U JPH078438 U JP H078438U JP 3712993 U JP3712993 U JP 3712993U JP 3712993 U JP3712993 U JP 3712993U JP H078438 U JPH078438 U JP H078438U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アンカーフレームを高さ調節ができるようにす
る。 【構成】ベース部材13と、ベース部材13に立設され
た高さ可変の支柱15とを設ける。支柱15の上部に保
持されている一方アンカーボルト23を保持する保持部
材17とを設ける。支柱15は、上下に互いに接合され
ることにより一体に組み立てられる複数の組立部材35
からなる。支柱15はベース部材13のほぼ中央に立設
された単柱からなる。保持部材17はアンカーボルト2
3を、アンカーボルト23の保持部材17に対する上下
方向の相対位置が変化するように保持する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、立体駐車設備のような建築物における上部構造体としての柱を基礎 部に連結するアンカーフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】
建築物においては、複数の鉄筋が組み合わされた基礎構造体にコンクリートを 打設することによって基礎部が形成され、アンカーフレームは上記基礎部に上部 構造体としての柱を連結するものである。例えば、立体駐車設備では、基礎部と しての地中梁にアンカーフレームが固定され、該アンカーフレームにアンカーボ ルトを介して駐車塔等を支える柱を連結している。
【0003】 図11および図12に示すように、アンカーフレーム101は、ベース部材1 03と、該ベース部材103上の平面視正方形の四隅に配置され上下方向に延び る4本の支柱105とを備え、該支柱105の上部に4本のアンカーボルト10 7,107が保持されている。該アンカーボルト107の先端部はコンクリート 打設後に形成された上記地中梁109の上面よりも上方へ突出し、該アンカーボ ルト107の先端部に柱111の下端に設けられたベース部材113が締結され るようになっている。
【0004】 立体駐車設備の基礎工事の際、アンカーフレーム101はあらかじめ基礎構造 体115の設置面117上に設置され、この後多数の鉄筋119,119,…を 組み合わせて基礎構造体115を構築する。アンカーフレーム101は基礎構造 体115の水平方向に延びる多数の鉄筋119の間に立設されているため、鉄筋 119は4本の支柱105を避けるように配置されている。なお、121は、工 事中にアンカーボルト107を所定の位置に保持する位置決め部材である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記アンカーフレーム101において、基礎構造体115の設置面117から 地中梁109の上面までの高さ(アンカーフレーム101の埋設深さ)が変更さ れるとアンカーボルト107が地中梁109の上面から突出する長さが変化する ため、柱111の取り付けに支障をきたす。一方、このアンカーフレーム101 の埋設深さは駐車設備毎に異なると共に地中障害物等によって変更されることが あるため、駐車設備毎にアンカーフレーム101を製作しなければならないと共 に、アンカーフレーム101の埋設深さが変更された場合にはアンカーフレーム 101を作り直さなければならないという問題があった。
【0006】 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであって、アンカーフレームを高さ 調節ができるようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、ベース部材に立設される支柱を高さ可変 にするものである。
【0008】 具体的に、請求項1に係る考案が講じた解決手段は、ベース部材と、該ベース 部材に立設された高さ可変の支柱と、該支柱の上部に保持されている一方アンカ ーボルトを保持する保持部材とを備えた構成とする。
【0009】 また、請求項2に係る考案が講じた解決手段は、請求項1記載のアンカーフレ ームにおいて、上記支柱を上下に互いに接合されることにより一体に組み立てら れる複数の組立部材から構成する。
【0010】 一方、請求項3に係る考案が講じた解決手段は、請求項1記載のアンカーフレ ームにおいて、上記支柱を、上記ベース部材に固定された下部支柱と、該下部支 柱に対する上下方向の相対位置が変化するように設けられた上部支柱とから構成 する。
【0011】 また、請求項4に係る考案が講じた解決手段は、請求項1,2または3記載の アンカーフレームにおいて、上記支柱を上記ベース部材のほぼ中央に立設された 単柱から構成する。
【0012】 さらに、請求項5に係る考案が講じた解決手段は、請求項1,2,3または4 記載のアンカーフレームにおいて、上記保持部材が上記アンカーボルトを、該ア ンカーボルトの上記保持部材に対する上下方向の相対位置が変化するように保持 した構成とする。
【0013】
【作用】
上記の構成により、請求項1に係る考案では、支柱は高さ可変であるので、ア ンカーフレームの埋設深さの大小に応じてアンカーボルトの高さが調節され、ア ンカーボルトが基礎部から突出する長さが常に一定になる。
【0014】 また、請求項2に係る考案では、支柱は上下に互いに接合されることにより一 体に組み立てられる複数の組立部材からなり、組立部材の個数を変えることによ って支柱の長さが調節され、アンカーボルトの高さが調節される。
【0015】 一方、請求項3に係る考案では、支柱は、ベース部材に固定された下部支柱と 、該下部支柱に対する上下方向の相対位置が変化するように設けられた上部支柱 とからなり、上部支柱の高さを変化させることによって支柱の長さが調節され、 アンカーボルトの高さが調節される。
【0016】 また、請求項4に係る考案では、支柱が基礎構造体の水平方向へ延びる鉄筋を 配設する際の障害となる場合においても、支柱は単柱からなるので、従来におけ る4本の支柱からなるアンカーフレームよりも障害の程度が軽減され、鉄筋を配 設しやすい。
【0017】 また、請求項5に係る考案では、保持部材はアンカーボルトを、該アンカーボ ルトの保持部材に対する上下方向の相対位置が変化するように保持しているので 、支柱の高さを調節した後であっても、アンカーボルトが保持される部分だけを 必要に応じて高さ調節でき、現場での作業が容易になる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0019】 図1は本考案の第1実施例に係るアンカーフレームが適用された立体駐車設備 の基礎部を示す。アンカーフレーム1は、建築物において、基礎構造体3にコン クリートを打設することによって形成される基礎部に上部構造体を固定するもの である。本実施例では、基礎部としての地中梁5に駐車塔を支える上部構造体と しての柱7を連結する場合について説明する。
【0020】 基礎構造体3は、水平方向に延びる鉄筋9,9,…および上下方向へ延びる図 示しない鉄筋から組み立てられた箱状に形成され、略水平な設置面上に水平方向 に延びるように設けられている。地中梁5は、基礎構造体3よりも上方までコン クリートが打設されることにより形成され、地中梁5の上面5aが基礎構造体3 よりも上方に形成されている。
【0021】 アンカーフレーム1は、基礎構造体3の設置面11上に固定されるベース部材 13と、ベース部材13に立設された高さ可変の支柱15と、該支柱15の上部 に保持されている一方ボルトユニットBUを保持する保持部材17とを備えてい る。支柱15はベース部材13のほぼ中央に立設された単柱からなる。
【0022】 ベース部材13は基礎構造体3の設置面11に図示しないホールインアンカー で固定され、ベース部材13の上面の中央部にはリブ19で補強されており支柱 15と連結される連結部21が設けられている。
【0023】 ボルトユニットBUは、4本のアンカーボルト23,23と、各アンカーボル ト23の上側ねじ部23aに螺着された上側位置決め板25Aと、アンカーボル ト23に挿通され該アンカーボルト23に対して上下動自在な下側位置決め板2 5Bと、各アンカーボルト23の下側ねじ部23bに螺着されている固定用板部 材27とからなり、これらの部材23,25A,25Bはあらかじめ工場で一体 に組み付けられている。
【0024】 4本のアンカーボルト23は、上下方向へ延びるように設けられ、コンクリー ト打設後に形成される地中梁5よりも上方へ突出する上側ねじ部23aに柱7の ベース部材29が締結されるようにされている。
【0025】 保持部材17は、アンカーボルト23を、該アンカーボルト23の保持部材1 7に対する上下方向の相対位置が変化するように保持するように構成されている 。具体的に、保持部材17は、保持部材本体31と、アンカーボルト23が下側 位置決め板25Bが取り付けられる筒状のアンカーボルト取付部33とを有し、 アンカーボルト取付部33が保持部材本体31に螺合されることによって上下方 向へ移動可能とされている。
【0026】 さらに、各アンカーボルト23は、上記立体駐車設備の基礎工事の現場におい てアンカーボルト取付部33の高さ調節がされた後に、下側位置決め板25Bが アンカーボルト取付部33に溶接により固定されると共に固定用板部材27が保 持部材17の保持部材本体31または支柱15に溶接により固定されることによ って、保持部材17に固定されるようにされている。
【0027】 支柱15は、高さ可変にされており、本実施例においては、上下に互いに接合 されることにより一体に組み立てられる複数の組立部材35,35から構成され ている。具体的に、該組立部材35は、その下端部におねじ部37が上端部にめ ねじ部39がそれぞれ設けられており(図2参照)、おねじ部37が連結部21 に螺合する一方めねじ部39が保持部材本体31に螺合すると共に、上下に隣接 する組立部材35の一方のおねじ部37と他方のめねじ部39とが相互に締結す るようにされている(図2参照)。ここで、図1は支柱が2個の組立部材35か らなる場合のアンカーフレーム1を示す。図3(a)は支柱15が設られていな い状態のアンカーフレーム1を示し、図3(b)は支柱15が3個の組立部材3 5からなる場合のアンカーフレーム1を示す。
【0028】 次に、上記アンカーフレーム1の据え付け作業の一例を説明する。 基礎構造体3の設置面11上にアンカーフレーム1のベース部材13を設置す ると共に、設置面11からコンクリート打設後に形成される地中梁5の上面まで の高さ(アンカーフレーム1の埋設深さ)に基づいて、所定個数の組立部材35 をベース部材13に順に連結する。所定個数の組立部材35からなる支柱15の 上端に保持部材17を連結する。この後、水平方向の鉄筋9および上下方向の鉄 筋を組み合わせる配筋作業を行い、これにより、設置面11上に基礎構造体3を 構築する。この際、水平方向の鉄筋9を組立部材35を避けるように湾曲させて 配設する。また、アンカーフレーム1の埋設深さに変更があったときには組立部 材35の個数を増減して支柱15の高さを調節する。
【0029】 次に、ボルトユニットBUを保持部材17に固定する。この場合、まずボルト ユニットBUの下側位置決め板25Bを保持部材17のアンカーボルト取付部3 3の上端部に固定するが、下側位置決め板25Bが基礎構造体3の鉄筋9に結束 できるようにするため、アンカーボルト取付部33の高さを微調節する。この後 、下側位置決め板25Bを、溶接によって保持部材17に固定すると共に鉄筋9 に結束する。さらに、ボルトユニットBUをアンカーボルト23の上側ねじ部2 3aが地中梁5の上面よりも上方へ突出する高さに保持し、固定用板部材27を その高さに位置する保持部材17または組立部材35に溶接によって固定して、 アンカーフレームの据え付け作業は完了する。この後、コンクリートを打設して 地中梁5を形成する。
【0030】 本実施例によれば、支柱15が高さ可変であることによって、アンカーボルト 23のベース部材13からの高さを調節することができ、コンクリートの上面か ら突出する長さを常に一定にすることができる。したがって、種々の立体駐車設 備におけるアンカーボルト23の埋設深さに対応できると共に、埋設深さを変更 する必要が生じた場合にもアンカーフレーム1を作り直すことなく埋設深さの変 更に迅速に対応することができ、アンカーフレーム1の量産が可能になると共に 作り直しの無駄を解消することができる。また、アンカーフレーム1はベース部 材13と支柱15と保持部材17とから構成されているので、運搬が容易である と共にクレーンを使用することなくアンカーフレーム1を据え付けることができ る。
【0031】 また、支柱15は単柱であるので、支柱15が鉄筋9の障害となる程度が従来 よりも軽減され、鉄筋9をアンカーボルト23を避けて配設しやすくなり、鉄筋 9を組み合わせる配筋作業を容易にすることができる。
【0032】 さらに、アンカーボルト取付部33が保持部材本体31に対して上下動可能に されていることによって高さの微調節ができるので、保持部材17を支柱15を 介してベース部材13に取り付けた後に、アンカーボルト23の高さの微調節や 下側位置決め板25Bの高さの微調節が可能になり、現場でのアンカーボルト2 3の高さ調節作業を容易にすることができる。
【0033】 次に、図4は第1実施例の変形例を示す。図4は、支柱15が1個の組立部材 35からなる場合を示している。本変形例は、組立部材35としてL型鋼が用い られ、該組立部材35の上下端部に長孔41,41が設けられている。一方、ベ ース部材13の連結部21がL型鋼により形成されていると共に保持部材17の 下端部にL型鋼からなる連結部43が設けられている。両連結部21,43にそ れぞれ長孔41,41が設けており、組立部材35の長孔41と対応する両連結 部21,43の長孔41とに挿通された図示しないボルトで締結されることによ って、組立部材35とベース部材13の連結部21、組立部材35と保持部材1 7の連結部43が連結される。
【0034】 本変形例によれば、L型鋼に長孔41を設けるだけの簡単な構造で、第1実施 例と同様にアンカーフレーム1の高さ調節が可能になる。
【0035】 次に、図5および図6は本考案の第2実施例を示す。本実施例に係る支柱15 は、ベース部材13に固定された下部支柱45と、該下部支柱45に対する上下 方向の相対位置が変化するように設けられた上部支柱47とから構成されている 。具体的に、下部支柱45はベース部材13に固定され、上部支柱47には上下 方向へ向かって複数の貫通孔49が設けられており、複数の貫通孔49のいずれ かと下部支柱45の挿通孔51とに挿通されたボルトで締結されることによって 、上部支柱47は下部支柱45に対して上下方向の位置が変化する。また、複数 の貫通孔49のいずれかと保持部材17の挿通孔53とに挿通されたボルトで締 結されることによって、保持部材17の高さ調節をすることもできる。 また、保持部材17には、4本のアンカーボルト23を支持する上下2個のボ ルト受け部材55,55が固定されている。図示しないが、ボルト受け部材55 には、図1における固定用板部材27とアンカーボルト23との連結関係と同じ ように、アンカーボルト23の上側ねじ部23aと下側ねじ部23bに螺合され たそれぞれ上下2個のナットによってアンカーボルト23が締結されるように構 成されている。
【0036】 本実施例によれば、上部支柱47が下部支柱45に対して上下方向の相対位置 が変化するように設けられているので、アンカーフレーム1の埋設深さの大小に 応じてアンカーボルト23のベース部材13からの高さを調節することができ、 第1実施例と同様に、アンカーフレーム1の量産が可能になると共に作り直しの 無駄を解消することができる 次に、図7および図8は本考案の第3実施例を示す。本実施例に係るアンカー フレーム1は、第2実施例における下部支柱45の外面におねじ部57が設けら れている一方、保持部材17と上部支柱47とが一体に形成された一体部材59 を備え、該一体部材59の内面にめねじ部61が設けられている。一体部材59 は下部支柱45に対して、下部支柱45のおねじ部57と一体部材59のめねじ 部61とが螺合することによって、上下移動可能とされている。また、一体部材 59は、図示しない回り止め用のボルトが締結される締結孔63を有する。
【0037】 また、一体部材59の外面には上下2個のボルト受け部材55,55が螺合す るおねじ部65が設けられており、該おねじ部65によって、一体部材59はア ンカーボルト23を、該アンカーボルト23の一体部材59に対する上下方向の 相対位置が変化するように保持している。
【0038】 本実施例によれば、下部支柱45のおねじ部57と一体部材59のめねじ部6 1とによって一体部材59の連続した高さ調節ができると共に、一体部材59の おねじ部65によってアンカーボルト23の連続した高さ調節ができるので、き め細かな高さ調節を行うことができる 次に、図9および図10は本考案の第4実施例を示す。本実施例に係るアンカ ーフレーム1は、複数の支柱15,15を備え、各支柱15は図11に示す従来 の支柱105よりも大きな間隔で配置されている。
【0039】 各支柱15は下部支柱45,45と上部支柱47,47とからなり、下部支柱 45と上部支柱47とには上下方向へ向かって複数の長孔67,67,…が設け られている。各支柱15は、下部支柱45の複数の長孔67と上部支柱47の複 数の長孔67との締結位置を変えることによって、高さ可変とされている。
【0040】 保持部材17は複数の支柱15に対応する複数のフレーム部材69,69を有 し、該フレーム部材69にも上下方向へ向かって複数の長孔71,71が設けら れている。図示しないが、複数の長孔71と上部支柱47の複数の長孔67との 締結位置を変えることによって、保持部材17は高さ調節ができるようにされて いる。また、複数の長孔71を利用して上下2個のボルト受け部材55が締結さ れ、長孔71の締結位置を変えることによってアンカーボルト23の保持部材1 7に対する上下方向の相対位置が変化するようにされている。
【0041】 本実施例によれば、複数の支柱15が図12に示す従来よりも大きな間隔で配 置されているので、延出部材45が基礎構造体3の鉄筋9の障害となる程度を従 来よりも軽減することができる。また、下部支柱45と上部支柱47とによって 支柱15が高さ可変となることによってアンカーボルト23のベース部材13か らの高さを調節することができると共に、保持部材17によってアンカーボルト 23の高さ調節を行うことができる。
【0042】 次に、第4実施例の変形例を示す。本変形例は、図11の従来のアンカーフレ ーム101の支柱105を上下に分割し、上側を保持部材17とし下側を支柱1 55としたような構造である。支柱15を下部支柱45と上部支柱47とから構 成し、上部支柱47に設けた長孔によって支柱の高さを高さ可変とする。
【0043】 本変形例によっても、第4実施例と同様に、高さ可変の支柱によってアンカー ボルト23の高さ調節を行うことができる。
【0044】
【考案の効果】
以上のように、請求項1に係る考案によれば、支柱は高さ可変であるので、ア ンカーボルトの高さ調節ができ、種々のアンカーフレームの埋設深さに対応でき ると共に埋設深さを変更する必要が生じた場合にも作り直すことなく埋設深さの 変更に迅速に対応することができ、アンカーフレームの量産が可能になると共に 作り直しの無駄を解消することができる。また、アンカーフレームはそれぞれ別 体のベース部材と支持部材と支柱とから構成されているので、アンカーフレーム の運搬および据付作業を容易にすることができる。
【0045】 また、請求項2に係る考案によれば、支柱は上下に互いに接合されることによ り一体に組み立てられる複数の組立部材からなり、組立部材の個数を変えること によってアンカーフレームの埋設深さの大小に応じてアンカーボルトのベース部 材からの高さを調節することができ、請求項1に係る考案と同様に、アンカーフ レームの量産および作り直しの無駄解消が可能になると共に、アンカーフレーム の運搬および据付作業を容易にすることができる。
【0046】 一方、請求項3に係る考案によれば、支柱は、ベース部材に固定された下部支 柱と、該下部支柱に対する上下方向の相対位置が変化するように設けられた上部 支柱とからなり、上部支柱の高さを変化させることによって請求項1に係る考案 と同様に、アンカーフレームの量産および作り直しの無駄解消が可能になると共 に、アンカーフレームの運搬および据付作業を容易にすることができる。
【0047】 また、請求項4に係る考案によれば、支柱は単柱からなるので、支柱が基礎構 造体の鉄筋の障害となる程度が従来よりも軽減され、鉄筋をアンカーボルトを避 けて配設しやすくなり、鉄筋を組み合わせる配筋作業が容易になる。
【0048】 また、請求項5に係る考案によれば、保持部材はアンカーボルトを、該アンカ ーボルトの保持部材に対する上下方向の相対位置が変化するように保持している ので、支柱の高さを調節した後であっても、アンカーボルトが保持される部分だ けを必要に応じて高さ調節でき、現場でのアンカーボルトの高さ調節作業を容易 にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るアンカーフレームで
あって、据え付け状態を示す断面図である。
【図2】上記アンカーフレームであって、組立部材の連
結状態を示す拡大断面図である。
【図3】上記アンカーフレームの正面図であって、
(a)は支柱が設られていない場合、(b)は3個の組
立部材からなる支柱が設けられている場合である。
【図4】第1実施例の変形例に係るアンカーフレームで
あって、支柱の連結状態を示す分解図である。
【図5】本考案の第2実施例に係るアンカーフレームの
正面図である。
【図6】上記アンカーフレームであって、支柱の連結状
態を示す拡大断面図である。
【図7】本考案の第3実施例に係るアンカーフレームの
正面図である。
【図8】上記アンカーフレームであって、支柱の連結状
態を示す拡大断面図である。
【図9】本考案の第4実施例に係るアンカーフレームの
正面図である。
【図10】上記アンカーフレームであって、支柱の連結
状態を示す拡大図である。
【図11】従来のアンカーフレームであって、据え付け
状態を示す断面図である。
【図12】従来のアンカーフレームの平面図である。
【符号の説明】
13 ベース部材 15 支柱 17 保持部材 23 アンカーボルト 35 組立部材 45 下部支柱 47 上部支柱

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材と、 該ベース部材に立設された高さ可変の支柱と、 該支柱の上部に保持されている一方アンカーボルトを保
    持する保持部材とを備えていることを特徴とするアンカ
    ーフレーム。
  2. 【請求項2】 上記支柱は、上下に互いに接合されるこ
    とにより一体に組み立てられる複数の組立部材からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のアンカーフレーム。
  3. 【請求項3】 上記支柱は、上記ベース部材に固定され
    た下部支柱と、該下部支柱に対する上下方向の相対位置
    が変化するように設けられた上部支柱とからなることを
    特徴とする請求項1記載のアンカーフレーム。
  4. 【請求項4】 上記支柱は上記ベース部材のほぼ中央に
    立設された単柱からなることを特徴とする請求項1,2
    または3記載のアンカーフレーム。
  5. 【請求項5】 上記保持部材は上記アンカーボルトを、
    該アンカーボルトの上記保持部材に対する上下方向の相
    対位置が変化するように保持していることを特徴とする
    請求項1,2,3または4記載のアンカーフレーム。
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