JP2649216B2 - アンカーフレーム - Google Patents

アンカーフレーム

Info

Publication number
JP2649216B2
JP2649216B2 JP6159546A JP15954694A JP2649216B2 JP 2649216 B2 JP2649216 B2 JP 2649216B2 JP 6159546 A JP6159546 A JP 6159546A JP 15954694 A JP15954694 A JP 15954694A JP 2649216 B2 JP2649216 B2 JP 2649216B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
fixed
frame
base
bolt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6159546A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07252847A (ja
Inventor
治克 角屋
憲雄 野田
圭介 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Kogyo KK filed Critical Asahi Kasei Kogyo KK
Priority to JP6159546A priority Critical patent/JP2649216B2/ja
Publication of JPH07252847A publication Critical patent/JPH07252847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2649216B2 publication Critical patent/JP2649216B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、建造物の柱脚等の固定
に使用するアンカーボルトを保持するアンカ−フレ−ム
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】建造物等の柱脚を基礎構造物に固定する
方法としては、埋込式、根巻式及びアンカーボルト式が
あるが、基礎床面の利用空間が広くとれること及び施工
性が良好なことから、アンカーボルトによるものが多く
実施されている。 【0003】アンカーボルト式は、基礎構造物のコンク
リートにアンカーボルトを埋込むもので、一般には、図
10に示すように、捨コン23上へ鋼製フレーム24を組んで
固定し、この鋼製フレーム24にアンカーボルト15を取付
けてコンクリートを打設してアンカーボルト15の埋設を
行っている。この方式のものは、アンカーボルト15の固
定が強固にできるという利点はあるが、鋼製フレーム24
は工場等で溶接製作して現場に搬入するため、レッカー
等の重機が必要になるとともに、鋼製フレーム24が大き
いため、基礎構造物の配筋の障害となるばかりでなく、
溶接で取付固定方式のため位置修正が困難で、施工性が
悪いという欠点がある。 【0004】そこで、上記のような鋼製フレームを使用
しないで、アンカーボルト自身でフレームを組む方式の
ものが提案されてきた(実開昭60−58645 号公報参
照)。このアンカーは図11に示すように、アンカーボル
ト15の下端部を基礎地盤に据付けた定着板25に固定させ
ると共に、上端部を添プレート14によって固定すること
により、従来のような大型な鋼製フレームを使用するこ
となく、堅牢に組立てできるようにしたものである。 【0005】 【発明が解決しようとする問題点】しかし、上記改良方
式のものは、アンカーボルトの高さ方向の調整代が小さ
いため、厚さの異なる各種基礎構造物に適用させるに
は、アンカーボルトの長さを100mm ピッチの違いで各種
揃えておく必要があり、コスト高を招き、製作、在庫に
も労力を要することになる。また、長尺のアンカーボル
トを使用するときは、重いため施工性が低下する。さら
に、隅柱に対応するときは、下部の座金付ナットのはめ
込みが困難である、という欠点がある。 【0006】本発明は、上記従来方式の改善を図ろうと
するもので、比較的高価格であるアンカーボルトの長さ
別の種類を削減し、小種大量生産とすることにより大巾
なコストダウンができると共に、在庫管理が容易に、し
かも、アンカーボルトの長さを従来のものより短くする
ことにより、重量の軽減を図り、施工性を向上させ、さ
らに隅柱に対しても施工を容易にすることができるアン
カ−フレ−ムを提供しようとするものである。 【0007】 【問題点を解決するための手段】本発明アンカ−フレ−
ムの構成を実施例に対応する図1〜図9を参照して説明
すると、本発明は、コンクリートまたは地盤に固着され
る枠状のベース2と、このベ−スにその下端側において
固定され互いに所定間隔をおいて立設される複数本の竪
杆7,7とよりなり、これら竪杆7の各上部には、アン
カ−ボルト15を、竪杆7に対し所要の上下位置に固定す
る、互いに独立した固定手段13を設けたことを特徴とす
るものである。 【0008】 【作用】ベ−ス2は枠状となっており、地盤に対して横
移動や上下移動を防ぐステコンアンカ−5を使用して固
定される。竪杆7はベ−ス2に対しほぼ垂直に立設され
る。そして、竪杆7は、アンカ−ボルト15を竪杆7の上
部において固定することにより堅牢に自立する。これ
は、配筋施工時や、コンクリ−ト打設時などに、アンカ
−ボルトが横方向力等を受けると、竪杆7自身の脚部に
は軸力や曲げモ−メントが作用することになるが、これ
らの力の反力として竪杆7に対し直角に固定されたベ−
ス2が、その応力を負担することになる。また、ベ−ス
2が枠状として形成され、これがステコンアンカ−5に
より地盤に固着されていることで、アンカ−フレ−ム全
体がより堅牢な状況になる。また、竪杆7とアンカ−ボ
ルト15が偏芯して固定された場合、竪杆7の脚部にはア
ンカ−ボルト15自身の重量で曲げモ−メントが発生する
が、ベ−ス2はこの曲げ応力に対しても負担できるた
め、竪杆7が堅牢に自立する。 【0009】 【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1〜図6において、1は本発明によるア
ンカーフレームで、ベース2と複数本の竪杆7,7と固
定手段13とにより構成されている。ベース2は、アング
ル材により方形枠状に形成されており、その四隅にはそ
れぞれ内方に向けて固定用ボルト3,3が溶接により突
設され、ナット4が螺合されるようになっていると共
に、ベース2の各辺のアングル材には、地盤(ステコ
ン)23に埋設されたステコンアンカー5(図5参照)に
挿通する取付孔6,6が設けられている。 【0010】竪杆7は、アングル材により上下に長く形
成され、その下端部における稜部には、前記固定用ボル
ト3の挿通孔8(図3参照)が設けられ、この挿通孔8
をベ−ス2の固定用ボルト3に嵌入した後、ナット4の
締付けによりベ−ス2に対して立設固定されるようにな
っている。それにより、これら各竪杆7,7は互いに所
定間隔をおいて独立して立設されることになる。また、
竪杆7の上部には、アングル材の内側方向に折曲して直
立した半受部9に、L形材10を対向するよう固着して、
それら半受部9とL形材10との間にアンカ−ボルト15を
受け入れるための挿通孔11を形成するとともに、L形材
10の稜部には押ボルト12を進退自在に螺合し、これが後
述するアンカーボルトの固定手段13となっている。 【0011】次に、本発明によるアンカ−フレ−ム1の
使用方法について、図5、図6を参照しながら説明す
る。14は複数本のアンカ−ボルト15をその上部において
結合、垂設するテンプレートで、方形状に形成されてお
り、その四隅部を含む周辺部には、ほぼ等間隔で複数の
取付孔(図示を略す)が設けられている。また、アンカ
ーボルト15は上端部及び下端部に外ネジ16,17が設けら
れ、上端部の外ネジ16は比較的長く形成されている。こ
の各アンカーボルト15は、その上端部外ネジ16をテンプ
レート14の孔に挿通して、テンプレート16の上下両面か
ら螺合したナット18,18で挟んで取付けられると共に、
アンカーボルト15の下端部の外ネジ17にもナット19が螺
着される。 【0012】そして、前記のようにテンプレート14に垂
設されたアンカーボルト15の群は、その中で前記竪杆
7,7とそれぞれ対応位置にあるところの、テンプレー
ト14の四隅部に位置するアンカーボルト15,15を、その
下端部からアンカ−フレ−ム1の竪杆7,7固定手段13
の挿通孔11,11に挿通し、適宜な高さにおいて押ボルト
12,12を締め付けて固定するのである。 【0013】図7〜図9は本発明の他の実施例を示した
もので、竪杆7にアングル材を使用することは前記実施
例と同じであるが、ベース2の四隅部には固着したボル
ト3に代わってボルト挿通孔20,20が設けられていると
共に、竪杆7の下端部にもこれと対応してボルト挿通孔
21,21が設けられており、竪杆7は、図示のようにベー
ス2の隅部に添接され、取付用ボルト・ナット(図示を
略す)によって固定するようになっいる。また、竪杆7
の上部のアンカーボルト固定手段13は、竪杆7の上端部
にアングル材等によるブラケット22を固設し、これにア
ングル材を互いに両端部で固着してアンカーボルト15の
挿通孔11を形成し、一方のアングル材に押しボルト12を
螺合した構成としたものである。 【0014】本発明のアンカ−フレ−ムは上述のように
構成されており、施工にあたっては、まず、地盤にステ
コンアンカー5,5を埋設し、それにベース2を取付孔
6,6を介して嵌め合せる。次いで、ベース2の四隅部
に竪杆7,7の下端部を添接して固定、立設する。そし
て、別に用意したテンプレート14にアンカーボルト15,
15を垂設して、その中の隅部にある4本を各竪杆7,7
のアンカーボルト固定手段13の挿通孔11に挿入して固定
すると共に、テンプレート14を下げ振り(図示を略す)
を利用して所定の位置に合わせた後、ステコンアンカー
5,5にナットを締め込んでベ−ス2を固定する。 【0015】この場合、アンカーボルト15,15の高さ
は、アンカーボルト15の固定手段13への挿入深さによっ
て調節することができ、その範囲は、アンカーフレーム
1の高さからアンカーフレーム1の高さにアンカーボル
ト15の高さを加えた高さ付近まで広範に行うことができ
る。なお、上記実施例では、いずれも竪杆7に対して各
1本のアンカ−ボルト15が固定されるべく固定手段13が
設けられているが、1本の竪杆7に対して2本以上のア
ンカ−ボルト15が固定できるようにすることも可能であ
る。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンカー
フレ−ムは、枠状に形成したベ−スに、複数本の竪杆が
所定の間隔をおいて各独立して立設されるとともに、各
竪杆の上部にアンカ−ボルトの固定手段が独立して設け
られたものであるから、次のように多くの優れた効果を
奏するものである。 【0017】(1)各竪杆を立設状態に支持するベ−ス
は枠状に形成されており、地盤に対してアンカ−を使用
して固着されるので、ベ−スは面としての働きをなすの
で、立設した竪杆に水平力等の外力が作用した場合に、
その反力の分担ができるので、強固なアンカ−フレ−ム
が形成できるとともに、アンカ−ボルトとテンプレ−ト
を含めて組立てたものを地盤に固着した状態では、フレ
−ム全体の剛性が高まり堅牢なものとなる。そして、コ
ンクリ−トを流したときの位置ずれや変形も生じにく
い。 【0018】(2)アンカ−フレ−ムは、枠状のベ−ス
に複数の竪杆が間隔をおいて立設されたものであり、ア
ンカ−ボルトはそれら各竪杆に固定されるので、配筋作
業が円滑、容易に行える。 【0019】(3)アンカ−ボルトはアンカ−フレ−ム
に対し、適宜長さの竪杆とその上部の固定手段により、
所望の高さに固定することができるので、アンカ−ボル
トの長さの種類を著しく少なくでき、小種大量生産が可
能となって、大巾なコストダウンができると共に、在庫
管理も容易となる。しかも、アンカーボルトは竪杆上部
にある固定手段で固定されているので、従来のアンカ−
ボルトに比して短尺のものを使用できるので、重量が軽
減され施工性が向上できる。また、アンカーフレーム
は、運搬が便利で搬入のための重機も不要となり、か
つ、隅柱に対しても好適である等、多くの利点を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明アンカ−フレ−ムの一実施例を示す正面
図である。 【図2】同アンカーフレームにおいて使用するベ−スの
正面図である。 【図3】ベースと竪杆との固定状態を示す拡大平断面図
である。 【図4】アンカーボルトの固定手段の部分を示す拡大平
断面図である。 【図5】本発明アンカ−フレ−ムの使用状態を説明する
正面図である。 【図6】アンカーボルトの配置とその固定状態を説明す
る平断面図である。 【図7】本発明の他の実施例及びその使用状態を示す要
部正面図である。 【図8】同ベースと竪杆との取付状態を示す平断面図で
ある。 【図9】同アンカーボルトの配置及び固定状態を示す平
断面図である。 【図10】従来装置を示す正面図である。 【図11】他の従来装置を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 アンカーフレーム 2 ベース 3 固定用ボルト 5 ステコンアンカー 7 竪杆 11 挿通孔 12 押ボルト 13 アンカーボルト固定手段 14 テンプレート 15 アンカーボルト 16,17 外ネジ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 コンクリートまたは地盤に固着される枠状のベースと、
    このベ−スにその下端側において固定され互いに所定間
    隔をおいて立設される複数本の竪杆とよりなり、これら
    竪杆の各上部には、アンカ−ボルトを、竪杆に対し所要
    の上下位置に固定する互いに独立した固定手段を設けた
    ことを特徴とする、アンカーフレ−ム。
JP6159546A 1994-06-17 1994-06-17 アンカーフレーム Expired - Fee Related JP2649216B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159546A JP2649216B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 アンカーフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6159546A JP2649216B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 アンカーフレーム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3173042A Division JP2548639B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 アンカーボルト定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07252847A JPH07252847A (ja) 1995-10-03
JP2649216B2 true JP2649216B2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=15696118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6159546A Expired - Fee Related JP2649216B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 アンカーフレーム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2649216B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428803U (ja) * 1977-07-29 1979-02-24
JPS63194947U (ja) * 1987-06-05 1988-12-15
JPS64648U (ja) * 1987-06-18 1989-01-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07252847A (ja) 1995-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2750338B2 (ja) アンカーフレーム
JP2649216B2 (ja) アンカーフレーム
JP5325709B2 (ja) 鉄骨露出型柱脚構造の施工方法
JP2008291438A (ja) アンカーフレーム
JP2694431B2 (ja) アンカーボルトの施工方法
JP3453895B2 (ja) 大型鉄骨架構のアンカーボルト据付け方法
JPH0536042Y2 (ja)
JP2878800B2 (ja) アンカーボルト定着装置
JP2630623B2 (ja) アンカーボルトの設置工法とそれに使用するアンカーボルト支持装置
JP2566470Y2 (ja) 構築用アンカーボルトの固定装置
JP2548639B2 (ja) アンカーボルト定着装置
JP2003105774A (ja) 鋼管構造の柱脚部用アンカー設置装置
JP2832708B2 (ja) アンカ−フレ−ム
JPH0115774Y2 (ja)
JP3244102U (ja) スチールハウスの基礎構造およびそれに用いるアンカーセット
JP2860501B2 (ja) コンクリート基礎
JP2601752B2 (ja) 曲面型わく
JPH0447300Y2 (ja)
JPH0220778B2 (ja)
JP2005256424A (ja) 鉄骨露出型柱脚構造
JP2583489Y2 (ja) アンカーフレーム
JPH0524721Y2 (ja)
JP2511888Y2 (ja) 二重床における設備機器類の固定装置
JP3261526B2 (ja) 鋼橋脚用アンカーフレーム及びこれを用いたフーチング
JP2024089731A (ja) プレキャスト腰壁設置工法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970318

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees