JP2002348596A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2002348596A
JP2002348596A JP2001153754A JP2001153754A JP2002348596A JP 2002348596 A JP2002348596 A JP 2002348596A JP 2001153754 A JP2001153754 A JP 2001153754A JP 2001153754 A JP2001153754 A JP 2001153754A JP 2002348596 A JP2002348596 A JP 2002348596A
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Japan
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carbon atoms
acetate
acid
mass
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JP2001153754A
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Shin Aihara
伸 相原
Kazukuni Tsukuda
一訓 佃
Nobuyuki Ogura
信之 小倉
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレや浴室などの硬質表面に対して防汚効
果及び防臭効果の両方を満足させることのできる洗浄剤
組成物を提供する。 【解決手段】 (a)4級アンモニウム基又は3級アミ
ノ基を有するモノマー単位を構成単位として有する重合
体、(b)界面活性剤及び(c)1−ヘプタノール等の
特定の化合物群から選ばれる1種以上の香料成分を含有
する洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄剤組成物、特
に硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】生活場面では様々な場所で汚れが発生
し、それらの汚れを除去するために各種の洗浄剤が開発
され、その洗浄力を強化すべく検討がなされてきた。一
方汚れを付きにくくする技術及び処理を施すことで付い
た汚れを落とし易くする技術(以後防汚性とする)に関
する技術も多く検討されており、洗浄剤として応用する
技術が見出されている。
【0003】例えば、特開平2−145697号公報に
は、特定構造のスルホベタイン型両性界面活性剤を配合
する水洗トイレ用清浄剤が、特開平3−35097号公
報には、スルホコハク酸ジエステルを含有する軟便付着
防止性に優れ洗浄効果の高い水性トイレ用清浄剤が、特
開平10−1697号公報には、特定の界面活性剤と水
溶性溶剤を特定比率で配合する洗浄剤が記載されてい
る。特に、特開平9−169995号公報には、処理後
の硬質表面に対する水の接触角が30度以下となるよう
な洗浄剤が優れた防汚性を示し、具体的に、防汚基剤と
して、アニオン界面活性剤と分子中に4級アンモニウム
基を含む界面活性剤又は水溶性ポリマーとの組み合わせ
が挙げられている。しかしながらこのような技術におい
てもいまだ満足できる防汚効果を得ることができない。
【0004】また、近年、匂いに対して消費者の意識が
強くなり、トイレに発生するアンモニア等の悪臭の発生
を防止することが強く求められている。特表平11−5
04977公報には特定の酵素を含有することにより便
器などの悪臭を除去する技術が開示されている。特開昭
60−155298号公報には漂白剤及び香料を組み合
わせ、悪臭を低減化する技術が開示されている。しかし
ながら、これらは防汚効果は小さく、また、悪臭低減化
効果も満足できるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、トイレや浴室などの硬質表面に対して防汚効果及び
防臭効果の両方を満足させることのできる洗浄剤組成物
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)4級ア
ンモニウム基又は3級アミノ基を有するモノマー単位を
構成単位として有する重合体〔以下、(a)成分とい
う〕、(b)界面活性剤〔以下、(b)成分という〕及
び(c)下記(i)群から選ばれる1種以上の香料成分
〔以下、(c)成分という〕を含有する洗浄剤組成物に
関する。 (i)1−ヘプタノール、α−メチルヨノン、アリルヘ
プタノエート、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ブチ
ルプロピオネート、セドロール、酢酸セドリル、シンナ
ミックアルコール、酪酸エチル、カプロン酸エチル、エ
チルイソバレエート、ファルネソール、ゲラニオール、
ヘプチルホルメート、ヘキシルアセテート、イソボルニ
ルアセテート、イソアミルホルメート、リモネン、リナ
ロール、酢酸リナリル、酢酸パラクレジル、p−メチル
アセトフェノン、フェニルアセトアルデヒド、デカノー
ル、ヘリオトロピン、酢酸テルピニル、テトラヒドロリ
ナロール及びチモール
【0007】
【発明の実施の形態】(a)成分は、重合体を構成して
いるモノマー単位として、重合性不飽和化合物由来の4
級アンモニウム基又は3級アミノ基を有するモノマー単
位を構成単位として有する重合体である。このような重
合体を得るためには、例えば4級アンモニウム基又は3
級アミノ基を有する重合性不飽和化合物を単独重合又は
他の重合性不飽和化合物と共重合する方法の他に、4級
アンモニウム基又は3級アミノ基が導入可能な重合性化
合物から得られた重合体に、後から4級アンモニウム基
又は3級アミノ基を有する有機基を反応させることによ
って4級アンモニウム基又は3級アミノ基を導入したも
のでもよい。共重合体の場合、モノマー単位の配列様式
は、ブロック、交互、周期、統計(ランダムを含む)、
グラフト型の何れであってもよいが、ランダムの配列様
式が好ましい。ここで重合性不飽和化合物とは、一般に
使用される重合開始剤を用いて通常行われるラジカル重
合させた際に、繰り返し単位が3個以上になる化合物で
ある。該重合性不飽和化合物の具体的な好ましい例とし
ては、下記一般式(1)又一般式は(2)の化合物を挙
げることができる。中でも一般式(1)の4級アンモニ
ウム化合物が好ましい。
【0008】
【化2】
【0009】〔式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立
して水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基で
ある。Xは炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR
7−、−CONHR7−、−OCOR7−又は−R8−OC
O−R7−から選ばれる基であり、ここでR7、R8は、
それぞれ独立して炭素数1〜5のアルキレン基である。
4は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル
基又はR12C=C(R3)−X−である。R5は炭素数1
〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベ
ンジル基である。R6はヒドロキシ基、カルボキシ基、
スルホン酸基又は炭酸エステル基で置換されていてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基又はベンジル基であり、
6がアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はベンジル
基の場合は、Y-は陰イオン基を示す。また、R6がカル
ボキシ基、スルホン酸基又は硫酸エステル基を含む場合
は、Y-は存在せず、R6中のこれらの基が陰イオンとな
る。Y-の陰イオン基としては、ハロゲンイオン、硫酸
イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、
炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい芳香
族スルホン酸イオン、ヒドロキシイオンを挙げることが
できる。〕。
【0010】これらの中でもアクリロイル(又はメタク
リロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N,
N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム
塩、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキ
ル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素
数1〜3)4級アンモニウム塩、N−(ω−アルケニル
(炭素数3〜10))−N,N,N−トリアルキル(炭
素数1〜3)4級アンモニウム塩、N,N−ジ(ω−ア
ルケニル(炭素数3〜10))−N,N−ジアルキル
(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩が好ましく、特に
N,N−ジアリル−N,N−ジメチルアンモニウム塩が
良好である。
【0011】重合体は上記4級アンモニウム基又は3級
アミノ基を有するモノマー単位単独で構成されたものを
使用することもできるが、その他のモノマー単位を含む
共重合体を用いることが好ましい。該モノマー単位とし
ては下記(i)〜(iv)のモノマー単位が好ましく、特
に(i)及び/又は(ii)のモノマー単位が良好であ
る。 (i)アクリル酸又はその塩、メタクリル酸又はその
塩、マレイン酸又はその塩、無水マレイン酸、スチレン
スルホン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸塩、アリルスルホン酸塩、ビニルスルホン
酸塩、メタリルスルホン酸塩、スルホプロピルメタクリ
レート、リン酸モノ−ω−メタクリロイルオキシアルキ
ル(炭素数1〜12)から選ばれる陰イオン基含有化合
物 (ii)アクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジ
メチルアクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジ
メチルアミノプロピルアクリル酸(又はメタクリル酸)
アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又
はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノエチ
ルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N−ビニル
−2−カプロラクタム、N−ビニル−2−ピロリドンか
ら選ばれるアミド基含有化合物 (iii)アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素
数1〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒド
ロキシエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−N,
N−ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜5)、酢酸ビ
ニルから選ばれるエステル基含有化合物 (iv)エチレン、プロピレン、N−ブチレン、イソブチ
レン、N−ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブ
テン、N−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−
メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2
−エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレン、アリルアミン、N,N−ジアリルア
ミン、N,N−ジアリル−N−アルキル(炭素数1〜
5)アミン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンから選ばれる
オレフィン系化合物。 (v)二酸化硫黄。
【0012】4級アンモニウム基又は3級アミノ基を有
するモノマー単位の割合は、重合体を構成している全モ
ノマー単位に対して、30〜100モル%、好ましくは
40〜100モル%、更に好ましくは50〜100モル
%、特に好ましくは50〜95モル%である。これら割
合は、4級アンモニウム基又は3級アミノ基を有するモ
ノマー単位と、その他共重合させるモノマー単位との重
合時のモノマー比率から求めたものであってもよく、ま
た4級アンモニウム基又は3級アミノ基を後から反応さ
せて導入する場合は、反応時に加えられる4級アンモニ
ウム基又は3級アミノ基を有する有機化合物の量と、こ
れら有機化合物と反応することが考えられる重合性不飽
和化合物の量から求めたものであってもよい。
【0013】本発明の(a)成分の重合体は、いかなる
重合法によって得てもよいが、ラジカル重合法が特に好
ましく、塊状、溶液又は乳化系にてこれを行うことがで
きる。ラジカル重合は加熱によりこれを開始してもよい
が、開始剤として2,2’−アゾビス(2−アミジノプ
ロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス−(N,N−ジ
メチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩等のアゾ系開始
剤、過酸化水素及び過酸化ベンゾイル、t−ブチルヒド
ロパーオキシド、クメンヒドロパーオキシド、メチルエ
チルケトンパーオキシド、過安息香酸等の有機過酸化
物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモ
ニウム等の過硫酸塩、過酸化水素−Fe3+等のレドック
ス開始剤、等既存のラジカル開始剤を用いてもよいし、
光増感剤の存在下又は非存在下での光照射や放射線照射
により重合を開始させてもよい。
【0014】重合体の重量平均分子量は1千〜6百万が
好ましく、1万〜6百万がより好ましく、2万〜5百万
が更に好ましい。ここで重量平均分子量はゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコール
を標準として求めることができる。
【0015】(a)成分は本発明の洗浄剤組成物中に好
ましくは0.005〜30質量%、より好ましくは0.
01〜20質量%、最も好ましくは0.01〜10質量
%含有される。
【0016】本発明の(b)成分は界面活性剤であり、
陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活
性剤及び陽イオン界面活性剤を挙げることができる。
【0017】陰イオン界面活性剤としてはアルキルベン
ゼンスルホン酸もしくはその塩及び/又はアルキルエー
テル硫酸塩が好ましい。アルキルベンゼンスルホン酸塩
としては、界面活性剤市場に一般に流通しているものの
中で、アルキル鎖の炭素数が8〜18のものが好まし
く、10〜18のものがより好ましい。アルキルベンゼ
ンスルホン酸塩としては、例えば花王(株)製のネオペ
レックスF25、Shell社製のDobs102等を
用いることができる。また、工業的には、洗剤用原料と
して広く流通しているアルキルベンゼンをクロルスルホ
ン酸、亜硫酸ガス等の酸化剤を用いてスルホン化して得
ることもできる。アルキル基の平均炭素数は10〜14
がより好ましい。また、アルキルエーテル硫酸塩として
は、炭素数8〜18、好ましくは10〜18の直鎖もし
くは分岐鎖1級アルコール又は直鎖2級アルコールに、
エチレンオキシド(以下EOと表記する)を1分子当た
り平均0.5〜5モル付加させ、これを例えば特開平9
−137188号記載の方法を用いて硫酸化して得るこ
とができる。アルキル基の平均炭素数は10〜14がよ
り好ましい。
【0018】本発明の洗浄剤組成物は陰イオン界面活性
剤を0〜10質量%、好ましくは0〜5質量%含有する
ことが防汚効果の点で好ましい。また、防臭効果の点か
ら、〔(a)成分〕>〔陰イオン界面活性剤総量×1.
5〕、特に〔(a)成分〕>〔陰イオン界面活性剤総量
×2〕の質量比で組成物中に配合されるのが好ましい。
【0019】非イオン界面活性剤としては、例えばアル
キル基の炭素数が8〜20の脂肪族アルコール、アルキ
ル基の炭素数が9〜21の脂肪酸及び脂肪酸アルキルエ
ステル、アルキル基の炭素数が8〜20の脂肪族アミン
等の、非共有電子対を持つ原子を1つ以上有する化合物
にEO、プロピレンオキシドを常法に従い付加させたも
の、糖由来のポリオールを親水基とするもの、あるいは
脂肪酸アミド系のものが一般的である。
【0020】本発明では非イオン界面活性剤として、次
の一般式(3)〜(5)に示される非イオン界面活性剤
が好ましい。 R9−O(EO)mH (3) 〔式中、R9は炭素数8〜20、好ましくは10〜18
の一級の分岐鎖アルキル基及び/又は二級のアルキル基
である。EOはエチレンオキサイドであり、mは平均付
加モル数として5〜20である。〕 R10−O(EO)k/(PO)lH (4) 〔式中、R10は炭素数8〜20、好ましくは10〜18
の一級のアルキル基である。EOはエチレンオキサイ
ド、POはプロピレンオキサイドを示す。k及びlは平
均付加モル数であり、kは5〜15、lは1〜5であ
る。EOとPOはランダム付加又はEOを付加した後、
POを付加してもよく、またその逆のようなブロック付
加体でもよい〕 R11−(OR12)xy (5) 〔式中、R11は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基、又はアルキルフェニル基、R12
は炭素数2〜4のアルケニル基、Gは炭素数5又は6の
還元糖に由来する残基、xは平均値0〜6の数、yは平
均値1〜10の数を示す。〕。
【0021】一般式(3)の非イオン界面活性剤は、通
常市販されているものを使用してもよく、また周知の方
法で合成されたもしくは天然油脂から誘導されたR9
アルキル基を有するアルコールにEOを公知の方法で付
加することによって製造することができる。
【0022】また、一般式(4)の非イオン界面活性剤
は、通常市販されているものを使用してもよく、また周
知の方法で合成されたもしくは天然油脂から誘導された
11のアルキル基を有するアルコールにEO及びPOを
公知の方法で付加することによって製造することができ
る。EOとPOの付加方法がランダムであるか、ブロッ
クであるか又はブロック付加の際の末端がEOである
か、POであるかの違いによって、本発明の洗浄剤組成
物の性質は変わってくるが、本発明においてこれらの性
質の違いは、基本的には既に知られている通りである。
【0023】また、一般式(5)の化合物のGは還元糖
に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アルド
ースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数が
3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘキ
ソースを挙げることができる。アルドースとして具体的
にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコ
ース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドー
ス、イドース、タロース、キシロースを挙げることがで
き、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができ
る。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のア
ルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく中
でもグルコースが最も好ましい。
【0024】本発明では非イオン界面活性剤として一般
式(5)の化合物が防汚効果、防臭効果及び基剤損傷性
の点から最も好ましい。また、本発明の洗浄剤組成物
は、非イオン界面活性剤を0〜40質量%、好ましくは
0.1〜30質量%、特に好ましくは0.2〜20質量
%含有することが防汚効果の点から好ましい。
【0025】本発明では両性界面活性剤として下記一般
式(6)の化合物を用いることが好ましい。
【0026】
【化3】
【0027】〔式中、R13は炭素数8〜16、好ましく
は10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキ
ル基又はアルケニル基であり、R15、R16は、それぞれ
炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基で
ある。R14は炭素数1〜5、好ましくは2又は3のアル
キレン基である。Aは−COO−、−CONH−、−O
CO−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、
rは0又は1の数である。Tは酸素原子、−R17-CO
O、−R17-SO3から選ばれる基であり、R17はヒドロ
キシ基で置換されていても良い炭素数1〜5のアルキレ
ン基である。〕。
【0028】このような化合物のより好ましい具体例と
しては、炭素数10〜14のN−アルキル−N,N−ジ
メチルアミンオキシド、N−アルカノイルアミノプロピ
ル−N,N−ジメチルアミンオキシド、炭素数10〜1
6のN−アルキル−N,N−ジメチル−N−カルボキシ
メチルアンモニウムベタイン、N−アルカノイルアミノ
プロピル−N,N−ジメチル−N−カルボキシメチルア
ンモニウムベタイン、アルキル基の炭素数が10〜16
の3−(N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニオ)
−2−ヒドロキシプロピルスルホベタイン、3−(N−
アルカノイルアミノプロピル−N,N−ジメチルアンモ
ニオ)−2−ヒドロキシプロピルスルホベタインから選
ばれる化合物が良好である。本発明ではこのような両性
界面活性剤を0〜20質量%、好ましくは0.1〜10
質量%含有することが洗浄効果、防汚効果の点から好ま
しい。
【0029】本発明で使用する陽イオン界面活性剤とし
ては特に一般式(7)〜(9)の化合物が好ましい。
【0030】
【化4】
【0031】〔式中、R18及びR23は、それぞれ炭素数
5〜19、好ましくは7〜14のアルキル基又はアルケ
ニル基であり、R20、R21は、それぞれ炭素数1〜3の
アルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Wは−C
OO−、OCO−、−CONH−、−NHCO−、
【0032】
【化5】
【0033】である。R19は炭素数1〜6のアルキレン
基又はWが
【0034】
【化6】
【0035】の場合は−(O−R28)x−であり、R22
炭素数1〜6のアルキレン基である。ここでR28はエチ
レン基もしくはプロピレン基好ましくはエチレン基であ
り、xは1〜10の数である。R24〜R27は、これらの
内2つ以上は炭素数8〜12、好ましくは8〜10のア
ルキル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基又は
ヒドロキシアルキル基である。vは0又は1の数であ
り、Z-は陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭
素数1〜3のアルキル硫酸イオンである。〕。
【0036】本発明では特に一般式(7)の化合物又は
一般式(9)の化合物が好ましく、一般式(7)の化合
物が最も好ましい。また、防臭効果及び防汚効果の点か
ら陽イオン界面活性剤を0.1〜20質量%、好ましく
は0.1〜10質量%含有することが好ましい。
【0037】本発明の(c)成分は下記(i)群から選
ばれる1種以上の香料成分である。 (i)1−ヘプタノール、α−メチルヨノン、アリルヘ
プタノエート、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ブチ
ルプロピオネート、セドロール、酢酸セドリル、シンナ
ミックアルコール、酪酸エチル、カプロン酸エチル、エ
チルイソバレエート、ファルネソール、ゲラニオール、
ヘプチルホルメート、ヘキシルアセテート、イソボルニ
ルアセテート、イソアミルホルメート、リモネン、リナ
ロール、酢酸リナリル、酢酸パラクレジル、p−メチル
アセトフェノン、フェニルアセトアルデヒド、デカノー
ル、ヘリオトロピン、酢酸テルピニル、テトラヒドロリ
ナロール及びチモール。
【0038】(c)成分は、組成物中に、好ましくは
0.005〜8質量%、より好ましくは0.01〜5質
量%、特に好ましくは0.05〜3質量%含有されるこ
とが防臭効果の点から好ましい。
【0039】また、防臭効果の持続性の点から、更に
(d)成分として下記(ii)群の香料成分を併用するこ
とが好ましい。 (ii)α−ヨノン、酢酸セドリル、アセチルオイゲノー
ル、ドデカノール、γ−ウンデカラクトン、γ−ノニル
ラクトン、アニスアルコール、酢酸アニシル、安息香酸
ベンジル、ベンジルイソバレレート、サリチル酸ベンジ
ル、酢酸シンナミル、シトロネロール、イソ酪酸シトロ
ネリル、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、クマリ
ン、桂皮酸エチル、エチルバニリン、イソ酪酸ゲラニ
ル、ゲラニルチグレート、ヘキシルシンナミックアルデ
ヒド、ヒドロキシシトロネラール、インドール、β−ヨ
ノン、イソアミルシンナミックアルデヒド、サリチル酸
イソアミル、ジャスモン、アンスラニル酸メチル、桂皮
酸メチル、ムスコン、ネロリドール、シクロペンタデカ
ノリド、フェニル酢酸、バニリン、p−メチル−β−フ
ェニルグリシド酸エチル、セドリルメチルエーテル、4
−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シク
ロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、p−tert
−ブチル−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド、
メチルフェニルグリシド酸エチル及び酢酸フェニルエチ
ルフェニル。
【0040】(d)成分を併用する場合は、(d)成分
/(c)成分=10/1〜1/10(質量比)が効果及
び効果の持続の点で好ましく、5/1〜1/5がより好
ましく、3/1〜1/3が更に好ましい。
【0041】また、(c)成分、(d)成分以外のo−
tert−ブチルシクロヘキシルアセテート、p−te
rt−ブチルシクロヘキシルアセテート、ボルネオー
ル、シトラール、ターピオネール、カンファー、n−ウ
ンデシルアルデヒド、プロピオン酸エチル、ヘプチルア
ルデヒド、n−ノニルアルデヒド、オイゲノール、メチ
ルヘプテノン、n−デシルアルデヒド、アニスアルデヒ
ド、シトロネラール、シクラメンアルデヒド、エチルイ
ソブチレート、ハイドラトロピックアルデヒド、プロピ
ルプロピオネート等の香料成分を使用することもでき
る。
【0042】更に香料成分の保留剤として、ベンジルベ
ンゾエーテル、イソプロピルミリステート、ジエチルフ
タレート、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコール等を配合してもよい。保留剤は任意の量配合す
ることができる。
【0043】なお、(c)成分及び(d)成分が全香料
成分中に占める割合は、保留剤を除いた全香料成分中の
好ましくは70〜100質量%、より好ましくは80〜
100質量%である。
【0044】本発明では、更に(e)成分として、有機
汚れに対する洗浄力向上の目的で水溶性溶剤を配合する
ことが好ましく、次の(e1)〜(e5)の化合物から
選ばれる1種又は2種以上のものが好ましい。 (e1)炭素数1〜5の1価アルコール、(e2)炭素
数2〜12の多価アルコール、(e3)下記の一般式
(10)で表される化合物、(e4)下記の一般式(1
1)で表される化合物、(e5)下記の一般式(12)
で表される化合物
【0045】
【化7】
【0046】〔式中、R29及びR30は、それぞれ水素原
子、炭素数1〜8のアルキル基、フェニル基又はベンジ
ル基を示すが、R29及びR30の双方が水素原子となる場
合を除く。sは0〜10の数を、tは0〜10の数を示
すが、s及びtの双方が0である場合を除く。R31及び
32は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基を示す。R
33は炭素数1〜3のアルキル基を示す。〕。
【0047】(e1)の炭素数2〜5の1価アルコール
としては、一般的にエタノール、プロピルアルコール、
イソプロピルアルコールが挙げられる。これらの低級ア
ルコールを配合することにより低温における系の安定性
を更に向上させることができる。
【0048】(e2)の炭素数2〜12の多価アルコー
ルとしては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメチ
ル−1,3−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、グリセリン等が挙げ
られる。
【0049】(e3)の化合物は、一般式(10)にお
いて、R29、R30がアルキル基である場合の炭素数は1
〜4が特に好ましい。また、一般式(10)中、EO及
びPOの平均付加モル数のs及びtは、それぞれ0〜1
0の数であるが、これらの付加順序は特に限定されず、
ランダム付加したものであってもよい。(e3)の化合
物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジ
エチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プ
ロピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチ
レン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜
3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数
を示す)、ポリオキシエチレン(p=3)グリコールフ
ェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロ
ソルブ、ベンジルカルビトール等が挙げられる。このう
ち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチル
エーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコー
ルフェニルエーテルが好ましい。
【0050】また、(e4)の化合物としては1,3−ジ
メチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−
イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(e
5)の化合物としては3−メトキシ−3−メチルブタノ
ール、3−エトキシ−3−メチルブタノール等が好まし
い。
【0051】これらのなかでも基材に対する損傷性の点
から(e1)、(e2)、(e3)の水溶性溶剤が好ま
しく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、1,5−ペンタンジ
オール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコー
ルモノエチルエーテルから選ばれる水溶性溶剤が好まし
い。
【0052】(e)成分の水溶性溶剤は、組成物中に好
ましくは0.1〜50質量%、より好ましくは0.5〜
40質量%、最も好ましくは1〜30質量%含有され
る。
【0053】本発明では無機汚れを溶解し、洗浄力及び
防臭防汚効果を向上させる目的で、さらに(f)成分と
して、キレート剤を配合することが好ましい。キレート
剤としては、(f1)トリポリリン酸、ピロリン酸、オ
ルソリン酸、ヘキサメタリン酸及びそのアルカリ金属
塩、(f2)エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシイミ
ノ二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリロ三酢
酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸及びそ
のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、(f3)アミ
ノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデン
−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメチ
レンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレン
ホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸のN−オキ
サイド及びそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、
(f4)アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸−マレ
イン酸共重合体、ポリα−ヒドロキアクリル酸及びその
アルカリ金属塩、(f5)クエン酸、コハク酸、リンゴ
酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸から選ば
れる多価カルボン酸及びそのアルカリ金属塩から選ばれ
る1種以上が好ましく、特に(f2)、(f3)、(f
5)の化合物が好ましい。
【0054】(f)成分のキレート剤は、組成物中に好
ましくは0.1〜10質量%、より好ましくは0.1〜
5質量%、最も好ましくは0.5〜5質量%含有され
る。
【0055】本発明では使用時の付着性を持たせ、使い
やすさを向上する目的で、水溶性高分子の1種以上を添
加することが出来る。水溶性高分子としては特に限定さ
れるものではないが、特開平8−209194号公報6
頁段落0036〜7頁段落0037に記載の水溶性高分
子から選ばれる1種以上が好ましい。特にグアーガム、
ローカストビーンガム、カラギーナン、アルギン酸、キ
サンタンガム、セルロース、澱粉、セルロース澱粉、又
はこれらを酸化、メチル化、カルボキシメチル化、ヒド
ロキシエチル化、ヒドロキシプロピル化、カチオン化し
た誘導体、アクリル酸のホモもしくはコポリマー又は架
橋したものが好ましい。
【0056】本発明の組成物は液体、ゲル状、粉末、粒
状又は錠剤であってもよいが、防汚効果、防臭効果、及
び使い勝手の点から液体又はゲル状の形態であることが
望ましい。このような形態の場合、水を好ましくは組成
物中20〜99質量%、特には30〜98質量%含有す
ることが貯蔵安定性の点から好ましい。
【0057】本発明の組成物は、20℃におけるpHが
2〜12であることが好ましく、特に3〜11が防汚効
果の点から好ましい。pH調整剤としては塩酸や硫酸な
どの酸剤や、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アン
モニアやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノ
ールアミンやトリエタノールアミンなどのアミン塩、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を、単独
もしくは複合して用いても構わない。また、これらの酸
剤とアルカリ剤を組み合わせて緩衝剤系として用いても
構わない。
【0058】本発明の洗浄剤組成物には、上記成分の他
に、本発明の効果を損なわない範囲で通常の洗浄剤に配
合されている添加剤、例えば粘度調整剤、顔料、染料、
懸濁剤などを添加することができる。
【0059】使用時の起泡性を高める目的で、トルエン
スルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、
アルケニルコハク酸及びそのアルカリ金属塩から選ばれ
る起泡助剤の1種以上を添加することが出来る。
【0060】本発明の洗浄剤組成物の使用方法として
は、トリガーやエアゾール等のスプレーヤーを用いて
直接対象物にスプレーする方法、吸水性の可撓性材料
に組成物を染み込ませ対象物を擦る方法、及び組成物
を溶解させた溶液に対象物を浸漬させる方法、が好適で
ある。
【0061】の方法では、トリガー式スプレーが好ま
しく、特に実開平4−37554号公報の第1図に示さ
れているような液垂れや噴霧の均一性に優れる蓄圧式ト
リガーを用いることが良好である。スプレーする組成物
中の(a)成分の濃度は0.01〜1.0質量%、好ま
しくは0.01〜0.5質量%、(b)成分の濃度は
0.1〜10質量%、好ましくは0.2〜5質量%、
(c)成分の濃度は0.01〜1質量%、好ましくは
0.05〜0.5質量%が好適であり、特に(d)成分
/(c)成分が質量比で9/1〜1/9、好ましくは8
/2〜2/8であり、更に(e)成分を0〜10質量
%、好ましくは0.1〜5質量%及び(f)成分を0〜
10質量%、好ましくは0.1〜5質量%の濃度で含有
することが防汚・消臭効果の点から好ましい。また、こ
のような濃度の溶液を対象物100〜800cm2に対
して、好ましくは0.2〜2.0gの割合でスプレーす
ることが好ましい。また、スプレー性の点から溶液の粘
度(20℃)は2〜200mPa・s、好ましくは4〜
100mPa・sが良好である。
【0062】の方法では、吸水性の可撓性材料として
布、不織布、スポンジ等を使用することができ、特にス
ポンジを使用することが汚れ除去効果、殺菌・殺カビ効
果の点で好ましい。また、該可撓性材料に染み込ませる
組成物としては(a)成分の濃度が0.001〜10質
量%、好ましくは0.1〜5質量%、(b)成分の濃度
が0.01〜10質量%、好ましくは0.1〜5質量
%、(c)成分の濃度が0.01〜5質量%、好ましく
は0.1〜2質量%が好適であり、(d)成分/(c)
成分を質量比で、9/1〜1/9、好ましくは8/2〜
2/8で含有し、更に(e)成分を0〜30質量%、好
ましくは0.1〜20質量%及び(f)成分を0〜10
質量%、好ましくは0.1〜5質量%で含有することが
好ましい。また、前記濃度の組成物と水などの媒体を一
緒に染み込ませて可撓性材料中で希釈する方法も良好で
ある。
【0063】の方法では、組成物を希釈して(a)成
分の濃度を好ましくは0.1ppm〜500ppm、よ
り好ましくは0.2ppm〜100ppm、(b)成分
の濃度を好ましくは0.1ppm〜20000ppm、
より好ましくは0.5ppm〜15000ppm、
(c)成分の濃度を好ましくは0.1ppm〜2000
0ppm、より好ましくは0.5ppm〜15000p
pmの濃度とした溶液を用いることが好ましく、特に該
希釈溶液は(d)成分/(c)成分の割合が質量比で9
/1〜1/9、好ましくは8/2〜2/8であって、更
に(e)成分を0ppm〜1000ppm、より好まし
くは0.1ppm〜500ppm及び(f)成分を好ま
しくは0ppm〜100ppm、より好ましくは0.1
ppm〜50ppmの濃度で含有することが好ましい。
の方法において、浸漬とは洗浄の対象物もしくは対象
部位の全部もしくは一部が溶液に浸される状態であり、
静置してもよく適度に攪拌を加えてもよい。
【0064】
【実施例】下記成分及び表2〜5の香料を用いて表1の
液体洗浄剤組成物を調整した。これら組成物の防臭効果
を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。 ・重合体A:マーコート550[塩化ジアリルジメチル
アンモニウムとアクリルアミド(モル比30/70)の共
重合体(Calgon社製、重量平均分子量500万、
ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定、
ポリエチレングリコールを標準として使用)] ・重合体B:マーコート100[塩化ジアリルジメチル
アンモニウムのホモポリマー(Calgon社製、重量
平均分子量40万、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィーで測定、ポリエチレングリコールを標準として使
用)] ・重合体C:アクリル酸〔モノマー(イ)〕3.59
g、水280g、35%塩酸水溶液32mlの溶液に
N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリル酸アミド
〔モノマー(ロ)〕76.41gを冷却下添加し中和し
た溶液を70℃まで加熱し、窒素雰囲気下で重合開始剤
(和光純薬製V−50)を滴下した。熟成後冷却し、有
効分18%の重合体を得た。重量平均分子量40万、モ
ノマー(ロ)/〔モノマー(イ)+モノマー(ロ)〕=
0.9(モル比) ・重合体D:マーコート280[塩化ジアリルジメチル
アンモニウムとアクリル酸(モル比64/36)の共重
合体(Calgon社製、重量平均分子量170万、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定、ポ
リエチレングリコールを標準として使用)] ・界面活性剤A:サニゾールC[ココアルキルジメチル
ベンジルアンモニウムクロリド(花王(株)製)] ・界面活性剤B:アンヒトール20N[ラウリルジメチ
ルアミンオキシド(花王(株)製)] ・界面活性剤C:アルキルグルコシド(直鎖アルキル基
の炭素数が12と14の混合物、糖平均縮合度1.2
[縮合度1と2の混合物]) ・界面活性剤D:EO平均付加モル数が2.2モルのポ
リオキシエチレンラウリルエーテル硫酸 ・界面活性剤E:N−ラウリル−N,N−ジメチル−N
−カルボキシメチルアンモニウムベタイン ・溶剤:プロピレングリコールモノエチルエーテル ・金属封鎖剤:クエン酸 ・pH:20℃のものであり、塩酸水溶液及び水酸化ナ
トリウム水溶液を用いて調整した。
【0065】(1)防汚・防臭効果の評価 洋式水洗トイレを使用している一般家庭10軒(家族構
成大人2人、小学校児童2人)に、表1の組成物の入っ
たトリガー式スプレー(花王(株)製カビ取りハイター
容器)を、1日に1回便器内側に均一になるようにスプ
レーさせる。その際、使用方法の制限はない。8週間使
用した後の翌朝に、便器の状態(防汚効果)及び便器周
辺の匂い(防臭効果)を観察(便器の状態は目視観察)
し、以下の基準で判定した。
【0066】(防汚効果の評価基準) 汚れが全く見られない…0 薄く汚れが付着している。…1 汚れが付着している。…2 汚れが非常に多く付着している…3 10軒の家庭のこれら判定結果を平均し、平均点が0.
5未満を◎、0.5以上1.0未満を○、1.0以上
1.5未満を△、1.5以上3.0以下を×として判定
し、表1に示した。
【0067】(防臭効果の評価基準) ほとんど悪臭を感じない……0 かすかに悪臭を感じるが気にならない程度である……1 悪臭がする……2 顕著に悪臭がする……3 10軒の家庭のこれら判定結果を平均し、平均点が1.
0未満を○、1.0以上1.5未満を△、1.5以上3
以下を×として判定し、表1に示した。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【表3】
【0071】
【表4】
【0072】
【表5】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/37 C11D 3/37 3/50 3/50 (72)発明者 小倉 信之 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AB31 AC05 AC15 AE05 BA12 DA05 DA06 DA08 EA03 EA21 EB08 EB28 ED02 ED29 FA06 FA26 FA27 FA28 4J100 AA02Q AA03Q AA04Q AA06Q AA07Q AA08Q AA16Q AA17Q AA18Q AB02Q AB03Q AB04Q AB07Q AG04R AJ02Q AK08Q AK18Q AK32Q AL03Q AL08P AL08Q AL09Q AM15Q AM19Q AM21P AN01Q AN03Q AN04P AN13P AN14P AP01Q AQ08Q AQ12Q AS03Q BA31Q BA32P BA56Q BC68Q CA01 CA04 DA01 JA57

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)4級アンモニウム基又は3級アミ
    ノ基を有するモノマー単位を構成単位として有する重合
    体、(b)界面活性剤及び(c)下記(i)群から選ば
    れる1種以上の香料成分を含有する洗浄剤組成物。 (i)1−ヘプタノール、α−メチルヨノン、アリルヘ
    プタノエート、ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ブチ
    ルプロピオネート、セドロール、酢酸セドリル、シンナ
    ミックアルコール、酪酸エチル、カプロン酸エチル、エ
    チルイソバレエート、ファルネソール、ゲラニオール、
    ヘプチルホルメート、ヘキシルアセテート、イソボルニ
    ルアセテート、イソアミルホルメート、リモネン、リナ
    ロール、酢酸リナリル、酢酸パラクレジル、p−メチル
    アセトフェノン、フェニルアセトアルデヒド、デカノー
    ル、ヘリオトロピン、酢酸テルピニル、テトラヒドロリ
    ナロール及びチモール
  2. 【請求項2】 (a)が、下記一般式(1)及び一般式
    (2)で示されるモノマー由来のモノマー単位の一種以
    上を構成単位として有する重合体である請求項1記載の
    洗浄剤組成物。 【化1】 〔式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立して水素原
    子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基である。Xは
    炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR7−、−C
    ONHR7−、−OCOR7−又は−R8−OCO−R7
    から選ばれる基であり、ここでR7、R8は、それぞれ独
    立して炭素数1〜5のアルキレン基である。R4は炭素
    数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はR1
    2C=C(R3)−X−である。R5は炭素数1〜3のア
    ルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はベンジル基
    である。R6はヒドロキシ基、カルボキシ基、スルホン
    酸基又は炭酸エステル基で置換されていてもよい炭素数
    1〜10のアルキル基又はベンジル基であり、R6がア
    ルキル基、ヒドロキシアルキル基又はベンジル基の場合
    は、Y-は陰イオン基を示す。また、R6がカルボキシ
    基、スルホン酸基又は硫酸エステル基を含む場合は、Y
    -は存在せず、R6中のこれらの基が陰イオンとなる。〕
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