JP2003238996A - 水洗トイレ用濃縮液体清浄剤 - Google Patents

水洗トイレ用濃縮液体清浄剤

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JP2003238996A
JP2003238996A JP2002046119A JP2002046119A JP2003238996A JP 2003238996 A JP2003238996 A JP 2003238996A JP 2002046119 A JP2002046119 A JP 2002046119A JP 2002046119 A JP2002046119 A JP 2002046119A JP 2003238996 A JP2003238996 A JP 2003238996A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】高分子化合物、殺菌性化合物及び香料を含有
し、貯蔵安定性に問題がなく、トイレタンク内に各種成
分を短時間で均一に溶解させることができ、しかも高い
防汚性能、殺菌性能、消臭性能を付与できる水洗トイレ
用濃縮液体清浄剤を提供する。 【解決手段】(a)4級アンモニウム基を有するモノマ
ー単位の比率が全モノマー単位に対して10〜100モ
ル%である重量平均分子量が1,000〜6,000,
000の重合体を2〜35質量%、(b)少なくとも1
つの4級アンモニウム基を有し、分子量が1000未満
である殺菌性化合物を2〜35質量%、(c)ゲラニオ
ール、p−メチルアセトフェノン等の香料成分を1〜1
5質量%及び(d)エチレングリコール、プロピレング
リコール等の水溶性溶剤を5〜60質量%含有する水洗
トイレ用濃縮液体清浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗トイレのフラ
ッシュ毎にトイレのタンク内で希釈して使用するための
濃縮された液状の清浄剤に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、トイレ用の防汚洗浄剤は有効成分
をバインダーなどの物質で固形状に成形し、トイレタン
ク上部に設置するかトイレタンク内に入れるなどの方法
でフラッシュ毎に自動的にトイレに導入する方法が行わ
れており、簡便性の点から後者が好まれている。しかし
ながら、高分子化合物、殺菌性化合物及び香料からなる
組成物を固形状に成形したものは、溶解速度が配合成分
によってそれぞれ異なり、一定の割合で溶解しないた
め、設計通りの効果を持続することは困難である。
【0003】これを解決する方法としては上記化合物を
高濃度に含有する液状の組成物をフラッシュ毎にトイレ
タンクに導入することが考えられる。
【0004】一方、水洗便器に発生する汚れは、軟便の
付着による汚れ、クラドスポリウムや酵母由来のカビ、
大腸菌(Escherichia coli)、緑膿菌
(Pseudomonas aeruginosa)等
の腸内細菌に由来する微生物汚れなどが挙げられる。こ
れらの汚れが便器上に堆積することを防止するトイレ用
液体防汚洗浄剤として、高分子化合物と殺菌性化合物と
を併用する研究がなされている。特開昭62−2608
95号には高分子化合物と界面活性剤とを併用した硬質
表面用液体水性洗浄剤が、特開平9−169995号に
はアクリルアミド・ジメチルジアリルカチオン性重合体
とカチオン性界面活性剤とを併用したトイレ用液体防汚
洗浄剤が開示されている。さらに、便や尿などの排泄物
に由来する悪臭がトイレ内に発生することから、トイレ
用清浄剤には消臭成分として、香料を配合することが一
般的である。
【0005】しかしながら、これら防汚性の高分子化合
物を液状の清浄剤を配合した場合、貯蔵中に組成物の分
離などを引き起こすという問題があり、更にはトイレタ
ンク内の水に短時間で均一に溶解させることができず、
防汚性能や殺菌性能、消臭性能を充分に発現させること
が非常に困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高分
子化合物、殺菌性化合物及び香料を含有し、貯蔵安定性
に問題がなく、トイレタンク内に各種成分を短時間で均
一に溶解させることができ、しかも高い防汚性能、殺菌
性能、消臭性能を付与できる水洗トイレ用濃縮液体清浄
剤を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)4級ア
ンモニウム基を有するモノマー単位の比率が全モノマー
単位に対して10〜100モル%である重量平均分子量
が1,000〜6,000,000の重合体〔以下、
(a)成分という〕を2〜35質量%、(b)少なくと
も1つの4級アンモニウム基を有し、分子量が1000
未満である殺菌性化合物〔以下、(b)成分という〕を
2〜35質量%、(c)下記(c1)群から選択される
1種類以上の香料成分〔以下、(c)成分という〕を1
〜15質量%、及び(d)下記(d1)群から選択され
る水溶性溶剤〔以下、(d)成分という〕を5〜60質
量%含有する水洗トイレ用濃縮液体清浄剤に関する。 (c1)ゲラニオール、p−メチルアセトフェノン、リ
ナロール、セドロール、1−ヘプタノール、チモール、
テトラヒドロリナロール、エチルイソバレエート、ヘプ
チルホルメート、フェニルアセトアルデヒド、シンナミ
ックアルコール、ベンズアルデヒド、酢酸リナリル、酢
酸セドリル、ヘキシルアセテート、酢酸パラクレジル、
ファルネソール、イソボルニルアセテート、酢酸ベンジ
ル、カプロン酸エチル、ブチルプロピオネート、α−メ
チルヨノン、酢酸エチル、リモネン、酢酸テルピニル、
イソアミルホルメート、γ-メチルヨノン、エチルイソ
ブチレート、シトラール (d1)エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ペンタンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
グリセリン
【0008】
【発明の実施の形態】<(a)成分>本発明の(a)成
分は、4級アンモニウム基を有するモノマー単位(以
下、モノマー単位Aとする)を10〜100モル%含有
する重合体である。
【0009】モノマー単位Aは、4級アンモニウム基
(複数であっても良い)を含有するモノマー(以下、モ
ノマーAとする)を重合するか又は3級アミノ基(複数
であっても良い)を含有するモノマー(以下、モノマー
A’とする)を重合して得られるモノマー単位を4級ア
ンモニウム化することで得られる。
【0010】モノマーAの好ましい例として、下記一般
式(1)の化合物を挙げることができる。
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立
して、水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基
である。Xは炭素数1〜12のアルキレン基、−COO
7−、−CONHR7−、−OCOR7−、−R8−OC
O−R7−から選ばれる基である。ここでR7、R8は、
それぞれ独立して、炭素数1〜5のアルキレン基であ
る。R4は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキ
シアルキル基、又はR12C=C(R3)−X−である。
5は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル
基、ベンジル基であり、R6はヒドロキシ基、カルボキ
シル基、スルホン酸基もしくは硫酸エステル基で置換さ
れていてもよい炭素数1〜10のアルキル基又はベンジ
ル基であり、R6がアルキル基、ヒドロキシアルキル基
又はベンジル基の場合は、Y-は陰イオンを示す。ま
た、R6がカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステ
ル基を含む場合、Y-は存在せず、R6中のこれらの基は
陰イオンとなる。Y-の陰イオンとしては、ハロゲンイ
オン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステ
ルイオン、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていて
もよい芳香族スルホン酸イオン、ヒドロキシイオンを挙
げることができる。)。
【0013】これらの中でもアクリロイル(又はメタク
リロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N,
N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム
塩、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキ
ル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素
数1〜3)4級アンモニウム塩、N−(ω−アルケニル
(炭素数3〜10))−N,N,N−トリアルキル(炭
素数1〜3)4級アンモニウム塩、N,N−ジ(ω−ア
ルケニル(炭素数3〜10))−N,N−ジアルキル
(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩が好ましく、特に
ジアリルジメチルアンモニウム塩が良好である。
【0014】モノマーA’の好ましい例として、下記一
般式(1’)の化合物を挙げることができる。
【0015】
【化3】
【0016】これらの中でもN,N−ジアルキル(炭素
数1〜3)アミノアルキル(炭素数1〜5)アクリレー
ト(又はメタクリレート)、N,N−ジアルキル(炭素
数1〜3)アミノアルキル(炭素数1〜5)アクリルア
ミド、N,N−ジ(ω−アルケニル(炭素数3〜1
0))−N−メチルアミンが好ましく、ジアリルメチル
アミンが特に好ましい。
【0017】モノマーA’を重合した後、4級アンモニ
ウム化する際に用いられる4級化剤としては、メチルク
ロリド、メチルブロミド、ベンジルクロリド、ジメチル
硫酸、ジエチル硫酸、モノクロロ酢酸又はその塩、クロ
ルスルホン酸又はその塩、3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロパンスルホン酸又はその塩、エチレンオキシド、プ
ロピレンオキシド、グリシジルエーテルなどを挙げるこ
とができる。尚、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、グリシジルエーテルを使用する場合は、予め硫酸、
塩酸、炭素数1〜12のカルボン酸、アリルスルホン酸
などでモノマー単位を中和した後反応させることが好ま
しい。
【0018】本発明の(a)成分は、モノマー単位A
(複数種であってもよい)からなる重合体のみならず、
モノマー単位A(複数種であってもよい)と他のモノマ
ー単位(以下、モノマー単位Bとする)とから構成され
た重合体であってもよい(モノマーA’を使用する場合
は、アミン型のモノマー単位を有していてもよい)。こ
の場合、モノマー単位Aとモノマー単位B(複数種であ
ってもよい)との配列様式は、ブロック、交互、周期、
統計(ランダムを含む)、グラフト型の何れであっても
よい。
【0019】モノマー単位Aとモノマー単位Bとから構
成される重合体は、例えば、それぞれの前駆体モノマー
を共重合することによって得ることができる。この場
合、モノマー単位Bとしては、下記のモノマー群(i)
〜(v)から選ばれるモノマー由来のモノマー単位が好
ましく、(i)、(ii)又は(v)記載のモノマー由来
のモノマー単位がより好ましく、特に防汚効果の点か
ら、(i)又は(v)のモノマー由来のモノマー単位が
最も好ましい。
【0020】(i)アクリル酸又はその塩、メタクリル
酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、無水マレイン
酸、スチレンスルホン酸塩、スルホプロピルメタクリレ
ート、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸又はその塩、リン酸モノ−ω−メタクリロイルオキ
シアルキル(炭素数1〜12)から選ばれる陰イオン基
含有化合物 (ii)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジ
メチルアクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジ
メチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)ア
ミド、N,N−ジメチルアミノメチルアクリル酸(又は
メタクリル酸)アミド、N−ビニル−2−カプロラクタ
ム、N−ビニル−2−ピロリドンから選ばれるアミド基
含有化合物 (iii)アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭
素数1〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−
N,N−ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜5)、酢
酸ビニルから選ばれるエステル基含有化合物 (iv)エチレン、プロピレン、N−ブチレン、イソブチ
レン、N−ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブ
テン、N−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−
メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2
−エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α
−メチルスチレン、アリルアミン、N,N−ジアリルア
ミン、N,N−ジアリル−N−アルキル(炭素数1〜
5)アミン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、
2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジンから選ばれる
化合物。
【0021】(v)二酸化硫黄。
【0022】モノマー単位Aとモノマー単位Bを有する
重合体は前記のような共重合による合成方法の他、モノ
マー単位Aを含む重合体に前記(i)〜(iv)のモノマ
ー、特に好ましくは前記(i)、(ii)のモノマーをグ
ラフト重合して得てもよいし、前記(i)〜(iv)のモ
ノマーを含む重合体、特に好ましくは前記(i)、(i
i)のモノマーを含む重合体に前記一般式(1)のモノ
マーをグラフト重合して得てもよいし、前記(i)〜
(iv)のモノマーを含む重合体、特に好ましくは前記
(i)、(ii)のモノマーを含む重合体に前記一般式
(1’)のモノマーをグラフト重合した後、これを4級
化してもよい。
【0023】本発明の(a)成分を構成する重合体はい
かなる重合法によって得てもよいが、ラジカル重合法が
特に好ましく、塊状、溶液、又は乳化系にてこれを行う
ことができる。ラジカル重合は加熱によりこれを開始し
てもよいが、開始剤として、2,2’−アゾビス(2−
アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス
(N,N−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、
等のアゾ系開始剤、過酸化水素及び、過酸化ベンゾイ
ル、t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパー
オキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、過安息香
酸などの有機過酸化物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、過酸化水素
−Fe3+などのレドックス開始剤、など既存のラジカル
開始剤を用いてもよいし、光増感剤の存在、又は非存在
下での光照射や、放射線照射により重合を開始させても
よい。製造方法としては、特公昭53−25599号公
報を参考にすることができる。
【0024】本発明の(a)成分は、モノマー単位Aの
単一重合体並びにモノマー単位A及びモノマー単位Bの
コポリマーから選ばれる重合体の複数種の混合物であっ
てもよい本発明の(a)成分における、モノマー単位A
の割合は10〜100モル%であるが、より好ましくは
20〜100モル%、特に好ましくは30〜90モル%
である。
【0025】本発明の(a)成分は重量平均分子量が
1,000〜6,000,000、好ましくは1,00
0〜1,000,000、特に好ましくは1,000〜
100,000であり、この重量平均分子量はアセトニ
トリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝液)を展開溶媒と
し、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエ
チレングリコールを標準物質として求めたものである。
【0026】(a)成分は、本発明の水洗トイレ用濃縮
液体清浄剤中に2〜35質量%、好ましくは3〜25質
量%、最も好ましくは4〜15質量%含有される。
【0027】<(b)成分>本発明の(b)成分は、分
子量が1000未満、好ましくは500以下の少なくと
も1つの4級アンモニウム基を有する殺菌性化合物であ
る。
【0028】本発明でいう殺菌性化合物とは、下記方法
により測定されるコロニー数が10以下の性質を示す化
合物のことをいう。
【0029】<殺菌性化合物測定方法>供試菌として大
腸菌(Escherichia coli:IFO39
72)と黄色ブドウ球菌(Staphylococcu
s aureus:IFO12732)を用いる。IF
O3972とIFO12732は、大阪市淀川区十三本
町二町目17番85号在の財団法人発酵研究所に寄託さ
れ、入手できる。
【0030】試験化合物〔(b)成分〕の1質量%水溶
液を調製し、該水溶液2ml中に108〜109個の細菌
浮遊液50μlを加えよく混合した後、5分間放置す
る。放置後、この混合液を0.1ml採取して0.9m
lのLP希釈液中に加えて十分混合し、前記化合物の菌
への影響を低下させ、次いでこの混合液をSCDLP寒
天培地上に塗布し、大腸菌は37℃で24時間、黄色ブ
ドウ球菌は37℃で48時間培養する。培養後の生育し
たコロニー数を数える。なお殺菌試験は同じ化合物につ
いてそれぞれ同時に5回ずつ行う(5回×3)。この実
験結果において、大腸菌及び黄色ブドウ球菌の両方のコ
ロニー数が10以下となるものを殺菌性ありとする。な
お、前記規定以外の実験条件の詳細は、防菌防黴ハンド
ブック(日本防菌防黴学会編、技報堂出版)のp686
に記載されている浮遊試験法(定量的検査法)に従う。
【0031】このような性質を示す(b)成分は下記一
般式(2)〜(4)で示される化合物が好ましく、かつ
水溶性であることが好ましい。ここで、水溶性とは、2
5℃の水1000gに溶解する量が1g以上、より好ま
しくは2g以上であることを示す。
【0032】
【化4】
【0033】(式中、R9及びR14は、それぞれ独立し
て、炭素数6〜18、好ましくは8〜16のアルキル基
又はアルケニル基、好ましくはアルキル基であり、R11
及びR 12は、それぞれ独立して、炭素数1〜3のアルキ
ル基又はヒドロキシアルキル基である。Xは芳香環又は
−COO−、−CONH−、−OCO−、−NHCO−
から選ばれるエステル基あるいはアミド基であり、R10
はXがエステル基又はアミド基である場合には水酸基で
置換されていてもよい炭素数1〜6のアルキレン基であ
り、Xが芳香環の場合には、水酸基で置換されていても
よい炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O−R19)k
である。ここでR19はエチレン基もしくはプロピレン基
(好ましくはエチレン基)であり、kは平均1〜10
(好ましくは平均1〜5)の数である。R15は炭素数1
〜3のアルキレン基である。R15〜R 18はこれらのうち
の1つ以上、好ましくは2つが炭素数8〜18、好まし
くは8〜14のアルキル基であり、残りが炭素数1〜3
アルキル基又はヒドロキシアルキル基である。また、m
は0又は1の数である。さらに、Y-は陰イオンであ
り、特にハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜3の
アルキル硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル基で置換
されていてもよい芳香族スルホン酸イオンが好まし
い。)。
【0034】より好ましい(b)成分は、上記一般式
(2)又は(4)の化合物であり、最も好ましくは下記
一般式の化合物である。
【0035】
【化5】
【0036】(b)成分は、本発明の水洗トイレ用濃縮
液体清浄剤中に2〜35質量%、好ましくは4〜25質
量%、最も好ましくは3〜15質量%含有される。
【0037】また、本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄
剤では、(a)成分/(b)成分の質量比が好ましくは
1/10〜10/1、より好ましくは1/2〜7/1、
特に好ましくは1/1〜5/1である。
【0038】<(c)成分>本発明の(c)成分は下記
(c1)群から選択される1種類以上の香料である。 (c1)ゲラニオール、p−メチルアセトフェノン、リ
ナロール、セドロール、1−ヘプタノール、チモール、
テトラヒドロリナロール、エチルイソバレエート、ヘプ
チルホルメート、フェニルアセトアルデヒド、シンナミ
ックアルコール、ベンズアルデヒド、酢酸リナリル、酢
酸セドリル、ヘキシルアセテート、酢酸パラクレジル、
ファルネソール、イソボルニルアセテート、酢酸ベンジ
ル、カプロン酸エチル、ブチルプロピオネート、α−メ
チルヨノン、酢酸エチル、リモネン、酢酸テルピニル、
イソアミルホルメート、γ-メチルヨノン、エチルイソ
ブチレート、シトラール。
【0039】(c)成分は、本発明の水洗トイレ用濃縮
液体清浄剤中に1〜15質量%、好ましくは2〜10質
量%、最も好ましくは1〜7質量%含有される。
【0040】また、消臭効果を持続させる点から、さら
に下記(c2)群の香料成分を併用することができる。 (c2)桂皮酸メチル、酢酸セドリル、サリチル酸イソ
アミル、酢酸フェニルエチルフェニル、ドデカノール、
γ−ウンデカラクトン、イソ酪酸シトロネリル、アニス
アルコール、ムスコン、酢酸アニシル、ベンジルイソバ
レレート、インドール、サリチル酸ベンジル、シトロネ
ロール、ジャスモン、シトロネリルオキシアセトアルデ
ヒド、エチルバニリン、イソ酪酸ゲラニル、α−ヨノ
ン、ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヒドロキシシト
ロネラール、β−ヨノン、γ−ノニルラクトン、酢酸シ
ンナミル、イソアミルシンナミックアルデヒド、安息香
酸ベンジル、メチルフェニルグリシド酸エチル、アンス
ラニル酸メチル、シクロペンタデカノリド、アセチルオ
イゲノール、4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチ
ル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒ
ド、ゲラニルチグレート、フェニル酢酸、クマリン、セ
ドリルメチルエーテル、p−tert−ブチル−α−メ
チルヒドロシンナミックアルデヒド、ネロリドール及び
バニリン (c1)群及び(c2)群の香料成分を併用する場合に
は、質量比で(c1)/(c2)=10/1〜1/10
となるように配合することが効果を持続させる点で好ま
しく、特に好ましくは3/1〜1/3である。
【0041】更に香料成分の保留剤として、ベンジルベ
ンゾエーテル、イソプロピルミリステート、ジエチルフ
タレート、ジプロピレングリコール、トリプロピレング
リコールなどを配合してもよい。
【0042】なお、(c)成分及び(c2)群の香料が
全香料成分中に占める割合は、保留剤を除いた全香料成
分中の70〜100質量%が好ましく、特に好ましくは
80〜100質量%である。なお、その他の香料成分に
ついては、貯蔵安定性に影響しない限り、「産業化学シ
リーズ 香料の化学、(赤星亮一、日本化学会編、大日
本図書)」に記載された香料を用いることができ、また
一般に市販されている植物精油なども用いることができ
る。
【0043】<(d)成分>本発明の(d)成分は、下
記(d1)群に示す水溶性溶剤である。 (d1)エチレングリコール、プロピレングリコール、
1,3−ペンタンジオール、1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
グリセリン。
【0044】上記(d1)群の中でも特にエチレングリ
コールおよびプロピレングリコールが好ましい。
【0045】(d)成分は、本発明の水洗トイレ用濃縮
液体清浄剤中に5〜60質量%、好ましくは7〜40質
量%、最も好ましくは10〜35質量%含有される。
【0046】また、本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄
剤では、(c)成分/(d)成分の質量比は、1/5〜
1/15、更に9/50〜1/15、特に3/20〜1
/15が好適である。また、(b)成分/(d)成分の
質量比は、2/1〜1/20、更に1/1〜1/10、
特に1/2〜1/5が、防汚効果、殺菌効果、及び消臭
効果の点から好適である。
【0047】<その他の成分>本発明ではpH調整剤を
使用してもよい。pH調整剤としては塩酸や硫酸などの
無機酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒
石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸、水酸化ナト
リウムや水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モ
ノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミンなどのアミン塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウムなどのアルカリ剤を単独もしくは複合して用いても
構わない。また、これらの酸剤とアルカリ剤を組み合わ
せて緩衝剤系として用いても構わない。
【0048】なお、有機酸は貯蔵安定性に影響するた
め、その含有量は本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤
中0.05〜1質量%が好ましく、より好ましくは0.
1〜1質量%、特に好ましくは0.2〜1質量%であ
る。
【0049】本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤は、
20℃におけるpHが2〜12、更にpH3〜11、特
にpH5〜8であることが、防汚効果の点から好まし
い。
【0050】本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤は、
貯蔵安定性を向上させる目的から非イオン界面活性剤及
び両性界面活性剤〔以下(e)成分という〕から選ばれ
る1種以上を含有することが好ましい。非イオン界面活
性剤としては下記一般式(5)の化合物及び/又は一般
式(6)の化合物が防汚洗浄効果の点から好ましい。
【0051】 R20−T−[(R21O)a−R22]b (5) 〔式中、R20は、炭素数8〜18、好ましくは10〜1
6のアルキル基又はアルケニル基であり、R21は炭素数
2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基
である。R22は、炭素数1〜3のアルキル基、又は水素
原子である。aは1〜100、好ましくは3〜80、よ
り好ましくは5〜40、特に好ましくは5〜20の数を
示す。Tは−O−、−COO−、−CON−又は−N−
であり、Tが−O−又は−COO−の場合、bは1であ
り、Tが−CON−又は−N−の場合はbは1又は2で
ある〕 R23−(OR24)cd (6) 〔式中、R23は直鎖の炭素数8〜16、好ましくは10
〜16、特に好ましくは10〜14のアルキル基、R24
は炭素数2〜4のアルキレン基、好ましくはエチレン基
又はプロピレン基、特にエチレン基であり、Gは還元糖
に由来する残基、cは平均値0〜6の数、dは平均値1
〜10、好ましくは1〜5、特に好ましくは1〜2の数
を示す。〕。
【0052】一般式(5)の化合物の具体例として以下
の化合物を挙げることができる。 R20−O−(C24O)e−H 〔式中、R20は前記の意味を示す。eは1〜100、好
ましくは5〜20の数である。〕 R20−O−(C24O)f−(C36O)g−H 〔式中、R20は前記の意味を示す。f及びgはそれぞれ
独立に1〜20、好ましくは1〜10の数であり、EO
とプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加
体であってもよい。〕
【0053】
【化6】
【0054】〔式中、R20は前記の意味を示す。h及び
iはそれぞれ独立に0〜40、好ましくは0〜20の数
であり、h+iは1〜20、好ましくは1〜15の数で
ある。R25、R26はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数
1〜3のアルキル基である。〕。
【0055】一般式(6)の化合物において、Gは還元
糖に由来する残基であり、原料の還元糖としては、アル
ドースとケトースの何れであっても良く、また、炭素数
が3〜6個のトリオース、テトロース、ペントース、ヘ
キソースを挙げることができる。アルドースとして具体
的にはアピオース、アラビノース、ガラクトース、グル
コース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドー
ス、イドース、タロース、キシロースを挙げることがで
き、ケトースとしてはフラクトースを挙げることができ
る。本発明ではこれらの中でも特に炭素数5又は6のア
ルドペントースあるいはアルドヘキソースが好ましく中
でもグルコースが最も好ましい。
【0056】両性界面活性剤としては下記一般式(7)
の化合物、及び一般式(8)の化合物が好ましい。
【0057】
【化7】
【0058】[式中、R27は炭素数8〜16、好ましく
は10〜16、特に好ましくは10〜14の直鎖アルキ
ル基又はアルケニル基であり、R29、R30は、それぞれ
独立して、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシア
ルキル基である。R28は炭素数1〜5、好ましくは2又
は3のアルキレン基である。Aは−COO−、−CON
H−、−OCO−、−NHCO−、−O−から選ばれる
基であり、jは0又は1、好ましくは1の数である。]
【0059】
【化8】
【0060】[式中、R31は炭素数9〜23、好ましく
は9〜17、特に好ましくは10〜16のアルキル基又
はアルケニル基であり、R32は炭素数1〜6、好ましく
は1〜4、特に好ましくは2又は3のアルキレン基であ
る。Bは−COO−、−CONH−、−OCO−、−N
HCO−、−O−から選ばれる基であり、kは0又は
1、好ましくは0である。R33、R34は、それぞれ独立
して、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエ
チル基であり、R35はヒドロキシ基で置換していてもよ
い炭素数1〜5、好ましくは1〜3のアルキレン基であ
る。Dは−COO-、−SO3 -、−OSO3 -から選ばれ
る基であり、特に−SO3 -が目的の粘度に調整するため
に良好である。]。
【0061】(e)成分は、本発明の水洗トイレ用濃縮
液体清浄剤中に5〜40質量%、更に5〜30質量%、
特に10〜25質量%含有されることが好ましい。ま
た、(e)成分としては、非イオン界面活性剤が好まし
く、特に一般式(6)の化合物が貯蔵安定性の点から好
ましく、その含有量は、本発明の水洗トイレ用濃縮液体
清浄剤中1〜40質量%が好ましく、より好ましくは5
〜30質量%であり、最も好ましくは10〜20質量%
である。
【0062】また、本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄
剤中では、(e)成分/(b)成分の質量比が3/1〜
30/1、更に10/1〜1/1、特に15/2〜5/
2であることが好ましく、(e)成分/(c)成分の質
量比が3/1〜30/1、更に5/1〜28/1、特に
50/7〜25/1であることが貯蔵安定性及び防汚洗
浄効果の点から好適である。
【0063】なお、本発明ではさらに洗浄効果を向上さ
せる目的から陰イオン界面活性剤を含有することが可能
であるが、殺菌効果を低下させるために、その含有量は
(b)成分の質量1に対して1.0未満、特に0.75
未満であることが好ましい。使用できる陰イオン界面活
性剤としては、炭素数10〜15のアルキル基を有する
アルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数8〜14のアル
キル硫酸エステル塩、炭素数8〜14のアルキル基と平
均付加モル数1〜5のオキシエチレン基とを有するポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩から選
ばれる少なくとも1種の陰イオン界面活性剤が好適であ
る。塩としてはナトリウム塩またはカリウム塩が好まし
い。
【0064】本発明では防汚洗浄効果をさらに向上させ
る目的から、(I)トリポリリン酸、ピロリン酸、オル
ソリン酸、ヘキサメタリン酸及びこれらのアルカリ金属
塩、(II)エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシイミノ
二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリロ三酢
酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸及びこ
れらのアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩、(I
II)アミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテ
トラメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタ
メチレンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸、
及びこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属
塩、(IV)ポリα−ヒドロキアクリル酸及びそのアルカ
リ金属塩から選ばれる1種以上のキレート剤を添加する
ことが好ましく、その比率は、本発明の水洗トイレ用濃
縮液体清浄剤中0.1〜20質量%、更に0.1〜10
質量%が好ましい。
【0065】本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤は、
貯蔵安定性を向上させる目的でハイドロトロープ剤を含
有することができる。具体的に好ましい化合物としては
炭素数1〜3のアルキル基が1〜3個置換したベンゼン
スルホン酸又はその塩を挙げることができる。より具体
的に好ましい例としては、p−トルエンスルホン酸、m
−キシレンスルホン酸、p−クメンスルホン酸、エチル
ベンゼンスルホン酸であり、塩を用いる場合にはナトリ
ウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が良好である。こ
れらの含有量は、本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤
中0.1〜10質量%、更に0.1〜5質量%が好適で
ある。
【0066】本発明ではゲル化防止や粘度調整のために
ポリアルキレングリコールを用いることができる。具体
例としては、ポリエチングリコールを標準としたときの
ゲルクルマトグラフィーによって求められた重量平均分
子量が500〜20,000のポリプロピレングリコー
ル及びポリエチレングリコールが好ましい。これらの含
有量は、本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤中0.0
1〜1質量%、更に0.1〜1質量%、特に0.5〜1
質量%が好ましい。
【0067】本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤に
は、上記成分の他に、本発明の性能を損なわない範囲で
添加剤、例えばエタノールなどの(d)成分以外の水溶
性溶剤、粘度調整剤、顔料、染料、懸濁剤などを添加す
ることができる。
【0068】本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤の使
用形態は特に問わないが、一定量を自動または手動でト
イレタンク内へ滴下させることが望ましい。トイレタン
ク内へ投入する際の該清浄剤の滴下量は0.01〜2g
が好ましく、より好ましくは0.01〜1g、特に好ま
しくは0.01〜0.5gである。
【0069】本発明の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤は、
(a)成分の濃度が0.05〜15ppmになるように
水で希釈して使用されることが好ましい。特に、トイレ
タンクへ投入して希釈された後の溶液中の(a)成分の
濃度が、0.05〜15ppm、更に0.1〜10pp
m、特に0.2〜7ppmとなるように調製されること
が望ましい。
【0070】
【実施例】表1、2に示す水洗トイレ用濃縮液体清浄剤
を調製し、その防汚性(易洗浄性)、殺菌性、消臭性、
溶解性及び貯蔵安定性について下記の方法により評価
し、その結果を表1、2に併記した。
【0071】<防汚性(易洗浄性)の評価>水洗トイレ
用濃縮液体清浄剤0.1gを10000gの水に溶解さ
せ、その溶液中に陶器タイルを5分間浸漬させた。この
際、溶液は緩やかに撹拌させた。浸漬処理した陶器タイ
ル(50mm×20mm×5mm)を充分に乾燥させた
後、表面上にモデル汚れ(オレイン酸と菜種油を質量比
で1:1で混合したもの)を0.5g、スポット状に滴
下した。モデル汚れを滴下した陶器タイルを、モデル汚
れが流れないよう、水槽の底に静置し、陶器タイルに水
が直接かからないように静かに水槽中に水を満たしてい
く。その際のモデル汚れが陶器タイル表面から除去され
る面積の割合を判定し、次の5段階で評価した。なお、
汚れ落ちの評価値は、10回の試験の平均値を採用し
た。 5点:汚れ落ちが80%以上である 4点:汚れ落ちが60%以上80%未満である 3点:汚れ落ちが40%以上60%未満である 2点:汚れ落ちが20%以上40%未満である 1点:汚れ落ちが20%未満である。
【0072】<殺菌性および消臭性の評価>10名のモ
ニターを任意に選出し、水洗トイレ用濃縮液体清浄剤を
使用するグループと使用しないグループとの2群に、各
5人ずつに分けた。モニター1人につき、1日に一回の
割合でトイレを使用し、黄ばみや黒ずみが発生するまで
の日数を測定した。測定日数の最大値は14日とした。
また、モニターが使用する際に、便や尿などに由来され
る悪臭の度合いに関しても評価し、それぞれの群におけ
る平均点を算出した。殺菌性能及び消臭性能の評価値は
以下のとおりである。なお、水洗トイレ用濃縮液体清浄
剤の使用量はトイレタンク内の水10000gにつき、
0.1gとし、トイレを1回使用するたびにトイレタン
ク内へ規定量滴下した。 ・殺菌性の評価 ○:黄ばみや黒ずみが8〜14日間発生しない △:黄ばみや黒ずみが4〜7日間で発生する ×:黄ばみや黒ずみが2〜3日間で発生する ・消臭性の評価 5点:悪臭が全くしない 4点:わずかな悪臭が感じられる 3点:少し悪臭が感じられる 2点:悪臭がはっきりと感じられる 1点:強い悪臭が感じられる。
【0073】<溶解性の評価>容器に5000gの水を
入れ、毎分100回転の速度で緩やかに撹拌する。水洗
トイレ用濃縮液体清浄剤0.1gをビーカー上部より滴
下し、30秒後に溶液の均一性を目視により次の3段階
で評価した。 ・溶解性の評価 ○:溶液が均一になっている △:洗浄剤の塊は残留していないが、溶液によどみが認
められる ×:洗浄剤の塊が残留している。
【0074】<貯蔵安定性の評価>各種配合した水洗ト
イレ用濃縮液体清浄剤について、−10℃、0℃、20
℃の恒温槽内において4週間静置し、下記の評価に従っ
て溶液の安定性を目視により評価した。 ・貯蔵安定性の評価 ○:全ての貯蔵温度において均一な溶液である △:貯蔵温度の何れかで溶液の白濁が認められる ×:貯蔵温度の何れかで溶液の分離が認められる
【0075】
【表1】
【0076】
【表2】
【0077】表中の成分は以下のとおりである ・重合体A:塩化ジアリルジメチルアンモニウム、マレ
イン酸及び二酸化硫黄の共重合体(塩化ジアリルジメチ
ルアンモニウム/マレイン酸/二酸化硫黄=100/4
0/10モル比、重量平均分子量22,000) ・重合体B:塩化ジアリルジメチルアンモニウムとマレ
イン酸の共重合体(塩化ジアリルジメチルアンモニウム
/マレイン酸=2/1モル比、重量平均分子量100,
000) ・重合体C:塩化ジアリルジメチルアンモニウムとマレ
イン酸の共重合体(塩化ジアリルジメチルアンモニウム
/マレイン酸=1/1モル比、重量平均分子量80,0
00) ・重合体D:塩化ジアリルジメチルアンモニウムの重合
体(重量平均分子量70,000) ・重合体E:N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリ
ル酸アミドとアクリル酸の共重合体(N,N−ジメチル
アミノプロピルメタクリル酸アミド/アクリル酸の共重
合体=1/1モル比、重量平均分子量100,000) ・殺菌性化合物:サニゾールC〔ココアルキルジメチル
ベンジルアンモニウムクロリド、花王(株)製〕 ・香料A:ベンズアルデヒド、酢酸ベンジル、ゲラニオ
ール、酢酸リナリル、リモネン、イソアミルホルメー
ト、エチルイソブチレート、1−ヘプタノール、γ-メ
チルヨノンおよびジプロピレングリコールの混合物 ・香料B:p−メチルアセトフェノン、チモール、カプ
ロン酸エチル、ヘプチルホルメート、α−メチルヨノ
ン、シトラール、ファルネソール、イソボルニルアセテ
ート、酢酸セドリル、ヘキシルアセテートおよびジプロ
ピレングリコールの混合物 ・香料C:リナロール、セドロール、テトラヒドロリナ
ロール、エチルイソバレエート、フェニルアセトアルデ
ヒド、シンナミックアルコール、、酢酸パラクレジル、
ブチルプロピオネート、酢酸エチル、酢酸テルピニルお
よびジプロピレングリコールの混合物 ・香料D:イソ吉草酸ベンジル、桂皮酸エチル、イソ酪
酸フェニルエチル、シンナミルホルメートおよびジプロ
ピレングリコールの混合物 ・アルキルグルコシド:直鎖アルキル基の炭素数が12
と14の混合物、糖平均縮合度1.2(縮合度1と2の
混合物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 17/00 C11D 17/00 17/08 17/08 (72)発明者 佃 一訓 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AC05 AE04 BA13 BA25 DA06 EB04 EB05 EB28 ED02 ED28 FA06 FA16 FA26 FA27 FA28 FA32 FA34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)4級アンモニウム基を有するモノ
    マー単位の比率が全モノマー単位に対して10〜100
    モル%である重量平均分子量が1,000〜6,00
    0,000の重合体を2〜35質量%、(b)少なくと
    も1つの4級アンモニウム基を有し、分子量が1000
    未満である殺菌性化合物を2〜35質量%、(c)下記
    (c1)群から選択される1種類以上の香料成分を1〜
    15質量%、及び(d)下記(d1)群から選択される
    水溶性溶剤を5〜60質量%含有する水洗トイレ用濃縮
    液体清浄剤。 (c1)ゲラニオール、p−メチルアセトフェノン、リ
    ナロール、セドロール、1−ヘプタノール、チモール、
    テトラヒドロリナロール、エチルイソバレエート、ヘプ
    チルホルメート、フェニルアセトアルデヒド、シンナミ
    ックアルコール、ベンズアルデヒド、酢酸リナリル、酢
    酸セドリル、ヘキシルアセテート、酢酸パラクレジル、
    ファルネソール、イソボルニルアセテート、酢酸ベンジ
    ル、カプロン酸エチル、ブチルプロピオネート、α−メ
    チルヨノン、酢酸エチル、リモネン、酢酸テルピニル、
    イソアミルホルメート、γ-メチルヨノン、エチルイソ
    ブチレート、シトラール (d1)エチレングリコール、プロピレングリコール、
    1,3−ペンタンジオール、1,3−ブタンジオール、
    1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
    グリセリン
  2. 【請求項2】 (c)及び(d)の質量比が(c)/
    (d)=1/5〜1/15である請求項1記載の水洗ト
    イレ用濃縮液体清浄剤
  3. 【請求項3】 (a)のモノマー単位が下記一般式
    (1)で表される化合物に由来する請求項1又は2記載
    の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤。 【化1】 (式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立して、水素原
    子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基である。Xは
    炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR7−、−C
    ONHR7−、−OCOR7−、−R8−OCO−R7−か
    ら選ばれる基である。ここでR7、R8は、それぞれ独立
    して、炭素数1〜5のアルキレン基である。R4は炭素
    数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、
    又はR12C=C(R3)−X−である。R5は炭素数1〜
    3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基で
    あり、R6はヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン
    酸基もしくは硫酸エステル基で置換されていてもよい炭
    素数1〜10のアルキル基又はベンジル基であり、R6
    がアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はベンジル基の
    場合は、Y-は陰イオンを示す。又、R6がカルボキシル
    基、スルホン酸基、硫酸エステル基を含む場合、Y-
    存在せず、R6中のこれらの基は陰イオンとなる。)
  4. 【請求項4】 (a)の濃度が0.05〜15ppmに
    なるように水で希釈して使用される請求項1〜3何れか
    1項記載の水洗トイレ用濃縮液体清浄剤。
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