JP6925168B2 - 繊維製品用の液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、繊維製品用の液体洗浄剤組成物に関する。
衣類等の繊維製品の香り立ちを良好にする等の目的で、繊維製品用の液体洗浄剤組成物に、カプセル香料を配合することがある。例えば、ノニオン界面活性剤を主成分とする液体洗浄剤組成物にカプセル香料を配合する場合、アクリル酸系高分子が配合される。アクリル酸系高分子を配合することによって、液体洗浄剤組成物の粘度を高め、又は液体洗浄剤組成物の構造化を図り、カプセル香料の沈殿、浮遊、析出を生じにくくする(即ち、分散安定性を高める)。なお、「構造化」とは、力が加わる前後において、粘度が変化する状態をいう。構造化された液体洗浄剤組成物の一例としては、静置状態等、力が加わらない状態ではある程度の粘度を有するが、力が加わると粘度が下がり流動性を発現する液体洗浄剤組成物が挙げられる。
たんぱく汚れや粒子汚れ等に対する洗浄力の向上を目的とした液体洗浄剤組成物としては、アニオン界面活性剤を主成分とする液体洗浄剤組成物(以下、アニオン組成の液体洗浄剤という)がある。アニオン組成の液体洗浄剤においてカプセル香料の分散安定性を高めるために、前述のアクリル酸系高分子を配合すると、アクリル酸系高分子が縮退してしまい、増粘、構造化を図りにくく、カプセル香料の分散安定性を高めにくいという問題がある。アニオン組成の液体洗浄剤の静置時の粘度を増加させるために、芒硝や食塩等の水溶性塩を添加する方法があるが、この方法でもカプセル香料を長期間安定して分散させることは難しい。
さらに、アニオン組成の液体洗浄剤にアクリル酸系高分子を配合した場合、前記液体洗浄剤を被洗物に直接塗布して使用する場合の洗浄性(即ち、塗布洗浄性)が低下するという問題もある。
こうした問題に対し、特許文献1には、界面活性剤と、特定のアルカリ膨張性アクリレート共重合体レオロジー調整剤と、アルカリ性材料と、酸性材料と、水と、水不溶性材料とを特定量含有する組成物が記載されている。また、特許文献2には、ポリアクリレート及びジプロピレングリコールを含む溶媒成分を含んでなる液体洗剤が記載されている。
特開2014−28957号公報 特表2008−534718号公報
しかしながら、特許文献1、2は、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性と、塗布洗浄性とを両立させることについては、何ら考慮されていない。
そこで本発明は、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性に優れ、かつ塗布洗浄性が良好な繊維製品用の液体洗浄剤組成物の提供を目的とする。
本発明は以下の態様を有する。
[1]アニオン界面活性剤(A)と、下記式(1)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位と、下記式(2)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位とを有する架橋型のポリマー(B)とを含む繊維製品用の液体洗浄剤組成物であって、
前記(B)成分の含有量が、前記繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1質量%以上3質量%未満であることを特徴とする、繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
Figure 0006925168
(式(1)中、Rは水素原子、又はメチル基を表し、Rは水素原子を表す。また式(2)中、Rは水素原子、又はメチル基を表し、Rは炭素数1〜40のアルキル基、又は炭素数1〜40のヒドロキシアルキル基を表す。)
[2]前記(A)成分がα−スルホ脂肪酸エステル塩を含む、[1]に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
[3]さらに、ポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体(C)を含む、[1]又は[2]に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
[4]さらに、水不溶性粒子を含む、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
[5]界面活性剤の総質量に対する前記(A)成分の割合が、40〜100質量%である、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
[6]B型粘度計を用いて、回転数6rpmの条件で60秒後に測定した時の粘度v(30℃)と、B型粘度計を用いて回転数60rpmの条件で60秒後に測定した時の粘度v(30℃)との比率(粘度v/粘度v)が1.9以上である、[1]〜[5]のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤組成物によれば、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性に優れ、かつ塗布洗浄性が良好である。
(繊維製品用の液体洗浄剤組成物)
本発明の繊維製品用の液体洗浄剤組成物(以下、単に液体洗浄剤ということがある)は、(A)成分及び(B)成分を含有する組成物である。
<(A)成分>
(A)成分は、アニオン界面活性剤である。アニオン界面活性剤としては、例えば以下の(1)〜(12)が挙げられる。
(1)炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖状又は分岐鎖状のアルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS又はABS)。
(2)炭素数10〜20のアルカンスルホン酸塩。
(3)炭素数10〜20のα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)。
(4)炭素数10〜20のアルキル硫酸塩又はアルケニル硫酸塩(AS)。
(5)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシド(EO)とプロピレンオキシド(PO)(EO/POのモル比が0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均0.5〜10モル付加した炭素数10〜20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテル硫酸塩(AES)。AESでは良好な外観安定性が得られやすいことから、EOを平均1〜2モル付加した炭素数12〜18の直鎖状のアルキル基を有するAESが好ましい。
(6)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(EO/POのモル比が0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均3〜30モル付加した炭素数10〜20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)フェニルエーテル硫酸塩。
(7)炭素数2〜4のアルキレンオキシドのいずれか、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシド(EO/POのモル比が0.1/9.9〜9.9/0.1)を、平均0.5〜10モル付加した炭素数10〜20の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル(又はアルケニル)基を有するアルキル(又はアルケニル)エーテルカルボン酸塩。
(8)炭素数10〜20のアルキルグリセリルエーテルスルホン酸のようなアルキル多価アルコールエーテル硫酸塩。
(9)長鎖モノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(10)ポリオキシエチレンモノアルキル、ジアルキル又はセスキアルキルリン酸塩。
(11)石鹸。平均炭素数が10〜20(好ましくは炭素数12〜18)の高級脂肪酸塩。
(12)α−スルホ脂肪酸エステル塩(MES)。
上記で例示した以外のアニオン界面活性剤を用いてもよい。例えば、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシアルキレンエーテルカルボン酸塩、アルキルアミドエーテルカルボン酸塩又はアルケニルアミドエーテルカルボン酸塩、アシルアミノカルボン酸塩等のカルボン酸型アニオン界面活性剤;アルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルリン酸エステル塩、グリセリン脂肪酸エステルモノリン酸エステル塩等のリン酸エステル型アニオン界面活性剤等が挙げられる。
アニオン界面活性剤の塩の形態としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩;アンモニウム塩等が挙げられる。中でも、アルカリ金属塩が好ましい。
(A)成分は1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(A)成分としては、上記の中でも、より良好な塗布洗浄性が得られやすいことから、前記の(1)、(4)、(5)、及び(12)からなる群より選択される少なくとも1種のアニオン界面活性剤を含むことが好ましく、(5)と(12)の組み合わせ、(1)と(5)の組み合わせ、(1)と(12)の組み合わせ、及び(1)と(5)と(12)の組み合わせからなる群より選択される少なくとも1種のアニオン界面活性剤を含むことがより好ましい。
(A)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、3〜30質量%が好ましく、4〜20質量%がより好ましく、6〜16質量%がさらに好ましい。(A)成分の含有量が前記下限値以上であると、塗布洗浄性、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性に優れる液体洗浄剤が得られやすい。また、再汚染防止性に優れる液体洗浄剤が得られやすくなる。また、(A)成分の含有量が前記上限値以下であると、液体洗浄剤の増粘及び構造化の効果が得られやすい。
ここで、「再汚染防止性」とは、洗濯処理を施すことによって被洗物から脱離した汚れが、再び被洗物に付着するのを防止する性質である。
本発明の1つの態様において、(A)成分は、前述の(12)を含んでいてもよい。また(12)は、下記式(a1)で表されるα−スルホ脂肪酸塩エステル(以下、(a)成分と記載する)であることが好ましい。
CH(SOM)COOR ・・・(a1)
(式(a1)中、Rは炭素数10〜16の炭化水素基であり、Rは炭素数1〜6の炭化水素基であり、Mは対イオンである。)
<(a)成分>
前記式(a1)中、Rの炭化水素基の炭素数は10〜16である。つまり(a)成分が有する脂肪酸残基の炭素数は12〜18である。脂肪酸残基とは、アシル基部分を指す。Rの炭素数が10以上であれば、表面活性が強く、塗布洗浄性がより良好になる。Rの炭素数が16以下であれば、液体洗浄剤の低温安定性が優れる。
の炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよく、環状の構造を含んでいてもよい。Rの炭化水素基は、脂肪族炭化水素基であることが好ましく、直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、又は直鎖状若しくは分岐鎖状のアルケニル基がより好ましく、直鎖状のアルキル基、又は直鎖状のアルケニル基がさらに好ましい。
式(a1)中、Rの炭素数は1〜6であり、1〜3が好ましい。
の炭化水素基は、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよく、環状の構造を含んでいてもよい。Rの炭化水素基は、脂肪族炭化水素基であることが好ましく、直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、又は直鎖状若しくは分岐鎖状のアルケニル基がより好ましく、直鎖状のアルキル基、又は分岐鎖状のアルキル基がさらに好ましい。
としては、塗布洗浄性がより向上することから、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等が好ましく、メチル基、エチル基、n−プロピル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。
式(a1)中、Mの対イオンとしては、RCH(COOR)SO とともに水溶性の塩を形成し得るものが好ましく、例えばアルカリ金属イオン、プロトン化したアミン、アンモニウムイオン等が挙げられる。前記対イオンとなり得るアルカリ金属としては、ナトリウム等が挙げられる。前記対イオンとなり得るアミンとしては、第1〜3級アミン等が挙げられる。前記アミンの総炭素数は1〜6であることが好ましい。また、前記アミンは、ヒドロキシ基を有していてもよい。(a)成分の水に対する溶解性が高まることから、前記アミンはヒドロキシ基を有することが好ましい。ヒドロキシ基を有するアミンとしては、アルカノールアミンが挙げられ、前記アルカノール基の炭素数は1〜3が好ましい。アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。
Mとしては、入手しやすい点、液体洗浄剤の低温安定性がより高められやすくなる点等から、アルカリ金属イオンが好ましく、ナトリウムイオンが特に好ましい。
(a)成分としては、前記式(a1)におけるRが炭素数14〜16の、直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基、又は直鎖状若しくは分岐鎖状のアルケニル基であり、Rがメチル基である化合物が特に好ましい。
(a)成分は、いずれか1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(a)成分としては、塗布洗浄性が高まるとともに、水への溶解性が高まることから、脂肪酸残基の炭素数が異なる化合物を混合した混合物であることが好ましい。特に、前記式(a1)におけるRが炭素数14の炭化水素基である化合物(a−1)と、前記式(a1)におけるRが炭素数16の炭化水素基である化合物(a−2)との混合物が好ましい。かかる混合物において、化合物(a−1)と化合物(a−2)との質量比は、(a−1):(a−2)=45:55〜95:5が好ましく、60:40〜90:10がより好ましく、80:20〜85:15がさらに好ましい。かかる質量比が前記の好適な範囲内であると、塗布洗浄性、水への溶解性、液体洗浄剤の低温安定性がより良好となりやすい。
(a)成分は、公知の製造方法により得られるもの、例えば、撹拌機付きの槽型反応装置等を定法により使用し、原料の脂肪酸エステルを、無水硫酸等に接触させてスルホン化することによりα−スルホ脂肪酸エステル(α−SF酸)を調製し、次いで、前記α−SF酸を、水酸化ナトリウム等で中和することにより得られるものが用いられてもよく、市販品が用いられてもよい。なお、中和の前後に、過酸化水素等で漂白を行ったものであってもよい。
(a)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0〜7質量%が好ましく、1〜6質量%がより好ましく、1.5〜5質量%がさらに好ましい。(a)成分の含有量が前記範囲内であると、塗布洗浄性、再汚染防止性、分散安定性、酵素安定性に優れる液体洗浄剤が得られやすくなる。また、他の成分の配合の自由度を保ちやすくなる。
また、(A)成分中の(a)成分の割合は、(a)/(A)=0/100〜70/100が好ましく、10/100〜65/100がより好ましく、20/100〜60/100がさらに好ましい。
<(B)成分>
(B)成分は、下記式(1)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位と、下記式(2)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位とを有する架橋型のポリマーである。構造内に式(1)で表されるモノマー(以下、モノマー(b1)という)から誘導された繰り返し単位と、式(2)で表されるモノマー(以下、モノマー(b2)という)から誘導された繰り返し単位とを有することにより、液体洗浄剤の増粘及び構造化の効果が得られる。(B)成分は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
Figure 0006925168
(式(1)中、Rは水素原子、又はメチル基を表し、Rは水素原子を表す。また式(2)中、Rは水素原子、又はメチル基を表し、Rは炭素数1〜40のアルキル基、又は炭素数1〜40のヒドロキシアルキル基を表す。)
<モノマー(b1)、(b2)>
モノマー(b1)は、上記式(1)で表されるモノマー、即ち(メタ)アクリル酸である。モノマー(b1)は、1種単独で用いられてもよく、2種を併用してもよい。
また、モノマー(b2)は、上記式(2)で表される(メタ)アクリレートである。
上記式(2)において、Rの炭素数1〜40のアルキル基は直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよく、環状構造を含んでいてもよい。Rのアルキル基の炭素数は1〜40であり、1〜30が好ましく、10〜30がより好ましい。前記炭素数が1以上であると、(B)成分が水に対して膨潤しやすくなり、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性が良好となりやすい。前記炭素数が40以下であると、(B)成分の水への溶解性が良好となりやすい。
また、Rの炭素数1〜40のヒドロキシアルキル基のアルキル基も、直鎖状であってもよく、分岐鎖状であってもよく、環状構造を含んでいてもよい。ヒドロキシアルキル基のアルキル基の炭素数は1〜40であり、1〜30が好ましく、10〜30がより好ましい。前記炭素数が1〜40であれば、液体洗浄剤の増粘及び構造化の効果が得られる。
モノマー(b2)は1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分は架橋型のポリマーである。ここで「架橋型のポリマー」とは部分的に又は実質的に架橋されたポリマーのことを指す。本発明の(B)成分はモノマー(b1)と、モノマー(b2)と、架橋剤とを含むモノマー混合物を重合して得られるものであることが好ましい。
架橋剤としては、例えばアリルエーテル化合物が挙げられる。
アリルエーテル化合物としては、アリルエーテル、糖のアリルエーテル、糖アルコールのアリルエーテル等が挙げられる。
糖のアリルエーテルにおける糖としては、例えば、スクロース等が挙げられる。
糖アルコールのアリルエーテルにおける糖アルコールとしては、例えば、ペンタエリスリトール等が挙げられる。
(B)成分は、いずれか1種が単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(B)成分としては、一般式(1)(Rが水素)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位と、一般式(2)(Rがメチル基であり、Rが炭素数10〜30のアルキル基である)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位とを有する架橋型のポリマー;一般式(1)(Rが水素)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位と、一般式(2)(Rがメチル基であり、Rが炭素数1〜6のアルキル基である)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位とを有する架橋型のポリマーが好ましい。
また、(B)成分は、一般式(1)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位、及び一般式(2)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位以外の繰り返し単位(他の繰り返し単位)を有していてもよい。
他の繰り返し単位としては、他のモノマーから誘導された繰り返し単位が挙げられる。
他のモノマーとしては、モノマー(b1)及びモノマー(b2)と共重合可能であれば特に制限されず、1種以上を用いることができる。
(B)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1質量%以上3質量%未満であり、0.5質量%以上3質量%未満が好ましく、0.6〜2.5質量%がより好ましく、0.65〜2.0質量%がさらに好ましい。(B)成分の含有量が上記下限値以上であれば、(B)成分が液体洗浄剤中で充分に構造化でき、カプセル香料の分散安定性が良好となる。上記上限値未満であれば、液体洗浄剤使用時の粘度が高くなりすぎず液体洗浄剤の使用性が低下しにくい。
(B)成分の市販品としては、例えば、Lubrizol社製のCarbopol(登録商標)シリーズ等が挙げられる。Carbopolシリーズとしては、例えば、Carbopol ETD 2623、Carbopol EZ3、Carbopol EZ4、Carbopol Ultrez20、Carbopol Ultrez21、Carbopol Aqua 30等が挙げられる。これらの中でも、Carbopol ETD 2623、Carbopol EZ4、Carbopol Aqua 30が好ましく、Carbopol EZ4がさらに好ましい。これらは1種単独で用いられてもよく、2種以上を組み合わせて用いられてもよい。
また、(A)成分/(B)成分で表される質量比(A/B比)は、4〜60が好ましく、5〜35がより好ましく、7〜25がさらに好ましい。A/B比が上記下限値以上であれば、通常洗浄性に優れる液体洗浄剤を得られやすい。加えて、A/B比が上記下限値以上であれば、液体洗浄剤を使用する際の粘度が高くなりすぎず、使用性に優れる液体洗浄剤が得られやすい。一方、A/B比が上記上限値以下であれば、液体洗浄剤を十分に構造化でき、カプセル香料の分散安定性がより良好となる。
なお、通常洗浄性とは、液体洗浄剤を水に分散した洗浄液を用い、洗濯機等で被洗物を洗浄することを意味する。
また、(a)成分/(B)成分で表される質量比(a/B比)は、0〜15が好ましく、0.5〜10がより好ましく、1.5〜8がさらに好ましい。a/B比が前記下限値以上であれば、塗布洗浄性、通常洗浄性、再汚染防止性に優れる液体洗浄剤が得られやすくなる。液体洗浄剤使用時の粘度が高くなりすぎず、使用性に優れる液体洗浄剤が得られやすい。一方、a/B比が上記上限値以下であれば、液体洗浄剤を十分に構造化でき、カプセル香料の分散安定性が良好となる。加えて、a/B比が上記上限値以下であれば、低温安定性に優れる液体洗浄剤が得られる。
<(C)成分>
本発明の液体洗浄剤組成物は、(C)成分を含むことが好ましい。(C)成分は、ポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体である。
(C)成分としては、例えば、下記(c1)成分、下記(c2)成分が挙げられる。
<(c1)成分>
(c1)成分は、ポリアルキレンイミンのアルキレンオキシド付加体である。
(c1)成分のポリアルキレンイミンは、例えば、下記一般式(3)で表される。
NH−R21−(NA−R21−NH ・・・(3)
式(3)中、R21は、それぞれ独立して炭素数2〜6のアルキレン基であり、Aは、水素原子又は分岐による別のポリアミン鎖を示し、nは、1以上の数である。ただし、前記Aがすべて水素原子であることはない。
即ち、式(3)で表されるポリアルキレンイミンは、構造中に分岐したポリアミン鎖を有する。
21は、炭素数2〜6の直鎖アルキレン基又は炭素数3〜6の分岐アルキレン基である。R21は、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、炭素数2のアルキレン基がより好ましい。
ポリアルキレンイミンは、炭素数2〜6のアルキレンイミンの1種又は2種以上を常法により重合して得られる。炭素数2〜6のアルキレンイミンとしては、エチレンイミン、プロピレンイミン、1,2−ブチレンイミン、2,3−ブチレンイミン、1,1−ジメチルエチレンイミン等が挙げられる。
ポリアルキレンイミンとしては、ポリエチレンイミン(PEI)、ポリプロピレンイミンが好ましく、PEIがより好ましい。PEIは、エチレンイミンを重合することによって得られ、その構造中に、1級、2級及び3級アミン窒素原子を含む分岐鎖構造を有している。
ポリアルキレンイミンの質量平均分子量は、200〜2000が好ましく、300〜1500がより好ましく、400〜1000がさらに好ましく、500〜800が特に好ましい。
ポリアルキレンイミンとしては、その1分子中に活性水素を5〜30個有するものが好ましく、7〜25個有するものがより好ましく、10〜20個有するものがさらに好ましい。
(c1)成分は、ポリアルキレンイミンにアルキレンオキシドを付加して得られる。この方法としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート等の塩基性触媒の存在下、出発物質であるポリアルキレンイミンに対して、100〜180℃でエチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加させる方法等が挙げられる。
アルキレンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシドが挙げられる。前記アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドが挙げられ、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドが好ましく、エチレンオキシドがより好ましい。
(c1)成分としては、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド付加体、ポリアルキレンイミンのプロピレンオキシド付加体、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド−プロピレンオキシド付加体等が挙げられる。なお、前記ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド−プロピレンオキシド付加体は、ポリアルキレンイミンにエチレンオキシド及びプロピレンオキシドを付加したものであり、ポリアルキレンイミンに対するエチレンオキシドとプロピレンオキシドの付加順序や付加形態(ブロック状、ランダム状)は任意である。
(c1)成分としては、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド付加体、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド−プロピレンオキシド付加体が好ましく、ポリアルキレンイミンのエチレンオキシド付加体がより好ましい。
(c1)成分としては、原料であるポリアルキレンイミンが有する活性水素1原子に対し、平均5〜40個のアルキレンオキシドが付加されたものが好ましく、平均10〜30個のアルキレンオキシドが付加されたものがより好ましい。即ち、原料であるポリアルキレンイミンが有する活性水素1モルあたりに、平均5〜40モルのアルキレンオキシドが付加されたものが好ましく、平均10〜30モルのアルキレンオキシドが付加されたものがより好ましい。
(c1)成分の質量平均分子量は、1000〜80000が好ましく、2000〜50000がより好ましく、5000〜30000がさらに好ましく、10000〜20000が特に好ましい。
(c1)成分としては、例えば、式(3−a)で示される化合物が挙げられる。
Figure 0006925168
式(3−a)中、R22は、それぞれ独立に炭素数2〜6のアルキレン基であり、mは、それぞれ独立に1以上の数である。
22は、炭素数2又は3のアルキレン基が好ましく、炭素数2のアルキレン基がより好ましい。mは、(R22O)の平均繰り返し数であり、それぞれ独立に5〜40が好ましく、10〜30がより好ましい。
(c1)成分としては、合成品が用いられてもよいし、市販品が用いられてもよい。
市販品としては、例えばBASF社製の商品名「Sokalan(登録商標) HP20」等が挙げられる。
<(c2)成分>
(c2)成分は、例えば、下記一般式(4)で表されるポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体である。
NH(R31NH)H ・・・(4)
式(4)中、R31は、炭素数2〜6のアルキレン基であり、lは、1以上の数である。
31は、炭素数2〜6の直鎖アルキレン基又は炭素数3〜6の分岐アルキレン基である。R31は、炭素数2〜4のアルキレン基が好ましく、炭素数2のアルキレン基がより好ましい。
ポリアルキレンアミンとしては、ポリエチレンアミンが好ましい。ポリエチレンアミンとしては、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン等が挙げられる。なお、これらのポリエチレンアミンは、公知の製造方法、例えばアンモニア及びエチレンジクロリドを反応させることで得られる。
ポリアルキレンアミンの質量平均分子量は、60〜1800が好ましく、60〜1000がより好ましく、60〜800がさらに好ましい。
ポリアルキレンアミンとしては、その1分子中に活性水素を6〜30個有するものが好ましく、7〜20個有するものがさらに好ましい。
(c2)成分は、ポリアルキレンアミンにアルキレンオキシドを付加して得られる。この反応は、(c1)成分と同様に行える。アルキレンオキシドとしては、炭素数2〜4のアルキレンオキシドが挙げられる。前記アルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドが挙げられ、エチレンオキシド及びプロピレンオキシドが好ましく、エチレンオキシドがより好ましい。
(c2)成分としては、ポリアルキレンアミンのエチレンオキシド付加体、ポリアルキレンアミンのプロピレンオキシド付加体、ポリアルキレンアミンのエチレンオキシド−プロピレンオキシド付加体等が挙げられる。
ポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体としては、ポリアルキレンアミンのエチレンオキシド付加体、ポリアルキレンアミンのエチレンオキシド−プロピレンオキシド付加体が好ましく、ポリアルキレンアミンのエチレンオキシド付加体がより好ましい。
(c2)成分としては、原料であるポリアルキレンアミンが有する活性水素1原子に対し、平均5〜40個のアルキレンオキシドが付加されたものが好ましく、平均10〜30個のアルキレンオキシドが付加されたものがより好ましい。即ち、原料であるポリアルキレンアミンが有する活性水素1モルあたりに、平均5〜40モルのアルキレンオキシドが付加されたものが好ましく、平均10〜30モルのアルキレンオキシドが付加されたものがより好ましい。
(c2)成分の質量平均分子量は、1000〜80000が好ましく、2000〜50000がより好ましく、5000〜30000がさらに好ましく、10000〜20000が特に好ましい。
(C)成分としては、(c1)成分が好ましい。(c1)成分の中でも、上記式(3−a)で表されるポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体が特に好ましい。
(C)成分は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
(C)成分の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜2質量%が好ましく、0.2〜1.5質量%がより好ましく、0.3〜1.0質量%がさらに好ましい。(C)成分の含有量が、前記下限値以上であると、塗布洗浄性、再汚染防止性、分散安定性、酵素安定性に優れる液体洗浄剤が得られやすくなる。また、(C)成分の含有量が前記上限値以下であると、他の成分の配合の自由度を保ちやすくなる。
また、(C)成分/(B)成分で表される質量比(C/B比)は、0.15〜5が好ましく、0.2〜3がより好ましく、0.3〜2がさらに好ましい。C/B比が上記下限値以上であれば、通常洗浄性、再汚染防止性、液安定性に優れる液体洗浄剤が得られやすくなる。加えて、C/B比が上記下限値以上であれば、液体洗浄剤使用時の粘度が高くなりすぎず、使用性に優れる液体洗浄剤が得られやすい。一方、C/B比が上記上限値以下であれば、液体洗浄剤を十分に構造化でき、カプセル香料の分散安定性が良好となる。
<水不溶性粒子>
本発明の液体洗浄剤は、液体洗浄剤を構成する成分に溶けにくい粒子(水不溶性粒子)を含むことが好ましい。本発明の液体洗浄剤は上述の(A)、(B)成分を含むため、水不溶性粒子を安定に分散させることができる。
このような水不溶性粒子としては、例えば、カプセル香料やそれに代わる有効成分を含有する包剤、特有の製品審美性を付与するためのビーズや真珠光沢剤、ベントナイト、ゼオライト、カルボキシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
これら水不溶性粒子は1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
カプセル香料は、高分子化合物で形成されたカプセル壁によって香料成分が内包されたものである。カプセル壁を形成する高分子化合物としては、例えば、ポリアクリル酸系、ポリビニル系、ポリメタクリル酸系、メラミン系、ウレタン系等の合成高分子が挙げられる。これらは、1種単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
液体洗浄剤中の水不溶性粒子の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.01〜1質量%が好ましく、0.03〜0.7質量%がより好ましい。水不溶性粒子の含有量が前記範囲内であれば、水不溶性粒子の液体洗浄剤中での分散安定性が良好となりやすい。
本発明の液体洗浄剤は、粘度(B型粘度計を用いて、測定温度30℃、回転数60rpmの条件で60秒後に測定した時の値、以下、粘度vと記載する)が100〜4000mPa・sであることが好ましい。粘度が上記範囲内であれば、被洗物へ塗布性、そそぎやすさ、リッチ感等が良好となりやすい。
また、本発明の液体洗浄剤は、粘度vが100〜4000mPa・sであり、かつB型粘度計を用いて回転数6rpmの条件で60秒後に測定した時の粘度v(30℃)と、粘度vの比率(粘度v/粘度v)が、1.9以上であることが好ましい。また、粘度v/粘度vは、2.5以上であることがより好ましい。粘度v/粘度vが1.9以上であれば、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性が良好となりやすい。粘度v/粘度vの上限は、5以下であることが好ましい。
<任意成分>
本発明の液体洗浄剤は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、上記(A)〜(C)成分、及び水不溶性粒子以外の任意成分を含有することができる。
任意成分としては、例えば、水、(A)成分以外の界面活性剤(任意界面活性剤)、水混和性有機溶剤、有機酸、酸化防止剤、洗浄性能向上剤・安定性向上剤、防腐剤、香料前駆体、着色剤・乳濁化剤、天然物等のエキス、pH調整剤、カプセル香料以外の香料等が挙げられる。
液体洗浄剤の総量に対する水の含有量は、例えば、10〜95質量%が好ましく、20〜90質量%がより好ましく、40〜90質量%がさらに好ましい。
<任意界面活性剤>
任意界面活性剤は、洗浄成分であり、液体洗浄剤において公知の界面活性剤を用いることができる。例えばノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤を1種又は2種以上組み合わせて配合することができる。
液体洗浄剤中の界面活性剤((A)成分を含む)の合計量(総量)は、液体洗浄剤の総質量に対して8〜30質量%が好ましく、9〜20質量%がより好ましく、10〜17質量%がさらに好ましい。界面活性剤の合計量が、前記範囲の下限値以上であると、良好な塗布洗浄性が得られやすい。上限値以下であると、コストの増加を抑えつつ充分な塗布洗浄性が得られやすい。
また、界面活性剤の総量に対する(A)成分の割合は、洗浄力と再汚染防止性の観点から、界面活性剤の総質量に対して、40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、60質量%以上がさらに好ましい。界面活性剤の合計量に対する(A)成分の上限は100質量%でもよく、他の界面活性剤とのバランスの点から95質量%以下が好ましく、93質量%以下がより好ましい。即ち、界面活性剤の総質量に対する(A)成分の割合は、40〜100質量%が好ましく、50〜95質量%がより好ましく、60〜93質量%がさらに好ましい。
[ノニオン界面活性剤]
(A)成分以外の界面活性剤としては、液体洗浄剤の安定性の点でノニオン界面活性剤を含むことが好ましい。
ノニオン界面活性剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対し1〜10質量%が好ましく、1〜5質量%がより好ましい。
この場合、界面活性剤の総質量に対する、(A)成分とノニオン界面活性剤の合計量は、80質量%以上が好ましく、85質量%以上がより好ましく、90質量%以上がさらに好ましく、100質量%であってもよい。即ち、界面活性剤の総質量に対する(A)成分とノニオン界面活性剤の合計量は、80〜100質量%が好ましく、85〜100質量%がより好ましい。
また、(A)成分とノニオン界面活性剤の合計量(100質量%)のうち(A)成分の割合は、50〜100質量%が好ましく、55〜97質量%がより好ましく、60〜95質量%がさらに好ましい。(A)成分の割合が上記範囲の下限値以上であると再汚染防止性の低下が生じにくく、上限値以下であると低温条件において、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性が低下しにくい。
液体洗浄剤には公知のノニオン界面活性剤を含むことができる。ノニオン界面活性剤は1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
ノニオン界面活性剤として、下記式(5)で表される、直鎖状又は分岐鎖状のアルコールアルコキシレートが好ましい。
41−O−(AO)−H ・・・(5)
式(5)中、R41は炭素数8〜18の直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基であり、AOは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、xはオキシアルキレン基の平均繰返し数を表し、0〜30の数である。
式(5)において、R41としては、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基、若しくは直鎖状又は分岐鎖状のアルケニル基が挙げられる。R41の炭素数は8〜18であり、塗布洗浄性向上の点から10〜16が好ましく、10〜14がより好ましい。
AOは、オキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基のいずれか1種であってもよく、これらの2種以上が混在するものであってもよい。
AOの中でも、オキシエチレン基、及びオキシプロピレン基からなる少なくとも1種のアルケニル基が好ましく、オキシエチレン基がより好ましい。オキシエチレン基、オキシプロピレン基又はオキシブチレン基の2種以上が混在する場合、これらはランダム状に混在していてもよく、ブロック状に混在していてもよい。
前記式(5)において、xは0〜30の数であり、塗布洗浄性と保存安定性の点から、xは3〜15の数が好ましく、3〜10の数がより好ましい。
なお、xは、オキシエチレン基の「平均」繰返し数を表している。即ち、式(5)で表される、直鎖状又は分岐鎖状のアルコールアルコキシレートは、オキシエチレン基の繰返し数が異なる分子の集合体である。また、R41の異なる分子の集合体であってもよい。
アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の組み合わせとしては、LASとAESとMESとアルコールエトキシレートの組み合わせ、AESとMESとアルコールエトキシレートの組み合わせ、LASとAESとアルコールエトキシレートの組み合わせ、が好ましい。
[カチオン界面活性剤]
カチオン界面活性剤としては、従来公知のものを適宜選択して用いることができる。具体的には、ドデシルトリメチルアンモニウム塩、セチルトリメチルアンモニウム塩、セトステアリルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、ジデシルジメチルアンモニウム塩、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。本発明の液体洗浄剤がカチオン界面活性剤を含む場合、その配合量は、洗浄性、抗菌力、外観安定性の観点から、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜2質量%が好ましい。
[両性界面活性剤]
両性界面活性剤としては、アルキルベタイン型、アルキルアミドベタイン型、イミダゾリン型、アルキルアミノスルホン型、アルキルアミノカルボン酸型、アルキルアミドカルボン酸型、アミドアミノ酸型、リン酸型両性界面活性剤等が挙げられる。本発明の液体洗浄剤が両性界面活性剤を含む場合、その配合量は、洗浄性、外観安定性の観点から、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜1質量%が好ましい。
[半極性界面活性剤]
半極性界面活性剤としては、従来公知のものを適宜選択して用いることができる。具体的には、ドデシルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキシド等が挙げられる。本発明の液体洗浄剤が半極性界面活性剤を含む場合、その配合量は、洗浄性、外観安定性の観点から、液体洗浄剤の総質量に対して、0.1〜1質量%が好ましい。
本発明の液体洗浄剤は、水混和性有機溶剤を含有することが好ましい。
水混和性有機溶剤としては、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール等のアルコール類、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等のグリコール類、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、質量平均分子量が約200〜1000のポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等のポリグリコール類、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のアルキルエーテル類等が挙げられる。
これらの中でも、臭気の少なさ、入手のしやすさ、液体洗浄剤とした場合の液安定性、流動性等から、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)が好ましい。
水混和性有機溶剤は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
水混和性有機溶剤の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.3〜20質量%が好ましい。
なお、本発明において、水混和性有機溶剤とは、25℃のイオン交換水1Lに50g以上溶解する有機溶剤をいう。
有機酸としては、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、ジグリコール酸、酒石酸、クエン酸、アミノカルボン酸、乳酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、メタキシレンスルホン酸等やそれらのナトリウム塩、カリウム塩を、例えば液体洗浄剤の総質量に対し、0.05〜5質量%含むことができる。有機酸は1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。上記のうち、クエン酸、アミノカルボン酸、乳酸、安息香酸、パラトルエンスルホン酸、メタキシレンスルホン酸やそれらのナトリウム塩が好ましい。
酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等を、例えば液体洗浄剤の総質量に対して、0.01〜2質量%含むことができる。酸化防止剤は、1種単独で用いられてもよく、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
洗浄性能向上や安定性向上等を目的として、酵素(プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、アミラーゼ、マンナナーゼ等)、酵素安定化剤(ホウ酸、ホウ砂、ギ酸又はその塩、安息香酸、乳酸又はその塩及び塩化カルシウム、硫酸カルシウム等のカルシウム塩類)、風合い向上剤、アルカノールアミン等のアルカリビルダー、ハイドロトロープ剤、蛍光剤、移染防止剤、再汚染防止剤、パール剤、ソイルリリース剤等を含むことができる。
[香料前駆体]
本明細書において、香料前駆体は、香料と不揮発性の基質とを化学的に結合させた化合物を指す。香料前駆体自体は香りを出さないが、熱や光、水等のトリガーにより香料と基質との間の結合が切断されると香料が放出されて、香りを出す。そのため、香料前駆体を含む液体洗浄剤で衣類を洗浄処理すると、前記衣類の着用後や保管後等においても、香料としての効果を発揮することが知られている。
香料前駆体としては、本発明の効果を有する限り特に限定されず、衣料用洗剤等の洗浄剤に一般的に使用されているものを、用いることができる。
本発明において、香料前駆体は、香料前駆体の種類等に応じて適宜選択すればよく、例えば、硫黄を含有する香料前駆体(硫黄含有香料前駆体)等が挙げられる。
硫黄含有香料前駆体としては、例えば、下記一般式(d−1)で表される化合物が挙げられる。
J−S−G−Q ・・・(d−1)
ただし、式(d−1)中、Jは、下記化学式(J−1)〜(J−7)でそれぞれ表される基、及びこれらの異性体からなる群より選択される少なくとも1種の基を表す。下記化学式(J−1)〜(J−7)中、波線は、Sと結合する結合手を表す。下記化学式(J−1)〜(J−2)中、点線は、点線が設けられている炭素原子間の結合の1つ以上が二重結合であることを意味する。下記化学式(J−4)中、jは、0〜20の整数を表す。
Sは、硫黄原子である。
Gは、置換基を有していてもよい炭素数2〜15の直鎖状又は炭素数2〜15の分岐鎖状の炭化水素基を表す。
Qは、−S−Jで表される基、−NR61−Jで表される基又は水素原子である。ただし、前記−S−Jで表される基におけるSは硫黄原子であり、Jは下記化学式(J−1)〜(J−7)でそれぞれ表される基、及びこれらの異性体からなる群より選択される少なくとも1種の基を表す。前記−NR61−Jで表される基におけるNは窒素原子であり、Jは前記−S−Jで表される基におけるJと同じであり、R61は水素原子又はメチル基である。
Figure 0006925168
上記式(d−1)中のJにおける「これらの異性体」は、化学式(J−1)〜(J−7)でそれぞれ表される基が化学構造上とりえる異性体であり、例えば立体異性体等である。
上記化学式(J−4)中、jは、0〜20の整数(jが0のとき(J−4)は5員環である)であり、5〜15の整数が好ましい。
上記式(d−1)におけるJとしては、上記化学式(J−1)で表される基、上記化学式(J−2)で表される基が好ましい。
上記式(d−1)中、Gは、飽和炭化水素基でもよいし不飽和炭化水素基でもよい。Gとしては、アルキル基又はアルケニル基が好ましく、直鎖状のアルキル基がより好ましい。Gにおける炭化水素基の炭素数は、10〜14が好ましい。Gにおける炭化水素基の有する置換基としては、例えば、−OR62、−N(R62、−COOR62(前記R62は、それぞれ、炭素数1〜6のアルキル基若しくは炭素数1〜6のアルケニル基又は水素原子を表す)等が挙げられる。
好ましい(D)成分としては、例えば、メチル又はエチル2−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)ブタン−2−イルチオ)プロパネート、メチル又はエチル2−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−2−イルアミノ)−3−(4−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−2−イルチオ)プロパネート、メチル又はエチル2−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタン−4−イルアミノ)−3−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)ブタン−4−イルチオ)プロパネート、メチル又はエチル2−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−4−イルアミノ)−3−(2−オキソ−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)ブタン−4−イルチオ)プロパネート、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−1−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−2−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−2−ブタノン、2−ドデシルスルファニル−5−メチル−ヘプタン−4−オン、2−シクロヘキシル−1−ドデシルスルファニル−ヘプト−6−エン−3−オン、3−(ドデシルチオ)−5−イソプロペニル−2−メチルシクロヘキサノン等が挙げられる。
これらの中でも、香りの持続性を高める観点から、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−2−ブタノン、4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−1−エン−1−イル)−2−ブタノン及び3−(ドデシルチオ)−5−イソプロペニル−2−メチルシクロヘキサノンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物が好ましい。
その中でも、3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン及び4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−2−ブタノンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物が特に好ましい。
また、上記以外のその他の香料前駆体としては、例えば、下記一般式(I)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006925168
式(I)中、Yは、下記化学式(I−1)又は(I−2)で表される基を表す。
は、炭素数1〜30の直鎖炭化水素基、炭素数1〜30の分岐鎖炭化水素基、炭素数1〜30の脂環式炭化水素基、炭素数6〜30の芳香族基から選ばれる少なくとも1種である。
は、酸素原子、カルボニル基(CO基)、アルコキシ基及びシリル基から選ばれる少なくとも1種を有してもよい。Rは、直鎖状でもよく、分岐鎖状でもよい。Rは、飽和炭化水素基でもよいし、不飽和炭化水素基でもよい。
としては、例えば、ノニルアルコール、3,5,5−トリメチルーヘキサノール、シス−6−ノネノール、2,6−ノナジエン−1−オール、2−フェニルプロパノール、3−フェニルプロパノール、2−(2−メチルフェニル)−エタノール、シンナミルアルコール、エチルバニリン、4−イソプロピル−シクロヘキサノール、3,3,5−トリメチル−シクロヘキサノール、2−シクロヘキシル−プロパノール及び2,6−ジメチル−ヘプタン−2−オールから選ばれる少なくとも1種から誘導される炭化水素基が挙げられる。
2−又は3−位置におけるRは、水素原子又はメチル基を表す。
Figure 0006925168
式(I−1)、(I−2)において、R及びRは、ぞれぞれ独立に、水素原子、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基、炭素数1〜6の分岐鎖状のアルキル基、炭素数1〜6の直鎖状のアルコキシ基、炭素数1〜6の分岐鎖状のアルコキシ基、窒素原子及び酸素原子から選択される少なくとも1つを含有する五員複素環基、炭素数1〜6の脂肪族及び芳香族置換基から選ばれる少なくとも1つによって置換された五員複素環基(ヘテロ原子として酸素原子、窒素原子を有する)、−OH、−NO、−NH、−NR71 、−NHCOCH3、又は−NR72を表す。ただし、R71は、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基、炭素数1〜6の分岐鎖状のアルキル基又は炭素数1〜6のヒドロキシアルキル基を表す。また、R72は、窒素原子を有する炭素数3〜6の複素環(ヘテロ原子として酸素原子を含んでいてもよい)を表す。
Xは、−OH、−NHR73又は−SiR74を表す。
前記R73は水素原子、炭素数1〜20の直鎖状の飽和炭化水素基、炭素数1〜20の直鎖状の不飽和炭化水素基、炭素数1〜20の分岐鎖状の飽和炭化水素基、炭素数1〜20の分岐鎖状の不飽和炭化水素基、特定の炭素数を有する芳香族基又は複素環基(ヘテロ原子として窒素原子、酸素原子を有する)である。
73が不飽和炭化水素基である場合、この不飽和炭化水素基はE立体配置が好ましい。
74は、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基又は炭素数1〜6の分岐鎖状のアルキル基を表す。
式(I)、(I−1)及び(I−2)におけるR、R及びRは、同じでもよいし、異なってもよい。
式(I)において、Rは、1つのR基に、脂環式部分の鎖と芳香族部分の鎖との両方を含み得る。例えば、このようなRとしては、所定のアルコール(ROH)から誘導される炭化水素基、所定のアルデヒド(RHO)のエノール形の基、又は所定のケトン(RO)のエノール形の基が挙げられる。
は、好ましくは、デセ−9−エニル、エチル、2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−シクロペンテ−3−エニル)−ブテ−2−エニル、3−メチル−5−フェニル−ペンチル、3−(3−イソプロピル−フェニル)−ブテ−1−エニル、1−エトキシ−3−(3−イソプロピル−フェニル)−ブチル、3−(4−tert−ブチル−フェニル)−1−エトキシ−プロピル、メチル、3,7−ジメチル−オクテ−6−エニル、又はフェネチルである。さらに好ましくは、デセ−9−エニル、エチル、3,7−ジメチル−オクテ−6−エニル、フェネチルである。
式(I−1)、(I−2)において、R及びRは、それぞれ独立して、水素、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基、炭素数1〜6の分岐鎖状のアルキル基、炭素数1〜6の直鎖状のアルコキシ基又は炭素数1〜6の分岐鎖状のアルコキシ基であることが好ましく、水素、炭素数1〜6の直鎖状のアルキル基又は炭素数1〜6の分岐鎖状のアルキル基であることがより好ましい。
及びRは、それぞれ独立して、水素、炭素数1〜4の直鎖状のアルキル基又は炭素数1〜4の分岐鎖状のアルキル基がより好ましく、水素、炭素数1〜3の直鎖状のアルキル基又は炭素数1〜3の分岐鎖状のアルキル基がさらに好ましく、水素、メチル基又はエチル基が特に好ましく、それぞれ水素であることが最も好ましい。
香料前駆体は、市場において容易に入手可能であり、また、公知の方法によっても合成可能である。
香料前駆体は、いずれか1種が単独で用いられてもよいし、2種以上が組み合わされて用いられてもよい。
本発明の液体洗浄剤が香料前駆体を含有する場合、液体洗浄剤中の香料前駆体の含有量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.0001〜3質量%が好ましく、0.001〜0.5質量%がより好ましく、0.006〜0.2質量%がさらに好ましく、0.01〜0.1質量%が特に好ましい。
香料前駆体の含有量が、前記の好ましい下限値以上であると、香気強度がより高められるとともに、香気維持性がより高められる。一方、前記の好ましい上限値を未満であれば、香りが強く残りすぎないため好ましい。
着色剤としては、アシッドレッド138、Polar Red RLS、Liquitint PINK AL、アシッドイエロー203、Liquitint Bright
Yellow、アシッドブルー9、青色1号、青色205号、緑色3号、ターコイズP−GR、Liquitint BLUE SE、Levanyl Violet(いずれも商品名)等の汎用の色素や顔料を、例えば、液体洗浄剤の総質量に対して、0.00005〜0.005質量%程度含むことができる。
乳濁剤としては、ポリスチレンエマルション、ポリ酢酸ビニルエマルジョン等が挙げられ、通常、固形分30〜50質量%のエマルションが好適に用いられる。具体例としては、ポリスチレンエマルション(商品名:サイビノール(登録商標)RPX−196 PE−3、固形分40質量%、サイデン化学(株)社製)、Opulyn 301、Acusol OP 301等を、液体洗浄剤の総質量に対して、0.001〜0.5質量%含むことができる。
芳香のためのカプセル香料以外の香料としては、従来公知のものを適宜選択して用いることができる。前記香料の配合量は、液体洗浄剤の総質量に対して、0.01〜2質量%が好ましい。
本発明の液体洗浄剤は、30℃におけるpHが6〜10であることが好ましく、7〜9.5であることがより好ましい。pHがこのような範囲にあると、液体洗浄剤組成物中のカプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性を良好に維持できる。
液体洗浄剤のpHは、必要に応じて、pH調整剤を配合することにより調整できる。pH調整剤としては、本発明の効果を損なわない限りにおいて随意であるが、硫酸、塩酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アルカノールアミン等が、酵素の安定性の面から好ましい。
(製造方法)
本発明の液体洗浄剤は、従来公知の製造方法によって製造される。
液体洗浄剤の製造方法は、例えば、分散媒である水に、(A)〜(C)成分及び必要に応じてその他の成分を分散することで得られる。
(使用方法)
液体洗浄剤の使用方法としては、例えば、液体洗浄剤を単独で、又は公知の漂白剤や柔軟剤と共に水に入れて洗浄液とし、この洗浄液に被洗物を入れ洗濯機で洗浄する方法、洗浄液、又は液体洗浄剤を被洗物に塗布し、これを洗濯機で洗浄する方法等が挙げられる。
被洗物としては、例えば、衣類、布帛、シーツ、カーテン、絨毯等の繊維製品が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤は塗布洗浄性にも優れるため、被洗物に直接塗布した後、洗濯機で洗浄する方法にも好適に用いることができる。
前記洗浄液中の液体洗浄剤の含有量は、特に限定されない。水に対する液体洗浄剤の添加量は、例えば、水10L当たり、0.5〜30mLが好ましい。
本発明の液体洗浄剤は、(A)〜(C)成分と、ノニオン界面活性剤と、水不溶性粒子と、水とを含み、(A)成分がMES、AES、及びLASからなる群より選択される少なくとも1種のアニオン界面活性剤であり、(C)成分がEPEI(ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体)であることが好ましい。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の記載によって限定されるものではない。
(使用原料)
表1〜4の略号は以下を表す。
MES:α−スルホ脂肪酸エステルのナトリウム塩(式(a1)において、Rが炭素数14のアルキル基であるα−スルホ脂肪酸エステル塩(C16)と、式(a1)において、Rが炭素数16のアルキル基であるα−スルホ脂肪酸エステル塩(C18)の混合物(混合質量比C16/C18=8/2)(Lion Eco Chemicals Sdn.Bhd.社製、商品名:「MIZULAN(登録商標) FL−80」)。
AES:炭素数2のアルキレンオキシドを、平均2モル付加した炭素数12、14のアルキル基を有するエーテル硫酸塩(花王(株)社製、商品名:「EMAL(登録商標)270N」)。
LAS:炭素数8〜18のアルキル基を有する直鎖状又は分岐鎖状のアルキルベンゼンスルホン酸塩(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ(株)社製の「ライポン(登録商標)LH−200」(商品名)を水酸化ナトリウムで中和したもの)。
EZ4:架橋型のポリマー(式(1)において、Rが水素であり、式(2)において、Rがメチル基であり、Rが炭素数10〜30のアルキル基である架橋型のポリマー)(Lubrizol社製、商品名:Carbopol EZ4)。
Aqua 30:架橋型のポリマー(式(1)において、Rが水素であり、式(2)において、Rがメチル基であり、Rが炭素数1〜6のアルキル基である架橋型のポリマー)(Lubrizol社製、商品名:Carbopol Aqua 30)。
EZ2:アクリル酸のホモポリマー(Lubrizol社製、商品名:「Carbopol EZ2」)。
EPEI:ポリエチレンイミンのエチレンオキシド付加体(式(3−a)において、R22がエチレン基、mが20である化合物、質量平均分子量15000、AI(純分)=80%)(BASF社製、商品名:「Sokalan HP20」)。
AE5:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(式(5)において、Rが炭素数12〜14のアルキル基であり、AOがオキシエチレン基であり、xが5であるアルコールアルコキシレート)(THAI ETHOXYLATE社製、商品名:「DEHYDOL(登録商標) LS5 TH」)。
AE7:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(式(5)において、Rが炭素数12〜14のアルキル基であり、AOがオキシエチレン基であり、xが7であるアルコールアルコキシレート)(ECOGREEN OLEOCHEMICALS社製、商品名:「ECOLAT(登録商標)24−7」)。
プロテアーゼ:(ノボザイムズ社製、商品名:「Savinase Evity 16L」)。
塩化カルシウム:(関東化学(株)社製、商品名:「塩化カルシウム)。
安息香酸:安息香酸ナトリウム(東亞合成(株)社製、商品名:「安息香酸ナトリウム」)。
クエン酸:(関東化学(株)社製、商品名:「クエン酸」)。
MEA:モノエタノールアミン(株式会社日本触媒製、商品名:「モノエタノールアミン」)。
カプセル香料:(INTERATIONAL FLAVORS & FRAGRANCES社製、商品名:「Mysterious Fly M2」)。
香料前駆体1:3−(ドデシルチオ)−1−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−3−エン−1−イル)−1−ブタノン(特表2005−511710号公報の例4に記載の化合物。上記一般式(d−1)における、Jが化学式(J−1)(3,4位間に二重結合を有する)で表される基、Gがドデシル基、Qが水素原子である化合物)。
香料前駆体2:4−(ドデシルチオ)−4−(2,6,6−トリメチルシクロヘキサ−2−エン−1−イル)−2−ブタノン(原料としてドデカンチオール(東京化成工業株式会社製)とβヨノン(ヴェ・マンフィス香料株式会社製)とを用い、特表2005−511710号公報の例4に記載の合成方法と同様にして合成した化合物。上記一般式(d−1)における、Jが化学式(J−2)(1,2位間に二重結合を有する)で表される基、Gがドデシル基、Qが水素原子である化合物)。
香料前駆体3:(E)−3−(2−ヒドロキシフェニル)−アクリル酸デセ−9−エニルエステル(特開2000-63328号公報の段落番号0040に記載の化合物)。
香料前駆体4:(E)−3−(2−ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)−アクリル酸エチルエステル(特開2000-63328号公報の段落番号0038に記載の化合物)。
香料前駆体5:(E)−3−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メチル−アクリル酸3,7−ジメチル−オクテ−6−エニルエステル(特開2000-63328号公報の段落番号0034に記載の化合物)。
香料前駆体6:(E)−3−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メチル−アクリル酸フェネチルエステル(特開2000-63328号公報の段落番号0035に記載の化合物)。
水:精製水。
なお、表中水の含有量「バランス」は、液体洗浄剤を全体で100質量%とするのに必要な量である。
また、表中の「MES/B」は液体洗浄剤中のMESと(B)成分の質量比率を表す。
また「界面活性剤/B」は、液体洗浄剤中の界面活性剤の総質量と(B)成分の質量比率を表す。「C/B」は、液体洗浄剤中の(C)成分と(B)成分の質量比率を表す。「ノニオン/アニオン」は、液体洗浄剤中のノニオン界面活性剤と(A)成分(アニオン界面活性剤)の質量比率を表す。
(実施例1〜24、比較例1〜3)
表1〜4に示す組成に従い、(A)〜(C)成分及び任意成分と水とを全て攪拌混合し、pHが9.2となるように必要に応じてNaOH水溶液あるいはHCl水溶液を用いてpH調整し、液体洗浄剤を得た。
なお、表中の配合量は純分換算値である。また、表中に配合量が記載されていない成分は、配合されていない。
なお、実施例6、23及び24は参考例である。
<評価方法>
(増粘及び構造化の評価)
各例の液体洗浄組成物をガラス瓶に60g充填し、恒温槽にて30℃に調整した。ブルックフィールド型粘度計(B型粘度計)に、30℃に調整した試料液をセットした。はじめにローターの回転数を6rpmに設定し、60秒後の粘度vを測定した。その後、ローターの回転数を60rpmに設定し、60秒後の粘度vを測定した。粘度vと粘度vの関係について、以下の評価基準に沿って増粘及び構造化の評価を行った。なお、粘度vの判定結果がA、Bであり、構造化の判定結果がA、Bのものは、液体組成物の増粘、構造化が充分に進行していると判断した。結果を表1〜4に示す。
[評価基準(粘度v)]
A:粘度vが400mPa・s以上4000mPa・s未満。
B:粘度vが100mPa・s以上400mPa・s未満。
C:粘度vが100mPa・s未満、又は4000mPa・s以上。
[評価基準(構造化)]
A:(粘度v)/(粘度v)の値が2.5以上。
B:(粘度v)/(粘度v)の値が1.9以上2.5未満。
C:(粘度v)/(粘度v)の値が1.9未満。
(分散安定性の評価)
各例の液体洗浄組成物をガラス瓶に60g充填し、20℃、及び50℃の恒温槽にそれぞれ1か月間保存した後、目視確認し、下記評価基準に従って分散安定性を評価した。20℃、1か月後を分散安定性評価1、50℃、1か月後を分散安定性評価2として、結果を表1〜4に示す。
[評価基準]
A:沈殿、浮遊物がなく、均一な外観である。
B:沈殿、浮遊、析出物がある。
(通常洗浄性の評価)
通常の洗濯方法により、たんぱく汚れに対する洗浄性の評価を行った。
まず、色差計(日本電色工業(株)社製、製品名:SE−2000)を用いて、洗浄前の人工汚染布5枚の絶対反射率Rを測定した。絶対反射率Rは、ハンター色度Zから、R=Z/100として算出した(以下、同様の方法にて反射率Rの測定を行った)。Terg−O−Tometer(U.S.Testing社製)を洗浄試験器として用い、人工汚染布5枚とチャージ布(メリヤス布を細かく裁断し、充分に洗浄、すすぎ処理を行って乾燥させたもの、以下同様である)を浴比(洗濯水/被洗物総質量)が30倍となるように秤量して洗濯槽に入れた。その後、25℃の3°DH硬水900mLに液体洗浄剤を濃度が2000ppmとなるように入れたものを洗濯槽に添加した。回転数120rpm、温度25℃の条件で10分間洗浄処理を行ったのち、25℃の3°DH硬水900mLで3分間すすぐ処理を2回行った。すすぎ処理後、被洗物を乾燥させ、洗浄後の人工汚染布の反射率を、460nmフィルターを使用して測定し、下記数式によって洗浄率を算出した。なお、小数点以下の値は四捨五入した。
Figure 0006925168
上記数式中、汚染布とは上記人工汚染布を意味し、洗浄布とは前記汚染布を洗浄した後の布を意味し、未汚垢布とは、汚れを付着させていない元の白布(原布)を意味する。また、Kは吸光係数、Sは散乱係数、Rは絶対反射率を表す。なお、原布のRは80とした。
得られた洗浄率の値が大きいほど、通常洗浄性に優れていることを意味する。5枚の人工汚染布の洗浄率の平均値を求め、下記の評価基準に沿って評価を行った。なお、下記評価基準のうち、A、Bを合格(通常洗浄性に優れている)と判断した。結果を表1〜4に示す。
[評価基準]
A:洗浄率の平均値が74%以上。
B:洗浄率の平均値が70%以上74%未満。
C:洗浄率の平均値が70%未満。
(塗布洗浄性の評価)
液体洗浄剤を、汚れ部位に直接塗布する方法で皮脂汚れに対する洗浄性の評価を行った。
色差計(日本電色工業(株)社製、製品名:SE−2000)で、洗浄前の人工汚染布5枚の絶対反射率Rを測定した。Terg−O−Tometer(U.S.Testing社製)を洗浄試験器として用い、液体洗浄剤をそれぞれ0.36gずつ秤量し、汚れに5分間塗布した後の人工汚染布5枚と、チャージ布を浴比が30倍となるように秤量して洗濯槽に入れ、25℃の3°DH硬水900mLを入れた。
回転数120rpm、温度25℃の条件で10分間洗浄処理を行ったのち、25℃の3°DH硬水900mLで3分間すすぐ処理を2回行った。すすぎ処理後、被洗物を乾燥させ、洗浄後の人工汚染布の反射率を、460nmフィルターを使用して測定し、上記数式によって洗浄率を算出した。なお、小数点以下の値は四捨五入した。
得られた洗浄率の値が大きいほど塗布洗浄性に優れていることを意味する。人工汚染布の洗浄率の平均値を求め、下記の評価基準に沿って評価を行った。なお、下記評価基準のうち、Aを合格(塗布洗浄性に優れている)と判断した。結果を表1〜4に示す。
[評価基準]
A:洗浄率の平均値が85%以上。
B:洗浄率の平均値が85%未満。
(再汚染防止性の評価)
得られた液体洗浄剤を用いて、以下に示す洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程をこの順序で3回繰り返す洗濯処理を行った。
洗浄工程:
被洗物として、下記の綿布、湿式人工汚染布及び肌シャツを用いた。
綿布:再汚染判定布。綿メリヤス(谷頭商店製、5cm×5cm四方に裁断したもの)を5枚。
湿式人工汚染布:財団法人洗濯科学協会製の汚染布(オレイン酸28.3%、トリオレイン15.6%、コレステロールオレート12.2%、流動パラフィン2.5%、スクアレン2.5%、コレステロール1.6%、ゼラチン7.0%、泥29.8%、カーボンブラック0.5%(質量比)の組成の汚れが付着した布)を20枚。
肌シャツ:肌シャツ(LLサイズ、BVD社製)を、3cm×3cm程度に裁断したもの。
Terg−O−tometer(U.S.Testing社製)内に、25℃の3°DH硬水900mLを入れ、ここに各液体洗浄剤1.8gを加え、次いで、前記被洗物を入れた。その後、3°DH硬水を加えて浴比を30倍に調整し、回転数120rpm、25℃で10分間洗浄した。
すすぎ工程:
洗浄工程後の被洗物を、1分間脱水した後、25℃の3°DH硬水900mLを入れ、回転数120rpm、25℃で3分間すすいだ。この操作(脱水、すすぎ)を2回繰り返した。2回目には、25℃の3°DH硬水900mLに、所定量の柔軟剤(水900mLに対して0.2mL)を添加してすすぎを行った。柔軟剤には、「香りとデオドラントのソフランアロマリッチ」(商品名、ライオン(株)社製)を用いた。
乾燥工程:
すすぎ工程後、被洗物を1分間脱水した後、再汚染判定布のみを取り出し、濾紙に挟んでアイロンで乾燥した。
洗濯処理終了後、反射率計(分光式色差計、製品名:SE−2000、日本電色工業(株)社製)を用い、洗濯処理前後の再汚染判定布の反射率(Z値)を測定し、下式よりΔZを求めた。
ΔZ=(洗濯処理前のZ値)−(洗濯処理後のZ値)
再汚染判定布におけるΔZについて、5枚の平均値を求めた。そして、下記判定基準に従い、液体洗浄剤の再汚染防止効果を評価した。なお、下記評価基準のうち、A、Bを合格(再汚染防止性に優れている)と判断した。結果を表1〜4に示す。
[評価基準]
A:ΔZが4未満。
B:ΔZが4以上6未満。
C:ΔZが6以上。
Figure 0006925168
Figure 0006925168
Figure 0006925168
Figure 0006925168
表1〜4に示すように、実施例1〜24の液体洗浄剤は外観評価が良好であり、カプセル香料を安定に分散させることができた。粘度測定の結果より、これら実施例の液体洗浄剤は増粘、構造化が充分に進行したため、カプセル香料を安定に分散できたものと考えられる。さらにこれら実施例の液体洗浄剤は塗布洗浄性も良好であった。
一方、(B)成分を含有しない比較例1、3の液体洗浄剤、及び(B)成分の含有量が3質量%超であった比較例2の液体洗浄剤は、分散安定性と塗布洗浄性とを両立させることができなかった。
以上の結果から、本発明の液体洗浄剤は、カプセル香料等の水不溶性粒子の分散安定性に優れ、かつ塗布洗浄性も良好であることが確認された。

Claims (4)

  1. α−スルホ脂肪酸エステル塩を含むアニオン界面活性剤(A)と、下記式(1)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位と、下記式(2)で表されるモノマーから誘導された繰り返し単位とを有する架橋型のポリマー(B)と、ポリアルキレンアミンのアルキレンオキシド付加体(C)とを含む繊維製品用の液体洗浄剤組成物であって、
    前記(B)成分の含有量が、前記繊維製品用の液体洗浄剤組成物の総質量に対して、0.1質量%以上3質量%未満であることを特徴とする、繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
    Figure 0006925168
    (式(1)中、Rは水素原子、又はメチル基を表し、Rは水素原子を表す。また式(2)中、Rは水素原子、又はメチル基を表し、Rは炭素数1〜40のアルキル基、又は炭素数1〜40のヒドロキシアルキル基を表す。)
  2. 前記α−スルホ脂肪酸エステル塩が、下記式(a1)で表されるα−スルホ脂肪酸塩エステルを含む、請求項1に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
    CH(SO M)COOR ・・・(a1)
    (式(a1)中、R は炭素数10〜16の炭化水素基であり、R は炭素数1〜6の炭化水素基であり、Mは対イオンである。)
  3. 前記(A)成分の含有量が、前記繊維製品用の液体洗浄剤の総質量に対して、6〜16質量%である、請求項1又は2に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
  4. (C)成分/(B)成分で表される質量比が0.15〜5である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の繊維製品用の液体洗浄剤組成物。
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