JP3422978B2 - 硬質表面用洗浄剤組成物 - Google Patents
硬質表面用洗浄剤組成物Info
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Description
止、及び付着した汚れを容易に除去することを可能にす
る硬質表面用洗浄剤組成物であって、特に住居内全般、
特に台所や浴室、トイレ、洗面台などの、壁や床、器
具、機器などの硬質表面に使用した際に、汚れを付きに
くくし、且つ易洗浄を可能にする硬質表面用洗浄剤組成
物に関する。
面では様々な場所で汚れが発生する。それらの汚れを除
去するために各種の洗浄剤が開発され、その洗浄力を強
化すべく検討がなされてきた。これら努力により、頑固
な汚れを落とすための手段が多く提案されている。この
ように、汚れの除去性に優れた洗浄剤を開発する一方
で、汚れを付きにくくする技術及び処理を施すことで付
いた汚れを落とし易くする技術(以後防汚性とする)に
関する技術も多く検討されており、洗浄剤として応用す
る技術が見出されている。例えば、特開平2−1456
97号公報には、特定構造のスルホベタイン型両性界面
活性剤を配合する水洗トイレ用清浄剤が、特開平3−3
5097号公報には、スルホコハク酸ジエステルを含有
する軟便付着防止性に優れ洗浄効果の高い水性トイレ用
清浄剤が、特開平10−1697号公報には、特定の界
面活性剤と水溶性溶剤を特定比率で配合する洗浄剤が記
載されている。また、特開平9−169995号公報に
は、処理後の硬質表面に対する水の接触角が30度以下
となるような洗浄剤が優れた防汚性を示すことが記載さ
れている。
場合、特定の基材に対し影響を及ぼしやすく、たとえば
カチオン性の殺菌剤を併用する場合、殺菌効果を低下し
たり、また特開平7−233394号公報記載のカチオ
ン性界面活性剤を配合する硬質表面用洗浄剤に使用する
場合、十分な洗浄力が得られないという、配合上の制限
があった。
易洗浄性を有し、且つ従来とは異なった配合の可能性を
広げる硬質表面用洗浄剤組成物を提供することにある。
ンモニウム基を有するモノマー単位(I)と、カルボン
酸基及びスルホン酸基から選ばれる1つ以上の基を有
し、且つ4級アンモニウム基を有さないモノマー単位
(II)とを含み、かつモノマー単位(I)と(II)の合
計が全モノマー単位に対して50〜100モル%を占め
る重合体〔以下、(a)成分という〕、並びに(b)界
面活性剤〔以下、(b)成分という〕を含有し、20℃
におけるpHが1.5〜12である硬質表面用洗浄剤組
成物に関する。ここで、モノマー単位とは、重合体を構
成しているモノマー由来のくり返し単位を指し、モノマ
ーとは重合体を作るもとになる低分子物質を指す。
モニウム基を有するモノマー単位(I)と、カルボン酸
基及びスルホン酸基から選ばれる1つ以上の基を有し、
且つ4級アンモニウム基を有さないモノマー単位(II)
とを含有する重合体である。
(I)/[(I)+(II)]=0.3〜0.99が好まし
く、より好ましくは0.4〜0.99、更に好ましくは
0.5〜0.95である。また、モノマー単位(I)、
(II)は、両者の合計(I)+(II)は全モノマー単位
中の50〜100モル%を占めるが、好ましくは65〜
100モル%、更に好ましくは80〜100モル%を占
める。
基(複数であってもよい)を含有するモノマー(以下、
モノマー(i)とする)を重合するか又は3級アミノ基
(複数であってもよい)を含有するモノマー(以下、モ
ノマー(i’)とする)を重合して得られるモノマー単
位を4級アンモニウム化することで得られる。
ては下記一般式(1)の化合物を挙げることができる。
して、水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基
であり、Xは炭素数1〜12のアルキレン基、−COO
R7−、−CONHR7−、−OCOR7−、−R8−OC
O−R7−から選ばれる基である。ここでR7、R8は、
それぞれ独立して、炭素数1〜5のアルキレン基であ
る。R4は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアル
キル基又はR1R2C=C(R 3)−X−である。R5は炭素
数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジ
ル基であり、R6はヒドロキシ基、カルボン酸基、スル
ホン酸基もしくは硫酸エステル基で置換されていてもよ
い炭素数1〜10のアルキル基又はベンジル基であり、
R6がアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はベンジル
基の場合は、Y-は陰イオンを示す。また、R6がカルボ
キシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基を含む場合、
Y-は存在せず、R6中のこれらの基は陰イオンとなる。
Y-の陰イオンとしては、ハロゲンイオン、硫酸イオ
ン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素
数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい芳香族ス
ルホン酸イオン、ヒドロキシイオンを挙げることができ
る。〕。
リロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N,
N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム
塩、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキ
ル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素
数1〜3)4級アンモニウム塩、N−(ω−アルケニル
(炭素数3〜10))−N,N,N−トリアルキル(炭
素数1〜3)4級アンモニウム塩、N,N−ジ(ω−ア
ルケニル(炭素数3〜10))−N,N−ジアルキル
(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩が好ましく、特に
ジアリルジメチルアンモニウム塩が良好である。
記一般式(1’)の化合物を挙げることができる。
は前記記載と同じものを示す〕これらの中でもN,N−
ジアルキル(炭素数1〜3)アミノアルキル(炭素数1
〜5)アクリレート(又はメタクリレート)、N,N−
ジアルキル(炭素数1〜3)アミノアルキル(炭素数1
〜5)アクリルアミド、N,N−ジ(ω−アルケニル
(炭素数3〜10))−N−メチルアミンが好ましく、
ジアリルメチルアミンが特に好ましい。
る際に用いられる4級化剤としては、メチルクロリド、
メチルブロミド、ベンジルクロリド、ジメチル硫酸、ジ
エチル硫酸、モノクロロ酢酸又はその塩、クロルスルホ
ン酸又はその塩、3−クロロ−2−ヒドロキシプロパン
スルホン酸又はその塩、エチレンオキシド、プロピレン
オキシド、グリシジルエーテルなどを挙げることができ
る。尚、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、グリ
シジルエーテルを使用する場合は、予め硫酸、塩酸、炭
素数1〜12のカルボン酸、アリルスルホン酸などでモ
ノマー単位を中和した後反応させることが好ましい。
スルホン酸基から選ばれる陰イオン基を有し、4級アン
モニウム基を有さないモノマー単位であり、カルボン酸
基、スルホン酸基は塩の形態であってもよい。
ルホン酸基から選ばれる1つ以上の基を有するモノマー
(以下、モノマー(ii)とする)を重合することで得る
ことができる。
酸又はその塩、メタクリル酸又はその塩、マレイン酸又
はその塩、無水マレイン酸、イタコン酸、コハク酸、ス
チレンスルホン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸塩、アリルスルホン酸塩、ビニルス
ルホン酸塩、メタリルスルホン酸塩、スルホプロピルメ
タクリレートが挙げられ、防汚効果の点からアクリル酸
又はその塩、メタクリル酸又はその塩、マレイン酸又は
その塩、無水マレイン酸が特に好ましい。
(I)(複数種であってもよい)及びモノマー単位(I
I)(複数種であってもよい)のみから構成されるもの
だけでなく、さらに他のモノマー単位(以下、モノマー
単位(III)とする。複数種であってもよい)を重合体
の構成単位として含有する多元コポリマーであってもよ
い。
位(II)から構成される重合体(モノマー単位(III)
をさらに含んでいてもよい)におけるモノマー単位
(I)、(II)(及び(III))の配列様式は、ブロッ
ク、交互、周期、統計(ランダムを含む)、グラフト型
の何れであってもよい。
から選ばれるモノマー(以下、モノマーiiiとする)由
来のモノマー単位が好ましい。 アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロピルア
クリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチ
ルアクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジメチ
ルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミ
ド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメ
タクリル酸)アミド、N−ビニル−2−カプロラクタ
ム、N−ビニル−2−ピロリドンから選ばれるアミド基
含有化合物 アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素数1
〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒドロキ
シエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−N,N−
ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜5)、酢酸ビニル
から選ばれるエステル基含有化合物 エチレン、プロピレン、N−ブチレン、イソブチレ
ン、N−ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテ
ン、N−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−
エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α−
メチルスチレン、アリルアミン、N,N−ジアリルアミ
ン、N,N−ジアリル−N−アルキル(炭素数1〜5)
アミン、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、2−
ビニルピリジン、4−ビニルピリジンから選ばれる化合
物。 二酸化硫黄。
I))から構成される重合体は、例えば、それぞれの前
駆体モノマーを共重合することによって得ることができ
るし、これらモノマー単位のうちの1種もしくは2種か
らなる重合体に残りの2種もしくは1種のモノマー単位
の前駆体となるモノマーをグラフト重合してもよい。な
お、モノマー単位(I)の前駆体となるモノマー(i)
の代わりに前記モノマー(i’)を用い、適当な段階で
これを4級化して得てもよい。
かなる重合法によって得てもよいが、ラジカル重合法が
特に好ましく、塊状、溶液、又は乳化系にてこれを行う
ことができる。ラジカル重合は加熱によりこれを開始し
てもよいが、開始剤として、2,2’−アゾビス(2−
アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス
(N,N−ジメチレンイソブチルアミジン)二塩酸塩、
などのアゾ系開始剤、過酸化水素及び、過酸化ベンゾイ
ル、t−ブチルヒドロパーオキシド、クメンヒドロパー
オキシド、メチルエチルケトンパーオキシド、過安息香
酸などの有機過酸化物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリ
ウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、過酸化水素
−Fe3+などのレドックス開始剤、など既存のラジカル
開始剤を用いてもよいし、光増感剤の存在/又は非存在
下での光照射や、放射線照射により重合を開始させても
よい。
(I)及び(II)のコポリマーから選ばれる重合体、並
びにモノマー単位(I)、(II)及び(III)のコポリ
マーから選ばれる重合体の複数種の混合物であってもよ
い。
位(I)と(II)の合計の割合は50〜100モル%、
特に好ましくは65〜100モル%、さらに80〜10
0モル%が好ましい。
用洗浄剤組成物の防汚性を著しく阻害しない限りにおい
て、モノマー単位(I)とモノマー単位(II)を同時に
含有しない前記以外の水溶性重合体を含有していてもよ
い。
1,000〜6,000,000、好ましくは10,0
00〜4,000,000、特に好ましくは50,00
0〜3,000,000であり、ここで重量平均分子量
はゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチ
レングリコールを標準として求めることができる。
0.01〜30重量%、より好ましくは0.01〜20
重量%、最も好ましくは0.01〜10重量%含有され
る。
(b1)〜(b3)で表される第4級アンモニウム塩か
ら選ばれるカチオン界面活性剤並びに特開平9−310
098号公報段落0022から0053に記載の両性界
面活性剤及び非イオン界面活性剤及びアニオン界面活性
剤の1種以上を添加することができる。
8、好ましくは8〜16のアルキル基又はアルケニル
基、好ましくはアルキル基であり、Rb3、Rb4は炭素数
1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。
Xは−COO−、OCO−、−CONH−、−NHCO
−、ベンゼン環やナフタレン環などの芳香環である。R
b2、Rb5は、炭素数1〜6、好ましくは1〜4の水酸基
で置換されていてもよいアルキレン基又は−(O−
Rb11)k−である。ここでRb11はエチレン基もしくはプ
ロピレン基、好ましくはエチレン基であり、kは平均1
〜10、好ましくは平均1〜5の数である。Rb7〜R
b10は、これらの内1つ以上、好ましくは1つ又は2つ
が炭素数6〜20、好ましくは8〜16のアルキル基で
あり、残りが炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシ
アルキル基である。また、mは0又は1の数である。さ
らにY-は、ハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜
3のアルキル硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル基で
置換されていてもよい芳香族スルホン酸イオンなどの陰
イオンである。〕。
3)で表される第4級アンモニウム塩から選ばれるカチ
オン界面活性剤並びに特開平9−310098号公報段
落0022から0042に記載の両性界面活性剤及び非
イオン界面活性剤が好ましく、特に上記一般式(b1)
〜(b3)で表される第4級アンモニウム塩から選ばれ
るカチオン界面活性剤が好ましい。カチオン界面活性剤
の内でも、特に下記一般式(b1)又は(b3)の化合
物が好ましく、最も好ましいカチオン界面活性剤として
は下記のものを挙げることができる。
は、下記一般式(b4)〜一般式(b6)の化合物が挙
げられる。 Rb12−O(EO)nH (b4) 〔式中、Rb12は平均炭素数10〜20、好ましくは1
0〜18の一級の直鎖アルキル基、分岐鎖アルキル基又
は二級のアルキル基である。EOはエチレンオキサイド
であり、nは平均付加モル数として5〜20である。〕 Rb13−O(EO)p/(PO)qH (b5) 〔式中、Rb13は平均炭素数10〜20、好ましくは1
0〜18の一級のアルキル基である。EOはエチレンオ
キサイド、POはプロピレンオキサイドを示す。k及び
lは平均付加モル数であり、pは5〜15、qは1〜5
である。EOとPOはランダム付加又はEOを付加した
後、POを付加してもよく、またその逆のようなブロッ
ク付加体でもよい。また、ブロック付加体は3つ以上の
ブロックであってもよい。〕 Rb14−(ORb15)xGy (b6) 〔式中、Rb14は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のア
ルキル基もしくはアルケニル基又は炭素数8〜18のア
ルキル基を有するアルキルフェニル基、Rb15は炭素数
2〜4のアルケニル基、Gは炭素数5又は6の還元糖に
由来する残基好ましくはグルコース残基であり、xは平
均値0〜6の数、yは平均値1〜10の数を示す。〕。
記一般式(b7)で表されるアミンオキシド及び一般式
(b8)で表されるベタインを挙げることができる。
ル基又はアルケニル基であり、Rb17は炭素数1〜5の
アルキレン基である。Rb18、Rb19は、それぞれ独立し
て、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル
基である。Aは−COO−、−CONH−、−OCO
−、−NHCO−、−O−から選ばれる基であり、rは
0又は1の数である。〕
及びrは前記一般式(b7)記載のものと同じである。
Rb20は水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5の
アルキレン基であり、Tは−OSO3 -、−COO-、−
SO3 -から選ばれる陰イオン基である。rは0又は1の
数である。〕。
は、アルキル基の炭素数8〜18のアルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、αオレフィンスル
ホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル酢酸塩等を挙げることができる。
(b)成分は、好ましくは0.01重量%以上20重量
%未満、より好ましくは0.01〜15重量%、最も好
ましくは0.01〜10重量%含有される。
におけるpHは1.5〜12.0であり、好ましくは
1.5〜11.0、より好ましくは2.5〜10.0で
ある。pHの調整方法としては、例えば、塩酸や硫酸な
ど無機酸や、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル
酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸などの有機酸などの
酸剤や、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アンモニ
アやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノール
アミン、トリエタノールアミンなどのアミン塩など、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ剤を、単独
もしくは複合して用いる方法で行うことができる。ま
た、これらの酸剤とアルカリ剤を組み合わせて緩衝剤系
として用いても構わない。
記必須成分の他、本発明の効果を損なわない範囲で通常
の洗浄剤に配合されている添加剤、例えばキレート剤、
水溶性溶剤、香料、抗菌剤、粘度調整剤、顔料、染料、
懸濁剤などを添加することができる。
で、キレート剤を配合することができる。キレート剤と
しては(1)トリポリリン酸、ピロリン酸、オルソリン
酸、ヘキサメタリン酸及びこれらのアルカリ金属塩、
(2)エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキシイミノ二酢
酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリロ三酢酸、ヒ
ドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸及びこれらの
アルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩、(3)ア
ミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラメ
チレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチレ
ンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸のN−オ
キサイド及びこれらのアルカリ金属塩もしくはアルカリ
土類金属塩、(4)アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ル酸−マレイン酸共重合体、ポリα−ヒドロキアクリル
酸及びそのアルカリ金属塩、(5)クエン酸、コハク
酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン
酸から選ばれる多価カルボン酸及びそれらのアルカリ金
属塩から選ばれる1種以上、(6)アルキルグリシン−
N,N−ジ酢酸、アスパラギン酸−N,N−ジ酢酸、セ
リン−N,N−ジ酢酸、グルタミン酸二酢酸、エチレン
ジアミンジコハク酸又はこれらの塩が好ましく、特に
(2)、(3)、(5)の化合物が好ましい。
開平9−310098号公報9頁64欄から10頁70
欄終わりまでに記載の水溶性溶剤から選ばれる1種以上
を添加することが出来る。
目的で、水溶性高分子の1種以上を0.001〜10重
量%、好ましくは0.01〜5重量%添加することが出
来る。水溶性高分子としては特に限定されるものではな
いが、特開平8−209194号公報6頁10欄〜7頁
11欄に記載の水溶性高分子から選ばれる1種以上が好
ましい。
スルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸、
アルケニルコハク酸及びそのアルカリ金属塩などの起泡
助剤から選ばれる1種以上を添加することが出来る。
合体を、溶媒中に一剤として溶解または分散していて
も、任意成分との組み合わせによる、任意の剤数にして
いても構わない。また、任意の成分を組み合わせること
により、水などの溶媒に対して、直ちに溶解する、ある
いは徐放性を付与した、一剤以上の粉末や錠剤の形状で
用いても構わない。さらに、(a)成分と任意成分のい
ずれかが液状で他方が粉末などの固体状で用いることも
できる。(a)成分や任意成分が液体の場合、容器に備
え付け、あるいは別に用意されたトリガースプレーヤー
やスクイズ容器などの吐出機構により、噴霧または散布
あるいは塗布する形態で使用することができる。
防汚性(易洗浄性及び汚れの付着防止性)について下記
の方法で評価した。結果を表1に示す。
油をガラス板に均一に塗布し、1ヶ月室温で放置したモ
デル汚染板を作り、これを用いて洗浄力試験を行った。
モデル汚染板に滴下し、40秒間放置した後、浮き上が
った汚れを脱脂綿で軽く除去し、その際の汚れが鉄板表
面から除去される面積の割合を判定し、次の5段階で評
価した。なお、汚れ落ちの%はモデル汚染板5枚の平均
値を採用した。 5:汚れ落ちが80%以上である 4:汚れ落ちが60%以上80%未満である 3:汚れ落ちが40%以上60%未満である 2:汚れ落ちが20%以上40%未満である 1:汚れ落ちが20%未満である。
面に塗布し、5分間放置した後、水200mLを45°
の角度で流速25mL/秒の割合で流し、乾燥させるこ
とを5回繰り返して行った後、陶器タイル表面にスポッ
ト上にオレイン酸を0.5g滴下する。オレイン酸を滴
下した陶器タイルを、オレイン酸が流れないよう、水槽
の底に静置し、陶器タイルに直接水がかからないよう、
静かに水槽中に水を満たしていく。その際のオレイン酸
が陶器タイル表面から除去される面積の割合を判定し、
次の5段階で評価した。なお、汚れ落ちの%はモデル汚
染板5枚の平均値を採用した。 5:汚れ落ちが80%以上である 4:汚れ落ちが60%以上80%未満である 3:汚れ落ちが40%以上60%未満である 2:汚れ落ちが20%以上40%未満である 1:汚れ落ちが20%未満である。
汚れの付きにくさの評価を行った。即ち組成物で便器を
洗浄し、1週間放置した際の汚れの付きにくさを、以下
の基準を基に肉眼で測定した。 (評価基準) ◎:汚れが付いていない。 ○:汚れが殆どついていない。 △:汚れが少し付いている。 ×:汚れがかなり付いている。
lgon社製、塩化ジアリルジメチルアンモニウムとア
クリル酸の共重合体 ・界面活性剤1:塩化オクチルジメチルベンザルコニウ
ム ・界面活性剤2:N−ラウロイルアミノプロピル−N,
N−ジメチル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタ
イン ・界面活性剤3:デシルグルコピラシド、シグマ試薬、
非イオン界面活性剤 ・EDTA−4Na:エチレンジアミン四酢酸四ナトリ
ウム塩
易洗浄性と防汚性を得ることができる。従って本発明の
硬質表面用洗浄剤組成物により、家事労働を低減するこ
とが可能になる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)4級アンモニウム基を有するモノ
マー単位(I)と、カルボン酸基及びスルホン酸基から
選ばれる1つ以上の基を有し、且つ4級アンモニウム基
を有さないモノマー単位(II)とを含み、かつモノマー
単位(I)と(II)の合計が全モノマー単位に対して5
0〜100モル%を占め、モノマー単位(I)、(II)
のモル比が、(I)/[(I)+(II)]=0.3〜0.
95である重合体0.01〜30重量%、並びに(b)
下記一般式(b1)〜(b3)で表される第4級アンモ
ニウム塩から選ばれるカチオン界面活性剤0.01重量
%以上20重量%未満を含有し、20℃におけるpHが
1.5〜12である硬質表面用洗浄剤組成物。 【化1】 〔式中、R b1 及びR b6 は、炭素数6〜18、好ましくは
8〜16のアルキル基又はアルケニル基、好ましくはア
ルキル基であり、R b3 、R b4 は炭素数1〜3のアルキル
基又はヒドロキシアルキル基である。Xは−COO−、
OCO−、−CONH−、−NHCO−、ベンゼン環や
ナフタレン環などの芳香環である。R b2 、R b5 は、炭素
数1〜6、好ましくは1〜4の水酸基で置換されていて
もよいアルキレン基又は−(O−R b11 ) k −である。ここ
でR b11 はエチレン基もしくはプロピレン基、好ましく
はエチレン基であり、kは平均1〜10、好ましくは平
均1〜5の数である。R b7 〜R b10 は、これらの内1つ
以上、好ましくは1つ又は2 つが炭素数6〜20、好ま
しくは8〜16のアルキル基であり、残りが炭素数1〜
3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。ま
た、mは0又は1の数である。さらにY - は、ハロゲン
イオン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオ
ン、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい
芳香族スルホン酸イオンなどの陰イオンである。〕 - 【請求項2】 モノマー単位(I)が下記一般式(1)
で示される化合物に由来する請求項1記載の硬質表面用
洗浄剤組成物。 【化2】 〔式中、R1、R2、R3は、それぞれ独立して、水素原
子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基であり、Xは
炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR7−、−C
ONHR7−、−OCOR7−、−R8−OCO−R7−か
ら選ばれる基である。ここでR7、R8は、それぞれ独立
して、炭素数1〜5のアルキレン基である。R4は炭素
数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基又はR1
R2C=C(R3)−X−である。R5は炭素数1〜3のア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基であり、
R6はヒドロキシ基、カルボン酸基、スルホン酸基もし
くは硫酸エステル基で置換されていてもよい炭素数1〜
10のアルキル基又はベンジル基であり、R6がアルキ
ル基、ヒドロキシアルキル基又はベンジル基の場合は、
Y-は陰イオンを示す。また、R6がカルボキシル基、ス
ルホン酸基、硫酸エステル基を含む場合、Y-は存在せ
ず、R6中のこれらの基は陰イオンとなる。〕
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