JP2008156520A - 食器洗浄機用仕上げ剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】食器の乾燥を速め、ウォータースポットの低減を可能にする食器洗浄機用仕上げ剤組成物を提供する。
【解決手段】(A)分子中に、アミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を1種以上有するモノマー単位(a)と、−SO2−で表されるモノマー単位(b)とを有し、モノマー単位(a)を全モノマー単位に対して10〜99モル%含み、かつモノマー単位(b)/モノマー単位(a)のモル比が0.01〜1である高分子化合物を含有する食器洗浄機用仕上げ剤組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は食器洗浄機で使用するための食器洗浄機用仕上げ剤組成物に関するものである。特に業務用の食器洗浄機で使用するための食器洗浄機用仕上げ剤組成物に関するものである。本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、陶磁器、ガラス、プラスチックなどの食器の乾燥を速め、ウォータースポットの低減を可能にする。
食器洗浄機は汚れた皿、グラス、料理器具などの食器を洗浄する設備であり、家庭やレストラン、喫茶店などの厨房で使用されている。通常、食器洗浄は洗浄工程―濯ぎ工程の順で行われ、洗浄工程には手洗い用食器洗浄剤と異なる、無泡性或いは低泡性の食器洗浄機用洗浄剤が使用されている。また、レストラン、喫茶店などの厨房で使用されている業務用食器洗浄機には濯ぎ工程で仕上げ剤(リンス剤とも言う)が使用されている。
食器洗浄機用仕上げ剤組成物は食器の乾燥を速め、ウォータースポットとよばれる白斑を低減して美観良く仕上げるため、一般に50〜100ppmの濃度範囲で濯ぎ水に添加して使用される。ウォータースポットは食器表面に付着した水滴が流れ落ちる前に乾燥して、カルシウム、マグネシウム、シリカなどの硬度成分が食器表面に沈着したものである。特にガラス製食器の場合は美観を大きく損なう。
一般的に仕上げ剤にはグリセリン脂肪酸エステルやソルビタン脂肪酸エステルなどのノニオン性界面活性剤が配合されており、濯ぎ水を乳化して食器との表面張力を下げて水滴を流れ落ちやすくする。その結果、食器の乾燥が速くなり、ウォータースポットを低減させることができる。したがって、食器の使用頻度が高いレストランや喫茶店では仕上げ剤を使用している。
しかし、仕上げ剤にはウォータースポットを低減する効果は認められるものの、決して満足できるものではなく、レストランや喫茶店などでは、食器に付着したウォータースポットを取り除くため、タオルで拭き取る作業を行っているのが実状である。
特許文献1には、硬質表面に親水性処理を提供するため、重合形態で、第四級アンモニウム官能基及びエチレン性不飽和を含有する2個の基を有する単量体と、適用媒体中においてイオン化することができる基を有する親水性単量体と、任意成分としてエチレン性不飽和親水性単量体とを含む水溶性又は水分散性共重合体を使用する方法が開示されている。
特許文献2には、硬質表面に耐食性を付与するため、第四級アンモニウム官能基及びエチレン性不飽和を有するモノマーと、適用媒体中においてイオン化することができる酸性の性質を有する官能基を保持する親水性モノマーと、任意成分として中性電荷を有するエチレン性不飽和を有するモノマーを重合された単位の形態で含む水溶性又は水分散性共重合体を含む食器洗浄機用仕上げ剤組成物が開示されている。
特表2003−505535号公報 特表2003−505534号公報
本発明の課題は、陶磁器、ガラス、プラスチックなどの食器の乾燥を速め、ウォータースポットの低減を可能にする食器洗浄機用仕上げ剤組成物を提供することにある。
本発明は、(A)分子中に、アミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を1種以上有するモノマー単位(a)と、−SO2−で表されるモノマー単位(b)とを有し、モノマー単位(a)を全モノマー単位に対して10〜99モル%含み、かつモノマー単位(b)/モノマー単位(a)のモル比が0.01〜1である水溶性高分子化合物〔以下、(A)成分という〕を含有する食器洗浄機用仕上げ剤組成物に関する。
また、本発明は、食器洗浄機により食器洗浄機用洗浄剤を用いて食器を洗浄後、上記本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を含んだ濯ぎ水で食器洗浄機により食器の濯ぎ処理を行なう食器の仕上げ方法に関する。
本発明によれば、陶磁器、ガラス、プラスチックなどの食器の乾燥を速め、ウォータースポットの低減を可能にする食器洗浄機用仕上げ剤組成物が提供される。
<(A)成分>
(A)成分は分子中に、アミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を1種以上有するモノマー単位(a)と、−SO2−で表されるモノマー単位(b)とを有し、モノマー単位(a)を全モノマー単位に対して10〜99モル%含み、かつモノマー単位(b)/モノマー単位(a)のモル比が0.01〜1である水溶性高分子化合物である。
モノマー単位(a)を構成するために用いられるモノマーとしては、下記一般式(1)の化合物及び一般式(2)の化合物から選ばれる1種以上が好適である。
Figure 2008156520
[式中、R1、R2、R3、R7、R8、R9は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基である。X、Yは、それぞれ独立して、炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR12−、−CONHR12−、−OCOR12−、−R13−OCO−R12−から選ばれる基である。ここでR12、R13は、それぞれ独立して、炭素数1〜5のアルキレン基である。R4は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR12C=C(R3)−X−である。R5は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基であり、R6はヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルキル基、又はベンジル基であり、R6がアルキル基、ヒドロキシアルキル基、又はベンジル基の場合は、Z-は陰イオンを示す。R6がカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基を含む場合、Z-は存在せず、R6中のこれらの基は陰イオンとなる。Z-の陰イオンとしては、たとえばハロゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1〜3のアルキル基で置換されていてもよい芳香族スルホン酸イオン、ヒドロキシイオンを挙げることができる。R10は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR78C=C(R9)−Y−である。R11は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。]
一般式(1)の化合物として具体的に好ましいものはアクリロイル(又はメタクリロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキル(炭素数1〜5)−N,N,N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩、N−(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N,N,N−トリアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩、N,N−ジ(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)4級アンモニウム塩が好適であり、特にジアリルジメチルアンモニウム塩が良好である。
一般式(2)の化合物として具体的に好ましいものはアクリロイル(又はメタクリロイル)アミノアルキル(炭素数1〜5)−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミン、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシアルキル(炭素数1〜5)−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミン、N−(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N,N−ジアルキル(炭素数1〜3)アミン、N,N−ジ(ω−アルケニル(炭素数2〜10))−N−アルキル(炭素数1〜3)アミン、アリルアミン、ジアリルメチルアミン、ジアリルアミンが好適であり、特に、アリルアミン、ジアリルメチルアミン、ジアリルアミン、アクリロイル(又はメタクリロイル)アミノプロピル−N,N−ジメチルアミン、アクリロイル(又はメタクリロイル)オキシエチル−N,N−ジメチルアミンが良好である。
表面吸着力の観点から、(A)成分はモノマー単位(a)を全モノマー単位に対して10〜99モル%、好ましくは30〜90モル%、より好ましくは50〜90モル%、特に好ましくは60〜80モル%含む。このモル%は、〔モノマー単位(a)のモル数/全モノマー単位のモル数〕×100により算出される。
(A)成分の重合体においてモノマー単位(b)は−SO2−であり、このようなモノマー単位を重合体に導入する方法としては、所定量のSO2ガスを一般式(1)の化合物及び/又は一般式(2)の化合物を含有する溶液に吹き込み、過酸化ベンゾイル、t−ブチルハイドロペルオキシド、クメンハイドロペルオキシド、ジラウロイルペルオキシド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレルニトリロ、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、過酢酸、過安息香酸、過硫酸塩、過酸化水素から選ばれる重合開始剤を用いて重合することで得られる。重合時には溶媒を用いることができ、具体的には水、メタノール、エタノール、プロパノールから選ばれるアルコール類、アセトン、メチルエチルケトンから選ばれるケトン類、ジメチルスルホキサイド、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルイミダゾリジノン、アセトニトリル、プロピオニトリル、トルエン、キシレン、ヘキサンを用いることが可能である。重合温度は溶媒や開始剤の組み合わせにより異なり、好ましくは−20〜200℃、好ましくは−10〜100℃である。また、本発明では光や放射線によっても重合することが可能であり、特に300〜450nmの波長の光を照射することで効率良く重合することができる。
仕上がり性の観点から、モノマー単位(b)/モノマー単位(a)のモル比は0.01〜1であり、好ましくは0.03〜0.75、より好ましくは0.05〜0.5である。
本発明の(A)成分は、アニオン性のモノマー単位、すなわち、アニオン性モノマーに由来する構造単位〔以下、モノマー単位(c)という〕として含むことができ、その場合、モノマー単位(a)とモノマー単位(c)のモル比は任意であるが、表面吸着力の観点から、モノマー単位(a)/モノマー単位(c)=10/90〜90/10、より30/70〜90/10、更に50/50〜90/10、特に60/40〜90/10、最も65/35〜90/10であることが好ましい。アニオン性モノマーとしては、下記(i)から選ばれるモノマーが挙げられる。
(i)アクリル酸又はその塩、メタクリル酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、無水マレイン酸、スチレンスルホン酸塩、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸塩、アリルスルホン酸塩、ビニルスルホン酸塩、メタリルスルホン酸塩、スルホプロピルメタクリレート、リン酸モノ−ω−メタクリロイルオキシアルキル(炭素数1〜12)から選ばれる化合物
また、本発明の(A)成分は、ノニオン性モノマーに由来する構造単位〔以下、モノマー単位(d)という〕として含むこともできる。ノニオン性モノマーとしては、下記(ii)〜(iv)から選ばれるモノマーが挙げられる。
(ii)アクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアクリル(又はメタクリル)アミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N,N−ジメチルアミノメチルアクリル酸(又はメタクリル酸)アミド、N−ビニル−2−カプロラクタム、N−ビニル−2−ピロリドンから選ばれるアミド基含有化合物
(iii)アクリル酸(又はメタクリル酸)アルキル(炭素数1〜5)、アクリル酸(又はメタクリル酸)2−ヒドロキシエチル、アクリル酸(又はメタクリル酸)−N,N−ジメチルアミノアルキル(炭素数1〜5)、酢酸ビニルから選ばれるエステル基含有化合物
(iv)エチレン、プロピレン、n−ブチレン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンから選ばれるオレフィン系化合物
これらの中でも仕上がり性の観点から、特に(i)又は(ii)のモノマー由来のモノマー単位が好ましく、中でも(i)のモノマー由来のモノマー単位が最も好ましく、これらの中でもアクリル酸またはそのナトリウム塩もしくはカリウム塩、メタクリル酸またはそのナトリウム塩もしくはカリウム塩、マレイン酸またはそのナトリウム塩もしくはカリウム塩が好ましい。ここで(i)のモノマー由来のモノマー単位の対イオンは、含有する重合体のカチオン基部分であっても良い。
(A)成分がモノマー単位(d)を有する場合、モノマー単位(d)/モノマー単位(a)のモル比は、仕上がり性の観点から、0.05〜1、更には0.1〜0.75、特には0.2〜0.5が好ましい。
本発明の(A)成分の水溶性高分子含有するは重量平均分子量が好ましくは1,000〜6,000,000、より好ましくは1,000〜500,000、さらに好ましくは1,000〜100,000、特に好ましくは5,000〜60,000であり、この重量平均分子量はアセトニトリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコールを標準物質として求めたものである。
本発明で用いる(A)成分の重合体は、モノマー単位(a)、モノマー単位(b)及び好ましくはモノマー単位(c)、(d)が、重合体中の主鎖または側鎖のいずれに存在していても構わない。これらはランダム重合したもの、ブロック重合したものでも、グラフト重合したものなどでも構わない。本発明ではモノマー単位(a)、モノマー単位(b)及びモノマー単位(c)のみから構成される重合体を用いることが最も好ましい。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、(B)界面活性剤〔以下、(B)成分という〕を含むことが好ましい。
<(B)成分>
(B)成分としては、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤から選ばれる1種以上を用いることができる。
(i)アニオン性界面活性剤
アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜10)アルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレン(平均付加モル数1〜10)アルキルエーテル酢酸塩、脂肪酸塩等を挙げることができる。また、塩としてはアンモニウム、ナトリウム又はカリウムが好ましい。
(ii)カチオン性界面活性剤
アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩、ベンザルコニム塩、ベンゼトニウム塩、イミダゾリウム塩、ピリジニウム塩等を挙げることができる。また、塩としてはハロゲンが好ましい。
(iii)両性界面活性剤
アルキルジメチルアミンオキサイド、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン等を挙げることができる。
(iv)ノニオン性界面活性剤
グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルエーテル、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシエチレンオキシプロピレングリコール、ポリオキシプロピレンオキシエチレンオキシプロピレングリコールなどが挙げられる。ウォータースポット低減の観点から、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシプロピレンオキシエチレンオキシプロピレングリコールが好ましい。
(B)成分としては、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、下記式(3)で表されるノニオン性界面活性剤〔以下、(B1)成分という〕が好ましい。
14−(AO)n−R15 (3)
[式中、R14、R15は、それぞれ独立して、水素原子、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜24のアルキル基である。nは平均付加モル数であり、1〜500の数である。Aは同一又は異なってエチレン基、プロピレン基、又はブチレン基である。]
(B1)成分中、R14、R15はそれぞれ独立して、好ましくは水素原子、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数6〜18のアルキル基、より好ましくは水素原子、又は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数8〜14のアルキル基である。nは平均付加モル数であり、好ましくは1〜400、より好ましくは1〜350、更に好ましくは1〜200、特に好ましくは1〜100の数である。Aは同一又は異なって、好ましくはエチレン基、プロピレン基である。(B1)成分は、「プルラファック」(Plurafac)の商品名でBASF社から入手可能である。
更に、無泡性、低泡性、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、(B)成分としては、下記式(4)で表されるノニオン性界面活性剤及び式(5)で表されるノニオン性界面活性剤からなる群より選ばれる1種以上のノニオン性界面活性剤〔以下、(B2)成分という〕が好ましい。
HO(CH2CH2O)a(CH(CH3)CH2O)b(CH2CH2O)cH (4)
HO(CH(CH3)CH2O)d(CH2CH2O)e(CH(CH3)CH2O)fH (5)
〔式中、a、b、c、d、e及びfは平均付加モル数であり、それぞれ独立して、1〜350の数である。〕
一般式(4)、(5)において、a、b、c、d、e及びfは、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)ないしプロピレンオキシド(以下、POと表記する)の平均付加モル数であり、それぞれ独立して、1〜350の数である。
(B2)成分は、何れも、EOとPOの合計中、EOを10モル%以上含むことが好ましく、これを満たすようにa、b、c、d、e及びfを選定することが好ましい。
また、(B2)成分の重量平均分子量は、1,000〜15,000が好ましく、より好ましくは1,500〜6,000である。(B2)成分は、「プルロニック」(Pluronic)、「プルロニックR」の商品名でBASF社から入手可能である。(B2)成分としては、低泡性の観点から、式(5)のノニオン性界面活性剤が好ましい。
又、低泡性、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、下記一般式(6)で表されるノニオン活性剤、及び一般式(7)で表されるノニオン性界面活性剤から選ばれる1種以上のノニオン性界面活性剤〔以下、(B3)成分という〕が好ましい。
16−O−(EO)p−(PO)q−(EO)r−H (6)
〔式中、R16は炭素数8〜18の直鎖のアルキル基又は直鎖のアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。p、q、rはそれぞれ平均付加モル数を表し、p=1〜10、q=0.5〜5、r=1〜10である。〕
17−O−(EO)s−(PO)t−H (7)
〔式中、R17は炭素数8〜18の分岐鎖のアルキル基もしくは分岐鎖のアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。s、tはそれぞれ平均付加モル数を表し、s=4〜10、t=2〜10であり、0.3≦(t/s)≦1.5である。〕
一般式(6)において、R16は炭素数10〜14の直鎖のアルキル基又は直鎖のアルケニル基、更に炭素数10〜14の直鎖のアルキル基が好ましく、p=2〜8が好ましく、q=0.5〜4.5、更に1〜4.5、特に1〜2が好ましく、r=2〜8が好ましく、p+r=1〜30、更に2〜20、特に4〜15が好ましい。一般式(6)の非イオン界面活性剤の具体例として、ポリオキシエチレン(3)ポリオキシプロピレン(1.5)ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(1.5)ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(5)ポリオキシプロピレン(4.5)ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル等が挙げられる。ここで、当該化合物に関し( )内はエチレンオキサイド又はプロピレンオキサイドの平均付加モル数である(以下同様)。
一般式(7)において、R17は炭素数10〜14の分岐鎖のアルキル基又は分岐鎖のアルケニル基、更に炭素数10〜14の分岐鎖のアルキル基が好ましい。また、R17の炭素数10〜14の分岐鎖のアルキル基又は分岐鎖のアルケニル基の中でも、炭素数10〜14の2級アルキル基又は2級アルケニル基が好ましい。一般式(7)中、s=5〜9が好ましく、t=5〜10が好ましい。一般式(7)の非イオン界面活性剤の具体例として、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−ドデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−トリデシルエーテル、ポリオキシエチレン(7)ポリオキシプロピレン(8.5)−sec−テトラデシルエーテル等が挙げられる。
また、一般式(7)の化合物は、R17の分岐鎖(好ましくは2級)アルキル基又は分岐鎖(好ましくは2級)アルケニル基を有する分岐鎖(好ましくは2級)アルコールにEOを付加した後、POを付加することで合成できる。
また、(B3)成分の重量平均分子量は、200〜5,000が好ましく、より好ましくは200〜2,000である。(B3)成分の中で、一般式(6)の化合物は「エマルゲン」の商品名で花王(株)から入手可能であり、一般式(7)の化合物は「ソフタノール」の商品名で日本触媒(株)から入手可能である。(B3)成分としては、低泡性、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、一般式(6)のノニオン性界面活性剤が好ましい。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、洗浄剤の分野で(C)ビルダーと称される化合物〔以下、(C)成分という〕を含有することができる。ビルダーの作用機構としては、金属キレート作用、アルカリ緩衝作用、及び固体粒子分散作用が重要である。すなわち、(C)成分は硬度成分の捕捉によるウォータースポットの低減に効果がある。
<(C)成分>
無機系ビルダーとしては、炭酸塩、リン酸塩、珪酸塩、硫酸塩が挙げられる。具体的には、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、トリポリリン酸ナトリウム、オルソリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、メタ珪酸ナトリウムなどが挙げられる。
有機系ビルダーとしては、(イ)エタン−1,1−ジホスホン酸、エタン−1,2−ジホスホン酸、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エタン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタンヒドロキシホスホン酸などのホスホン酸の塩、(ロ)2−ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1−ホスホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホスホノコハク酸などのホスホノカルボン酸の塩、(ハ)アスパラギン酸、グルタミン酸などのアミノ酸の塩、(ニ)ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩などのアミノポリ酢酸塩、(ホ)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、シクロペンタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、テトラヒドロフラン−1,2,3,4−テトラカルボン酸、テトラヒドロフラン−2,2,5,5−テトラカルボン酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、シュウ酸、スルホコハク酸、リンゴ酸、グルコン酸などの有機酸の塩、(ヘ)ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸/ポリマレイン酸共重合高分子化合物及びその塩などが挙げられる。コストと安全性の観点から、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸が好ましい。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、低級アルコールから選ばれる1種以上を含有することができる。低級アルコールとは炭素数1〜4のアルコールであり、具体的には、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル等を挙げることができる。これらの含有量は、乾燥性の観点から、本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物に対して、好ましくは0.1〜50重量%、より好ましくは0.5〜30重量%、更に好ましくは1〜20重量%、特に好ましくは2〜15重量%である。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、有機高分子化合物を含有することができる。具体的には、天然物由来のデキストリン、カラギーナン、キサンタンガム、グアーガム、ペクチン、ローカストビンガム、あるいはこれらの誘導体、加工デンプン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースなどの多糖類、また、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリエチレンオキシドなどの合成高分子化合物などが挙げられる。これらの含有量は、ウォータースポット低減の観点から、本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物に対して、好ましくは0.1〜20重量%、更に好ましくは0.5〜15重量%、特に好ましくは1〜10重量%である。
その他、漂白剤、消泡剤、防錆剤、防腐剤、香料等を含有することができる。
上記の成分は、国際公開第99/58633号パンフレットに記載されているものを参照できる。
<食器洗浄機用仕上げ剤組成物>
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、(A)成分を、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、好ましくは0.1〜100重量%、より好ましくは0.5〜80重量%、更に好ましくは1〜60重量%。特に好ましくは1〜40重量%。最も好ましくは1〜25重量%含有する。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、(B)成分を、乾燥速度向上及びウォータースポット低減の観点から、好ましくは0.1〜50重量%、より好ましくは0.05〜30重量%、更に好ましくは0.1〜20重量%、特に好ましくは0.5〜10重量%含有する。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、(C)成分を、ウォータースポット低減の観点から、好ましくは0.1〜80重量%、より好ましくは0.5〜50重量%、更に好ましくは1〜40重量%、特に好ましくは3〜30重量%含有する。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物において、(A)成分と(B)成分の重量比は、仕上がり性とコストのバランスから、(A)/(B)=20/1〜1/20が好ましく、15/1〜1/15がより好ましく、10/1〜1/10が更に好ましく、5/1〜1/5が特に好ましい。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は20℃における0.2重量%水溶液のpHは2〜14が好ましい。作業安全性の観点から、4〜13がより好ましく、5〜12が更に好ましい。なお、pHが2〜14の範囲内となるように、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、硫酸などのpH調整剤を配合してもよい。
また、本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、使用にあっては水等で適当な濃度に希釈した洗浄液として用いられることが好ましく、かかる洗浄液中の(A)成分の濃度は、仕上がり性の観点から、好ましくは1〜10,000ppm(重量比)、より好ましくは1〜5,000ppm、更に好ましくは1〜1,000ppm、特に好ましくは5〜800ppmである。また、かかる洗浄液中の(B)成分の濃度は、洗浄力の観点から、好ましくは1〜10,000ppm、より好ましくは1〜5,000ppm、更に好ましくは1〜1,000ppm、特に好ましくは5〜800ppmである。また、かかる洗浄液中の(C)成分の濃度は、洗浄力の観点から、好ましくは1〜10,000ppm、より好ましくは10〜5,000ppm、更に好ましくは20〜2,500ppm、特に好ましくは50〜1,000ppmである。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、それ自体は1〜50,000ppmの濃度範囲で濯ぎ水に添加して使用されることが好ましい。経済性、仕上がり性の観点から、より5〜20,000ppm、更に10〜10,000ppm、特に20〜5,000ppmが好ましい。食器の濯ぎ時間は、仕上がり性の観点から、1秒〜1分が好ましく、更に好ましくは、3〜30秒である。濯ぎ液は水、温水、又は70〜90℃の熱水で行われる。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を用いた食器の仕上げ方法は、食器洗浄機、特に業務用食器洗浄機を用いて行うことが好ましく、通常は、食器洗浄機による濯ぎの際の濯ぎ水中に添加して用いられる。この濯ぎは、食器洗浄機用仕上げ剤組成物の製品形態が液体である場合は、例えば業務用食器洗浄機専用のチューブを食器洗浄機用仕上げ剤組成物が充填されたプラスチック等の容器の中に直接差し込み、チューブポンプを駆動させて、また、粉末若しくは固体の場合は、例えば水や温水をスプレーやシャワー状で食器洗浄機用仕上げ剤組成物に噴霧して、必要量の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を業務用食器洗浄機の濯ぎ水の配管へ移送することで、濯ぎ水中に本発明の組成物を供給する。
本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を含んだ濯ぎ水の濃度は、一定に維持される必要はなく、例えば、濯ぎ工程の前半は本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を移送して濯ぎ、濯ぎ工程の後半は本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を含まない濯ぎ水を使用してもよい。その場合、濯ぎ工程の後半は市販されているリンス剤を推奨される濃度で使用してもよい。
表1に示した配合組成の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を調製し、以下の方法で仕上がり性(乾燥速度とウォータースポット)を評価した。結果を表1に示す。
〔仕上がり性評価〕
・モデル汚垢の作製
新品の8オンスグラスに牛乳1gを塗布した後、60℃にて2時間乾燥したものをモデル汚垢として仕上がり性評価に用いた。
・評価方法1
業務用食器洗浄機〔三洋電機(株)製 SANYO DR53〕の洗浄槽(38L)に花王(株)製食器洗浄機用洗浄剤「アクシャルEN」38gを投入して、50℃の温水で溶解させた。専用ラックにモデル汚垢を塗布した8オンスグラス4個をセットして、50℃の洗浄液にて40秒間洗浄した後、(A)成分〔比較例は高分子化合物(4)〕が有効分換算で0.04gとなるように食器洗浄機用仕上げ剤組成物を溶解させた80℃の濯ぎ水4Lを用いて8秒間濯いだ。専用ラックから8オンスグラスを取り出し、25℃にて乾燥させた。以下に示した判定基準にて乾燥速度とウォータースポットを評価した。
・評価方法2
業務用食器洗浄機〔三洋電機(株)製 SANYO DR53〕の洗浄槽(38L)に花王(株)製食器洗浄機用洗浄剤「アクシャルEP」38gを投入して、50℃の温水で溶解させた。専用ラックにモデル汚垢を塗布した8オンスグラス4個をセットして、50℃の洗浄液にて40秒間洗浄した後、(A)成分〔比較例は高分子化合物(4)〕が有効分換算で0.04gとなるように食器洗浄機用仕上げ剤組成物を溶解させた80℃の濯ぎ水2Lを用いて4秒間濯いだ。続いて、80℃の濯ぎ水のみ2Lで4秒間濯いだ。専用ラックから8オンスグラスを取り出し、25℃にて乾燥させた。以下に示した判定基準にて乾燥速度とウォータースポットを評価した。
・評価方法3
業務用食器洗浄機〔三洋電機(株)製 SANYO DR53〕の洗浄槽(38L)に花王(株)製食器洗浄機用洗浄剤「アクシャルEP」38gを投入して、50℃の温水で溶解させた。専用ラックにモデル汚垢を塗布した8オンスグラス4個をセットして、50℃の洗浄液にて40秒間洗浄した後、(A)成分〔比較例は高分子化合物(4)〕が有効分換算で0.04gとなるように食器洗浄機用仕上げ剤組成物を溶解させた80℃の濯ぎ水1Lにて2秒間濯いだ。続いて、花王(株)製食器洗浄機用仕上げ剤「アクシャルドライリンス」0.3gを溶解させた80℃の濯ぎ水のみ3Lで6秒間濯いだ。専用ラックから8オンスグラスを取り出し、25℃にて乾燥させた。以下に示した判定基準にて乾燥速度とウォータースポットを評価した。
*乾燥速度の判定基準
◎;グラス1個あたりの平均で、1時間未満で乾燥
○;グラス1個あたりの平均で、1時間以上、1時間30分未満で乾燥
△;グラス1個あたりの平均で、1時間30分以上、2時間未満で乾燥
×;グラス1個あたりの平均で、2時間以上で乾燥
*ウォータースポットの判定基準
◎;ウォータースポットの数がグラス1個あたりの平均で10個未満
○;ウォータースポットの数がグラス1個あたりの平均で10個以上20個未満
△;ウォータースポットの数がグラス1個あたりの平均で20個以上40個未満
×;ウォータースポットの数がグラス1個あたりの平均で40個以上
その結果を表1に示した。本発明の食器洗浄機用仕上げ剤組成物は、乾燥を速め、ウォータースポットを低減することが明らかとなった。
Figure 2008156520
(注)表中の成分は以下のものである。
・高分子化合物(1):塩化ジアリルジメチルアンモニウムとマレイン酸とSO2(モル比70/25/5)の共重合体(有効分25重量%の水溶液として使用、表中は該水溶液の量を示した。)
・高分子化合物(2):塩化ジアリルジメチルアンモニウムとSO2(モル比50/50)の共重合体(有効分50重量%の水溶液として使用、表中は該水溶液の量を示した。)
・高分子化合物(3):塩化ジアリルジメチルアンモニウムとマレイン酸とSO2(モル比50/25/25)の共重合体(有効分25重量%の水溶液として使用、表中は該水溶液の量を示した。)
・高分子化合物(4):塩化ジアリルジメチルアンモニウムとマレイン酸(モル比50/50)の共重合体(有効分40重量%の水溶液として使用、表中は該水溶液の量を示した。)
・ノニオン性界面活性剤(1):PO・EO・POブロックポリマー(商品名:Pluronic RPE2520、BASF社製)
・ノニオン性界面活性剤(2):ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン−ポリオキシエチレンラウリルエーテル〔商品名:エマルゲンLS106、花王(株)製〕
・ノニオン性界面活性剤(3):カプリン酸グリセリル〔商品名:サンソフトNo.707H、太陽化学(株)製〕
・アニオン性界面活性剤(4):ラウリン酸ナトリウム

Claims (6)

  1. (A)分子中に、アミノ基及び4級アンモニウム基から選ばれる基を1種以上有するモノマー単位(a)と、−SO2−で表されるモノマー単位(b)とを有し、モノマー単位(a)を全モノマー単位に対して10〜99モル%含み、かつモノマー単位(b)/モノマー単位(a)のモル比が0.01〜1である水溶性高分子化合物を含有する食器洗浄機用仕上げ剤組成物。
  2. 前記(A)水溶性高分子化合物のモノマー単位(a)が、下記一般式(1)で表される化合物及び/又は一般式(2)で表される化合物に由来する請求項1記載の食器洗浄機用仕上げ剤組成物。
    Figure 2008156520

    [式中、R1、R2、R3、R7、R8、R9は、それぞれ独立して、水素原子、水酸基又は炭素数1〜3のアルキル基である。X、Yは、それぞれ独立して、炭素数1〜12のアルキレン基、−COOR12−、−CONHR12−、−OCOR12−、−R13−OCO−R12−から選ばれる基である。ここでR12、R13は、それぞれ独立して、炭素数1〜5のアルキレン基である。R4は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR12C=C(R3)−X−である。R5は炭素数1〜3のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ベンジル基であり、R6はヒドロキシ基、カルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基で置換されていてもよい炭素数1〜10のアルキル基、又はベンジル基であり、R6がアルキル基、ヒドロキシアルキル基、又はベンジル基の場合は、Z-は陰イオンを示す。R6がカルボキシル基、スルホン酸基、硫酸エステル基を含む場合、Z-は存在せず、R6中のこれらの基は陰イオンとなる。R10は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基又はR78 C=C(R9 )−Y−である。R11 は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。]
  3. 前記(A)水溶性高分子化合物が、分子中に、アニオン性のモノマー単位(c)を有し、モノマー単位(a)/モノマー単位(c)のモル比が、10/90〜90/10である請求項1又は2記載の食器洗浄機用仕上げ剤組成物。
  4. 更に、(B)界面活性剤を含有する請求項1〜3の何れか1項記載の食器洗浄機用仕上げ剤組成物。
  5. 更に、(C)ビルダーを含有する請求項1〜4の何れか1項記載の食器洗浄機用仕上げ剤組成物。
  6. 食器洗浄機により食器洗浄機用洗浄剤を用いて食器を洗浄後、請求項1〜5の何れか1項記載の食器洗浄機用仕上げ剤組成物を含んだ濯ぎ水で食器洗浄機により食器の濯ぎ処理を行なう食器の仕上げ方法。
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